岐阜のお酒

2014年09月17日

房島屋 純米無濾過生酒 仕込15号(裏や限定)2

房島屋 純米無濾過生 裏や限定 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 充実の日本酒メニューの中に、「房島屋 純米無濾過生酒 裏や限定」の文字を発見!

 「今だけ」・「限定」に弱い典型的日本人、よっしん。

 この機会を逃したらもう出会えないかもしれないという思いから、さっそく注文。

 冷温でいただきます。

 生酒らしい、そして「房島屋」らしい、フレッシュでさわやかな香り。

 透明感のある飲み口で、みずみずしい甘味・酸味が魅力的。


 味わいの前半にピークがある酒質で、香味ともにわかりやすい魅力があるお酒。 多くの人が「おいしい」と感じそう。

 ただ、個人的にはもう少し香り・甘味が少なめだと好みなんだけどなあ。 ちょっとおしい、もどかしさを感じてしまいます。

 まあ、これは今まで飲んできた「房島屋」に共通する感想なので、良い悪いではなく、好みの問題ですね。



【岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造】 純米酒(無濾過、生)
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 精米歩合:65%   酸度:2.3


「房島屋」の過去の記事
「房島屋 純米吟醸 生酒 おりがらみ 兎心(ところ)」(2012年08月
「房島屋 麻結佳 純米吟醸 無濾過生原酒 吟吹雪」(2012年10月

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2014年08月27日

裏天領 吟醸純米 生貯蔵原酒2

天領 裏天領 吟醸純米生貯原酒 岐阜旅行のおみやげとしていただく。

 ありがとうございます!

 「このお酒ならきっと楽しめるのでは」という自信の言葉とともにいただきました。

 黒い箱・ビンの中央で金色に輝く「天領」の文字。

 シックなデザインでかっこいい!


 このお酒、「天領」の文字が左右反転しています。

 左右反転した文字で”裏バージョン”を表した銘柄が各地にありますが、個人的には幼少期から見慣れた将棋の”左馬”のイメージが強いです。


 文字を反転させるにとどまらず、純米吟醸ではなく吟醸純米と記したり、生貯蔵を生貯と略したりと、好き放題やっている印象です。

 少量限定商品とのことですが、大事なのは希少価値よりも味わい。

 くださった方の「冷やしすぎない方が良いみたいですよ」という助言にしたがって、常温でいただきます。



 リンゴ様の果実香はひかえめで、ハーブ様の香りがスッキリとした苦味を想起させる。

 ほのかな甘味をまといながら、酸味・苦味が引き締まった味わいを形成する。 旨味も繊細かつ複雑に息づいている。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、原酒らしい押しの強さも感じられる。


 繊細でおだやかな魅力が、冷温では封じられてしまい、燗ではぼやけてしまう。 たしかに、常温がベストかもしれません。



 純米酒らしいおだやかさと吟醸酒らしい軽快さを兼ね備えた、バランス型の佳酒。 多くの人に愛されそうです。

 普段お酒を飲まない方がこのお酒を選んだということも驚きです。



【岐阜県下呂市 天領酒造】 純米吟醸(生貯蔵、原酒)
 720ml:1,790(1,933)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.5


「天領」の過去の記事
「天領 純米原酒」(2003年08月

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2014年07月30日

射美(いび) 吟撰(夏吟) 無濾過生原酒2

射美 槽場無濾過生原酒 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 飲んだことのある蔵が900近くになり、初耳・初見の蔵が着々と減ってきた昨今。

 そんななか、「射美(いび)」を醸す杉原酒造・・・初耳です。

 知らなかった酒蔵・お酒に出会えるのはうれしいですね。

 杉原酒造は、揖斐川の輪中地帯にある、年間製造量60石(1升ビン6000本分)という小さな酒蔵とのこと。


 希少さや人気より、おいしさ(好みのお酒であること)が大切だと思うので、さっそく飲んでみましょう!

 お店の方いわく、「派手でわかりやすい」。

 なるほどたしかに、アルコールの揮発を感じる、生酒らしいフレッシュな香りはインパクト大。

 まろやかな甘味としっかりとした酸が高レベルで拮抗していて、甘口ともドライともいえない緊張感がある。

 若々しいお酒だからか、技術的に荒けずりなのか、華やかで刺激的。 やや平板・単調に感じてしまう短所を上回る長所がある。



 これは、すごいお酒・酒蔵の予感。

 火入れして落ち着いたお酒や、純米タイプも飲んでみたくなります。



【岐阜県揖斐郡大野町 杉原酒造】 吟醸酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,408(2,601)円   720ml:1,203(1,299)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:-2
 原料米:揖斐の誉(AMS18)   精米歩合:60%
 酸度:2.3

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2013年11月09日

達磨正宗 純米 ひやおろし 熟成古酒用仕込

達磨正宗 純米 ひやおろし 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 古酒に力を入れる「達磨正宗」ではめずらしい、まだ半年熟成という若いお酒。

 通常の日本酒は三段仕込みのところ、さらに2回にわたってお米を追加投入して味を増やす五段仕込み。

 もともと長期熟成を予定していて、熟成による変化を期待するために、エキス分の多い酒質になっています。


 では、冷温でいただきます。

 甘くさわやかな麹の香りが印象的。 トロリと濃厚な口当たりで、麹の風味としっかりした酸が高濃度でバランスを取っている。

 甘ったるく感じさせないのは、酸味の活躍のおかげ。

 お酒だけで満足できる充実した味わい。 良いですね〜!



 日本酒バーでお酒だけを楽しみたい、大好きなタイプ。 これほど濃厚なお酒は、なかなか頻繁には出会えません。

 Yさんも「甘くておいしい」とのこと。 甘口派に最適ですね。



【岐阜県岐阜市 白木恒助商店】 純米酒(生詰)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1666(1750)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:−20
 原料米:(麹米)雄山錦(富山県産)、(掛米)日本晴
 精米歩合:(麹米)70%、(掛米)75%
 酸度:2.8


「達磨正宗」の過去の記事
「達磨正宗 十年古酒」(2013年08月2012年10月
「達磨正宗 二十年古酒」(2012年10月2012年05月

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2013年08月27日

達磨正宗 十年古酒3

達磨正宗 十年古酒 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 3種類の飲みくらべセットの3つめが「達磨正宗 十年古酒」。

