好み度2★★

2015年08月25日

梵 純米55 特別限定 純米酒 磨き五割五分2

梵 純米55 地元の居酒屋さんにて飲む。

 このお店には、固定メニュー・期間限定メニューを合わせ、常時20種類近くの日本酒があります。

 そんなお酒たちの中でよく飲むのが、「梵 純米55」。

 常連さんにファンが多いのか、期間限定メニューのはずが半年以上メニューに載り続けています。

 あれ、限定メニューにまだ名前がある、よしまた飲もう。 そんな思考・行動を今日もまたくりかえします。



 まずは冷温でいただきます。

 米粉を思わせるソフトな香り。 まろやかな口当たりが、やさしい甘味・旨味を引き立てる。

 この甘い飲み口は、飲み手の好みによって印象を左右しそう。

 もっとも、ボリュームは淡麗〜中庸で、全体的にはサラリと軽妙な味わいに仕上がっている。

 個人的には、個性・おもしろみがあって、冷温でも好み。



 次にぬる燗でいただきます。

 お米らしい香味がより引き立ち、酸味が強調されて、味わいに幅が出てくる。

 しっかりと酸の存在感を楽しめるので、あたためた方がさらに好み。



 良い意味で刺激の少ない、派手さのないお酒。 そんな酒質を好む人におすすめです。

 温度変化による味わいの変化が大きいので、好みの温度帯を探る楽しさもあります。



【福井県鯖江市 加藤吉平商店】 特別純米酒
 1800ml:2,381(2,571)円   720ml:1,190(1,285)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+4
 原料米:(麹米)山田錦(兵庫県特A地区産)、
      (掛米)五百万石(福井県産)
 精米歩合:55%
 酵母:KZ10号(自社酵母)   酸度:1.7


 「梵」加藤吉平商店は、アルコール添加酒を造らず、純米酒のみを造る完全純米酒蔵。

 蔵の平均精米歩合38%(2014BY)という、全国屈指の高級酒路線を歩む。

 そして、醸したお酒はすべて長期氷温熟成してから出荷するという、品質の管理、旨味の追求にも余念がない。


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水葵 特撰吟醸酒2

水葵 特撰吟醸酒 地元の居酒屋さんにて飲む。

 群馬の「水葵」・・・はて?

 「水芭蕉」・「谷川岳」で知られる永井酒造の限定流通商品とのこと。

 (後で調べてみたところ、蔵のホームページでも言及なし)

 ひさしく飲んでいない蔵の、しかもめずらしいお酒。 これは飲みたい!



 ということで、冷温でいただきます。

 酸味を想起させる果実様の香りではなく、花ようなやわらかい香り。 揮発するアルコールがスッと鼻を刺激する。

 サラサラと粒子を感じるような口当たりが特徴的。 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、おだやかな旨味が楽しめる。



 甘く華やかな印象で始まり、それで終わってしまう香り酒とは趣向が異なる。 落ち着いていて、飲み疲れない。

 1杯では飽き足らず、思わずおかわり。 そんな吟醸酒に、ひさしぶりに出会えました。



【群馬県利根郡川場村 永井酒造】 吟醸酒


「水芭蕉」「谷川岳」「水葵」の過去の記事
「谷川岳 超辛純米」(2004年09月

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2015年08月21日

雨後の月 純米吟醸2

 池袋東口の「和さび」にて飲む。

 広島にこだわった「和さび」。 約10年前に従姉の結婚式の2次会で訪れて以来、ひさしぶりの来訪です。

 当時の店舗から、数年前に現在地へお引っ越し。 現在の店舗という意味では、初めて訪れます。


 お酒メニューは広島づくし。

 最初は呉の「雨後の月 純米吟醸」。 冷温でいただきます。

 桃・マスカットを思わせる果実香。 やさしい甘味・旨味と芯の通った酸味を感じる、芳醇な味わい。

 ボリュームはひかえめながら、しっかり個性があるためか、食事に負けずに渡り合える。


 食中酒として活躍できる純米吟醸。



【広島県呉市 相原酒造】 純米吟醸
 1800ml:2,850(3,078)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:山田錦
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.5


「雨後の月」の過去の記事
「雨後の月 特別純米酒」(2007年03月2004年05月2004年03月
「雨後の月 純米吟醸 山田錦」(2004年11月
「雨後の月 特別純米 レトロ」(2010年09月

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2015年08月20日

黒牛 純米酒 本生無濾過2

 大宮駅西口の立ち飲み日本酒バー「角打ち 酒屋の隣」にて飲む。

 酒販店の「石丸商店」が、店舗のとなりで営んでいる日本酒バーのようです。


 外観・内装ともに木で統一されていて、田舎(郷里)の納屋・蔵を思い出す、あったかく落ち着いた雰囲気。

 注文のたびに先払いする方式でした。


 今回のスタートは、「黒牛 純米 生」。

 冷温でいただきます。

 生酒らしいインパクトある香りで、さわやかな吟醸香もひそむ。 なめらかな口当たりとまろやかな甘味・旨味が、濃厚な飲み口を演出する。

 しかし、濃厚といっても、飲みづらさとは無縁。 良質な水を感じさせるクリアな味わいを中心としたバランスの良さが魅力。


 良いスタートが切れました。



【和歌山県海南市 名手酒造店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,667(2,880)円   720ml:1,286(1,389)円
 アルコール度数:18.1   日本酒度:+4
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)五百万石
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)60%
 酵母:協会9号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.6


過去の「黒牛」の記事
「黒牛 純米酒」(2007年12月
「黒牛 純米 雄町60 瓶燗急冷」(2014年07月

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2015年05月25日

鳳凰美田 大吟醸 別誂至高2

鳳凰美田 大吟醸別誂至高 いただきもの。

 兵庫県特A地区産の山田錦を35%まで削って仕込み、袋しぼりのしずくを斗ビンに集めた大吟醸の原酒。

 最高品質のお米を丁寧に手間ひまかけて醸し、良いところを集めた、蔵を代表する逸品。


 ・・・すごいお酒をいただいてしまいました。 ありがとうございます!


