木桶仕込み

2014年04月25日

五橋 木桶造り 生もと純米酒 イセヒカリ 寒おろし3

五橋 木桶造り 生もと純米 イセヒカリ 寒おろし 池袋西武で見かけて購入。

 山口県東端の岩国市といえば、錦川にかかる五連の木造アーチ橋「錦帯橋」で知られる観光地。

 この五連の錦帯橋から名付けた「五橋」。 地元の名勝を連想させる、良い名前ですね。

 錦帯橋から少し下流へ進んだ錦川南岸にあるのが、「五橋」を醸す酒井酒造。

 錦川の超軟水の伏流水に恵まれた地で、生もと・木桶仕込みという古式ゆかしい製法によるお酒づくりが行われています。


 今回冷蔵オープンケースに並んでいたのは、「五橋 木桶造り 生もと純米酒 イセヒカリ 寒おろし」。

 1989(平成元)年に伊勢神宮の神田で発見され、1996(平成8)年に命名されたイセヒカリ。

 由緒がありながら、新しさもある。 生もと・木桶ともイメージが重なります。



 では、常温でいただきます。

 しっかり使い込まれた木桶だからか、木の香りはまったくと言って良いほど感じられず、邪魔にならない。

 そのかわり、生もとらしい乳酸菌由来の、バナナ・ヨーグルトを思わせるやわらかい香りが印象的。 にごり酒のような、お米らしい香りも感じられる。


 香りの印象から、やさしい飲み口をイメージするものの、味わいは引き締まった硬派な印象。

 甘味をおさえたドライな酒質で、おだやかな旨味を酸が支える。 乳酸が強調された酸味が好み。 力強い酒質ながら後切れが良く、軽快。


 燗にすると、豊かな酸味・旨味が濃醇な味わいをつくり、よりメリハリの効いた酒質になる。

 力強さと個性を感じる、好みのお酒。



 手の込んだ和食といった細かい制約はいりません。

 出来合いのハンバーグでもシチューでもカレーでもスパゲッティでも、即席の夕飯と気軽に合わせられる、これぞ晩酌用というお酒。



【山口県岩国市 酒井酒造】 純米酒(生もと)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1550(1628)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)イセヒカリ〔ともに山口県産〕
 精米歩合:(麹米)70%、(掛米)60%
 酸度:2.2   アミノ酸度:1.6


「五橋」の過去の記事
「五橋 木桶仕込み 生もと純米」(2012年10月
「五橋 純米酒」(2008年10月試飲会2005年11月試飲会
「五橋 生もと純米酒」(2008年10月試飲会
「五橋 純米吟醸 西都の雫」 (2008年10月試飲会

rain_of_tears at 23:21|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!

2012年10月06日

菊盛 風と水 木桶仕込み ピュア茨城 純米酒3

菊盛 木桶仕込 純米 風と水 池袋西武で試飲・購入。

 「菊盛」の基本は、まろやかでやさしい甘味の活きた酒質。

 しかし、山廃や古酒、発泡清酒はもちろん、木桶で仕込んだり、黒麹を使ったり、古代米を使ったりと、多彩なラインナップをほこる。

 2011BYでは、木桶仕込みの純米大吟醸で全国鑑評会金賞を受賞。

 鑑評会用の高い技術力を通常商品に反映する蔵もあるが、「菊盛」は通常商品におけるチャレンジ精神で鑑評会に挑んだようす。


 金賞を受賞した木桶仕込みの純米大吟醸もすばらしかったが、今回は木桶仕込みの純米酒を購入。

 フレッシュな麹の香りに、はちみつのようなニュアンスも含まれていて、やさしい甘味を想起させる。 この蔵らしい香りだ。

 木のような含み香があってドライな印象を受けるものの、とろみを感じるほど飲み口はまろやか。

 含み香と余韻にシソの風味があって、アクセントとなっている。

 ボリュームは中庸ながら、豊かな旨味としっかりとした酸が合わさった、飲みごたえのあるお酒だ。



【茨城県那珂市 木内酒造】 純米酒(木桶仕込み)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:ひたち錦   精米歩合:55%
 酵母:ひたち酵母   酸度:1.8   アミノ酸度:1.4


