熊本のお酒

2010年06月15日

瑞鷹 山廃仕込純米酒3

瑞鷹 山廃純米 池袋東武で試飲・購入。

 池袋東武は、独自の仕入れルート以外に、ジザケジャパンを介した仕入れも行っていて、それぞれ異なるブースにお酒が陳列されている。

 ジザケジャパンのスタッフが常駐し、定期的に「小さな蔵の隠れた地酒まつり」などのイベントも行っている。 「瑞鷹」もそういったイベントでたびたび飲む銘柄だ。

 2009年の12月のことだった。 ジザケジャパンのTさんが「みちがえるほど良くなった」といって紹介してくださったのが、この「瑞鷹 山廃純米」。

 熊本「瑞鷹」がはじめて挑戦した山廃だ。 しぼりたてのころに試飲したTさん・よっしんの感想はともに「失敗作かな」というものだった。

 バックヤードに保管していた、9か月前の日付が入った「瑞鷹 山廃純米」を試飲させていただいた。

 なにやら、デパートの方針として、ラベルの出荷年月日が3か月を過ぎると商品棚に置けないらしい。 う〜ん、それもどうなんでしょう?

 出荷日でなく、熟成前・ビン詰日を印字する埼玉「ひこ孫」のコーナーには、あらかじめ「売れ残りでなく熟成酒です」という趣旨の注意書がある。


 さて、熟成した「瑞鷹 山廃純米」のお味は?

 うっまい! テーレッテレー(「ねるねるねるね」の効果音 [youtube])

 「これは買いですね」。 在庫は蔵にしかないらしく、迷わず注文(正しくは、東武が今度仕入れるうちの1本を予約)。


 そうして購入した「瑞鷹 山廃純米」をいよいよ開栓。

 モワッと野暮ったい香りがビンからただよってくる。 しっかりとした色づきも、いかにもおいしそうだ。

 生もと・山廃にありがちなヨーグルト様の乳酸の香りはひかえめで、福島「大七 生もと純米」にも似たヨード様の香りがある。 キノコを思わせる熟成香がやわらかさを加える。

 常温〜燗で旨味を引き出して楽しみたい。

 オイリーな口当たりで、旨味・酸味がとけあったまろやかな飲み口。 菜の花を思わせる苦味がさりげないアクセントになっている。 後口にアルコールの力で味を切るところが、この蔵の個性。

 重心の低い落ちついた味わいながら、鈍重さはない。 ドライで軽快な酒質を追求してきた「瑞鷹」の真骨頂だ。

 ドライな飲み口は、前半〜中盤にしっかり旨味があってこそ魅力的なメリハリになる。 強いクセを得て、「瑞鷹」が新境地を開拓した。

 新酒は硬すぎたが、1年半の熟成を経てやっと飲みごろ開始。 Tさんの表現どおり、みちがえるほど良くなった。 すごいお酒かもしれない。

 味気ない無難な「飲みやすいお酒」の対極にある、飲み手を選ぶお酒。 日本酒好きといっても、さわやかなお酒専門の方は飲まないことをおすすめします。


【熊本県熊本市 瑞鷹】 純米酒(山廃)
 720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:   日本酒度:+5
 酸度:1.7   アミノ酸度:2.5

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2005年12月22日

香露 大吟醸

香露 大吟醸 池袋東武で、スタッフからお歳暮代わりにいただく。

 力強いお酒の好きなそのスタッフいわく、「香り酒だからお気に召さないかもしれないよ」とのこと。

 「香露」を造る熊本県酒造研究所は、吟醸酒造りの主役「協会9号酵母」の発祥の地で、9号酵母は別名「熊本酵母」とも呼ばれる。

 リンゴ・メロン様の芳香が豊かな9号酵母は、全国新酒鑑評会での金賞受賞に欠かせず、「YK35(山田錦・熊本酵母・35%精白)」なら金賞が取れるという神話になったほど。

 メロン・桃のような吟醸香が豊か。

 ボリュームは小さいながらも、繊細な風味が複雑さを持つ。 典型的な、代表的な香り酒だろう。


【熊本県熊本市 熊本県酒造研究所】 大吟醸
 720ml:3700(3885)円
 アルコール度数:16.7   日本酒度:+3.5
 原料米:山田錦   精米歩合:38%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:1.2

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2005年03月22日

亀萬 玄米酒 万3

亀萬 玄米酒 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 環境宣言都市、水俣市久木町産のお米を精米せずに仕込んだお酒。 精米しないと固くて麹菌が繁殖できないため、米を削るのではなく、砕いて仕込むらしい。

 米は砕けたらまともな麹がつくれないと聞いたことがあるが、どうやってつくっているのだろう。 ヨラムさんも疑問に思っているとのこと。

 シロップ様の甘味が印象的だが、酸が強いため後味はスカッと晴れるところがなんとも不思議なお酒。

 余韻には、お米らしいふっくらとしたおだやかな雰囲気もある。


【熊本県葦北郡津奈木町 亀萬酒造
 500ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:−20
 原料米:レイホウ   精米歩合:100%(玄米)

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2004年04月30日

亀萬 玄米酒3

亀萬 玄米酒 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 「斬九郎 八十」「冬樹」「花垣 酵素純米」「木戸泉 醍醐」と飲んできた本日の最後は、「亀萬 玄米酒」。

 無農薬で育ったレイホウを精米せず、玄米のまま仕込んだお酒。

 琥珀色をしていて、とろっとした口当たりが印象的。

 少し麦のような甘くて香ばしい香りがある。 独特の甘味があるが、酸がしっかり骨格を支えているので甘ったるくない。 むしろ後口はサラッとしている。

 はじめと後と、感触にちがいのある、面白いお酒だ。


【熊本県葦北郡津奈木町 亀萬酒造
 500ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.0   日本酒度:−20
 原料米:レイホウ   精米歩合:100%(玄米)
 酵母:協会9号   酸度:2.0

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