 さっそく冷温でいただきます。

 大吟醸らしく、華やかなリンゴ様の吟醸香がさわやかに広がる。

 とろりと粘度を感じる口当たり。 濃密な第一印象ながらも、クリアに澄みわたった味わい。 スムーズに流れては静かに消えてゆく。


 個人的には、旨味に乏しい点が物足りない。 そして、アルコールの刺激が少し気になる。

 もっとも、この刺激がシャープな印象をつくっているとして、好印象を受ける飲み手も多いかもしれない。



 すっきりさわやかでキレイ。 それでいて個性・風格がある。 吟醸酒の傑作のひとつ。



【栃木県小山市 小林酒造】 純米大吟醸(原酒)
 1800ml:8,000(8,640)円   720ml:3,500(3,780)円
 アルコール度数:16.8   日本酒度:+1
 原料米:山田錦(兵庫県特A地区産)   精米歩合:35%
 酸度:1.1   アミノ酸度:0.8


「鳳凰美田」「美田鶴」の過去の記事
「鳳凰美田 純米大吟醸酒 無濾過本生 黒判」(2013年01月
「鳳凰美田 純米吟醸酒 無濾過本生 若水」(2013年01月
「鳳凰美田 しぼりたて 純米吟醸無濾過 かすみ生 五百万石」
 (↑2010年01月
「鳳凰美田 純米吟醸無濾過生 試験醸造 WINE CELL(ワイン酵母)」
 (↑2012年09月

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2014年12月31日

幻 大吟醸 白箱2

誠鏡 幻 大吟醸 大みそかに祖父母の家にて飲む。

 いただきものとのこと。

 今期NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)の舞台となった広島県竹原市には、個性的な実力派の3つの酒蔵があります。

 「誠鏡」「幻」中尾醸造、「竹鶴」竹鶴酒造、「宝寿」「龍勢」藤井酒造の3蔵。

 今回の中尾醸造は、りんごの花から採集したリンゴ酵母を1940年ごろから使用する蔵。

 リンゴ酵母を安全に純粋培養するために高温糖化酒母を開発し、1948年・1950年の全国清酒品評会で1位を獲得するなど、現在の吟醸酒づくりの基礎をつくりました。


 1978年に登場した「幻 白箱」を、冷温でいただきます。

 リンゴ様の華やかな香り。 酵母の採取元とお酒の香りには関連がないとはいえ、吟醸香特有のリンゴ様の香りがある。

 しっとりとした口当たりで、緻密さとやわらかさを感じる、上品で甘い印象から始まる。

 含み香は過度にふくらむことなく、スムーズに平面的に流れてゆく。


 香りが邪魔をしない、食中酒としても楽しめる、さわやかでなめらかな大吟醸。



【広島県竹原市 中尾醸造】 大吟醸
 1800ml:4,970(税込5,367)円   720ml:2,280(税込2,462)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+5
 精米歩合:50%   酵母:リンゴ酵母(AP-1)
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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2014年12月11日

七賢 純米吟醸 ひやおろし 2012BY2

七賢 純米吟醸 ひやおろし 池袋東武で試飲・購入。

 「七賢」「大中屋」などを醸す山梨銘醸は、山梨でもっとも創業が古く、そしてもっとも生産規模の大きい蔵。

 したがって、山梨県を代表する酒蔵といっても良いでしょう。

 今回のお酒は、そんな「七賢」の秋限定酒。

 2013年秋に購入していた半年熟成の酒を、さらに1年常温熟成させたもの。


 試飲したときに、落ち着いた風味が気に入ったものの、少し物足りない印象。

 「熟成させるとさらに好みになるのでは・・・」という予感にもとづいて熟成させたお酒の味わいはいかに?

 まずは、常温でいただきます。



 水の良さを感じさせるミネラルの香りに、かすかにヨーグルト様の香りがひそむ。 純米吟醸とはいえ、吟醸香・果実香はない。

 常温で放置したわりには、色も香味もほとんど変化していない、淡麗型の酒質。

 やや酸味が勝った味わいで、アルコールの活きた鋭い切れあがりを見せる。

 余韻に熟成したお酒ならではのおだやかさが感じられる。


 ぬる燗にすると、硬質・無機的な雰囲気がうすれてまろやかになり、バランスが取れてくる。



 アルコールらしさを感じる淡麗・ドライなお酒を好む人は冷温で。 やさしい味わいのまろやかなお酒を好む人は燗で。

 熟成による変化は少なかったものの、温度変化による味わいの変化はきちんと存在するお酒でした。



【山梨県北杜市 山梨銘醸】 純米吟醸(生詰)
 720ml:1,143(税込1,234)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+5
 原料米:夢山水(北杜市産)   精米歩合:60%
 酵母:協会901号   酸度:1.2   アミノ酸度:1.1

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2014年11月21日

旭日(きょくじつ) 生もと純米2

旭日 生もと純米 池袋東武で試飲・購入。

 複数の蔵が参加する試飲販売「滋賀県の酒まつり」のために、「旭日」藤居本家が池袋東武に初来店。

 試飲会以外で出会うのは初めてです。

 いろんな蔵のお酒を試飲して選んだのが、初めて出会った「旭日 生もと純米」。


 蔵の方によると、このお酒は酵母無添加の生もと。

 生もとは空気中の乳酸菌を利用して殺菌し、発酵の準備をする手法。 さらに、酵母まで空気中のものに任せたという、挑戦的なお酒です。



 総けやき造りの仕込蔵に住む微生物たちによって醸されたお酒。 さっそく、冷温でいただきます。

 稲ワラのような穀物様の香りに、ヨーグルトのようなクリーミーな香りがひそむ。

 まろやかな飲み口ながら、甘味は少な目で、苦味が目立つスッキリとした味わい。 甘味の少ないヨーグルトのイメージ。


 ぬる燗にしてみると、苦味が隠れてまろやかさが増す。 やさしい旨味とほどよい酸味が楽しめる。

 派手さや華やかさとは無縁の、さりげなく飲み手の心を引きつける、落ち着いた魅力のあるお酒。



【滋賀県愛知郡愛荘町 藤居本家】 純米酒(生もと)
 1800ml:2,900(税込3,132)円   720ml:1,450(税込1,566)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+2
 原料米:山田錦(杜氏自家栽培)   精米歩合:70%
 酵母:無添加(蔵付酵母)   酸度:1.8


