福島のお酒

2014年10月04日

飛露喜 特別純米 無濾過生詰3

飛露喜 特別純米 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 日本酒を飲み慣れていない人に、ひとまず飲んでもらいたい。

 そんな初心者の心をつかむ魅力をもったお酒のひとつが、この「飛露喜 特別純米」。

 できれば生タイプのインパクトを体験してもらいたかったけれど、今回は火入れタイプ。


 冷温でいただきます。

 リンゴ様のさわやかな香りで、クリアな飲み口はまるで純米吟醸や純米大吟醸のよう。

 やさしい甘味に繊細な酸味が活躍し、キレイに流れてゆく。


 焼酎派いわく「濃いけどさわやか」、甘いお酒を好む方いわく「薄いけど好き」。 なるほど、ボリュームは中庸ということですね。

 濃醇でないからこそ多くの人を魅了する、上質でバランスの良い佳酒。


【福島県河沼郡会津坂下町 廣木酒造本店】
 特別純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:16.8%   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)五百万石
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.6


「飛露喜」「泉川」の過去の記事
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」(2010年02月2005年05月
「飛露喜 特別純米 無濾過生詰」(2007年03月
「飛露喜 吟醸 生詰」(2012年07月

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2014年07月16日

七ロ万(ななろまん)2

花泉 七ロ万 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 もち米を追加投入する四段仕込みにこだわり、厚みのあるお酒を世に問う「花泉」・「ロ万」。

 今回のお酒「七ロ万」は、出荷直前だけ火入れ(加熱殺菌)した生貯蔵タイプ。


 冷温でいただきます。

 香りは静かで、まろやかな口当たりに密度を感じる。

 熟したメロンのような甘味・酸味が中心となった、豊かな味わいが楽しめる。 香味の特徴が、兵庫「龍力 無濾過生原酒」シリーズと似ている。

 ただ、この「七ロ万」のほうが軽快でやさしい。 キレイで上品な印象さえ受ける。



 淡麗なお酒に満足できなくなってきた。 しっかり味がある、それでいて飲みやすいお酒を飲みたい。

 そんな香味のバランスの良いお酒を求める人におすすめしたい佳酒。



【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造
 純米酒(無濾過、生貯蔵)
 1800ml:1,619(1,749)円   720ml:3,000(3,240)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)たかねみのり、
       (四段目)ヒメノモチ(すべて福島県産)
 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01)


「花泉」「ロ万」の過去の記事
「花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め」(2011年02月
「一ロ万(ひとろまん) 初しぼり無濾過生原酒」(2014年06月

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2014年06月11日

磐城壽(いわきことぶき) 特別純米酒

磐城壽 特別純米酒 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 現在は山形の酒蔵を借りてお酒を醸す、福島の「磐城壽」。 そして今回のお酒の原料米は、あきたこまち。

 東北3県のコラボレーションですね。


 首ラベル(たすき)には、「電子技法栽培あきたこまち」の文字。 電子技法・・・はて?

 なにやら、マイナスイオンを帯びさせた水や白炭を用いて栽培する方法のよう。

 何の陰イオンであるのか不明で前科学的な用語であるマイナスイオンという文字を見ると、つい眉唾ものに感じてしまうけれど、栽培の現場では何か有意な差は生じているのでしょうか。 気になります。

 まあ、「竹鶴」の竹鶴敏夫専務に影響を受けているよっしんとしては、安全でおいしければどんなお米でも良いと思います。



 さて、冷温でいただきます。

 清涼感ある含み香とキレイな酸が印象的な、水の良さを感じるクリアな味わい。 やさしくふくらんだ味が潔く切れる、飲みやすいタイプ。

 個人的な好みとは大きく異なるものの、華美な香りや軽薄さが目立つ大吟醸のような、次のひと口に続きづらい抵抗感はない。

 邪魔な要素の少ない、軽快なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



【山形県長井市 鈴木酒造店長井蔵】 (本拠:福島県双葉郡浪江町)
 特別純米酒
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+1
 原料米:あきたこまち(秋田県産)   精米歩合:58%
 酵母:小川酵母   酸度:1.5


過去の「磐城壽」の記事
「磐城壽(いわきことぶき) 山廃純米生原酒」(2012年09月
「磐城壽(いわきことぶき) 本醸造 生」(2013年10月

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一ロ万(ひとろまん) 初しぼり無濾過生原酒2

花泉 一ロ万 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 これぞ濃醇酒、という「花泉」を醸す花泉酒造。

 「花泉」とは別路線を目指した「ロ万」の最高峰となる、しぼりたてのお酒が今回の「一ロ万(ひとろまん)」。

 純米大吟醸にもち米を追加して四段仕込みにしたようなお酒とのこと。

 黒地に白い文字のラベルがカッコいい! 好みのデザインです。


 では、冷温でいただきます。

 フレッシュな吟醸香に、とろりと密度を感じる口当たり。 甘味と酸味のバランスが良く、充実の味わいが楽しめる。

 以前飲んだ「花泉 純米無濾過生原酒」ほどのボリューム感はなく、麹の風味もひかえめ。

 キレイな甘味が魅力の、上品なのに飲みごたえのあるお酒。



【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造
 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:4,429(4,783)円   720ml:2,524(2,726)円
 アルコール度数:18.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)たかねみのり、(四段目)ヒメノモチ
 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01)


「花泉」「ロ万」の過去の記事
「花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め」(2011年02月

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2014年04月17日

会津中将 純米酒2

会津中将 純米酒 池袋西武で試飲・購入。

 2月に行われた今回の試飲販売は、熟成させてから出荷する商品をのぞいて、すべてが新酒。

 好評のため、新酒に切り替わる前にしばらく品切れとなってしまったお酒もあったとのこと。

 うれしい悲鳴ですね。

 ひととおり試飲して、とくに気に入ったのが、この「会津中将 純米酒」。

 もともとは、落ち着いた旨味が楽しめる素朴な味わいのお酒。 熟成した後に、常温からぬる燗で魅力を発揮するタイプ。



 ところが、今回の新酒は冷温でも楽しめる。

 プリンスメロン様の酸味・苦味を想起させる芳香がさりげなく立つ。

 若々しく無骨な印象も受けるものの、酸味・苦味が演出するさわやかさが大きな魅力。



 「会津中将 純米酒」の新たな一面を発見できました。 これからの熟成も楽しみです。



【福島県会津若松市 鶴乃江酒造】 純米酒
 1800ml:2450(2646)円   720ml:1350(1458)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:60%
 酵母:TM-1   酸度:1.6


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦」(2012年02月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」
 (↑2013年09月2009年07月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 中汲み」(2012年10月
「会津中将 純米原酒」
 (↑2013年02月2011年03月2009年10月2005年07月
   2003年08月
「会津中将 純米酒」(2011年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」
 (↑2012年02月2010年02月
「会津中将 特別本醸造」(2012年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月試飲

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2013年10月15日

磐城壽(いわきことぶき) 本醸造 生

磐城壽 本醸造 生 池袋西口に移転した「希紡庵」にて飲む。

 東口から移転した新店舗は、西池袋公園が見わたせるビルの6階。

 津波・原発事故による被害のため山形県長井市に仮住まいする、福島県浪江町の「磐城壽」。

 前回「磐城壽 山廃純米生原酒」を飲んで感動したので、今回も飲んでみよう!


