山形のお酒

2015年08月27日

出羽桜 吟醸酒 泉十段

出羽桜 吟醸酒 泉十段 地元の居酒屋さんにて飲む。

 期間限定メニューに「出羽桜 泉十段」の文字を発見。

 「出羽桜」は試飲会・試飲販売でいろんな種類を飲んできたけれど、このお酒は記憶にない。

 知らないお酒は飲んでみたい!


 ということで、まずは冷温でいただきます。

 吟醸香は目立たず、落ち着いた雰囲気からスタート。 香り高いお酒の多い「出羽桜」にしてはめずらしい。

 甘味をおさえてあるものの、ドライ・刺激的にならず、スルリと流れてゆくスマートな飲み口。



 香味ともに前面に出てくることなく、奥底に閉じこもっている印象。

 もしかしたら、あたためて姿を現すかもしれない。 ということで、ぬる燗でも飲んでみよう!

 旨味・厚みは出てこなかったものの、酸味・苦味が強調されて、メリハリのある味わいになった。 吟醸香もあたためた方が感じやすくなる。

 このお酒、香味が閉じこもる点で、冷やしたらもったいないかも。



 「出羽桜」にしては変化球。 燗で楽しめる吟醸酒。



【山形県天童市 出羽桜酒造】 吟醸酒
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+12
 原料米:美山錦   精米歩合:50%
 酵母:YK0107(山形県開発酵母)   酸度:1.4


過去の「出羽桜」の記事
「出羽桜 純米吟醸 しぼりたて生原酒 雄町」(2013年01月
「出羽桜 微発泡 吟醸にごり とび六」(2008年12月
「出羽桜 桜花 吟醸酒」(2012年10月2012年04月
「出羽桜 特別純米酒」(2009年01月
「出羽桜 一耕 純米酒」(2004年04月

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2014年12月31日

楯野川 純米大吟醸 初槽 生3

楯野川 純米大吟醸 初槽 生 池袋西武で見かけて購入。 大みそかに祖父母の家に集まって飲む。

 池袋西武の季節のお酒コーナーには、しぼりたてのお酒が20種類ほど集まっていました。

 魅力的なお酒たちの中でもっとも気になったのが、山形の「楯野川 純米大吟醸 初槽」。

 シーズンで最初にしぼられるお酒。 「楯野川」ファンとしては、このチャンスは逃せません。


 冷温でいただきます。

 梨を思わせるフレッシュな吟醸香が特徴的。

 みずみずしい酸味が中心となった、幅・奥行きを感じる味わい。 上品で飲みやすい第一印象ながら、起伏にも富んでいて、飲みごたえがある。


 さわやかさと味わい深さを兼備した、「楯野川」らしいお酒。



【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,100(税込3,348)円   720ml:1,650(税込1,782)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(山形県庄内産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.5   アミノ酸度:1.0


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 純米大吟醸 中取り 美山錦」(2012年04月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 激流 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦」(2012年06月
「楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々」
 (↑2012年04月
「楯野川 主流 純米大吟醸」(2013年12月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2013年12月12日

楯野川 主流 純米大吟醸2

楯野川 主流 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で見かけて購入。

 見つけたらつい飲みたくなる「楯野川」。

 清流、本流、濁流、激流など、川にちなんだ商品名も凝っていて好き。

 Xも、Xの文字を使ったイベント・商品が多かったなあ。


 おっと、話をもどそう。

 今回の「楯野川 主流」は、見るのも飲むのも初めて。

 蔵のホームページの商品紹介によると、
 近年の綺麗な味わいと華やかな香りを特徴とする吟醸系の日本酒の中で、楯野川の中心的なアイテムになるようにと「主流」と名付けました。
 酒米は山田錦、精米歩合は50%、酵母は9号系と高香気性酵母を併用し、価格は3,000円(1.8Lあたり)と、美味しい吟醸系日本酒の基本をおさえた自信の逸品で、華やかな香りと共に山田錦らしい米の旨みがバランスよく口中に広がります。
とのこと。


 無濾過のため、うっすらと色がある。 いかにも味がありそうで、おいしそうな雰囲気だなあ。

 リンゴ様のさわやかな吟醸香がふんわりと香る。 含み香とともにやさしい甘味が広がり、やわらかく展開する。



 純米酒らしさよりも、大吟醸らしさの方が全面に出た、華やかなお酒。

 華やかなタイプを好む人にピッタリ。 コストパフォーマンスも抜群です。



【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:−1
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA・協会1801号
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.1


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 純米大吟醸 中取り 美山錦」(2012年04月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 激流 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦」(2012年06月
「楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々」
 (↑2012年04月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2013年08月07日

羽前桜川 純米樽酒原酒

羽前桜川 純米樽酒原酒 池袋東武で試飲・購入。

 「山形の酒まつり」と銘うたれた試飲販売で、「栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 神力」とともに購入。

 ひさしぶりの「羽前桜川」。 そういえば、都内で出会うのは初めて。

 今回の「羽前桜川」は、純米大吟醸や吟醸酒などの高級酒を中心とした試飲販売。

 購入したのは、この蔵らしいおだやかな旨味を感じられる「羽前桜川 純米樽酒原酒」。


 常温でいただきます。

 個人的には強すぎない、やさしい杉樽の香り。 原料由来のお米らしい香りも感じられる。

 甘さはひかえめながら柔和な飲み口で、おだやかな旨味が楽しめる。


 あたためてみると、杉の香りはさらに一歩引いて、よりやさしくミルキーな味わいになる。



 首都圏にあまり出荷・展開しない小規模蔵のため目立たないものの、飲むたびにその丁寧なつくり、一貫した個性を感じます。



【山形県西置賜郡小国町 野沢酒造店】 純米酒(原酒)
 720ml:1571(1650)円
 アルコール度数:16.8   精米歩合:70%


過去の「羽前桜川」の記事
「羽前桜川 特別純米酒」(2003年10月

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2013年07月28日

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 神力

栄光冨士 純米大吟醸 神力 池袋東武で試飲・購入。

 「山形の酒まつり」と銘うたれた試飲販売で、「羽前桜川」、「栄光富士」、「米鶴」(50音順)が来店。

 いろいろ試飲したなかで、もっとも個性的で好印象だったのが、この「栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 神力」。


 甘味を残して、さわやかな酸味とバランスを取った、飲みごたえのあるお酒。

 熟したメロンのような芳香と洗練された味わいに、よく磨いたお酒らしさがある。

 それでいて、1800mlが3150円、720mlが1680円(ともに消費税込)という、すばらしいコストパフォーマンス。



 それにしても、山形の酒蔵が熊本の神力を使うのはめずらしいですね。 いったい、どのような経緯が?



