石川のお酒

2014年10月04日

奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま3

奥能登の白菊 純米吟醸 そのまんま 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 「奥能登の白菊」は、甘口のお酒が中心という個性派。

 その個性は、火入れ・熟成によってさらに際立ったものになります。

 ところが今回は、若い生酒。 またちがった一面が見られそうです。


 では、冷温でいただきます。

 うっすらとオリがからんでいて、グラスがかすかに白くけむる。

 穀物様の香りが主体で、吟醸酒の生酒とは思えないほどの落ち着き。

 甘口という先入観で飲んだところ、意外とドライで、おだやかな旨味が存在感を放っている。

 麹のニュアンスや、オリの旨味、種々の酸味・苦味たちが複雑な味わいを形成している。


 飲みごたえのある、非常に豊かな味わい。 これは好み!




【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,686(1,820)円
 アルコール度数:16.7   日本酒度:-4.5
 原料米:(麹米・添米)山田錦(36%)、(仲米・留米)五百万石(64%)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:協会10号   酸度:1.5


「奥能登の白菊」「寧音(ねね)」の過去の記事
「奥能登の白菊 純米吟醸」(2013年09月
「奥能登の白菊 純米酒 輪島物語」(2007年07月
「寧音 純米無濾過」(2009年03月

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2013年11月09日

奥能登の白菊 純米吟醸3

奥能登の白菊 純米吟醸 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「達磨正宗」に負けない濃厚甘口のお酒ということで、「奥能登の白菊」。

 淡麗辛口という味気ないお酒の対極にある、飲みごたえのあるお酒たちがそろっているところが、このお店の魅力です。


 こちらも冷温でいただきます。

 熟れたメロン、マンゴーのような吟醸香に、木のような香りと麹の香りが含まれていて複雑。

 しっとりキメ細かい口当たりで、雑味のないキレイな入り。

 静かに甘味・酸味・苦味が立ち上がり、ふんわりとやわらかい余韻にいたるまで、やさしくスムーズに展開してゆく。


 しっかり味のあるタイプのお酒だけれど、強烈な自己主張はなく、香味のいたるところに上品さを感じる。

 上品な甘さを中心に繊細かつ複雑な味わいを見せる、この蔵らしい個性が堪能できる佳酒。



【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米吟醸
 1800ml:3333(3500)円   720ml:1686(1770)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−4.5
 原料米:山田錦(36%)、五百万石(64%)   精米歩合:55%
 酵母:協会10号   酸度:1.5


「奥能登の白菊」「寧音(ねね)」の過去の記事
「奥能登の白菊 純米酒 輪島物語」(2007年07月
「寧音 純米無濾過」(2009年03月

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2013年08月07日

天狗舞 山廃純米大吟醸3

天狗舞 山廃純米大吟醸 池袋西武で見かけて購入。

 祖父母の家にて飲む。

 山廃を得意とすることで知られる、石川県の代表的な蔵「天狗舞」。

 そんな「天狗舞」の山廃の最高峰にあたるお酒が、この「天狗舞 山廃純米大吟醸」。

 いつ、どんなタイミングで開栓しようか。

 貴重なお酒だからこそ、もったいぶってしまってなかなか決断できません。

 ところが、よっしんのお酒ストックたちから「いつもの『天狗舞 山廃純米』だろう」という理由で持ち出される事件が発生。

 まぁ、こうしたアクシデントがなければ開栓する機会を失ったかもしれないので、結果オーライでしょう。



 蔵での熟成を経て黄金色になったお酒で、常温〜ぬる燗でその魅力を発揮する。

 まずは常温でいただきます。

 ワラのようなおだやかな香りに、かすかに山廃らしいヨーグルト様の香りがひそむ。

 甘味をおさえた、旨味のしっかりとした落ち着いた味わい。 味の切れが良く、軽やかな余韻を残すところに上品・上質なお酒の一面が見られる。

 ぬる燗にすると、お米らしい香りや旨味が引き立って、余韻も深くなる。


 現時点でも十分にすばらしい熟成具合。 ただ、さらに何年か熟成させた状態でも飲んでみたいと、ついつい欲張ってしまいます。



 石川「常きげん 山廃純米吟醸」に似た雰囲気。

 岐阜「飛騨自慢 純米大吟醸原酒」、三重「妙の華 純米大吟醸」、大阪「秋鹿 純米大吟醸 嘉村壱號田」、広島「竹鶴 純米大吟醸」にも通じるところがある、華やかさと無縁の大吟醸。



 酒蔵みずから、「熟成によるお酒の色は目も楽しませてくれます」、「35〜40度のぬる燗でもお楽しみいただけます」と自信を持つ、色・温度も楽しめる逸品。



【石川県白山市 車多酒造】 純米大吟醸(山廃)
 1800ml:5000(5250)円   720ml:2857(3000)円
 アルコール度数:16.4   日本酒度:+4
 原料米:山田錦(兵庫県特A地区産)   精米歩合:45%
 酵母:協会9号系(自社培養)   酸度:1.6


「天狗舞」の過去の記事
「天狗舞 山廃仕込純米酒」
 (↑2013年01月2012年01月2009年08月2004年09月
「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米」(2011年03月
「天狗舞 旨醇 純米酒」(2007年03月
「天狗舞 純米カップ」(2006年06月
「天狗舞 山廃純米生原酒」(2010年05月2006年09月
「天狗舞」6種類試飲(2011年03月

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2013年07月31日

獅子の里 純米吟醸 糀(オリゼー) 無濾過生酒3

獅子の里 糀(オリゼー) 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 石川「獅子の里」は、食事に合わせるお酒を大切にしている蔵。

