秋田のお酒

2014年10月29日

やまとしずく 純米大吟醸 雫取り生原酒

 ちょうど2年ぶりに訪れた、銀座の「和酒バー 庫裏」にて飲む。

 地元農家と契約栽培したお米で醸す「やまとしずく」シリーズの最高峰。

 鑑評会に出品する用のお酒。

 家で日常的に飲むための価格・味わいのお酒ではないので、日本酒バーで少量試す程度が良いですね。


 ということで、冷温でいただきます。

 吟醸香が非常に華やか。 酸味を想起させる果実様の香りではなく、花のような香り。

 味わいはおどろくほど薄く、まるで水のよう。 香りが強く、味がないという点では焼酎のようなバランス。


 意外と、蒸留酒好きに受け入れられる可能性があるのかもしれません。



【秋田県大仙市 刈穂酒造 販売元:秋田清酒】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 720ml:2,800(税込3,024)円
 アルコール度数:17.1%   日本酒度:±0
 原料米:秋田酒こまち   精米歩合:40%
 酵母:協会1801号   酸度:1.4   アミノ酸度:0.9


「刈穂」「やまとしずく」の過去の記事
「刈穂 山廃純米酒 超辛口」(2011年04月2009年02月
「刈穂 山廃純米生原酒 番外品」(2008年03月
「刈穂 山廃自然米酒 陸羽132号」(2005年10月2004年11月
「刈穂 山廃純米生原酒 Y2 60-NO.12」(2004年10月
「刈穂 碇星 山廃純米吟醸」(2004年05月
「刈穂 9種類試飲」(2004年10月
「やまとしずく 山廃純米」(2004年02月

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2014年10月04日

新政 ほぼ全麹 純米酒3

新政 ほぼ全麹 純米酒 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 ぜんこうじ。

 善光寺より先に全麹に漢字変換される人は、きっと少数派でしょう。

 通常のお酒では、仕込むお米の約2割に麹菌を生やして米麹として使います。 残りの約8割は白米のまま使います。

 今回のお酒は、2割どころかほとんどのお米に麹菌を生やして仕込んだ「新政 ほぼ全麹」。


 「ほぼ」という表記が気になりますね。

 この表記には、お米と米麹の両方を使わなければ清酒と名乗れない(酒税法3条7号)という背景があります。

 そこで、清酒である、わずかに白米も使っているということを示すために「ほぼ全麹」。

 他の蔵の「全麹」と表記しているお酒も、実際にはお米を一部使用しているので、正確には「ほぼ全麹」なわけです。



 さて、さっそく冷温でいただきます。

 熟したリンゴのような、みずみずしい香り・甘味・酸味が印象的。 さわやかさの中に、おだやかな旨味も息づいていて複雑な味わい。

 麹そのものの風味ではないけれど、麹をふんだんに使ったお酒ならではの個性が感じられる。

 ボリューム感があって、それでいてドライに切れ上がる。


 さわやかさ、複雑さ、個性、ボリューム感。 実に好み!



【秋田県秋田市 新政酒造】 純米酒
 アルコール度数:13.5%
 原料米:秋田酒こまち   精米歩合:65%


「新政」の過去の記事
「新政 純米吟醸 六號」(2010年11月
「新政 純米吟醸 No.6 S-type」(2013年02月
「新政 特別純米 No.6 R-type」(2013年02月
「新政 純米仕込貴醸酒 陽乃鳥(ひのとり)」(2013年11月

 「新政」は協会6号酵母の生誕地。

 1930(昭和5)年に分離され、1935年(昭和10)から全国に頒布された協会6号酵母は、日本醸造協会によって現在頒布され続けている最古の酵母。

 おだやかで深みのある香味により、現代的な酒質の基礎を確立した。 現在も全国各地で、生もと・山廃による酒母づくり、普通酒や純米酒づくりに活用されている。

 2007年から蔵に戻った、1974年生まれの佐藤祐輔社長が、幕末から続く伝統的な酒蔵の改革に励んでいる。


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2014年08月22日

天の戸 SILKY(シルキー) 絹にごり 特別純米生 白麹仕込み2

天の戸 SILKY 池袋東武で試飲・購入。

 全量純米蔵になるだけでなく、新商品の開発にも余念がない「天の戸」。

 以前、黒麹をつかったお酒を飲んだけれど、今回は白麹をつかったお酒。 数年前に登場した商品のようです。

 清掃、時期、つくり方。

 焼酎(泡盛含む)用の黒麹・白麹は、清酒用の黄麹とは性質がちがうので、いつも以上に麹室で気をつかったのでは。

 そんなつくりに関する素人的な心配はさておき、飲む際には、発泡性のにごり酒という点でも特徴的です。



 噴きこぼれないようによく冷やし、注意しながら開栓し、冷温でいただきます。

 ビン内で2次発酵して生まれた元気な炭酸がお酒を撹拌して、うっすらにごる。 泡がはじけるたびにお米の香りが広がる。

 甘味・旨味のやさしさもさることながら、シュワシュワの炭酸の刺激とレモン様の強い酸味が爽快。

 典型的な日本酒の主役であるコハク酸よりも、乳酸やクエン酸の存在を強く感じる、おもしろい味わい。



 夏用という蔵の位置づけも納得の、さわやかなお酒です。

 後日、炭酸が抜けた後に飲んだところ、にごり部分の旨味・苦味が少し重たく感じられました。 燗にして楽しめたけれど、あくまで救済措置。

 乾杯用のお酒として開栓し、炭酸が元気なうちに複数人で飲みきるのが良いかなと思います。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 720ml:1,600(1,728)円   300ml:571(617)円
 アルコール度数:15.2   日本酒度:-2
 原料米:星あかり(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2014年08月、2012年12月03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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2014年08月02日

天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 雫酒・生原酒3

天の戸 純米吟醸 亀ノ尾 雫 池袋東武で試飲・購入。

 ころころラベルが変わる「天の戸 亀ノ尾(亀の尾)」が、またやってくれました!

 今度(2012BY)は初期の白いラベルに近いデザインになりました。


 まずは、これまでのラベル変遷を振り返ってみましょう。

天の戸 亀の尾生天の戸 亀の尾天の戸 純米吟醸 亀の尾 雫 左端が2004BYの白いラベル。

 中央が2006BYから2009BYの黒いラベル。

 右端が2011BYの黒いラベル。
 「天の戸」のシンボル、勾玉マークが復活しました。


 今回は約1年半の常温熟成を経た後に、常温でいただきます。

 ナッツ様の生熟成の香りのなかに、リンゴのような吟醸香がかすかに残っている。

 甘味・旨味が一体となったまろやかな飲み口に、焦げたような熟成香・苦味が交錯する。 余韻も深く、お酒だけで堪能できる充実の味わい。


 さわやかな新酒もわかりやすくて良いけれど、酸が弱いぶん個人的には力強さに欠ける印象。

 飲み手を選ぶ酒質だと思うけれど、個人的にはこの熟成状態が好み。



 「天の戸 亀の尾」は生酒しか飲んだことがないけれど、火入れタイプも熟成させて飲んでみたいなあ。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,238(3,497)円   720ml:1,619(1,749)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+3
 原料米:亀の尾(JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会産、減農薬栽培)
 精米歩合:55%   酵母:秋田流花酵母(AK-1)、華こまち酵母
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2012年12月2012年03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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まんさくの花 亀寿 純米大吟醸 無濾過生 亀の尾仕込3

