千葉のお酒

2014年10月14日

腰古井(こしごい) 純米酒

腰古井 純米酒 鴨川シーワールドホテルにて購入。

 魅力的な魚たちを見て・食べて堪能した1日の終わり。

 はるばる房総半島に来たのだから、地元のお酒を飲みたいなあ。

 ということで、勝浦の「腰古井 純米酒」を購入。

 蔵を代表する、ロングセラー商品とのこと。 さっそく常温でいただきます。


 アルコールの揮発した香りが中心となった、落ち着いた雰囲気。

 硬水由来のねっとりとした口当たりで、ナッツ様のオイリーな要素も含まれる重厚な飲み口。

 乳酸が強調された力強い酸味が主体で、アルコールの刺激・熱さがストレートに伝わってくる。

 昔ながらのお酒といった印象で、ふと「笹祝 別撰本醸造」を連想した。


 さわやかさ、飲みやすさといった万人受けを目指さず、従来の酒質を踏襲している印象。

 けっして好みの味わいではないけれど、下手に流行を追わない姿勢に強い意志を感じました。



【千葉県勝浦市 吉野酒造】 純米酒
 1800ml:2,267(2,448)円   720ml:1,124(1,213)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+7
 原料米:五百万石   精米歩合:60%
 酸度:1.8   アミノ酸度:1.8

rain_of_tears at 21:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年07月31日

KINOENE(甲子) APPLE 純米吟醸 リンゴ酸高生産性 多酸酵母使用3

甲子 アップル 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「陸奥八仙 プロトタイプ」の次は、「甲子 アップル」。

 リンゴ酸の豊富なお酒なので、その名もアップル。

 今まで池袋東武で何度となく試飲してきた「甲子」は、同じ千葉にある「木戸泉」の強烈な個性にかくれ気味の印象。

 キレイな「甲子」、乳酸たっぷりの「木戸泉」。 連続して試飲したら、「木戸泉」を選んでしまいます。

 ところが近年、「甲子」は個性的なお酒に挑戦しているようです。 リンゴ酸高生産性多酸酵母を使ったお酒自体も、ひさしぶりの体験です。



 では、冷温でいただきます。

 店内の光の影響か、わずかにレモン色を感じる程度で、ほぼ無色。

 リンゴのような酸味を想起させる、フレッシュでさわやかな香り。

 豊かな甘味と、苦味を帯びたさわやかな酸味が印象的で、どことなく白ワインに似た雰囲気も感じる。



夏野菜のバーニャカウダ

 12種の夏野菜のバーニャカウダ。 12か所に盛りつけられているけれど、実際には13種類。 にんにくを効かせた塩麹でいただきます。

 野菜の甘味・苦味をさわやかに引き立て、麹の風味と寄り添い、油気を切って口の中をリセットする。 この芸当は、さすが日本酒。


牛すじ煮込み

 牛すじ煮込みにも合う。

 爽快な味わいで、合わせられる料理の幅も広い。 すばらしい食中酒に出会えました。



【千葉県印旛郡酒々井町 飯沼本家】 純米吟醸(生)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:−15
 原料米:五百万石   精米歩合:55%
 酵母:協会77号(リンゴ酸高生産性多酸酵母)   酸度:2.5


リンゴ酸高生産性多酸酵母を使用したお酒の過去の記事
「秋鹿 純米吟醸 多酸酵母」(2006年12月
「秋鹿 クレマンドノゼ」(2006年12月
「秋鹿 純米吟醸 多酸古酒 仕込第参拾弐號 槽口直汲 山田錦」
 (↑2010年06月
「一ノ蔵 リンゴ酸高生産性多酸酵母使用 純米大吟醸生原酒」
 (↑2010年08月

rain_of_tears at 20:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年05月03日

不動 山廃純米 長期熟成2

不動 山廃長期熟成 祖父母の家にて飲む。

 千葉の叔父が用意した、千葉のお酒。 成田らしい、その名も「不動」。

 「仁勇」ブランドで知られる鍋店(なべだな)が、新ブランドとして発売開始したのが「不動」シリーズ。

 生酒にこだわった「不動」のラインナップのうち、2回火入れされためずらしい商品がこの「不動 山廃純米 長期熟成」。

 年間600本という限定商品とのこと。

 おー、すごい!


 常温でいただきます。

 約4年間の熟成を経たお酒は、キレイな黄金色。

 やさしい熟成香と甘味から入り、静かに展開する。 雑味やクセとは無縁の、まろやかな酒質。

 力強い押しはなく、静かに消えてゆく。 やや冷やすと酸味が、ぬる燗にすると旨味が強調されるものの、やさしいイメージは統一されている。

 無理なく飲めてゆっくり楽しめる、熟成酒の魅力の1つを体現しているお酒。



 21歳になった従弟も熟成酒が好みらしく、酒飲みのDNA・英才教育はすごいなぁと感心してしまいました。



【千葉県成田市 鍋店】 純米酒(山廃、無濾過)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:(1300)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:トヨニシキ(秋田県大潟村産、無農薬栽培)
 精米歩合:60%   酸度:1.8   アミノ酸度:1.9


「仁勇」・「不動」の過去の記事
「不動 純米吟醸 無濾過生原酒 吊し搾り」(2010年02月

rain_of_tears at 19:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年04月27日

寒菊 純米無濾過生原酒 しぼりたて3

寒菊 純米無濾過生原酒 池袋西武で試飲・購入。

 初めて出会った、千葉「寒菊」の試飲販売。

 九十九里浜の中央部、太平洋に面した山武(さんむ)市は、山武(さんぶ)郡から市になった地域。

 読み方がちがうといえば、宮城県の登米(とめ)市の登米(とよま)町を思い出しました。

寒菊 純米無濾過生原酒 試飲して気に入って購入したのは、地元産のコシヒカリを使った「寒菊 純米無濾過生原酒」。

 千葉県産コシヒカリといえば、早場米の習慣から、8月中旬に収穫が始まることでも有名ですね。


 冷温でいただきます。

 うっすらとにごっている。 サラサラと粒子を感じる口当たりで、ドライな第一印象。

 甘さひかえめの酒質ながら、生原酒らしい濃厚な飲み口と、豊かな旨味のおかげでまろやか。


 華やかな香りや甘味で勝負するお酒ではなく、落ち着いた旨味で勝負するお酒。

 インパクトは小さいかもしれないけれど、飲めば飲むほど魅力が増してくる。 飲みごたえもあって、好み!