 名前・うわさは聞いていたものの、飲むのは初めて。

 今回のお酒のカメレオンのラベルも、食事に合わせてお酒の味わいが変化するようすをデザインしたものとのこと。

 食事によって味わいが変わるといえば、京都「玉川 生もと純米 コウノトリラベル」が衝撃的だったなぁ。


獅子の里 糀(オリゼー) 裏

 ラベルの裏側には、「君がいるから僕がいる 四季があるから旬がある あなたの色に染まります」の文字。

 気概を感じるとともに、期待が高まりますね。



 冷温でいただきます。

 さわやかな香り、キレイな酸味・苦味が印象的。

 秋田「新政」、宮城「伯楽星」、山形「山形正宗」、石川「遊穂」、長野「御湖鶴」などにも似た雰囲気を感じる。

 飲んだ瞬間に「今はやりのタイプだ」と思う、キレイにまとまった食中酒。


裏や 出し巻き玉子

 ふわふわ・とろとろの出し巻き玉子のやさしい甘味に寄り添い、大根おろしと協力してさわやかなほろ苦さを演出する。 良いお酒ですね。



 ただ、濃醇さ・個性を見てしまうと、少し物足りない印象。

 食事を引き立てる脇役という方針でつくられたお酒なので、個人的な好みと異なるのは仕方ないですね。



【石川県加賀市 松浦酒造】 純米吟醸(無濾過、生)
 精米歩合:55%

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2013年03月09日

宗玄 純米無濾過生原酒 八反錦 / 山田錦 / 石川門3

宗玄 八反錦宗玄 山田錦宗玄 石川門 池袋東武で試飲・購入。

 大丸東京で初めて出会って以来、3年ぶりの「宗玄」の試飲販売。

 大丸と東武では、当然(?)、流通ルートや販売担当の方がちがう。

 ということで、異なったラインナップを試飲できました。


 今回は、人気の「宗玄 純米無濾過生原酒」シリーズが3種類来店。

 雄町バージョンもあったら良かったけれど、それは欲張りというもの。 今回ゲットできた3種類を、じっくり飲みくらべることにしましょう。


 それぞれ、はじめは冷温から室温になる過程を楽しみ、それから燗にしてみます。


 まずは、広島県産の八反錦バージョン。

 冷温では、さわやかな第一印象。 生酒らしいフレッシュな香りは突出せず、みずみずしい酸味を活かしたシャープな味わいが主体。

 常温に近づくと、香りにきゅうりのニュアンスが加わり、ミネラルをイメージさせる苦味も顔を出してくる。 熟していない、酸味・苦味の強いリンゴを想像する。

 燗にすると、旨味が出て酸味とバランスが取れてくる。 やさしい甘味もさらに一歩引いて、後切れの良い、引き締まった味わいになる。

 冷温〜常温では牡蠣などの貝類、燗では春野菜・山菜の天ぷらに合わせたい。



 次に、山田錦バージョン。

 冷温では、やや熟成した生酒のような、麹の甘い香りがある。 とろみを感じるほどまろやかな口当たりで、落ち着いた飲み口。

 甘味も酸味もひかえめながら、イチゴのような雰囲気がある。 おだやかな旨味が甘味・酸味をしっかり受け止めて、まとまった味わいになっている。

 蔵の方は「山田錦(バージョン)のほうが酸が強い」と紹介していたけれど、個人的には八反錦バージョンほうが酸の突出を感じた。

 燗では個性がより際立ってくる。 飲みごたえがあるのに、甘くない。 甘味と旨味がちがうことを実感させてくれる。

 常温〜燗で、鍋料理やシチューに合わせたい。



 最後に、地元産の石川門バージョン。

 冷温では、とろり濃厚な口当たりなのに、甘さひかえめ。 旨味とスッキリとした苦味のバランスが不思議。

 常温になると、より複雑な味わいになってくる。 旨味を土台にして、苦味・酸味が活躍し、かわいらしい甘味も見え隠れする。

 求肥・白菜のような香味、サツマイモのような甘味が特徴。 3種類のなかでは、もっとも濃醇でどっしりとしたお酒。

 燗にすると、ボリュームと切れは増すものの、やや一本調子な印象になってしまった。

 冷温では白身魚・エビ、常温では貝・塩辛など、新鮮な魚介類に合わせたい。



 お米によって味わいの個性が分かれるのは、おもしろいですね〜!

 お米ちがいのお酒を飲みくらべて楽しめるのは、お米の魅力をうまく酒質に表現できる技術があるからこそ。 さすが「宗玄」です。



 以下は今回試飲したお酒たち。

「宗玄 純米大吟醸 玄心」
 ウリ、メロンの皮付近のような香り。 サラリとした口当たり。
 洗練された酒質で、かわいらしい旨味もあるのが魅力。

「宗玄 純米吟醸」
 繊細かつ華やかな吟醸香。 こちらもサラリとした口当たり。
 純米大吟醸よりも少しボリュームアップして、お米らしさもある。

「宗玄 特別純米酒 純粋無垢」
 ソフトな口当たりで、透明感ある飲み口。
 コロコロとした印象の、心地よく躍動感ある酸味・旨味が魅力。

「宗玄 純米酒 55% 山田錦」
 もはや純米吟醸といっても良いほどのキレイな飲み口。
 重心の低い、落ち着いた味わいの純米酒。

「宗玄 純米酒 能登乃国 65% 山田錦」 好み度:2(★★)
 良くも悪くも野暮ったさがある、滋味あふれる純米酒。
 温めて軽快さを引き出してあげたい。

「宗玄 普通酒 生」
 みりんを想像させる、独特のアルコール感と甘味。
 煮物に合う雰囲気がひしひしと伝わってくる。



【石川県珠洲市 宗玄酒造
「宗玄 純米無濾過生原酒 八反錦」 純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:八反錦(広島県産)   精米歩合:55%
 酵母:金沢酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.0

「宗玄 純米無濾過生原酒 山田錦」 純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:55%
 酵母:金沢酵母   酸度:1.8

「宗玄 純米無濾過生原酒 石川門」 純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1250(1313)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+6
 原料米:石川門(石川県産)   精米歩合:65%
 酵母:金沢酵母   酸度:1.8   アミノ酸度:1.6


「宗玄」の過去の記事
「宗玄 純米無濾過生原酒 雄町」(2006年11月2005年11月
「宗玄 純米無濾過生原酒 八反錦」(2010年05月2006年11月
「宗玄 純米無濾過生原酒 山田錦」(2010年05月2006年11月
「宗玄 純米 石川門」(2010年05月試飲
「宗玄 特別純米酒」(2010年05月試飲
「宗玄 純米大吟醸」(2010年05月試飲
「宗玄 大吟醸」(2010年05月試飲

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2013年02月15日

遊穂 純米無濾過生原酒 おりがらみ ゆうほのしろ / 遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒 うすにごり 花さかゆうほ3

遊穂 ゆうほのしろ遊穂 花さかゆうほ 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 初めて見る、「遊穂」の少量限定商品。

 年間生産量400石という小規模蔵なので、限定商品となれば非常に貴重な出会いです。


 まずはグレーのラベルの「ゆうほのしろ」から。

 うっすら白くにごったお酒で、生酒らしい麹の香りがさわやか。

 まろやかな口当たりで、やさしい甘味・旨味・酸味のバランスが魅力的。 ボリューム感がありながら、まとまったさわやかな香味で飲みやすい。

 塩気を感じさせる苦味がアクセントになっていて、個性を感じる。


遊穂 ゆうほのしろ・花さかゆうほの色 左が「ゆうほのしろ」。

 右が「花さかゆうほ」。


 次に、ピンクのラベルの「花さかゆうほ」。

 こちらもうっすらとにごっている。 麹の香りにブドウ様の吟醸香も加わって、「ゆうほのしろ」よりスッキリとした印象。

 にごり部分の粒子を感じるサラリとした口当たりで、しだいにまろやかな旨味も現れる。

 お酒に残る炭酸の刺激と、さわやかな酸味のおかげで、シャープな仕上がり。 甘味が少ないのも、切れの良さにつながっている。



 どちらもしっかり味があって、かつ、さわやか。 両方とも好みです!