 と、疑問を投げかけたところ、蔵の方が教えてくださった。 なんでも、「栄光冨士」の蔵元は、熊本城を築いた加藤清正公の末裔とのこと。

 そういえば、熊本を改易となった加藤家は、庄内に移ったんでしたね。

 そんな熊本に縁のある蔵元が、熊本の篤農家とのつながりと神力を得て、今回のお酒が誕生した。

 おいしいお酒を生んだ、素敵な人と人とのつながりに感謝です。



【山形県鶴岡市大山 冨士酒造】 純米酒
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.1   日本酒度:−5
 原料米:神力(熊本県菊池市七城町・原農場産、無肥料・無農薬栽培)
 精米歩合:50%   酵母:山形酵母
 酸度:1.4   アミノ酸度:1.3


「栄光冨士」の過去の記事
「栄光冨士 手造り純米酒 純月」(2011年04月

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2013年01月01日

出羽桜 純米吟醸 しぼりたて生原酒 雄町3

出羽桜 純米吟醸 しぼりたて生原酒 雄町 池袋東武で試飲・購入。

 元日に、祖父母の家に親族で集まって飲む。

 池袋東武の「出羽桜」の試飲販売に、雄町のお酒が初登場。 山形の酒蔵が、岡山の雄町を使うのはめずらしい。

 そして何より、飲んでおいしい!

 めずらしさより、試飲して納得の味ということのほうが大事ですね。 ということで購入。


 「出羽桜」らしい、桃・リンゴ・メロンなどを思わせる、さわやかな果実香。

 香りが突出して華美な印象になるようなことがないのは、きっと、味もしっかりとしていて香味のバランスが取れているから。

 ふんわりとやわらかく広がってゆくのではなく、高い密度で求心的にまとまるところ、酸味・苦味でシャープな後口になっているところに、雄町らしさを感じる。



 いつもの「出羽桜」よりも味がしっかりしている。 知っている「出羽桜」とはイメージがちがう。 肯定的な文脈で、そんな感想が出ました。

 最初の「陸奥八仙 青ラベル ふなざけ」に続いて大好評。 人数がいると、500mlビンでは足りませんね。



【山形県天童市 出羽桜酒造】 純米吟醸(生、原酒)
 500ml:1238(1300)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形酵母   酸度:1.6


過去の「出羽桜」の記事
「出羽桜 微発泡 吟醸にごり とび六」(2008年12月
「出羽桜 桜花 吟醸酒」(2012年10月2012年04月
「出羽桜 特別純米酒」(2009年01月
「出羽桜 一耕 純米酒」(2004年04月

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2012年10月08日

出羽桜 桜花 吟醸酒2

 近所の行きつけのお蕎麦屋さんにて飲む。

 ゆっきーと、ゆっきーの婚約者のエミさんと飲む。 ゆっきーとは1年半ぶりの再会。 エミさんは、はじめまして!


 2人の婚姻届の証人としてよっしんが署名・押印することとなり、そのために、2人が訪ねてきてくれたのだった。

 「僕の人生の節目は、よっしんに見届けてもらいたくて」

 そう言ってもらえるとは光栄です。 なんてうれしくて、ありがたいことなんだろう。


 天ぷらの盛り合わせ、鶏わさ、板わさ、なめみそ。 そして、二八そば、十割そば、変わりそば。 おいしいものを食べることに並々ならぬ情熱を燃やすゆっきーもご満悦。



 さらに饒舌になるゆっきーに、エミさんが冷静に突っ込みを入れ、早くも夫婦漫才をくりひろげる。

 ワインやウイスキー、カクテルなどに造詣の深いゆっきー。 そして、ゆっきー以上に飲めるというエミさん。 明るくて心強い2人だ。

 そんな2人と過ごす楽しい時間。 お供は「出羽桜 桜花 吟醸酒」。 今回は冷温でいただきます。


 プリンスメロンのような、瓜系の苦味を想起させる香りが立つ。 さらに、リンゴのような、酸味を想起させる香りもある。

 このさわやかな吟醸香に、キレイで軽い飲み口。 なめらかな口当たりと淡くやさしい味わいが楽しめる。

 酸がひかえめでも甘ったるく感じさせないのは、しっかり甘味を切ったドライな酒質だからだろう。

 余韻にいたるまで、さわやかな香りが一貫している。


 キレイなお酒を好むゆっきーと、日本酒をあまり飲んだことがないというエミさん、2人に気に入ってもらえてなによりでした。



【山形県天童市 出羽桜酒造】 吟醸酒
 1800ml:2720(2856)円   720ml:1320(1386)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)美山錦、(掛米)雪化粧   精米歩合:50%
 酵母:小川酵母(協会10号)   酸度:1.2


過去の「出羽桜」の記事
「出羽桜 微発泡 吟醸にごり とび六」(2008年12月
「出羽桜 桜花 吟醸酒」(2012年04月
「出羽桜 特別純米酒」(2009年01月
「出羽桜 一耕 純米酒」(2004年04月

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2012年09月02日

白露垂珠 純米無濾過 ミラクル77 2010(H22)BY2

白露垂珠 ミラクル77 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 ついつい発見すると飲みたくなる、低精白のお酒。

 個人的に低精白のお酒は、大吟醸以上に、蔵の個性・力量が出るお酒だと思っている。

 お米をけずりまくる大吟醸と、あまりけずらない低精白酒。

 両者はお米のけずりを見れば対照的だが、下手すれば余計な味が出てしまうというつくりの難しさでは同じ。

 むしろ個性が存分に現れるという点で、味を削ぎ落としてゆく大吟醸以上に、飲みやすさに差が生まれやすく、好き嫌いも分かれやすい。


 軟水でキレイな酒質の「白露垂珠」が、どんな低精白酒を生んだのか。 これは気になる!


 冷温でいただきます。

 落ち着いた香りに、しっとりと粘度を感じるほどなめらかな口当たり。 そのわりに甘味は切れていて、軽やかに流れはじめる。

 中盤から良くも悪くも泥臭い、独特の旨味が現れる。 「白露垂珠」でも、無骨な感じが出るんですね。

 ただ、あくまでキレイな酒質を保っているところが「白露垂珠」らしい。 低精白なのに透明感すら感じる。 蔵元がミラクルなお酒と表現した理由がうかがえる。


 ただ、短所をおさえるために、長所まで押さえている印象も受ける。 個性を活かした「ヤマサン正宗 精米歩合92%」のほうが好みかな。



【山形県鶴岡市羽黒町 竹の露】 純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:2000(2100)円
 アルコール度数:15.0   日本酒度:+4
 原料米:出羽の里(山形県産)   精米歩合:77%
 酸度:1.1