 冷温でいただきます。

 スルリとなめらかな口当たりで、水の良さを感じるやわらかい飲み口。 旨味・酸味などの支障がなく、余韻も潔い。

 おどろくほどあっさりした、水のようなお酒。

 キレイで飲みやすいと高評価する人も多いと思うけれど、個人的には物足りない。 味が少ないのに酔ってしまうお酒は遠慮したいなあ。



 Yさんいわく、「わたあめのよう」。

 ボリュームがあると思わせて、いざ口に含むと抵抗なく消えてしまう。 ガッカリ感を表した言葉のようです。



【山形県長井市 鈴木酒造店長井蔵】 (本拠:福島県双葉郡浪江町)
 本醸造(生)
 1800ml:1905(2000)円   720ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+4
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:65%
 酸度:1.3


過去の「磐城壽」の記事
「磐城壽(いわきことぶき) 山廃純米生原酒」(2012年09月

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2013年09月07日

会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり3

会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり 池袋西武で試飲・購入。

 祖父母の家にて3人の合同誕生祝い。

 2つめのお酒は会津の「会津中将 純米吟醸 あらばしり」。

 今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」も、前半は会津が舞台でしたね。

 「会津中将」は、まさに幕末の松平容保公(会津中将)から名づけられた銘柄。

 2002年、「利家とまつ」の際の石川「加賀鶴 前田利家公」。
 2006年、「「巧妙が辻」の際の高知「酔鯨 山内家ゆかりの酒」。
 2009年、「天地人」の際の山形「東光 直江兼続公の前立『愛』」。
 2012年、「平清盛」の際の広島「華鳩 清盛」。

 これらのお酒に続く、大河ドラマにゆかりのあるお酒をさっそくいただきます。


会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり
 オリが浮いて、うっすらとにごっている。 お酒に残っていた炭酸もわずかに現れる。

 バナナ様の甘くやさしい香りと、フレッシュな酸味を想起させるリンゴ様の香りが重なる。

 香りは若々しいのに、口当たりはなめらかで、スルリと流れてゆく。 味わいもまとまりが良い。



 さわやかさと落ち着きを兼備したお酒。 軽快でバランスが良く、みんなに好評でした。

 しぼりたての春先ではなく、夏まで熟成させてから出荷したという、蔵の計画どおりの酒質になっています。



【福島県会津若松市 鶴乃江酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:58%


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦」(2012年02月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」(2009年07月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 中汲み」(2012年10月
「会津中将 純米原酒」
 (↑2013年02月2011年03月2009年10月2005年07月
   2003年08月
「会津中将 純米酒」(2011年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」
 (↑2012年02月2010年02月
「会津中将 特別本醸造」(2012年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月試飲

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2013年08月27日

末廣 オーク樽熟成 純米酒 2000年醸造3

 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 試飲販売で何度か飲んできた、チョコレートとしても食べたことのある「末廣」。

 日経新聞土曜版「NIKKEI プラス1 何でもランキング」の「訪ねて楽しい日本酒の蔵元 全国ランキング」(2013年1月26日)において、第1位に輝いた「末廣」。


末廣 山廃純米 チョコレート

 そんな蔵のオーク樽熟成純米酒。 これは気になる!


 冷温でいただきます。

末廣 山廃純米 オーク樽熟成

 10年以上の熟成を経て、キレイなコハク色になっている。 熟成酒は目でも楽しめるから良いなあ。

 オーク樽の香りが印象的で、ウイスキーを連想する。

 甘味はそれほど目立たず、重心の低い落ち着いた飲み口。

 おだやかな旨味・酸味・苦味が、濃醇かつ複雑な味わいを演出する。


 常温に近づくほど複雑さを増す。 これはあたためた状態でも飲んでみたい!


 オーク樽で熟成させたお酒とはいえ、「花垣 オーク樽貯蔵 純米大吟醸」とはまったく趣向が異なる。

 オーク樽熟成も奥が深いですね。



【福島県会津若松市 末廣酒造】 純米酒(古酒)
 720ml:2096(2200)円
 アルコール度数:18.1   日本酒度:−2
 精米歩合:90%   酵母:協会9号
 酸度:2.1   アミノ酸度:2.2


「末廣」の過去の記事
「末廣 純米吟醸生原酒 初しぼり しぼったばっかし」
 (↑2010年11月2010年02月
「末廣 純米無濾過生原酒」(2008年05月

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2013年04月20日

会津ほまれ 本醸造 しぼりたて生原酒2

会津ほまれ 本醸造 しぼりたて生 池袋東武で試飲・購入。

 催事「会津若松の酒まつり」で、喜多方の「大和川・弥右衛門」と「会津ほまれ」が来店。

 「会津ほまれ」は、新商品「八重の桜 純米原酒 ならぬことはならぬものです」もお披露目。

 そういえば、今年(2013年)のNHK大河ドラマ「八重の桜」の前半は、会津が舞台ですね。

 山本覚馬の妹、八重といえば、日本テレビ「日本史サスペンス劇場」での大島美幸(森三中)の好演が印象的です。 風貌といい、ピッタリのイメージでした。



 さて今回は、たびたび池袋西武・東武で出会える「大和川・弥右衛門」ではなく、初めて出会った「会津ほまれ」を購入。

 この「会津ほまれ 本醸造 しぼりたて生原酒」は、地元用につくられるお酒。 他の商品ラインナップとは一線を画した、甘口タイプのお酒です。



 冷温でいただきます。

 麹の香りから、やさしい甘味へスムーズに移行する。 しっかりと濃醇で、飲みごたえバッチリ。 ピリッと荒々しく若い面もある。

 それほど甘い印象を受けないのは、酸の活躍のおかげでしょう。

 生熟成のナッツ様の余韻も好み。


 最近、「甘口」とリクエストしたほうが好みのお酒に出会えるような気がします。



【福島県喜多方市 ほまれ酒造】 本醸造(生、原酒)
 1800ml:2100(2205)円   720ml:1050(1102)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:−6
 原料米:華吹雪(福島県産)   精米歩合:65%
 酵母:協会9号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.5

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2013年02月20日

会津中将 純米原酒3

会津中将 純米原酒 池袋東武で試飲・購入。

 「会津中将 純米原酒」は、よっしんが日本酒日記をつけるようになった、きっかけのお酒。 そして、第1号の記事

 あれからもうすぐ10年。 う〜ん、感慨深い!