【石川県羽咋市 御祖酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
「遊穂 純米無濾過生原酒 おりがらみ ゆうほのしろ」
 純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2553(2680)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+4
 原料米:(麹米)五百万石(石川県産)、(掛米)能登ひかり(石川県産)
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%
 酸度:2.0

「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒 うすにごり 花さかゆうほ」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2857(3000)円   720ml:1428(1500)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+5.5
 原料米:(麹米)山田錦(兵庫県産)、(掛米)美山錦(長野県産)
 精米歩合:55%   酵母:協会9号   酸度:1.7


「遊穂」の過去の記事
「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年04月2007年03月
「遊穂 純米 無濾過生原酒」
 (↑2012年09月2011年05月2007年05月
「御祖 ほまれ 上撰」(2011年04月

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2013年02月01日

竹葉 にごり酒2

竹葉 にごり酒 池袋西武で試飲・購入。

 1年に1回だけ池袋西武に来店する石川の「竹葉」。

 昨年(2012年)は試飲販売のタイミングを逃してしまったので、2年ぶりの再会になりました。

 来店していた蔵の方は、数馬嘉一郎さん。 なんと、26歳の蔵元(社長)とのこと。

 自分より若い蔵元(社長)に初めてお会いしました。 いつか来ると思っていたけれど、まさかこんなに早く来るとは。

 2011年6月1日、24歳の時に代表取締役(社長)に就任したとのこと。

 起業ではなく継受で社長となる24歳は、酒造界だけでなく、ほかの業界でも珍しいのでは?


 これからどんな酒質を追い求めて、どんな商品展開をしてゆくのか。 20代の着眼点・発想・行動力が、非常に楽しみです。

 まだ同業者に同世代がいない、先輩方から学ぶことが多いという、難しさはあると思いますが、応援します!



竹葉 にごり酒 今回購入したのは、普通酒のもろみを粗くしぼっただけの、活性タイプのにごり酒。

 ビン内にガスがたまって開栓時に噴きこぼれるのを防ぐため、栓にはガス抜きの穴が開けられています。

 ビン内では、にごり部分から炭酸の泡がポコポコと浮かんできて、元気いっぱい。

 念のため、しっかり冷やして、じっくり開栓。 穴からガスが抜けていたおかげで、それほど苦戦せずに開きました。

 まずは上澄みをいただきます。

竹葉 にごり酒の上澄み

 フレッシュでさわやかな酸味・甘味に加え、粒の大きい元気な炭酸が大活躍。

 アルコール添加による化学的な香味は、苦手・敏感なよっしんでもほとんど気にならないほど目立たない。



 次に、にごり部分を混ぜていただきます。

 ザラついた感触のない、トロリと濃厚な口当たり。 お米のストレートな味と、やさしい甘味が加わって、味わいに厚みが増す。


 これ、本当に普通酒なんですか?

 さわやかで、飲みごたえもあって、そしてリーズナブル。 うーん、すばらしいコストパフォーマンスです。



【石川県鳳珠郡能登町 数馬酒造】 普通酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:1950(2048)円   720ml:970(1019)円
 アルコール度数:18.5
 原料米:五百万石、一般米

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2013年01月18日

菊姫 山廃純米 無濾過生原酒4

菊姫 山廃純米 無濾過生原酒 池袋西武で見かけて購入。

 「菊姫」は、同じ石川県の「天狗舞」と同様、山廃を得意とする蔵。

 この2蔵が、能登の濃醇な酒質をイメージづけているといっても過言ではないでしょう。

 そんな「菊姫」の代表的な商品が「菊姫 山廃純米」。

 生タイプは初めて見る。 ということで、気になって購入。


 麹の香りと、酸味を想起させるフレッシュで刺激的な香りがさわやか。

 濃厚な甘味・旨味を、さわやかな香りと強い酸味が支える。 濃醇で、かつさわやか。


 複雑でやさしい味わいをゆっくりぬる燗で楽しむというお酒も好きだけれど、豪快・濃醇な若いお酒を冷温〜常温で飲むのも好き。

 これほど正統派で濃醇なお酒は貴重だなあ。



【石川県白山市鶴来町 菊姫】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:3333(3500)円   720ml:1714(1800)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−3
 原料米:山田錦(兵庫県三木市吉川町特A地区産)
 精米歩合:70%   酵母:協会7号
 酸度:3.0   アミノ酸度:2.8


「菊姫」の過去の記事
「菊姫 山廃仕込 純米酒」(2003年11月

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2013年01月09日

天狗舞 山廃仕込純米酒3

 地元の居酒屋さんにて新年会。

 先日の忘年会のときには売り切れになっていた「天狗舞 山廃純米」を飲む。

 年間生産量1000石未満の小規模蔵が多いなか、「天狗舞」は6000石という大きめの蔵なので、比較的出会う機会が多い。

 チェーンの居酒屋さんで、淡麗酒中心のメニューのなかに「天狗舞 山廃純米」を見つけたときは、うれしさと安心感が高まりますね。



 強い酸味を中心とした骨太の酒質。

 冷温では酸の活きたシャープな味わい。 常温〜ぬる燗では、ふっくらとした旨味が現れて、味わいに幅が出る。

 やっぱり飲みごたえがあって、良いなあ。



【石川県白山市 車多酒造】 純米酒(山廃)
 1800ml:2725(2861)円   720ml:1319(1384)円
 アルコール度数:15.9%   日本酒度:+4
 原料米:五百万石、その他酒造好適米   精米歩合:60%
 酵母:協会9号系(自社培養)   酸度:1.9   アミノ酸度:2.0


「天狗舞」の過去の記事
「天狗舞 山廃仕込純米酒」
 (↑2012年01月2009年08月2004年09月
「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米」(2011年03月
「天狗舞 旨醇 純米酒」(2007年03月
「天狗舞 純米カップ」(2006年06月
「天狗舞 山廃純米生原酒」(2010年05月2006年09月
「天狗舞」6種類試飲(2011年03月

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2012年09月26日

遊穂 純米 無濾過生原酒4

遊穂 純米 無濾過生原酒 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 「悦凱陣 神力」と飲みくらべ。

 こちらのほうが、「悦凱陣」よりもオーソドックスなタイプながら、やはり十二分なインパクトがある。

 さわやかな香りに、やさしい甘味から入る。

 まろやかな口当たりで、旨味、酸味、そして塩気を感じさせる苦味もくわわる。

 凝縮感のある複雑な味わいで、それでいてキレイにまとまって引いてゆく。 後切れの良さ、さわやかな余韻が、軽快な印象に一役買っている。

 味があるのに重くない。 重くないから、「またもう一度あの味わいを体験したい」と思って、次のひと口へと手がのびる。 魅力的なお酒だ。



【石川県羽咋市 御祖酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2362(2480)円   720ml:1181(1240)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+7
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)能登ひかり 〔ともに石川県産〕
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%   酸度:2.1


「遊穂」の過去の記事
「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年04月2007年03月
「遊穂 純米 無濾過生原酒」(2011年05月2007年05月
「御祖 ほまれ 上撰」(2011年04月

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2012年01月01日

天狗舞 山廃仕込 純米酒3

天狗舞 元日に、祖父母の家で飲む。 写真は以前に家で撮影した4合ビンだが、実際には1升ビンだった。

 叔父が用意したお酒で、なにやら20歳になった従弟の好みとのこと。

 おー、いきなり濃醇酒派! さすがお酒好き一族ですね。

 量は飲めないから、味を楽しみたいらしい。

 量より質。 すばらしいじゃないですか!


