岩手のお酒

2014年08月03日

あさ開 純米生原酒2

あさ開 純米生原酒 池袋東武で試飲・購入。

 岩手「あさ開」は、思い出深い銘柄。

 学生時代、夏休みに大所帯の奈良旅行をすることになり、主だったメンバー3人で打ち合わせ。

 引率の日本酒・日本史の恩師と一緒に飲んだのが、「あさ開 純米酒」でした。

 歯に衣着せない性分の恩師いわく「悪くはないんだけど、なんか物足りないよなあ」。

 恩師もよっしんも濃醇酒好きなので、抱く感想は同じでした。


 その後、池袋東武での試飲販売で「あさ開」のラインナップをいろいろ経験し、水の良さを活かした淡麗型の酒質だと理解するようになりました。


 今回は池袋東武のために用意したという「あさ開 純米無濾過生原酒」を購入。 昨年記事にした純米吟醸バージョンの姉妹品です。

 無色透明なビンなので、うっすら黄金色になったお酒がよく見えて、おいしそう。 さっそく冷温でいただきます。



 フレッシュで刺激的な香り。 純米吟醸タイプと異なり、華やかな果実香はわずか。

 サラサラと粒子を感じるような口当たりで、ヤンチャで刺激的な酸味とふっくらとした旨味が共存する。

 しだいに甘味が現れ、酸味と混和してジューシーな味わいにまとまる。



 ボリュームは中庸ながら、「あさ開」としては特に濃いタイプ。 淡麗型の蔵でも、飲みごたえのある商品が隠れていることがある好例です。



【岩手県盛岡市 あさ開】 純米酒(生、原酒)
 720ml:1,300(1,404)円
 アルコール度数:17.5
 精米歩合:65%


「あさ開」の過去の記事
「あさ開 純米吟醸生原酒」(2013年09月
「あさ開 純米酒」(2009年04月
「あさ開 純米吟醸 夢灯り」(2007年01月

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2013年12月31日

浜千鳥 あらばしり 純米酒 しぼりたて生酒

浜千鳥 純米あらばしり生酒 釜石の方からいただく。 ありがとうございます!

 大みそかに祖父母の家にて飲む。


 北上山地系仙磐山の伏流水で仕込む、釜石の「浜千鳥」。

 このお酒の原料米は、となり町の大槌町産の酒造好適米「吟ぎんが」。

 さらに、岩手オリジナルの酵母「ゆうこの想い」と、岩手オリジナルの麹菌「黎明平泉」を使用。

 つまり、「オール岩手」の純米酒!



 岩手だからこそ誕生したお酒を、まずは冷温でいただきます。

 しぼりたてのお酒ならではの、刺激的な香りと荒々しい味わいが魅力。

 この時期にしか出会えない、フレッシュなお酒。



 次に、ぬる燗にしていただきます。

 麹の香りとやさしい甘味が引き立って、なめらかな飲み口に変化する。

 元気な酸味は健在で、さわやかに締めくくる。


 飲んだ10人のほとんどが、ぬる燗の方が好印象だったようす。

 しぼりたての荒々しいお酒でも、燗にしてみるものですね。



【岩手県釜石市 浜千鳥】 純米酒(生、原酒)
 1800ml:2476(2600)円   720ml:1181(1240)円
 300ml:500(525)円
 アルコール度数:17.9%   日本酒度:−0.5
 原料米:吟ぎんが(岩手県、大槌酒米研究会産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)60%
 酵母:ゆうこの想い   酸度:1.7   アミノ酸度:1.4


「浜千鳥」の過去の記事
「浜千鳥 純米吟醸 美山錦」(2009年07月
「浜千鳥 純米新酒 にごり酒」(2013年12月2009年07月

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2013年12月29日

浜千鳥 純米 にごり酒2

浜千鳥 純米にごり酒 釜石の方からいただく。 ありがとうございます!

 北上山地系仙磐山の伏流水で仕込む、釜石の「浜千鳥」。

 このお酒の原料米は、となり町の大槌町産の酒造好適米「吟ぎんが」。

 さらに、岩手オリジナルの酵母「ゆうこの想い」と、岩手オリジナルの麹菌「黎明平泉」を使用。

 つまり、「オール岩手」の純米酒!



 まずは、うわずみを冷温でいただきます。

 麹の甘くさわやかな香りと、炭酸の残る刺激的な口当たりが、いかにもフレッシュ。

 若々しいお酒ならではの、ヤンチャな酸味・苦味が魅力。



 次に、にごり部分を混ぜて、冷温でいただきます。

 やわらかい口当たりで、お米部分の旨味がしっかりと感じられる。

 ドライな飲み口で、にごり酒にありがちな甘く重い印象はなく、爽快に切れる。


 ぬる燗にすると、ドライな飲み口を維持したまま、麹の香りとお米の味がふくらむ。



【岩手県釜石市 浜千鳥】 純米酒(生、原酒、にごり)
 1800ml:2381(2500)円   720ml:1120(1176)円
 300ml:476(550)円
 アルコール度数:17.9%   日本酒度:−1.1
 原料米:吟ぎんが(岩手県、大槌酒米研究会産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)60%
 酵母:ゆうこの想い   酸度:1.7   アミノ酸度:1.4