まんさくの花、亀寿純米大吟醸無濾過生2014 池袋西武で見かけて購入。

 10年前に初めて飲んだ「まんさくの花 亀寿」。

 その味は今でもおぼえているけれど、ずいぶん長い間飲んでいなかったなあ。

 ひさしぶりに飲もう! ということで奮発して購入。

 数年前に純米吟醸から純米大吟醸へと名称を変えたものの、造りの規格は以前とほぼ同じようです。


 冷温でいただきます。

 みずみずしい甘味・酸味を想起させる、リンゴ様の華やかな吟醸香が広がる。

 生酒らしいなめらかな口当たりと親和して、甘味がスルリと流れこむ。 そして、上品な旨味・酸味が続き、さわやかな苦味が締める。

 余韻にワラのようなドライな雰囲気をまとうところは、この蔵らしい演出。

 お米を磨いたぶん味が薄くなってしまった大吟醸が多いなか、いろいろな味の要素を残していて、飲みごたえがある。



 見せ場は香りだけではない。 みずみずしく甘酸っぱい、飲んで楽しい純米大吟醸です。

 唯一の難点は、希少なお米をぜいたくに磨いたお酒ゆえ、けっして日常・晩酌用のお酒ではないということでしょうか。

 もっとも、奮発して納得の、すばらしいコストパフォーマンスです。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,880(4,190)円   720ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+3.5
 原料米:亀の尾(秋田県産)   精米歩合:48%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り」(2014年06月
「まんさくの花 純米吟醸生原酒 責め取り」(2014年06月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

【亀の尾とは】
 戦前は東北を中心に日本を席巻した飯米、亀の尾。

 コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれなど、現代の人気品種はみな亀の尾の子孫です。

 そして、酒造にも適したという亀の尾は、美山錦や五百万石の祖先として、その影響力を残しています。

 しかし、亀の尾自身は長らく水田から姿を消し、山形「鯉川」・新潟「清泉」が昭和末期に復活栽培に成功しました。


 そんな古い品種である亀の尾は、栽培はもちろん、お酒づくりも簡単ではありません。

 「幻の米」と謳われる亀の尾ですが、一歩まちがえれば酸味・苦味ばかり目立つ単調な酒質になる危険があります。

 「亀の尾だからおいしいお酒」になるわけではなく、「亀の尾でもおいしいお酒」にできる蔵が少ない点に、注意が必要でしょう。


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2014年07月19日

花邑・翠玉 3種飲みくらべ3

両関 花邑・翠玉 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「花邑」の3種類飲みくらべセット。

 店内の壁に、気になるメニューが貼り付けられていました。

 「花邑」・・・はて?

 お店のスタッフいわく、秋田「両関」の新ブランドとのこと。

 おー、「両関」ですか!

 「両関」といえば、大正時代から高品質を評され、高度経済成長期には全国屈指の製造量をほこった、秋田県を代表する酒蔵のひとつ。

 そんな歴史と技術を持つ大規模蔵が、どんな新ブランドを立ち上げたのでしょうか。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう!

 まずは写真右、ピンクのラベルに青い文字の「花邑 純米吟醸」からいただきます。

 ミネラルやハーブを感じる繊細な香りが静かに立ちのぼる。

 水の良さを感じさせるクリアな飲み口で、やさしい甘味にかわいらしい酸味が走る。 キレイで淡麗な酒質を好む人にはピッタリかな。

 でも、このお酒にしかないという個性に乏しくて、物足りないなあ。 東北の蔵が雄町を使うとこういう味わいになることが多い気がする。

 裏ラベルで「濃醇甘口」と自称しているけれど、それは自社製品の中ではという意味で受け取ったほうが良さそう。 このお酒を濃醇と呼んだら、ほとんどのお酒が濃醇酒になってしまう。

 濃淡の基準をどこに置くかは、難しい問題だなあ。



 次に写真中央、ピンクのラベルに赤い文字の「花邑 純米酒」。

 梨・ブドウ様のみずみずしい香りで、純米吟醸タイプよりも少し香り高い印象。 こちらも淡麗で、香りや繊細な味わいを楽しむタイプのお酒。

 純米酒だからもっとボリュームを期待していたけれど、ハードルを上げすぎてしまったのかな。



 最後に、同じく「両関」の新ブランドの「翠玉 特別純米酒 無濾過生」。

 ヨーグルト様の香りにお米らしさもひそむ。 麹の風味も感じる、ドライで旨味のある味わい。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、味わいに起伏・奥行きがあって、飲みごたえがある。

 兵庫「琥泉 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」に似た印象で、実に好み。 これだ! 待ち望んでいた感動が、今ここに!



 新たな発見・体験ができた、楽しい飲みくらべでした。



【秋田県湯沢市 両関酒造
「花邑 純米吟醸」 純米吟醸
 好み度:1(★)
 1800ml:2,860(3,089)円
 アルコール度数:15.4   日本酒度:-6
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0

「花邑 純米酒」 純米酒
 好み度:1(★)
 1800ml:2,266(2,447)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:-2.7
 原料米:陸羽田(山形県産)   精米歩合:55%


「翠玉 特別純米酒 無濾過生」 特別純米酒(無濾過、生)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,770(2,992)円   720ml:1,460(1,577)円
 アルコール度数:16.2   日本酒度:-2
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)59%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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2014年06月29日

まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り/責め取り 12號仕込み2

まんさくの花 純米吟醸生原酒 2本 池袋西武で見かけて購入。

 先日、長野「けんちの 純米無濾過生原酒」3種類で体験した、同じタンクで生まれたお酒のしぼる工程のちがいの飲みくらべ。

 今回は、秋田の「まんさくの花 純米吟醸生原酒」を2種類飲みくらべてみよう!

 購入したのは、最初の部分「荒走り」と、最後の部分「責め取り」の2種類だけ。

 本来は真ん中の部分「中取り」バージョンも存在しているらしいけれど、池袋西武では2種類しか入手できなかったので少し残念。



 900kgの小仕込タンクで生まれ育った長子と末っ子には、どんなちがいがあるのかな。

 さっそく冷温〜常温で飲みくらべてみましょう。

まんさくの花、純米吟醸生原酒荒走り まずは緑色のビンの「荒走り」から。

 ビン底にオリが沈んでいて、グラスに注ぐとうっすらと霞がかかる。 そして、しばらくすると炭酸の気泡がグラスにつき始める。

 リンゴ様のさわやかな香り。 やや甘味が勝ったみずみずしい飲み口で、オリの影響か、味わいに幅を感じる。

 この蔵らしい、やさしく旨味がふくらむスマートな酒質。 水っぽさを感じさせずに、繊細さが表現されている。



まんさくの花、純米吟醸生原酒責め取り 次に、茶色のビンの「責め取り」。

 こちらは澄んでいて、グラスに注ぐと透明なゆえにお酒本来の色が見えてくる。

 香りの印象は「荒走り」と同様。 同一の規格・造り・タンクなので味わいもよく似ている。

 しかし、旨味・酸味・苦味のおかげか甘味はそこまで目立たず、バランスが良くなっている。



 両者のちがいは、甘味が強調される常温になってくると歴然。 「責め取り」のほうが落ち着いていて、クドさがない。 個人的に「責め取り」のほうが好み!



 大吟醸から純米酒まで、落ち着いた味わいの熟成酒を得意とする蔵ながら、新酒の生酒でも魅力的なお酒を世に問う。 しかも同一タンクによる飲みくらべができる。

 お酒好きには非常にうれしい存在です。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:自社培養酵母   酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

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2014年06月04日

阿櫻 無濾過生原酒 3本 (純米吟醸 雄町 / 純米吟醸 美郷錦 / New 特別純米 秋田酒こまち)3

阿櫻 3本セット 池袋西武で見かけて購入。

 池袋西武の日本酒売場は、壁一面が冷蔵オープンケースになっていて、その一角に全国各地の季節限定のお酒が集められています。

 そこで発見したのが今回の3本。

 池袋西武で横手の「阿櫻」に出会うのは初めて。


 ここで出会うとは!

 しかも3本同時に!

 飲みくらべたい!

 買うしかない!