 赤褐色にまで色づいた、見た目も味わいも濃厚な熟成酒。


 常温でいただきます。

酒茶論 (達磨正宗、長龍、義侠)
 「達磨正宗 十年古酒」は左端。

 ベリー系のドライフルーツを思わせる、甘酸っぱさを想起させる香り。

 トロリと密度を感じる口当たり。 甘味と同時にドライな雰囲気も感じさせる刺激的で複雑な味わいは、スパイシー&オイリー。


 濃厚・濃醇な長期熟成酒の代表作。 熟成酒好きにはたまらない、ゆっくり堪能したいお酒。



【岐阜県岐阜市 白木恒助商店】 純米酒・本醸造・普通酒(ブレンド)
 720ml:5000(5250)円   180ml:1250(1313)円
 50ml:600(630)円
 アルコール度数:18.3
 原料米:日本晴(岐阜県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号


「達磨正宗」の過去の記事
「達磨正宗 十年古酒」(2012年10月
「達磨正宗 二十年古酒」(2012年10月2012年05月

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2013年07月17日

小左衛門 甘酸っぱいにごり リキュール2

小左衛門 甘酸っぱいにごり リキュール 池袋東武で試飲・購入。

 豊富なラインナップを試飲して、購入したお酒のひとつが「小左衛門 甘酸っぱいにごり」。

 少量限定、表ラベルのないシリーズのお酒。

 昨年飲んだ試作品「小左衛門 純米 甘酸っぱいにごり」は純米酒だったけれど、今年はなんとリキュール。

 「小左衛門 純米酒」をベースに、糖分・酸味料を添加しているお酒とのこと。


 香りはヨーグルト様とリンゴ様が重なり、まさしくリンゴの果肉入りヨーグルトのイメージ。

 まろやかでやさしい口当たりから打って変わって、甘酸っぱい香味が炸裂する。 これはインパクト大。

 純米タイプの個性をさらに強調した味わい。



 しっかりした香味だから、ストレートはもちろん、ロックやソーダ割りでも楽しめる。

 いろんな飲み方を探してみる楽しみもある、楽しいお酒。



 リキュールなのに日本酒度が表示してあって、生酒とも書いてあるのがおもしろい。

 そういえば、日本酒の酒蔵がつくっている梅酒やあんず酒に日本酒度が書いてあったことがあるから、そこまで不思議ではないかも。



【岐阜県瑞浪市土岐町 中島醸造】 リキュール(生)
 720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:14.5   日本酒度:−14
 原料米:五百万石(富山県産)   精米歩合:55%
 酸度:4.8


「小左衛門」の過去の記事
「小左衛門 純米吟醸 美山錦」(2008年06月
「小左衛門 特別純米 美山錦 辛口 しぼりたて生」(2013年03月
「小左衛門 純米無濾過生原酒 六割五分 播州山田錦」
 (↑2012年09月
「小左衛門 純米 甘ずっぱいにごり」(2012年08月

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2013年03月12日

小左衛門 特別純米 美山錦 辛口 しぼりたて生 2012(H24)BY3

小左衛門 特別純米 美山錦 辛口しぼりたて生 いただきもの。

 30種類近い「小左衛門」のラインナップでもっとも多く仕込まれる、蔵の看板商品が「小左衛門 特別純米 美山錦」。

 複数のタンクのうち、もっともドライに仕上がったものが、「小左衛門 特別純米 美山錦 辛口」。

 「刈穂 山廃純米 超辛口」のうち、もっともドライに仕上がったものを「刈穂 山廃純米 番外品」として発売するのと似ていますね。

 そんな、2011(H23)BYから登場して2年目をむかえた「小左衛門 特別純米 美山錦 辛口 しぼりたて生」を、さっそく飲んでみよう!


 まずは冷温で。

 しぼりたての生酒らしい、フレッシュで刺激的な、さわやかな香り。

 甘さひかえめの落ち着いた口当たりながら、デラウェア様の含み香が豊か。

 しっかりボリューム感があって芳醇。 切れ上がりの良さ、晴れやかな余韻は、「辛口」のイメージにピッタリ。

 辛口とうたうお酒にありがちな、「単にアルコールの刺激が強いだけで、旨味・面白みのないお酒」とは一線を画す。



 常温では、米粉を思わせる含み香に変化する。 ドライな飲み口からおだやかな旨味がふくらみ、お米らしい味わいになる。

 ただ、余韻に桃のような甘い香りが残って、少し切れが鈍るような印象も受けた。 うーん、酵母のせいかな。

 あまり温度を上げすぎないほうが良いかもしれない。



【岐阜県瑞浪市土岐町 中島醸造】 特別純米酒(生)
 1800ml:2666(2800)円   720ml:1333(1400)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+8
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会1801号   酸度:1.9


「小左衛門」の過去の記事
「小左衛門 純米無濾過生原酒 六割五分 播州山田錦」
 (↑2012年09月
「小左衛門 純米吟醸 美山錦」(2008年06月
「小左衛門 純米 甘ずっぱいにごり」(2012年08月

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2012年12月31日

飛騨自慢 怒髪衝天辛口 ひやおろし 純米原酒3

飛騨自慢 怒髪衝天辛口 ひやおろし 池袋西武で試飲・購入。

 大みそか、祖父母の家に親族で集まって飲む。

 今夜の締めは「飛騨自慢 怒髪衝天辛口 ひやおろし」。

 怒髪天を衝くという名前から、早くも注目を集める。


 半年の熟成を経てわずかに色づいたお酒からは、アルコールの揮発によって、刺激的な雰囲気がただよってくる。

 焼酎や泡盛にも感じられる、高アルコールならではのトロリとなめらかな口当たり。 この感触に、甘口と感じる人もいるのではと思う。

 華やかな香りや甘味といった浮ついた要素はなく、落ち着いた旨味・酸味とアルコールによる、どっしりとした重心の低い味わい。

 お米やウエハースを思わせる余韻を残して、味はサッと潔く引く。

 そっけないわけではなく、飲めば飲むほどやさしく複雑な旨味が感じられるようになる。 だからこそ、後を引くお酒だ。


 苦味・酸味が目立ってしまう冷温より、やさしさが増す常温〜ぬる燗で楽しみたい。



【岐阜県高山市 老田酒造店】 純米酒(生詰、原酒)
 1800ml:2423(2544)円   720ml:1260(1330)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+8
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:58%
 酵母:協会9号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.9


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
   2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 飛騨國高山 純米大吟醸 生原酒 桜」(2012年04月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生酒 辛口原酒 しぼりたて」(2012年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2011年04月2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2011年11月2010年11月2009年12月2008年11月
   2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

 「飛騨自慢」の老田酒造は、「飛騨の小京都」高山の伝統的建造物群保存地区にある酒蔵。
 「鬼ころし」を冠した銘柄の元祖として知られる。
 荒々しい名前で発売される本醸造・純米酒も、吟醸酒・純米吟醸と称しても良いほどの精米歩合で醸されている。
 ただ刺激的なだけのお酒とは一線を画す、ふくよかで奥行きのある、地元産米の魅力を引き出したラインナップが魅力。