「浜千鳥」の過去の記事
「浜千鳥 純米吟醸 美山錦」(2009年07月
「浜千鳥 純米新酒 にごり酒」(2009年07月

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2013年09月19日

あさ開 純米吟醸生原酒2

あさ開 純米吟醸 生原酒 池袋東武で試飲・購入。

 試飲販売などで発売される少量限定のお酒とのこと。

 紙で包まれた生原酒で、純米タイプ、純米吟醸タイプ、大吟醸タイプの3種類がありました。

 純米タイプは若々しい生酒にみられる刺激的な香りが印象的。 大吟醸タイプは非常に香り華やか。

 3種類を飲みくらべたところ、純米吟醸タイプが一番バランスが良くて好み。


 家で少し常温熟成させてから開栓。 常温でいただきます。

 リンゴ様の吟醸香と生酒らしい麹の香りがさわやか。 柿のような香りも感じられる。

 香りだけでなく、さわやかな酸味・苦味もまた、リンゴを想像させる。

 余韻には生熟成らしいナッツ様の香りも出てきて好印象。


 力強さや濃厚さという点では少し物足りないけれど、さわやかでバランスのとれたお酒。



【岩手県盛岡市 あさ開】 純米吟醸(生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5
 精米歩合:55%


「あさ開」の過去の記事
「あさ開 純米酒」(2009年04月
「あさ開 純米吟醸 夢灯り」(2007年01月

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2013年09月07日

酔仙 熟成純米原酒3

酔仙 熟成純米原酒 池袋西武で試飲・購入。

 祖父母の家にて、3人の合同誕生祝いで飲む。

 津波で蔵と蔵人を失った「酔仙」。

 陸前高田で復活できる日を待ち、現在は大船渡市の新工場「大船渡蔵」でお酒をつくっています。

 しかし今回飲むのは、2011年末に一関市の蔵を借りて仕込まれたお酒。


酔仙 熟成純米原酒 中華料理屋さんから好評というのも納得の、色も味もしっかりしたタイプ。

 古酒らしい香りはなく、白菜の漬物のような甘味・酸味・旨味の凝縮感が印象的。

 奈良「篠峯 生もと純米原酒」にも似ていて、燗映えするところも共通している。

 この「酔仙 熟成純米原酒」のほうが、酸が際立っていて好み。


 「中華料理屋さんに好評」というのも納得の濃醇酒です。



【岩手県陸前高田市 酔仙酒造】 純米酒(原酒)
 720ml:1380(1449)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+1
 原料米:岩手県産米   精米歩合:70%
 酸度:2.6


過去の「酔仙」の記事
「酔仙 純米吟醸 しぼりたて 絆」(2011年12月
「酔仙 純米生原酒 瓶囲い熟成」(2012年12月

池袋西武で「酔仙」5種類試飲(2005年12月
「酔仙 新米 初しぼり本醸造 無濾過生原酒」
「酔仙 吟醸」
「酔仙 純米吟醸」
「酔仙 地酒 純米酒」
「酔仙 特別純米酒」

「活性原酒 雪っこ」(いつ購入して飲んだか失念、そして未記事化)

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2012年12月31日

酔仙 純米生原酒 瓶囲い熟成2

酔仙 純米生原酒 瓶囲い熟成 池袋西武で試飲・購入。

 大みそか、祖父母の家に親族で集まって飲む。

 陸前高田の「酔仙」は、東北・太平洋沖地震による津波に飲みこまれた蔵。

 蔵の施設だけでなく、スタッフの命も、そして街も失われた。

 しかし「酔仙」は、復活をあきらめない。

 2011秋からの仕込みは内陸の一関市で、2012年秋からの仕込みは大船渡市の新工場「大船渡蔵」で行う。

 いつか陸前高田に戻ることを夢見て。


 昨年(2011年)は、夏に「酔仙 絆」を購入し、年末に飲んだ。

 今年(2012年)も、夏に「酔仙 瓶囲い熟成」を購入して、年末にいただきます。


 酸味・苦味を想起させるグレープフルーツ様のフレッシュな香り。 試飲時からは少しおとなしくなったものの、まだまだ若々しい。

 純米酒の原酒らしい、重量感ある酸味・旨味が魅力的。 アルコールの存在感もあって、パンチの効いた飲み口だ。 若いお酒ならではの、実直さを感じる。


 復活を目指す蔵の活力を感じるお酒でした。



【岩手県陸前高田市 酔仙酒造】 純米酒(生、原酒)
 720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:17.5


過去の「酔仙」の記事
「酔仙 純米吟醸 しぼりたて 絆」(2011年12月

池袋西武で「酔仙」5種類試飲(2005年12月
「酔仙 新米 初しぼり本醸造 無濾過生原酒」
「酔仙 吟醸」
「酔仙 純米吟醸」
「酔仙 地酒 純米酒」
「酔仙 特別純米酒」

「活性原酒 雪っこ」(いつ購入して飲んだか失念、そして未記事化)

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2012年09月02日

あづまみね 純米吟醸 無濾過生原酒 斗瓶取り 美山錦3

あづまみね 希紡庵特別ラベル 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 久しぶりに出会った「あづまみね」をいただきます。