 と思うと同時に、すかさず3本をかごに入れてレジに並んでいました。



 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

阿櫻 純米吟醸 雄町 まずは、赤い文字の「阿櫻 純米吟醸 雄町」から。

 ささやかながらただよう吟醸香がさわやか。 豊かな甘味・旨味にしっかりとした酸味が加わって、みずみずしい味わい。

 酸味の強さとさりげない苦味が活躍して、飲みごたえがありつつ、切れが良い。

 他の蔵でも似たような味わいに出会えるような酒質ながら、そのぶん非常にバランスが良いとも言える。

 さわやかで濃醇なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



阿櫻 純米吟醸 美郷錦 次に、青い文字の「阿櫻 純米吟醸 美郷錦」。

 メロン様の吟醸香に、清涼感ある苦味を想起する。

 雄町バージョンとくらべると、甘味・酸味ともにひかえめで、おだやかな旨味が楽しめる。

 スルリとなめらかな口当たりながら、落ち着いた味わいから、ふっくらとした雰囲気も感じられる。

 お米のちがいによる味わいのちがいが顕著で、お米の魅力が見事に引き出されていて好印象。



阿櫻 特別純米 秋田酒こまち 3本目は、白いラベルの「阿櫻 New 特別純米 秋田酒こまち」。

 3本の中ではもっとも香りがひかえめながら、それでもリンゴ様のさわやかな香りがある。

 やさしい甘味を基調としたつややかな飲み口。 甘味が重くならない、不思議な軽さがある。

 と思ったら、なんと、原酒なのにアルコール度数が12%台。 そのわりに、味が薄っぺらになっていない。

 調べてみたら、多酸性の酵母を使っているとのこと。 飲みやすく、それでいて味もある。

 今までに経験のないバランス・・・だからお酒の名前に「New」が入っているのか!



 3本とも好みで、おもしろい飲みくらべができました。



【秋田県横手市 阿桜酒造
「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,667(1,800)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:−1
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酵母:静岡系酵母   酸度:2.4   アミノ酸度:1.2

「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 美郷錦」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,200(3,456)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:±0
 原料米:美郷錦(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:秋田酵母No.15   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「阿櫻 New 特別純米 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:12.8%   日本酒度:−5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:KT901   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2


「阿櫻」の過去の記事
「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精」(2013年01月

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2013年12月07日

天寿 古酒大吟醸2

酒茶論20131207

 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

酒茶論20131207a

 冷温で7年熟成させたお酒。

 色はほとんど無色透明で、若々しい外見を保っている。

 香りはおとなしいものの、上品で落ち着いた吟醸香がただよう。

 やわらかい口当たりで、繊細な味わいが静かに展開して、ドライに晴れてゆく。


 インパクト・ボリュームは小さいものの、味わいの起伏に富んだ、飲んでいて楽しいお酒。



【秋田県由利本荘市 天寿酒造】 大吟醸(古酒)
 1800ml:7000(7350)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+5
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:35%
 酵母:協会9号   酸度:1.3   アミノ酸度:0.9


「鳥海山」「天寿」の過去の記事
「鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒」(2013年08月06月
「鳥海山 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2011年10月2010年02月2009年06月01月2008年06月
「鳥海山 純米吟醸」(2007年02月2005年12月
「鳥海山 燗上がり 熟成酒ブレンド」(2013年11月
「天寿 米から育てた純米酒 美山錦 ひやおろし」(2011年01月
「天寿 なでしこ純米」(2011年01月

「日本酒天国2008 東京大試飲会 at 新宿京王プラザホテル」で試飲
「天寿 純米吟醸 無農薬米仕込み」(2008年10月
「天寿 米から育てた純米酒 ひやおろし」(2008年10月

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2013年11月28日

新政 純米仕込貴醸酒 陽乃鳥(ひのとり) 2010BY

新政 貴醸酒 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で見かけて購入。

 水のかわりに一部日本酒を使って仕込む貴醸酒。

 甘酸っぱくて濃厚な貴醸酒、大好きです。


 常温でいただきます。

 この「新政 陽乃鳥(ひのとり)」は、純米吟醸を投入した貴醸酒とのこと。

 たしかに、甘味・苦味を想起させる吟醸香が最初に立ちのぼる。

 グレープフルーツ、マンゴー、パラミツなどトロピカルフルーツを思わせる吟醸香。


 軽い山吹色がいかにもおいしそう。

 トロリと密度を感じる口当たり。 それでいて、アルコール度数が低めだからか、濃厚・濃醇な雰囲気はない。

 常温でしばらく熟成させたため、アーモンド、ハードタイプのチーズ、クッキー、はちみつのような風味も生まれて複雑な味わい。


 やさしい甘味を中心に複雑な様相をみせながら、軽やかに流れる。 今までに体験したことのないタイプの貴醸酒。



【秋田県秋田市 新政酒造】 貴醸酒(無濾過、原酒)
 720ml:1524(1600)円
 アルコール度数:14.5   日本酒度:−22
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)美山錦   精米歩合:60%
 酵母:協会6号   酸度:2.3   アミノ酸度:1.2


「新政」の過去の記事
「新政 純米吟醸 六號」(2010年11月
「新政 純米吟醸 No.6 S-type」(2013年02月
「新政 特別純米 No.6 R-type」(2013年02月

 「新政」は協会6号酵母の生誕地。

 1930(昭和5)年に分離され、1935年(昭和10)から全国に頒布された協会6号酵母は、日本醸造協会によって現在頒布され続けている最古の酵母。

 おだやかで深みのある香味により、現代的な酒質の基礎を確立した。 現在も全国各地で、生もと・山廃による酒母づくり、普通酒や純米酒づくりに活用されている。

 2007年から蔵に戻った、1974年生まれの佐藤祐輔社長が、幕末から続く伝統的な酒蔵の改革に励んでいる。


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2013年11月09日

鳥海山 燗上がり 熟成酒ブレンド3

 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 食事に合わせて、あったかいお酒を飲みたいなあということで、「鳥海山 燗上がり」。


 純米酒をベースに、10年熟成・7年熟成の純米酒をブレンドしたお酒。

 熱湯を入れた酒燗徳利にお酒を入れて、温度計とにらめっこしながら、ちょうど良い温度帯を探ります。


 これを楽しく感じるか面倒に感じるかは人それぞれだと思うけれど、個人的には「温度調節こそ燗酒の醍醐味」と思うので楽しいです。



 では、50度に上げていただきます。

 落ち着いた雰囲気で、まろやかな旨味をさりげない酸味が支える。

 自己主張は強くなく、キレイに流れてゆくところが「鳥海山」らしい酒質。

 あらかじめアルコール度数が低めにしてあるので、軽快な飲み口でやさしく体にしみこんでくるイメージ。



 40度くらいに下がってくると、穀物らしいおだやかな香りと、黒糖のようなスモーキーな熟成香がふんわりと広がる。

 30度くらいでは、酸味が活躍してジューシーな味わいになる。

 燗冷ましも魅力的で、Yさんいわく、「常温〜30度くらいが、刺激が少なくて飲みやすい」とのこと。



 温度変化による味わいの変化が豊かな、楽しいお酒でした。



【秋田県由利本荘市 天寿酒造】 純米酒(ブレンド)
 1800ml:2190(2300)円
 アルコール度数:14.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦(天寿酒米研究会による栽培)ほか秋田県産米
 精米歩合:60%、70%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.2


「鳥海山」「天寿」の過去の記事
「鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒」(2013年08月06月
「鳥海山 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2011年10月2010年02月2009年06月01月2008年06月
「鳥海山 純米吟醸」(2007年02月2005年12月
「天寿 米から育てた純米酒 美山錦 ひやおろし」(2011年01月
「天寿 なでしこ純米」(2011年01月

「日本酒天国2008 東京大試飲会 at 新宿京王プラザホテル」で試飲
「天寿 純米吟醸 無農薬米仕込み」(2008年10月
「天寿 米から育てた純米酒 ひやおろし」(2008年10月

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2013年10月15日

山本 純米吟醸 秋田酒こまち / 備前雄町 / 美郷錦 / 山廃セクスィー山本酵母3

白瀑 山本4本飲みくらべ 池袋西口に移転した「希紡庵」にて飲む。

 本日のメニューに、「山本」の4種類飲みくらべセット!

