無濾過

2015年08月20日

山城屋 純米無濾過生詰 山田錦 夏山シーズン3

山城屋 純米無濾過生詰 夏山シーズン 大宮駅西口の立ち飲み日本酒バー「角打ち 酒屋の隣」にて飲む。

 「山城屋」・・・はて?

 壁に掲げられたお酒メニューの中に、「山城屋」なる未知の銘柄を発見。

 屋号だろうから、単純に山城国(京都南部)の蔵というわけではなさそうだし・・・まずは飲んでみよう!


 燗酒用のメニュー欄にあったお酒なので、ぬる燗でいただきます。

 お米の香りとやさしい甘味から入る、おだやかな立ち上がり。 分厚い酸が活躍して、飲みごたえがある。

 これは良いね〜! 冷温でさわやかに飲める、第一印象の良いお酒とは異なるかもしれないけれど、静かにうったえかける魅力がある。



 後で調べてみたところ、新潟のお酒とのこと。

 新潟ということで避けてしまう先入観があるので、何も知らずに飲んで感動できたのはラッキーでした。

 「山城屋」・・・新しい銘柄らしいので、別バージョンも含めて楽しみにしたいと思います。



【新潟県長岡市 越銘醸twitter)】 純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+1
 原料米:山田錦   精米歩合:60%
 酵母:協会14号   酸度:2.0   アミノ酸度:1.1


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2014年12月31日

楯野川 純米大吟醸 初槽 生3

楯野川 純米大吟醸 初槽 生 池袋西武で見かけて購入。 大みそかに祖父母の家に集まって飲む。

 池袋西武の季節のお酒コーナーには、しぼりたてのお酒が20種類ほど集まっていました。

 魅力的なお酒たちの中でもっとも気になったのが、山形の「楯野川 純米大吟醸 初槽」。

 シーズンで最初にしぼられるお酒。 「楯野川」ファンとしては、このチャンスは逃せません。


 冷温でいただきます。

 梨を思わせるフレッシュな吟醸香が特徴的。

 みずみずしい酸味が中心となった、幅・奥行きを感じる味わい。 上品で飲みやすい第一印象ながら、起伏にも富んでいて、飲みごたえがある。


 さわやかさと味わい深さを兼備した、「楯野川」らしいお酒。



【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,100(税込3,348)円   720ml:1,650(税込1,782)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(山形県庄内産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.5   アミノ酸度:1.0


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 純米大吟醸 中取り 美山錦」(2012年04月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 激流 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦」(2012年06月
「楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々」
 (↑2012年04月
「楯野川 主流 純米大吟醸」(2013年12月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2014年10月29日

やまとしずく 純米大吟醸 雫取り生原酒

 ちょうど2年ぶりに訪れた、銀座の「和酒バー 庫裏」にて飲む。

 地元農家と契約栽培したお米で醸す「やまとしずく」シリーズの最高峰。

 鑑評会に出品する用のお酒。

 家で日常的に飲むための価格・味わいのお酒ではないので、日本酒バーで少量試す程度が良いですね。


 ということで、冷温でいただきます。

 吟醸香が非常に華やか。 酸味を想起させる果実様の香りではなく、花のような香り。

 味わいはおどろくほど薄く、まるで水のよう。 香りが強く、味がないという点では焼酎のようなバランス。


 意外と、蒸留酒好きに受け入れられる可能性があるのかもしれません。



【秋田県大仙市 刈穂酒造 販売元:秋田清酒】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 720ml:2,800(税込3,024)円
 アルコール度数:17.1%   日本酒度:±0
 原料米:秋田酒こまち   精米歩合:40%
 酵母:協会1801号   酸度:1.4   アミノ酸度:0.9


「刈穂」「やまとしずく」の過去の記事
「刈穂 山廃純米酒 超辛口」(2011年04月2009年02月
「刈穂 山廃純米生原酒 番外品」(2008年03月
「刈穂 山廃自然米酒 陸羽132号」(2005年10月2004年11月
「刈穂 山廃純米生原酒 Y2 60-NO.12」(2004年10月
「刈穂 碇星 山廃純米吟醸」(2004年05月
「刈穂 9種類試飲」(2004年10月
「やまとしずく 山廃純米」(2004年02月

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2014年10月04日

東洋美人 原点 愛山2

東洋美人 原点 愛山 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 2013年7月28日。

 記録的豪雨がもたらした濁流が、「東洋美人」澄川酒造場を襲いました。

 人的被害がなかったことは不幸中の幸いだったものの、蔵の被害は甚大。

 その痛ましい災害を知った各地からの応援・協力を受け、蔵は奇跡的なスピードで年内に復興。


 そんな感謝の思いと新たな決意を示したお酒が、「東洋美人 原点」。

 では、冷温でいただきます。

 メロン様の吟醸香がさわやか。 薄めの酒質ながら、やさしい甘味、ささやかな酸味が明るく彩る。


 今まで飲んできた「東洋美人」のイメージのとおり。 今年も健在!