 コシヒカリも、うまくつくると濃醇なお酒になるという見本ですね。



【千葉県山武市松尾町 寒菊銘醸】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:コシヒカリ(千葉県産)   精米歩合:60%
 酸度:1.7

rain_of_tears at 23:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年03月02日

五人娘 なんじゃもんじゃ 生もと純米80% 無濾過生原酒 亀の尾仕込み3

五人娘 なんじゃもんじゃ 亀の尾仕込み 蔵から直接取り寄せる。

 明治時代の品種である亀の尾をあまり削らずに、空気中の乳酸菌で殺菌し、空気中の酵母で醸したお酒。

 自然をテーマにした蔵らしい、昔ながらのつくりですね。


 では、常温でいただきます。

 この蔵にしてはめずらしく、生もと特有のヨーグルト様の香りはひかえめ。

 白菜、米粉・求肥のようなソフトな香りが主体で、かすかにアルコールの刺激もある。

 口当たりからボリューム感がありながら、甘味をそぎ落としたドライな飲み口で軽快。 そのぶん、やんちゃな酸味、プリンスメロン様のさわやかな苦味が引き立つ。

 青いバナナを思わせる雰囲気は、「田从 山廃純米酒」、「刈穂 Y2 60-No.12」に似ている。

 余韻に、かすかに生熟成のアーモンド香があって好み。



 ただ、良くも悪くも、つくりの難しい亀の尾らしさなのかな? アルコール度数が高いゆえのパンチ力のわりに、味自体はほっそりとしているところがもったいない。



【千葉県香取郡神崎町 寺田本家】 純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+6
 原料米:亀の尾(つくばみらい市産・香取郡東庄町産、無農薬栽培)
 精米歩合:80%   酵母:無添加(蔵付天然酵母)
 酸度:3.0   アミノ酸度:2.4


「香取」「五人娘」などの過去の記事
「香取 生もと純米90% 無濾過生原酒」(2011年03月2010年03月
「香取 生もと純米 自然酒80」(2011年01月
「坊主のどぶろく (醍醐のしずく にごり)」(2008年03月
「醍醐のしずく 菩提もと仕込み」(2013年01月2008年03月

rain_of_tears at 22:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年01月17日

醍醐のしずく 菩提もと仕込み 2012(H24)BY 仕込み7号4

五人娘 醍醐のしずく 蔵から届く。

 寺田本家は蔵に直接注文が可能。 しかも、季節限定の商品も購入できるので、非常に便利です。

 2年ぶりに飲む「五人娘」。

 この間、蔵には大きな大きな変化がありました。

 2010BYまで務めていた藤波良貫杜氏が退職し、2011BYから大野考俊杜氏が就任。

 独自の思想にもとづいて個性的なお酒を醸してきた蔵元、寺田啓佐さんが2012年4月に逝去。 蔵は24代当主として寺田優さんが継承。

 今回飲むお酒は、そんな新体制のお酒。

 大好きな「醍醐のしずく 菩提もと仕込み」は、どんな味になっているのかな。

 菩提もとは、空気中の乳酸菌・酵母菌をつかってお酒をつくる。 生もとより昔、中世に確立した醸造(もと立て)方法です。



 麹の香りと、リンゴ・ヨーグルト様のさわやかな香り。 この香りが甘酸っぱい味わいを想起させる。

 濃厚な甘味と鮮烈な酸味がボリューム満点。 白ワインのような、いや白ワインに負けない味の強さがある。

 同じ千葉の「木戸泉 AFS 生」にも似た雰囲気がある。 日本酒の常識を打ち破れる存在だ。



 やっぱり、「醍醐のしずく」はおいしいなあ。 これからも「五人娘」のお酒たちが楽しみです。



【千葉県香取郡神崎町 寺田本家
 純米酒(菩提もと、無濾過、生、原酒)
 720ml:1450(1523)円
 アルコール度数:13.5   日本酒度:−58
 原料米:コシヒカリ(神崎町産、無農薬栽培)   精米歩合:90%
 酵母:無添加(蔵付天然酵母)   酸度:9.7   アミノ酸度:5.5


「香取」「五人娘」などの過去の記事
「香取 生もと純米90% 無濾過生原酒」(2011年03月2010年03月
「香取 生もと純米 自然酒80」(2011年01月
「坊主のどぶろく (醍醐のしずく にごり)」(2008年03月
「醍醐のしずく 菩提もと仕込み」(2008年03月

rain_of_tears at 22:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年10月31日

木戸泉 純米AFS 2012 生原酒

 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 今日は日本酒に興味を持ったYさんを招待。

 最初は、広く市販されているお酒のなかでもっとも酸っぱいお酒の1つであろう「木戸泉 純米AFS 生」。


 日本酒を小さな枠に閉じこめないように、個性的なお酒を試していただきましょう。

 冷温でいただきます。

 グレープフルーツや梅のような甘酸っぱさと苦味が鮮烈。 日本酒ではなく白ワインだと思って飲んだほうが驚かないかもしれない。

 このさわやかに突き抜けた、唯一無二の個性が好み。



 「ジュースみたいでおいしい。」

 さすが、日本酒に対する固定観念・既成概念・偏見のないYさんです。



【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、生、原酒)
 500ml:1000(1050)円
 アルコール度数:13.7   日本酒度:−31
 原料米:総の舞(千葉県いすみ市産)   精米歩合:65%
 酸度:6.9


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2012年01月2011年01月2010年01月2009年08月01月
   2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2010年08月2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2010年01月2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月
「木戸泉 純米 二十年の古酒」(2012年03月

rain_of_tears at 21:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年03月31日

木戸泉 純米 二十年の古酒3

木戸泉 二十年古酒 秋葉原の「地酒蔵」にて購入していたものを開栓。

 セバさんの家にて飲む。


 開栓するタイミングを逸してしまった「木戸泉 二十年」を、古酒好きのセバさんと堪能しよう。


 黄金色から褐色になりつつあるお酒からは、カラメルのような濃密な熟成香がただよう。

 熟成のおかげか、しっとりとなめらかな口当たり。 落ち着いた飲み口のなかに、豊かな乳酸由来のスッキリ感もある。

 余韻の複雑さ、深さは感動的。 セバさんもご満悦のようすで、なによりです。


 おいしいお酒を飲みながら、色々な話をしながら夜を明かす。 学部生時代以来、すごく久しぶりのことでした。

 セバさんのおかげで、気分が楽になりました。 本当にありがとう!


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、古酒)
 500ml:4124(4330)円   300ml:2500(2625)円
 180ml:1500(1575)円


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2012年01月2011年01月2010年01月2009年08月01月
   2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2010年08月2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2010年01月2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 02:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年01月06日

木戸泉 初しぼり 本醸造 無濾過生原酒 2010BY4

木戸泉 初しぼり2006-07 蔵から直送。 自宅で1年間熟成させたものを開栓。

 2011年2月から、池袋東武に入っていた問屋さんが変わった。 そのため、池袋東武に「木戸泉」が入荷されなくなってしまった。

 もちろん、池袋東武に複数の蔵が集まるイベントにも参加せず。 急に「木戸泉」が遠い存在になってしまった。

 だけど、やっぱり「木戸泉 初しぼり」を飲まないとお正月が来た気がしない。

 ということで、1本だけ残しておいた「木戸泉 初しぼり」を開栓。

 「よっしんの好きな本醸造ランキング」で、ぶっちぎり1位に君臨しつづけているお酒だ。

 無色透明のビンからは、しぼりたての頃より少し濃くなった黄金色のお酒が見える(残念ながら記事の写真は過去のものを再利用)。

 ビンの底には、少しオリが沈んでいて、熟成が進んだことがわかる。

 開栓するとまもなく、全国唯一の高温山廃で仕込む「木戸泉」ならではの、ヨーグルト様の乳酸の豊かな香りが広がる。 いかにも甘酸っぱそうな、さわやかな香りだ。

 とろみを感じるほどのまろやかな口当たりで、ほどなく強烈な酸が走り抜ける。 うわー、やっぱり甘酸っぱい!

