ひとごこち

2012年09月26日

澤姫 大吟醸生原酒 おりがらみ 斗瓶囲い雫酒 ひとごこち40%2

澤姫 大吟醸 おりがらみ 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 Yさんとともに、多彩な日本酒を堪能します。

 まずは、華やかな香りとやさしい味わいのお酒ということで、「而今 千本錦」と「澤姫 大吟醸 おりがらみ」を飲みくらべ。

 お酒の濃縮した上質な部分だけを取る、袋吊り(雫酒)。

 したたり落ちてくるお酒を斗瓶で受けてそのまま保管し、空気に触れる表面積を減らし、酸化・劣化を防ぐ。

 このお酒は、そんな手間ひまのかかる方法で集められた鑑評会出品酒を、オリ引きせずにそのままビン詰めしたもの。


 ずいぶん白く濁っていて、桃のような、甘く華やかな香りが広がる。

 香りの印象とは異なり、サラサラとドライな飲み口で、甘味は少なめ。 上質な苦味が味を締める、シャープな味わいだ。

 にごり部分の影響が大きい。 これは裏を返せば、透明な部分は非常に繊細な味わいということ。 さすが出品酒です。


 Yさんは、「香りは『澤姫』のほうが好きだけど、飲んだときの味は『而今』のほうが甘くて好き」とのことです。



【栃木県宇都宮市 井上清吉商店】 大吟醸(生)
 1800ml:7000(7350)円   720ml:3500(3675)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+4.5
 原料米:ひとごこち(栃木県産)   精米歩合:40%
 酵母:栃木酵母T-F   酸度:1.4

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2012年09月06日

すっぴん るみ子の酒 純米無濾過生原酒 あらばしり 2006BY3

妙の華 るみ子の酒 すっぴん 京都西陣の「鵜飼商店」にて購入。

 しぼってから何も足さず、何も隠さない無濾過生原酒のために、「すっぴん」と名づけられたお酒。

 1年半の常温熟成を経て開栓。

 まずは冷温でいただきます。

 あらばしり(槽でしぼって最初に出てくる部分)ながら、ややオリが含まれている程度で、ほとんど澄んだお酒といっても良いくらい。

 さわやかな麹の香りと、ナッツ様の熟成香が共存している。 まだまだ若さを保ちながら、落ち着きも出てきている。

 まろやかな甘味から、引き締まったドライな中盤、おだやかで長い余韻へ。 複雑に味わいが変化してゆく。


 温めると、ドライな飲み口に磨きがかかり、強い酸も存在感を増す。 切れも鋭い。 ボリュームは中庸〜濃厚で、しっかりと飲みごたえがある。

 しぼりたての時期には表現できない、落ち着きと奥行きが楽しめる。 これは好み!



【三重県伊賀市 森喜酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1450(1522)円
 アルコール度数:17.7   日本酒度:+5
 原料米:(麹米)山田錦(徳島県阿波産)、(掛米)ひとごこち(長野県産)
 精米歩合:60%   酵母:協会7号
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.2


「妙の華(英・るみ子の酒)」の過去の記事
「妙の華 純米酒 きもと山田錦90% チャレンジ90 無濾過」
  あらばしり生原酒:第四章(2008年09月)、第三章(2006年05月)
              第二章(2005年05月)
  火入れ・加水タイプ:第一章(2004年07月)

「妙乃華(妙の華) 山廃一段仕込 無濾過生」(2011年01月
「妙の華 山廃純米吟醸 阿波山田錦」
 (↑2011年06月03月2010年09月
「妙の華 特別純米 無濾過生原酒 備前雄町」
  山廃タイプ:2008年11月
  速醸タイプ:2007年04月2006年09月

「英(はなぶさ) 生もと 特別純米酒」
 (↑2011年06月2010年07月
「英(はなぶさ) 山廃純米 無濾過あらばしり生原酒(白ラベル)」
 (↑2008年11月2007年06月
「英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過原酒(赤ラベル)」
 (↑2012年08月2004年01月
「英(はなぶさ) 特別純米酒(赤ラベル)」(2011年08月

「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」
  6号酵母瓶火入れ:2011年02月2009年09月2007年04月
              2006年11月
  6号酵母無濾過生:2012年08月2007年09月
  7号酵母瓶火入れ:2011年02月
  7号酵母無濾過生原酒あらばしり:2005年12月
  9号酵母瓶火入れ:2004年07月
  9号酵母無濾過生原酒あらばしり:2008年07月(すっぴんるみ子)

「るみ子の酒 特別純米 活性濁り生原酒」
 (↑2011年01月2008年05月爆発注意酒

「妙の華 特別純米酒 十年古酒」(2006年05月2005年06月

「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 6号酵母」
 (↑2008年09月2007年05月
「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 7号酵母」
 (↑2011年05月2010年01月
「伊賀の舞 純米酒」(2009年10月