 最初に飲んだときからラベルも原料米も変わったものの、味わいは魅力的なまま健在。

 むしろ洗練されてきている印象です。


 まずは常温でいただきます。

 まだ青いバナナのような香りで、吟醸酒のような雰囲気もある。

 白菜や里芋を思わせる落ち着いた甘味・旨味が印象的で、やさしく濃厚なイメージ。


 燗にすると、バナナ様の香りは消えて、中華まんの皮のようなおだやかな香りになる。

 アルコールの感覚が出てきて、やや旨味不足な面もあるものの、総合的にはスムーズで軽妙。


 温めすぎないほうが甘味・旨味・酸味・苦味のバランスが取れて、複雑かつ力強い味わいが楽しめる。



【福島県会津若松市 鶴乃江酒造】 純米酒(原酒)
 1800ml:2650(2783)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:58%


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦」(2012年02月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」(2009年07月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 中汲み」(2012年10月
「会津中将 純米原酒」
 (↑2011年03月2009年10月2005年07月2003年08月
「会津中将 純米酒」(2011年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」
 (↑2012年02月2010年02月
「会津中将 特別本醸造」(2012年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月試飲

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2012年12月16日

榮川(栄川・えいせん) 純米酒

 地元の居酒屋さんにて忘年会。 今年もお世話になりました!


 まずは「榮川 純米酒」で乾杯。

 軟水のやわらかい口当たりで、キレイな飲み口のなかにかわいらしい酸味がアクセントとなる淡麗型のお酒。


 多くの飲み手にとっては、「飲みやすい」と感じるタイプかもしれない。 ただ、個人的には薄い感じがして、物足りないなあ。



【福島県耶麻郡磐梯町 栄川酒造】 純米酒
 1800ml:1857(1950)円   720ml:933(980)円
 アルコール度数:15.3   日本酒度:+1.5
 原料米:チヨニシキ   精米歩合:65%
 酸度:1.4   アミノ酸度:1.9

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2012年10月21日

弥右衛門(大和川) 純米吟醸 無濾過生 雄町3

大和川 純米吟醸 無濾過生 雄町 池袋西武で試飲・購入。

 「会津中将」を開栓するときに、同じ福島県のお酒ということで、この「弥右衛門 雄町」も開栓。

 「弥右衛門」「大和川」は、お米づくりに力を入れる蔵。

 喜多方市に14町歩もの自社田を擁し、福島でおなじみの五百万石・夢の香をはじめ、西日本の酒米である山田錦・雄町も自家栽培する。


 現在では、新潟「鶴齢」が上越市産、山形「白露垂珠」が鶴岡市産、山形「くどき上手」が石巻市産、宮城「綿屋」が大崎市産、秋田「雪の茅舎」が由利本荘市産の山田錦をそれぞれ使用する。

 北上を続ける山田錦栽培地だが、1997年から自社田で山田錦栽培を開始した「大和川」は、寒冷地での山田錦を栽培する先駆者的存在だ。

 さらに「大和川」は、山田錦よりも晩生の品種である雄町をも栽培する。 今回の「弥右衛門 雄町」は、そんな喜多方産の雄町をつかったお酒。


 冷温でいただきます。

 グレープフルーツ様のさわやかな香りが、酸味を想起させる。

 生酒らしいなめらかな口当たりで、香りの印象どおり、さわやかな酸味・苦味が奔放に活躍するヤンチャな飲み口。

 キレイな「会津中将 中汲み」とは、好対照だ。

 若々しくシャープな酒質が、いかにも雄町らしい。 東北でも、雄町は雄町なんだなぁと実感しました。

 ということは、熟成してから燗で飲むと、それもまたきっとおいしいんだろうなぁ。



【福島県喜多方市 大和川酒造店】 純米吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+5
 原料米:雄町(福島県喜多方市産)   精米歩合:55%
 酸度:1.4   アミノ酸度:1.2


「大和川(弥右衛門)」の過去の記事
「大和川 純米吟醸 活性にごりもろみ酒」(2006年12月
「大和川 純米無濾過生原酒 滓がらみ」
 (↑2007年08月2006年08月2005年09月2003年10月
「大和川(弥右衛門) 純米 活性にごり 生」(2010年01月
「大和川(弥右衛門) 特別純米 山廃仕込」(2010年11月
「大和川 純米 木桶仕込み 生」(2009年02月
「大和川 純米 木桶仕込み」(2005年12月
「大和川 カスモチ原酒 弥右衛門酒 しぼりたて生」(2011年10月
「大和川 カスモチ原酒 弥右衛門酒」(2003年10月

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会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 中汲み3

会津中将 純米吟醸 中汲み 池袋西武で試飲・購入。

 以前試飲・購入したのは、あらばしりバージョン

 今回は中汲みバージョンの登場だ!

 ラベルは同じでも、中身の味わいはかなり異なる。 試飲して「えっ、全然荒さがない!」とびっくり。

 杜氏のゆりさんも、「あらばしりと違って、中汲みはすごくキレイなんですよ」と、今回のお酒の上質さに自信を持つ。


 では、家でじっくり堪能します。 まずは冷温で。

 蜜入りリンゴのような香りが華やかで、きめ細かくつややかな口当たり。 枝豆・とうもろこしのような風味に個性を感じる。

 キレイな飲み口ゆえにおとなしい第一印象を抱いてしまうが、実際にはちゃんと味があるタイプ。 甘味を中心に旨味が肉付けされ、酸味が活躍する。 余韻には軽い熟成感があって好み。


 常温〜ぬる燗では、お米らしい旨味が存在感を示す。 飲んでいて無理のない、バランスの良いお酒だ。



【福島県会津若松市 鶴乃江酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:58%


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦」(2012年02月
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」(2009年07月
「会津中将 純米原酒」
 (↑2011年03月2009年10月2005年07月2003年08月
「会津中将 純米酒」(2011年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」
 (↑2012年02月2010年02月
「会津中将 特別本醸造」(2012年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月試飲

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2012年09月12日

天明 純米本生 瓶囲い 亀の尾3

天明 亀の尾 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 「天明 純米無濾過生原酒」のカップ酒を飲んで以来だから、何年ぶりだろう。