 「木戸泉」らしい乳酸を主体とした強い酸と、熟成でさらに幅を増した旨味が、濃醇なボディをつくりあげている。

 これほど濃醇な本醸造は、他に飲んだ経験がない。 いや、たいていの蔵の純米原酒よりも、はるかに濃醇だ。

 この濃醇さとさわやかさの両立が魅力的。 やっぱり、「木戸泉 初しぼり」は良いなあ。


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 本醸造(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2286(2400)円   720ml:1143(1200)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+6
 原料米:総の舞(千葉県産)   精米歩合:65%
 酵母:協会7号酵母   酸度:2.2


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2011年01月2010年01月2009年08月01月
   2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2010年08月2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2010年01月2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 22:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年03月25日

香取(五人娘) 生もと純米90% 無濾過生原酒4

五人娘 香取90 生 京都二条東洞院の「酒BARよらむ」にて飲む。

 漬物に合うお酒といえば、「香取90 生」でしょう!

 もう、どっちが漬物だかわからない(そんなことはないけど)くらいの、乳酸たっぷりの風味。

 「香取」の寺田本家は、無農薬・無化学肥料栽培のお米を、酵母無添加(蔵付天然酵母)で醸し、無濾過のまま出荷する個性的な蔵。

 「試してみて美味しかったら それは自然の味だから」とラベルにあるとおり、「自然」をテーマにかかげている。

よらむ 漬物

 ややにごっていて、ヨーグルトというより漬物っぽい乳酸の香りが豊か。 いかにも酸っぱそうな雰囲気で、実際に飲んでみるとやっぱり酸っぱい。

 酸味の強さに目をうばわれがちだが、甘味があって飲み口はまろやかで、野菜的な苦味がさりげない隠し味になっていることも見のがせない。

 10人のうち9人は「酸っぱくて飲めない」「こんなに濃いと疲れる」と言いそうなこういうお酒、好きです。 残りの1人に深く愛されるお酒。 個性、バンザイ!


【千葉県香取郡神崎町 寺田本家】 純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 1800ml:1780(1869)円   720ml:890(934)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+5
 原料米:コシヒカリ(神崎町産、自然農法)   精米歩合:90%
 酵母:無添加(蔵付天然酵母)   酸度:3.5   アミノ酸度:3.6


「香取」「五人娘」などの過去の記事
「香取 生もと純米90% 無濾過生原酒」(2010年03月
「香取 生もと純米 自然酒80」(2011年01月
「坊主のどぶろく (醍醐のしずく H19BY 仕込み3号)」(2008年03月
「醍醐のしずく 菩提もと仕込み H19BY 仕込み3号」(2008年03月

rain_of_tears at 20:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年01月02日

木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒4

木戸泉 初しぼり2006-07 千葉県いすみ市大原の木戸泉酒造から直送。

 今年もおせちと「木戸泉 初しぼり」を堪能しながら、箱根駅伝(往路)をテレビ観戦。

 今回は超大学級のエースが少なく、5区「山登り」の柏原選手(東洋大)の復調に圧倒的な注目が集まる。

 箱根2連覇中の東洋大と、出雲・伊勢を制し今年度3冠を目指す早大。 優勝争いはこの2校にしぼられているような状況だ。

 ただ、よっしんの注目は拓殖大。 ニコニコドーで指導し、2006年の箱根で亜細亜大を優勝させた岡田監督が、2010年から拓殖大に移籍。

 拓殖大は夏の猛練習を経て、さっそく秋の予選会で1位通過。 本大会でのシード獲得が狙える。 どこまで健闘するか、楽しみだ。


 さて、「よっしんの好きな本醸造ランキングぶっちぎり1位」の「木戸泉 初しぼり」を開栓。

 本醸造というと、化学的な香味・感触がある商品や、淡白・単調な味わいの商品に出会うケースが多い。

 けれど、「木戸泉 初しぼり」はそんな本醸造に対する先入観・偏見を吹き飛ばしてくれる。 はじめて飲んだときに「これは個性的で力強い純米酒だ」と思ったほど。

 酒質の画一化を嫌い、全国唯一の高温山廃による濃醇なお酒をつくる「木戸泉」。 純米酒が濃すぎるから、少し味の薄い(それでも他の蔵の純米酒よりも濃い)本醸造をつくっているようにも感じられる。


 無濾過のまま無色のビンに詰められているので、しぼりたて本来の緑を帯びた黄色が目で楽しめる。

 乳酸の豊かな「木戸泉」らしい、独特のさわやかな香り。 いかにも酸っぱそうで苦そう。 若くやんちゃな飲み口ながら、中盤以降のスムーズさが酸の突出を感じさせない。

 豪快・爽快、という意味ではスッキリ系。

 お正月に「木戸泉 初しぼり」。 新鮮・爽快な気分を満喫しました。


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 本醸造(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2286(2400)円   720ml:1143(1200)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+6
 原料米:総の舞(千葉県産)   精米歩合:65%
 酵母:協会7号酵母   酸度:2.2


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」(2010年01月
  2009年08月01月2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2010年08月2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2010年01月2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 10:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年01月01日

香取 生もと純米 自然酒804

香取 生もと80 新年に、祖父母の家にて飲む。 夕食時に開栓。

 1年前に飲んだ「旭興 生もと純米吟醸 たまか」と同様、栃木に住む親戚からのいただきもの。

 自然・生命をテーマに掲げる寺田本家。 無農薬・無化学肥料栽培のお米を、酵母無添加(蔵付天然酵母)で醸す。

 そうして生まれた純米酒を無濾過で出荷する。

 そんな姿勢を、京都西陣「鵜飼商店」鵜飼さんが支持する。 その影響で「酒BAR よらむ」ヨラムさんや、よっしんが続いてゆく。

 この蔵のお酒を飲んだ人は、「濃い」「酸っぱい」「個性的」「なんじゃこりゃあ」といった、ほめ言葉を連発する。

 お酒らしい、穀物らしいコハク色。

 やさしいヨーグルト様の乳酸の香りやお米の香りを中心とした、おだやかで複雑な香り。 さまざまな味の要素を連想させる。

 まろやかな口当たりで、豊かな酸味・甘味・旨味が練り上げられている。 中盤以降は酸味・苦味が中心となり、爽快に切れる。

 余韻にも、さわやかな乳酸の香りがある。 華美な香りがないぶん、味は濃いのに派手さがない。

 常温より、燗にしてみることで太い味にさらなる一体感が生まれる。 複雑かつ濃厚な味わいがスムーズに流れる。

 低精白のお酒だけれど、雑味が全然目立たない。 これはすごい!