「白露垂珠」の過去の記事
「白露垂珠 純米吟醸 無濾過生 寒造り新酒」(2010年03月

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2012年06月01日

楯野川 激流 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦3

楯野川 激流 生 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で見かけて購入。

 あっ、大好きな「楯野川」だ! しかも個人的には初の、山田錦の「楯野川」。

 これは見逃せない、飲んでみたい! ということで、迷わず購入。

 この「楯野川 激流」は、吟醸酒から純米大吟醸にパワーアップした商品。 槽でしぼってそのままビン詰めしたお酒というコンセプトは、そのまま受け継がれている。

 しばらく常温で放置(熟成)して、常温でいただきます。

 かすかに吟醸香が感じられるものの、いかにも生酒という、麹の香りとなめらかな口当たりが印象的。

 稲ワラのようなドライな雰囲気と、濃密な甘味・旨味が混在する。

 炭酸の雰囲気があって軽快な後口だなあ。 と思ったら、炭酸が少しずつ姿を現して、グラスにくっつき始めた。

 おー、しぼりたてをそのままビン詰めしたお酒だから、発酵で生まれた炭酸がお酒に閉じ込められたままだったんですね〜。


 温めて炭酸を抜いてあげると、おだやかに、ゆっくりと旨味が広がってゆく。 ともすればモタモタするような展開に、山田錦らしさある。

 味わいの後半に、さりげなくサツマイモのような風味も感じられる。 さっそく生熟成らしさも出てきているなあ。

 大好きなジャンル、生熟成の燗酒を堪能した。


【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1700(1785)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+1
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA・協会1801号
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 純米大吟醸 中取り 美山錦」(2012年04月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々」
 (↑2012年04月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2012年04月28日

楯野川 純米大吟醸 中取り 美山錦4

楯野川 中取り 無濾過生原酒 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 2010BYから全量が純米大吟醸となった「楯野川」。

 この「楯野川 中取り 純米大吟醸」は、大好きだった「楯野川 中取り 純米」の後継商品。

 純米酒から純米大吟醸に変わったとはいえ、精米歩合が55%から50%に変わっただけ。

 火入れタイプは初めて飲むけれど、生タイプも含めれば、登場2シーズン目にして早くも4回目の記事だ。


 まずは常温でいただきます。

 華やかな吟醸香はなく、「楯野川」らしい、苦味を想起させるさわやかな香りが特徴的。

 スルリとなめらかな口当たり。 さわやかな苦味・酸味とやさしい甘味、まろやかな旨味の独特のバランスが魅力。


 燗にすると、穀物らしい香りが立つようになって、おだやかな雰囲気が出てくる。 けっして濃醇・パワフルというわけではないけれど、しっかりと存在感がある。


 サラダにはさわやかな苦味が寄り添い、肉類に合わせるとお米らしい味わいが引き立つ。 食中酒として、さまざまな表情を見せてくれる。

 やっぱり「楯野川 中取り」は、純米大吟醸になっても、燗に合う食中酒だった。



【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1550(1628)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.6


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々」
 (↑2012年04月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2012年04月22日

香梅 特別純米吟醸 生原酒 限定品2

香梅 特別純米吟醸 無濾過生原酒 池袋東武で試飲・購入。

 山形県米沢の「香梅」は、「地方の小さな蔵の隠れた地酒まつり」など、各地の蔵が集まる催事で来店してきた。

 しかし、今回は「香梅」が単独での試飲販売。

 今まで持参しなかった商品も試飲できて、杜氏も務める香坂専務からさまざまなお話をうかがうこともできた。

 なかでも、専務が「今までにない、味を出したタイプ」と自信を持つ、この「香梅 特別純米吟醸 生原酒」の味わいにビックリした。

 無濾過のため、ちゃんと色が残っている。

 ひかえめながら、生らしい麹の香りと、マスカット様のフレッシュな吟醸香がさわやか。 プリン、生クリームのニュアンスもひそむ。

 「香梅」は香りをおさえた商品が多いが、このお酒は香りにインパクトがある。

 麹の風味を残したやさしく甘い雰囲気。 やさしい甘味、良い意味でどこか泥臭さを感じる旨味、軽い酸味。

 あえて味を出過ぎないようにしている「香梅」のラインナップの中では、素直に味を出したタイプ。

 酸味が強そうな香りに甘い香りが重なり、やさしい甘味を基調とした飲み口へと続いてゆく。 この変化や味わいは、似たお酒が他に思い浮かばなかった。

 派手さや荒々しさはなく、やさしくまとまったタイプのお酒ながら、個性を感じた。 この蔵の新境地を開拓したお酒だ。


 今回試飲した他のお酒たち
 「香梅 純米 生詰原酒」
   水の良さがわかる、硬質でメリハリのきいた飲み口。
   フレッシュでインパクトのある口当たり。 引きは潔い。

 「香梅 純米酒 美山錦」
   スルリとなめらかで、飲み飽きないタイプ。
   お酒は従で良いという、蔵の方針がよくわかる。

 「香梅 純米吟醸 出羽燦々」
   さりげないオレンジ様の香りがさわやか。
   透明感とやさしい酸味、切れの良さが魅力。

 「香梅 吟醸 美山錦」
   非常に軽い酒質ながら、中硬水らしい張りもある。

 「香梅 純米大吟醸 山田錦」
   香りひかえめ。 ゆっくりとおだやかに旨味が広がる。

 「香梅 純米大吟醸 出羽燦々 池袋東武50周年記念」
   池袋東武のために小タンクで限定醸造。
   香りはひかえめで、かわいらしい酸味が主体。

 「香梅 大吟醸」
   この蔵の得意とするクリアな酒質。 純米大吟醸よりシャープ。

 「香梅 大吟醸 雫」
   濃密な印象。 若いため、上質な苦味が少し目立つ。
   もう少し熟成すると、静かでまろやかな飲み口になる。

 「香梅 超辛口原酒 +18」
   山形県内で屈指のドライなお酒。 焼酎にも似る。
   昔ながらのお酒の香りで、ノド越しに熱さを感じる。

 「香梅 My Minion」
   もち米・ワイン酵母の熟成酒。 香りはワイン、味は熟成酒。
   蔵元推奨のトニック割り、ライム投入がおもしろい。


【山形県米沢市 香坂酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 720ml:2000(2100)円   アルコール度数:16.5
 原料米:山田錦   精米歩合:50%


「香梅」の過去の記事
「香梅 純米酒 美山錦」(2005年07月試飲
「香梅 純米無濾過生原酒 美山錦」(2006年03月試飲
「香梅 吟醸 美山錦」(2005年07月試飲
「香梅 純米吟醸 出羽燦々」(2005年07月試飲
「香梅 純米吟醸 無濾過原酒 出羽燦々」(2006年03月試飲
「香梅 純米大吟醸 生貯蔵5年熟成」(2006年03月試飲
「香梅 純米大吟醸 鑑評会出品酒」(2006年03月試飲
「香梅 My Minion」(2005年07月試飲