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2012年10月26日

達磨正宗 十年古酒 / 二十年古酒3

達磨正宗 十年古酒達磨正宗 二十年古酒 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 古酒のみを発売するという個性的な、「達磨正宗」。

 今夜は10年熟成と20年熟成を飲みくらべ。

 ぜいたくな瞬間です。


 まずは10年熟成タイプから。

 赤みを帯びた、濃いコハク色。 落ち着いた雰囲気の中に、ドライフルーツのような香りがある。

 甘そうで、ドライそうで。 相反する要素が交錯した、複雑な味わいを想起させる。

 トロリとした感触で、スパイシー&オイリー。 濃厚で力強い味わいながら、酸のおかげで味はしっかり切れる。 余韻にはドライな雰囲気が帰ってくる。


 次は20年熟成タイプ。

 濃い赤褐色。 色も香りもカラメルを思わせる。 やや焦げた香りは、黒砂糖にも通じる。

 こちらもトロリとした口当たり。 濃厚で濃醇。 複雑な味わいに、長い余韻。



 ともに、一朝一夕では実現できない、表現できない世界だ。



【岐阜県岐阜市 白木恒助商店
「達磨正宗 十年古酒」 純米酒・本醸造・普通酒(ブレンド)
 好み度:3(★★★)
 720ml:5000(5250)円   180ml:1250(1313)円
 50ml:600(630)円
 アルコール度数:18.3
 原料米:日本晴(岐阜県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号


「達磨正宗 二十年古酒」 純米酒(ブレンド)
 好み度:3(★★★)
 720ml:10000(10500)円   180ml:2500(2625)円
 50ml:1000(1050)円
 アルコール度数:18.3
 原料米:日本晴(岐阜県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号


過去の「達磨正宗」の記事
「達磨正宗 二十年古酒」(2012年05月

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房島屋 麻結佳 純米吟醸 無濾過生原酒 吟吹雪2

房島屋 麻結佳 大森の「吟吟」にて飲む。

 「麻結佳」・・・はて? 初めて見る名前のお酒だなぁ。

 と話していたら、スタッフが「オーナーのお嬢さんの名前で、『房島屋』の特別ラベルです」と説明してくださった。

 大にぎわいの店内ながら、スタッフが各テーブルにきちんと気を配る。 良いタイミングで、次のお酒や料理を注文できる。

 新鮮な魚介類の回覧も楽しい。 おすすめ上手だ。

 良い人、良い酒、良い肴。 だから繁盛店なんですね。


 ではでは、お酒をいただきます。

 この蔵らしい、甘く華やかな香り。 含み香も甘く、口当たりにインパクトがある。

 さわやかな甘味・酸味を基調とした、みずみずしい飲み口。 インパクトのわりには、幅や奥行きといった複雑さ・起伏は少なく、あっさりしている。


 おそらく、多くの人たちに受ける酒質なのではないでしょうか。 ただ、個人的にはもう少し香りひかえめで、味のあるタイプのほうが好みかな。



【岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造】 純米吟醸(生)
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1600(1680)
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)吟吹雪
 精米歩合:50%   酸度:1.8


「房島屋」の過去の記事
「房島屋 純米吟醸 生酒 おりがらみ 兎心(ところ)」(2012年08月

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2012年09月25日

小左衛門 純米無濾過生原酒 六割五分 播州山田錦3

小左衛門 純米 六割五分 山田錦 池袋東武で試飲・購入。

 「小左衛門」は池袋東武に初来店。

 先日、試作品段階の「小左衛門 純米 甘ずっぱいにごり」を飲んだばかり。

 それからまもなく、蔵本来の個性、通常商品を試飲できるチャンスがやってくるとは!

 お米、磨き具合。 豊富なラインナップから選んだのは、「小左衛門 純米無濾過生原酒 六割五分 播州山田錦」。

 しぼってから半年以上経過しているのに、荒々しい酸が目立つ、若く不器用なお酒だなぁ。 そのぶん、これからの熟成が楽しみ。 そんなスケールの大きさを感じて購入。


 フレッシュな香りに導かれて、麹の甘くさわやかな香味、みずみずしい酸味が豊かに広がる。

 ただ、若々しい溌剌とした味わいも魅力的ながら、若さゆえのまとまりのなさ、軽薄さも感じられる。


 ところが、いや、予想どおりかもしれない。 開栓して1週間して飲みなおしてみると、こってり感が出て厚みが増した。 さわやかな香りにまろやかな飲み口、飲みごたえのある味わい。

 味の要素・展開はオーソドックスながら、淡麗酒とは一線を画した凝縮感がある。 正統派・本格派の、安心できる味わいともいえる。

 これは好みだ!



【岐阜県瑞浪市土岐町 中島醸造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2571(2700)円   720ml:1286(1350)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:65%
 酸度:2.0   アミノ酸度:1.5


「小左衛門」の過去の記事
「小左衛門 純米吟醸 美山錦」(2008年06月
「小左衛門 純米 甘ずっぱいにごり」(2012年08月

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2012年08月20日

小左衛門 純米 甘ずっぱいにごり3

小左衛門 甘ずっぱいにごり 浦和駅西口すぐの「食と燗 くら川」にて飲む。

 今しかない変わったお酒というリクエストに登場したのは、「小左衛門 甘ずっぱいにごり」。

 「小左衛門」を初めて飲んだ日、2008年の6月は、忘れもしない。

 当時「和浦」のお燗番だった和くん(現、弐号店料理長)のおすすめで飲んだのが、「小左衛門 純米吟醸 美山錦」だった。

 なぜおぼえているか。 今夜もお会いできたTさんと、初めてお会いした衝撃的な日だったからだ。

 個人的に好きな言葉に、世阿弥の「初心忘るべからず」がある。

 その時々の未熟な自分を忘れずにおぼえていることで、現在の上達を確認できるという趣旨の言葉だ。


 その日、Tさんに、Tさんからの言葉に、目を開かされた。 人生を変えてくれた、大切な日だ。

 その日をおぼえていることで、恥ずかしい、苦々しい記憶もよみがえる。 でも、その日をおぼえているおかげで、今の自分がある。

 もちろん、今も未熟だ。 でも、あのころよりは少し進歩している自信はある。 いつかまた、2012年の自分が未熟だったことを思い出せるように、今夜もまたTさんと「小左衛門」を飲もう。


 熱めの燗でいただきます。

 炭酸はあまり含まれていなかったのか、苦味を想起させる炭酸の名残はない。

 にごり酒とは思えないほど、まろやかで軽やかな飲み口。 ヨーグルト様の乳酸の香味が、冷温でも燗でもさわやかに活躍する。

 商品名どおり甘酸っぱい個性的なお酒ながら、甘味と酸味のバランスが良く、飲みやすい。 ベッタリと舌に残る感覚もないのは、酸味・苦味のおかげだろう。

 ソーダ割りが最高においしいという、大将とスーさんのアイディアになるほどと思った。

 2010BYから登場した、表ラベルのない試作品とのこと。 でも、2年連続でつくられているということは、そろそろ季節の定番商品になっても良いのでは?