 「低精白 → 雑味が多い」「味が濃い → 飲みにくい」という命題は、常に成り立つわけではなく、偽であるということがわかる。




 白い氷で覆われたスケートリンクでは、滑走中に落ちている黒い髪の毛1本にも気づける。 カーリングでは、髪の毛1本の残存が致命的。

 ところが、屋外の道路では、落ちている髪の毛1本に気づくことはあまりない。 気づいたところで、その道路が不潔だと思うことも、まずない。

 子どもを雑菌から遠ざけるために砂場遊びをさせない。 どろんこになるまで遊ばせて、汚れや傷に対する免疫・自然治癒力を高める。

 キレイなお酒に露呈する、ささいな雑味を批判する。 豊かな酸・旨味を持つお酒を楽しみ、ちょっとやそっとの雑味は気にしない。

 どちらが日常生活として心身ともに健康かなあと、つい思ってしまいます。 もちろん、志をもって前者を選ぶ方の意見も、尊重します。


【千葉県香取郡神崎町 寺田本家】 純米酒(生もと、無濾過)
 1800ml:2060(2163)円   720ml:1030(1081)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)出羽燦々、(掛米)出羽燦々・雪化粧・コシヒカリ(すべて無農薬栽培)
 精米歩合:80%   酵母:無添加(蔵付天然酵母)
 酸度:3.1   アミノ酸度:2.6


「香取」「五人娘」などの過去の記事
「香取 生もと純米90% 無濾過生原酒」(2010年03月
「坊主のどぶろく (醍醐のしずく H19BY 仕込み3号)」(2008年03月
「醍醐のしずく 菩提もと仕込み H19BY 仕込み3号」(2008年03月

rain_of_tears at 18:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年08月05日

岩の井 山廃純米生原酒 夷隅 総の舞2

岩の井 山廃純米 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 試飲せずに購入してしまったので、どんな味なのか不明。

 いやあ、ドキドキするなあ。

 外房・御宿の「岩の井」というと、現代の名工に認定された、酒造歴50年以上の菊池幸雄杜氏が古くから山廃で純米酒を醸してきた。

 今回の「岩の井 山廃純米」は、谷藤杜氏を経て入蔵した横坂安男杜氏によるお酒だ。

 いざ開栓。 常温でいただきます。

 生酒ながら、香りは非常におだやか。 静まりかえっていて、緊張感がある。

 硬水らしい重量感のある口当たりで、くぐもった香りをともなった強い酸が続く。 山廃でたびたび見受けられる、武骨なイメージのお酒だ。

 空気に触れてしばらくして、ようやく香味が開いてきた。 やさしい乳酸のニュアンスや、中盤の旨味のふくらみも出てきた。

 ただ、後口のキレが鋭いぶん、少し飲みごたえ不足に感じられてしまった。 もう少し熟成してからが本領発揮かもしれない。


【千葉県夷隅郡御宿町 岩瀬酒造】 純米酒(山廃、生、原酒)
 720ml:1360(1429)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:総の舞(千葉県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会701号   酸度:1.9

rain_of_tears at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年08月03日

木戸泉 純米活性にごり3

木戸泉 にごり 池袋東武で試飲・購入。

 冷蔵庫で夏を待っていた「木戸泉 にごり」を開栓。

 「夏でも燗酒」を推奨・実践しているよっしんですが、最初の1杯は冷やした活性にごり酒を飲みたい日もあります。

 こんなに暑い夏ですから。

 ビールどころか、サイダーやコーラのような強炭酸飲料も飲まないよっしんにとって、爽快な炭酸飲料といえば活性にごり酒。

 ということで、冷蔵庫にしまってある数本の活性にごり酒の中から、「木戸泉」、キミに決めた!

 ゆっくり慎重に開栓して、ではいただきます!

 冷蔵庫で少しずつ成長・変化したはずだが、新春に生まれたこのお酒はまだまだフレッシュな香り。 ハーブを思わせるニュアンスがさわやか。

 にごり部分が多めで、お米の存在感があるものの、力強い酸と元気な炭酸の活躍で軽い印象も受ける。

 しっかり味があって、なおかつ切れる。 豪快な飲み口だ。 たまには、しっかり冷えたお酒も良いなあ。

 ちなみに、燗にしてふっくらと豊かな旨味を楽しめるのも、このお酒の魅力のひとつ。


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒、にごり)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+1
 原料米:華吹雪(青森県産、自然農法)・ササニシキ(宮城県産、自然農法)
 精米歩合:60%   酵母:協会7号   酸度:2.4


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」(2010年01月
  2009年08月01月2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2010年01月2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 21:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年06月04日

東薫 夢童 特別純米無濾過生原酒2

東薫 夢童 いただきもの。

 千葉の佐原で「東薫」の酒蔵に立ち寄ったとのこと。 蔵で試飲していちばん味のあるタイプということで、おみやげとしていただく。

 伊能忠敬ゆかりの佐原で「東薫」を醸すのは、南部杜氏協会の会長をつとめる及川恒男杜氏。 宮城「浦霞」の平野佐五郎杜氏の薫陶を受けた人物のひとりだ。

 まずは冷温でいただきます。

 無濾過とあって、おいしそうな軽い色づき。 洋ナシを思わせるさわやかな香りで、そのわりに飲み口はドライでおとなしい。

 冷たい状態では味が隠れてしまって、単なるスッキリ系のお酒という印象。 常温に近づくにつれて、麹の風味が現れて、旨味も感じられるようになってきた。

 軽い味わいのなかに、さりげない起伏をそなえているお酒だ。

 燗にしてみたが、これといった変化はなかった。 これは常温で飲むのがベストかな。


【千葉県香取市佐原 東薫酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2857(3000)円   720ml:1428(1500)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:華吹雪(青森県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会901号   酸度:1.6

rain_of_tears at 20:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年03月26日

香取 生もと純米90% 無濾過生原酒4

五人娘 香取90生 京都二条東洞院の「酒BARよらむ」にて飲む。

 広島「竹鶴 生もと」、香川「悦凱陣 神力」、千葉「香取 90生」のパワフル熟成酒セットの3つめ。

 無農薬・無化学肥料栽培のお米を、酵母無添加(蔵付天然酵母)で醸す。

 「試してみて美味しかったら それは自然の味だから」とラベルにあるとおり、「自然」をテーマにかかげる蔵だ。

 鵜飼商店で試飲した3種類や、鵜飼商店で購入して家で飲んだ2種類の記事がまったくアップされていない(毎度ながら反省)のが残念。

 ちなみに火入れタイプ「香取 生もと純米90%」は、ヌカ臭くて酸っぱいみごとな「個性的で飲みにくいお酒」。

 今回の生タイプはややにごっていて、意外とまろやか。 甘味もあって好バランスだ。 これはみずみずしくて好きだなあ。

 「妙の華 チャレンジ90(初年度)」と同様、低精白のお酒は加水・火入れによってヌカ臭さ・酸っぱさが強調されてしまうということか。

 しかし、無濾過生原酒のままではみずみずしい甘味・酸味が楽しめる。

 10人のうち9人は「酸っぱくて飲めない」「こんなに濃いと疲れる」と言いそうなこういうお酒、好きです。

 健康のためにお酢ドリンクを飲んでいる人にも、おすすめです。 お酢よりまちがいなくバランスは良い(笑)。


【千葉県香取郡神崎町 寺田本家】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:1780(1869)円   720ml:890(934)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+5
 原料米:コシヒカリ(神崎町産、自然農法)   精米歩合:90%
 酵母:無添加(蔵付天然酵母)   酸度:3.5   アミノ酸度:3.6