 すべて純米吟醸で、そのうち3種類は酵母まで同じ。

 こういうお米ちがいの飲みくらべ、大好きです!


 さっそく、写真の右側から、冷温でいただきます。


 まずは黒いラベルの「山本 純米吟醸 秋田酒こまち」

 バナナ様の甘い香りが、ふんわりとやさしく広がる。 自然な甘味とキレイな酸味の組み合わせは、「新政 純米吟醸 六號」にも似ている。

 かすかにメロンソーダのような雰囲気もある。 総じてさわやかな香味が魅力的。



 次に赤いラベルの「山本 純米吟醸 備前雄町」

 同じ酵母とはいえ、香りは落ち着いている。 旨味・酸味が豊かで、ボリューム感がある。

 ただ、さわやかな香味なのか、おだやかな香味なのか、どっちつかずの印象も受ける。 味わいの方針に迷いを感じてしまう。



 3つめは緑のラベルの「山本 純米吟醸 美郷錦」

 このお酒もバナナのような香りが印象的。

 サラサラと粒子を感じる口当たりで、さわやかな酸味にかくれてほのかな旨味がふくらむ繊細な味わい。

 冷温から常温に近づくにつれて甘味が顔を出して、表情が変化する。



 最後は黄色いラベルの「山本 純米吟醸 山廃セクスィー山本酵母」

 培養酵母を添加せず、蔵付きの天然酵母で醸したお酒。

 漬物、ドレッシングを思わせる個性的な香り。 乳酸が前面に出た味わいで、かすかに熟成香も感じられる。

 「ロックで飲む山廃」と書いてあるけれども、濃厚・濃醇というわけでもないので、個性が薄まってしまってもったいないかな。

 そして、「お燗はダメよ」と書いてあるけれども、燗で個性を引き出してみるのもおもしろいと思う。



 香味もちがえば、温度変化による味わいの変化もちがう。 すごくおもしろい飲みくらべでした。

 好みの順に、黒(秋田酒こまち)、緑(美郷錦)、赤(雄町)、黄(山廃)でした。



【秋田県山本郡八峰町 山本
「山本 純米吟醸 秋田酒こまち」 純米吟醸
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2838(2980)円
 アルコール度数:16.6   日本酒度:+3
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:秋田酵母No.12   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「山本 純米吟醸 備前雄町」 純米吟醸
 好み度:2(★★)
 1800ml:3048(3200)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:55%
 酵母:秋田酵母No.12   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2

「山本 純米吟醸 美郷錦」 純米吟醸
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3048(3200)円   720ml:(1600)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:美郷錦(秋田県大潟村産)
 精米歩合:55%   酸度:1.7

「山本 純米吟醸 山廃セクスィー山本酵母」 純米吟醸(山廃)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3048(3200)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−1
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:55%
 酵母:セクスィー山本酵母(蔵付天然酵母)   酸度:2.2


「白瀑」「山本」の過去の記事
「山本 純米吟醸 生原酒 荒走り」(2013年01月
「白瀑 ど 純米にごり」(2012年01月
「白瀑 ど ピンク(Pink) 純米活性にごり生酒」(2013年03月

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2013年08月10日

鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒3

鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒 池袋西武で試飲・購入。

 地元の花火大会にて飲む。

 暑い夜、花火を見ながら冷やしたお酒でクールダウン。 夏のぜいたくなひとときです。


 華やかなでさわやかな香味の「鳥海山」は、IWCで金賞を受賞したり、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞を受賞したりと大好評。

 そんな「鳥海山」の無濾過生原酒バージョンは、池袋西武の限定商品。

 今まで純米吟醸だった「鳥海山」は、2012BYから純米大吟醸となった。 ただ、表記が変わっただけで、中身・値段は変わらず。

 造りも味わいも今までどおり、価格もすえ置きで、従来のファンにとってはひと安心です。



 では、冷温でいただきます。

 生酒らしい麹のフレッシュな香りがさわやかで、自宅熟成で生まれたナッツ様の香りも出てきている。

 まろやかで濃厚な口当たりで、桃のような甘味・酸味を感じさせる明るいイメージの味わい。

 さわやかで、それでいて飲みごたえもある。 香味のバランスのとれた佳酒。



【秋田県由利本荘市 天寿酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+1
 原料米:美山錦(秋田県産、天寿酒米研究会による栽培)
 精米歩合:50%   酵母:ND-4酵母(ナデシコ分離)
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0


「鳥海山」「天寿」の過去の記事
「鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒」(2013年06月
「鳥海山 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2011年10月2010年02月2009年06月01月2008年06月
「鳥海山 純米吟醸」(2007年02月2005年12月
「天寿 米から育てた純米酒 美山錦 ひやおろし」(2011年01月
「天寿 なでしこ純米」(2011年01月

「日本酒天国2008 東京大試飲会 at 新宿京王プラザホテル」で試飲
「天寿 純米吟醸 無農薬米仕込み」(2008年10月
「天寿 米から育てた純米酒 ひやおろし」(2008年10月

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2013年06月16日

鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒3

鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒 池袋西武で試飲・購入。

 父の日(6月第3日曜日)ということで、父のお気に入りのお酒「鳥海山 無濾過生原酒」を進呈・開栓。

 華やかなでさわやかな香味の「鳥海山」は、IWCで金賞を受賞したり、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞を受賞したりと大好評。

 そんな「鳥海山」の無濾過生原酒バージョンは、池袋西武の限定商品。


 「鳥海山」はかつて純米吟醸という表記だったところ、2012BYからは純米大吟醸となった。 ただ、表記が変わっただけとのこと。

 造りも味わいも今までどおり、価格もすえ置きで、従来のファンにとってはひと安心です。



 では、冷温でいただきます。

 生酒らしい麹のフレッシュな香りがさわやかで、桃のような甘い香りが華やか。

 まろやかな飲み口で、やさしい甘味・旨味に酸味が重なって飲みごたえがある。 インパクトのある香りに負けない、しっかりと味のあるタイプ。



 さわやかで、かつ濃厚なお酒を好む人にはピッタリのお酒。 やっぱり「鳥海山 無濾過生原酒」は良いなぁ。



【秋田県由利本荘市 天寿酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+1
 原料米:美山錦(秋田県産、天寿酒米研究会による栽培)
 精米歩合:50%   酵母:ND-4酵母(ナデシコ分離)
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0


「鳥海山」「天寿」の過去の記事
「鳥海山 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2011年10月2010年02月2009年06月01月2008年06月
「鳥海山 純米吟醸」(2007年02月2005年12月
「天寿 米から育てた純米酒 美山錦 ひやおろし」(2011年01月
「天寿 なでしこ純米」(2011年01月

「日本酒天国2008 東京大試飲会 at 新宿京王プラザホテル」で試飲
「天寿 純米吟醸 無農薬米仕込み」(2008年10月
「天寿 米から育てた純米酒 ひやおろし」(2008年10月

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2013年06月15日

まんさくの花 大吟醸

まんさくの花 大吟醸 いただきもの。

 祖父母の家にて飲む。

 祖父が今夜帰ってこないので、今夜は祖母と2人で晩酌。

 そこで持参したのが「まんさくの花 大吟醸」。

 おばあちゃん、あなたの息子の上司だった方が後を継いだ蔵です。


 2年以上の低温熟成を経たお酒は、ひかえめな香りで、落ち着きを感じさせる。

 大吟醸らしいキレイな酒質で、上品な香味。

 おだやかな旨味がふくよかな飲み口に一役買っていて、熟成感がある。



 ただ、上品な香味が食中酒には向いていないかな。

 今度は食中酒を持参しますね。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 大吟醸
 1800ml:5000(5250)円   720ml:2500(2625)円
 アルコール度数:15.6   日本酒度:+3.5
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:45%
 酵母:協会9号系自社培養酵母   酸度:1.1   アミノ酸度:1.0