たこキウイ
 タコとキウイの和えもの。 タコきゅうりならぬ、タコキウイ。

 キウイの甘酸っぱさとタコが、合うこと合うこと。 そして、「小左衛門 甘ずっぱいにごり」とも好相性。



【岐阜県瑞浪市土岐町 中島醸造】 純米吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2476(2600)円   720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:−27
 原料米:五百万石(富山県産)   精米歩合:55%
 酸度:3.0   アミノ酸度:2.0


「小左衛門」の過去の記事
「小左衛門 純米吟醸 美山錦」(2008年06月

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2012年08月04日

竹雀 山廃純米 無濾過生原酒 佐瀬式木槽搾り2

竹雀 山廃純米 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 さきほど飲んだ「房島屋 兎心(ところ)」と同じく、「竹雀」も岐阜県でまだ飲んだことのない蔵。


 長野県のお酒は、大好きなイベント「長野の酒メッセ in 東京」のおかげで、ほとんどの蔵を飲んだ。

 ところが、長野県に接する岐阜県のお酒は、現地を訪れたとき以外、なかなか飲む機会がない。

 ちょっと、いいわけしてみました。


 「竹雀」の大塚酒造は、次期蔵元の大塚清一郎さんが杜氏を兼務する蔵。 おー、同地域に蔵を構える「房島屋」の後につづく存在ですね。

 清一郎さんは、三重「酒屋八兵衛」の蔵元兼杜氏、元坂新さんのもとで修業をしたとのこと。 元坂さんといえば、何度かお会いしたことがある、安田酒店を経て「和浦酒場」につながる、親近感のある蔵だ。

 清一郎さんは、2010BYから実家の大塚酒造にもどってお酒をつくり、「竹雀」ブランドを立ち上げたとのこと。 今回の2011BYは、2年目につくられたお酒ですね。


 燗で活きるということなので、燗でいただきます。

 お米らしいおだやかな香りには、甘酸っぱさを想起させるニュアンスも含まれている。

 しっとりと落ちついた口当たりで、静かに、ゆっくりと旨味がふくらんでゆく。 やや冷めてきたころには、甘味・酸味も存在感を発揮して、味わいに彩りを添える。


 お酒の若さなのか、造り手・技術の若さなのか、まだ味が閉じこもっている印象。 しかし、ゆったりと余裕をもった展開が、熟成後の雄大な味わいを想像させる。

 来年以降に登場する新酒も楽しみだけれど、このお酒の来年以降も気になる。 そんな、未来が楽しみなお酒だった。



【岐阜県揖斐郡池田町 大塚酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2700(2835)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦(30%)、五百万石(70%)   精米歩合:60%
 酵母:協会6号    酸度:1.6   アミノ酸度:1.4

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房島屋 純米吟醸 生酒 おりがらみ 兎心(ところ)2

房島屋 兎心 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 本や雑誌で見かけて気になっていた、岐阜県の「房島屋」。

 30代の次期蔵元、所優さんが杜氏を兼務する、これからが楽しみな小規模蔵だ。

 いままで飲む機会がなかったものの、ようやく今回、初体験です。

 所さんの名を由来にした「房島屋 兎心(ところ)」は、夏用の限定酒で、通常商品とは異なる酒質とのこと。


 オリが沈んでいて、うっすらとにごっている。 お酒本来のやさしいレモン色と、軽い乳白色とがまざっているこの色、好きです。

 上立香はそれほど目立たないものの、含むとインパクト大。 甘く華やかな含み香とやさしい甘味が印象的だ。

 味わいのふくらみ・厚みもあって、さわやかな酸がボディを支えている。


 やさしい甘味があって、さわやかで。 多くの人の心を射止める酒質だ。 ただ、個人的には、ちょっと甘さの印象の強さが苦手で、後口のあっさりしているところが物足りないかな。



【岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造】 純米吟醸(生)
 1800ml:3300(3465)円   720ml:1650(1732)
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:五百万石   精米歩合:50%
 酸度:1.5

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2012年06月28日

飛騨自慢 鬼ころし 純米生酒 辛口原酒 しぼりたて2

飛騨自慢 鬼ころし 辛口原酒 しぼりたて 池袋西武で試飲・購入。

 今回初めて商品化したという、この「飛騨自慢 辛口原酒 しぼりたて」を購入。

 毎年ボジョレー・ヌーヴォー解禁の時期に合わせて発売される、大人気商品「飛騨自慢 しぼりたて 本醸造」の姉妹品として位置づけられているようす。

 姉妹品なので、ビンもラベルも同じもの。

 ただ、蔵の方がラベル作成後に気づいたという、「米、米麹、醸造アルコール」の原材料表示は気づかなかった。

 本醸造バージョンのラベルのまま! そこまで同じでなくても(苦笑)。 仮のラベルらしい楽しさですね。


 フレッシュで刺激的な香りが、荒々しい味わいを想起させる。 春にしぼられたお酒とは思えない若々しさだ。

 甘味を排したドライな飲み口で、原酒らしいアルコール感が力強く押しよせる。 濃いのにドライ、ドライなのに濃いという、不思議な感覚。

 生酒らしいなめらかさのおかげで刺激がやわらぎ、ノド越しにアルコールの熱さを感じるほどの強烈さはない。 やさしい旨味もひそんでいる。


 「飛騨自慢」のラインナップのなかで、もっとも荒削りな個性を前面に出している商品だ。 それでいて、さりげなくやさしさ・上品さを感じるところも、「飛騨自慢」らしい魅力だ。



【岐阜県高山市 老田酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.9   日本酒度:+10
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:58%
 酵母:協会9号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.9


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
   2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 飛騨國高山 純米大吟醸 生原酒 桜」(2012年04月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2011年04月2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2011年11月2010年11月2009年12月2008年11月
   2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