「どすこい誉 純米吟醸」
 ↑(2012年08月2011年08月2009年02月[熟成]、2008年10月
   2007年04月2005年02月

「妙の華」「英(はなぶさ)」7種類試飲(2005年06月

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2012年09月02日

旭興 逢坂 にごり貴醸酒3

旭興 逢坂 にごり貴醸酒 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 栃木の「旭興」は、貴醸酒もつくっているんですね。

 貴醸酒は火入れ・長期熟成したものが多いなか、このお酒は新酒の生酒。 しかも、にごっている。

 広島「華鳩 貴醸酒 生にごり」以来の体験です。


 小さく残る米粒が、やわらかくトロトロになっている。

 お米らしいやさしい香りに、ヨーグルト様の乳酸の香りがさわやか。

 桃のような吟醸香がそれほど感じられないところが、「春鹿 しろみき」や「千代の亀 名称募集」とのちがいだ。

 クリーミーな口当たりと香味で、豊かな甘味をたたえながら、さわやかな酸味とのバランスが取れていて飲みごたえがある。

 こういう濃厚かつさわやかなにごり酒、好きです。



【栃木県大田原市(那須郡黒羽町) 渡邉酒造】 特別純米酒(原酒)
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−32
 原料米:(麹米)ひとごこち、(掛米)LGCソフト
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)60%
 酵母:協会28号   酸度:2.8


過去の「旭興」の記事
「旭興 たまか 生もと純米吟醸 協会六号酵母」
 (↑2011年03月2010年01月
「旭興 たまか 特別純米」(2012年06月

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2012年07月11日

ミコツル(御湖鶴) あわあわ 純米活性にごり酒2

御湖鶴 あわあわ 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 夏でも熟成酒の燗酒を飲むよっしん。 でも、暑い日に飲む活性にごり酒も好き。

 ということで、「御湖鶴」の夏季限定のお酒を購入。

 「御湖鶴」は小さい蔵ながら、季節ごとにさまざまな商品を展開する。

 いや、小さい蔵だからこそ、量より質を追求し、個性的なお酒たちを生み出すことに集中できるのかもしれない。

 しっかり冷やしてから、注意して開栓。 少し時間はかかったものの、安全に開いた。

 粒の大きい、元気の良い炭酸がはじけるたびに、さわやかな柑橘系の香りが広がる。 にごりはそれほど濃くない。

 甘味はおさえられていて、活性にごり酒のなかでは軽快なタイプ。 「御湖鶴」らしい独特の酸味・苦味が感じられる、スッキリとした味わいだ。

 ただ、いつもの「御湖鶴」のラインナップとくらべると個性は弱く、そのぶんアルコールと炭酸の印象が強い。


 ベタつかないドライな飲み口が魅力だが、通常の日本酒と同等のアルコール度数なので、ビールやサワーのような飲み方は危険。

 食前酒にすると、食前に十分に酔ってしまう人が出るだろう。 食中酒とするには、もっと味があったほうが食事に合わせやすい。

 意外と扱いがむずかしいお酒かもしれない。



【長野県諏訪郡下諏訪町 菱友醸造】 純米酒(無濾過、生、にごり)
 375ml:648(680)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:±0
 原料米:ひとごこち(長野県産)   精米歩合:65%
 酸度:1.8


「御湖鶴」の過去の記事
「御湖鶴 純米生原酒 おりがらみ 金紋錦」(2012年04月
「御湖鶴 生粋(なまいき) しぼりたて純米 生酒」(2011年12月
「御湖鶴 純米 活性にごり」(2012年01月
「御湖鶴 燗乃純米」(2011年10月
「御湖鶴 超辛純米酒 ひやおろし」(2011年09月
「御湖鶴 純米 山田錦 (青ラベル)(パールピンクラベル)」
 (↑2010年05月
「御湖鶴 純米吟醸 レトロ」(2010年12月
「長野の酒メッセ」(2009年05月2008年05月

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2012年02月03日

川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦/美山錦/ひとごこち4

川中島 幻舞 3種
 池袋西武で試飲・購入。

 2011年10月の試飲販売時に、しぼりたての山田錦バージョン、美山錦バージョンを購入。

 そして今回、2012年1月の試飲販売で、しぼりたてのひとごこちバージョンを購入。

 精米歩合も酵母も同じという、お米ちがいの3種類を飲みくらべよう!

川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦 まずは山田錦バージョンから。

 「川中島」の生原酒らしい、リンゴ様の華やかな香りと豊かな甘味が印象的。

 トロリと濃厚で、そしてみずみずしい酸味も感じられる、わかりやすい香味だ。

 試飲会や試飲販売で受けている理由がわかる気がする。

 ただ、甘味が勝っていて、他の要素が隠れ気味になっている印象。 個人的にはもっともっと酸味があると好みかな。


川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 美山錦 次に美山錦バージョン。 新商品とのこと。

 香りは非常におとなしく、かすかにお米の香りがある程度。

 スルリとなめらかな口当たりで、ややドライな中にお米らしい旨味と上質な苦味を感じる。

 静かに入っておだやかにふくらんでゆく展開は、山形「楯野川 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」に似ている。

 生酒ながら華美でなく、燗映えするまろやかなお酒。
 好み!