 そう思ってブログを検索してみたら、写真しかなかった

 まとめホームページ(閉鎖)には載せたけれど、ブログ記事にはしていなかったのか。


 まあ、ア〜フリ〜カでは、よ〜くあること〜だよ。
 元ネタ、通じるんでしょうか・・・。


 「天明」を飲んだのは6年以上前だけれど、あの濃厚な味わいは今でも鮮明におぼえている。

 それほどインパクトのあった「天明」。 前回は五百万石で、今回は亀の尾のお酒だ。


 ブドウやメロンのような、みずみずしい酸味を想起させる香り。

 フレッシュな香りに濃厚なボディ、力強い酸。 生酒らしい魅力がストレートに伝わってくる。

 とはいっても重厚さはなく、さわやかな苦味・酸味のおかげで、爽快感がある。


 さすが「天明」。 独特な唯一無二の個性があるわけではないけれど、しっかりとお米の魅力を引き出した、本格派のお酒だ。



【福島県河沼郡会津坂下町 曙酒造】 純米酒(生)
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5
 原料米:亀の尾(福島県会津坂下町産)   精米歩合:60%
 酵母:協会9号酵母   酸度:1.5

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2012年09月02日

磐城壽(いわきことぶき) 山廃純米生原酒3

磐城寿 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 最初に飲んだのが、福島の「写楽 純米酒」。

 飲みくらべるなら、同じ福島のお酒にしよう。 ということで、「磐城壽 山廃純米生原酒」を冷温でいただきます。

 ヨーグルト様の乳酸の香りと麹の香りが、やさしい甘味・酸味を想起させる。 クリアな飲み口ながら、張りのあるボディに旨味をたたえ、力強い酸が味を切る。

 魅力がストレートに伝わってくる、好みのお酒だ。


 帰宅して、「磐城壽」のことを調べていたら、衝撃的な事実を知った。


 陸奥国から分離・独立した磐城国(いわきのくに)は、現在の福島県の太平洋側、浜通り地方にあたる。

 いわき市にその名を残している磐城地域は、2011年3月11日の東日本大震災における津波、福島第一原子力発電所事故による被害を受けた。

 いや、受け「た」と過去形にするのは不適切かもしれない。 受け「てきている」と、現在完了進行形で表現すべきだろう。

 「日本一海に近い酒蔵」、「徒歩15歩で太平洋」と自称する「磐城壽」は、福島県浪江町に蔵を構えていた。

 津波によって蔵は壊滅。 原発事故によって、蔵の跡地に戻ることさえできなくなってしまった。


 もうお酒をつくれない。 そうあきらめかけた蔵元を、多くの人が支えた。 地元で待望の声、カンパが集まる。 そして、会津若松市の試験場に預けていた、蔵の山廃酒母200mlが残っていることを知る。

 さらに、縁があって、2010BYで歴史を閉じる山形県長井市の東洋酒造を引き継ぐ。

 奇跡的に復活したお酒が、この「磐城壽 山廃純米生原酒」だった。


 遠い地から、微力ながら、飲んで復活を応援します。



【山形県長井市 鈴木酒造店長井蔵】 (本拠:福島県双葉郡浪江町)
 純米酒(山廃、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:65%
 酸度:1.8

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冩樂(写楽) 純愛仕込 純米酒

写楽 純米酒 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 今日は池袋付近のホテルで立食パーティー。 会終了後、やっぱり日本酒が飲みたいということで、「希紡庵」へ。

 今日の最初は福島の「写楽」。

 1976年生まれの若き蔵元が、酒米栽培からたずさわり、杜氏も兼務するという熱心さに惹かれ、以前から飲んでみたいと思っていた蔵だ。

 うれしいことに、機会に恵まれました。

 廃業した蔵から「写楽」の銘柄を継承し、2008年から宮泉銘醸が「写楽」を販売開始したとのこと。 廃業した蔵から伝統の銘柄を受け継ぎ、2007年に新規創業した埼玉「鏡山」にも似ていますね。


 さて、冷えた状態でいただきます。

 梨のような香りに、みずみずしさ・清涼感・甘味・苦味を想像する。 若いからか、冷えた状態だからか、ボリュームは小さめで、淡麗な味わい。

 香りも酸もキレイで、上品な純米酒といった印象。 もしかしたら常温〜ぬる燗で活きるのかもしれない。


 異端・豪快な作風、正体不明。 彗星のごとく現れ、短期間に数々の名作を残して姿を消した、「謎の浮世絵師」東洲斎写楽に対する先入観が強すぎるからだろうか。 それほどのインパクトは受けなかった。



【福島県会津若松市 宮泉銘醸】 純米酒(生詰)
 1800ml:2200(2310)円   720ml:1100(1155)円
 アルコール度数:16.1   日本酒度:+2
 原料米:夢の香(会津若松市湊町産、蔵元・蔵人栽培)
 精米歩合:60%   酸度:1.4

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2012年07月15日

飛露喜 吟醸 生詰

飛露喜 吟醸 地元の居酒屋さんにて飲む。

 東北のお酒を数々そろえるお店で、久しぶりの飲み会。 今回が初というメンバーたちもいて、楽しい会になった。

 お酒メニューのうち、福島「飛露喜」が特別純米から吟醸に変更になった。

 おー、「飛露喜」の吟醸は飲んだことがない。 さっそく飲んでみよう!


 酸味を想起させる、リンゴ・さくらんぼ様のさわやかな吟醸香。 ふだん香りの少ないお酒ばかり飲んでいるから、この香りは印象的。

 やさしい甘味を帯びたスムーズな口当たり。 含み香も豊か。 かわいらしい酸味が顔を出して、アクセントとなっている。

 軽い味わいの香り酒で、酸が弱いぶん甘味が残る印象。 これを「飲みごたえがある」と感じるか、「切れが弱く重い」と感じるかは、好みの世界。

 個人的には、山形「十四代」ほどではないけれど、香りと甘味がクドイように感じられて、飲みづらい。


 ふだん日本酒を飲まないメンバーたちからは、「白ワインみたい」、「飲みやすい」と好評。 こちらの感想のほうが、一般的かもしれない。



【福島県河沼郡会津坂下町 廣木酒造本店】 吟醸酒(生詰)
 1800ml:2850(2992)円
 アルコール度数:16.1   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)五百万石   精米歩合:50%
 酸度:1.4


「飛露喜」「泉川」の過去の記事
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」(2010年02月2005年05月
「飛露喜 特別純米 無濾過生詰」(2007年03月

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2012年05月02日

突然のプチ同窓会にて5

飛露喜越乃景虎 地元の居酒屋さんにて飲む。 写真は、以前自宅・祖父母宅で撮影したものを再使用。

 駅の改札を出て、飲み会に少し顔を出すために、飲み会が行われているというお店を目指す。

 大雨のため、みんなが傘を差していた。

 駅前の横断歩道で信号待ちをしていたところ、前にいた2人組が会話をやめて、ふと後ろを振り返った。

 そして、2人の直後のよっしんと目が合った。

 なんと、地方に行っていたFさん、ドイツに行っていたHさんだった。

 よ・F・H「えーーーー!?」

 よ・F・H「なんでここにいるんですかー!?」

 ちょうど、よっしんのうわさをしていて、「こういう時って本当に近くにいたりするよね」ということで振り返ったらしい。 ・・・まさかの現実。

 偶然にも2人は、連休のため帰省していて、よっしんがこれから顔を出そうとしていた飲み屋さんに行くところだった。 しかも、これからもう1人が合流するとのこと。

 飲み会に顔を出すのもそこそこに、急きょ、プチ同窓会に参加させてもらうことになった。

 Fさんとは2年ぶり、Hさんとは4年ぶりの再会。 乗ってきた電車が1本ちがったら・・・、いや、信号が1回分ちがったら、再会できなかっただろう。 邂逅という言葉がふさわしい。