 このラベルは、吾妻嶺酒造によって、「希紡庵」オープン2周年記念につくられたもの。

 しぼったお酒を斗ビン(18リットルビン)で受けて、空気にほとんど触れないまま保管されたお酒だ。

 入荷した6本はそれぞれ、にごり具合・味わいが大きく異なるとのこと。


 たしかに、同じ斗ビンの中身を詰めた1升ビン6本とは限らないですね。

 同じ仕込みタンクといっても、しぼり初めとしぼり終わりでは、まったく別の味わいになる。 複数の斗ビンから6本の1升ビンに移されたとしたら、中身は別物ですね。


 今回の1升ビンのお酒は、ほとんど透明で、かすかにオリがただよう程度。 リンゴ・マスカット様の果実香がさりげなく香る。

 透明感ある飲み口で、かわいらしい甘味・酸味が交互に見え隠れする。 静かに味が引いた後は、おだやかな余韻が残る。 燗も良い気がする。

 吟醸酒らしいさわやかさと、純米酒らしいお米らしさが共存する。 両面がともにひかえめなところが奥ゆかしい。


 他の1升ビンのお酒も飲んでみたいけれど、少なくとも今回の1升ビンのお酒は好みだ。



【岩手県紫波郡紫波町 吾妻嶺酒造】 純米吟醸(無濾過、生)
 原料米:美山錦   精米歩合:50%

(ラベルの表記は、アルコール度数15度、原材料に醸造アルコールと、純米吟醸の原酒として信じ難いものばかりであるため、反映しません。 他の商品の数値が記載されたラベルを転用したものと考えられます。)


「あづまみね」の過去の記事
「あづまみね 純米大吟醸 愛山」(2008年03月2006年09月
「あづまみね 純米吟醸生 雄町」(2007年09月
「あづまみね 純米吟醸 美山錦 無濾過生 初搾新酒」(2005年03月

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2012年03月24日

南部美人 純米吟醸 心白3

南部美人 心白 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 オープンケースのなかに、一見、どこの蔵なのかわからないデザインのラベルを発見。

 なんと、「南部美人」だった。

 好きな「南部美人」の、初めて見る商品だったので、迷わず購入!

 では、まずは冷温で飲んでみよう。

 洋梨・マンゴーのような苦味を想起させる香りで、トロピカルなイメージ。

 マスカットやリンゴのような、典型的な吟醸香も感じられる。 派手ではないけれど、印象的な香り。

 埼玉中の蔵が集まる試飲会で経験していた、埼玉県開発の吟醸酵母にも似た雰囲気だ。

 お米らしい旨味が主体の軽やかな味わいで、サラサラとした感触。 強い個性が前面に出るといったタイプではなく、味わいの整ったタイプ。

 さわやかな香り、軽やかな苦味・旨味は「篠峯 八反」にも似ている。


 温度が上がるごとに、ドライな雰囲気になる。 ラムネ菓子のような風味が出てきて、「秋鹿 大辛口」にも少し似てくる。

 余韻はリンゴ・お米を思わせる香りが豊かに広がる。 しっかり飲みごたえがあって、好み〜。


【岩手県二戸市 南部美人】 純米吟醸(無濾過、生詰)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1619(1700)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.6


「南部美人」の過去の記事
「南部美人 特別純米 無濾過生原酒 赤(紅)ラベル」(2010年03月
「南部美人 特別純米 無濾過生酒 白ラベル」(2010年03月
「南部美人 特別純米 無濾過生原酒 仕込み54号」(2004年03月
「南部美人 特別純米酒」(2011年06月
「南部美人 純米吟醸 ひやおろし無濾過生詰原酒」(2006年09月
「南部美人 純米吟醸 生」(2008年09月
「南部美人 純米吟醸」(2004年02月
「南部美人 ALL KOJI」(2005年07月
「南部美人 全麹 木桶仕込み」(2004年11月

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2011年12月31日

酔仙 純米吟醸 しぼりたて 「絆」2

酔仙 純米吟醸 絆 池袋西武で試飲・購入。 大晦日に祖父母の家で飲む。

 叔父が用意した「墨廼江 谷風」につづいては、よっしんが用意した「酔仙 絆」。 2人、考えが一致していましたね。

 2011年3月11日。 震災直後、津波の映像として何度も放映されていたので、おぼえている方も多いかもしれない。

 陸前高田の「酔仙」は、まさにビデオカメラの前で、街とともにすべてが波に流された。 蔵は壊滅し、7名のスタッフたちの命が奪われた。

 あまりにも悲惨な現実。

 しかし「酔仙」は、地元の方々や同業者、ファンからの多くの支援・激励を受けて、復活を目指している。

 現在は、「岩手誉」(岩手銘醸)が保有していた一関の敷地・施設を借りて、新酒づくりにこぎつけたとのこと。

 そして生まれた新酒が、この「酔仙 絆」だ。

 池袋西武に120本限定で入荷されたお酒は、次々に売れてゆく。 年末の買出しで大にぎわいの中、試飲をふるまう蔵人さん。 本来あるはずの光景が戻ってきて、うれしかった。


 さて、開栓しよう。

 試飲時には若々しい苦味が気になったものの、今では落ちついて、ずいぶんと印象が変わってきている。

 洋ナシを思わせる、新酒らしいフレッシュな香り。 さわやかな酸味から入り、キレイに流れてゆく。

 純米大吟醸と称しても良いほどの上質な味わい。 この蔵はやっぱり吟醸酒が得意なんだなあ。

 キレイな酒質を好む人たちに大好評だった。


 ゼロからの出発。 蔵の跡地・設備を見ると、そうかもしれない。 スタッフの命、がれきの撤去、資金等を考えれば、マイナスからのリスタートかもしれない。

 でも、復活を目指す蔵人がいる、復活を支援する仲間がいる、復活を期待するファンがいる。 「絆」というその大きな財産は、決してゼロなんかではない。 プラスに転じる力になるはず。