川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 ひとごこち 最後はひとごこちバージョン。

 藤の花のような独特な香り。

 コッテリと濃厚な、オイリーな口当たりで、第一印象は苦味を強く感じる。

 後口にかけて、ラムレーズンのような風味から、コンテやペコリーノ・ロマーノを思わせる、塩気の多いチーズのような風味に変化してゆく。

 燗にすると酸が引き立ってさらにパワフルになる。

 似たお酒を探すのが難しい、個性的なお酒。 良いね〜、とっても好みです。


【長野県長野市川中島町 酒千蔵野
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:2477(2600)円   720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8

「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 720ml:
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(長野県産、低農薬栽培)   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号・協会901号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.3

「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:4(★★★★)
 1800ml:2286(2400)円   720ml:1143(1200)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+2
 原料米:ひとごこち(長野県松代町産、疎植1本植え、有機肥料・低農薬栽培、天日干し)
 精米歩合:59%   酵母:長野酵母   酸度:2.0


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」(2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年06月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

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2012年01月07日

仙禽(せんきん) 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり2

仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり 大丸東京で見つけて購入。

 ヤンチャな蔵元兄弟がヤンチャなお酒を醸す「仙禽」。

 今回のしぼりたても楽しみ!

 どうやら、昨年のしぼりたてのお酒とは、ラベルがちがうだけでなく、お米もちがう商品みたい。

 開栓すると、麹由来の甘い香りと、フレッシュな果実香がさわやか。

 冷温では、非常にスッキリとした飲み口で、意外なほど味が感じられない。 少し常温に近づくにつれて、香味が開いてくる。

 常温では、甘い香りが先行しながら、旨味のおかげか、意外とドライな雰囲気。 酸味・苦味が活躍してスッキリした印象で収束する。

 「仙禽」得意の甘酸っぱい味わいというより、ドライでシャープな酒質になりやすい、ひとごこちの魅力が引き出されているのかもしれない。

 シャープで軽快な酒質ながら、起伏のある展開で、飲んでいて楽しい。


【栃木県さくら市 仙禽酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2762(2900)円   720ml:1381(1450)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:−3
 原料米:ひとごこち(栃木県産)   精米歩合:55%
 酵母:栃木酵母(T-F)   酸度:2.0   アミノ酸度:0.9


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 とちぎ酒14」
 (↑2010年03月
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山」
 (↑2011年06月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)

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2011年08月15日

川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒2

川中島 いなかあぜみち 池袋西武で試飲・購入。

 地元産のお米で仕込んだ地元用のお酒で、池袋西武の試飲販売には特別に持参したとのこと。

 よっしん、特別、限定という言葉に弱いからなあ。

 表のラベルには「いなかあぜみち」、裏のラベルには「田舎あぜみち」。 どっちが正式な表記?

 1回火入れしたお酒ながら、さわやかな麹の香りがある。 そして、米粉・ミルクのようなやさしい香りが特徴的。

 水の良さがわかる、やわらかい口当たりとクリアな酒質は、「川中島」の魅力。

 みずみずしくさわやかな甘味・旨味が印象的で、繊細な味わいのようで飲みごたえがある。

 パワフルなお酒ではないものの、また飲みたくなってしまう。 そんな後を引くバランスの良さが「川中島」らしい。


【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米酒(無濾過、原酒)
 720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:16.5
 原料米:ひとごこち(長野市産、契約栽培)   精米歩合:59%


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」(2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年06月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

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2011年02月03日

るみ子の酒 特別純米酒 6号酵母/7号酵母 2009BY3

るみ子の酒 6号酵母るみ子の酒 7号酵母 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場(本店)」にて飲む。

 今夜は人生初の屋形船を経験。 新木場から乗船してお台場を周遊して返ってくるコースで、初めてレインボーブリッジをくぐりました。

 そして、もはや宴会後のお約束となってきた、「和浦酒場で飲みなおし」。

 ということで、連日、お世話になります。

 遅い時間に訪れたので、カウンターには地元の常連の方々。 終電がなくなっても、みなさん徒歩で帰れますからね。

 さて、お酒は何にしようかな・・・、おー!

 「るみ子の酒」の6号酵母バージョンと7号酵母バージョンがある。

 これは飲みくらべてみたい!