「菊盛」の過去の記事
「菊盛 ピュア茨城純米酒 木桶仕込み」(2010年05月
「菊盛 純米吟醸 しぼりたて 吟賀新年」(2011年01月
「菊盛 純米吟醸 にごり酒 春一輪」(2007年01月
「菊盛 山廃純米原酒」(2012年03月
「菊盛 純米 黒麹仕込み」(2006年10月
「菊盛 古代米造り 朝紫」(2007年09月

rain_of_tears at 20:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

五橋 木桶仕込み 生もと純米2

五橋 木桶仕込み 生もと純米 池袋西武で試飲・購入。

 岩国の名勝、5つのアーチからなる木造橋の錦帯橋から名付けられた「五橋」。

 池袋西武での試飲販売は今回が初。

 試飲会で何度も飲んでいるものの、購入してじっくり飲むのも初めてだ。


 まずは常温でいただきます。

 ヨーグルト様の乳酸菌由来の香り。 青いバナナや石けんを思わせる香りもある。 香りの雰囲気は、秋田「飛良泉 山廃純米」に似ている。

 酸味が勝った口当たりで、木の香りがわずかに感じられる。 ドライで酸っぱい味わいに苦味も効いて、ボリュームは中庸ながら個性的。

 枝豆のような香味の余韻は、ゆっくりとはじめのバナナの香りにもどってゆく。


 温めてみても印象は大きく変わらなかった。 燗映えするタイプではなかったものの、常温〜ぬる燗で安定した味わいが楽しめるお酒だ。



【山口県岩国市 酒井酒造】 純米酒(生もと)
 1800ml:2600(2730)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2.5
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)イセヒカリ〔ともに山口県産〕
 精米歩合:70%   酸度:2.2   アミノ酸度:1.7


「五橋」の過去の記事
「五橋 純米酒」(2008年10月試飲会2005年11月試飲会
「五橋 生もと純米酒」(2008年10月試飲会
「五橋 純米吟醸 西都の雫」 (2008年10月試飲会

rain_of_tears at 19:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年05月06日

春鹿 木桶仕込み 純米吟醸生原酒 2010(H22)BY4

春鹿 木桶 純米吟醸 生原酒 蔵から届く。

 今日はよっしんの誕生日。

 飲みごろをむかえた、何か特別なお酒は・・・、ということで、この「春鹿 木桶仕込み 純米吟醸生原酒」を開栓。

 「春鹿 木桶仕込み」シリーズは現在、3種類が発売されている。

 第1段と称する四段仕込みの特別純米酒、第2段の純米吟醸、第3段の山廃純米酒がある。

 (生・火入れのちがいを数えれば、6種類になる)

 1シーズンに1つの木桶を使って、3サイクルの仕込みを行い、順次出荷する。 それぞれ貯蔵・熟成期間も異なるため、3種類のお酒を同時に入手するのは難しい。

 今回のお酒は、記事にするのは初めての、第2段(純米吟醸)の生。 700本の限定商品とのこと。

 では、常温でいただきます。

 いかにも吟醸香という、花や果実のような香りは感じられない。

 むしろ、麹の香りや、乳酸由来のヨーグルト様の香りが印象的。 アルコールのスッとする香りもひそんでいて、スッキリ感がある。

 麹の風味を残した、さわやかな甘味・酸味。 含み香には、軽く、木の香りも感じられる。

 中盤以降はお米らしいおだやかな旨味が中心となって、ドライな雰囲気も見せる。 味わいの変化が豊かで、複雑な印象だ。

 余韻には軽い生熟成の香りと木の香りがあって、落ちついた雰囲気に満たされる。 ふと味噌を連想したのは、麹の風味が原因なのかな。

 飲みごたえがあって、好み〜!



【奈良県奈良市 今西清兵衛商店】 純米吟醸
 720ml:2100(2205)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:−1
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:55%
 酸度:2.1


「春鹿」の過去の記事
「春鹿 山廃純米生原酒」
 (↑2007年05月2005年08月2004年08月02月)、2003年08月
「春鹿 しろみき 純米大吟醸 活性にごり酒」
 (↑2012年04月2010年08月2009年03月
「春鹿 木桶仕込み 山廃純米生原酒」(2011年09月2010年04月
「春鹿 木桶仕込み 特別純米生原酒」(2008年06月2006年10月
「春鹿 木桶仕込み 旨口四段仕込み 純米酒」(2010年04月
「春鹿 山廃純米超辛口 鬼斬」(2007年04月
「春鹿 純米 超辛口」(2009年08月
「春鹿 発泡性純米酒 ときめき」(2009年08月2008年12月
「白滴 而妙酒 純米吟醸」(2012年04月
「ふたたび今西清兵衛商店を訪ねて」(2004年05月

rain_of_tears at 19:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年10月03日

浦霞 木桶仕込み 山廃純米酒 貮百八拾號 2004BY3

浦霞 山廃純米 木桶 池袋東武で購入して開栓・封印していたものを、久しぶりに飲む。

 このお酒は、「浦霞 木桶 貮百八拾號」の初年度の造り。

 新酒のころは、強い酸が楽しめるとともに、静かな口当たりと奥まった味わいだった。 古い木桶を再利用したとのことで、木の香りは微量だった。

 3年熟成のころは、軽い熟成香が生まれ、木の香りが消えた。 キレイな飲み口は健在だったが、良くも悪くもスリムになってしまい、飲みごたえがなくなってしまった。

 熟成酒は、なかには一度味が落ちて、何年かするとまた盛り返してくるというものがある。 ということで、さらに常温熟成を続けた。


 そして今、7年熟成の状態で再び光を浴びる。

 まずは常温でいただきます。

 熟成香が強い酸を包んで、まろやかな飲み口になっている。 熟成香がより複雑になって、味わいにふくらみを持たせている。

 温めてみると、お米らしい旨味も出てきてナイスバランス。 良いね〜。

 新酒のころとは別モノといえるほど変化しているけれど、良い変化をしたなあと思う。 待って良かった!