 色づきも味わいもしっかりしている。

 冷温では酸味が活きてスッキリした味わい。 常温〜ぬる燗で、力強い酸と複雑な旨味が楽しめる。


 入手しやすいという点で、濃醇酒の典型・代表ともいえる。



【石川県白山市 車多酒造】 純米酒(山廃)
 1800ml:2725(2861)円   720ml:1319(1384)円
 アルコール度数:15.9%   日本酒度:+4
 原料米:五百万石、その他酒造好適米   精米歩合:60%
 酵母:協会9号系(自社培養)   酸度:1.9   アミノ酸度:2.0


「天狗舞」の過去の記事
「天狗舞 山廃仕込純米酒」(2009年08月2004年09月
「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米」(2011年03月
「天狗舞 旨醇 純米酒」(2007年03月
「天狗舞 純米カップ」(2006年06月
「天狗舞 山廃純米生原酒」(2010年05月2006年09月
「天狗舞」6種類試飲(2011年03月

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2011年10月28日

常きげん 山純吟(山廃純米吟醸)3

常きげん 山純吟 池袋東武で試飲・購入。

 「常きげん」は、池袋東武で初めての試飲販売。

 池袋西武では、何度か物産展で「常きげん」の試飲販売をしていたので、初めてというより、久しぶりの気分。

 色々と試飲すると、迷う迷う。

 純米のひやおろしも、山廃純米も好みだなあ。 ただ、今回特に気に入ったのは「常きげん 山廃純米吟醸」。

 山廃らしいヨーグルト様の乳酸の香りがさわやか。 ドライな飲み口を予感させる、稲ワラのような香りもある。

 甘味は切れてるのに、クリーミーな飲み口。 香りからイメージする飲み口とちがって、不思議な感覚。

 サッと味が切れる軽快な後口で、ふわふわと豊かな余韻を残す。 この軽快でおだやかな雰囲気に、お米を磨いたお酒らしい上品さを感じる。

 似た味わいのお酒を探すのが難しい。

 少し値段の高いお酒だけれど、それ以上の満足感が得られる、コストパフォーマンスの高いお酒だ。

 燗も旨味が引き出て良かったけれど、常温くらいのバランスが一番好みかな。


【石川県加賀市 鹿野酒造】 純米酒(山廃)
 1800ml:4000(4200)円   720ml:2000(2100)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:55%
 酵母:協会14号   酸度:1.6   アミノ酸度:1.4


「常きげん」「益荒男」の過去の記事
「常きげん 山廃仕込純米酒」(2009年05月
「常きげん 山純生(山廃純米 無濾過生原酒)」(2009年03月
「益荒男(ますらお) 山廃純米」(2004年10月01月

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2011年09月08日

加賀鳶 山廃純米吟醸原酒 冷やおろし2

福光屋 加賀鳶 山廃純米吟醸 ひやおろし 池袋東武で試飲・購入。

 今シーズン初のひやおろし

 近年のひやおろしって、出荷が早いなあ。

 涼しくなって「冷や(=常温)」で出荷できるから”ひやおろし”なのに、残暑に冷温で出荷している自己矛盾が気になる。

 このお酒の裏ラベルにも、推奨温度が冷温になっている。 でも、試飲してみたら、どうも温めたほうが本領発揮しそうな気配。

 まずは常温でいただきます。

 山廃にありがちな、モワッとしたクセのある香り。 飲み手を選ぶかもしれない。

 しっとりとキメ細かい口当たりながら、仕込み水の特徴なのか、硬質な印象を受ける。 酸も強く、前半は無骨なイメージながら、後半は涼やかな吟香もあって上品さを感じる。

 温めてみると、クセのある香りは静まり、乳酸のクリーミーなニュアンスが出てくる。 酸だけでなく、旨味のサポートも加わって、やさしい飲み口になる。

 純米吟醸というよりも、山廃純米といった方が味わいを想像しやすい、無骨なタイプ。 温めて、やさしい一面を引き出してあげたい。


【石川県金沢市 福光屋】 純米吟醸(山廃、生詰、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.1   日本酒度:+7
 原料米:山田錦(兵庫県多可町中区産)   精米歩合:59%
 酸度:1.7


「加賀鳶」「黒帯」「福乃光」「百々登勢」などの過去の記事
「加賀鳶 純米吟醸生原酒 あらばしり」(2004年09月
「黒帯 堂々 山廃純米酒」(2006年11月2004年03月
「黒帯 悠々 特別純米酒」(2011年07月
「福乃光 純米無濾過原酒」(2008年10月2004年09月
「福光屋 7種類試飲」(2004年09月
「百々登勢 純米5年」(2004年05月

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2011年07月07日

黒帯 悠々 特別純米酒2

福光屋 黒帯 悠々 池袋東武で試飲・購入。

 旅行に持って行くために購入。

 バス旅行では、持ち運び・処理の便利さから、ペットボトルに入れて行く。

 すると、丈夫で、常温で魅力を発揮する、みんなが飲める味わい、ということが条件となる。

 これらの条件をクリアするお酒ということで、「黒帯 悠々」を選択。

 500mlのペットボトルに入れると、220ml余る。 余りは家で味見だ。

 では、フライングして飲んでしまいます!