 みんな日本酒好き、とはいってもそれぞれ好みがちがうので、3種類のお酒を注文。



 普段ウイスキー・ブランデー・焼酎といった蒸留酒をたしなむFさんは、淡麗なお酒がお好み。 ということで、「越乃景虎 特別純米酒」。

 Fさん「そうそう、こういうのが良いわ〜。」
 よっしん「キレイなお酒だね。 でも、個人的には物足りないなあ。」
 Hさん「たしかにスッキリですね。」

 ドイツビールを日常的に飲んでいたHさんは、味の濃い西日本の日本酒がお好み。 お店には西日本のお酒がなかったものの、風味的に近い「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」をチョイス。

 Hさん「あ、ちょっと甘いかも。でもおいしい。」
 よっしん「やっぱり良いね〜。」
 Fさん「ん〜、濃いっ!」

 よっしんは、中間型の「奈良萬 純米無濾過生原酒」を注文。

 Hさん「あれ? (濃さ的に)普通。」
 Fさん「これは飲みやすい。」
 よっしん「『飛露喜』の後だとスッキリに感じるね。」

 お酒も三者三様なら、味の感じ方も好みも三者三様。 だからお酒っておもしろい。



 今でもお世話になっているKさまがまもなく合流して、プチ同窓会もいよいよ本格化。

 近況報告や昔話に花が咲く。 気心の知れた仲間たちって良いなあ。 やっぱりステキな3人です。

 「お酒飲んだあとは声が出ないから」と言いながら、みんなの驚異的な歌唱力も健在。 ・・・さすが!

 今度は、今回駆けつけられなかったIちゃん、Tさん、Oくんたちも集まれると良いね。

 思いも寄らぬ再会ということもあって、すごくうれしくて、楽しかった。 とっても良い気持ちのリフレッシュになりました。 本当にありがとう!


「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」
【福島県河沼郡会津坂下町 廣木酒造本店】
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2430(2551)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+1
 原料米:山田錦・五百万石   精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.6
「飛露喜」「泉川」の過去の記事
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」(2010年02月2005年05月
「飛露喜 特別純米 無濾過生詰」(2007年03月


「越乃景虎 特別純米酒 名水仕込」
【新潟県長岡市 諸橋酒造(音量注意)】 特別純米酒
 1800ml:2638(2870)円   720ml:1362(1430)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石・ゆきの精   精米歩合:55%
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2
「越乃景虎」の過去の記事
「越乃景虎 特別純米酒 名水仕込」(2006年10月


「奈良萬 純米無濾過生原酒」
【福島県喜多方市 夢心酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:55%
 酵母:うつくしま夢酵母   酸度:1.7
「奈良萬」の過去の記事
「奈良萬 純米無濾過生原酒」(2011年02月06月

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2012年02月18日

会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦 / 会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり / 会津中将 特別本醸造

会津中将 3種
 池袋西武で試飲・購入。

 池袋西武のバレンタイン・デー週間といえば、「会津中将」の試飲販売。

 今回は、今シーズンの初しぼりの純米生原酒を購入。

 すでに購入してあった、純米大吟醸の生、特別本醸造も開栓。 飲みくらべてみよう!


会津中将 特別本醸造 まずは特別本醸造から。

 精米歩合55%で、大吟醸用の酵母を使った、吟醸酒と表示しても良い特別本醸造。 1升で2100円+消費税という、リーズナブルなお酒。

 家庭や飲食店のためにつくられた晩酌酒で、1升ビンのみの販売とのこと。

 たしかに、ビン代が目立つ4合ビンでは割高になって魅力が減ってしまいますね。

 吟醸ではなく本醸造としているところも、肩の力が抜けていて好印象。

 冷温では、リンゴ様の吟醸香にビスケットのような香りが重なる上品なお酒。 栗のような甘味から入り、レーズンのような風味が追いかける。

 常温〜ぬる燗では、酸味が引き立ち、甘酸っぱい飲み口になる。 熱めの燗では、おだやかな旨味がふくらみ、酸味とあいまってメリハリのある飲み口になる。

 温度帯によって、それぞれの魅力を発揮する。

 1年熟成で出荷され、今回は2年熟成の状態。 より香りは上品に落ちつき、飲み口はまろやかになっている。

 飲み方の限定がない万能型のお酒で、コストパフォーマンスは非常に高い。 味が乗ったお酒なら何でも好きという、純米にこだわらない方におすすめです。


会津中将 純米生原酒 次に純米生原酒。

 このお酒は、蔵の人気商品「会津中将 純米原酒」のしぼりたてバージョン。 フレッシュでパンチの効いた味わいで、こちらも人気だ。

 まずは冷温で。 パイナップル様の香りが刺激的で、いかにも酸味が強そうな雰囲気。

 硬質・シャープな飲み口ながら、含むと白玉のようなやさしい香味がある。 酸味が目立つ若々しい味わいながら、しっかりと旨味が息づいている。

 甘さひかえめのドライな飲み口で、そのぶん旨味を感じやすいのかもしれない。

 常温では、植物的な苦味も顔を出して複雑になる。

 ぬる燗にすると、冷温〜常温では感じにくかった甘味が出てきた。 バランスが良くなり、しかも、パイナップル様の香りや強い旨味・酸味という個性は失われない。 良いね〜。