 また、新酒から注目して比較してみたいお酒だ。


【宮城県塩釜市 佐浦】 純米酒(山廃)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2.5
 原料米:トヨニシキ(宮城県産)   精米歩合:70%
 酸度:2.1


過去の「浦霞」の記事
「浦霞 木桶仕込み 山廃純米酒 貮百八拾號」(2008年05月
「浦霞 純米酒」(2004年12月
「浦霞 特別純米酒 ひやおろし」(2010年12月2004年09月
「浦霞 生一本 特別純米酒」(2009年09月2004年09月
「浦霞 禅 純米吟醸」(2010年11月
「浦霞 純米吟醸 限定販売品」(2003年12月

rain_of_tears at 20:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年09月28日

春鹿 木桶仕込み 山廃純米生原酒 2009BY4

春鹿 木桶山廃 2011年03月に、蔵を訪ねて購入。

 思いがけず、なんとも貴重な体験ができました。

 数年ぶりに蔵にお邪魔したところ、タイミング良く今西社長がいらっしゃった。 蔵でお会いするのは初めて。

 蔵で人気の試飲コーナーで何種類か試飲させていただこうと思って立ち寄ったところ、急きょ、蔵を見学させていただけることに。

 ほとんどのお酒を搾り終えているなか、発酵中の「春鹿 木桶仕込み 山廃純米生原酒 2010BY」(の原型)にも出会えて感激。

 今西社長、本当にありがとうございました。


 さて、蔵で購入し、今回開栓した「春鹿 木桶仕込み 山廃純米生原酒 2009BY」は、木桶で発酵中だったお酒の1年先輩。

 乳酸と麹の風味が特徴的でさわやか。 そして、ミネラルを感じる、苦味を想起させるスッキリとした香りもある。

 偶然か必然か、木桶仕込み・山廃で共通した栃木「仙禽 山廃純米 木桶仕込 無濾過生原酒」によく似た香り。

 冷温では麹の風味が豊かで、甘味が目立ちながらも、後口はドライな印象。 常温では旨味・苦味が現れて複雑さを増す。

 濃厚! そして、さわやか!


【奈良県奈良市 今西清兵衛商店】 純米酒(山廃、生、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−9
 原料米:露葉風(奈良県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.6   アミノ酸度:2.0


「春鹿」の過去の記事
「春鹿 山廃純米生原酒」
 (↑2007年05月2005年08月2004年08月02月)、2003年08月
「春鹿 しろみき 純米大吟醸 活性にごり酒」
 (↑2010年08月2009年03月
「春鹿 木桶仕込み 山廃純米生原酒」(2010年04月
「春鹿 木桶仕込み 特別純米生原酒」(2008年06月2006年10月
「春鹿 木桶仕込み 旨口四段仕込み 純米酒」(2010年04月
「春鹿 山廃純米超辛口 鬼斬」(2007年04月
「春鹿 純米 超辛口」(2009年08月
「春鹿 発泡性純米酒 ときめき」(2009年08月2008年12月
「ふたたび今西清兵衛商店を訪ねて」(2004年05月

rain_of_tears at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年06月11日

仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山 804

仙禽 木桶仕込 山廃純米 池袋東口の「希紡庵」にて飲む。

 おとなしいお酒を一切つくらない、個性的な「仙禽」。

 「記録よりも記憶」と言って、「じゃじゃ馬」と表現する亀の尾・木桶仕込みの純米大吟醸を鑑評会に出品するような蔵。

 それで金賞まで受賞してしまう。

 常識をくつがえすべく、他とは別方向へ本気で突っ走る。 よっしんにとって「仙禽」は、日本酒界のXのような存在です。

 山廃らしいヨーグルト様の乳酸の香りに、麹の甘い風味、ドライな木の香り、岩清水を思わせるミネラル感。 さわやかな、そして複雑な風味が躊躇せずに広がってゆく。

 そして、広がった味わいを強い酸が引き締める。 すごい満足感。

 いったい、この透明な液体のなかに、どれほどの味が詰まっているのだろう。 そして、他のお酒は、どれほど単調なんだろう。

 そう思わせるほどの魅力がある。

(裏ラベル)
 仙禽のアナザーワールドへようこそ。
 仙「菌」は特殊なウィルスで、
 感染するとこれまた厄介らしいですよ。

 あまずっぱいお酒。
 くれぐれも中毒には御注意を。

 蔵元みずから、こう豪語する個性・中毒性。 ぜひお試しあれ!