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2012年04月08日

出羽桜 桜花 吟醸酒2

 近所の行きつけのお蕎麦屋さんにて飲む。

 大通りから離れた静かな住宅街にあるので、地元の常連客がほとんどという落ちついた店内。 桜並木沿いのお店なので、今夜は夜桜を愛でつつお蕎麦・お酒をいただきます。

 日本酒好きのご主人のはからいで、日本酒には揚げた蕎麦やお新香などの酒肴が添えられる。

 十割蕎麦をはじめ、わさび漬けを乗せた「板わさ」、シャキシャキのもやしとすりたてのわさびの風味も楽しい「鶏わさ」、塩でいただく驚くほど盛りだくさんの「天ぷら盛り合わせ」「野菜天盛り合わせ」など、まさにお酒を飲むためのお店。


 過去の記事を探してみたら、めずらしく飲んだ「舞姫 純米吟醸」「鮎正宗 特別本醸造」の記事はあったものの、いつも飲んでいる「出羽桜 桜花」の記事がなかった。

 またいつものクセ、「頻繁に飲むお酒ほど記事にしない」が発動していたか。 桜の季節にふさわしい名前なので、今回、満を持して登場していただきましょう。


 この「出羽桜 桜花」は、吟醸酒の普及に貢献した、全国を代表する吟醸酒のひとつ。 よっしんが通う池袋東武をはじめ、多くの百貨店・酒販店で手に入るお酒だ。

 日本酒の本にもよく登場し、冷温が推奨されているが、実は燗もおすすめ。 いつもどおり、ぬる燗でいただきます。

 リンゴ様のスッキリとしたさわやかな香り。 キレイで軽い酒質。 酸が少ないぶん、スルリとなめらかな感触とやさしい甘味が引き立っている。

 後口もドライで軽快。 余韻にもさわやかな香りが一貫している。

 ボリューム的には物足りないけれど、燗でも個性が崩れずに楽しめる、秀逸な酒質なのはまちがいない。


【山形県天童市 出羽桜酒造】 吟醸酒
 1800ml:2720(2856)円   720ml:1320(1386)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)美山錦、(掛米)雪化粧   精米歩合:50%
 酵母:小川酵母(協会10号)   酸度:1.2


過去の「出羽桜」の記事
「出羽桜 微発泡 吟醸にごり とび六」(2008年12月
「出羽桜 特別純米酒」(2009年01月
「出羽桜 一耕 純米酒」(2004年04月

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2012年04月02日

楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々3

楯野川 風流 おりがらみ 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 2002年、地元の行きつけの料理屋さんの親方に、お気に入りといって教えてもらったのが山形「楯野川」。

 「楯野川」の銘柄は聞いていたものの、なかなか飲む機会がなかった。 ところが、ようやく出会えた2006年、すぐに「楯野川」ファンになった。

 今回初めて見る「楯野川 風流 おりがらみ」も、さっそく飲んでみよう!


 まずは冷温でいただきます。

 おりがらみのお酒で、オリはほんのわずか沈殿している程度。 混ぜるとうっすらとにごる。

 植物的なスッキリとした香りに、お米らしい雰囲気もひそむ。

 甘味・酸味が調和してつややかな飲み口になっているところが、「楯野川」らしくて好み。

 オリの影響か、せんべいのような香ばしい風味を感じる。 お米らしい旨味もあって、さりげない苦味も効いている。 濃醇というわけではないものの、様々な味の要素を感じる。


 通常の澄んだお酒とくらべると、「楯野川」の魅力である繊細かつ複雑な味わいを感じ取りにくいのはたしか。 ただ、そのかわりお米らしさ全開なので、こちらもやっぱり好み。


 常温では、甘酸っぱい口当たりと、中盤以降のドライな飲み口、余韻のお米の雰囲気というメリハリ・変化が楽しめる。

 温めると、酸・旨味が引き立って、ドライな飲み口も引き締まってくる。 よけいな甘味・雑味のない洗練された味わいなのに、ベースはあくまでも味重視の純米酒。

 やっぱり「楯野川」って良いなあ。


【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1550(1628)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.6


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2012年03月30日

樽平 銀 純米酒 / 住吉 銀 純米酒3

 新宿駅東口「山形の味 新宿 樽平」にて、セバさんと飲む。


 セバさんがよっしんのために、急きょ、時間・お店を用意してくれた。

 励ましてもらった。 よっしんより大変な状況にあるだろう時に。

 弱音を吐かせてもらえる、本当にありがたい兄貴分です。


 さて、このお店は、山形の郷土料理と「樽平」が自慢。

 秋〜冬限定・予約制の芋煮会鍋と「樽平」を堪能しました。

 「樽平」は、濃厚な味と樽の香りが印象的。 強い味わいながら、やさしい甘味・旨味がクリーミーな雰囲気もある。

 「住吉」は、酸味・苦味が際立って、ドライな飲み口。 味わいは「樽平」とほとんど同じだけれど、「住吉」のほうが塩気を帯びた風味があって、潔さがある。

 1つだけなら難しいけれど、2つを飲みくらべたら、どちらが「樽平」か「住吉」か間違えることはないと思う。


【山形県東置賜郡川西町 樽平酒造】
「銀樽平 特別純米酒」 特別純米酒(無濾過)
 1800ml:2136(2242)円   900ml:1068(1121)円
 アルコール度数:15.3   日本酒度:+3
 原料米:ササニシキ   精米歩合:60%
 酵母:協会7号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.8

「銀住吉 特別純米酒」 特別純米酒(無濾過)
 1800ml:2136(2242)円   900ml:1068(1121)円
 アルコール度数:15.3   日本酒度:+5
 原料米:ササニシキ   精米歩合:60%
 酵母:協会7号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.8

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2012年01月16日

楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦

楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦 池袋駅東口の「裏や」にて、セバさんと飲む。

 写真は以前に自宅で撮影したときのもの。

 食前酒向きの甘酸っぱい高知「亀泉 純米吟醸 CEL-24」の次は、正統派の山形「楯野川」。

 何度も飲んできた「楯野川 中取り純米 美山錦」が、蔵の全量純米大吟醸化にともなって規格変更された商品。

 火入れタイプの燗が好みだけれど、この生タイプも燗で魅力が発揮される。

 ということで、冷温から少しずつ温めて飲んでゆきましょう!

 フレッシュな生酒らしい、麹の香りが印象的。 純米大吟醸といっても、華やかな果実香は感じられない。

 スルリと入るなめらかな口当たりで、お米らしい旨味を中心とした、バランスが取れた味わい。

 冷温では印象的だった若々しい苦味が、温まるにつれて隠れてゆく。 そのかわり、お米らしいおだやかな香味やドライな感触が出てくる。

 温めることで香味が立体的にふくらみ、軽快かつ複雑な味わいが楽しめる。 やっぱり「楯野川 美山錦」は燗だなあ。

 「これ、うまいなあ」を繰り返すセバさん。 なによりです!