 「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」は、全国的に使われる定番酵母である協会6号7号9号のそれぞれで醸された3商品がある。

 酵母ちがいの商品はさまざまな蔵で造られていて、よっしんとしては一般的に7号酵母のお酒が好み。

 ただ、「るみ子の酒(妙の華)」の場合は、好みの順に9号、6号、7号。 この蔵の7号酵母のお酒は、経験的になぜかしっくりこない。

 まずは常温で。 6号酵母と7号酵母は、後口に差が出る印象を持っているけれど、今回は最初の香りからして全然ちがう。

 6号酵母バージョンは、さわやかな麹の香りで、甘味を想起させる。 なめらかな口当たりで、ミルキーな甘味を帯びたやさしいお米の旨味が感じられる。

 7号酵母バージョンはウコン・パセリのような香りで、苦味を想起させる。 甘味を切ったドライな飲み口で、ふっくらとした旨味が鋭く切れる。

 差は歴然だ。


 燗になると、さらに差が広がる。

 6号酵母バージョンは、麹の香りが引き立つ。 なめらかな口当たりも手伝って、火入れの1年熟成酒にもかかわらず、まるで生酒のような印象を受ける。

 これにはお燗番のモトコさんも納得。

 7号酵母バージョンは、ドライで野趣あふれる、数年前までにみられた森喜酒造らしい個性が引き立つ。 こちらは飲み手を選びそうだ。


 モトコさん・よっしんで「ちがう」を連発していたところ、“大将”蔵ちゃんがブラインドで利き当てる運びとなった。

 一般論として6号酵母が好き、「るみ子の酒」も6号酵母が好き、と公言する蔵ちゃん。 ここはハズせません。

 大将なら楽勝でしょう。 好きなお酒なんでしょう? これほど差があるとね。 と、ギャラリーがハードルを上げる。

 重圧をかけられた蔵ちゃん、「明らかにこっちが6号でしょう」と言いつつも、モトコさんの「ファイナルアンサー?」との問いかけに自信を乱される。

 結果・・・、みごと正解! おー、さすがー!

 蔵ちゃんも、よっしんも、あらためて両商品の個性・ちがいをじっくり意識できました。


「るみ子の酒 特別純米酒 6号酵母 2009BY」
【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1250(1312)円
 アルコール度数:15.8   日本酒度:+6
 原料米:(麹米)山田錦[徳島県産]、(掛米)八反錦[広島産]・五百万石[新潟産]
 酵母:協会6号   酸度:1.6   アミノ酸度:1.1
 上槽:2010年03月

「るみ子の酒 特別純米酒 6号酵母 2009BY」
【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1250(1312)円
 アルコール度数:15.9   日本酒度:+6
 原料米:(麹米)山田錦[徳島県産]、(掛米)ひとごこち[長野産]
 酵母:協会7号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2
 上槽:2010年03月

 記事を作成中に気づきました。 掛米がちがったんですね。 ひとごこちと言われれば、「神亀 ひとごこち」や「真澄 山廃純米吟醸」といったドライで苦いお酒との共通点に納得です。


「妙の華(英・るみ子の酒)」の過去の記事
「妙の華 純米酒 きもと山田錦90% チャレンジ90 無濾過」
  あらばしり生原酒:第四章(2008年09月)、第三章(2006年05月)、
              第二章(2005年05月)
  火入れ・加水タイプ:第一章(2004年07月)

「妙乃華(妙の華) 山廃一段仕込 無濾過生」(2011年01月
「妙の華 山廃純米吟醸 阿波山田錦」(2010年09月
「妙の華 特別純米 無濾過生原酒 備前雄町」
  山廃タイプ:2008年11月
  速醸タイプ:2007年04月2006年09月

「英(はなぶさ) 生もと 特別純米酒」(2010年07月
「英(はなぶさ) 山廃純米 無濾過あらばしり生原酒(白ラベル)」
  (2008年11月2007年06月
「英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過原酒(赤ラベル)」(2004年01月

「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」
  6号酵母瓶火入れ:2009年09月2007年04月2006年11月
  6号酵母無濾過生:2007年09月
  7号酵母無濾過生原酒あらばしり:2005年12月
  9号酵母無濾過生原酒あらばしり:2008年07月(すっぴんるみ子)
  9号酵母瓶火入れ:2004年07月

「るみ子の酒 特別純米 活性濁り生原酒」
 (↑2011年01月2008年05月爆発注意酒

「妙の華 特別純米酒 十年古酒」(2006年05月2005年06月

「伊賀の舞 純米酒 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 6号酵母」
  (2008年09月2007年05月
「伊賀の舞 純米無濾過 あらばしり生原酒 7号酵母」
  (2010年01月
「伊賀の舞 純米酒」(2009年10月