【栃木県さくら市 仙禽酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3143(3300)円   720ml:1571(1650)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:−4
 原料米:愛山(兵庫県産)   精米歩合:80%
 酵母:協会901号   酸度:2.5


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 山廃純米 木桶仕込袋しぼり 無濾過生原酒」(2010年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)

rain_of_tears at 22:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年04月15日

松の司 生もと純米無濾過生原酒 木桶仕込 2010(H22)BY3

松の司 生もと純米 無濾過生原酒 木桶 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 おそらくはじめて飲む蔵のお酒。

 ラベルに興味深い情報がたくさん並べてあるので、ついつい購入。

 地元のふゆみずたんぼ(冬にも水を抜かない田)で不耕起・無農薬・無化学肥料栽培された山田錦。 そして生もと・無濾過・生・原酒。

 冬に田んぼの水を抜かず、田起こしをしない、農薬も化学肥料も使わない。 ステンレス・ホーローのタンクを使わなければ、人工乳酸・培養酵母も使わない。 活性炭で濾過しなければ、火入れも加水もしない。

 手抜きかっ!? とわざとツッコミたくなるくらいの、原始的かつ最先端の稲作・醸造。 気にならないわけがない!


 生らしい麹の香りに、木の自然な香り。

 甘味をしっかり切っていて、放し飼いとは思えないほど落ち着いた飲み口。 濃醇な新酒にして、まとまりがある。 もっと野趣あふれる、野性的な味わいを想像していた。

 シャープな酸を中心に苦味・旨味を備えた、燗映えするタイプ。 ドライな飲み口だから、そのぶん酸味が際立つのかな。

 ドライでシャープなところは、大阪「秋鹿 超辛口」にも似ている。

 いやあ、すごいお酒だ。 このお酒は4合ビンで750本という限定商品だけれど、これほどのお酒をつくる蔵の通常商品も飲んでみたいなあ。


【滋賀県蒲生郡竜王町 松瀬酒造】 純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+8
 原料米:山田錦(竜王町産、ふゆみずたんぼ[冬期湛水・不耕起栽培]、無農薬無化学肥料栽培、栽培者:北川博巳・村田茂明)
 酵母:無添加(蔵付天然酵母)   精米歩合:65%   酸度:2.3

rain_of_tears at 19:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年03月25日

不老泉 山廃純米大吟醸 無濾過生原酒 木桶仕込 木槽天秤しぼり 2009(H21)BY3

不老泉 山廃純米大吟醸2011 京都二条東洞院の「酒BARよらむ」にて飲む。

 「杣の天狗」と、同じ上原酒造の「不老泉 山廃純米大吟醸 木桶 生」を飲みくらべ。

 生熟成のコッテリと濃厚な香味が印象的な「杣の天狗」に対して、「不老泉 山廃純米大吟醸 木桶 生」はみずみずしくシャープ。

 1年熟成とはいえ、フレッシュな香り。 ヨーグルト様の乳酸の風味が効いた、さわやかな飲み口。

 含み香にはかすかに木の香りがあって、ドライで落ちついた雰囲気を添えている。

 一般的・標準的な純米大吟醸からすると、非常に個性的。 ただ、上原酒造のラインナップの中では、クセが少なく均整の取れたタイプ。

 蔵付酵母をつかった「不老泉 山廃」シリーズの入門編として最適だと思った。


【滋賀県高島市 上原酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:4105(4310)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+6
 原料米:玉栄(滋賀県産)   精米歩合:50%
 酵母:無添加(蔵付天然酵母)   酸度:1.5   アミノ酸度:1.2


「不老泉」「杣の天狗」の過去の記事
「杣の天狗 うすにごり 純米吟醸 木槽天秤しぼり 無濾過生原酒」
 (↑2011年03月2010年04月2009年09月05月03月
「不老泉 山廃純米大吟醸 無濾過生原酒 木桶仕込 木槽天秤しぼり」
 (↑2004年11月
「不老泉 山廃純米吟醸 うすにごり」(2010年12月
「不老泉 特別純米 山廃仕込み原酒 参年熟成(赤)」(2007年11月
「不老泉 山廃仕込純米酒 六年熟成原酒」(2005年03月
「不老泉 太古のいざない 山廃仕込」(2005年03月

rain_of_tears at 20:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年04月03日

春鹿 木桶仕込み 山廃純米生原酒 2008BY3

春鹿 木桶山廃 2009年10月に新宿の試飲会場で試飲・購入。

 つくられたのは1年ちがうけれど、「春鹿 木桶仕込み 旨口四段仕込み」と飲みくらべてみる。

 こちらは苦味を想起させる、スーッとしたさわやかな香りが印象的。 乳酸の影響なんだけど、ヨーグルト様のふんわりとした香りというより、新緑の渓流のような清々しい香り。