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

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2013年05月03日

福小町 純米大吟醸原酒 特別限定3

福小町 純米大吟醸原酒 池袋西武で試飲・購入。

 祖父母の家に持参して飲む。

 「福小町」は、毎週2蔵ずつ試飲販売のために来店する池袋西武でも人気の蔵。

 ご愛顧に応えて、池袋西武限定の商品もたびたび登場する。

 今回の「福小町 純米大吟醸原酒」もそんな貴重なお酒の1つ。



 ひかえめながら上品な香り。 お米らしい甘味・旨味を備えた落ち着いた味わい。 古酒っぽさのない、おだやかな旨味が乗る程度の熟成具合で、今が飲みごろかもしれない。

 冷やしすぎるより常温〜ぬる燗で魅力を増す。



 宮城「森泉 特別本醸造」や、福島「会津中将 特別本醸造」、長野「川中島 純米大吟醸」にも似た雰囲気を感じた。



 自己主張が強すぎず、重すぎず、軽やかなのに落ち着いていて味わい深い。 こういうお酒も好みですね〜。



【秋田県湯沢市 木村酒造】 純米大吟醸(原酒)
 精米歩合:50%


「福小町」「秋田杜氏」「角右衛門」の過去の記事
「秋田杜氏 純米吟醸 原酒 無圧汲み出し」(2012年05月
「福小町 純米生原酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米吟醸生原酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米吟醸」(2009年07月試飲
「福小町 大吟醸」(2009年07月試飲
「福小町 純米大吟醸 亀の尾」(2009年07月試飲
「福小町 純米大吟醸 三年熟成 改良信交」(2009年07月試飲
「角右衛門 特別純米 別誂」(2012年09月

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2013年03月22日

白瀑 ど ピンク(Pink) 純米活性にごり生酒3

白瀑 どピンク 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で購入。

 2013年春。 例年より早い開花となったソメイヨシノ。

 そんな江戸生まれの白い桜ではなく、京都の八重紅しだれ桜のような、ピンク色に染まったお酒を発見。

 どぶろくを意識した活性(発泡)タイプのにごり酒、「白瀑 ど」シリーズの春バージョン。

 ピンク色になる赤色清酒酵母(協会10号酵母から派生)で醸したにごり酒で、その名も「ど ピンク」。

 春を連想させる色で、見るだけでウキウキしてきます。



 ビン内で発酵が続いている活性タイプ。 ガス抜きの穴が開けられているので、難なく開栓。

 炭酸が抜けてしまうのはもったいないという意見もあるかもしれないけれど、爆発や噴きこぼれを防ぐための、ありがたい心づかいですね。



白瀑 どピンクの色(上澄み)

 まずは、透明なうわずみをいただきます。

 うわずみもさりげなくピンク色。 バナナ様の香りがさわやか。

 予想外に甘くない! さわやかな酸味をシュワシュワの細かい炭酸がサポートして、スッキリした味わい。



白瀑 どピンクの色

 次に、にごり部分をまぜていただきます。

 にごり部分のおかげで、お米らしい香味が追加される。

 サラサラと、しっかり粒子を感じるほどのにごり具合。 その感触が、ドライなイメージにつながっている。

 白くにごった「白瀑 ど」と同様、奇をてらわない、甘さも酸もひかえめのスタンダードな純米酒。 この軽快さが東北のお酒らしさかもしれない。



 燗にすると、お酒に溶けていられない炭酸が大出現。

 炭酸の影響が少なくなったおかげか、甘味が引き出されたおかげか、少しザラついていたお酒がクリーミーな飲み口に変身。 これ、好み!



 温かい日はうわずみ、混ぜたお酒を冷温で。 花冷えの日は混ぜてから燗で。 いろんな飲み方ができる、楽しい花見酒ですね。



【秋田県山本郡八峰町 山本】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2476(2600)円   720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−10
 原料米:めんこいな(秋田県産)   精米歩合:65%
 酵母:赤色清酒酵母   酸度:2.0


「白瀑」「山本」の過去の記事
「山本 純米吟醸 生原酒 荒走り」(2013年01月
「白瀑 ど 純米にごり」(2012年01月

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2013年03月16日

太平山 生もと純米 無濾過生原酒 2010(H22)BY / 太平山 生もと純米吟醸 無濾過生原酒 津月 2010(H22)BY3

太平山 生もと純米 無濾過生太平山 生もと純米吟醸 無濾過生 津月 池袋西武で試飲・購入。

 常温で2年熟成させた後に開栓。

 「太平山」といえば、生もとの酒母づくりの際、お米をすりつぶす作業を電動ドリルで行う「秋田流生もと」を開発した蔵。

 人気・定番商品の「太平山 生もと純米」がひかえめなタイプで、個人的には物足りないのに対して、今回の2種類はしっかり濃醇。



 まずは「太平山 生もと純米 無濾過生原酒」から。

 常温2年熟成にしては、色はほとんどつかず。 夏は40度、冬は氷点下という、温度変化の激しい環境のはずなのに、不思議〜。

 ドライフルーツ、とくにアンズを思わせる香りが、いかにも熟成酒らしい。

 干し柿のような風味が独特で、お米らしい旨味が続く。 サラサラとした感触のドライな飲み口ながら、さりげない甘味もある。

 余韻にはプルーン、レーズンのような雰囲気がやさしく続く。

 焦げたような香味や、強烈な自己主張はない。 おだやかに熟成した生酒だ。



太平山 生もと無濾過生原酒2種類の色


 次に「太平山 生もと純米吟醸 津月 無濾過生原酒」。

 こちらも、常温2年熟成のわりに、ほとんど色は変わらず。

 かすかにバナナ・ヨーグルト様の芳香があって、生もとらしさと吟醸酒らしさを感じる。

 まろやかな口当たりとおだやかな旨味に、おだやかに熟成した様子が感じられる。


 燗にすると、生酒らしく泡が出てくる。 さわやかな香りが消えて、さらに落ち着いた印象。 しかし味わいは逆に活気づいて、甘酸っぱさが出てきて飲みごたえが増す。



 2種類とも、色はほとんど変わらないものの、魅力的な熟成酒に成長していてびっくり。 不思議な体験でした。



【秋田県潟上市飯田川 小玉醸造
 純米大吟醸(生もと、無濾過、生詰、原酒)
 1800ml:4000(4200)円   720ml:2000(2100)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:40%
 酵母:自家培養酵母


「太平山」の過去の記事
「太平山 津月 生もと純米吟醸 無濾過生原酒」(2010年03月
「太平山 生もと純米 無濾過生」(2009年05月
「太平山 生もと純米」(2009年02月2004年03月
「太平山 神月 生もと純米」(2010年09月
「太平山 澄月 生もと純米大吟醸」(2011年09月

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2013年03月06日

雪の茅舎 山廃純米3

雪の茅舎 山廃純米 池袋東武で試飲・購入。

 しぼりたての生酒も魅力的だけれど、「雪の茅舎」は火入れ酒のほうが好み。

 生酒はそのフレッシュな香りが、蔵の魅力である繊細な味わいを隠してしまうから。

 まだ寒い夜が続くこともあって、燗にピッタリの火入れ酒「雪の茅舎 山廃純米」を購入。


 まずは常温でいただきます。

 バナナ、ヨーグルトを思わせるソフトな香り。 やさしい甘味から入り、さくらんぼのような酸味がさりげなく続く。

 山廃純米の無濾過原酒のイメージを良い方向でくつがえしてくれる、吟醸酒のような上品さが魅力。


 では、燗でいただきます。

 生酒を温めたときのように、隠れていた炭酸が出てくる。 香りの印象はガラリと変わり、カッテージチーズのような香りと揮発するアルコールの刺激が中心になる。

 旨味・酸味が一歩前進して、味わいに幅が出てくる。



 常温と燗で表情が変わる、それぞれの温度帯でちがった魅力が楽しめるお酒。



【秋田県由利本荘市 齋彌酒造店】 純米酒(山廃、無濾過、原酒)
 1800ml:2300(2415)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:吟の精(秋田県産)   精米歩合:65%
 酵母:自社特選酵母   酸度:1.9