 熱燗になると、生酒らしい麹の香りが目立つようになり、酸味が突出する。 甘酸っぱい味わいで個性に磨きがかかるけれど、好き嫌いが分かれそう。 個人的には好きだけど。

 火入れ・熟成を経た「会津中将 純米原酒」が冷温〜燗で幅広く活躍するお酒なだけに、しぼりたての生酒の状態でも幅広い温度帯で楽しめる。 栴檀は双葉より芳し、ですね。


会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 最後に純米大吟醸の生。

 このお酒は蔵の自信作にして、鑑評会出品酒。 でも、一風変わっているお酒。

 鑑評会に出品するお酒は、香りを引き立たせるためにアルコールを添加した大吟醸が多いのに、このお酒は純米大吟醸。

 そして、福島県の蔵なのに、広島県産の八反錦を使っている。 八反錦で仕込んだ出品酒は広島でも少数派です。

 リンゴ様のさわやかな吟醸香に、生酒らしい麹の香り、お米らしい香りも含まれている。

 麹の風味を感じる口当たりで、ドライな中に旨味が広がる。 そして、後口にかけて甘味・酸味が遅れて現れる。

 常温〜ぬる燗にすると、ドライな飲み口に磨きがかかり、旨味が伸びやかに展開する。 酸味は一歩引きながらも、後口は軽快だ。

 熱燗では香りが隠れ、純米酒らしい旨味・酸味が前面に出てきた。 このお酒も変化に富んでいるけれど、個人的には常温が好みかな。

 複雑な香味で、圧倒的な存在感。

 けっして華美な香り・甘味で終始する大吟醸ではない。 ひと口ですごさがわかるお酒ながら、飲み飽きないおだやかさがある。


 3種類がそれぞれに魅力的で、楽しい飲みくらべができた。


【福島県会津若松市 鶴乃江酒造
「会津中将 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦」
 純米大吟醸(生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 720ml:3500(3675)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:八反錦   精米歩合:40%
 酵母:うつくしま煌酵母(例年はM310酵母)   酸度:1.2
 醸造年度:2010(H22)BY

「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」 純米酒(生、原酒)
 好み度:4(★★★★)
 1800ml:2650(2782)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.7   日本酒度:+2
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:60%
 酵母:TM-1   酸度:1.5   アミノ酸度:1.4
 醸造年度:2011(H23)BY

「会津中将 特別本醸造」 特別本醸造
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2100(2205)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:一般米(福島県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.4
 醸造年度:2009(H21)BY


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」(2009年07月
「会津中将 純米原酒」
 (↑2011年03月2009年10月2005年07月2003年08月
「会津中将 純米酒」(2011年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」(2010年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月試飲

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2011年10月02日

カスモチ原酒 弥右衛門酒 しぼりたて生 2010BY3

大和川 カスモチ原酒 しぼりたて生 池袋西武で試飲・購入。

 ”蔵の町”喜多方にある大和川酒造は、数年前から中心銘柄を「大和川」から「弥右衛門」に切りかえた。

 この「カスモチ原酒 弥右衛門酒」は、「大和川」時代にも「弥右衛門酒」を名乗ってきた、蔵の代表的商品。

 ただ、このお酒も数年前に本醸造から純米酒に変更。 一連の革新は、蔵元が代替わりしたことと関係しているのかな。

 さて、このお酒は、通常の2倍の量の麹を使用した甘口酒。

 麹の風味が残りやすい生タイプということもあって、甘くさわやかな麹の風味が存分に楽しめる。

 トロリと濃厚な口当たりで、豊かな甘味と上品な麹の風味が広がる。

 強めの酸も活躍して、甘味一辺倒にならずに好バランスを保っている。

 食中酒としても楽しめ、食前・食後に単体でも楽しめるのが魅力。 個性的で良いね〜。


【福島県喜多方市 大和川酒造店】 純米酒(生、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:−20
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:65%
 酸度:2.0


「大和川(弥右衛門)」の過去の記事
「大和川 純米吟醸 活性にごりもろみ酒」(2006年12月
「大和川 純米無濾過生原酒 滓がらみ」
 (↑2007年08月2006年08月2005年09月2003年10月
「大和川(弥右衛門) 純米 活性にごり 生」(2010年01月
「大和川(弥右衛門) 特別純米 山廃仕込」(2010年11月
「大和川 純米 木桶仕込み 生」(2009年02月
「大和川 純米 木桶仕込み」(2005年12月
「大和川 カスモチ原酒 弥右衛門酒」(2003年10月

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2011年08月21日

会津中将 純米酒3

会津中将 純米酒 池袋西武で購入。

 好きな「会津中将 純米原酒」ではなく、その加水タイプ。 原酒でなくても、じゅうぶんに飲みごたえがある。

 今回のお酒は常温で2年熟成させてから開栓。

 軽く色づいておいしそう。

 ポン菓子・とうもろこしのような、穀物らしい甘味を想起させるおだやかな香り。

 枯れた熟成香もかすかに生まれてきているものの、新酒のころと本質は変わらず、入りはしっとりと静か。

 味わいの各要素がまとまって、シンプル・ストレートに展開する。 調和が取れているぶん、まろやかで甘い印象になる。

 温めると、よりお米の旨味が引き立つ。 ただ、そのかわり、少し酸が弱い気もする。

 加水タイプということもあって濃厚・強烈な印象はなく、味わい豊かなのにスルスルと飲める。

 燗で様々な食事に合わせたい、コストパフォーマンスにすぐれた佳酒。


【福島県会津若松市 鶴乃江酒造】 純米酒
 1800ml:2300(2415)円   720ml:1350(1418)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:60%
 酵母:TM-1   酸度:1.6


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」(2009年07月
「会津中将 純米原酒」
 (↑2011年03月2009年10月2005年07月2003年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」(2010年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月

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2011年06月18日

奈良萬 純米無濾過生原酒2

 近所の居酒屋さんにて飲む。 同窓会のような飲み会。

 お店では東北の蔵を応援・特集中。

 宮城「日高見 純米」は残念ながら売り切れ。 まずは福島「奈良萬」から。

 冷温では、さわやかな青リンゴ系の香りに、酸味の活きたみずみずしい飲み口。 ぬる燗では、なめらかさが増して、お米の風味も顔を出す。

 軽くスッキリした香味でバランスの取れた、やさしいお酒で、安心して飲める。


【福島県喜多方市 夢心酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:55%
 酵母:うつくしま夢酵母   酸度:1.7


「奈良萬」の過去の記事
「奈良萬 純米無濾過生原酒」(2011年02月

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2011年04月06日

神代(かみよ)からの酒 山廃純米 生 にごり3

神代からの酒 にごり 京都西陣の「鵜飼商店」で購入。

 京都二条東洞院の「酒BARよらむ」のヨラムさんからお薦めしていただいたお酒だ。

 全量が山廃純米の「神代からの酒」。 久しぶりだなあ。

 沈殿したにごり部分は少なめながら、栓にはガス抜きの穴が開いている。

 もしかしたら、元気いっぱいで爆発の危険があるから、注意して開栓しなければ。

 ・・・あ、簡単に開いた。

 ではまず、うわずみから。 酸っぱくて苦くて、炭酸も元気で爽快! にごり酒のうわずみって、良いね〜。

 では、少ないにごり部分も混ぜて、いよいよ本格的にいただきます。

 甘味・旨味を想起させるお米らしい香り。 まさにお米、米びつの香り。

 香りだけでなく、やっぱり味わいもお米らしい。 酸のヤンチャな雰囲気は、ずいぶんと落ちついて、トロリとまろやかな飲み口になる。 この二面性は面白い。

 温めてみると、香味は一層ふくらみ、サラリとドライな感触が出てくる。 そしてなんといっても、この蔵らしい強い酸がしっかりと味を切ってくれる。

 引き際は軽やかで、さわやか。 青々とした稲を思わせる、植物的な余韻が個性的。

 濃醇ながら、お米らしさを主体とした無理のない自然体な飲み口。 延々と飲んでいたくなる佳酒だ。

 さすが鵜飼さん・ヨラムさんです。


【福島県東白川郡塙町 家満寿美(やますみ)】
 純米酒(山廃、無濾過、生、にごり)
 1800ml:2095(2200)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+5
 精米歩合:65%   酸度:2.3