 これは抽象的なイメージかもしれないけれど、言いかえれば植物的な香りとミネラルの印象。 先日ヨラムさんのお店で飲んだ栃木「仙禽 山廃 木桶」に非常によく似ている。

 甘味・酸味が豊かでみずみずしい。 麹の風味が残っていて、ドライな印象もある。 後口も力強くて飲みごたえがあるが、余韻にいたるまでさわやかな香りで統一されている。

 ビンは同じだけど、中身は全然ちがう。 こちらのほうが好みだなあ。


【奈良県奈良市 今西清兵衛商店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−9
 原料米:露葉風(奈良県産)   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.6


「春鹿」の過去の記事
「春鹿 山廃純米生原酒」
 (↑2007年05月2005年08月2004年08月02月)、2003年08月
「春鹿 しろみき 純米大吟醸 活性にごり酒」(2009年03月
「春鹿 木桶仕込み 特別純米生原酒」(2008年06月2006年10月
「春鹿 木桶仕込み 旨口四段仕込み 純米酒」(2010年04月
「春鹿 山廃純米超辛口 鬼斬」(2008年04月
「春鹿 純米 超辛口」(2009年08月
「春鹿 発泡性純米酒 ときめき」(2009年08月2008年12月
「ふたたび今西清兵衛商店を訪ねて」(2004年05月

rain_of_tears at 22:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

春鹿 木桶仕込み 旨口四段仕込み 純米酒 2009BY2

春鹿 木桶旨口 大丸東京で試飲・購入。

 春日神鹿を銘柄にする「春鹿」といえば、奈良の春日大社で御神酒づくりを担ってきた蔵。

 2010年、奈良は平城遷都1300周年で盛り上がっている。

 「春鹿」もそんな奈良ブームに乗って、「春鹿 平城京遷都1300年記念 せんとくんラベル 吟醸酒」なる商品を発売。 税込み1300円っていうところに遊び心を感じる。 この蔵の得意とする、ドライで軽快なお酒だ。

 さて今回購入したのは、木桶仕込みの四段仕込みのお酒。

 「春鹿 木桶」シリーズは年に4回、純米・純米四段仕込み・純米吟醸・山廃純米がそれぞれ季節を分けて発売される。 そのうちの1つだ。

 甘味・苦味の交錯する不思議な入り。 ボリュームがあるようで、シャープな面もある。

 酸味は少なめなので、イメージとしては果実よりも杏仁豆腐。 旨味・複雑さも少なめで、後半にかけて少し単調になる。

 冷温で口当たりの不思議な感覚を楽しむお酒だなあと思った。


【奈良県奈良市 今西清兵衛商店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5
 原料米:ヒノヒカリ(奈良県産)   精米歩合:70%


「春鹿」の過去の記事
「春鹿 山廃純米生原酒」
 (↑2007年05月2005年08月2004年08月02月)、2003年08月
「春鹿 しろみき 純米大吟醸 活性にごり酒」(2009年03月
「春鹿 木桶仕込み 特別純米生原酒」(2008年06月2006年10月
「春鹿 山廃純米超辛口 鬼斬」(2008年04月
「春鹿 純米 超辛口」(2009年08月
「春鹿 発泡性純米酒 ときめき」(2009年08月2008年12月
「ふたたび今西清兵衛商店を訪ねて」(2004年05月

rain_of_tears at 21:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年03月26日

仙禽 山廃純米 木桶仕込袋しぼり 無濾過生原酒4

仙禽 山廃木桶 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 島根「王禄 渓」、栃木「仙禽 山廃木桶」、長野「帰山 参番」の生酒セットの2種類目。

 「仙禽」といえば、2005年11月の「東京大試飲会 at 新宿京王プラザホテル」で飲んだ「仙禽 純米 あらばしり」が衝撃的だった。

 精米歩合80%の低精白の純米酒が標準。 ヘタしたら雑味の多くなってしまうお酒を、うすくにごって炭酸も残った無濾過生原酒のまま発売してしまう。

 その姿勢にも驚いたが、なにより感動したのはお酒の味の鮮烈なこと。 他の蔵にもありそうな無個性なお酒の対極にある、これぞ「仙禽」という個性を感じた。

 さて今回の「仙禽 山廃木桶」も低精白。 濃醇ながらスーッとキレイな香りが抜けてゆく清廉な印象だ。

 山廃らしいヨーグルト様の乳酸の香りに、麹の風味、木の香り、岩清水を思わせるミネラル感。

 さわやかな甘味をビシッと強い酸が締める。 これは高レベル(高濃度)でバランスの取れたお酒だ。 バッチリ好み。 うまし!