「雪の茅舎」の過去の記事(すべて無濾過原酒)
「雪の茅舎 山廃純米」
 (↑2012年04月試飲2011年07月2010年03月
「雪の茅舎 山廃純米 生」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 秋田 有機米使用純米酒」(2012年04月
「雪の茅舎 秘伝 山廃純米吟醸」(2012年04月試飲2006年04月
「雪の茅舎 秘伝 山廃純米吟醸 生」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 山廃純米大吟醸 三石小仕込」(2011年06月
「雪の茅舎 純米吟醸」(2012年04月試飲2009年02月
「雪の茅舎 純米吟醸 生」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米吟醸 愛山」(2010年05月
「雪の茅舎 純米大吟醸 聴雪」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米大吟醸 瓶囲い」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米大吟醸」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 大吟醸 花朝月夕」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 大吟醸」(2012年12月2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米古酒 隠し酒」(2012年04月試飲


 「雪の茅舎」「由利正宗」の齋彌酒造店は、秋田南西部の由利本荘市にある、1902(明治35)年の老舗。
 ゆるやかな傾斜地の高低差を利用した製造ライン「のぼり蔵」が独特。
 1984年から務める高橋藤一杜氏のもと、櫂入れ・濾過・加水をしない「三無い造り」によってお酒を醸している。
 櫂入れをせず、麹の糖化力と酵母の発酵力にお酒づくりをまかせる。 自家精米・低温長期発酵で丁寧に醸したお酒は、雑味がなく濾過の必要がない。 自社培養酵母で生まれる原酒はアルコール度数が低く、そのままで飲める。


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2013年02月21日

新政 特別純米 無濾過生原酒 No.6 R-type / 新政 純米吟醸 無濾過生原酒 No.6 S-type3

新政 No.6 R-type新政 No.6 S-type 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 若き蔵元が酒質を進歩させ、画期的な商品展開を図っている「新政」。

 今回の2本も、その一環で誕生したお酒。

 茶色のビンに白の文字が「R-type」、黒いビンにゴールドの文字が「S-type」。

 元祖の協会6号酵母を用いたことを示す、存在感のある「6」の文字に、自信が感じられます。

 そして、ビンに文字が直接刻印された洗練されたデザインから、未知のお酒への期待が高まってゆきます。




 お酒は飲み物だから、中身が大切。 外見は気にしないし、気にするべきではない。 そんな意見もあることでしょう。

 けれど、よっしんは、外見にこだわるべきという持論です。

 おいしい、美しい。 そんな感受性・価値観は、人それぞれ。

 嗜好品、つまり受け取る側の気持ち次第の世界だからこそ、受け取る際の気分を高めるために、雰囲気を演出することは大切。

 料理人が器や盛り付けにこだわり、画家が額縁にこだわるように、酒蔵はビン・ラベルのデザインにこだわるべき。 総合プロデュースですね。

 最高のもてなしをするために。 目でも楽しんでもらうために。




 では、まず白い文字の「R-type」からいただきます。 RegularのRとのこと。

 生酒ながら、麹の甘い香りや刺激的な香りはひかえめ。 イチゴ様の、そしてかすかに桃・バナナを思わせる香りが印象的。

 さわやかな酸味・苦味を活かした、キレイで味のある、新生「新政」らしい酒質。

 香りは少し異なるものの、心地よい酸の存在感は、宮城「伯楽星 特別純米」とも共通している。

 アルコール度数が低い状態で完成しているので、原酒といっても無骨さ・重さがない。 ボリュームは淡麗〜中庸で、洗練された香味が楽しめる。



 次に、金色の文字の「S-type」をいただきます。 SuperiorのSとのこと。

 R-typeと似た香味ながら、繊細で淡い。 キレイな味わいの中に、かわいらしい酸味が見つけられる。

 苦手な香味ではなく、むしろ好みのタイプだけれど、個人的には少し物足りないかな。



 「新政 No.6」は今回の2種類だけでなく、純米大吟醸の「X-type」もあるとのこと。 でも、単に味が薄くなってしまうのであれば遠慮したい。

 これほどさわやかな酸を出せるのであれば、個性をおさえつけるのではなく、存分に発揮してほしい。

 今のR-typeよりもさらに魅力を引き出せれば、きっと白ワインに負けない存在になれるはず。



【秋田県秋田市 新政酒造
「新政 特別純米 No.6 R-type」 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2514(2640)円   720ml:1257(1320)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:吟の精(精米歩合50%)、秋田酒こまち(精米歩合60%)〔ともに秋田県産〕
 酵母:協会6号

「新政 純米吟醸 No.6 S-type」 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3047(3200)円   720ml:1523(1600)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:吟の精、秋田酒こまち、美山錦(すべて秋田県産)
 精米歩合:50%   酵母:協会6号


「新政」の過去の記事
「新政 純米吟醸 六號」(2010年11月

 「新政」は協会6号酵母の生誕地。

 1930(昭和5)年に分離され、1935年(昭和10)から全国に頒布された協会6号酵母は、日本醸造協会によって現在頒布され続けている最古の酵母。

 おだやかで深みのある香味により、現代的な酒質の基礎を確立した。 現在も全国各地で、生もと・山廃による酒母づくり、普通酒や純米酒づくりに活用されている。

 2007年から蔵に戻った、1974年生まれの佐藤祐輔社長が、幕末から続く伝統的な酒蔵の改革に励んでいる。


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2013年01月16日

山本 純米吟醸 生原酒 荒走り 2012(H24)BY3

山本 荒走り 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 「山本」も久しぶり。

 久しぶりとはいっても、記事にするのは初でした。


 この蔵特有の、パイナップルを思わせる香りが印象的。

 香り・甘味・酸味それぞれフレッシュな印象ながら、荒々しさはなく、なめらかに流れる。

 ボリューム感・飲みごたえもあって、ナイスバランスのお酒。 多くの人に受け入れられる酒質かもしれませんね。



【秋田県山本郡八峰町 山本】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3047(3200)円   720ml:1523(1600)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:秋田酵母No.12   酸度:1.7


「白瀑」「山本」の過去の記事
「白瀑 ど 純米にごり」(2012年01月

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阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精2

阿櫻 荒走り 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 東京駅をよく利用していたころに、大丸東京で試飲したことのある「阿櫻」。

 久しぶりに出会いました。

 「阿櫻」といえば、古くからの横手市街地にある蔵。

 市町村合併により、旧増田町・十文字町の「まんさくの花」、旧平鹿町の「天の戸」「田从」も横手市になった。

 横手、気がつけば錚々たるメンバーがそろう銘醸地ですね。


 さて、以前試飲した「阿櫻」の印象と同じく、今回のお酒もさわやかな香り。 純米とはいえ、吟醸香がする。

 香りに負けず、フレッシュな酸味・苦味が活躍して、さわやかな味わいをつくる。 無濾過の原酒とは思えないほどキレイで軽やかな酒質。

 コストパフォーマンスにすぐれたお酒だ。 そのかわり、飲みごたえや力強さという点で、個人的には少し物足りないかな。



【秋田県横手市 阿桜酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2247(2360)円   720ml:1123(1180)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:吟の精(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会901号   酸度:1.6   アミノ酸度:0.8