 ふたたび「陸前高田の『酔仙』」が復活するまで、応援しつづけたい。


【岩手県陸前高田市 酔仙酒造】 純米吟醸(生)
 1800ml:3300(3465)円   720ml:1650(1733)円
 アルコール度数:15.5   精米歩合:50%


過去の「酔仙」の記事
池袋西武で「酔仙」5種類試飲(2005年12月
「酔仙 新米 初しぼり本醸造 無濾過生原酒」
「酔仙 吟醸」
「酔仙 純米吟醸」
「酔仙 地酒 純米酒」
「酔仙 特別純米酒」

「活性原酒 雪っこ」(いつ購入して飲んだか失念、そして未記事化)

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2011年11月15日

酉与右衛門(よえもん) 純米生原酒 雄町 斗ビン取り H20(2008)BY 仕込み18号3

よえもん 雄町 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場(本店)」にて飲む。

 「鷹勇 純米吟醸 山田錦 2007BY」の次は、同じく残りわずかな「酉与右衛門(よえもん) 雄町 生」。

 「いづみ橋」「秋鹿」「鷹勇」と火入れ酒を3種類飲んで、最後に生酒というのもめずらしい順番だなあ。

 負担が重い(後で急に酔いが回る)のを覚悟で、冷温から少しずつ常温に近づいてくるところをいただきます。

 酸味・苦味を想起させるグレープフルーツのような香りで、清涼感たっぷり。 ご飯のようなふくよかな香りもある。

 なめらかな口当たりで、含んだ瞬間にフレッシュな麹の風味が広がる。

 甘味・旨味・酸味・苦味、それぞれが豊かでボリューム感がある。 飲みごたえがあって、味切れも潔い。 濃醇で爽快なお酒だ。

 おだやかな火入れ酒の後に、爽快なお酒を飲むのも良いなあ。


【岩手県花巻市石鳥谷町 川村酒造店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1450(1522)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.0   アミノ酸度:1.6


「酉与右衛門(よえもん)」の過去の記事
「酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過 雄町」(2008年08月
「酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過生原酒 雄町」(2011年02月
「酉与右衛門(よえもん) 特別純米無濾過 自家田美山錦」
 (↑2008年08月
「酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過生原酒 山田錦」(2004年04月

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2011年06月18日

南部美人 特別純米酒3

 近所の居酒屋さんにて飲む。

 今夜の最後は岩手「南部美人 特別純米酒」。

 これは、初めて飲んだ人が次々にファンになってゆく、初心者キラーなお酒。

 リンゴ・メロン様の果実香がさわやか。 香味にインパクトがありながらも、雑味を排したクリアな酒質で飲みやすい。

 今夜も新たなファンが誕生しました。


【岩手県二戸市 南部美人】 特別純米酒(無濾過)
 1800ml:2300(2415)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+4
 原料米:ぎんおとめ(岩手県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会9号系   酸度:1.5


「南部美人」の過去の記事
「南部美人 特別純米 無濾過生原酒 赤(紅)ラベル」(2010年03月
「南部美人 特別純米 無濾過生酒 白ラベル」(2010年03月
「南部美人 特別純米 無濾過生原酒 仕込み54号」(2004年03月
「南部美人 純米吟醸 ひやおろし無濾過生詰原酒」(2006年09月
「南部美人 純米吟醸 生」(2008年09月
「南部美人 純米吟醸」(2004年02月
「南部美人 ALL KOJI」(2005年07月
「南部美人 全麹 木桶仕込み」(2004年11月

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2011年02月15日

酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過生原酒 雄町 H21(2009)BY3

よえもん 雄町 生 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場(本店)」にて飲む。

 大雪のバレンタインデーだった昨日の「和浦」は、大変だったみたいだけど、楽しかったのこと。 来たかったなあ。

 よっしんの本日の最初は、岩手「酉与右衛門(よえもん)」。 同時期にカウンターに座った方の最初は、奈良「風の森」。

 いかにも、生酒好きのお燗番モトコさんらしいチョイス!

 濃醇かつ爽快な生酒。 よっしんの好みと重なります。

 そういえば「よえもん」って、池袋東武で数種常備しているのに、あまり飲んでいない。

 まるで、東京人は意外と東京タワーに行ったことがないという、「いつでも行けるは、いつまでも行かない」現象だ。

 ということで、今回の「よえもん 雄町 生」も初めて飲むお酒。 火入れタイプは飲んだことがあるけれど、生は初。 燗でいただきます。

 いかにも生酒らしい、なめらかな口当たり。 もっと硬く鋭いイメージを抱いていたけれど、意外とスムーズでびっくり。

 火入れタイプのほうが酸味・苦味が効いて、シャープで個性的な味わいだった。 生タイプは、麹の香りやなめらかな口当たりの影響で、個性がやさしくコーティングされている印象だ。

 そのぶんバランスにすぐれていて、抵抗なくスルスルと飲めてしまう。 麹の甘い風味と酸の調和のなかに、さりげないお米の雰囲気もあって、味わい豊か。

 それでいてスルリと飲みやすく、切れも良い。 今回の生タイプのほうが間口が広く、多くの人に好まれると思った。


【岩手県花巻市石鳥谷町 川村酒造店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1450(1522)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.0   アミノ酸度:1.6


「酉与右衛門(よえもん)」の過去の記事
「酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過 雄町」(2008年08月
「酉与右衛門(よえもん) 特別純米無濾過 自家田美山錦」
 (↑2008年08月
「酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過生原酒 山田錦」(2004年04月

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2010年03月22日

南部美人 特別純米 無濾過生原酒 赤(紅)ラベル3

南部美人 赤(紅) 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 前回飲んだ「南部美人 白ラベル」と対になるこの「南部美人 赤ラベル」。

 前回は「赤ラベル」が売り切れだったが、今回は両方とも売っていた。 では、飲みくらべてみよう!