「神代からの酒」の過去の記事
「神代からの酒 山廃純米酒 珊瑚」(2004年12月2003年11月

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2011年03月22日

会津中将 純米原酒3

会津中将 純米原酒 池袋西武で試飲・購入。

 「会津中将 純米原酒」は、忘れられない存在だ。

 私が幼いころからお世話になった故人からいただいた、日本酒日記をつけはじめようと思った、きっかけのお酒。

 いや、単に思い出のお酒というだけではない。 何度飲んでもやっぱりその個性にうなってしまう。

 無濾過のためキレイな色が残った状態。 「木戸泉」にも通じる乳酸のフレッシュな香りに、栗を思わせる落ちついた香りもある。

 新酒を開栓直後に飲むと、主張が明快な、無骨でストレートな味わい。 それが、今回は常温2年熟成。 乳酸・旨味が肉づけされて、まろやかでバランスの取れた飲み口になっている。

 今回の「会津中将 純米原酒」は、いつも以上に好みだ。 常温〜ぬる燗で、ゆっくりと楽しみたい、ずっと飲んでいたくなる心地よさがある。

 このお酒、やっぱりすごいなあ。


【福島県会津若松市 鶴乃江酒造】 純米酒(生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+2
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:60%
 酵母:TM−1   酸度:1.8


過去の「会津中将」の記事
「会津中将 純米吟醸 無濾過生原酒 あらばしり」(2009年07月
「会津中将 純米原酒」(2009年10月2005年07月2003年08月
「会津中将 純米生原酒」(2007年07月2005年07月
「会津中将 純米無濾過生原酒 初しぼり」(2010年02月
「会津中将 濃縮本醸造 獅子おどり」(2005年07月

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2011年02月27日

花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め4

花泉 純米無濾過生原酒 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 ゆっきーは「キレイなお酒」の次に、「インパクトの強いお酒」をリクエスト。 ・・・両極端ですね。

 そこで登場したのは「花泉 純米無濾過生原酒」。

 生酒らしいフレッシュな香りで、麹の香りも豊か。 これはたしかにインパクトがある。

 麹の風味を湛えた口当たりの甘味、乳酸を中心とした強い酸味、おだやかなお米の旨味。 すべてのボリュームが大きい。

 雑味をおさえてキレイにまとめる、マイナス面を減らすといった発想の逆。 魅力的な味わいを最大限に発揮する。

 千葉の2蔵「木戸泉」・「五人娘」のような、独自路線をつきすすむイメージ。 こういう個性・ボリューム感のお酒、大好きです。

 ゆっきーいわく、「これ、好きかも」。 ワインに造詣が深いゆっきーですから、エキス分・酸味が強いお酒は合うでしょう。

 すごいお酒に出会えました。


【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2810(2950)円
 アルコール度数:19.0   精米歩合:65%

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2011年02月17日

奈良萬 純米無濾過生原酒2

 地元の居酒屋さんにて飲む。

 今夜は10人の仲間たちが集まって、ひさしぶりの大規模(中規模?)な飲み会。

 すでに「和浦 弐」で念入りな準備運動をしていたので、この飲み会では会話中心に楽しんだ。

 ただ、一新されていたお酒のメニューに「奈良萬 純米無濾過生原酒」があったので、気になって注文。

 さまざまな日本酒の本・雑誌で注目されていて、気になっていた福島は喜多方の「奈良萬」。 初めて飲みます。


 まずは冷温で。

 さわやかな青リンゴ系の香りに、酸味の活きたみずみずしい飲み口。 ふだん日本酒を飲まない人たちにも好評でした。

 次はぬる燗で。

 やさしい甘味が引き立ち、なめらかで飲みやすさが増した。 さわやかな香味のバランスはそのままに、お米らしい風味もやさしく登場する。

 強い個性やボリューム感はないものの、スッキリタイプの上質の食中酒で、日本酒を飲みなれない人への導入酒として最適。

 これは、良いね!


【福島県喜多方市 夢心酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石(福島県会津産)   精米歩合:55%
 酵母:うつくしま夢酵母   酸度:1.7

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2010年11月23日

末廣 純米吟醸生原酒 初しぼり しぼったばっかし3

末廣 初しぼり 大丸東京で試飲・購入。

 2月に購入して飲んだ「末廣 しぼったばっかし」を、開栓して半分くらい飲んだところで、存在を忘れていた。

 「あれ? 残っている!」と、9ヶ月ぶりに発見。

 ということで、おそるおそる飲んでみることに。

 この「しぼったばっかし」は、毎年11月初旬に一般消費者を対象として行われる蔵開き(末廣祭り)の際に発売される。

 2009年10月末に誕生したわけだから、生後1年を過ぎた状態だ。

 常温放置(忘却)といっても、直射日光の当たらない場所に置いている。 猛暑を乗り越えたわりに、色はほんの少しついてきた程度。

 香りも、最初に熟成した雰囲気を感じるだけで、二口目以降はまったく気にならなくなった。

 白玉のような香りに、豆腐のような香り、ミネラルを感じる香り。

 春はバナナ・パイナップル系の果実香だったが、精米歩合58%という磨きすぎない造りから、お米らしさがいよいよ発揮されてきたみたい。

 しっとりとなめらかな、落ち着いた口当たり。 熟成で生まれた落花生のような雰囲気をまといながら、甘味から旨味へとスムーズに移行する。

 以前は最初に感じられた酸は、中盤からゆっくりと登場する。

 ふんわりと軽い、重心の高い飲み口は健在だ。 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、香味の複雑さが格段に増している。

 (日本酒が苦手だという人も、日本酒好きも、私の持っている日本酒を飲んでもらうと、旨さに感激する。)
 「秘密は二つ。 知名度に関係なく、本当にいい造りをしている蔵の酒であること。 そして、常温熟成をさせているからだ。 生酒であろうと、吟醸酒であろうと、栓を開けても気にせず数か月、数年と熟成させておく。 それが、時が経つとともに信じられないような美酒に変化してゆく。」

(古川修著『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒』
 光文社新書、12頁)