【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3.5
 原料米:美山錦(山形県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.6


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2011年12月2010年12月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

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2012年01月08日

上喜元 純米吟醸 生 雄山錦2

上喜元 純米吟醸 雄山錦 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で試飲・購入。

 年末の試飲販売だったため、お正月用に3種類の大吟醸、しぼりたての生原酒・にごり酒などが登場。

 しかし、よっしんが探していたのは自宅・普段用のお酒。

 それぞれの商品が魅力的ながら、以前も飲んだ「上喜元 純米吟醸 生 雄山錦」を今回も気に入って購入。

 お米をかたどった白いラベル、やっぱり良いなあ。


 まずは冷温でいただきます。

 試飲のときも思ったけれど、自宅で飲んでみてもやっぱり感想は同じ。 前回飲んだときと少し印象がちがう。

 前回は、青リンゴ・メロンなど、苦味の効いたさわやかな果実を想起させる香りだった。 今回は、ヒノキを思わせる香りも感じられる。

 ドライで粒子を感じるような口当たり。 キャベツを思わせる植物的な甘味・苦味とともに、若々しい酸味が走る。

 常温になると、シソの葉、スイカの皮のような苦味が強調される。 ぬる燗にすると、お米らしい旨味が現れ、ドライな飲み口に磨きがかかり、さらに個性的になる。

 しかし、どの温度帯でも余韻には果実を思わせるさわやかな雰囲気がある。

 この後口の涼やかさは、宮城「伯楽星 特別純米」、秋田「新政 六號 雄町」、長野「御湖鶴 純米酒」にも似ている。

 温めるとふっくらとした旨味が現れるものの、あくまでも苦味・酸味が主体のスッキリとした飲み口。

 前回のお酒も好きだったけれど、今回のお酒のほうが個性的で好み。


【山形県酒田市 酒田酒造】 純米吟醸(生)
 1800ml:2720(2856)円   720ml:1350(1428)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:雄山錦(富山県南砺産)   精米歩合:55%
 酸度:1.6


「上喜元」の過去の記事
「上喜元 純米大吟醸 山田穂」(2010年10月
「上喜元 限定大吟醸 山田錦」(2011年02月試飲
「上喜元 純米吟醸 生 雄山錦」(2011年02月
「上喜元 純米吟醸 カップ」(2006年06月
「上喜元 特別純米 生 しぼりたて 出羽燦々・五百万石」
 (↑2011年02月試飲
「上喜元 特別純米 生 にごり 出羽燦々」(2011年02月試飲
「上喜元 特別純米 レトロ」(2010年09月

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2011年12月11日

東光 直江兼続公の前立「愛」 純米酒3

東光 直江兼続公 米沢旅行にて、蔵で購入。

 写真は以前のもの(4合ビン)を転用したものの、実際に購入・開栓したのは1升ビン。

 前回、池袋西武で試飲・購入したときに、このお酒の持つ、話題性にとどまらない魅力を感じた。

 熟成によって味わいが深まり、そして燗で魅力を増大させる。 今回も、常温熟成を経て、燗でいただきます。

 クセのある熟成香は、まだ着いていない。 お米らしい香りに、ミルキーな香りもあって、ふんわりとやわらかい雰囲気。

 まろやかな飲み口で、酸が少ないぶんやさしい甘味・旨味が楽しめる。

 こういう、燗で楽しめる酸の少ないお酒って、よっしんのレパートリーには無かったかもしれない。


【山形県米沢市 小嶋総本店】 純米酒
 1800ml:2400(2520)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:はえぬき   精米歩合:55%
 酵母:山形酵母   酸度:1.3   アミノ酸度:1.2


「東光」の過去の記事
「東光 直江兼続公の前立『愛』 純米酒」(2009年05月
「東光 直江兼続公の前立『愛』 純米酒 にごり」(2009年09月
「東光 純米吟醸 出羽燦々 生」(2008年04月2007年02月
「東光 生もと純米 12年古酒」(2004年05月
「洌 純米吟醸」(2009年04月2004年05月
「洌 純米酒」(2009年04月

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2011年12月01日

楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦3

楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 2010BYから全量が純米大吟醸となった「楯野川」。

 全量無濾過、全量ビン火入れ・ビン貯蔵という、品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化をとげた。

 このお酒は、1年前に購入した後に自宅で常温熟成させたもの。

 1年前にしぼりたての状態で飲んで大満足だったお酒が、どんなふうに変化したのだろう。

 まずは冷温でいただきます。

 麹の香りがフレッシュ。 さわやかな苦味も健在。 まろやかになっていて、おだやかな旨味が息づいている。

 常温に近づくにつれて、お米らしい旨味も出てくる。

 温めてみると、炭酸が出てくる。 おー、炭酸も健在でしたか。 きっと、冷温時のさわやかな苦味に一役買っていたんですね。

 まろやかな飲み口で、旨味・酸が一体感を増す燗が好みだなあ。

 やっぱり、「楯野川」うまし! 今シーズンの新酒も楽しみ!


【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3.5
 原料米:美山錦(山形県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.6


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」(2010年12月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

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2011年10月03日

米鶴 田恵(でんけい) 特別純米酒2

米鶴 特別純米 池袋西武で試飲・購入。

 そういえば「米鶴」って、試飲することは何度かあっても、購入するのは初めて。

 1983年から地元で酒米の契約栽培を行ってきた「米鶴」。 亀の尾の栽培中、変異株を選抜淘汰して新品種、亀粋を誕生させている。

 「米鶴 田恵 特別純米酒」。 田んぼの恵みと名づけられたこのお酒は、いかにもこの蔵らしいネーミング。

 米粉のような香りに、乳酸の雰囲気も含まれていて、さわやかな印象。

 クリーミーな飲み口で、前半は軽やかに、後半は伸びやかに、しっとりと落ちついた味わいが展開する。 立ち上がりのゆっくりしたタイプだ。

 甘味・旨味・酸味・苦味、それぞれの要素がきちんと感じられる。

 温めても魅力的だったけれど、複雑・繊細な味わいを感じ取るには常温が最適だった。

 果実のような香りや強烈な酸、ボリューム感たっぷりの旨味はない。 それでも、展開にちゃんと個性があって、飲みごたえがある。

 落ちついて飲めるやさしいお酒だ。


【山形県東置賜郡高畠町 米鶴酒造】 特別純米酒
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1185(1244)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦(「高畠町酒米研究会」栽培)
 精米歩合:55%
 酵母:協会1001号   酸度:1.2   アミノ酸度:1.0