「旭日」の過去の記事
「旭日 特別純米 欅(けやき)」(2005年11月試飲会

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2014年10月29日

陸奥八仙 純米大吟醸 華想い2

 ちょうど2年ぶりに訪れた、銀座の「和酒バー 庫裏」にて飲む。

 「陸奥八仙」の純米大吟醸を飲むのは初めて。


 冷温でいただきいます。

 リンゴ様の香りが華やか。 ボリュームは淡麗ながら、含み香が広がって立体的なイメージ。

 キレイな酸がアクセントとなって、個性・楽しさを演出する。

 香りだけにならない、味も意識した大吟醸。



【青森県八戸市 八戸酒造】 純米大吟醸
 1800ml:6,000(税込6,480)円   720ml:3,000(税込3,240)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:-2
 原料米:華想い(青森県産)   精米歩合:40%
 酵母:まほろば吟酵母   酸度:1.6


「陸奥八仙」の過去の記事
「陸奥八仙 黒ラベル 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み」
 (↑2012年04月
「陸奥八仙 黒ラベル 純米吟醸」(2013年08月
「陸奥八仙 赤ラベル 特別純米 無濾過生原酒」(2012年12月
「陸奥八仙 青ラベル 特別純米 無濾過生原酒 ふなざけ」
 (↑2013年01月2012年12月
「陸奥八仙 どぶろっく」(2012年12月
「陸奥八仙 prototype 2013 試験醸造酒」(2013年07月

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2014年10月05日

酔鯨 純米大吟醸 旭友2

酔鯨 純米大吟醸 旭友 いただきもの。

 よっしん父が愛飲してきた高知の「酔鯨」は、よっしんが人生で初めて飲んだ日本酒。

 今まで飲んできた900近くの酒蔵・銘柄のなかでも、特別な存在です。


 今回の「酔鯨 純米大吟醸 旭友」は、蔵の豊かなラインナップの中でも高級酒のひとつ。

 試飲販売でしか体験したことがなかった、家でじっくり飲むのは初めてというお酒。


 では、冷温でいただきます。 メロン・柑橘系の酸味を想起させる吟醸香が上品。

 しっとりとした、きめ細やかな口当たりで、雑味のないクリアな酒質。

 お米をぜいたくに磨いたお酒だけあって、ふくらみに欠けるものの、華美ではなくおだやかな旨味が息づいている。

 幅を感じさせながらも甘味を排した飲み口と、味切れの良さがこの蔵らしい魅力。



 ひと口だけで辟易してしまう香り酒とは一線を画した、次のひと口を誘う純米大吟醸。



【高知県高知市 酔鯨酒造】 純米吟醸
 1800ml:5,300(5,724)円   500ml:2,510(2,711)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+6.5
 原料米:八反錦(広島県産)   精米歩合:40%
 酵母:熊本酵母   酸度:1.55   アミノ酸度:1.15


「酔鯨」の過去の記事
「酔鯨 吟寿 純米吟醸」(2006年11月
「酔鯨 吟寿 うすにごり 純米吟醸無濾過生原酒」
 (↑2009年06月2003年11月
「酔鯨 吟寿 純米吟醸 生」(2008年09月
「酔鯨 吟麗 純米吟醸」(2007年10月2004年03月
「酔鯨 吟麗 純米吟醸 未濾過すっぴん」
 (↑2011年02月2006年05月
「酔鯨 吟麗 にごり酒 純米吟醸無濾過生原酒」(2009年08月
「酔鯨 吟麗 純米吟醸 しぼりたて(五百万石)」(2011年01月
「酔鯨 純米吟醸 鯨海酔侯 土佐錦」(2012年05月
「酔鯨 純米吟醸 備前雄町」(2010年08月
「酔鯨 山内家ゆかりの酒 純米酒」(2006年05月
「酔鯨 特別純米酒」(2004年01月2003年10月

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2014年10月04日

東洋美人 原点 愛山2

東洋美人 原点 愛山 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 2013年7月28日。

 記録的豪雨がもたらした濁流が、「東洋美人」澄川酒造場を襲いました。

 人的被害がなかったことは不幸中の幸いだったものの、蔵の被害は甚大。

 その痛ましい災害を知った各地からの応援・協力を受け、蔵は奇跡的なスピードで年内に復興。


 そんな感謝の思いと新たな決意を示したお酒が、「東洋美人 原点」。

 では、冷温でいただきます。

 メロン様の吟醸香がさわやか。 薄めの酒質ながら、やさしい甘味、ささやかな酸味が明るく彩る。


 今まで飲んできた「東洋美人」のイメージのとおり。 今年も健在!

 そう思うと同時に、毎年仕込めることの貴重さと、(ほぼ)毎日飲めるありがたさをかみしめるのでした。



【山口県萩市 澄川酒造場】 純米大吟醸(無濾過、生詰)
 1800ml:3,000(税込3,240)円
 アルコール度数:16.5%
 原料米:愛山   精米歩合:50%


「東洋美人」の過去の記事
「東洋美人 純米吟醸 山田錦」(2011年05月
「東洋美人 純米吟醸生 雄町」(2007年12月
「東洋美人 純米吟醸 西都の雫」(2009年04月
「東洋美人 純米吟醸 無濾過生詰 愛山」
 (↑2006年11月2004年11月
「東洋美人 純米吟醸 レトロ」(2010年12月09月

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旦(だん) 純米無濾過生原酒2

旦 純米無濾過生原酒 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 10蔵あまりと数が少ないこともあるけれど、東京で山梨のお酒に出会う機会は少ない。

 東京の隣県なのに、西日本のお酒よりも出会わないというのが不思議なほど。

 だからこそ、めずらしく出会えたら、チャンスは逃せない。


 今回の山梨のお酒は「旦」。 ・・・はて?

 初めての蔵かなと思ったら、「笹一」の笹一酒造の新ブランドとのこと。 気になる!