 「飛騨自慢」の老田酒造は、「飛騨の小京都」高山の伝統的建造物群保存地区にある酒蔵。
 「鬼ころし」を冠した銘柄の元祖として知られる。
 荒々しい名前で発売される本醸造・純米酒も、吟醸酒・純米吟醸と称しても良いほどの精米歩合で醸されている。
 ただ刺激的なだけのお酒とは一線を画す、ふくよかで奥行きのある、地元産米の魅力を引き出したラインナップが魅力。


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2012年05月08日

達磨正宗 二十年古酒3

達磨正宗 20年古酒

 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 1972年、ちょうど40年前から古酒に力を入れてきた「達磨正宗」の代表的な商品。

 ビンの中でも、グラスの中でも、濃い赤褐色。

 カラメルを思わせる甘い香りに、焦げたような香り、ごま油のような雰囲気もひそむ。

 トロリと濃厚な口当たりで、練れた酸・旨味が活躍して濃醇かつ複雑な味わい。 余韻も複雑で、ゆっくりとたなびく。



 常温熟成の濃醇な古酒の魅力がいっぱいに詰まっているお酒。



【岐阜県岐阜市 白木恒助商店】 純米酒(ブレンド、古酒)
 720ml:10000(10500)円   180ml:2500(2625)円
 50ml:1000(1050)円
 アルコール度数:18.3
 原料米:日本晴(岐阜県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号

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2012年04月11日

飛騨自慢 飛騨國高山 純米大吟醸 生原酒 桜3

飛騨自慢 純米大吟醸 生原酒 桜 池袋西武で試飲・購入。

 季節ごとに池袋西武に来店する岐阜県高山「飛騨自慢」。

 なかでも「桜」(春)、「朝顔」(夏)、「菊」(秋)、「椿」(冬)の4種類がある「飛騨自慢 純米大吟醸 生」シリーズが人気。

 仕込み期に出荷される「椿」はしぼりたて。 少し落ちついてきた時期の「桜」は原酒。

 暑い時期に出荷される「朝顔」は、飲みやすいようにやや低アルコール。 秋の「菊」は熟成後と、ラベルはもちろん、中身も季節に合わせたものとなっている。

 今回は、春に300本限定で出荷される「桜」を購入。


 生らしい麹の香りに、熟した桃のような吟醸香がふんわりと広がる。

 少し甘めで濃厚な口当たり。 甘酸っぱい飲み口ながら、麹の風味のおかげでサラリとドライに切れてゆく。

 上品な味わいのなかにお米らしさも感じられるところが、この蔵の底力。 余韻も長く、充実感がある。


 しばらくすると炭酸が出てくる。 しぼって間もない状態でビン詰めしたんですね。

 温めると甘味が前面に出てきて、複雑さが薄れてしまった。 冷やして飲むほうが好みかな。


【岐阜県高山市 老田酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 720ml:2000(2100)円
 アルコール度数:17.3   日本酒度:−5
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.8   アミノ酸度:1.2


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
   2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2011年04月2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2011年11月2010年11月2009年12月2008年11月
   2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

 「飛騨自慢」の老田酒造は、「飛騨の小京都」高山の伝統的建造物群保存地区にある酒蔵。
 「鬼ころし」を冠した銘柄の元祖として知られる。
 荒々しい名前で発売される本醸造・純米酒も、吟醸酒・純米吟醸と称しても良いほどの精米歩合で醸されている。
 ただ刺激的なだけのお酒とは一線を画す、ふくよかで奥行きのある、地元産米の魅力を引き出したラインナップが魅力。


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2011年11月17日

飛騨自慢 鬼ころし 本醸造 しぼりたて無濾過生原酒 2011(H23)BY3

飛騨自慢 しぼりたて 2011 池袋西武で試飲・購入。

 今年もやってきました、11月第3週の木曜日!

 ボジョレーヌーヴォーの解禁日?

 いいえ、ケフィ・・・、「飛騨自慢 しぼりたて」の日です。

 今年のフランスは夏が良い天候で、ぶどうの出来が良かったらしく、ワインの仕上がりも上々。

 そして、円高だから安く買える。

 そんな情報を聞きつけてか、ワインの試飲販売コーナーは大にぎわい。 しかし、よっしんは「飛騨自慢」の試飲販売コーナーを目指す。

 もちろん、目当ては「飛騨自慢 しぼりたて」だ。

 今年の「飛騨自慢 しぼりたて」は順調に発酵が進んだらしく、月曜日に搾られて、水曜日から発売開始だったとのこと。 おー、早い!

 しかも、今年は1升ビンタイプが新発売された。 さすが人気商品、1升ビンでもどんどん売れてゆく。

 よっしんは、すぐ飲む用(1800ml)と熟成用(720ml)の2本を購入。


 しぼりたてだから、当然ながらまだまだ若く、フレッシュな香りと苦味が主体のお酒。

 ところが、いつもと何かがちがう。 例年は鮮烈だったオレンジ様の香りが、今年はやわらかく香る。

 苦手な、アルコールの化学的な雰囲気も少なく、抵抗なく飲める。 このさわやかな香りとスムーズさは、吟醸酒といった方が適切かもしれない。

 ただ、ゆったりと余裕のある伸びやかな展開と、後半の強い酸は、いかにも濃醇なお酒。 これからの味乗りも予感させる。

 今年の「飛騨自慢 しぼりたて」は、良いね〜。


【岐阜県高山市 老田酒造】 本醸造(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+3
 原料米:ふくひかり   精米歩合:58%
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.5


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
   2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2011年04月2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2010年11月2009年12月2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

 老田酒造は、「飛騨の小京都」高山の伝統的建造物群保存地区にある酒蔵。
 「鬼ころし」を冠したお酒の元祖として知られる。
 荒々しい名前で発売される本醸造・純米酒も、吟醸酒・純米吟醸と称しても良いほどの精米歩合で醸されている。
 ただ刺激的なだけのお酒とは一線を画す、ふくよかで奥行きのある、地元産米の魅力を引き出したラインナップが魅力。


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2011年04月14日

飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒

 月島の「日本海庄や」にて飲む。

 秋田「刈穂 山廃純米酒 超辛口」の次は、岐阜「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒」。 このお酒もまた久しぶり。

 福島「会津中将 獅子おどり」と同様、高アルコールのお酒らしい、モワ〜ッと濃厚そうな落ちついた香り。

 お米らしい旨味を中心としたまろやかな飲み口で、高アルコールの効果でしっかりと味が切れる。 やっぱり好みのお酒でした。


【岐阜県高山市 老田酒造】 純米酒(原酒)
 1800ml:2429(2550)円   720ml:1250(1323)円
 アルコール度数:18.9   日本酒度:+10
 原料米:ひだほまれ   精米歩合:58%
 酵母:協会9号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.9


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
   2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2010年11月2009年12月2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2011年02月13日