「どすこい誉 純米吟醸」
  (2009年02月[熟成]、2008年10月2007年04月2005年02月

「妙の華」「英(はなぶさ)」7種類試飲(2005年06月

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2010年12月25日

真澄 純米吟醸 山廃造り 二夏越し 2007BY3

真澄 山廃純米吟醸 池袋西武で試飲・購入。

 近所の忘年会(定例会)に持参。

 「真澄 山廃純米吟醸 二夏越し」は、秋に出荷される季節限定商品。

 「二夏越し」というネーミングは、春にしぼられたお酒が2回の夏を越えて、1年半の熟成を経て出荷されるから。

 「真澄」の蔵を訪れて試飲した際に、いちばん飲みごたえがあると思ったのが、この「真澄 山廃純米吟醸」だった。

 蔵では、1年半熟成から5年半熟成まで、各年の「真澄 山廃純米吟醸」が試飲できて、熟成のおもしろさを体験できた。

 「カラー版 極上の純米酒ガイド」(上原浩監修、光文社新書、2003年)では、「全体的にすっきりとした酒が多い『真澄』のなかで、この商品は濃醇な旨口」、「淡麗辛口とは対極にある“食べたくなる” “食欲をそそる”味わい」と評されている。

 出荷直後に開栓すると、ドライでシャープな味わいが楽しめる。 ただ、まだ軽い雰囲気もあって、もう少し熟成させたいなあと思った。

 そこで、もう1回夏を越えてもらって、三夏越しの状態でいただきます。

 出荷直後には感じられなかった、軽い熟成香が出てきている。 ドライな感触はやわらいで、酸味の活きたつややかな飲み口になっている。

 とくに、まろやかな旨味のおかげで厚みが増していることが大きい。

 「(いつも、そして今日も飲んでいる)『真人』より好き」、「『真澄』もこんなに味があるのか」、「4合ビンじゃ足りない」と大好評だった。

 もちろん、「このにおいと酸味はちょっと苦手」という反応もあったとおり、山廃や熟成酒を好まない人にはおすすめできない。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米吟醸(山廃)
 1800ml:2971(3119)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)ひとごこち、(掛米)美山錦
 精米歩合:55%(自社精米)   酵母:協会7号系自社培養酵母
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.3


「真澄」「みやさか」の過去の記事
「真澄 山廃純米吟醸 二夏越し(燗あがり)」
 (↑2007年04月2005年11月2003年11月
「真澄 山廃純米原酒 1998BY」(2004年10月
「真澄 純米吟醸 辛口生一本」(2004年12月2003年12月
「真澄 奥伝寒造り 純米酒」(2010年02月2004年10月
「真澄 夢殿 大吟醸」(2009年05月長野の酒メッセ
「みやさか 55」(2009年05月長野の酒メッセ
「みやさか 山廃50」(2009年05月長野の酒メッセ
「みやさか 山廃60」(2009年05月長野の酒メッセ

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2009年09月21日

やえはら舞 特別純米酒2

やえはら舞 祖父母の家にて飲む。

 なにやら「やえはら舞」は、長野県東御市八重原の信州ファーム荻原で育ったブランド米の総称。 このお酒は荻原昌真氏生産のひとごこちを使用している。

 信州りんごを発酵させた堆肥を使用した、無農薬・減化学肥料栽培とのこと。

 上立香もさることながら、甘味を帯びた華やかな含み香がインパクト大。 お酒だけで楽しむならなんとか許容範囲だが、食事中は香りが邪魔になってしまう。

 日本一の超軟水「和田峠の黒曜の水(硬度0.95)」で仕込むこの蔵の魅力、しっとりと静かなタッチ。

 豊かな香りにつつまれて、甘味・旨味がやさしく広がってゆく。 お酒がクリアなぶん、のびやかで広々とした印象を受ける。

 香味のタイプとしては、特別純米酒というより純米大吟醸といったほうがイメージが合うかもしれない。

 けっして悪いお酒でも、嫌いなお酒でもない。 とにかく、香りがもったいない。 もっと香りを排除すれば、さらに飲みやすいお酒になると思う。


【長野県上田市 信州銘醸】 特別純米酒
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+1
 原料米:ひとごこち(長野県八重原産、無農薬・減化学肥料栽培)
 酵母:協会10号   酸度:1.7


「信州銘醸」の過去の記事
 「長野の酒メッセ」にて3種類(2008年05月
 (↑「秀峰喜久盛 大吟醸」「瀧澤 特醸」「JO-CON 38度 氷結濃縮酒」
 「瀧澤 特別純米」(2006年12月
 「瀧澤 純米古づくり」(2006年05月


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2009年08月01日

川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち4

川中島 幻舞 特別純米 ひとごこち 池袋西武で試飲・購入。 今回も麻里子杜氏が来店。

 「川中島・幻舞」は、毎年5月に赤坂で行われる「長野の酒メッセ」で楽しみにしている、長野のお気に入りの蔵のひとつ。

 この「特別純米」は、去年までは山田錦。 今年から長野県産ひとごこちに変更したという。 従来の、クッキーのような風味は好きだったなあ。

 試飲時・自宅開栓時は、まだまだ若くピリピリして、失礼ながら飲めた状態ではなかった。 でも、この蔵のことだ、しっかり味のあるタイプにちがいない。

 常温で放置すること2週間。 ようやく落ち着いて、味も開いてきた。

 色づきはうっすら。 火入れタイプながら生酒らしいフレッシュ感がある。 落ち着いたお米の香りと、酸味を想起させる熟れたメロン様の香りが交錯する。

 オイリーな口当たりで、酸味が強い。 まろやかなのにビター。 お米の味がふくらむかと思えば、苦味が効いてシャープな後口。

 ん? どこかで知っている香味・・・、そうだ「龍力」だ! ボリュームはやや落ちるが、「龍力 神力」に近いニュアンス。 これは好み!!