 とはいっても「赤ラベル」と「白ラベル」のちがいは、お米でも磨き具合でも酵母でもタンクでもなく、単に原酒か加水かというだけ。

 まあ予想どおり、濃淡に微妙な差があるだけで、味わいはほとんど同じ。 つまり、うまし!

 原酒でなくても加水タイプでじゅうぶんにおいしいから、酔いにくいという点では「白ラベル」のほうが好みかも。

 それなら「赤ラベル」も水で割れば良いじゃないか。 いやいや、原酒のまま出荷してもらっているのだから、原酒のインパクトも楽しまないとね。


【岩手県二戸市 南部美人】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:吟おとめ(岩手県産)   精米歩合:55%
 酵母:岩手2号


「南部美人」の過去の記事
「南部美人 特別純米 無濾過生酒 白ラベル」(2010年03月
「南部美人 特別純米 無濾過生原酒 仕込み54号」(2004年03月
「南部美人 純米吟醸 ひやおろし無濾過生詰原酒」(2006年09月
「南部美人 純米吟醸 生」(2008年09月
「南部美人 純米吟醸」(2004年02月
「南部美人 ALL KOJI」(2005年07月
「南部美人 全麹 木桶仕込み」(2004年11月

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2010年03月03日

南部美人 特別純米 無濾過生酒 白ラベル3

南部美人 白ラベル 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 以前おとずれたときには、この「白ラベル」のとなりに「赤ラベル」も売っていた。 しかし、今回はすでに「赤ラベル」は売り切れていたようで、「白ラベル」だけを購入。

 どうやらこの2本は紅白でセットとなっていて、同じお酒の原酒バージョンが「赤」で、加水バージョンが「白」らしい。

 う〜ん、飲みくらべてみたいけど、まあ片方でも飲めるんだから良いか。

 「南部美人」は活性炭による濾過をいっさい行わないため、どの商品もキレイな色と豊かな味わいが残っている。

 香りにも味にもかたよらない、バランスのとれたさわやかな飲み口は、日本酒に興味があるけど飲みなれていないツバサ・モリモリ・ナオ・カオリンたちを次々に「南部美人」ファンにした。


 さてさて、今回のお酒はどうかな。

 冷温では、リンゴの香りにマシュマロのような香りが重なってくる。

 さわやかな甘味・酸味が「南部美人」の魅力。 麹の風味が残っていてドライな雰囲気もあり、後口の存在感もある。

 空気にふれてしばらくして常温になると、兵庫「龍力」にも似た、熟したメロンのような香りがあらわれる。

 加水タイプのためボリュームとしては淡麗〜中庸だが、口当たり〜中盤〜後口という味わいの変化が楽しめる。

 さわやかで飲みごたえもある。 ナイスバランス!


【岩手県二戸市 南部美人】 特別純米酒(無濾過、生)
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:吟おとめ(岩手県産)   精米歩合:55%
 酵母:岩手2号

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2009年07月04日

浜千鳥 純米新酒 にごり酒2

浜千鳥 にごり 「浜千鳥 純米吟醸 美山錦」につづいては、「浜千鳥 純米新酒 にごり酒」。

 お米らしい味わいだった「浜千鳥 純米吟醸」に対して、こちらはさわやかな香りのスッキリした印象。 これは意外!

 リンゴ・ハーブ様の香りで、上品な苦味がスーッと通る。

 それほどにごりは濃くなく、にごり酒とうすにごりの中間くらいのタイプ。 どっしりした重みというより、しっとりした感触のやさしい飲み口。

 ザラつきがないので、良い意味で飲みやすいにごり酒だ。 好印象!

 酸もあって、スッキリとまとまる。 この酸が、トマト・レタス・たまねぎのサラダにピッタリ。

 香りがあるだろうなあと思った純米吟醸タイプがお米っぽい。 お米っぽいだろうなあと思った純米にごりタイプが香り豊か。

 「浜千鳥」、なかなかおもしろい。


【岩手県釜石市 浜千鳥】 純米酒(にごり)
 1800ml:2381(2500)円   720ml:1120(1176)円
 アルコール度数:17.8%   日本酒度:+2
 原料米:吟ぎんが   精米歩合:(麹米)55%、(掛米)60%
 酵母:協会10号系   酸度:1.7   アミノ酸度:1.4