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2012年12月31日

天の戸 純米吟醸 無濾過生原酒 亀の尾仕込み 雫酒3

天の戸 純米吟醸 亀の尾 雫 池袋東武で試飲・購入。

 大みそか、祖父母の家に親族で集まって飲む。

 「雪の茅舎 大吟醸」で乾杯した後は、同じ秋田県ということで、「天の戸 亀の尾」を開栓。

 それにしてもこのお酒、よくラベルが変わるなあ。

天の戸 亀の尾生天の戸 亀の尾 初めは左のラベル(初代)。

 次に右のラベル(2代目)。

 そして現在、冒頭(上)のラベルになった。

 蔵の方いわく、2代目のラベルも好評だったが、「天の戸」といえば勾玉マークという声が多く、ラベルに勾玉を復活させたとのこと。

 たしかに、シンボルって大切ですね。


 無濾過のためか、しぼってまだ1年という若いお酒ながら、すでにほど良い色づきでおいしそう。

 麹のさわやかな香りに、スッキリした苦味を想起させる山菜のような香りもある。 みずみずしい甘味・酸味から入り、やさしくまろやかな甘味を中心に展開する。

 生で熟成したためか、余韻にはキャラメルのような風味がある。

 酸がそれほど自己主張しないためか、存在感・ボリューム感がありながら、やさしい味わい。 みんなに好評でした。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3238(3400)円   720ml:1619(1700)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+3
 原料米:亀の尾(JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会産、減農薬栽培)
 精米歩合:55%   酵母:秋田流花酵母(AK-1)、華こまち酵母
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒」
 (↑2012年03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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雪の茅舎 大吟醸

雪の茅舎 大吟醸 いただきもの。

 大みそかに、祖父母の家に親族が集まって飲む。

 乾杯用のお酒として、「雪の茅舎 大吟醸」を開栓。

 「みんなで一緒に飲み始めるなら、めったに飲めないお酒にしよう」という意見。

 そして、「酔っぱらう前に、高価で淡麗なお酒を飲むべし」という意見で決まりました。

 大吟醸といっても、華やかな吟醸香ではなく、おとなしい印象。 ブドウ様の香りがさりげなく立つ程度。

 キメ細かいつややかな口当たりながら、飲み口はややドライ。 クリアで洗練された味わいで、そのぶん起伏が少なく繊細な印象。


 しっとりと奥深い「雪の茅舎」のなかでも、もっとも淡麗なタイプかもしれない。

 「雪の茅舎」ファンは、「『雪の茅舎』も、こんなに味のない酒をつくれるのか」と落胆していました。



【秋田県由利本荘市 齋彌酒造店】 大吟醸(無濾過、原酒)
 1800ml:4900(5145)円   720ml:2500(2625)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)秋田酒こまち   精米歩合:45%
 酵母:自社酵母   酸度:1.3   アミノ酸度:0.7


「雪の茅舎」の過去の記事(すべて無濾過原酒)
「雪の茅舎 山廃純米」
 (↑2012年04月試飲2011年07月2010年03月
「雪の茅舎 山廃純米 生」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 秋田 有機米使用純米酒」(2012年04月
「雪の茅舎 秘伝 山廃純米吟醸」(2012年04月試飲2006年04月
「雪の茅舎 秘伝 山廃純米吟醸 生」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 山廃純米大吟醸 三石小仕込」(2011年06月
「雪の茅舎 純米吟醸」(2012年04月試飲2009年02月
「雪の茅舎 純米吟醸 生」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米吟醸 愛山」(2010年05月
「雪の茅舎 純米大吟醸 聴雪」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米大吟醸 瓶囲い」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米大吟醸」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 大吟醸 花朝月夕」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 大吟醸」(2012年04月試飲
「雪の茅舎 純米古酒 隠し酒」(2012年04月試飲


 「雪の茅舎」「由利正宗」の齋彌酒造店は、秋田南西部の由利本荘市にある、1902(明治35)年の老舗。
 ゆるやかな傾斜地の高低差を利用した製造ライン「のぼり蔵」が独特。
 1984年から務める高橋藤一杜氏のもと、櫂入れ・濾過・加水をしない「三無い造り」によってお酒を醸している。
 櫂入れをせず、麹の糖化力と酵母の発酵力にお酒づくりをまかせる。 自家精米・低温長期発酵で丁寧に醸したお酒は、雑味がなく濾過の必要がない。 自社培養酵母で生まれる原酒はアルコール度数が低く、そのままで飲める。


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2012年11月18日

飛良泉 山廃純米酒 長享3

飛良泉 長享 池袋西武で試飲・購入。

 山廃を得意とする「飛良泉」は、落ち着いた味わいの魅力的なラインナップ。

 そんな「飛良泉」の試飲販売で、今回は「飛良泉 長享」と「飛良泉 山廃純米 にごり」を購入。

 好きなお酒を2本も入手して、ニコニコです。


 冬に燗で飲みたくなる「飛良泉 長享」。

 まずは、常温でいただきます。

 お米らしいおだやかな香りに、サツマイモのような甘味を想起させる香りも含まれている。 しかし、飲み口はドライ。

 重心が低く、旨味が閉じこもっている印象。


 燗にすると、閉じこもっていた旨味が花開き、落ち着いた味わいに幅が出る。 骨太の酒質ながら、飲み口は軽やか。 すばらしい充実感!



 この蔵でもっともポピュラーな「飛良泉 山廃純米酒」が美山錦なのに対し、この「飛良泉 長享」は山田錦。

 磨き具合や仕込方法が同じにもかかわらず、飲みごたえに大きな差があるのは、お米のちがいによるものだと思う。



【秋田県にかほ市 飛良泉本舗】 純米酒(山廃)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:65%
 酵母:協会7号系(自社培養)   酸度:2.4


「飛良泉」の過去の記事
「飛良泉 山廃純米酒 長享」(2011年10月2009年01月
「飛良泉 山廃純米原酒 18% (HIRAIZUMI 18)」(2010年05月
「飛良泉 山廃純米 まる飛 No.12」(2012年05月
「飛良泉 山廃純米 まる飛 No.15」(2012年05月
「飛良泉 山廃純米酒」(2004年11月
「飛良泉 山廃純米 にごり酒」(2012年01月
「飛良泉 山廃純米 四段仕込 温故知新」(2006年05月
「飛良泉 山廃 氷結生酒」(2004年07月

「日本酒天国 東京大試飲会」にて(2007年10月
「山廃本醸造 囲炉裏酒」
「山廃純米酒 厳選蔵出し」
「飛良泉」の飛良泉本舗は、1487年(長享元年)の創業。秋田県の現存最古の酒蔵であるだけでなく、全国でも屈指の老舗。


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2012年09月12日

角右衛門 特別純米 別誂

福小町 角右衛門 活性にごり 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 よっしんより少し先に入店した方が、活性にごり酒の「角右衛門 特別純米 別誂」からスタートする。

 開栓直後の炭酸の元気な状態を見逃すなんて、もったいない!

 ということで、ご一緒させていただきます。

 「角右衛門」は、「福小町」「秋田杜氏」の銘柄で知られる木村酒造のお酒。


 米粉・モチのような香りのなかに、かすかに桃のような果実香が含まれている。

 濃くにごった見た目からは濃厚そうな味わいを連想するが、実際はこの蔵らしい酸の少ない淡麗タイプ。

 元気な炭酸も、軽快・爽快な飲み口に一役買っている。


 落ち着いた香味で、サラサラと粒子を感じる口当たりと炭酸が、ドライな印象に仕上げている。

 味わいのバラエティ・起伏ともに乏しいところが少し残念。 ただ、淡麗辛口酒ファンにはピッタリの活性にごり酒かもしれない。



【秋田県湯沢市 木村酒造】 特別純米酒(無濾過)
 720ml:(1365)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2.5
 原料米:(秋田県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会1801号   酸度:1.3


「福小町」「秋田杜氏」の過去の記事
「福小町 秋田杜氏 純米吟醸 原酒 無圧汲み出し」(2012年05月
「福小町 純米生原酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米吟醸生原酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米吟醸」(2009年07月試飲
「福小町 大吟醸」(2009年07月試飲
「福小町 純米大吟醸 亀の尾」(2009年07月試飲
「福小町 純米大吟醸 三年熟成 改良信交」(2009年07月試飲

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2012年07月29日

まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒3

まんさくの花 美郷 池袋東武で試飲・購入。

 平成の大合併により、秋田県でも数々の市町村の名が消え、新たな地名が誕生した。

 そんな地名のひとつが、2004年に仙北郡の千畑町・六郷町・仙南村が合併して誕生した美郷町。

 今回の秋田「まんさくの花 美郷」は、そんな秋田の美郷町から名づけられた商品名、ではありません

 長々と説明しておいて、ちがうんかい!