【栃木県さくら市 仙禽酒造】 純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2667(2800)円   720ml:1333(1400)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:−3
 原料米:とちぎ酒14(栃木県産)   精米歩合:80%
 酵母:協会601号   酸度:2.6


「仙禽」の過去の記事
「日本酒大利き酒会」にて試飲(2007年05月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月

rain_of_tears at 20:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年03月23日

秋鹿 朴 特別純米無濾過生原酒 桶貯蔵常温熟成 2004BY3

秋鹿 朴 京都の御池通木屋町「日本酒BAR あさくら」にて飲む。

 はじめて飲む「秋鹿 生もと」に歓喜していると、朝倉さんが木桶仕込みの「秋鹿 朴」をおすすめしてくださった。

 知らないお酒たちが、こんなにそろっているなんて。 よっしんは感激した。

 後に来店した常連の方々と、京都の名所マイベスト、東京の日本酒事情、博多ラーメンの裏話など、ずいぶんと場所の飛んだ話で盛り上がった。

 「あさくら」の冷蔵庫には「無手無冠」があり、常連の方が飲んで「これはものすごくコクがありますね」と感心していた。

 その様子を見て、「無手無冠」を生涯最愛の常備薬としているよっしん父は、いたく感激していた。


 木桶仕込みの「秋鹿 朴」は、生のまま木桶で常温熟成したという風変わりなお酒。

 しっかりと木の香りが感じられるが、年代物の木桶を使ったのか、樽酒のようなわざとらしいニオイはない。

 やや甘めで濃厚な味わいだが、木の香りや旨味のおかげでおだやかな印象にまとまっている。

 さきほど飲んだ「秋鹿 生もと」よりも、「秋鹿」の本線に近い味わい。

 山田錦の無農薬・無化学肥料栽培をはじめ、山廃生もと、発泡タイプのうすにごり「クレマンドノゼ」、超甘口のお酒、木桶仕込みなど、次々に挑戦する「秋鹿」。 これからも面白いお酒の誕生が楽しみだ。



 朝倉さん、今日はおいしいお酒をありがとうございました!


【大阪府豊能郡能勢町 秋鹿酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3476(3650)円

rain_of_tears at 20:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年02月08日

大和川 純米 木桶仕込み 生3

大和川 木桶仕込み 生 池袋西武で試飲・購入。

 2005年12月に、火入れタイプの「大和川 純米 木桶仕込み」を飲んだ。 当時はコルク栓だったが、今回はふつうのキャップ。

 前回の火入れタイプは、木桶の香りがかすかに感じられる、ドライでボリュームあるお酒だった。

 濃い色づきと、やさしい木の香りは共通している。

 今回は少し甘味を残したタイプのようで、ジュワッと甘味・酸味が広がる感じがおもしろい。 生ならではの、リンゴを思わせるフレッシュな香りもさりげなく華を添えている。

 様々な味の要素が詰まったやや濃醇なタイプで、飲みごたえがある。

 燗にしてみると、おだやかな旨味がふくらんで、お酒好きにはたまらないボリュームになる。 燗で魅力が飛ぶような、浮ついたお酒ではない。

 冷やして、常温で、燗で。 どれもうまい!

 少しお値段が張るのが、唯一の弱点?


【福島県喜多方市 大和川酒造】 純米酒(生)
 720ml:2000(2100)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+5.5
 原料米:五百万石   精米歩合:60%
 酸度:1.6

rain_of_tears at 21:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年11月18日

白真弓 純米酒 飛騨流 木桶仕込み2

白真弓 木桶仕込み 今夜は「白真弓」を開栓。 おでんに合わせる。

 木桶仕込みとあって、かすかに木の香りがある。 甘味を含んだまろやかな飲み口で、様々な要素がバランス良く感じられる。

 落ちついた口当たりと、やさしい甘味、ふくらむ旨味、後口の存在感、余韻の豊かさ。 弱点がない。

 しかし、突出した部分がなく、個性に乏しいとも言える。 「どこかで飲んだことがある」という感覚も抱く。

 もちろん、淡麗で味がないために無個性というお酒ではない。 非常にバランス良く味わいが保たれているところが魅力。

 ぬる燗にしてみると、木の香りがふくらんで、ミルキーなまろやかさの中にヨーグルト様の乳酸のニュアンスも出てくる。

 燗冷ましも酸が活きて味わい深い。 個性が出てくる、ぬる燗が個人的には好み。

 「篠峯 生もと純米原酒」、「初孫 生もと純米酒」などの、ソフトな生もと系のお酒に共通点を感じる。


【岐阜県飛騨市古川町 蒲酒造場】 純米酒
 720ml:1429(1500)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:ひだほまれ   精米歩合:75%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.6

rain_of_tears at 22:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年07月11日

半蔵 木桶仕込み 純米酒 生2

半蔵 木桶 池袋東武で試飲・購入。

 東武に初登場の蔵で、はじめて飲む。

 「半蔵」といえば服部。 服部半蔵といえば伊賀忍者。 連想のとおり、「半蔵」は伊賀の蔵。

 「妙の華・英・るみ子の酒」「三重錦」「若戎」「みつくりの里」「俳聖芭蕉」と、伊賀には魅力的な蔵がたくさんある。

 この「半蔵」にも期待が高まる!