 ということで、冷温でいただきます。

 生酒らしい、刺激的な香りとなめらかな口当たり。 まろやかな甘味・旨味を、豊かな酸がしっかりと支える、力強い酒質。

 個性に欠けるともいえるし、バランスが良いともいえる、スタンダードな濃醇酒。


 「旦」・・・他の商品、そしてこれからの展開に注目したい銘柄です。



【山梨県大月市 笹一酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,370(税込2,559)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2
 原料米:五百万石・美山錦   精米歩合:60%
 酸度:2.1


 2013BYから笹一酒造の杜氏となった伊藤氏は、「能登四天王」農口尚彦杜氏のもと、石川県「常きげん」で修行した能登流杜氏。


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蒼空 特別純米生原酒 短稈渡船2

蒼空 特別純米 短稈渡船 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 ひさしぶりに出会った「蒼空」。

 先代の急逝、阪神淡路大震災によって一時廃業し、その後復活した伏見の「蒼空」。

 「伏見のお酒=キレイ」というイメージで終わらない、飲みごたえのあるラインナップが魅力です。

 今回は、滋賀県で積極的に使用するようになった短稈渡船を使ったお酒。


 冷温でいただきます。

 蜜入りリンゴ、熟したメロンを思わせる甘い香りがさりげない。

 中硬水のこの蔵らしい、密度を感じるまろやかな口当たり。

 甘味・旨味が中心となって展開するような予感がしながらも、意外にも強めの酸とさわやかな苦味が主体となったシャープな味わい。


 前半は「蒼空」らしく、後半は「蒼空」らしくない。

 好きな酒蔵でも、短稈渡船を使うととたんに味がやせ細る。 そんな経験を何度もしてきたけれど、今回も同様の印象。

 まだお米のあつかいに慣れていないだけなのか、それともお米の特性なのか。



 濃厚でかつ軽妙さも持ち合わせていた山田錦の生熟成をつくらなくなってしまった「蒼空」。

 これからどのような個性を新展開してゆくのか、注目です。



【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 特別純米酒(生、原酒)
 1800ml:3,500(3,780)円   500ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:短稈渡船2号   精米歩合:60%


「蒼空」の過去の記事
「蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦」(2009年11月04月
「蒼空 熟成純米酒 美山錦」(2010年06月
「蒼空 純米酒 美山錦」(2009年03月
「蒼空 純米ひやおろし 美山錦」(2008年10月
「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」
 (↑2007年11月2006年04月

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飛露喜 特別純米 無濾過生詰3

飛露喜 特別純米 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 日本酒を飲み慣れていない人に、ひとまず飲んでもらいたい。

 そんな初心者の心をつかむ魅力をもったお酒のひとつが、この「飛露喜 特別純米」。

 できれば生タイプのインパクトを体験してもらいたかったけれど、今回は火入れタイプ。


 冷温でいただきます。

 リンゴ様のさわやかな香りで、クリアな飲み口はまるで純米吟醸や純米大吟醸のよう。

 やさしい甘味に繊細な酸味が活躍し、キレイに流れてゆく。


 焼酎派いわく「濃いけどさわやか」、甘いお酒を好む方いわく「薄いけど好き」。 なるほど、ボリュームは中庸ということですね。

 濃醇でないからこそ多くの人を魅了する、上質でバランスの良い佳酒。


【福島県河沼郡会津坂下町 廣木酒造本店】
 特別純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:16.8%   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)五百万石
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.6


「飛露喜」「泉川」の過去の記事
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」(2010年02月2005年05月
「飛露喜 特別純米 無濾過生詰」(2007年03月
「飛露喜 吟醸 生詰」(2012年07月

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2014年10月02日

るみ子の酒 生もと特別純米酒 無濾過生原酒

るみ子の酒 生もと特別純米 無濾過生原酒 池袋東武で見かけて購入。

 よっしんが試飲せずに購入する動機は、相当気になったからか、または信頼している蔵だから。


 森喜酒造の「妙の華」・「英(はなぶさ)」・「るみ子の酒」は、生酒よりも火入れ酒のほうが好みなことが多い。

 けれど、森喜酒造のファンとしては、飲んだことのないお酒は飲んでみたい。

 ということで、2つの理由の両方を満たしていたために購入。


 まずは冷温でいただきます。

 華やかさのない、若々しい生酒特有の刺激的な香りが中心。 甘味を切ったドライな飲み口で、強烈な酸味が突出した印象。

 非常にバランスが悪く、飲みづらい。 いわゆる「硬い」状態で、熟成してゆくことで劇的な変化が期待できる酒質。


 火入れ・熟成タイプが後々に発売されると良いなあ。



【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.7%   日本酒度:+7
 麹米:山田錦(徳島産)(精米歩合50%・60%)
 酒母米:山田錦(伊賀産)(精米歩合60%)
 掛米:山田錦(徳島産)・ひとごこち(長野産)(ともに精米歩合60%)
 酵母:協会7号   酸度:2.1   アミノ酸度:1.5


「妙の華(英・るみ子の酒)」の過去の記事
「妙の華 純米酒 きもと山田錦90% チャレンジ90 無濾過」
  あらばしり生原酒:第四章(2008年09月)、第三章(2006年05月)
              第二章(2005年05月)
  火入れ・加水タイプ:第一章(2004年07月)

「妙乃華(妙の華) 山廃一段仕込 無濾過生」(2011年01月
「妙の華 山廃純米吟醸 阿波山田錦」
 (↑2011年06月03月2010年09月
「妙の華 特別純米 無濾過生原酒 備前雄町」
  山廃タイプ:2008年11月
  速醸タイプ:2007年04月2006年09月

「英(はなぶさ) 生もと 特別純米酒」
 (↑2011年06月2010年07月
「英(はなぶさ) 山廃純米 無濾過あらばしり生原酒(白ラベル)」
 (↑2008年11月2007年06月
「英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過原酒(赤ラベル)」
 (↑2012年08月2004年01月
「英(はなぶさ) 特別純米酒(赤ラベル)」(2011年08月
「英(はなぶさ) jyungin 純米吟醸」(2013年01月

「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」
  6号酵母瓶火入れ:2011年02月2009年09月2007年04月
              2006年11月
  6号酵母無濾過生:2012年08月2007年09月
  7号酵母瓶火入れ:2011年02月
  7号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2012年09月(すっぴんるみ子)、2005年12月
  9号酵母瓶火入れ:2004年07月
  9号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2013年01月2008年07月(すっぴんるみ子)

「るみ子の酒 特別純米 活性濁り生原酒」
 (↑2011年01月2008年05月爆発注意酒

「妙の華 特別純米酒 十年古酒」(2006年05月2005年06月

「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 6号酵母」
 (↑2008年09月2007年05月
「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 7号酵母」
 (↑2011年05月2010年01月
「伊賀の舞 純米酒」(2009年10月

「どすこい誉 純米吟醸」
 ↑(2012年08月2011年08月2009年02月[熟成]、2008年10月
   2007年04月2005年02月

「妙の華」「英(はなぶさ)」7種類試飲(2005年06月

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2014年09月17日

醸し人九平次 純米大吟醸 無濾過割水黒2

醸し人九平次、無濾過割水黒 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 千駄木の酒販店「伊勢五本店」との限定コラボレーション商品とのこと。