飛騨自慢 鬼ころし 純米酒3

飛騨自慢 鬼ころし 純米酒 池袋西武で試飲・購入。

 全国にあまたある「鬼ころし」の元祖が、この「飛騨自慢」。

 ところが、「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」は、「鬼ころし」の名前からイメージする荒々しさはない。

 純米吟醸と名乗れるほどの精米歩合と丁寧な造りが、旨味をたたえながらクリアで軽快な酒質を実現している。

 常温〜ぬる燗で安定したパフォーマンスを発揮するこの「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」は、お手ごろな価格も手伝って、たびたび飲んでいる。

 今回の「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」は、購入後さらに1年間常温で熟成させて、2年熟成の状態。

 冷え込む今夜は少し熱めの燗で、豚しゃぶとともに楽しんだ。

 若い時期はアルコールの存在感があって、昔ながらのお酒という印象。 それが、寝かせることでまろやかさが増して、埼玉「神亀」にも似たスモーキーな熟成香が出てきた。

 油気を帯びたナッツ様の香味と、ねっとりとした飲み口が魅力。 それでいて味切れが良く、あくまでも本質はクリア。

 華やかでもなく、荒くもなく。 独特の存在感で、食中酒として活躍する。


【岐阜県高山市 老田酒造】 純米酒
 1800ml:2200円(2310円)   720ml:1100円(1155円)
 アルコール度数:15.7   日本酒度:+3
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:58%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:1.3


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
   2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2010年11月2009年12月2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2011年02月02日

鯨波 純米無濾過生原酒2

 銀座の和酒バー「庫裏」にて飲む。

 岐阜の「鯨波」。 名前は聞いたことがありましたが、初めて飲みます。

 マスカット系のさわやかな香りに、みずみずしい酸味。 中盤以降は落ちついて、サラリとお米の味わいが流れてゆく。

 ただ、「玉川」だの「七田」だの、濃醇なお酒の後に飲んだため、なかなか個性が感じられませんでした。

 まったくもって、悪くはない。 むしろ好み。 でも、もうちょっと個性を知りたかったなあ。

 何度も濃醇酒の後に飲んでしまった神奈川「丹沢山」と同様、今度は最初に飲んで、ちゃんと向き合いたいです。


【岐阜県中津川市 恵那醸造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2496(2620)円   720ml:1296(1360)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:60%
 酵母:岐阜G酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.5

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2010年11月20日

飛騨自慢 鬼ころし 本醸造 しぼりたて無濾過生原酒 H22BY2

飛騨自慢 しぼりたて 池袋西武で試飲・購入。

 11月第3週の木曜日といえば?

 池袋西武では、ボジョレーヌーヴォー解禁だけではなく、「飛騨自慢」のしぼりたての発売日!

 ワインより「飛騨自慢」のほうがフレッシュでリーズナブル。 飛行機代・関税もかかっていないし、あたりまえか。

 水曜日の午後に飛騨高山でしぼり、木曜日の午後には東京で発売。 冷蔵・輸送技術は、すごい!

 全部で500本製造のところ、300本を西武で発売。 毎年のことながら、数日間で完売してしまう。

 お一人様3本まで。

 すぐに飲む1本、次年度と比較する1本、さらなる未来を待つ1本。

 毎年「飛騨自慢 しぼりたて」を楽しみにしている方も多く、人だかりのできたワイン売場を素通りして、日本酒売場にやってくる。 そして、複数本を購入してゆく。


 今回は2本を購入。

 まずは1本を開栓し、しぼって24時間後の状態を冷温でいただきます。

 多くの年の「飛騨自慢 しぼりたて」で感じられる、オレンジ様の香り。 まだまだ若いぶん、個人的に苦手な、化学的な雰囲気がある。

 さらに石鹸のような香りもひそむ。 これらのさわやかな香りがスーッとスムーズに抜けてゆく。

 含み香にも化学的な香味があって苦手だが、これは毎年のことながら、熟成することで消えてゆくので、心配はしていない。

 重量感のある硬い口当たりで、サラサラと粒子を感じる。 舌をピリピリと刺激する酸が若々しい。

 デラウェア様の酸味・苦味が独特で、ミネラル・岩清水を思わせるさわやかな雰囲気もある。

 常温になると、余韻にミルク様のやわらかい雰囲気も出てくる。


 個人的には、後口のアルコール添加でありがちな化学的な味が気になる。 ただ、現段階はまだ基準、飛躍への序章にすぎない。

 熟成を経ることでカドが取れ、味が乗ってゆく。 誕生翌日から成長を見守ることができる、貴重なお酒だ。


【岐阜県高山市 老田酒造】 本醸造(無濾過、生、原酒)
 720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+3
 原料米:ふくひかり   精米歩合:58%
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.5


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
  2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」(2010年10月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2009年12月2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2010年10月08日

飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒2

飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒 池袋西武で試飲・購入。

 通年商品として発売されている「飛騨自慢 鬼ころし 純米生原酒」。

 通年商品とはいえ、もちろん新酒の時期からしだいに熟成が進んでゆく。

 この商品はしぼった直後にサーマルタンクで冷蔵貯蔵・熟成し、適宜ビン詰めして出荷している。

 タンクでの冷蔵貯蔵と、ビン詰め後に各店舗の冷蔵庫で貯蔵されるのとは、熟成の進み具合が異なる。

 要因は、タンクと720mlビンという、容量の差からくる温度変化のしやすさ、輸送時・貯蔵場所の環境のちがいなど。

 今回は、7月にビン詰め・出荷して、西武の冷蔵庫で熟成した「7月詰めバージョン」と、10月にビン詰め・出荷したばかりの「10月詰めバージョン」の2種類を試飲販売していた。

 これはおもしろい機会。 もともと同じタンクで生まれ育ったお酒だが、途中からちがう環境に置かれていた2種類だ。

 まずは蔵から来店したばかりの、10月詰めバージョンから。

 生酒らしいフレッシュな香味となめらかな口当たりが楽しめる。 まだ酸が元気で荒く、若々しい印象だ。

 次に、池袋西武で夏を越えた、7月詰めバージョン

 こちらは香りがいくらか落ちついて、なめらかさが増している。 原酒のキツさは少ない。 酸もまとまってきていて、熟成が進んでいる印象だ。

 枝豆のような甘味・ほろ苦さがある。 これは火入れ・熟成を経ると、「飛騨自慢」らしいナッツ系の香味に変わってゆくんだろうなあ。

 やっぱり、小容量で冷蔵庫に貯蔵すると、大容量で氷点下貯蔵するよりも熟成が進むのか。

 生熟成が好きなよっしんとしては、迷わず7月バージョンを選択。 ただ、よく売れているのは若い10月バージョンの方だった。

 がんばれ生熟成! がんばれマイノリティー!