 そう思うと同時に、毎年仕込めることの貴重さと、(ほぼ)毎日飲めるありがたさをかみしめるのでした。



【山口県萩市 澄川酒造場】 純米大吟醸(無濾過、生詰)
 1800ml:3,000(税込3,240)円
 アルコール度数:16.5%
 原料米:愛山   精米歩合:50%


「東洋美人」の過去の記事
「東洋美人 純米吟醸 山田錦」(2011年05月
「東洋美人 純米吟醸生 雄町」(2007年12月
「東洋美人 純米吟醸 西都の雫」(2009年04月
「東洋美人 純米吟醸 無濾過生詰 愛山」
 (↑2006年11月2004年11月
「東洋美人 純米吟醸 レトロ」(2010年12月09月

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旦(だん) 純米無濾過生原酒2

旦 純米無濾過生原酒 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 10蔵あまりと数が少ないこともあるけれど、東京で山梨のお酒に出会う機会は少ない。

 東京の隣県なのに、西日本のお酒よりも出会わないというのが不思議なほど。

 だからこそ、めずらしく出会えたら、チャンスは逃せない。


 今回の山梨のお酒は「旦」。 ・・・はて?

 初めての蔵かなと思ったら、「笹一」の笹一酒造の新ブランドとのこと。 気になる!


 ということで、冷温でいただきます。

 生酒らしい、刺激的な香りとなめらかな口当たり。 まろやかな甘味・旨味を、豊かな酸がしっかりと支える、力強い酒質。

 個性に欠けるともいえるし、バランスが良いともいえる、スタンダードな濃醇酒。


 「旦」・・・他の商品、そしてこれからの展開に注目したい銘柄です。



【山梨県大月市 笹一酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,370(税込2,559)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2
 原料米:五百万石・美山錦   精米歩合:60%
 酸度:2.1


 2013BYから笹一酒造の杜氏となった伊藤氏は、「能登四天王」農口尚彦杜氏のもと、石川県「常きげん」で修行した能登流杜氏。


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飛露喜 特別純米 無濾過生詰3

飛露喜 特別純米 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 日本酒を飲み慣れていない人に、ひとまず飲んでもらいたい。

 そんな初心者の心をつかむ魅力をもったお酒のひとつが、この「飛露喜 特別純米」。

 できれば生タイプのインパクトを体験してもらいたかったけれど、今回は火入れタイプ。


 冷温でいただきます。

 リンゴ様のさわやかな香りで、クリアな飲み口はまるで純米吟醸や純米大吟醸のよう。

 やさしい甘味に繊細な酸味が活躍し、キレイに流れてゆく。


 焼酎派いわく「濃いけどさわやか」、甘いお酒を好む方いわく「薄いけど好き」。 なるほど、ボリュームは中庸ということですね。

 濃醇でないからこそ多くの人を魅了する、上質でバランスの良い佳酒。


【福島県河沼郡会津坂下町 廣木酒造本店】
 特別純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:16.8%   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)五百万石
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.6


「飛露喜」「泉川」の過去の記事
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」(2010年02月2005年05月
「飛露喜 特別純米 無濾過生詰」(2007年03月
「飛露喜 吟醸 生詰」(2012年07月

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奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま3

奥能登の白菊 純米吟醸 そのまんま 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 「奥能登の白菊」は、甘口のお酒が中心という個性派。

 その個性は、火入れ・熟成によってさらに際立ったものになります。

 ところが今回は、若い生酒。 またちがった一面が見られそうです。


 では、冷温でいただきます。

 うっすらとオリがからんでいて、グラスがかすかに白くけむる。

 穀物様の香りが主体で、吟醸酒の生酒とは思えないほどの落ち着き。

 甘口という先入観で飲んだところ、意外とドライで、おだやかな旨味が存在感を放っている。

 麹のニュアンスや、オリの旨味、種々の酸味・苦味たちが複雑な味わいを形成している。


 飲みごたえのある、非常に豊かな味わい。 これは好み!