 山廃純米、山廃純米の生、純米大吟醸の中汲み原酒、純米吟醸、伊賀山田錦の大吟醸などを試飲した。 なかでも一番衝撃的だったのは、今回購入した木桶仕込みの純米生原酒。

 蔵に眠っていた70年前の木桶を使って醸したらしい。 今年が4年目の挑戦とのこと。 試飲でちょっと飲んだだけなのに、インパクト大。

 こりゃあ、すばらしく飲みづらいお酒(味のない「飲みやすいお酒」の対極。ほめ言葉)だ!

 お値段が張るのは、きっと少量仕込みだから。 生は720mlで120本限定。 もし1升ビンだったら48本。 ・・・・・・少量すぎる。

 よっしんが購入したのは「119/120」。 少し前に「120/120」を買っていった人がいるらしい。 先を越されたっ!

 生らしいフレッシュな香りでなめらかな口当たり。 あまり米を磨いていないお酒だけれど、不思議なほどさわやか。

 アルコール度数が高いこともあって、中盤にパワーを感じる。 後口にも返ってくる味があって、飲みごたえもある。 濃醇ながら、幅・奥行きを感じさせる複雑な味わいは少なめで、シャープな仕上がり。

 燗にしてみると、リンゴ様の香りも感じられる。 割り水してから燗にすると、いかにも五百万石らしい、伸びやかな味わいが楽しめる。

 うまいなあ。 もう少しリーズナブルなら、もっと良いなあ。


【三重県伊賀市 大田酒造】 純米酒(生、原酒)
 720ml:2000(2100)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+5
 原料米:五百万石   精米歩合:65%
 酸度:1.8

rain_of_tears at 21:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年06月06日

春鹿 木桶仕込み 特別純米生原酒 2005BY3

春鹿 木桶 昨日にくらべて+10度。 あつい〜。 (−_−;;)

 +10。

 お酒ならドライなのに、今日の空気は湿気だらけ。

 あついぞ! 熊谷  浦和も十分に暑い。

 こんな日は、冷やしたお酒が飲みたいなあ。

 ということで、1本だけ冷蔵庫に眠らせてあった「春鹿 木桶仕込み 純米生原酒」をいよいよ開栓。

 長い眠りかーらー、目覚めよみがえるー
 (TOSHI「碧い宇宙の旅人」)

 初めて飲んだのが2006年10月だから、約1年半ぶりに飲む。 冷蔵庫で保存とはいえ、少しずつ熟成が進んでいるだろうから、どんな味になっているのかとっても楽しみ。

 以前は木桶由来の木の香りはあまり感じられず、フレッシュな香りが前面に出ていた。

 熟成した今回は香りが落ちついて、稲ワラのような雰囲気も出てきた。 含み香にうっすらと現れる木の香りは、木桶と生熟成のそれぞれの影響かな。

 熟成して木の香りが無くなっていった「浦霞 木桶仕込み 山廃純米」とは対照的だ。

 ややドライに感じる口当たりの後に、豊かな甘味。 ワラのような雰囲気と酸・旨味の存在で、甘味を感じながらもサラリと流れてゆく。 後口は軽く、もうちょっと余韻があるとさらに好み。

 半年熟成の前回より、2年熟成の今回のほうが安定感があって旨いなあと思った。


【奈良県奈良市 今西清兵衛商店】 特別純米酒(生、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−3.5
 原料米:ヒノヒカリ(カルゲン・ミネラル栽培)  精米歩合:70%
 酵母:協会901号酵母   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

rain_of_tears at 20:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年05月31日

浦霞 木桶仕込み 山廃純米酒 貮百八拾號

浦霞 山廃純米 木桶 常飲用のお酒がほとんどなくなってしまった。

 ということで、熟成中(収納スペースに放ったらかし)だった「浦霞 木桶仕込み 山廃純米」を開栓。

 2005年11月に池袋東武で試飲・購入。

 そういえば2005年〜2006年は、木桶仕込みのお酒をずいぶんと口にしたような気がする。

 試飲した当時の感想は、酸が強いのにしっとりと奥まった味で、燗にして活きてくるタイプのお酒。 手に入れた古い桶で仕込んだとのことで、木桶由来の木香は微量だった。

 2004年冬〜2005年新春につくられたお酒は、3年熟成になった。 今はどんな味になっているんだろう。 ワクワク・ドキドキ。

 軽くだけれど、モワッとした熟成香がついている。 そのかわりに、木の香りは全然わからなくなった。 へえー、まったく印象がちがう。

 しっとりとした口当たりとキレイな酒質は健在。 後半の味のふくらみが乏しく、少し物足りない印象だった。

 旨い熟成酒は「一度味が落ちて、何年かするとまた盛り返してくる」って聞いたことがある。 もしかしたら今、ちょうどイマイチな時期なのかもしれない。

 ということで、ふたたび封印決定!