 反淡麗、強い酸、冷温からぬる燗まで主張が楽しめる幅広さ。

 これはもしかして、すごいお酒かもしれない。 安いし。


【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 特別純米酒(無濾過、原酒)
 1800ml:2286(2400)円   720ml:1143(1200)円
 アルコール度数:16.8   日本酒度:+4
 原料米:ひとごこち(疎植1本植え、有機肥料・低農薬栽培、天日干し)
 精米歩合:59%   酸度:1.8


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(2008年07月

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2009年03月22日

神亀 純米酒 ひとごこち3

神亀 ひとごこち 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場」にて。

 北浦和での送別会が終わり、「和浦」でクールダウン。

 店先のおでん屋台にかかっていた「神亀」ののぼりが、強風にあおられて激しく揺れていた。

 なんだかかわいそうになって・・・、というのは冗談だけど、送別会の淡麗酒をかき消すおいしいお酒といえば「神亀」。


 お燗番のスーさん、よっしんのブログを見てくださったようで、感謝・感謝です! この記事、見てますか〜?  (^o^)/

 今日はスーさんが「神亀 ひとごこち」の栓をはずすのに悪戦苦闘。

 ・・・たまにビックリするほど固い栓、ありますね。 ちなみに「無手無冠」はいつもメチャ固です。

 通常の熟成したガッシリ系の「神亀」も良いけれど、「神亀」にしては若さを感じる、苦味をアクセントにしたシャープな味わいがこれまた魅力。

 しっとりなめらかな口当たりなのに、意外とドライでスリム。 「五百万石かな?」とも思わせるスムーズな流れが心地良いなあ。

 スッと消えて、栗の甘皮のようなほろ苦い余韻に変わる。

 熱燗よりも、ぬる燗〜常温に冷めてきたところで甘味・酸味のバランスが良くなる、「神亀」としては異色の存在だ。

 以前飲んだときには気づけなかった、冷めて現れる魅力を堪能した。


【埼玉県蓮田市 神亀酒造】 純米酒
 1800ml:2762(2900)円   アルコール度数:16.5
 原料米:ひとごこち(長野県飯島町産)   精米歩合:60%

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2008年12月14日

神亀 純米酒 ひとごこち2

神亀 ひとごこち 浦和駅西口ガード下の「和浦酒場」にて飲む。

 蔵ちゃん「ハカセ、このお酒知ってますか」。
 よっしん「ひとごこち!? 知りませんでした!」

 といって飲んだのが、「神亀 ひとごこち」。 もちろん、熱めの燗で。

 神亀としては色づきは薄く、ほとんど無色といっても良いほど。 まだ若い?

 しっとりと落ちついた、なめらかな口当たり。 ドライでお米らしい味わいだが、ボリュームはそこまで感じない。

 スルリと流れてゆく中に苦味があって、「いづみ橋」にも似た雰囲気がある。 余韻には、栗の甘皮のようなほろ苦さを感じる。

 「神亀」にしてはシャープ。 ずいぶんと変わった路線のお酒をつくったなあ、という印象だった。


【埼玉県蓮田市 神亀酒造】 純米酒
 1800ml:2762(2900)   アルコール度数:16.5
 原料米:ひとごこち(長野県飯島町産)   精米歩合:60%

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2008年07月12日

すっぴんるみ子の酒 特別純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 9号酵母3

妙の華 すっぴんるみ子 9号酵母 久しぶりの浦和駅西口「和浦酒場」にて。

 長〜〜い名前!

 しかも「2007BY」とか「うすにごり」なんかもつけられる。

 まあ、「すっぴん」でだいたい通じるけど。

 少数限定商品ながら、その味のインパクトは多くのファンをつくってきた。 都内で行われる森喜酒造の試飲販売でも、「『すっぴん』は無いの?」という話が出るほど。

 今日は今年いちばんの暑さだったので、冷たいお酒でクールダウンしたいなあと思って注文。

 開栓して1週間もたたずに、1升ビンが空いてしまったらしい。 グラス分しか残っていなかった。 「『すっぴん』終わりました〜」と和くんの声。

飲みかけの「すっぴんるみ子の酒」 米らしい、おだやかでふっくらした香り。 甘味はひかえめで、米の旨味と上質な苦味が主体。

 シャープに切れる後口まで、一貫してドライ。

 軽快・爽快なのに、味はしっかりつまっている。

 このバランスと個性が、さすが森喜酒造やなあ。 秋口に温めてみたいなあとも思った。


【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1450(1522)円
 アルコール度数:17.6   日本酒度:+7
 原料米:(麹米)山田錦(徳島県産)、(掛米)ひとごこち(長野県産)
 精米歩合:60%   酵母:協会9号
 酸度:1.8   アミノ酸度:1.2

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2007年08月11日

佐久の花 辛口吟醸2

佐久の花 辛口吟醸 おじさんが持ってきていた隠し球。

 5月の「長野の酒メッセ」でも好印象だった「佐久の花」だ!