「香取」「五人娘」などの過去の記事
「坊主のどぶろく (醍醐のしずく H19BY 仕込み3号)」(2008年03月
「醍醐のしずく 菩提もと仕込み H19BY 仕込み3号」(2008年03月

rain_of_tears at 21:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年02月05日

不動 純米吟醸 無濾過生原酒 吊し搾り H20BY2

 地元にあたらしくできた和食屋さんにて飲む。

 千葉の酒屋さんと取引しているらしく、お酒のラインナップは新潟の大メーカー淡麗酒「八海山」と、千葉成田の「仁勇・不動」。

 唯一気になった「不動 純米吟醸 生原酒」を燗でいただく。

 ちゃんと色の残ったお酒で、いかにもおいしそう。

 生らしいフレッシュな香りで、ややマイルドな飲み口。 やさしい甘味の奥に旨味が息づいている。

 軽やかながら、お米らしいおだやかな旨味が楽しめる。

 これは良いねー。 お酒好きたちの評判もまずまずでした。

 1つでも飲めるお酒があるとまた来たくなる、というのがよっしんたちお酒好き集団の思考パターン。


【千葉県成田市 鍋店】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2476(2600)円   720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+1.5
 原料米:美山錦(秋田県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8

rain_of_tears at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年01月21日

木戸泉 元日しぼり酒 2010 山廃特別純米 無濾過生原酒3

木戸泉 元日しぼり 池袋東武で試飲・購入。

 その名のとおり、元日にしぼる「木戸泉 元日しぼり」。 今年は早朝4時からしぼったとのこと。

 元日にしぼれるよう計画的に仕込まれるが、人間側の予定なんてあってもないようなもの。

 「お酒は自然・微生物が醸す」というスタンスの「木戸泉」だから、毎年しぼるべきタイミングは変わるし、味わいも変わってくる。

 「久保田」で知られる朝日酒造「元旦しぼり」のような、いくつも仕込んでいちばん良いものを元旦にしぼるという大手とは異なり、「木戸泉」はタンク1本勝負。

 成功か失敗か。 まるで賭けを楽しんでいるかのよう。

 そんな「木戸泉 元日しぼり」は年によってずいぶん味が異なるので、試飲してからでないと安心して買えない。

 年明けに訪れた池袋東武では試飲する機会にめぐまれなかった。 今回やっと試飲でき、そして購入しようと決めた。 試飲後のよっしんのホッとした表情を見て、スタッフのTさんも安心したようす。


 今年の第一印象は「迎春ってラベルがついている」ということ。 おっと、大事なのは外見ではなく味。 味の第一印象はというと、ここ数年でいちばん落ちついている。

 冷やすと感じられる、乳酸のさわやかな香りやグレープフルーツ様の強い酸味は「木戸泉」らしい個性。 いちど飲めば、だれもがブラインドで当てられるのではと思うほど印象的だ。

 常温になるとお米っぽい味が前面に出てきて、ドライでおだやかな飲み口になる。 静かな印象が、かえって豊かな旨味を引き出している。

 これは今までに体験したことのない旨さ。 う〜ん、うまし!

 「木戸泉」の生酒らしい、フレッシュかつ強い酸味を楽しみたいなら冷温で。 「木戸泉」の火入れ・熟成酒が持つ、豊かな旨味の片鱗を楽しみたいなら常温〜ぬる燗で。 温度による表情の変化が劇的です。

 写真を加工している際に気づいたのが、ビンの表ラベルに小さな文字で「原料米:山田錦」と書いてあったこと。 調べてみたら、2007〜2009年は山田錦・華吹雪で、2006年は華吹雪・吟ぎんが。

 オール山田錦の仕込みの「元日しぼり」は初めて? それで味の印象がまたちがうのかな?

 少し値段が上がったなあと思っていたけれど、それも全量を山田錦にしたことが影響しているのかなと思った。


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会7号



「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」(2010年01月
  2009年08月01月2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒 H19BY」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 19:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年01月02日

木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒4

木戸泉 初しぼり 千葉県の木戸泉酒造からとどく。

 箱根駅伝といえば、このお酒。 おせちを食べて「木戸泉 初しぼり」を飲みながら埼玉の大学を応援しますよー。

 昨年王者の東洋大、2年連続2位の所沢体育大学(早稲田大)、城西大、大東文化大、故郷本庄からすぐの上武大。

 めずらしく見る海に気をとられてはいけないぞ!(笑)

 もちろん、どの大学・選手もいい走りをしてほしい。


 さて、今年もやってきました「よっしんの好きな本醸造ランキングぶっちぎり1位」の「木戸泉 初しぼり」。

 これほど酸味たっぷりで濃厚でスムーズな本醸造は、今まで他に類を見ない。

 本醸造というと、アルコールの化学的な感触がある商品が多いように感じられる。 一方、少数ながら違和感なく飲める商品はというと、味気なく物足りない。

 けれど、「木戸泉 初しぼり」はそんな本醸造に対する先入観・偏見を吹き飛ばしてくれる。 はじめて飲んだときに「これは個性的で力強い純米酒だ」と思ったほど。

 本醸造の化学的な香味が苦手なよっしんにとって、「これならなんとか飲める」という域を超えて「これが飲みたい」とまで思わせるお酒だ。


 なんでこんなにスムーズで、自然に感じられるんだろう? と思うと、添加するアルコールは、地元の自然栽培米からつくった純米酒を蒸留した自家製の米焼酎。 なんだ、生まれも育ちも一緒だからか。

 そこまで手間をかけて本醸造をつくる理由は、たぶん1つ。 純米酒が濃すぎるから。 ライト層向けに、味を薄めた本醸造をつくってるんだと思う。 それでもじゅうぶん濃いけど。

 「味が薄いタイプが好きだから本醸造にしよう」と発想が通じない、パワフルな本醸造。

 毎年お年賀としても利用しているから、贈呈すると「あ、あの黄色いお酒だ」という反応がかえってくる。 ビンが無色透明だから、お酒の色がわかりやすい。

 黄色いお酒。 しぼりたて本来の色。 おいしそう!

 乳酸の豊かな「木戸泉」らしい、独特のさわやかな香り。 いかにも酸っぱそうで苦そう。 若くやんちゃな飲み口ながら、中盤以降のスムーズさが酸の突出を感じさせない。

 豪快・爽快、という意味ではスッキリ系のお酒だ。

 今シーズンもおいしいです!