 量的にだったり、質的にだったり。 今夜はめずらしいお酒に出会えます。

 華やかな岐阜「房島屋」、みずみずしい長野「川中島」、力強い茨城「百歳」に続いて、さわやかな愛知「醸し人九平次」。

 バラエティに富んだ日本酒メニューは、さすが「裏や」です。


 では、冷温でいただきます。

 メロン・梨のような、さわやかな酸味と苦味を想起させる香り。

 水の良さを感じるクリアな口当たりで、やさしい甘味・酸味・苦味が調和したさわやかな味わい。



 弱めのボリュームながら、香味のバランスは秀逸。

 日本酒を飲み慣れていない人にとって、日本酒にハマるきっかけとなるかもしれない逸品です。



【愛知県名古屋市緑区 萬乗醸造】 純米大吟醸(無濾過)
 アルコール度数:14.5%
 原料米:山田錦   精米歩合:50%


「醸し人九平次」の過去の記事
「醸し人九平次 純米吟醸 雄町」(2007年12月
「醸し人九平次 純米吟醸 山田錦」
 (↑2006年07月2005年12月2004年06月
「醸し人九平次 純米吟醸 五百万石」(2006年07月
「醸し人九平次 純米吟醸 ポンヌフ(Pont Neuf)」(2012年10月
「醸し人九平次 吟醸 うすにごり生」(2010年03月

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房島屋 純米無濾過生酒 仕込15号(裏や限定)2

房島屋 純米無濾過生 裏や限定 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 充実の日本酒メニューの中に、「房島屋 純米無濾過生酒 裏や限定」の文字を発見!

 「今だけ」・「限定」に弱い典型的日本人、よっしん。

 この機会を逃したらもう出会えないかもしれないという思いから、さっそく注文。

 冷温でいただきます。

 生酒らしい、そして「房島屋」らしい、フレッシュでさわやかな香り。

 透明感のある飲み口で、みずみずしい甘味・酸味が魅力的。


 味わいの前半にピークがある酒質で、香味ともにわかりやすい魅力があるお酒。 多くの人が「おいしい」と感じそう。

 ただ、個人的にはもう少し香り・甘味が少なめだと好みなんだけどなあ。 ちょっとおしい、もどかしさを感じてしまいます。

 まあ、これは今まで飲んできた「房島屋」に共通する感想なので、良い悪いではなく、好みの問題ですね。



【岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造】 純米酒(無濾過、生)
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 精米歩合:65%   酸度:2.3


「房島屋」の過去の記事
「房島屋 純米吟醸 生酒 おりがらみ 兎心(ところ)」(2012年08月
「房島屋 麻結佳 純米吟醸 無濾過生原酒 吟吹雪」(2012年10月

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2014年08月27日

裏天領 吟醸純米 生貯蔵原酒2

天領 裏天領 吟醸純米生貯原酒 岐阜旅行のおみやげとしていただく。

 ありがとうございます!

 「このお酒ならきっと楽しめるのでは」という自信の言葉とともにいただきました。

 黒い箱・ビンの中央で金色に輝く「天領」の文字。

 シックなデザインでかっこいい!


 このお酒、「天領」の文字が左右反転しています。

 左右反転した文字で”裏バージョン”を表した銘柄が各地にありますが、個人的には幼少期から見慣れた将棋の”左馬”のイメージが強いです。


 文字を反転させるにとどまらず、純米吟醸ではなく吟醸純米と記したり、生貯蔵を生貯と略したりと、好き放題やっている印象です。

 少量限定商品とのことですが、大事なのは希少価値よりも味わい。

 くださった方の「冷やしすぎない方が良いみたいですよ」という助言にしたがって、常温でいただきます。



 リンゴ様の果実香はひかえめで、ハーブ様の香りがスッキリとした苦味を想起させる。

 ほのかな甘味をまといながら、酸味・苦味が引き締まった味わいを形成する。 旨味も繊細かつ複雑に息づいている。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、原酒らしい押しの強さも感じられる。


 繊細でおだやかな魅力が、冷温では封じられてしまい、燗ではぼやけてしまう。 たしかに、常温がベストかもしれません。



 純米酒らしいおだやかさと吟醸酒らしい軽快さを兼ね備えた、バランス型の佳酒。 多くの人に愛されそうです。

 普段お酒を飲まない方がこのお酒を選んだということも驚きです。



【岐阜県下呂市 天領酒造】 純米吟醸(生貯蔵、原酒)
 720ml:1,790(1,933)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.5


「天領」の過去の記事
「天領 純米原酒」(2003年08月

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2014年08月22日

天の戸 SILKY(シルキー) 絹にごり 特別純米生 白麹仕込み2

天の戸 SILKY 池袋東武で試飲・購入。

 全量純米蔵になるだけでなく、新商品の開発にも余念がない「天の戸」。

 以前、黒麹をつかったお酒を飲んだけれど、今回は白麹をつかったお酒。 数年前に登場した商品のようです。

 清掃、時期、つくり方。

 焼酎(泡盛含む)用の黒麹・白麹は、清酒用の黄麹とは性質がちがうので、いつも以上に麹室で気をつかったのでは。

 そんなつくりに関する素人的な心配はさておき、飲む際には、発泡性のにごり酒という点でも特徴的です。



 噴きこぼれないようによく冷やし、注意しながら開栓し、冷温でいただきます。

 ビン内で2次発酵して生まれた元気な炭酸がお酒を撹拌して、うっすらにごる。 泡がはじけるたびにお米の香りが広がる。

 甘味・旨味のやさしさもさることながら、シュワシュワの炭酸の刺激とレモン様の強い酸味が爽快。

 典型的な日本酒の主役であるコハク酸よりも、乳酸やクエン酸の存在を強く感じる、おもしろい味わい。



 夏用という蔵の位置づけも納得の、さわやかなお酒です。

 後日、炭酸が抜けた後に飲んだところ、にごり部分の旨味・苦味が少し重たく感じられました。 燗にして楽しめたけれど、あくまで救済措置。

 乾杯用のお酒として開栓し、炭酸が元気なうちに複数人で飲みきるのが良いかなと思います。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 720ml:1,600(1,728)円   300ml:571(617)円
 アルコール度数:15.2   日本酒度:-2
 原料米:星あかり(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2014年08月、2012年12月03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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2014年08月13日

