2012年03月07日

一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし2

一ノ蔵 ひやおろし 池袋西武で試飲・購入。

 秋の試飲販売で「好みだけど、もう少し置きたいなあ」と思って購入・保存していた「一ノ蔵 ひやおろし」を開栓。

 そういえば、松島湾から少し内陸に入った大崎市松山にある「一ノ蔵」も、津波は免れたものの、東北地方太平洋沖地震による大きな被害を受けた。

 幸いスタッフは無事だったが、多くの商品が失われ、原料米が損なわれ、蔵・設備が倒壊した。

 復旧をめざすも、度重なる余震により振り出しに戻される。

 築いてきたもの・環境が失われることの悲愴感・喪失感、元に戻せないことの徒労感は、いかばかりだろうか。


 個性のないベタ甘の日本酒が蔓延していた時代に、飲み飽きないドライな酒質を追求した「一ノ蔵」は、よっしん父が愛飲していた蔵のひとつだ。

 そのため、幼いころから「一ノ蔵」の名・マークに親しんできた。 そして、お酒を飲むようになってからは、「一ノ蔵」の味わいに親しんできた。

 個人的な思いだけれど、そんな思い入れのある蔵だからこそ、「一ノ蔵」にはがんばってほしい。


 さて、今回開栓した「一ノ蔵 ひやおろし」は現在、1年の熟成を経た状態。

 梨・ビワのような果実香に、お米のような香りが重なってやさしい印象。 さわやかさと落ちつきが同居している。

 キメの細かい、しっとりとした口当たりで、濃厚そうなイメージをかきたてる。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、酸味・旨味は鮮やかで、キリリと引き締まった印象。 これが「一ノ蔵」の魅力だ。

 温めることで調和が取れて、ミルキーな飲み口になる。 前日に飲んだ「英勲 純米酒」よりも香り高く、軽快で洗練された印象を受けた。


【宮城県大崎市 一ノ蔵】 特別純米酒(生詰)
 1800ml:2518(2643)円   720ml:1264(1327)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1.5
 原料米:蔵の華・ササニシキ(ともに宮城県産)   精米歩合:55%
 酵母:自社酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.6


「一ノ蔵」の過去の記事
「一ノ蔵 燗上がり純米酒」(2007年01月
「一ノ蔵 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年12月
「一ノ蔵 特別純米原酒 杜氏の隠し酒」(2011年02月
「一ノ蔵 特別純米生原酒 にごり酒」(2006年12月
「一ノ蔵 リンゴ酸高生産性多酸酵母使用 純米大吟醸生原酒」
 (↑2010年08月
「一ノ蔵 すず音 発泡純米」(2007年09月2005年12月
「日本酒天国2007 東京大試飲会」(2007年10月

rain_of_tears at 21:15│Comments(0)TrackBack(0)clip!宮城のお酒 | 好み度2★★

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