 これはうれしい!

 非常にドライな飲み口で、重心の低さと幅の広さを感じるお酒。 ひとごこち特有の幅と切れだ。

 「三重錦 超辛純米」にも似た雰囲気があるかな。

 蔵の実力をひしひしと感じる。

 香りはひかえめで、常温がベストな吟醸酒。 吟醸酒で星2つは3蔵目(他の蔵53種類は全部星1つ)。 この価格・味わいはすばらしいと思う。

 お酒は値段じゃない、味だ! そう訴えかけてくるようなお酒だ。


【長野県佐久市 佐久の花酒造】 吟醸
 1800ml:2000(2100)円   720ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+8.5
 原料米:ひとごこち   精米歩合:55%
 酸度:1.5

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2007年04月19日

真澄 山廃純米吟醸 二夏越し3

真澄 山廃 池袋西武で秋に購入しておいたものを開栓。

 「真澄の鏡」で知られる諏訪大社のお膝元、諏訪市にあるのが「真澄」宮坂醸造。

 1662年に創業、2つの蔵で年間1万2000石を醸す県内最大手。

 1986年には糖類添加酒を廃止して純米酒づくりに力を入れるなど、規模も品質の高さも県を代表する蔵である。

 また、協会7号酵母発祥の蔵としても知られ、その燗映えする酒質は「山廃純米大吟醸 七號」や「山廃純米吟醸」、スタンダードな商品「純米酒 奥伝寒造り」にも活かされている。

 「真澄」は雪深い地域のお酒らしい、すっきりした商品が多いが、この「山廃純米吟醸」はよっしんの好みに合う濃醇なお酒。

 2003年に蔵を見学したときは、「山廃純米吟醸」の新酒から5年熟成まで試飲でき、1年ごとに熟成を増してゆく酒質の違いを楽しんだ。 今回は「二夏越し」、2年熟成だ。

 パセリ・三つ葉・青竹を思わせる苦味を帯びた、穏やかでドライな香りが特徴。

 舌に乗ってから広がってゆく重心の低い旨味は、初めしっとりとしながら、後口はドライに切れる。 ドライな飲み口は、美山錦ではなく、ひとごこちの印象が強い。

 燗にすると、丸みが出てボリュームが増し、なおかつドライなキレも健在。 燗にして食中に真価を発揮する、高レベルな熟成酒だと思う。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米吟醸(山廃)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:(麹米)ひとごこち、(掛米)美山錦   精米歩合:55%
 酵母:オリジナル7号酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.8

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2005年12月22日

妙の華 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり3

妙の華 7号 あらばしり 池袋東武で購入。

 「るみ子の酒」「英」「妙の華」で知られる森喜酒造は、年間生産量200石という極小蔵。

 蔵元の森喜英樹・るみ子夫妻が造りを行い、しっかりとした酒質が日本酒ファンに受け入れられている。

 無農薬栽培米の使用、無濾過・ビン燗での出荷、数タイプの古酒、6号・7号・9号の酵母違いのラインナップなど、楽しめる商品がそろう。

 近年では、「チャレンジ90」と題した山田錦の90%精米でつくる低精白酒にもとりくんでいる。 ますます注目の蔵だ。

 生のなめらかさに、ハーブ様の含み香。

 しっとりと旨味がしみでて、酸がまとめる。 後味がしっかりしているところが妙の華らしい。

 クリアで豪快な後口は「春鹿 山廃純米生原酒」と似た風味だ。


【三重県伊賀市上野 森喜酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.8   日本酒度:+6
 原料米:山田錦・ひとごこち   精米歩合:60%
 使用酵母:協会7号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2