 青々とした植物的な香りに、軽い熟成香が含まれている。 そういえば、2年熟成で出荷されるお酒だった。

 華やかさとは無縁の、落ちついた飲み口。 旨味・酸味ともに無骨なイメージで、温めることでやわらいでくる。

 個人的には、もっと酸があるとさらに好みかな。


【石川県金沢市 福光屋】 特別純米酒
 1800ml:2200(2310)円   720ml:1100(1155)円
 アルコール度数:15.1   日本酒度:+6.5
 原料米:山田錦(兵庫県産)・金紋錦(長野県木島平村産)
 精米歩合:62%   酸度:1.5   アミノ酸度:1.4


「加賀鳶」「黒帯」「福乃光」「百々登勢」などの過去の記事
「加賀鳶 純米吟醸生原酒 あらばしり」(2004年09月
「黒帯 堂々 山廃純米酒」(2006年11月2004年03月
「福乃光 純米無濾過原酒」(2008年10月2004年09月
「福光屋 7種類試飲」(2004年09月
「百々登勢 純米5年」(2004年05月

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2011年05月17日

遊穂 純米無濾過生原酒3

 三鷹の「がっ天」にて飲む。

 三鷹に住むお酒好きが多いということで、「三鷹会」なるものが結成・開催された。 第2回の今回、初参加するために三鷹で初下車。

 おー、さすが中央線沿線。 都心から離れていても活気がありますね。


 さて、「とりあえず日本酒!」ということで、「遊穂 純米無濾過生原酒」からいただきます。

 このお酒の魅力は、なんといってもそのインパクト。 フレッシュな香りとみずみずしい甘味・酸味で、初めて飲む人の心をつかんで離さない。

 やさしい甘味が、普段お酒を飲まない人にとってなじみやすい。

 味はあっても重厚感はなく、さわやかな香味と引き際の軽さが、もうひと口飲みたいと思わせる。

 日本酒好きのナベちゃんも大喜びでした。


【石川県鹿島郡中能登町/羽咋市 御祖酒造】
 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2362(2480)円   720ml:1181(1240)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)能登ひかり [ともに石川県産]
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%   酸度:1.9


「遊穂」の過去の記事
「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年04月2007年03月
「遊穂 純米 無濾過生原酒」(2007年05月
「御祖 ほまれ 上撰」(2011年04月

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2011年04月22日

御祖 ほまれ 上撰

遊穂 御祖ほまれ 池袋東口の「希紡庵」にて飲む。

 ご主人いわく、「御祖酒造の一番の自信作は普通酒」。

 いや、正しくは、ご主人いわく「蔵元いわく『御祖酒造の一番の自信作は普通酒』」かな。 又聞きですね。

 地元で長く愛されつづけるお酒だからこそ、蔵の看板であり、自信作。 蔵での晩酌も、この普通酒とのこと。

 そう聞いてしまうと、どんなお酒か気になってしまう。 蔵元推奨の、熱めの燗でいただきます。

 たしかに、アルコールを多めに添加したお酒にありがちな、化学的な香味がする。 この香味は、苦手だからこそ敏感で、すぐにわかる。

 ただ、アルコールの雰囲気の中に、落ちついた甘い香りがひそんでいる。 そして、よく練れた甘味・旨味が鋭く切れるようすは秀逸。

 進んで飲みたくなるわけではないけれど、飲みづらいわけでもない。 自然と受け入れられるお酒だ。


【石川県鹿島郡中能登町/羽咋市 御祖酒造】 普通酒
 1800ml:1810(1900)円
 アルコール度数:15.5


「遊穂」の過去の記事
「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年04月2007年03月
「遊穂 純米 無濾過生原酒」(2007年05月

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遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒3

遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒2011 池袋東口の「希紡庵」にて飲む。

 まず、久しぶりの「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」から。

 今度、「希紡庵」で「遊穂」の蔵元を囲む会があるらしい。 おー、うらやましい! 横道杜氏も来店するのだろうか?

 リンゴ様の香りと塩気を思わせるミネラルの感覚が特徴。 さわやかな甘味・酸味が豊かで、みずみずしい飲み口。

 濃醇タイプの多い能登らしい、飲みごたえのあるお酒だ。

 やっぱり「遊穂」は良いなあ。


【石川県鹿島郡中能登町/羽咋市 御祖酒造】
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2762(2900)円   720ml:1381(1450)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+7
 原料米:(麹米)山田錦〔兵庫県産〕、(掛米)美山錦〔長野県産〕
 精米歩合:55%   酵母:協会9号系   酸度:1.8


「遊穂」の過去の記事
「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「遊穂 純米 無濾過生原酒」(2007年05月

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2011年03月18日

天狗舞 石蔵仕込 山廃純米2

天狗舞 石蔵 山廃純米 池袋東武で試飲・購入。

 2011年03月から池袋東武の日本酒の流通形態が変わり、池袋東武に初登場の蔵がいくつか出てくるとのこと。

 そのひとつが石川「天狗舞」。

 今回、限定流通の「天狗舞 石蔵仕込」シリーズの2商品をたずさえての初来店だ。


 試飲して「天狗舞 山廃純米生原酒」と迷ったものの、初めて飲んだ「天狗舞 石蔵 山廃純米」、キミに決めた! 家で色々と試してみよう!

 1997(平成9)年に誕生した「天狗舞 石蔵仕込」は、その名のとおり、別棟の石造りの蔵で仕込んだお酒。 次期8代目蔵元と若手の岡田謙治杜氏が仕込みを担当しているとのこと。

 軽く色づいたお酒からは、ふんわりと栗のような熟成香がただよう。

 通常の「天狗舞 山廃仕込純米酒」よりもストレートな味わいで、重心が低い印象。 そのぶん、硬さが目立ち、軽やかさに欠けるところもある。

 温めても大きな変化はなく、燗映えする「天狗舞 山廃仕込純米酒」とは明らかにちがう。 もう少し熟成させると、変わってくるのかな。

 全力を発揮させてあげるのがなかなか難しいお酒だなあと思った。


 今回試飲した他のお酒
「天狗舞 特別純米酒 Red Tengumai」
  ↑海外輸出用のブレンド酒。 スルリとなめらかで、やさしい味わい
「天狗舞 石蔵 純米大吟醸」
  ↑香りひかえめで、静かに旨味が広がるタイプ。 あたためてみたい
「天狗舞 大吟醸 金沢酵母」
  ↑梨・マスカット様の香りが非常に華やか。 そのぶん味は淡い
「天狗舞 吟醸 しぼりたて 生」★★
  ↑フレッシュな香りとクリアな味わいが楽しめる
「天狗舞 本醸造 しぼりたて 生」★★
  ↑フレッシュでコストパフォーマンスは優秀。 少し個性が弱い
「天狗舞 山廃純米生原酒」★★★
  ↑若く荒い香味ながら、年々レベルアップしている


【石川県白山市 車多酒造】 純米酒(山廃)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:15.9%   日本酒度:+4
 原料米:五百万石(松任市「林中五百万石の会」産、無化学肥料栽培)
 精米歩合:60%   酸度:1.8


「天狗舞」の過去の記事
「天狗舞 山廃仕込純米酒」(2009年08月2004年09月
「天狗舞 旨醇 純米酒」(2007年03月
「天狗舞 純米カップ」(2006年06月
「天狗舞 山廃純米生原酒」(2010年05月2006年09月