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浜千鳥 純米吟醸 美山錦2

浜千鳥 純米吟醸 岩手旅行のおみやげ。

 この「浜千鳥」は、釜石の蔵。

 釜石といえば、よっしんが小さいときからお世話になってきた方の故郷。 毎年、夏に釜石から送っていただく新鮮なウニは、言葉にできない美味しさ。

 「もう釜石の取れたてのウニしか食べられない」とは、よっしんだけでなく、「フレンチの鉄人」坂井宏行氏も同様。

 何年か前にテレビで「釜石のウニが一番。 いつも取り寄せている」というシーンを見て、感激した。


 さて、「浜千鳥 純米吟醸 美山錦」を飲みませう。

 どうしても、東北のお酒は味気ないという先入観がある。 香り酒かなあという心配は、飲んだ瞬間、杞憂に終わった。

 おぉ、お米っぽい。 ややドライな感触とともに、クリーミーでやさしいお米の旨味が流れてくる。 同じ岩手で言えば「菱屋 純米原酒」にも重なるイメージ。

 力強さには欠けるものの、落ち着いて常温〜ぬる燗で楽しめるお酒だ。 いかにも「東北の美山錦ですなあ」という、純朴な魅力がある。

 釜石の中村家の三陸海宝漬に、ピッタリだった。


【岩手県釜石市 浜千鳥】 純米吟醸
 1800ml:2850(2993)円   720ml:1480(1554)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦   精米歩合:55%
 酸度:1.3

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2009年04月24日

あさ開 純米酒

あさ開 純米酒 月島にて飲む。

 「初孫 生もと純米酒」の次は、「あさ開 純米酒」。

 はじめて飲んだのは、もうずいぶん前のこと。 そのときの「なんか物足りないよなあ」という、日本史・日本酒の恩師の言葉が忘れられない。

 以来、何度も試飲してきたお酒で、今回もやっぱり物足りない。

 洗練されたキレイな口当たりで、サラリとやさしい甘味・旨味が現れる。

 決して悪いお酒ではないと思う。 でも、飲んでよかったと思える飲みごたえ、感動的な変化や奥行き、印象に残る個性という観点ではプラス材料がない。

 もうひとひねり!


【岩手県盛岡市 あさ開】 純米酒
 1800ml:2000(2100)円   720ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:岩手県産酒造好適米   精米歩合:65%
 酸度:1.4

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2008年12月23日

菱屋 別撰純米酒 無濾過原酒3

菱屋 お酒好きの方からいただく。 ありがとうございます!

 「無手無冠」や「鳴門鯛 霧造り生」を教えていただいた方で、お酒のチョイスにはおどろくばかり。

 「美冨久 山廃純米吟醸」につづいて、「菱屋」を飲む。

 辻村勝俊杜氏は、「岩の井」で修業した後、「南部美人」「田酒」で名をはせた方とのこと。 「田酒」を去った直後、2005BYから宮古の「菱屋」を醸している。

 落ちついた香りで、白玉粉のような、ミルキーな香りがある。 ヨーグルト様の乳酸の風味や、さわやかな含み香も感じる。

 原酒らしい濃厚さよりも、サラリと流れる洗練された飲み口が印象的。

 けっこうお米を磨いているなあと思ったら、精米歩合55%と、ゆうに純米吟醸と名乗れるレベルだった。

 しっとりとおだやかな後口で、非常に長い余韻が個性的。 ふわふわと残る余韻が、次のひと口をさそう。

 強烈な味わいとは異なるが、落ちついた香味がかえって個性となった、不思議と「飲みたい欲」を刺激するお酒だ。


【岩手県宮古市 菱屋酒造店】 純米酒(無濾過、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:18.7   日本酒度:+2
 原料米:吟ぎんが(岩手県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会9号系   酸度:1.9   アミノ酸度:1.3

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2008年09月06日

南部美人 純米吟醸 生3

 近所の居酒屋さんにて。

 まずは、カツオのタタキと、タコのごま塩。 ・・・、タコのごま塩って何? おー、タコの刺身を塩入りごま油につけて食べるのか。 レバーみたい。 でもレバーよりもサッパリ。 ふっふっふ、このメニュー、いただきだ!

 お酒はというと、まずは「南部美人 純米吟醸 生」。

 リンゴ様のさわやかな香りに、みずみずしい口当たり。 予想・記憶以上に豊かな甘味で飲みごたえアリ。 さすが全量無濾過の「南部美人」!

 「のどがかわいていたから、もうちょっとスッキリしたお酒のほうがよかったかも」との意見も。 な〜る。 たしかに。

 中硬水のしっかりしたボディに、生酒特有のなめらかさと甘味。 無濾過だから、より味が詰まっている。

 非淡麗。 のどがかわいたときに飲むお酒ではないね。

 ん? 「のどがかわいてたら、最初に水やろ〜!」とツッコミを入れておきました。 その後、しばしみんなで水タイム。


【岩手県二戸市 南部美人】 純米吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2820(2961)円   720ml:1555(1633)円
 アルコール度数:15.8   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)吟ぎんが、(掛米)美山錦   精米歩合:50%
 酵母:協会9号系   酸度:1.5
 (IV-2という、生ヒネを限りなく防ぐ特殊な麹菌とのこと)

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2008年08月31日

酉与右衛門(よえもん) 純米無濾過 雄町 H19BY3

よえもん 雄町 こちらも美山錦バージョンと一緒に池袋東武で購入。

 この雄町バージョンは、美山錦バージョンとは全然ちがう味わいだった。

 炊きたてご飯の香りに、ワラのような雰囲気も感じる。 香りからして米らしさ全開だ。

 含んだ瞬間に、ジュワっと甘味・苦味・酸味・旨味が押しよせてくる。 これは美山錦バージョンよりもはるかに濃醇だ。

 グレープフルーツのような酸味・苦味が印象的。

 旨味と酸味がしっかりしているため、後口にいたるまで芯の通った伸びやかな味わいが楽しめる。

 スカッと晴れる爽快な切れはさすが雄町。 重くならずに、サッと引くさばけの良さが魅力的だ。

 雄町バージョンも冷やさず、常温〜ぬる燗で本領発揮するタイプ。


【岩手県花巻市石鳥谷町 川村酒造】 純米酒(無濾過)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1450(1522)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+5
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.0   アミノ酸度:1.4