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2011年04月27日

栄光冨士 手造り純米酒 純月2

栄光冨士 純月 池袋東武で試飲・購入。

 池袋東武で定期的に行われる、ジザケジャパン主催のイベント「地方の小さな蔵の隠れた地酒まつり」。

 山形の「栄光冨士」は、その常連の蔵だ。

 秋の「栄光冨士 純米吟醸 古酒屋のひやおろし」を気に入っているけれど、今回はスタンダードな純米酒「栄光冨士 純月」を購入。

 試飲時に、なんとなく燗に向く気配を感じた。

 米の粉のような香りのなかに、リンゴのニュアンスがひそむ。 香りひかえめの山形県らしいお酒だ。

 冷温では、ミネラルを感じる、透明感のある清廉な飲み口。 一見すると繊細なお酒に感じられるものの、奥のほうに旨味が見え隠れしている。

 ぬる燗にすると、旨味が顔を出す。 なめらかな口当たりになり、味わいも立体的になってくる。 食中酒としての懐の深さが出てくる。 やっぱり予想通りだ。

 燗でほんのりとふくらみを増す、純朴なお酒だ。


【山形県鶴岡市大山 冨士酒造】 純米酒
 1800ml:2419(2540)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+1.5
 原料米:出羽の里(山形県)   精米歩合:60%
 酵母:協会10号   酸度:1.5

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2011年02月12日

上喜元 純米吟醸 生 雄山錦3

上喜元 純米吟醸 雄山錦 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で試飲・購入。

 20種類を超える種類のお米を使う「上喜元」。

 蔵の方に、前回試飲・購入して印象的だった「上喜元 純米大吟醸 山田穂」の感想を伝える。

 試飲販売を行う目的のひとつは、消費者の反応・感想を直接見聞きすることですからね。

 そして今回は、「上喜元 純米吟醸 生 雄山錦」を購入。 お米をかたどった白いラベルがかわいらしい。

 青リンゴ・メロンなど、苦味の効いたさわやかな果実を想起させる香り。

 しっとりとした静かな口当たりで、その直後のさわやかな香味の広がりがインパクト大。

 重厚感や、ふっくらとした旨味は少なく、あくまでもスッキリとしている。 きっと、酸味・苦味の活躍が大きいからだと思う。

 この蔵らしいと言うべきか、東北・山形のお酒らしいと言うべきか、中盤以降はキレイに流れて消えてゆく。

 果実様のさわやかな香味は、宮城「伯楽星 特別純米」、秋田「新政 六號 雄町」、長野「御湖鶴 純米酒」、兵庫「龍力 山田錦 生」などと、似た雰囲気がある。

 酵母によるものなのか、それとも別の要素なのか。 最近よく見かけるタイプだなあ。

 この香味が世間の主流になってしまうと、それはそれで凡庸に感じるのかもしれないけれど、まだ貴重なタイプでうれしい存在だ。


 他に試飲したお酒は、以下の3種。
「上喜元 特別純米 生 しぼりたて」
  ↑出羽燦々・五百万石で仕込んだお酒。
   生原酒らしいインパクトがあり、硬質な印象。
   苦味が効いてほっそりとている点で、まだ若いかな。
「上喜元 特別純米 生 にごり」
  ↑出羽燦々で仕込んだ、微発泡性のにごり酒。
   ややドライな酒質で、微炭酸が活躍して爽快。
   原形をとどめないやわらかい米粒のおかげで、お米の風味がある。
「上喜元 限定大吟醸」
  ↑山田錦を使用して、袋吊りで集めた高級酒。
   上立香が華やかで、大吟醸という独自のジャンルに属する。
   食中酒ではなく、きき酒・食前に少しだけ楽しみたい。


【山形県酒田市 酒田酒造】 純米吟醸(生)
 1800ml:2720(2856)円   720ml:1350(1428)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:雄山錦(富山県南砺産)   精米歩合:55%
 酸度:1.6


「上喜元」の過去の記事
「上喜元 純米大吟醸 山田穂」(2010年10月
「上喜元 純米吟醸 カップ」(2006年06月
「上喜元 特別純米 レトロ」(2010年09月

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2011年01月07日

鯉川 純米酒 阿波山田錦 ひやおろし 2008BY3

鯉川 阿波山田錦 ひやおろし2008BY 池袋東武で試飲・購入。

 氷点下まで冷えるという今夜は、燗酒パーティー!

 2009年10月の試飲販売で購入していたお酒を、さらに1年以上寝かせてから開栓。

 そもそもこの「阿波山田錦 純米酒」シリーズは、各蔵元が、2年熟成を燗で飲むためにつくったお酒たち。

 幻の米といわれた亀の尾を復活させた、亀の尾の故郷、余目町にある「鯉川」。

 今回のお酒の裏ラベルには、
 亀の尾栽培田の土壌つくりで大変お世話になった故永谷先生が熱心に栽培指導された阿波山田錦。
 いつかその米で純米酒を醸したいと思っていました。
 今回、神亀酒造様から純米酒ファンドのご紹介をいただき、その夢は実現する運びと相成りました。
 この純米酒を故永谷正治先生に捧げます。 蔵元
 と書かれている。

 開栓してみると、焼き栗のような熟成香が少しくわわりながらも、乳酸のクリーミーな香りは健在。 まだ若い印象だ。

 常温で飲んでみると、スルリと流れる飲み口とおだやかな旨味が、いかにも燗向き。 燗映えする「鯉川」らしい展開。

 マイルドな飲み口で、ゆっくりと旨味が現れる。 単純明快な、メリハリの利いたお酒を好む人には、じれったく感じるかもしれない。

 でもそこはあせらず、燗でじっくりと堪能したい。


 では、燗でいただきます。

 通常は、地元庄内産の美山錦・亀の尾・出羽燦々・五百万石などを使用する「鯉川」。 山田錦を使ったこのお酒は、普段の「鯉川」のイメージとはずいぶんと異なる。

 ドライでお米らしい雰囲気が楽しめる通常商品にくらべ、このお酒はマイルドでやさしい甘味が感じられるのが特徴的。

 軽い熟成香を帯びたおだやかな口当たりで、やさしい甘味が中心。 酸も旨味も登場がおくれて、もやもやとした印象から入る。

 しだいにボリュームが増して、味わいの輪郭がはっきりとしてくる。 酸がしっかりと味を切る鮮やかな後口ながら、余韻はやさしい。

 次のひと口が欲しくなるやさしい余韻に、「鯉川」の個性が生きている。


 1年前の試飲・購入時にすでに飲みごろの印象だったが、まだ飲みごろをキープしている。 むしろ開栓直後は、長い眠りから覚めないのか、硬い印象さえ受けた。

 開栓から数日して複雑さが増してきた。 ようやくのお目覚めですな。 時間のかかるお酒なので、気持ちにゆとりのあるときに飲んであげたい。


【山形県東田川郡余目町 鯉川酒造】 純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:16.3   日本酒度:+5
 原料米:山田錦(徳島県産)  精米歩合:60%
 酸度:1.7   アミノ酸度:1.0