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2010年05月12日

宗玄 純米無濾過生原酒 八反錦/山田錦3

宗玄 八反錦 大丸東京で試飲・購入。

 はじめて「宗玄」の試飲販売に出会った。 大丸東京では、2009年春に初登場して以来、2回目とのこと。

 池袋東武で見かけはしても、飲まずに買うなんてことができず躊躇していた「宗玄 特別純米」をはじめて飲むなど、貴重な機会を得た。

 今でこそ純米無濾過生原酒ファンに知られる「宗玄」だが、30年前は典型的な地元密着型の蔵だったという。

 石川県出身者いわく「地元で『酒』といえば『宗玄』だった。 親父は昔、『あんなひどい酒は飲めない』と言っていた」とのこと。 又聞き御免。

宗玄 山田錦 そんな時代もあったんですね。 日本酒は今、未曾有の高レベル時代。 うれしい時代に生まれたなあと思った。

 さて、試飲して気に入ったのは、定番の「宗玄 純米無濾過生原酒」の八反錦バージョンと山田錦バージョン。

 蔵の方は「岩ガキには八反錦(バージョン)、チーズやバターを使った洋食には山田錦(バージョン)」と推奨する。

 たしかに。 八反錦バージョンは、ほっそりとしたボディながら、酸味が際立ったシャープな飲み口が魅力。

 酸味の強調されたお酒は、牡蠣に合う。 ふたたび夏に能登を訪れたら、今度は岩ガキにこの「宗玄 八反錦」を合わせてみたい。

 そして山田錦バージョンは、とろみを感じさせるほどまろやかで安定感がある。 麹の風味を残してサラリと爽快な雰囲気もある。

 蔵の方は「酸は山田錦バージョンのほうが強い」と紹介していたけれど、個人的には八反錦バージョンのほうが酸の突出を感じる。

 両者は香りこそ共通しているものの、味わいのちがいは歴然。 でもどちらも好み。 気温・湿度・体調・気分、そして食事によって、どちらが合うかが変わってくるだけだ。

 夜な夜な、独特のモチモチ感が魅力の黒メバルといっしょにいただく。 あぁ、なるほど。 新鮮で淡白な魚介類と、ほんのちょっとの醤油。 八反錦バージョンのほっそりとした飲み口が、繊細な味に合う。

 淡麗なお酒は、食べものの味を邪魔しないけれど、アシストもしない。 「宗玄」は相互に引き立てておたがいの魅力を増幅させる。 ちゃんと味のあるお酒。


【石川県珠洲市 宗玄酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)

<純米無濾過生原酒 八反錦>
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:八反錦   精米歩合:55%
 酵母:金沢酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.0


<純米無濾過生原酒 山田錦>
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:55%
 酵母:金沢酵母   酸度:1.8


「宗玄」の過去の記事
「宗玄 純米無濾過生原酒 雄町」(2005年11月

宗玄 純米無濾過生原酒 3種セット(2006年11月
「宗玄 純米無濾過生原酒 山田錦」
「宗玄 純米無濾過生原酒 雄町」
「宗玄 純米無濾過生原酒 八反錦」


その他に今回試飲したお酒
「宗玄 純米 石川門」 新登場の酒米、石川門でつくったお酒。
 65%精米にとどめている。 軽い苦味を帯びた、ほっそりとした飲み口。
 ミルキーな味わいからも、五百万石のような個性を感じる。
 調べてみたら、石川門は父系も母系も五百万石だった。 どうりで。

「宗玄 特別純米」 2年間低温熟成させた、おだやかなお酒。
 スルリとなめらかに流れる。 温めてゆっくりと飲みたい。

「宗玄 純米大吟醸」 軽い酸味・旨味の活きた、味重視の純米大吟醸。
 上立香は静かで、含み香もおだやか。 常温〜ぬる燗で飲みたい。

「宗玄 大吟醸」 優雅な香りとドライな飲み口。
 典型的ではあるが、上品なお酒。

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2010年05月04日

天狗舞 山廃純米 生原酒3

天狗舞 山廃純米生原酒 池袋西武で購入。

 いろんなお酒を飲んできたが、ラストは「天狗舞」。 「天狗舞」の生酒を飲むのは久しぶりだなあ。

 発売開始2年目のときは、もうひと押し足りないもどかしいお酒だった。

 火入れのお酒は得意でも、生酒で飲んだときのバランスはまたちがう。 いかに技術・実績があっても、やっぱり新商品は手さぐり。

 でもあれから4年もたっているから、酒質は向上しているでしょう。

 常温でいただきます。 香りはおだやかで、前回目立っていた生っぽさ・イヤミはない。 それだけでも飲みやすくて好印象。

 そして強めの酸が突出せずに、まろやかな旨味もちゃんと存在していて、これまた飲みやすい。

 飲みやすいから、「濃いねー」「強烈」「やっぱり『天狗舞』は最後に飲むのが正解だね」とか言いながら、みんな飲んでしまう。

 次も安心して買える、満足な力強さ・バランスでした。


【石川県白山市 車多酒造】 純米酒(山廃、生、原酒)
 1800ml:3200(3360)円、  720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.8   日本酒度:+4
 原料米:五百万石、その他の酒造好適米   精米歩合:60%
 酵母:自家培養酵母   酸度:2.2


「天狗舞」の過去の記事
「天狗舞 山廃仕込純米酒」(2009年08月2004年09月
「天狗舞 旨醇 純米酒」(2007年03月
「天狗舞 純米カップ」(2006年06月
「天狗舞 山廃純米生原酒」(2006年09月

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2009年08月06日

天狗舞 山廃仕込純米酒3

 銀座の「びすとろ家 銀座4丁目店」にて飲む。

 石川県の山廃は、アミノ酸たっぷりの濃醇タイプ。 そんなイメージを定着させた銘柄が、農口尚彦杜氏で名をはせた「菊姫」、そして中三郎杜氏による「天狗舞」だろう。

 この「天狗舞 山廃純米」は、試飲会でよく出会うものの、もし飲み込むとしてもひと口分くらい。 ゆっくり、そして量を飲むのは久しぶり。

 キレイな黄金色。 やっぱり色があるお酒は安心だなあ。

 もともと色があるはずの日本酒が無色で現れるということは異常事態。 活性炭で濾過して色を吸着させた結果であれば、複雑で豊かな香味まで失われているということだ。

 熟成した独特の香りはないから、この色は熟成で生まれたというより、アミノ酸が多くて最初からついている色。

 甘味はひかえめなハズなのに、やわらかい口当たりと豊かな旨味のおかげで、ふくらみのある飲み口だ。 飲みごたえのある、好みのお酒。

 さりげない苦味が、ともすると広がりすぎてバラけてしまう豊かな味わいをまとめ、スッキリ感を保っている。 強い酸味がキュッと後口を締めるところも魅力だ。

 おいしいなあ。 ということで、迷わずおかわりした。


【石川県松任市 車多酒造】 純米酒(山廃)
 1800ml:2725(2861)円   720ml:1319(1384)円
 アルコール度数:15.9   日本酒度:+4
 原料米:五百万石、その他の酒造好適米   精米歩合:60%
 酵母:協会9号系(自社培養)   酸度:1.9   アミノ酸度:2.0


「天狗舞」の過去の記事
「天狗舞 山廃仕込純米酒」(2004年09月
「天狗舞 山廃純米生原酒」(2006年09月
「天狗舞 旨醇 純米酒」(2007年03月

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2009年05月09日

常きげん 山廃仕込純米酒3

常きげん 山廃純米 3月に、池袋西武の「加賀百万石 物産展」で購入。

 昨日の朝は、雷で目がさめた。 春雷というより、梅雨のはじまりのような雷だった。

 連日の雨で蒸し暑いこんな夜は、鍋に燗酒だ!