 おもに大潟村(八郎潟干拓地)で栽培される酒米、美郷錦で醸されたお酒が「まんさくの花 美郷」。

 酒米の大御所、山田錦と美山錦との交配で誕生した秋田酒55号は、1999年に美郷錦と命名された。 なんと、美郷町ができる5年前から「美郷」を名乗っている。 美郷錦のほうが、美郷町より先輩なんですね。


 さてさて、試飲して気に入ったこのお酒を、家でじっくり飲んでみよう。

 ささやかな果実香に、麹の香りが重なってさわやか。

 サラサラと粒子を感じる口当たりで、涼やかな含み香とやさしい甘味が上品。 後半はおだやかな旨味が現れて、落ち着いた余韻へとつづく。

 飲み始めは吟醸酒らしく、飲み終わりは純米酒らしい。

 クリアな飲み口ながら、お米の味を引き出した熟成タイプの純米吟醸を得意とする「まんさくの花」らしい、上品かつ味わい深い酒質だ。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米吟醸(生詰、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:16.8   日本酒度:+4.5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:55%
 酵母:自社培養酵母   酸度:1.5   アミノ酸度:1.1


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

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2012年05月31日

飛良泉 山廃純米 まる飛 No.12/No.15

飛良泉 まるひ12飛良泉 まるひ15 池袋西武で試飲・購入。

 今回の試飲販売で、「飛良泉」は2つの商品を池袋西武に初出展。

 その2つの商品は、まるいラベルに「飛」の頭文字という、いさぎよいデザインのお酒たち。

 金色のラベルが、秋田酵母No.12を使用したお酒。 銀色のラベルが、秋田酵母No.15を使用したお酒とのこと。

 おー、初めて見ました! ノミ太蔵さんのブログによると、2008BYから登場している商品のようです。

 試飲したところ、2つともさわやかで好印象だったので購入。


 では、家でじっくり飲んでみよう!

 まずは金色ラベルのNo.12から。 常温、そしてぬる燗でいただきます。

 ふんわりとやさしく広がるバナナ様の香りが印象的。 香りにリードされて、やさしい甘味から入る。 強い酸味もさわやかな飲み口に一役買っている。

 温めても大きな変化はないものの、マイルドな飲み口になり、やさしく旨味が広がるところは美山錦の魅力だなあと思った。

 通常商品の「飛良泉 山廃純米」と同様、山廃独特のクセはなく、それほどボリューム感もない。 洗練された、上品な純米酒だ。

 近年の埼玉「鏡山 純米酒」にも似ている。 あれ? リンクを作ろうと思ったら、最新の「鏡山 純米酒」の記事がなかった。


 次は銀色ラベルのNo.15を、常温、ぬる燗でいただきます。

 苦味を想起させる清涼感のある果実香が、スッと短くよぎる。 香りの印象どおり、プリンスメロンのような、苦味を帯びた甘味・酸味が主体。

 No.12とくらべて、このNo.15のほうが、山廃に起因するヨーグルト様の乳酸の雰囲気がある。 この乳酸のやわらかい雰囲気と、シャープな苦味とのコントラストがおもしろい。

 こちらも、温めての変化は少なかった。


 2種類とも、それぞれの特徴的な香りがあり、お米よりも南国の果実のムードが漂う。 冷やしすぎず、常温くらいの香味のバランスが取れた状態で飲みたい。


【秋田県にかほ市 飛良泉本舗
「飛良泉 山廃純米 まる飛 No.12」 純米酒(山廃)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:美山錦(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:秋田酵母No.12   酸度:2.0

「飛良泉 山廃純米 まる飛 No.15」
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:美山錦(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:秋田酵母No.15   酸度:2.1


「飛良泉」の過去の記事
「飛良泉 山廃純米酒 長享」(2011年10月2009年01月
「飛良泉 山廃純米原酒 18% (HIRAIZUMI 18)」(2010年05月
「飛良泉 山廃純米酒」(2004年11月
「飛良泉 山廃純米 にごり酒」(2012年01月
「飛良泉 山廃純米 四段仕込 温故知新」(2006年05月
「飛良泉 山廃 氷結生酒」(2004年07月

「日本酒天国 東京大試飲会」にて(2007年10月
「山廃本醸造 囲炉裏酒」
「山廃純米酒 厳選蔵出し」
「飛良泉」の飛良泉本舗は、1487年(長享元年)の創業。秋田県の現存最古の酒蔵であるだけでなく、全国でも屈指の老舗。


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2012年05月29日

福小町 秋田杜氏 純米吟醸 原酒 無圧汲み出し2

福小町 秋田杜氏 純米吟醸 無圧汲み出し 池袋西武で試飲・購入。

 サラリと軽い飲み口の秋田「福小町」。

 たびたび試飲販売で池袋西武に来店するものの、そのあっさりとした酒質は、個人的な好みとは合わなかった。

 ところが、今回の「福小町 秋田杜氏 純米吟醸 原酒 無圧汲み出し」は、飲みごたえがあって好みだったので購入。

 このお酒は、しぼりたての新酒ながら、1回火入れしてからの出荷。 1月に発売される、限定2000本のお酒とのこと。

 あまり聞きなれない、無圧汲み出しという言葉は、機械しぼりの最初に、無理に圧力をかけずに自然としたたり出た部分を集めたものらしい。

 まずは冷やしていただきます。

 白玉粉のようなやさしい香りが主体。

 甘さひかえめの、スマートで落ち着いた飲み口。 さわやかな苦味もお酒を引き締めている。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、原酒らしい飲みごたえも感じられる。

 温度が上がって常温に近づいてゆくと、お米らしい旨味とさわやかな酸味が引き立つ。 吟醸酒よりも純米酒に近いタイプの純米吟醸だ。

 ただ、常温近くで余韻にさわやかな吟醸香が感じられるようになり、吟醸らしさも持ち合わせている。

 冷やすより、ある程度ぬるめの方が魅力を堪能できる。

 唯一無二の個性ではないものの、逆に、スタンダードなお酒としての完成度の高さを感じさせる。

 このことは、力強いお酒を好む人、さわやかなお酒を好む人、どちらにも好評だったことからもうかがえる。



【秋田県湯沢市 木村酒造】 純米吟醸(無濾過、生詰、原酒)
 720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4.5
 原料米:美山錦(秋田県産)   精米歩合:58%
 酵母:協会1801号   酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「福小町」「秋田杜氏」の過去の記事
「福小町 純米生原酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米吟醸生原酒」(2009年07月試飲
「福小町 純米吟醸」(2009年07月試飲
「福小町 大吟醸」(2009年07月試飲
「福小町 純米大吟醸 亀の尾」(2009年07月試飲
「福小町 純米大吟醸 三年熟成 改良信交」(2009年07月試飲

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2012年05月08日

山吹 GOLD(ゴールド) 熟成古酒2

スキー正宗

 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 10年熟成の古酒をベースに、10年以上、最長20年熟成の古酒をブレンドしたお酒。

 キレイな黄金色〜山吹色で、甘味を想起させる熟成香がやわらかく広がる。

 色のわりにインパクトは少なく、バランスの良い甘味・旨味・酸味・苦味が静かに展開してゆく。


 このバランスの良さが、ブレンドの魅力ですね。



【秋田県大仙市 金紋秋田酒造】 本醸造(古酒)
 720ml:3000(3150)円   100ml:667(700)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:−1
 原料米:トヨニシキ、キヨニシキ(秋田県産)   精米歩合:70%
 酸度:1.3

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