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 本醸造(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2286(2400)円   720ml:1143(1200)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+6
 原料米:総の舞   精米歩合:65%
 酵母:協会7号   酸度:2.2


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2009年08月01月2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒 H19BY」
 (↑2009年12月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 08:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年12月01日

木戸泉 大原産山田錦 山廃純米無濾過 熟成生原酒 2007(H19)BY4

木戸泉 大原産山田錦 池袋東武の「地方の小さな蔵の隠れた地酒まつり」で試飲・購入。

 山廃(全国唯一の高温山廃)・無濾過・自然醸造・熟成で知られる「木戸泉」が、地元産山田錦にたどりついた。

 「木戸泉」といえば、青森県の契約農家による無農薬の華吹雪が主力だが、今回のお酒は千葉県大原産の無農薬山田錦。 ごく少量、もと米としてコシヒカリが使われているが、こちらも無農薬栽培。

 H19BYだから、熟成期間はもうすぐ2年。 生熟成もだんだんと軌道に乗ってきたようだ。

 塩分すくなめのやわらかい梅干のような、甘くないタイプの梅酒のような、個性的な酸味から入る。 その後の豊かな乳酸の風味も、「木戸泉」らしい個性。

 強い酸味の裏側で、甘味・旨味も存在をアピールする。 飲みごたえは抜群だ。

 余韻に生熟成らしいアーモンド風味があり、さらにはお米らしいおだやかな雰囲気の返しがある。

 ボリューム、個性ともにすばらしい! さすが「木戸泉」だ!


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5
 原料米・精米歩合:
  (麹米・掛米、総量の94%)山田錦[大原産、無農薬栽培]、61%精米
  (もと米、総量の6%)コシヒカリ[合鴨農法]、67%精米
 酵母:協会7号系   酸度:2.5   アミノ酸度:2.0


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2009年08月2009年01月2008年01月
   2005年12月2005年01月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2009年02月2008年01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 純米酒 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 2006 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 21:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年08月15日

木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒

木戸泉 初しぼり2006-07 千葉県いすみ市大原の木戸泉酒造から直送。

 2008年12月。 年始のごあいさつ用、そして自身の年末年始用のお酒として、蔵から送っていただく(12本)。

 以来、8か月冷蔵庫で眠っていた、最後の1本を開栓。

 「木戸泉 初しぼり」は、他の蔵の本醸造とくらべると、圧倒的に味が濃い。 スッキリ系を好む人には、まったくもって向いていない。

 自然の力を重視する蔵だけあって、本醸造に添加するアルコールは、自然栽培米による自家製の米焼酎。 初めて飲んだときには、しぼりたてだったにもかかわらず、アルコールの分離・浮遊感がなくてビックリした。

 さて、低温の野菜室に入れていたから、あんまり熟成していないかな。

 ・・・これはすごい。 想像以上にまろやかになっている。 今の状態で飲むと、年末年始に飲んだしぼりたての頃がいかに荒かったかがわかる。

 カドが取れてまろやかになり、味に一体感が出ている。 そして一段と味が乗って、飲みごたえもバッチリ。

 全量山廃、さらには全国で唯一の高温山廃という蔵。 乳酸たっぷりの個性的な味わいは、ハマったら代用がきかない。

 この蔵でいちばん大好きな「木戸泉 白玉香」にも劣らない、すばらしく豊かな味わい。

 冷蔵庫でも熟成するんだなあ。 貴重な体験となりました。


【千葉県いすみ市 木戸泉酒造】 本醸造(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2400(2520)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+6
 原料米:総の舞   精米歩合:65%
 酵母:協会7号   酸度:2.2


「木戸泉」の過去の記事
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒」
 (↑2009年07月2008年06月
「木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒 あらばしり」(2004年05月
「木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2009年01月2008年01月2005年12月01月
「木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年01月2008年01月2007年01月
「木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒」
 (↑2009年02月2008年01月
「木戸泉 純米酒 自然舞 生」(2008年09月
「木戸泉 純米原酒」(2005年01月
「木戸泉 醍醐」(2004年04月
「木戸泉 純米AFS 生原酒」(2006年06月

rain_of_tears at 21:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年07月24日

木戸泉 白玉香 山廃純米無濾過生原酒4

木戸泉 白玉香 5月末〜6月初めに池袋東武で行われた「地方の小さな蔵の隠れた地酒まつり」にて試飲・購入。

 いよいよ梅雨明け、夏真っ盛り。 と思いきや、あいかわらず梅雨前線が停滞。

 梅雨明け、季節の変わり目というと、ふとLINDBERGの「きっと銀の針のような雨が」「July Blue Rain」を思い出すなあ。

 ただ、今日はまさしく「ヒドイ雨」(the brilliant green)。


 スポーツの後にかじるレモンは、それほど酸味を感じない。 そうだ、汗をかいた今日みたいな状態なら、「木戸泉」も酸っぱくないかもしれない。

 ・・・予想は大ハズレ。

 酸っぱ〜い。 「木戸泉」らしい、強烈な酸。 やっぱりレモン(クエン酸)と「木戸泉」(乳酸)はちがいました。

 「木戸泉」は、全国で唯一の高温山廃という造りをするからか、他の蔵とはまったくちがう個性。 山廃といっても、ふんわりやわらかいヨーグルト様の乳酸の風味ではなくて、グレープフルーツのような風味。

 大吟醸をつくらないので、もちろん鑑評会にも出さない。 無農薬・無化学肥料で栽培されたお米を大切に使って、ゴッツイ酸を出して、長期熟成する。

 そんな個性派の蔵が送り出す正統派(?)、山田錦の無濾過生原酒。

 野菜のようなほのかな苦味とやさしい甘味、爽快な酸味、お米らしいふっくら感。 まるで、フレンチドレッシングをかけたレタス・トマトのサラダみたい。

 良いなあ。 お酒だけなのに、サラダも一緒に堪能した気分。

 お酒がメイン、おいしいお酒があれば食事はいらない。 他のお酒と区別がつかないような、どこにでもあるお酒はいらない。 そんな、よっしんやヨラムさんのような人に、「木戸泉 白玉香」はおすすめ。

 あ、温度。 燗はもちろん、冷やしても濃醇というめずらしいお酒です。


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:18.9   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:60%
 酸度:2.4   アミノ酸度:2.1

rain_of_tears at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年02月26日

木戸泉 にごり酒 活性純米無濾過生原酒3

木戸泉 にごり 池袋東武で新年早々に購入。

 この「木戸泉 活性にごり」は、昨年に初登場したお酒。

 ラベルに赤い字で「活性」と書いてあるように、酵素・酵母が働きつづけているので、ビン内でも発酵がつづいて炭酸ガスがたまってゆく。

 2シーズン目の今回は、昨年とちがって、栓にガス抜きのための穴が開いていない。

 もしや・・・。 いやな予感がする。

 ピシッ! シュー! うわぁー、っと危ない! 噴きこぼれそうだった。

 開栓にずいぶんと時間がかかった。 これほど元気なお酒は久しぶり。

 炭酸の勢いで対流がおこり、にごり部分とうわずみが自然と混ざる。

 全国唯一の高温山廃造りで知られる「木戸泉」らしい、ヨーグルト様の乳酸の香りがさわやか。 モチのような香りや、新芽・若葉のような香りも感じられて、やさしい雰囲気。

 グレープフルーツのような、存在感のある苦味・酸味が印象的。

 にごり部分からくる米の風味がしっかり出ていて、ふっくらした旨味がある。 噛めば噛むほど甘味が出てくるお米とおなじく、飲めば飲むほど甘味が感じられるようになる。 もちろん、ベタッとした糖分の甘味ではない。

 冷えた状態では、後口の苦味がシャープにまとめている。 温めてみると、お米らしいおだやかな旨味が楽しめる。

 酒飲みのためのカルピスソーダ、いやホットカルピス?