【宮城県塩釜市 佐浦】 純米酒(山廃)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2.5
 原料米:トヨニシキ   精米歩合:70%
 酸度:2.1

rain_of_tears at 22:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2006年10月04日

春鹿 木桶仕込み 特別純米生原酒2

春鹿 木桶 生 ワイン風のボトルは、「春鹿」の木桶仕込み。

 「春鹿」は、よっしんが「青ビン」と呼んで親しんできた「春鹿 山廃純米生原酒」(8月限定酒)の生産を終了し、木桶仕込みに力を入れるようになった。

 まだまだスタイルが確立しないながら、木桶仕込みには「青ビン」に代わる存在となれるように期待している。

 とろりと密度のある甘味を感じるが、フレッシュな香りでさらりと軽い飲み口。

 木の香りはほとんど感じず、酸も数値ほど強くなく、不思議な印象を受けた。 これから熟成を経て、どんな味に変化してゆくかも楽しみだ。


【奈良県奈良市 今西清兵衛商店】 特別純米酒(生、原酒)
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−3.5
 原料米:ヒノヒカリ(カルゲン・ミネラル栽培)  精米歩合:70%
 酵母:協会901号酵母   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

rain_of_tears at 00:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2006年04月15日

梅乃宿 山田錦80 木桶仕込み純米3

梅乃宿 木桶 生もと 京都二条通東洞院「酒BAR よらむ」にて飲む。

 米ぬかのような蒸れた香りが個性的。 リンゴのような香りと、軽い木桶の香りもある。

 古代米で仕込んだ福岡の「紫幻想」と同様、後味に大根のような甘味が感じられる。

 先に飲んだ「梅乃宿 純米無濾過生原酒」はボリューム感抜群で米の甘味に特徴のあるお酒だった。

 この「梅乃宿 山田錦80 木桶」は落ちついたなかに力強さと染みだす旨味に特徴があって、まったくちがった飲み口になっている。

 20年古酒、無濾過生原酒、低精白、木桶仕込み。 変わったお酒にとりくむ「梅乃宿」はやはりおもしろい!

rain_of_tears at 19:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2005年12月30日

大和川 純米 木桶仕込み3

大和川 木桶 池袋東武の「地方の小さな蔵の隠れた地酒まつり」にて試飲・購入。

 減農薬・無化学肥料の栽培米を使用し、ビンには明治時代のラベルとコルク栓という、なんとも個性的なお酒。

 桶を新調したらしく桶香が強いが、味も酸を中心に太い。

 木桶仕込みというめずらしさや、木の香りにとらわれすぎてはいけない。 常温〜ぬる燗で旨味がふくらみ、力強い酸が活躍する。

 ジュワッと味がしみ出てくるところが好きだなあ。


【福島県喜多方市 大和川酒造】 純米酒
 720ml:1800(1890)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+7
 原料米:夢の香(福島県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会9号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.1

rain_of_tears at 18:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2004年11月30日

不老泉 山廃純米大吟醸 木桶仕込み天秤しぼり3

不老泉 純米大吟醸 京都西陣の「鵜飼商店」で購入。

 「不老泉」は、人工の酵母を添加しない、天然酵母の飛来を待つ本来の山廃仕込みを行う蔵。

 機械を使って雑味をふくんだ部分まで無理にしぼり出すことはせず、全国でも4軒という木槽・天秤しぼりを行っている。

 木桶仕込み特有の木の香りは目立たず、生のみずみずしい香りのなかにつつまれている。 含み香も豊かだが食欲をそいでしまう類のものではなく、浮ついたところはない。

 中盤以降はドライで味わいもしっかりとしていて、純米大吟醸だとは思えないほどのパワーを感じる。

 常温〜ぬる燗ではフレッシュな香りがうすれ、木の香りが姿を現してくる。 純米大吟醸としては非常に個性的な味わいで、そして値段も良心的。


【滋賀県高島郡新旭町 上原酒造】 純米大吟醸(山廃、無濾過、生)
 1800ml:3800(3990)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:玉栄   精米歩合:49%
 酵母:蔵付天然酵母(人工培養酵母無添加)   酸度:2.0

rain_of_tears at 22:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2004年11月26日

南部美人 全麹 木桶仕込み3

南部美人 木桶 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 「Heart Land 純米酒」の次は「南部美人 全麹 木桶」。

 「南部美人 All Koji」は知っているが、さらに木桶仕込みとはめずらしい。

 全麹仕込みは甘さが目立つことが多いが、このお酒は甘ったるさというよりやさしい甘味を感じる程度。

 きっと、木桶由来の軽い木香と、豊富な酸が味わいの輪郭をしっかりと描いているからだと思う。

 後口には木の香りが残り、ドライな印象で締めくくる。 淡麗なお酒とは似ても似つかない、味わいと変化のあるお酒だ。


【岩手県二戸市 南部美人】 純米酒

rain_of_tears at 19:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
blog内検索
Archives
Recent Comments
訪問者数

    アクセス数