浦霞 本醸造2

 上野駅入谷改札外、パンダ橋口の脇にある「かよひ路」にて飲む。

 上野駅は東北の玄関口。 ということで、東北を代表する蔵のひとつ、「浦霞」をいただきます。

 「浦霞 本醸造」といえば、全然ちがうタイミング・メンバーだけれど、ちょうど1年前にも飲んだお酒。


 ソフトでクリーミーな飲み口で、やさしい味わい。

 淡麗酒の部類に入るけれど、水っぽさがなく、しっとりと味をたたえているところが魅力。


 これはこれで好み。 落ち着くなあ。



【宮城県塩釜市 佐浦】 本醸造
 1800ml:1,960(2,117)円   720ml:900(972)円
 アルコール度数:15.3   日本酒度:+1.5
 原料米:まなむすめ(宮城県産)   精米歩合:65%
 酸度:1.2


過去の「浦霞」の記事
「浦霞 禅 純米吟醸」(2010年11月
「浦霞 純米吟醸 限定販売品」(2003年12月
「浦霞 生一本 特別純米酒」(2009年09月2004年09月
「浦霞 特別純米生酒 しぼりたて」(2013年04月
「浦霞 特別純米酒 ひやおろし」(2010年12月2004年09月
「浦霞 木桶仕込み 山廃純米酒 貮百八拾號」
 (↑2011年10月2008年05月
「浦霞 純米酒」(2004年12月
「浦霞 本醸造」(2013年08月

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2014年08月03日

あさ開 純米生原酒2

あさ開 純米生原酒 池袋東武で試飲・購入。

 岩手「あさ開」は、思い出深い銘柄。

 学生時代、夏休みに大所帯の奈良旅行をすることになり、主だったメンバー3人で打ち合わせ。

 引率の日本酒・日本史の恩師と一緒に飲んだのが、「あさ開 純米酒」でした。

 歯に衣着せない性分の恩師いわく「悪くはないんだけど、なんか物足りないよなあ」。

 恩師もよっしんも濃醇酒好きなので、抱く感想は同じでした。


 その後、池袋東武での試飲販売で「あさ開」のラインナップをいろいろ経験し、水の良さを活かした淡麗型の酒質だと理解するようになりました。


 今回は池袋東武のために用意したという「あさ開 純米無濾過生原酒」を購入。 昨年記事にした純米吟醸バージョンの姉妹品です。

 無色透明なビンなので、うっすら黄金色になったお酒がよく見えて、おいしそう。 さっそく冷温でいただきます。



 フレッシュで刺激的な香り。 純米吟醸タイプと異なり、華やかな果実香はわずか。

 サラサラと粒子を感じるような口当たりで、ヤンチャで刺激的な酸味とふっくらとした旨味が共存する。

 しだいに甘味が現れ、酸味と混和してジューシーな味わいにまとまる。



 ボリュームは中庸ながら、「あさ開」としては特に濃いタイプ。 淡麗型の蔵でも、飲みごたえのある商品が隠れていることがある好例です。



【岩手県盛岡市 あさ開】 純米酒(生、原酒)
 720ml:1,300(1,404)円
 アルコール度数:17.5
 精米歩合:65%


「あさ開」の過去の記事
「あさ開 純米吟醸生原酒」(2013年09月
「あさ開 純米酒」(2009年04月
「あさ開 純米吟醸 夢灯り」(2007年01月

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2014年07月30日

射美(いび) 吟撰(夏吟) 無濾過生原酒2

射美 槽場無濾過生原酒 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 飲んだことのある蔵が900近くになり、初耳・初見の蔵が着々と減ってきた昨今。

 そんななか、「射美(いび)」を醸す杉原酒造・・・初耳です。

 知らなかった酒蔵・お酒に出会えるのはうれしいですね。

 杉原酒造は、揖斐川の輪中地帯にある、年間製造量60石(1升ビン6000本分)という小さな酒蔵とのこと。


 希少さや人気より、おいしさ(好みのお酒であること)が大切だと思うので、さっそく飲んでみましょう!

 お店の方いわく、「派手でわかりやすい」。

 なるほどたしかに、アルコールの揮発を感じる、生酒らしいフレッシュな香りはインパクト大。

 まろやかな甘味としっかりとした酸が高レベルで拮抗していて、甘口ともドライともいえない緊張感がある。

 若々しいお酒だからか、技術的に荒けずりなのか、華やかで刺激的。 やや平板・単調に感じてしまう短所を上回る長所がある。



 これは、すごいお酒・酒蔵の予感。

 火入れして落ち着いたお酒や、純米タイプも飲んでみたくなります。



【岐阜県揖斐郡大野町 杉原酒造】 吟醸酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,408(2,601)円   720ml:1,203(1,299)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:-2
 原料米:揖斐の誉(AMS18)   精米歩合:60%
 酸度:2.3

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黒牛 純米 雄町60 瓶燗急冷2

黒牛 純米酒 雄町 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 いろいろなお店で見かける・飲む「黒牛 純米酒」は、山田錦でつくられたお酒。

 「黒牛」に雄町バージョンがあるとは、初見・初耳でした。

 気になったら飲む、あるのみですね。


 冷温でいただきます。

 落ち着いたお米の香りのなかに、甘味の少ないメロン様の香りがひそむ。 味の要素がそれぞれ突出せずにまとまった、おだやかな味わい。

 山田錦バージョンよりもドライでシャープな印象。 そして、両バージョンとも、バランスの良さに共通点を感じる。


 ただ、個人的には唯一無二の個性を主張してほしいなあ。



【和歌山県海南市 名手酒造店】 純米酒
 1800ml:2,600(2,808)円   720ml:1,300(1,404)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:雄町   精米歩合:60%
 酵母:協会7号   酸度:1.6


過去の「黒牛」の記事
「黒牛 純米酒」(2007年12月

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村祐 茜ラベル 特別純米 無濾過本生2

村祐 赤ラベル 生 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 日本橋で「アートアクアリウム」を満喫した後、ずっと気になっていたバー「醇」に、ようやく立ち寄れました。