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2005年11月24日

真澄 山廃純米吟醸 2003BY3

真澄 山廃 今年も「真澄」の山廃が出た。 しかも1
年半以上の熟成期間を経て。

 日本の中心に位置する長野県諏訪湖。 諏訪湖周辺には「真澄」のほか、「麗人」「舞姫」など数々の蔵が点在する。

 「真澄」は、現代的な酒質を確立したと言われる「協会7号酵母」発祥の地として知られる。

 やさしい香りにしっかりとした後味を醸し出す「真澄」の7号酵母は、全国中の酒蔵で使用されている。

 現在の7号酵母は、「真澄の蔵から分離したころの酵母とは変異して、香りが少なくなった」とも聞くから、当時の酒質も興味深い。

 さて、現在の真澄はというと、香り酒の代表格「大吟醸 夢殿」や、淡麗で切れの良い「純米吟醸 辛口生一本」など、スッキリしたお酒が多い。

 しかし、今回の「山廃純米吟醸」は真澄の中で唯一力強いタイプ。

 熟成香を帯びた穏やかな香りにドライな飲み口。 後に押しがあって飲み応えのあるお酒だ。 冷酒〜常温〜ぬる燗と広い温度帯で楽しめ、味付けの濃い肉料理との相性も良い。

 力強いのにクドくない、よけいな味を出さない技術・方針にも敬服する。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米吟醸(山廃)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:(麹米)ひとごこち、(掛米)美山錦   精米歩合:55%
 酵母:オリジナル7号酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.8

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2005年10月20日

茜さす 特別純米 生貯蔵原酒 2004BY3

亀の海、茜さす 長野のおみやげとしていただく。

 長野県の原産地呼称認定シールが貼られているお酒。

 この「茜さす」は、有志の「佐久酒の会」優先のお酒で、2000BYに誕生した銘柄。

 地元、佐久市内の浅科五郎兵衛新田で無農薬栽培されたお米を使用しているとのこと。

 香りはおだやか。 サラサラと粒子を感じる口当たり。

 甘味・旨味の詰まった、インパクトのある飲み口だ。

 含み香は華やかなのに、重心の低い味わいで、不思議なバランス。 ボリューム感があって好み。


【長野県佐久市 土屋酒造店(音量注意)】 特別純米酒(生貯蔵、原酒)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:美山錦・ひとごこち(ともに無農薬栽培)   精米歩合:60%
 酵母:アルプス酵母   酸度:1.5

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2004年12月16日

真澄 純米吟醸 辛口生一本2

 高田馬場の「焚巴(TAPA)」で飲む。

 品川の「酒茶論」に連れて行ってくれた、お酒好きのタニやんの選んだお店ということで、純米酒もちゃんと置いてあって安心した。

 まずは「真澄 辛口生一本」。 「辛口」とうたっているが、そこは純米酒、ほんのりとした米の甘味がある。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、前半に味わいのふくらみを感じる。 酸の存在感があって後口もスカッとしているぶん、燗にも向く。

 冷温〜常温では、苦味が活きてスッキリした味わいが楽しめる。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米吟醸
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+5
 原料米:美山錦・ひとごこち   精米歩合:55%
 酵母:協会9号   酸度:1.6   アミノ酸度:1.5

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2004年10月02日

真澄 奥伝寒造り純米酒

 地元の居酒屋さんで飲む。

 「益荒男」と「美丈夫」の次は、「真澄」。

 「真澄」らしい、スッキリした中にさりげない味のふくらみを見せるタイプのお酒。

 香りは非常におだやかで、かすかに桃の花の香りがする程度。 しっとりとした口当たりと、清々しい味わいをややシャープな酸が締める。

 冷温〜常温〜ぬる燗と、広い温度帯でやさしい味わいが楽しめる。 純米酒の魅力がしっかり出ていて、日本酒を飲みなれない人の入門酒として最適。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米酒
 1800ml:2200(2310)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦・ひとごこち   精米歩合:60%
 酸度:1.6

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2004年10月01日

真澄 山廃純米原酒 1998BY2

真澄 山廃古酒 池袋東武で見かけて購入。

 約5年熟成で、レーズン・クッキーのような熟成香が豊か。 甘味と苦味がメインとなった、良くも悪くもクドイ味わい。

 この濃厚さを好むか嫌がるかは、飲む人の好みしだいだ。 冷温だと硬くて飲みづらいが、燗にすると、飲み口がまろやかになる。

 酸が少し弱く、味わいが重くなってしまう印象もある。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米酒(山廃、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:美山錦・ひとごこち(長野県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.8

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2003年11月20日

真澄 山廃造り 純米吟醸 燗あがり3

真澄 山廃 先日の「翠露」と同様、諏訪旅行のおみやげ。

 諏訪の「真澄」といえば、現代の酒質を支える酵母のひとつ、「協会7号酵母」発祥の地として知られる。

 この「真澄 山廃造り 純米吟醸」は、サラリとした酒質の「真澄」のなかで異彩を放っている。

 やや色づいていて、濃い味を想像させる。 甘味を感じる口当たりで、幅のある旨味が広がる。 はじめの力強さのわりに酸はすぐに落ちつき、余韻はおだやかでとても飲みやすい。

 温めると、まろやかかつドライで切れの良い、キレイな飲み口になる。 どの温度帯でもしっかりとした旨味を感じるお酒だ。


【長野県諏訪市 宮坂醸造】 純米吟醸(山廃)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:(麹米)ひとごこち、(掛米)美山錦   精米歩合:55%
 酵母:オリジナル7号酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.8

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