【岐阜県高山市 老田酒造店】 純米酒(生、原酒)
 720ml:1210(1270)円   300ml:534(560)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+2
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:58%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.1


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
  2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」(2010年05月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2009年12月2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2010年05月06日

飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒3

飛騨自慢 純米大吟醸原酒 池袋西武で試飲・購入。

 高山市の「飛騨自慢」は、池袋西武で季節ごとに試飲販売を行っている、飲む機会の多い蔵。

 はじめて「飛騨自慢」に出会ったのは2002年夏の新宿、飲食店用の試飲会でのことだった。 行きつけのお店の親方に同行させてもらった、人生初の試飲会。

 「鬼ころし」という商品名の元祖である「飛騨自慢 鬼ころし」は、他の蔵の刺激が強いだけの「鬼ころし」とは別物だった。

 クリアでかつ練れた味わいのなかに、洗練された軽やかさがある。 意外な軽快さの理由を質問したところ、「純米酒といっても58%まで磨いている」からとのこと。

 純米吟醸と名乗っても良いのかもしれないけれど、さわやかな香り(食事の際には邪魔なニオイ)はない。

 常温〜ぬる燗で魅力を発揮する「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」は、それ以来、ペットボトルに詰めて旅のお供として活躍している。

 さて、今夜は私よっしんの誕生日。 この日のためにと購入しておいたのが「飛騨自慢 純米大吟醸原酒」。 「飛騨自慢 純米酒」の兄貴分にあたる、野趣あふれるお酒だ。

 蔵人いわく「学級委員長みたいな優等生タイプではなくて、田舎のガキ大将みたいな存在」。

 4合ビンで3500(3675)円、1升ビンで5000(5250)円という、4合ビンを買う人がいるのか不思議な価格設定。 「飛騨自慢」は総じて、1升ビンがお買い得すぎる。

 これほど良い意味で泥臭い、ねっとりとした口当たりと濃醇な味わいの純米大吟醸には、なかなか出会えない。 邪魔な香りは、当然ない。

 ぬる燗にすると、サラリとした麹の風味が現れて少し上品さも出てくるが、力強さはさらに増す。 良くも悪くも一般的な純米大吟醸とは違う。

 常温では硬質でパンチ力のあるシャープな飲み口。 ぬる燗ではふんわりとやわらかさのある濃醇型。 どちらもお米らしい旨味が堪能できる。


 「香り豊かなさわやかなお酒が良いお酒」「飲みやすい水みたいなお酒が良いお酒」「大吟醸だから良いお酒」「米どころだから良いお酒」。

 自分で判断できないときに、他人の言を鵜呑みにする。 権威ある人の意見を妄信し、疑わない。

 そんな弱い心に住みついた鬼をたおす役割を、「鬼ころし」に求めたい。

 香りのない、濃醇でかつキレの良い、常温〜燗でおいしいお酒。 誰が何と言おうと、そんなお酒が好きだ。 「飛騨自慢 鬼ころし 純米大吟醸原酒」もそんなお酒だ。


【岐阜県高山市 老田酒造店】 純米大吟醸(原酒)
 1800ml:5000(5250)円   720ml:3500(3675)円
 アルコール度数:17.3   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:50%
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.5


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
  2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2009年12月2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2009年12月23日

天 吟醸一番しぼり2

天 吟醸一番しぼり 本庄で、いとこたちと飲む。

 今日は祖父の49日の法要で、親戚一同が本庄に集まる。

 ということで、親戚(母のいとこ)がプロデュースする「天 吟醸一番しぼり」を開栓・堪能した。

 はじめて飲んだ「天」は、青リンゴ様の香味がみずみずしい逸品だった。 杜氏さんが交代してからは、お米の雰囲気が感じられる軽くドライなお酒になった。

 今年の「天」は、キレイでさわやかなお酒。 さらに進化している。

 サラリとお米の存在感がありながら、水の良さを感じさせるクリアな飲み口。 かわいらしい酸味・苦味がスッキリ感を引き立てている。

 みんなの杯の空き具合から、好評さが伝わってくる。


【岐阜県中津川市蛭川 大橋酒造】 吟醸酒(生)
 720ml:3000(3150)円   アルコール度数:15.5
 原料米:ひだほまれ(中津川市蛭川産、有機無農薬栽培)
 精米歩合:55%


「天」の過去の記事
「天 吟醸一番しぼり」(2008年03月2005年01月

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2009年12月04日

飛騨自慢 鬼ころし 本醸造 しぼりたて無濾過生原酒3

飛騨自慢 しぼりたて 池袋西武で試飲・購入。

 池袋西武で11月第3週の新酒といえば、ボジョレーヌーヴォーではなく、「飛騨自慢」でしょう。 コストパフォーマンスはこちらのほうが勝っていると思う。

 飛騨高山でしぼって、次の日に池袋西武に到着。 流通の発達はすごいものだなあ。

 蔵で飲むフレッシュな香味をそのまま、そして熟成によって変化する様子も楽しめる。 すぐに飲む、数か月して飲む、1年後に次の新酒と飲みくらべる、というように複数本買ってゆく人が多い。

 全部で500本製造のところ、300本を西武で発売。 毎年のことながら、数日間で完売してしまう。



 タンクで発酵を終えたもろみがしぼられて、このお酒が生まれたのは、ちょうど祖父が亡くなった日のこと。

「去る人があれば 来る人もあって」
さだまさし『防人の詩』

 古代、東国の農民から選ばれ、国を守るために3年間九州に赴任した防人。

 埼玉の農家から予科練に志願し3年間、土浦そして人吉に配属された祖父もまた、いわば防人だったのだろう。

 そんな、よっしんにとって大切な日に生まれてきたこのお酒を2本購入。 1本はすぐに開栓し、もう1本はまたいつの日にか開けよう。

 2008年はリンゴ・若いバナナのような香りだったが、今年は2006年のときと同じオレンジ様の鮮烈な香り。 みかんではなく、オレンジ。

 そうそう、こんな感じだった。 このお酒のイメージがよみがえってきた。

 生まれたてのお酒らしい硬めの飲み口で、原酒らしいギュッとつまった濃厚な味と、トロリとした感触が楽しめる。 後半の奔放な酸も存在感がある。

 旨味はこれから乗ってくる段階だが、強い酸と上品な甘味はさらなる飛躍を予感させる。

 個人的には、後口のアルコール添加でありがちな化学的な味が気になる。 ただ、このマイナス面をカバーしてありあまるプラス面、魅力的な味わいがある。

 空気に触れて味が乗り、落ち着きを増し、熟成してゆく。 生まれて翌日から成長を見まもれる、貴重なお酒だ。


【岐阜県高山市 老田酒造】 本醸造(無濾過、生、原酒)
 720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+3
 原料米:ふくひかり   精米歩合:58%
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.5