 お酒を飲むと食べなくなる派としては、お酒だけを堪能するスタイルのバーは大歓迎。

 まずは、「村祐 茜ラベル 特別純米酒 無濾過本生」。

 淡麗な酒質が多い新潟県にあって、しっかりと甘味を出してくる個性派の「村祐」。


 さっそく冷温でいただきます。

 多くの人を惹きつけるだろう、桃・洋梨のような甘くさわやかな香り。 まろやかな口当たりとやさしい甘味が個性的で魅力的。

 酸味・苦味もさりげなく息づいていて、どことなく甘口の白ワインを連想させる。



 甘口好きのYさんのお気に入りのお酒だけれど、もしかしたらワインに造詣の深いゆっきーも気に入るかもしれないなあ。

 良い意味で、新潟のお酒への先入観を取っ払ってくれるお酒です。



【新潟県新潟市 村祐酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 1800ml:2,400(2,592)円   720ml:1,200(1,296)円
 アルコール度数:15.5   他はすべて非公開


過去の「村祐」の記事
「村祐 吟醸」(2006年06月
「村祐 吟醸 生酒」(2013年07月
「村祐 茜ラベル 特別純米無濾過生 秋あがり」(2013年10月
「村祐 冴 特別純米 無濾過生」(2005年05月

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招徳 純米吟醸 夏の戯れ2

招徳 夏の戯れ 東京日本橋の「コレド室町」で行われている「アートアクアリウム2014」にて飲む。

 さまざまなデザインの水槽を、光と金魚で彩る「アートアクアリウム」。

 夜にはバーカウンターが設けられ、さまざまなアルコール飲料を片手に会場をめぐることができます。

 日本酒メニューは山口「獺祭」が主力。 話題の銘柄で、日本酒初心者の心をつかむには良いかもしれませんね。

 ただ、濃醇酒ファンにとっては物足りないので、ここは敬遠。


 京都の「招徳 純米吟醸 夏の戯れ」を冷温〜常温で飲みながら、「アートアクアリウム」を満喫します。

 花火に金魚すくい。 「夏の戯れ」という名前にピッタリのイメージの、かわいいデザインのビンですね。


アートアクアリウム2014
 中硬水の伏見のお酒らしい、しっとりとなめらかな飲み口。

 やさしい甘味を基調とした落ち着いた味わいには、「招徳」らしい魅力も感じられる。 オレンジ・きゅうりを思わせる酸味・苦味がさわやか。


 予想よりも軽い印象を受けたので、ビンを見てみると、なんと12%〜13%とアルコール少なめ。

 それでも水っぽく感じさせない、しっかりとした酸とふくらみを感じさせるお酒。



 提供された冷温よりも、しだいに室温に近づいてやさしい甘味が引き立ってきたころが好みでした。



【京都府京都市伏見区 招徳酒造】 純米吟醸
 240ml:444(480)円
 アルコール度数:12.5%   日本酒度:+3
 原料米:五百万石・日本晴   精米歩合:60%
 酸度:1.4   アミノ酸度:1.4


「招徳」の過去の記事
「招徳 西山 純米無濾過生原酒」(2009年03月
「招徳 生もと純米酒」(2008年12月
「招徳 純米吟醸 生一本原酒 竹の皮包み」(2008年03月
「招徳 純米吟醸 無濾過生原酒」(2006年04月
「招徳 純米大吟醸 古酒 H4BY」(2008年09月2004年05月

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2014年07月16日

北島 純米辛口 無濾過生原酒2

北島 純米辛口無濾過生原酒 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 魅力的な日本酒メニューの中に、知らない銘柄を発見。

 「北島」・・・はて?

 世代的に演歌ではなく競泳を連想してしまうそのお酒は、名米・名水に恵まれる滋賀県で生まれたとのこと。

 ラベルには「近江國 安土」の文字。 地名に歴史のロマンを感じながら、冷温でいただきます。


 甘味の少ない生酒に特有の、フレッシュで刺激的な香り。 華やかな果実香はない点では、落ち着いた印象。

 長野「スクウェア・ワン(桝一) 純米酒 生酒」、茨城「稲里正宗 純米 しぼったまんま」にも似ていて、硬くシャープな酒質を連想させる。


 ガツンと硬さ・重さを感じる、インパクトのある口当たり。

 香味ともにアルコールの存在感が大きいものの、強めの酸が奔放に活躍し、新鮮なお酒らしいやさしい甘味も深みを出している。

 非常に切れが良く、後半はストンと味が消える。 前半から後半にかけてのダイナミックな転換は魅力的な個性。

 ただ、甘味だったり酸味だったり旨味だったり、個人的にはもう少し幅や余韻があったほうが好みかな。



 後日、記事にする段階で気付いたのが、北島酒造は「御代栄(みよさかえ)」を醸す蔵ということ。

 申し訳ないながら今まで飲んだ「御代栄」はそれほど印象深くなかったので、そのぶん新ブランド「北島」に革新性を感じました。



【滋賀県湖南市 北島酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,200(2,376)円   720ml:1,100(1,188)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+10
 原料米:玉栄(滋賀県産安土)   精米歩合:65%
 酵母:協会7号・協会10号   酸度:1.8

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亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-242

亀泉 純米吟醸CEL24 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 「亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24」は、高知県の亀泉酒造を代表するお酒のひとつ。

 非常に高い香りと甘酸っぱい味を生み出す、高知県開発の酵母「CEL-24」を使ったお酒です。

 何度も飲んでいるにもかかわらず、なかなか記事にしていないお酒としても、個人的には有名です。


 しかし、今回は堂々と写真付きで登場!