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酉与右衛門(よえもん) 特別純米無濾過 自家田美山錦 H19BY3

よえもん 美山錦 池袋東武にて購入。

 緊急事態発生! 蔵から毎月取り寄せている「無手無冠」以外、常飲用のお酒がなくなった。

 ということで、久しぶりに池袋東武へ出動! そして購入したのが、「酉与右衛門(よえもん)」の美山錦バージョンと雄町バージョン。

 山田錦バージョンは2002年・2004年と飲んだことがあったが、この2つは飲んだことのないので、気になって購入。

 本来は「酉与」で1文字。 創業者の名前からつけた銘柄で、漢字変換できない、めずらしい字だ。

 通常の銘柄「南部関」は年間450石。 2000年にスタートした、米の味を前面に出した「酉与右衛門」は年間50石だけ醸している。


 まずは美山錦バージョンから。 自家田で栽培した美山錦とのこと。 無濾過ながら、加水火入れをしている。

 55%精米と、ずいぶんお米を削っていながら、無濾過らしい薄い黄金色を残している。 静かに立つ香りは、ミルクやチーズを思わせる。

 スルリと入るなめらかな口当たりで、すぐに強い酸がお出迎え。 ひと口、ふた口と飲んでゆくと、徐々に旨味がふくらんでくる。

 中盤から上質な苦味が現れ、少しもたもたしながらゆっくり余韻を残して消えてゆくところは、いかにも東北の美山錦らしい。

 常温〜ぬる燗では、旨味・酸味・苦味が一体感を持ち、飲みごたえ・飲み心地ともに良くなる。 冷やすともったいないかもしれない。

 余韻として残る松葉・ミネラルのような風味は、濃醇というより、中庸タイプのお酒に感じられるもの。

 米の魅力を引き出しながら、シャープな味わいにまとめているところに、お米や削り具合をはじめ、つくり手の丁寧な姿勢を感じる。


【岩手県花巻市石鳥谷町 川村酒造】 特別純米酒(無濾過)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+6
 原料米:美山錦(川村酒造自家田産)   精米歩合:55%
 酵母:協会7号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.4

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2008年03月23日

あづまみね 純米大吟醸 愛山3

あづまみね 愛山 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場(本店)」にて飲む。

 前回はうすにごりタイプだった「あづまみね 愛山」が、今回は澄んでいる。

 さわやかな香りに軽やかな味わいを兼ねそなえた、バランスの良い「あづまみね」。 今回は常温で飲んでみよう!

 ふっくらとした味わいの第一印象はきなこ。 麹の風味がかすかに残り、米の味も豊か。 ややドライな感触も、きなこを想像させたんだと思う。

 ややドライで、若々しい苦味もあるから、後口は軽い。

 静かに残る余韻も心地よく、ついついお酒だけで堪能してしまった。


【岩手県紫波郡紫波町 吾妻嶺酒造】 純米大吟醸
 原料米:愛山(兵庫県産)   精米歩合:45%

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2008年02月03日

あさ開 石川啄木 ふるさとの山に向ひて

あさ開 石川啄木 いただきもの。

 石川啄木といえば岩手・・・、おぉ、盛岡の「あさ開」か。

 やや色づいたお酒からは、酸味を感じさせる香りとモワッとした雰囲気が伝わってくる。 飲んだ瞬間に、良く言えば個性的な味わい、悪く言えば雑味が飛び込んでくる。

 ん? 低精白なのか?

 ビンの裏を見たら、食用米を低精白したお酒だ。 明治を意識した造りということかな。

 はじめに雑味やアルコールの浮いた感じがあるものの、しだいに「あさ開」らしいやわらかい感触と米の旨味が現れる。 後口にはミネラルも感じられて、飲みごたえのある仕上がりになっている。

 前半の雑味がバラついていて、まとまった個性になりきれていないかなあと思った。 長野「斬九郎 八十」、大阪「秋鹿 純米雄町 精米80%」など、雑味を魅力的な個性に昇華させている蔵もあるだけに、もう一歩の印象。

 個性的な低精白のお酒は、あくまでも飲む人の嗜好しだいだ。


【岩手県盛岡市 あさ開】 純米酒
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2.5
 原料米:かけはし(岩手県産)   精米歩合:73%
 酵母:協会701号   酸度:1.5   アミノ酸度:1.5