「鯉川」の過去の記事
「鯉川 純米大吟醸 生原酒 阿部亀治」
 (↑2009年08月02月2006年09月
「鯉川 純米大吟醸 生原酒 阿部亀治 1997BY」(2006年09月
「鯉川 純米大吟醸 亀の尾」(2006年09月
「鯉川 純米吟醸 亀治好日」(2008年03月
「鯉川 純米大吟醸 出羽燦々」(2008年02月
「鯉川 純米吟醸 美山錦」(2006年12月
「鯉川 純米吟醸 鉄人うすにごり」(2007年03月
「鯉川 純米吟醸 うすにごり 庄内の風」(2008年10月
「鯉川 特別純米」(2007年11月
「鯉川 純米」(2007年02月
「和浦酒場」でよく飲んできたわりに、記事が少ない(苦笑)

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2010年12月15日

楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦4

楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 今日は父の誕生日ということで、「楯野川」ファンである父に、「楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」を進呈。

 はじめて見る商品だなあと思って調べてみたら、最近になって「楯野川」がホームページを開設していた。

 そこで衝撃の宣言を発見。 今期の仕込み(2010BY)から、全量を純米大吟醸にするとのこと。

 これは、「楯野川 中取り純米」シリーズや、低価格の本醸造「楯野川 清流」、吟醸生酒「楯野川 激流」などの人気商品を廃止するということ。

 全量無濾過、全量ビン火入れ・ビン貯蔵という、品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。

 そんな新型「楯野川」第一弾、日本酒界直撃のお酒が、この「楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」。

 「新型X第一弾 日本直撃カウントダウン X JAPAN RETURNS」(1993年12月)をイメージして表現してみました。


 では、まず冷温で飲んでみましょう!

 いざ開栓しようと思ったら、ポンッとフタが飛んだ。 中身は噴きこぼれなかったけれど、煙が出てきた。 グラスに注ぐと炭酸が現れる。

 いかにもフレッシュな、しぼりたてをそのままビンに詰めたお酒だ。

 苦味を想起させるさわやかな香り。 口当たりから苦味が立ち、「うわぁ、硬っ、渋っ、苦っ」という若さゆえのアンバランスな印象。

 空気に触れ、温度も常温に近づいてくると、苦味は一歩引いてまろやかさが出てくる。 香りだけでなく、フレッシュな甘味・酸味と、炭酸の刺激がさわやかな飲み口を形成するようになる。

 やっぱり「楯野川」は燗ですなあ、ということで温めて飲むことに。

 お米らしい雰囲気と旨味が出てきて、さらにマイルドになった。 けっして濃醇・パワフルというわけではないけれど、しっかりと存在感がある。

 そして独特の酸味・苦味が、「楯野川」らしい爽快・軽快な印象をつくって余韻へと続いてゆく。

 香りに特化した典型的な大吟醸というより、味を重視した「楯野川 中取り純米」のスタイルを引き継いでいる。 値段も純米酒並みに安いし。

 大吟醸という文字を見るだけで「高くて味の薄い酒」を連想してしまう父・よっしんも大満足。

 燗で旨味を引き出して、バランスの取れたボリューム感を楽しみたい純米大吟醸だ。


【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3.5
 原料米:美山錦(山形県産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.6


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

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2010年10月17日

上喜元 純米大吟醸 山田穂3

上喜元 純米大吟醸 山田穂 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で試飲・購入。

 生産量が比較的多く、全国的に使用されている酒米である山田錦、五百万石、美山錦、雄町、八反錦。

 そして地方色豊かな出羽燦々、出羽の里、亀の尾、はえぬき、吟風、美郷錦、雪化粧、雄山錦、八反35号、千本錦、こいおまち、山田穂、辨慶、愛山、穀良都、神力、白玉、京の華、兵庫夢錦などなど。

 「上喜元」は、年間製造量1300石という小規模蔵ながら、上に挙げた20種類以上のお米を使い分けて多種多様のお酒を醸している。

 今回試飲して気に入ったのが「上喜元 純米大吟醸 山田穂」。

 山田穂というと、兵庫「龍力 無濾過生原酒」シリーズの山田錦雄町神力山田穂の中でもっともほっそりとした味で、目立たない印象だった。

 まあ、「龍力」は他のお米のお酒が濃厚すぎるだけかもしれない。

 この「上喜元 山田穂」は、おだやかな旨味が息づく味吟醸だ。

 まずは常温で。

 華やかな香りではなく、おだやかなお米の香り。 口当たりはサラリと軽快で、洗練されている。 このあたりに純米大吟醸らしさを感じる。

 ソフトなタッチで入りながら、しだいにまろやかな旨味が登場する。 中盤から味わいを増してゆく、飲みごたえのあるお酒だ。

 真打登場とばかりに酸が活躍して、ふくらんだ味わいを締める。 ビワ・ドライフルーツのようなさわやかな余韻に、純米大吟醸らしいエレガントさを感じる。

 ぬる燗にすると、稲ワラを思わせる含み香が強調され、ドライな雰囲気も出てきた。 それでいて飲み口はまろやかという、みごとなバランス。

 冷やした状態では魅力を感じきれない、常温〜ぬる燗で実力を発揮する、味わい深い純米大吟醸だ。


【山形県酒田市 酒田酒造】 純米大吟醸
 1800ml:3600(3780)円   720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:山田穂(兵庫県産)   精米歩合:50%
 酵母:協会9号系自社酵母   酸度:1.4   アミノ酸度:1.2


「上喜元」の過去の記事
「上喜元 純米吟醸 カップ」(2006年06月
「上喜元 特別純米 レトロ」(2010年09月

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2010年09月17日

羽前白梅 山廃純米吟醸2

羽前白梅 山廃純米吟醸 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場(本店)」にて飲む。

 今夜は「和浦」で父と待ち合わせて飲む。 先に着いたよっしんは、「羽前白梅 山廃純米吟醸」で練習。

 全量が小仕込み・無濾過という「羽前白梅」は、涼やかという表現がピッタリのキレイな酒質。

 それでいて水っぽくなく、落ちついた旨味が楽しめる。 しっかりと熟成を経て、ぬる燗でやさしく体になじんでゆく。

 飲み会の助走に、あるいは終わりに最適な、無理のないお酒。

 そんな「羽前白梅」が初めて山廃に挑戦したとのこと。

 おだやかな穀物様の香り。 飲み口は、初の山廃とは思えないほど、荒さがなくスッキリしている。

 硬質な口当たりで、いかにも熟成しにくい、しっかり甘味を切ったシャープな味わい。

 緊張がほどけるように、ミネラル・旨味が見えてくる冷めぎわが魅力。 インパクトはないけれど、ちゃんと起伏がある。

 燗でスルスルと、いつまでも飲んでいたくなる、東北の佳酒のひとつだ。


【山形県鶴岡市大山 羽根田酒造】 純米吟醸(山廃、無濾過、生詰)
 1800ml:3567(3745)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:(麹米)山田錦[兵庫県産]、(掛米)美山錦[山形県産]
 精米歩合:50%   酵母:協会7号   酸度:1.7