 甘いお酒は好きだけれど、酸っぱいお酒は苦手というYさんに、この甘酸っぱい「亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24」はどう響くのでしょうか。


 冷温でいただきます。


 パイナップルのような、苦味を想起させるさわやかな香りが鮮烈。 この香りは、きつすぎるといって苦手な人も少なくない気がします。

 甘味も豊かながら、酸味・苦味が強調された爽快な味わい。 水っぽいお酒のスッキリさとは異なる、酸味・苦味が引き立てるスッキリさです。

 アルコール度数が低めの原酒ながら、ロックや水割りにしても特徴的な香味は健在。 まろやかさが酸味を包む燗でも楽しめる、飲み方の幅の広いお酒。


 Yさんは酸味に押され気味のようで、「甘いけど、これは苦手」とのこと。 香味のバランスって難しいなあ。



【高知県土佐市 亀泉酒造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:2,800(3,024)円   720ml:1,400(1,512)円
 アルコール度数:14.2   日本酒度:−13.5
 原料米:八反錦   精米歩合:50%
 酵母:CEL-24   酸度:1.8   アミノ酸度:1.1


過去の「亀泉」の記事
「亀泉 純米吟醸 生原酒 CEL-24」(2012年01月

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七ロ万(ななろまん)2

花泉 七ロ万 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 もち米を追加投入する四段仕込みにこだわり、厚みのあるお酒を世に問う「花泉」・「ロ万」。

 今回のお酒「七ロ万」は、出荷直前だけ火入れ(加熱殺菌)した生貯蔵タイプ。


 冷温でいただきます。

 香りは静かで、まろやかな口当たりに密度を感じる。

 熟したメロンのような甘味・酸味が中心となった、豊かな味わいが楽しめる。 香味の特徴が、兵庫「龍力 無濾過生原酒」シリーズと似ている。

 ただ、この「七ロ万」のほうが軽快でやさしい。 キレイで上品な印象さえ受ける。



 淡麗なお酒に満足できなくなってきた。 しっかり味がある、それでいて飲みやすいお酒を飲みたい。

 そんな香味のバランスの良いお酒を求める人におすすめしたい佳酒。



【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造
 純米酒(無濾過、生貯蔵)
 1800ml:1,619(1,749)円   720ml:3,000(3,240)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)たかねみのり、
       (四段目)ヒメノモチ(すべて福島県産)
 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01)


「花泉」「ロ万」の過去の記事
「花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め」(2011年02月
「一ロ万(ひとろまん) 初しぼり無濾過生原酒」(2014年06月

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2014年06月29日

まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り/責め取り 12號仕込み2

まんさくの花 純米吟醸生原酒 2本 池袋西武で見かけて購入。

 先日、長野「けんちの 純米無濾過生原酒」3種類で体験した、同じタンクで生まれたお酒のしぼる工程のちがいの飲みくらべ。

 今回は、秋田の「まんさくの花 純米吟醸生原酒」を2種類飲みくらべてみよう!

 購入したのは、最初の部分「荒走り」と、最後の部分「責め取り」の2種類だけ。

 本来は真ん中の部分「中取り」バージョンも存在しているらしいけれど、池袋西武では2種類しか入手できなかったので少し残念。



 900kgの小仕込タンクで生まれ育った長子と末っ子には、どんなちがいがあるのかな。

 さっそく冷温〜常温で飲みくらべてみましょう。

まんさくの花、純米吟醸生原酒荒走り まずは緑色のビンの「荒走り」から。

 ビン底にオリが沈んでいて、グラスに注ぐとうっすらと霞がかかる。 そして、しばらくすると炭酸の気泡がグラスにつき始める。

 リンゴ様のさわやかな香り。 やや甘味が勝ったみずみずしい飲み口で、オリの影響か、味わいに幅を感じる。

 この蔵らしい、やさしく旨味がふくらむスマートな酒質。 水っぽさを感じさせずに、繊細さが表現されている。



まんさくの花、純米吟醸生原酒責め取り 次に、茶色のビンの「責め取り」。

 こちらは澄んでいて、グラスに注ぐと透明なゆえにお酒本来の色が見えてくる。

 香りの印象は「荒走り」と同様。 同一の規格・造り・タンクなので味わいもよく似ている。

 しかし、旨味・酸味・苦味のおかげか甘味はそこまで目立たず、バランスが良くなっている。



 両者のちがいは、甘味が強調される常温になってくると歴然。 「責め取り」のほうが落ち着いていて、クドさがない。 個人的に「責め取り」のほうが好み!



 大吟醸から純米酒まで、落ち着いた味わいの熟成酒を得意とする蔵ながら、新酒の生酒でも魅力的なお酒を世に問う。 しかも同一タンクによる飲みくらべができる。

 お酒好きには非常にうれしい存在です。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:自社培養酵母   酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

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2014年06月11日

けんちの 純米無濾過生原酒 あらばしり/直汲み中取り/せめ2

川中島 けんちの 3種 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 お酒メニューに「けんちの」なる、見慣れない長野のお酒を発見。

 しかも同じタンクのお酒の、しぼり段階のちがいによる3種類の飲みくらべ。

 これは気になる!


 なんと、「川中島」「幻舞」の千野麻里子杜氏のご主人、千野健一氏が造ったお酒とのこと。

 なるほど〜! 「けんちの」は、千野健一氏の名前をとって名付けられた銘柄なんですね。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう。

川中島 けんちの あらばしり まずは、最初に流れ出てくる「あらばしり」から。

 「けんちの」の文字が映える、黄色いラベル。

 しっかりオリ引きしてあるからか、ほとんど無色。

 この蔵のお酒らしい、甘く華やかな香り。 豊かな甘味をヤンチャな酸味が支える、みずみずしい飲み口。

 審査というわけではないけれど、M-1グランプリの最初の組のように、この味わいが比較の基準になります。


川中島 けんちの 直汲み中取り 次は、澄んだ中間部分を集めた「中取り」。

 赤紫のラベルに赤い文字は、少し見づらいですね。

 香りも味も濃厚な甘さが強調され、インパクト大。

 良くも悪くも、個性となる雑味が少ないからか、ストレートな味わい。


川中島 けんちの せめ 最後に、強い圧をかけてしぼり出した「せめ」。

 赤い文字が映える、反対色の緑ラベル。

 上記2つと同様、華やかな香りは健在。

 甘味・酸味だけでなく、旨味・苦味なども感じられて複雑な印象。 おだやかな一面もある。



 同じタンクで生まれた同じ規格・造りのお酒なので、3本とも非常に似ている。 1つだけ飲んでどのお酒かを特定することは難しいかもしれない。

 ただ、3つとも飲みくらべれば、どれがどれかを特定することは、そう難しくはない。 Yさんにシャッフルしてもらったところ、3つとも正解!



 個人的な好みとしては、「あらばしり」、「せめ」、「中取り」の順番かな。 一般的にもっとも上質とされる中取りは、少し単調に感じられました。

 同じお酒の、しぼった工程の違いによる味わいの差を実感できて、良い体験になりました。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.5%
 精米歩合:65%

「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」 (赤ラベル)
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.1

「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」 (黄ラベル)
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.2


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2014年03月2011年06月
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」(2014年03月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年03月01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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