 温度が変わっても、乳酸のやわらかい雰囲気は一貫している。 苦味がうすれ、酸を主体とした力強いお酒になる点で、温めたほうが個人的には好み。


【千葉県いすみ市 木戸泉酒造
 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒、にごり)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+1
 原料米:華吹雪・ササニシキ(自然農法)   精米歩合:65%
 酸度:2.4

rain_of_tears at 00:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年01月04日

木戸泉 元日しぼり 純米無濾過生原酒3

木戸泉 元日しぼり 池袋東武で試飲・購入。

 文字どおり元日にしぼった「元日しぼり」。

 タンク1本分の仕込みを元日にしぼる、という量的・時間的制約があり、かならずしも良い出来になるとはかぎらない。

 微生物たちのお酒づくりは、人の思うとおりにはいかない。

 味が安定しないことに不安・期待を抱きながらひと口。

 おー、今年もうまい!

 喜びながら、ホッとひと安心。


 魅力はなんといっても、全国で「木戸泉」唯一の高温山廃からくる豊かな乳酸。 乳酸菌飲料好きのよっしんとしては、みごとに好みの風味。

 そこにグレープフルーツのような、苦味を想起させるさわやかな香りが加われば、爽快なことまちがいなし!

 酸・旨味、ボリューム満点。 さすが「木戸泉」、さすが秋場杜氏だ。


【千葉県いすみ市 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:18.5
 原料米:山田錦・華吹雪   精米歩合:60%
 酵母:協会7号系

rain_of_tears at 18:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年01月02日

木戸泉 初しぼり 本醸造無濾過生原酒4

木戸泉 初しぼり2006-07 今年もお年賀として「木戸泉 初しぼり」を蔵に注文。

 自分用を開栓。 今年も「木戸泉」で箱根駅伝を観戦だ。

 注目は、もちろん昨年の覇者の駒沢大、昨年おしくも敗れた早稲田大。 部員に逮捕者が出て引責辞任した川嶋監督の東洋大。 やっと上位を目指せる時期に入っていただけに、川嶋監督の辞任は残念だ。

 昨年たすきが途切れた順天堂大・東海大の巻き返しシード回復も期待。 初出場の上武大は本庄に近い伊勢崎の大学ゆえ、応援したい。

 個人では、箱根ラストランのモグス(山梨学院大)・竹澤健介(早稲田大)・佐藤悠基(東海大)の出来が気になる。 中距離ではモグスに引けを取らないダニエル(日大)、前評判の高い柏原竜二(東洋大)も楽しみだ。

 番組スタジオでは、3区の活躍が思い出される上野裕一郎(中央大OB)、「山の神様」今井正人(順天堂大OB)と、卒業まもない現役実力派ランナーがゲスト解説。 心境・ペースなど、リアルな話が聞けて面白い!


 さて、「木戸泉 初しぼり」に戻ろう。 これほど濃醇な本醸造はめずらしい。 無濾過なため、しぼりたての新酒の状態でかなりの色づき。

 全国唯一の高温山廃で仕込まれた、乳酸たっぷりのお酒からは、柑橘系のさわやかな香りとヨーグルト様の乳酸の香りがただよう。

 若々しく力強い酸と、枯れた風味が共存しているところは「木戸泉」ならでは。 後口にはワインのような渋味があって印象的。

 濃厚な木戸泉のラインナップのなかではシャープな部類だが、酸の強さは遜色ない。


【千葉県いすみ市 木戸泉酒造】 本醸造(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2400(2520)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+6
 原料米:総の舞   精米歩合:65%
 酵母:協会7号酵母   酸度:2.2

rain_of_tears at 08:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年09月04日

木戸泉 純米酒 自然舞 生3

木戸泉 自然舞 昨日につづいて、京都の鵜飼商店シリーズ。

 今日は千葉の「木戸泉 自然舞 生」。

 千葉から京都へ、そして埼玉へ。 えらい長旅でしたなあ。

 鵜飼さんにおまかせしたお酒だったので、箱を開けて取り出した瞬間、「木戸泉! しかも見たことのないビン!」。

 うすい水色のビンを通しても、中身が黄色いことがわかる。


 「木戸泉 自然舞」は、除草剤を使わず、無農薬・無化学肥料・無動物性堆肥で育てた華吹雪でつくったお酒。 「自然醸造」「環境にも体にもやさしい」をめざす木戸泉酒造、そして鵜飼商店らしい、情熱とやさしさのあふれるお酒だ。

 火入れタイプは飲んだことがあったけれど、ははじめて。

 うっすら黄色くなったお酒。 ついつい濃醇な味わいが期待してしまう。

 全国唯一の高温山廃づくりでたっぷりの乳酸をうみだす「木戸泉」らしい、乳酸のさわやかな香り。 はじめから「木戸泉」らしさ全開だ!

 まずは冷やした状態で。 酸っぱさあふれる鋭い火入れタイプにくらべ、香りふんわり、口当たりなめらか。 スルッと入る。 甘味を感じるまろやかな飲み口だ。 思っていたよりも素直だなあ。

 常温になると、いよいよ苦味・酸味の登場。 口当たりから後口まで、乳酸の風味も一貫して感じられるようになる。 入りはコッテリ、後はビシッ。

 冷やした状態のほうが甘味を感じて、温度が上がってくると苦味が出てくる。 ほかのお酒や味覚の常識からすると、逆転現象がおこってる。

 少し温めると、ツヤのある甘味と、シャープで力強い酸味が前後して現れる。 これぞ濃密。 ・・・加水してあるのに。


 フレッシュ&コッテリ! 好みは常温かな。

<追記>
 爽やかさとコッテリ感を兼備したお酒といえば、「大和川 純米無濾過生原酒 滓がらみ」。 こちらもお米は華吹雪。 偶然だろうか、それともお米の特質? 気になる。


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−2
 原料米:華吹雪   精米歩合:60%
 酵母:協会7号   酸度:2.0

rain_of_tears at 21:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年06月29日

木戸泉 純米無濾過生原酒 白玉香4

木戸泉 白玉香 池袋東武の「地方の小さな蔵元の隠れた地酒祭り」で試飲・購入。

 色々な蔵のお酒を試飲させてもらったものの、「これだ!」というお酒になかなかめぐり会えない。 そう簡単に感動の出会いはないか。

 よーし、やっぱりやんちゃな「雁木」にしよう!