 今回の「末廣 しぼったばっかし」は、生酒が開栓後の常温熟成で成長した実例だ。

 人でいえば、生後3か月だった赤ちゃんが、1歳を過ぎた状態。 首もすわっていなかったあの子が、久しぶりに会ったらもう歩いている状態。

 それほど、大きな成長を感じた。


【福島県会津若松市 末廣酒造】 純米吟醸(生、原酒)
 720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:17.5   精米歩合:58%


「末廣」の過去の記事
「末廣 純米吟醸生原酒 初しぼり しぼったばっかし」(2010年02月
「末廣 純米無濾過生原酒」(2008年05月

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2010年11月18日

大和川(弥右衛門) 特別純米 山廃仕込2

大和川 山廃純米 池袋西武で試飲・購入。

 「大和川」を名乗ってきた大和川酒造店が、中心銘柄を「弥右衛門」に改めた。

 そして、はじめての山廃に挑戦したのが、この「弥右衛門 特別純米 山廃仕込」。

 冷温で試飲したところ、乳酸の存在感があってやわらかい印象。 これは初挑戦にしてはキレイにできている。

 ということで、色々な温度をためしてみたくて購入。

 まずは常温で。

 山廃にありがちなモワッとした香りや、アルコールが気化してゆく際の刺激がある。 ただ、お米や乳酸のやわらかい雰囲気もあって、クセが強いわけではない。

 飲んでみると、淡麗〜中庸のキレイな酒質で、意外と軽い。 クリーミーな飲み口を酸味がキュッと締めるところも、メリハリが効いている。

 後口から余韻にかけて、豆腐のような雰囲気があるところが個性的。

 ぬる燗にすると、まろやかな飲み口になるものの、酸味が隠れてしまい、せっかくの起伏・変化がおとなしくなってしまう。

 ぬる燗から冷めてきて、常温に近づいてくるころが一番好みだった。

 お米からこだわり、どの商品もしっかりと旨味を出してくる蔵だからこそ、さらなる酒質向上を期待してしまう。 きっともっとできる!


【福島県喜多方市 大和川酒造店】 純米酒(無濾過、生、原酒、にごり)
 1800ml:2300(2415)円   720ml:1150(1207)円
 アルコール度数:16.5
 原料米:夢の香(福島県産)   精米歩合:60%


「大和川(弥右衛門)」の過去の記事
「大和川 純米吟醸 活性にごりもろみ酒」(2006年12月
「大和川 純米無濾過生原酒 滓がらみ」
 (↑2007年08月2006年08月2005年09月2003年10月
「大和川(弥右衛門) 純米 活性にごり 生」(2010年01月
「大和川 純米 木桶仕込み 生」(2009年02月
「大和川 純米 木桶仕込み」(2005年12月
「大和川 カスモチ原酒 弥右衛門酒」(2003年10月

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2010年08月14日

大七 生もと本醸造 熟成生原酒2

大七 生もと本醸造 熟成生原酒 池袋西武で購入。

 池袋西武の冷蔵オープンケースにあって、気になっていた「大七 生もと本醸造 熟成生原酒」。

 熟成って、どのくらいなんだろう?

 試飲販売時に営業の佐藤さんにうかがったところ、6か月〜18か月の熟成とのこと。

 おー、おもしろそう! ということで購入。

 今回は18か月熟成した状態で開栓。 低温で熟成させていたからか、色づきは軽い。

 生熟成らしい、モワッと濃厚・独特な香りはさほど感じられない。 そのぶん、熟成で生まれたやさしい旨味が楽しめる。

 アルコール度数が高いものの、それほど濃醇・重厚な印象は受けない。 とろみを感じる飲み口で、甘味・旨味がまとまった、練れた味わい。

 ナッツ系の余韻がいかにも生熟成のお酒で、好みの系統。

 個人的にはやや個性・力強さ不足に感じられるが、生熟成の入門編には良いかもしれない。 ロック・水割りでアルコール度数を下げれば、なおさら適している。


【福島県二本松市 大七酒造】 純米酒(生もと)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+4.5
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:扁平精米69%
 酵母:自社酵母   酸度:1.4   アミノ酸度:1.3


「大七」の過去の記事
「大七 純米生もと 生原酒」
  (↑2009年09月2006年08月2005年08月
「大七 純米生もと」(2009年09月2005年12月2004年11月
「大七 純米生もと 山田錦」(2007年11月
「大七 純米生もと CLASSIC」(2006年10月
「大七 皆伝 生もと純米吟醸」(2004年07月2003年11月
「大七 自然酒生もと 純米古酒 1992BY」(2004年07月
「大七 雪しぼり 生もと本醸造にごり酒 微発泡性」(2010年08月

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2010年08月07日

大七 雪しぼり 生もと本醸造にごり酒 微発泡性2

大七 雪しぼり 池袋西武で試飲・購入。

 池袋西武のお酒売場がリニューアルしてまもない7月初旬。 「大七」の試飲販売で、見慣れない商品に遭遇。

 お気に入りの「大七 純米生もと 生原酒」を購入しようと予定していたが、急きょ初めての「大七 雪しぼり」を購入することになった。

 暑い今日も活性にごり! ということで、「大七 雪しぼり」を開栓。

 「大七」にしてはめずらしいと言うべきか、単に「大七」が火入れ・熟成タイプ中心の出荷だからか。 桃のようなフレッシュかつさわやかな香りが印象的。

 「大七」オリジナルの扁平精米(通常の精米方法より雑味を激減できる)とはいえ、精米歩合70%の本醸造。 こんなに爽快な香りとは驚きだ。

 「微発泡」のとおり、小さくやさしい炭酸。 やさしい甘味とバランスを取り合う、ほどよい刺激。

 アルコールや酸もひかえめで、繊細な飲み口。 個性的で元気な「大七 純米生もと 生原酒」とは好対照だ。

 ブラインドで飲んだら、指摘されるまで「大七」だとは思わないかもしれない。 でも、指摘されれば、一瞬よぎる苦味や乳酸の雰囲気から「大七」らしさが理解できると思う。

 「大七」のレパートリーの広さを感じる一品だ。


【福島県二本松市 大七酒造】 純米酒(生もと)
 720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:14.5   日本酒度:+2
 原料米:五百万石(福島県産)   精米歩合:扁平精米70%
 酵母:自社酵母   酸度:1.5   アミノ酸度:1.3


「大七」の過去の記事
「大七 純米生もと 生原酒」
  (↑2009年09月2006年08月2005年08月
「大七 純米生もと」(2009年09月2005年12月2004年11月
「大七 純米生もと 山田錦」(2007年11月
「大七 純米生もと CLASSIC」(2006年10月
「大七 皆伝 生もと純米吟醸」(2004年07月2003年11月
「大七 自然酒生もと 純米古酒 1992BY」(2004年07月

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