 熱さで暑さをふっとばせ!

 ということで、「常きげん 山廃純米」。

 3月にすぐ開栓した無濾過生原酒バージョンに対して、火入れ熟成タイプのこちらのお酒は、今になって開栓。

 いつもの安すぎる魚屋さんで鯛を購入したところ、立派な白子つき。 よし、試してみよう!

 頭を焼いて、白子を焼いて、そしてメインの鯛しゃぶを楽しむ。 鯛の白子は、やっぱり鯛の風味だったのには驚き。 そのままで十分においしかったけれど、醤油をちょっとかけて刻みネギを乗せるのが最高だった。

 しゃぶしゃぶの残りダシは、翌日の味噌汁に活用!


 おっと、忘れてはいけない。 「常きげん」の燗。

 色々な温度で飲んでみたところ、思っていたよりも低めの温度、常温〜人肌くらいがもっとも好みだった。

 石川県の山廃・熟成酒らしい、モワッとした香り。 常温ではレモン様の、酸味を想起させる香りも感じられる。

 まろやかな口当たりと豊かな旨味にくわえて、スッキリとした苦味、強くさわやかな酸味も追いかけてくる。

 軟水らしいやわらかい飲み口と、酸の効いたしっかりとしたボディは、福井「花垣」のラインナップを連想させる。

 3月に飲んだ生タイプと、今回の火入れ・熟成タイプ。 それぞれちがった表情を見せてくれるが、どちらも好みだった。


【石川県加賀市 鹿野酒造】 純米酒(山廃)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石(石川県産)   精米歩合:65%
 酵母:協会7号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.5

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2009年03月25日

寧音 純米無濾過2

奥能登の白菊 寧音 京都の二条通東洞院「酒BAR よらむ」にて飲む。

 昨夜につづいて、今夜もヨラムさんのお店へ。

 今夜も外国からのお客さんでにぎわっていたが、ぎりぎりカウンターに座れた。

 最初は、アルコール度数の低い「寧音」。 「奥能登の白菊」を醸す白藤酒造のお酒だ。

 以前、能登旅行のおみやげとしていただいた「奥能登の白菊 輪島物語」も、おいしかったなあ。

 個性的な甘口で、それに見合う酸を合わせ持つ「奥能登の白菊」。 今回の「寧音」は、意外とそこまで甘味は目立たない。

 入ってスルーーーっと流れてゆく、軽やかな飲み口。 淡麗というより、アルコール度数が低いから。

 サラサラと粒子を感じ、甘味や酸味が小躍りしている印象。 今まであまり似たタイプのお酒を飲んだことがなかったかもしれない。

 ジュワ〜っと味の湧出を感じるのに、軽い。 な〜んか不思議。


【石川県輪島市 白藤酒造】 純米酒
 1800ml:2286(2400)円   720ml:1143(1200)円
 アルコール度数:12.5
 原料米:五百万石   精米歩合:60%

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2009年03月15日

加賀鳶 極寒純米 無濾過生原酒2

加賀鳶 純米無濾過生 池袋東武で見かけて購入。

 以前「加賀鳶 純米吟醸生原酒 あらばしり」を飲んだ。

 さわやかでみずみずしく、そして味のあるタイプで印象に残っていた。 今回の「加賀鳶 純米無濾過生原酒」にも期待が高まる。

 生らしいやわらかい口当たりながら、直後に刺激的な酸。 酸っぱいというよりも、舌がピリピリするような刺激。

 中盤にねっとりと濃厚な雰囲気があるものの、苦味のおかげで結局はスッキリした印象。 しっかりとドライで、ナッツ系の余韻が豊か。

 やや単調で飲みづらい気もするけれど、この余韻は好きだなあ。


【石川県金沢市 福光屋】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2300(2415)円   720ml:1150(1208)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+7
 原料米:山田錦(兵庫県多可郡中区産)、五百万石(富山県福光産)
 精米歩合:65%   酸度:2.3

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2009年03月05日

常きげん 「山純生」 山廃純米 無濾過生原酒3

常きげん 山廃純米無濾過生原酒 池袋西武の「加賀百万石 物産展」にて試飲・購入。

 鹿野酒造の農口尚彦杜氏といえば、かつて「菊姫」で杜氏を務めて名をはせた、山廃の第一人者。

 65歳の定年で引退した後、鹿野酒造の熱意にうたれて現場復帰した。

 よっしんが大好きな「益荒男 山廃純米」の卵とでも言うべき、生まれたての「常きげん 山廃純米 無濾過生原酒」を購入した。

 山廃らしい、ヨーグルト様の乳酸の香りがただよう。 バナナのようなやわらかい香りもある。 思わず「刈穂 山廃純米生原酒 Y2 60-NO.12」を連想した。

 やわらかい香りから一転、「すっぱ〜っ!」という刺激的・強烈な酸味。 豪快・爽快!

 冷温では酸が力強く突き抜ける。 新酒とあって、まだ若々しく奔放だ。

 常温になると甘味も感じられるようになって、やさしい印象もでてくる。

 ぬる燗にしてみると、酸の突出がおさえられて、まとまりのある力強いお酒になる。 軟水のまろやかさが活きる。

 これはおいしいね、好み!


【石川県加賀市 鹿野酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石(石川県加賀産)   精米歩合:60%
 酸度:2.5   アミノ酸度:2.3

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2008年10月19日

福乃光 純米無濾過原酒4

福乃光 近所で見かけて購入。

 久しぶりに「福乃光」を見つけたら、飲みたくなった。 飲むのは2004年秋以来、お店で見るのも京都の「鵜飼商店」以来かもしれない。 意外とすぐ近くでゲットできてうれしい。

 無濾過で熟成されて、濃い色づき。

 アルコールの雰囲気がストレートに感じられて、「あれ? 意外と味が単調なのかな」と思った。

 しかし、そんな不安は飲んでみてすぐに吹き飛ぶ。 米らしい雰囲気の含み香に、熟成で生まれた甘い香りが、濃厚な幕開けを演出する。

 とろみのある口当たりで、はじめからボリューム感がある。 中盤には、練りあわされた甘味・旨味・酸味がジュワっと広がる。

 スルリと流れて、複雑な余韻を残してゆくところは、すでに上質な熟成酒の入口まで来ている。 ふた口目がすぐに欲しくなる。 これは安くて旨い、ナイスなお酒だ!