 と買い物カゴに「雁木」を入れてレジに向かおうとした瞬間。 会場のはじっこのほうから声をかけられた。

 うちのお酒、試飲してみませんか? 「雁木」がお好きな方ならきっと合いますよ。

 ん!? 振り返ってみると、なんと「木戸泉」のスタッフ。 なんでこんなすみっこに!? 「木戸泉」なら主役級でしょう!

 房総半島東部、漁業と海水浴の町、大原にある木戸泉酒造。 1956年以降、全国で唯一の高温山廃仕込みを行う。
 1年〜30年貯蔵の長期熟成酒、自然農法米(動物性排泄物も使用しない)による純米酒、一段仕込みの多酸酒など、超のつく個性的かつ濃醇なお酒を醸している。

 鑑評会には目もくれず、吟醸酒を造らない。 自然米で濃醇な純米酒を造る。 良いね〜。 このスタンスが高知「無手無冠」と共通してる。

 「お酒が大好き!」という雰囲気を全身から発する秋場杜氏の人柄が、お酒にも自然と反映されている気がする。

 「木戸泉」の中でもいちばんお気に入りなのが、この「木戸泉 白玉香」。 はじめて出会ったのは京都の鵜飼商店だったなあ。 今年は1升ビンがあったので、迷わず1升ビン!

 うっすらレモン色。 乳酸の香りにくわえ、グレープフルーツ様の苦味・酸を想起させる香りが「木戸泉」の特徴。

 苦味を帯びた芳香がスッと鼻に抜ける。 シャープな飲み口ながら、酸がしっかりと肉付けして奥行きを持たせる。

 強い酸味のおかげか、濃醇なはずなのに飲み口は爽快。 冷温〜常温でも良いし、割り水してぬる燗にしても良い。 似たタイプのお酒をさがすのが難しい、個性的で濃醇なよっしん好みのお酒。 うまい〜!


【千葉県いすみ市大原 木戸泉酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:18.9   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:60%
 酸度:2.4   アミノ酸度:2.1

rain_of_tears at 22:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年06月03日

寿萬亀 古法きもと造り 昔の酒2

寿萬亀 昔の酒 いただきもの。 \(^o^)/

 「寿萬亀」といえば、2005年の夏に鴨川を訪れたとき、蔵の前を通ったなあ。

 近くのガソリンスタンドで給油して、長狭街道を走っていたら、視界の開けた田園地帯に「寿萬亀」の看板・蔵。 車だったから試飲ができずに、泣く泣く通過したのを思い出した。

 その後、2005年晩秋に千葉のおみやげとして「寿萬亀 あらばしり」と「寿萬亀 四段造り 地酒」をいただいた。 どちらもアルコールの目立つ化学的な味で、苦手だった。

 さて、今回の「寿萬亀 昔の酒」はどうかな?

 ミルクのような香りがあり、キメ細かくしっとりなめらかな口当たり。
酸が弱く、米の甘味がほんのりと感じられて、後口までソフトに流れる。 山形「初孫 生もと純米酒」に共通点を感じる、やさしい味わいだ。

 生もと自体は、明治以前にどこの蔵でも行われていた昔の製法だけれど、60%にまで精米できるようになったのは縦型精米機の登場した昭和以降。 昔と今の技術を合わせたお酒に出会えるのは幸せなことだなあと思った。


【千葉県鴨川市 亀田酒造】 純米酒(生もと)
 720ml:1000(1050)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 精米歩合:60%   酸度:1.3

rain_of_tears at 20:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年03月04日

坊主のどぶろく (醍醐のしずく H19BY 仕込み3号)4

五人娘 坊主のどぶろく 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 「醍醐のしずく」のどぶろくバージョン。

 ヨラムさん「鵜飼さんが蔵に注文して特別につくってもらったらしい」。

 出ました、「鵜飼商店」オリジナル!

 2006年に飲んだ「御代櫻 純米大吟醸 有機栽培美山錦」の無濾過生原酒も、「寛文の雫 木樽熟成」の酸度10.0バージョンも、「鵜飼商店」だけの入荷。

 開栓して数日たっているが、酵素・酵母は元気そのもの。 グラスに注がれてからも、プチプチと音をたてて発酵が続いている。 米粒が原型をとどめていて、飲みごたえならぬ「噛みごたえ」のあるお酒だ。

 蔵で感じられるフレッシュな香りに、木のような香りも感じられる。 ぬかみそのような個性的な香りもある。 柿のような甘味・渋味・酸味が広がって、米の甘味が後からついてくる。

 もちろん、強い酸でキレも良し! 貴重な体験ができた。


【千葉県香取郡神崎町 寺田本家】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1165(1223)円
 アルコール度数:12.5   日本酒度:−52
 原料米:コシヒカリ(神崎町産、自然農法)   精米歩合:90%
 酸度:5.8   アミノ酸度:4.9

rain_of_tears at 22:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

醍醐のしずく 菩提もと仕込み H19BY 仕込み3号4

五人娘 醍醐のしずく 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 ヨラムさんが「変わったお酒」と言って出してくれたのが、この「醍醐のしずく」。 おぉ、寺田本家だ。

 寺田本家は無農薬のお米づくりからはじめて、「香取 生もと純米 精米90」「発芽玄米酒 むすひ」などの個性的かつ滋味豊かなお酒を生み出している。

 今回の「醍醐のしずく」は「菩提もと」という仕込み方法でつくったお酒らしい。

 「菩提もと」は 、戦国時代に奈良の菩提山正暦寺で始まったお酒づくりの方法。 精米した白米を使い、空気中の乳酸菌や野生酵母を利用したつくりは、生もとの原型とも言われる。 くわしくは蔵の説明を参照のこと。

 自然まかせのお酒づくりゆえ、仕込み時期・タンクによってまったく味わいがちがうらしい。 どれどれ、どんな味かな?

 上立香はおとなしく、含んでからの麹の風味が鮮烈。 木を思わせる香りもある。 白ワインを思わせる渋味・甘味の豊かさと酸の強さは、同じ千葉の「木戸泉 純米AFS」のようだ。

 後半にかけて立体的に広がってゆく複雑な味わいと、強烈な酸がもたらす後口の爽快感は、オーソドックスな日本酒とは別格。

 すごいお酒に出会った。


【千葉県香取郡神崎町 寺田本家】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1165(1223)円
 アルコール度数:12.5   日本酒度:−52
 原料米:コシヒカリ(神崎町産、自然栽培)   精米歩合:90〜93%
 酸度:5.8   アミノ酸度:4.9

rain_of_tears at 22:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
blog内検索
Archives
Recent Comments
訪問者数

    アクセス数