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2007年09月05日

あづまみね 純米吟醸生 雄町2

あづまみね 雄町 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場」にて飲む。

 いやぁ、暑い。

 一日中雨が降ったりやんだり。 しかも、降ればドシャ降り。 湿度100%で、少し動くだけでも汗が出る。

 こんな日は、冷やしたお酒が飲みたいな。 ということで、「和浦酒場」では珍しく冷えたお酒を注文。

 今回の「あづまみね」は、今までに飲んできた山田錦美山錦愛山ではなく、雄町バージョンだ。

 この「あづまみね 雄町」は、香り高くソフトな味わいの「あづまみね」らしさより、スパッと切れる雄町らしさが特徴。

 香りはおだやかで、ショウガ・オイルを思わせるストレートで熱い入りは、いかにも雄町のお酒という印象だ。

 総じて軽快なお酒で、はじめ非常にスッキリした飲み口だったが、冷やした状態から常温に近づいてくると、後口の旨味も現れてバランスが良くなる。 常温が良いね。


【岩手県紫波郡紫波町 吾妻嶺酒造店】 純米吟醸
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%

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2007年01月14日

あさ開 純米吟醸 夢灯り

あさ開 純米吟醸 夢灯り 岩手出身の方から、新年のお祝いとしていただく。

 「あさ開」といえば、サラリとした飲み心地のなかに味をしのばせるタイプのお酒。

 今回の「夢灯り」は日本酒度−1という、都内の試飲販売で見かける商品とは違ったタイプ。

 高精白ならではの上立香が華やかで、幅を感じさせる口当たり。

 淡麗なタイプだが、ドライで空虚な「薄っ辛い」お酒ではなく、米の甘味が残っていてトロリとした感触も受ける。

 前半にピークがあるお酒で、若干甘味が残るものの、後口は静かに消えてゆく。


【岩手県盛岡市 あさ開】 純米吟醸
 1800ml:2400(2520)円   720ml:1450(1523)円
 アルコール度数:14.5   日本酒度:−1
 原料米:ひとめぼれ(岩手県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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2006年09月28日

南部美人 純米吟醸 ひやおろし無濾過生詰原酒3

南部美人 純米吟醸 生詰 これも池袋西武で購入。

 2004年に飲んだ「南部美人 特別純米 無濾過生原酒」の味はいまだに忘れられない。

 今回は純米吟醸で生詰タイプ。

 細かい粒子を感じるドライな口当たりながら、含み香にメロンを思わせる感触がやわらかさを演出する。

 中硬水らしく、丸みを帯びた米の甘味が大きくふくらむが、余韻は軽く引いてゆく。

 力強いタイプではないが、味わいのある飲み口は次の一杯を誘う。


【岩手県二戸市 南部美人】 純米吟醸(無濾過、生詰、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.9   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)吟ぎんが、(掛米)美山錦
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:協会9号系自社培養酵母   酸度:1.5

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2006年09月03日

あづまみね 純米大吟醸 愛山3

あづまみね 純米大吟醸 愛山 次は、岩手の「あづまみね」。

 香り系のお酒が苦手なよっしんだが、香りに味わいを兼ねそなえた「あづまみね」は好み。

 今までの美山錦バージョンとちがい、今回は愛山でつくったお酒。 気になる。

 ビンを見たら、おどろくほどのにごり。 うすにごり以上、にごり酒未満。 粒が浮いているよ!

 マスカット様の吟香とフレッシュな苦味がバランス良く、シュワシュワとした酸のおかげで後口はスカッと晴れる。

 昨日開栓したらしく、これから味が乗ってくるのかと思うと、また日をおいて飲んでみたくなる。 それまで残っているといいなあ。



【岩手県紫波郡紫波町 吾妻嶺酒造】 純米大吟醸
 原料米:愛山(兵庫県産)   精米歩合:45%

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2006年05月26日

池袋東武で岩手「あさ開」を4種類試飲

【岩手県盛岡市 あさ開
「あさ開 純米 無濾過」
 東北らしい、ソフトな甘味が魅力のクリアなお酒。

「あさ開 純米 生原酒」
 フレッシュな香味だが、酸や旨味などに個性がほしい。

「あさ開 純米 生もと」
 繊細で緻密な酸が魅力。 ボリューム感に欠ける。

「あさ開 純米大辛口 水神」
 ドライでアルコールの刺激が特徴的。 旨味が欲しい。

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2005年12月15日

池袋西武で「酔仙」5種類試飲

【岩手県陸前高田市 酔仙酒造】
 仕込み水の特性だろうか、全商品を通して、とろみを感じる酒質。

「酔仙 新米 初しぼり本醸造 無濾過生原酒」
 本醸造(無濾過、生、原酒)
 サラサラと粒子を感じる口当たり。
 しぼりたての時期しか楽しめない、フレッシュで荒々しい香味。

「酔仙 吟醸」 吟醸
 香りよりも味を優先させた、飲みごたえのある吟醸酒。

「酔仙 純米吟醸」 純米吟醸
 こちらもサラサラとした感触がある。 味の乗った味吟醸。

「酔仙 地酒 純米酒」 純米酒
 モワッとくぐもった雰囲気の、クセのある熟成香。
 熱めの燗で活きてくる、酸の強いお酒。

「酔仙 特別純米酒」 特別純米酒
 純米酒よりも少し洗練された香味。 常温から熱燗まで楽しめる。

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2005年03月26日

あづまみね 純米吟醸 美山錦 無濾過生 初搾新酒2

あづまみね 純米吟醸 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場」にて飲む。

 「花垣 生もと純米」につづいては、「あづまみね」。

 南部杜氏の発祥地にして、古代より地名の残る紫波町で、美山錦の栽培にも力を入れる「あづまみね」。

 リンゴやマスカットを思わせる香りが心地よく、しっとりとした旨味の中に米の甘味が顔をのぞかせる。

 上品かつ味のあるタイプのお酒。


【岩手県紫波郡紫波町 吾妻嶺酒造】 純米吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:16.5
 原料米:美山錦   精米歩合:50%

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