 冷温〜常温〜燗と、楽しめる温度帯も広い。 今度、旅行に行くときのお供に決定!


【石川県金沢市 福光屋】 純米酒(無濾過、原酒)
 1800ml:2000(2100)円   720ml:1000(1050)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+1
 精米歩合:70%   酸度:2.0

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2007年07月17日

奥能登の白菊 純米酒 輪島物語3

奥能登の白菊 輪島物語 祖父母の石川旅行のおみやげ。

 今年3月25日に発生した「2007年能登半島地震」で多大な被害を受けた白藤酒造店

 蔵とビン貯蔵中の商品が損壊。 蔵元のみなさんにケガがなかったことが不幸中の幸いだと思う。

 現在は蔵の修復作業中とのこと。 がんばって乗りこえてほしい。

 祖父母が石川旅行へ出発した7月16日。

 「2007年新潟県中越沖地震」が発生した。 ちょうど関越自動車道から北陸自動車道へ移ろうとしたときだったという。

 不通となった道路があるらしく、観光バスは高速をおりて長野から迂回して石川をめざしたとのこと。 祖父母が無事に帰宅してなによりだが、次々に入ってくる被災地の速報に気が重い。

 「越の誉」原酒造の崩れた土蔵がテレビに映る。 「なぜまた新潟が」と呆然とするしかなかった。

 「2004年新潟県中越地震」の様子と、そしてよっしんも被災した1995年の阪神・淡路大震災の記憶がよみがえる。

 つらいのは、がんばらなくちゃいけないのは、これからだ。


 さて、かねてより個性的な甘口と聞きおよんでいた「奥能登の白菊」。

 初めて飲む。

 熟れたメロンのような濃密な雰囲気に、木の香りも感じる。 含むとフワッと甘味が広がるが、意外と軽いサラサラとした感触に驚き、強めの酸がキュッと味をしめている。

 木の香りがかすかな苦味を演出していてバランスが良く、熟成した感じもあって味は複雑。

 「水のような」新潟のお酒とは対極に位置するお酒だ。 多くの人の嗜好に合うかは分からないが、思わずナスの味噌田楽・アンキモのような濃厚な食べものがほしくなる、味を追求したタイプで、よっしんの好みのお酒。

 家族3人で年間生産200石、若き9代目が杜氏兼務という極小規模の蔵だが、こういう個性的なお酒をつくる蔵は、決して無くなってはいけない!


【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米酒
 1800ml:2477(2600)円   720ml:1305(1370)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−3.5
 原料米:五百万石(石川県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.8

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2007年05月27日

遊穂 純米無濾過生原酒4

遊穂 純米無濾過生原酒 大阪の「山中酒の店」からとどく。

 前回「遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒」を飲んで、その濃醇な味わいに衝撃をうけた。

 純米吟醸でパワーのあるお酒なら、純米ではどこまで強いんだろう? そこで今回の注文となった。

 9号系酵母だからか、かすかにメロン様の香りがある。

 じわじわと効いてくるのではない。 含んだ瞬間に濃醇だとわかる。 腰の入った力強いパンチのように衝撃的。

 ひと口で、その魅力にクラクラだ。 序盤・中盤・終盤、しっかりとパワーを感じる。 さすが「遊穂」!

 「遊穂」の特徴、口当たりから余韻まで一貫した「しょっぱさ」がある。 仕込み水の特性で、舌にミネラルを感じる。 こってりした印象のおかげで、まろやかな口当たりだ。

 しぼってから4か月。 荒さもさほど気にならない。 開栓して少し時間をとると、味も開いてくる。

 純米吟醸タイプの方が、酸が効いてシャープに切れ上がる印象。 この「遊穂 純米無濾過生原酒」は、前回の純米吟醸タイプよりも酸が目立たない分、よりボディの厚みを感じる。

 個人的には酸がしっかり効いた純米吟醸タイプの方が好みかな。 やさしいお酒、華やかな香りのお酒が好みの人にはおすすめできないのは確かだ。

 もちろん、濃醇なお酒ゆえに、冷やしすぎるよりも常温で威力を発揮する。


【石川県鹿島郡中能登町 御祖酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2362(2480)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+4.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)能登ひかり
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%
 酵母:協会9号系   酸度:1.7   アミノ酸度:1.3

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2007年03月24日

菊姫 山廃純米 H12BY 五百万石2

 祖母がなにやら黄色いお酒を出してくれた。 さて、何でしょう。

 アルコールの化学的な香味はないから、純米だろう。 まずまず山吹色に色づき、焦げたような熟成香も強め。 カラメル様の甘い香りに、キュッとしまった緻密な酸。

 「うーん、中濃タイプの純米なら、4〜5年くらいの古酒かなあ」と答えたところ、やったー、大正解!

 ピッタリ5年古酒じゃないか!

 「菊姫 山廃純米」といえばやや甘みがもったりした印象だったが、古酒になると焦げた風味があるおかげか、それとも五百万石の特質か、さほど重くは感じない。

 古酒らしい焦げたような香りが強いため飲み手を選ぶタイプだが、ここまで枯れた古酒も珍しいので、「木戸泉」の古酒シリーズのファンならば、ピッタリ合うお酒だと思う。


【石川県白山市鶴来新町 菊姫】 純米酒(山廃、古酒)
 1800ml:3333(3500)円   720ml:1619(1700)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:五百万石   精米歩合:70%

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2007年03月21日

遊穂 純米吟醸 無濾過生原酒4

遊穂 これも「山中酒の店」から届く。

 今日はJ.S.バッハの誕生日にして、弘法大師(空海)の命日、そしてよっしん母の誕生日でもある。

 常温保存していたものを、お祝いに開栓。

 「遊穂」は、「dancyu 2007年4月号」で「大注目の3大銘柄」としてとりあげられた、まだ4年目の銘柄。

 純米吟醸といいながら、華やかな香りはなく、山田錦らしいワラ様のおだやかな香りが中心。

 グラスに注ぐと、時間経過とともに炭酸が出てくる。 これは期待できそうだ。

 生原酒らしい、なめらかでたっぷりとした口当たりに、密度の濃さとやわらかい旨味を感じる。

 しょっぱさも感じる独特のミネラル分があり、こってりした印象になっているところは、香川の「悦凱陣」シリーズに重なる。 やや硬い仕込み水の特性だろうか。

 よっしんが表現するに「『悦凱陣』の苦味をおさえた」、父いわく「スーパー『天遊琳』」、母いわく「濃いけどもう1杯飲める」というお酒。

 冷やすよりも、常温で威力を発揮する。 これはもしや、すごいお酒なのでは。 生酒ゆえ、開栓後の味の変化も楽しみだ。


【石川県鹿島郡中能登町 御祖酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2762(2900)円   720ml:1381(1450)円
 アルコール度数:17.9   日本酒度:+6
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)美山錦   精米歩合:55%
 酵母:協会9号系   酸度:1.8   アミノ酸度:1.3

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