「羽前白梅」の過去の記事
「羽前白梅 純米吟醸 ちろり」(2009年12月2008年10月
「全量純米蔵を目指す会」の試飲販売(2009年10月

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2010年09月10日

上喜元 特別純米 レトロ

上喜元 レトロ 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 さて「山形正宗」の次は、同じく山形の「上喜元」。

 1合ビンは飲みきりサイズではあるけれど、2人で飲むとあっという間に飲みきってしまうなあ。

 最初の「山形正宗」の酸味が個性的だったからか、この「上喜元」は目立たない。

 酸はひかえめで、やさしい甘味が楽しめる。 ただ、少しほっそりとした印象なので、個人的には物足りないなあ。


【山形県酒田市 酒田酒造】 特別純米酒
 180ml:362(380)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:55%
 酵母:山形酵母   酸度:1.4   アミノ酸度:1.2


「上喜元」の過去の記事
「上喜元 純米吟醸 カップ」(2006年06月

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山形正宗 純米酒 レトロ2

山形正宗 レトロ 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 今日は初のアメフト生観戦。 あれほど衛星放送でNFLを観戦しながら、生でアメフトを見るのは初めて。

 オラ、ワクワクしてきたぞ。

 ということで、東京駅地下でお酒とおつまみを購入。 よし、準備万端!

 以前飲んで印象に残っていた「山形正宗」から開栓。

 サラリと軽やかな口当たりで、柑橘系のさわやかな酸味がアクセント。 濃厚でも濃醇でもないけれど、このみずみずしい酸味は好みだなあ。


【山形県天童市 水戸部酒造】 純米酒
 1800ml:2400(2520)円   180ml:343(360)円
 アルコール度数:16.0   日本酒度:+3
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.5


「山形正宗」の過去の記事
「山形正宗 純米酒 レトロ」(2009年05月

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2010年08月28日

麓井の圓 生もと純米 本辛口酒2

麓井 生もと純米 叔父からいただく。

 「楯の川 特別純米」と一緒にいただいた。 さっそく、飲みくらべてみよう!

 華やかな香りはない。 穀物様のおだやかな香りに、かすかに乳酸の香りもひそんでいる。

 口当たりからドライで、サラサラとした感触。 甘味をしっかり落とした、とぎすまされたシャープな味わい。 そのぶん、ボリュームは小さめだ。

 山形のお酒によくみられる、軽快な酒質だ。

 ぬる燗にしてみると、奥に隠れていた旨味が現れて、幅が出てきた。 個人的には温めたほうが好みだなあ。


【山形県飽海郡八幡町 麓井酒造】 特別純米酒(生もと)
 1800ml:2427(2548)円   720ml:1068(1121)圓
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+8.5
 原料米:美山錦(山形県庄内産)   精米歩合:55%
 酵母:山形酵母   酸度:1.5   アミノ酸度:1.4


「麓井」の過去の記事
「麓井 特別純米 生もと 辛口四段」(2007年03月

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2010年08月27日

楯の川(楯野川) 特別純米酒2

楯野川 特別純米 叔父からいただく。

 山形に行った際のおみやげとしていただいた。

 おぉ、「楯野川」! ありがとうございます!

 さっそく常温でいただきます。

 さりげない柑橘系の香りが酸味・苦味を想起させる。 どことなく長野「御湖鶴」と共通点を感じる香りだ。

 軟水の魅力が活かされた口当たりで、スルリとなめらかに流れてゆく。 そして、余韻まで独特のさわやかな苦味が一貫していて、不思議な軽快さを演出している。

 大きな起伏はないものの、静かな飲み口に奥行きとふくらみを感じる。 緊張のほどけたやさしい味わいに、美山錦の魅力が出ている。

 温めても劇的な変化はしないが、マイルドな酒質に磨きがかかる。

 クリアで味わい豊か。 淡麗でも重厚でもない、絶妙なバランス。 「楯野川」の魅力を存分に発揮している。


【山形県酒田市 楯の川酒造】 特別純米酒(無濾過)
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1250(1312)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3.5
 原料米:美山錦(山形県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.4


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

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2010年03月26日

白露垂珠 純米吟醸 寒造り新酒 無濾過生2

白露垂珠 純米吟醸 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 日中にひょう・あられが長時間降りつづけるという、荒れた極寒の一日だった。 とにかく空気が冷たかった。

 しかし、初春の京都の天気なんて読めないから、これはまだ想定内。 まあ、よくあることさー!

 なによりもおどろいたのは、京都・奈良の県境、笠置山の笠置寺で遭遇した野生のイノシシ。 これは予想外だった。

 さて、3か月ぶりにお会いするヨラムさんとご挨拶・近況報告。 そして最初にお願いしたのは「さわやかで軽めのお燗酒」。 まずは温まりたい。

 「酒BAR よらむ」の燗のつけかたは、水を張った小鍋に火をかけて徳利をひたす「時間のかかる原始的な温め方(ヨラムさん)」。

 ゆっくりと温めるから、繊細な味わいの生酒でも味を崩さず、やさしい燗酒となる。

 料理を出すお店、箱の大きい(席数の多い)お店ではできない、非効率な方法。 数人を相手にお酒を提供するバーだからこそ可能だ。

 フッと桃のような香りがさりげなく立つ。 ミネラルを感じる口当たりで、スーッとスムーズに入ってくる。

 よけいな味を除いたクリアでストレートな味わいだ。 軽快なわりに緻密な酸に存在感があって、単なる淡麗酒とは一線を画している。

 まだ若いのか、後口にピリッと刺激が残るが、これもまた元気な証拠。 熟成も期待できる。

 さりげなくジャズが流れる落ちついた店内の雰囲気にピッタリの、やさしい味わいのホッとするお燗酒でした。


【山形県鶴岡市羽黒町 竹の露】 純米吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:−2
 原料米:(麹米)美山錦(羽黒産、栽培者:本木勝美[杜氏])
       (掛米)出羽燦々(羽黒産、栽培者:成沢勝一)
 精米歩合:55%   酵母:山形酵母
 酸度:1.2   アミノ酸度:1.6

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