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
  2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2009年11月07日

飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし3

飛騨自慢 ひやおろし 池袋西武で試飲・購入。

 今回の試飲販売の目玉は、この「飛騨自慢 純米原酒 ひやおろし」。

 しっかりとした造りの安定したお酒なので簡単には劣化せず、その反面なかなか熟成しない。 試飲したときも開栓したときも、硬さが目立った。

 ところが、開栓したことで空気に触れて1日すると、このお酒本来の魅力が現れてきた。

 当然ながら華やかさはなく、キノコ・豆腐・さつまいものような落ちついた雰囲気。 野趣あふれる味わいが期待できる。

 サラサラとしたイメージの口当たりで、重心の低い落ちついた入り。 刺激的で硬い印象を受けた直後、フッと緊張がほどける。

 中盤には甘味すら感じるほどのトロリとした感触があり、これは高アルコールならでは。 この蔵らしいナッツ系の風味がゆっくりと広がってゆくところは、スケール大。

 後切れの良さは抜群で、それでいて余韻はやさしく長引いて飲みごたえもある。

 日本酒度を高めたお酒は、えてしてボディがやせ細って面白みに欠ける。 余韻もアッサリとして、幅・奥行きともに物足りなくなってしまう。

 そして、高アルコールの純米原酒は無骨で鈍重になりがち。

 この「飛騨自慢 純米原酒」が持つやさしい味わいは、なかなか表現できるものではない。


【岐阜県高山市 老田酒造店】 純米酒(生詰、原酒)
 1800ml:2429(2550)円   720ml:1267(1330)円
 アルコール度数:18.9   日本酒度:+10
 原料米:ひだほまれ   精米歩合:58%
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.9


「飛騨自慢」の過去の記事
 「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
 「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月2003年08月
 「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2008年11月2006年11月
 「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

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2009年06月30日

飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒2

飛騨自慢 純米原酒 池袋西武で試飲・購入。

 梅雨も終盤を迎える今回の試飲販売では、ちょっと甘めの「飛騨自慢 純米大吟醸 生 朝顔」が目玉商品。

 でもやっぱり、いつもの「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」!

 ん? あれ? 純米酒がない!?

 なんと、今回は純米酒のかわりに、「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」が初登場とのこと。 おぉ、新商品!

 蔵のロゴが、ラベルの「辛」の文字の左に、すご〜く小さくプリントしてある。 ・・・これ、小さすぎませんか?

 試飲してみたところ、さすが原酒、力強い。 ということで購入。

 モワ〜ッと、濃厚そうな落ちついた香り。 熟成酒にありがちな独特のニオイではないので、好き嫌いなく飲めそう。

 アルコール度数が高いから、アルコールが目立ってしまうかなと心配したけれど、ちゃんどお米の味わいがコーティングしていて飲みやすい。

 よく、淡麗なお酒を「飲みやすい」と表現することがあるけれど、味が薄いほどアルコールの刺激が目だってノド越しが痛く、飲みづらい印象を受けることがある。

 スルリと入り、まろやかな旨味が楽しめる。 甘味をしっかり切ってあるはずなのに、甘味すら感じる。

 まろやかで、甘味を連想させる。 高濃度のアルコールの良い面が出てますね〜。

 燗、割り水燗、燗冷まし。 色々ためしてみたけれど、ビクともしない安定したパフォーマンスに感心。 どう飲んでもおいしいなあ。

 ただ、「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」にくらべて、油気を帯びたナッツ様の個性的な風味が薄れてしまっている。 そこまで表現できていれば、もっと好みのお酒だったかもしれない。


【岐阜県高山市 老田酒造】 純米酒(原酒)
 1800ml:2429(2550)円   720ml:1250(1323)円
 アルコール度数:18.9   日本酒度:+10
 原料米:ひだほまれ   精米歩合:58%
 酵母:協会9号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.9

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2009年04月28日

御代櫻 純米吟醸 無濾過生原酒2

御代櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 池袋西武で見かけて購入。

 「御代櫻」とは、ヨラムさんのお店・鵜飼商店で出会った。

 鮮烈な純米大吟醸にして、味が詰まっていてボディの厚い「御代櫻 二十九才の春」、「御代櫻 無農薬美山錦」に衝撃を受けた。

 昨年の「全国新酒鑑評会 公開きき酒会」でも、並みいる香り酒たちの中で、味を出した「御代櫻 純米大吟醸」が目立っていた。

 今まで純米大吟醸ばかり何種類も飲んできたけれど、今回の「御代櫻」は、はじめての純米吟醸。

 若さあふれる苦味とさわやかな香り、しっかりとした酸。

 旨味のタイプはちがうものの、中域・中層が軽く、上下に分かれたドンシャリ型という点では「ヤマサン正宗 純米吟醸 佐香錦」に似ている。

 まだまとまりがなく、旨味が出きっていないので軽く感じる。 でも、それぞれの味の主張は感じるので、これからの成長が期待できる。

 冷温・ぬる燗では、後味に欠ける。 今、なんとかバランス良く飲めるのは常温だ。

 味が乗ってくるまで、もう少し常温で放置してみよう。


【岐阜県美濃加茂市 御代櫻醸造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.4

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2009年01月31日

飛騨自慢 鬼ころし 純米酒3

飛騨自慢 鬼ころし 純米酒 2008年秋の岐阜旅行で購入。

 全国にあまたある「鬼ころし」の元祖が、この「飛騨自慢」。

 常温〜ぬる燗で安定した旨さを発揮するこの「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」は、お手ごろな価格も手伝って、たびたび飲んでいる。

 ワンパターンなもので、岐阜に旅行するとついついおみやげとして購入してしまう。 ・・・よく池袋西武に試飲販売に来るのに。

 冷え込む今夜は少し熱めの燗で、豚しゃぶとともに楽しんだ。

 浮ついたところのない、非常に落ちついた雰囲気のお酒。 高知「無手無冠 純米 生の酒」ともわずかに共通点を見出せるナッツ様の香味が印象的。

 「鬼ころし」の名からイメージする強烈さはなく、意外とクリアでスムーズに流れてゆくところも魅力だ。


【岐阜県高山市 老田酒造】 純米酒
 1800ml:2200円(2310円)   720ml:1100円(1155円)
 アルコール度数:15.7   日本酒度:+3
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:58%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:1.3


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