【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,686(1,820)円
 アルコール度数:16.7   日本酒度:-4.5
 原料米:(麹米・添米)山田錦(36%)、(仲米・留米)五百万石(64%)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:協会10号   酸度:1.5


「奥能登の白菊」「寧音(ねね)」の過去の記事
「奥能登の白菊 純米吟醸」(2013年09月
「奥能登の白菊 純米酒 輪島物語」(2007年07月
「寧音 純米無濾過」(2009年03月

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2014年10月02日

るみ子の酒 生もと特別純米酒 無濾過生原酒

るみ子の酒 生もと特別純米 無濾過生原酒 池袋東武で見かけて購入。

 よっしんが試飲せずに購入する動機は、相当気になったからか、または信頼している蔵だから。


 森喜酒造の「妙の華」・「英(はなぶさ)」・「るみ子の酒」は、生酒よりも火入れ酒のほうが好みなことが多い。

 けれど、森喜酒造のファンとしては、飲んだことのないお酒は飲んでみたい。

 ということで、2つの理由の両方を満たしていたために購入。


 まずは冷温でいただきます。

 華やかさのない、若々しい生酒特有の刺激的な香りが中心。 甘味を切ったドライな飲み口で、強烈な酸味が突出した印象。

 非常にバランスが悪く、飲みづらい。 いわゆる「硬い」状態で、熟成してゆくことで劇的な変化が期待できる酒質。


 火入れ・熟成タイプが後々に発売されると良いなあ。



【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.7%   日本酒度:+7
 麹米:山田錦(徳島産)(精米歩合50%・60%)
 酒母米:山田錦(伊賀産)(精米歩合60%)
 掛米:山田錦(徳島産)・ひとごこち(長野産)(ともに精米歩合60%)
 酵母:協会7号   酸度:2.1   アミノ酸度:1.5


「妙の華(英・るみ子の酒)」の過去の記事
「妙の華 純米酒 きもと山田錦90% チャレンジ90 無濾過」
  あらばしり生原酒:第四章(2008年09月)、第三章(2006年05月)
              第二章(2005年05月)
  火入れ・加水タイプ:第一章(2004年07月)

「妙乃華(妙の華) 山廃一段仕込 無濾過生」(2011年01月
「妙の華 山廃純米吟醸 阿波山田錦」
 (↑2011年06月03月2010年09月
「妙の華 特別純米 無濾過生原酒 備前雄町」
  山廃タイプ:2008年11月
  速醸タイプ:2007年04月2006年09月

「英(はなぶさ) 生もと 特別純米酒」
 (↑2011年06月2010年07月
「英(はなぶさ) 山廃純米 無濾過あらばしり生原酒(白ラベル)」
 (↑2008年11月2007年06月
「英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過原酒(赤ラベル)」
 (↑2012年08月2004年01月
「英(はなぶさ) 特別純米酒(赤ラベル)」(2011年08月
「英(はなぶさ) jyungin 純米吟醸」(2013年01月

「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」
  6号酵母瓶火入れ:2011年02月2009年09月2007年04月
              2006年11月
  6号酵母無濾過生:2012年08月2007年09月
  7号酵母瓶火入れ:2011年02月
  7号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2012年09月(すっぴんるみ子)、2005年12月
  9号酵母瓶火入れ:2004年07月
  9号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2013年01月2008年07月(すっぴんるみ子)

「るみ子の酒 特別純米 活性濁り生原酒」
 (↑2011年01月2008年05月爆発注意酒

「妙の華 特別純米酒 十年古酒」(2006年05月2005年06月

「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 6号酵母」
 (↑2008年09月2007年05月
「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 7号酵母」
 (↑2011年05月2010年01月
「伊賀の舞 純米酒」(2009年10月

「どすこい誉 純米吟醸」
 ↑(2012年08月2011年08月2009年02月[熟成]、2008年10月
   2007年04月2005年02月

「妙の華」「英(はなぶさ)」7種類試飲(2005年06月

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2014年09月17日

はなあび(花陽浴) 純米吟醸無濾過生原酒 粗漉し本生 雄町 3

花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 雄町 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 今夜の締めは、埼玉の「はなあび」。 へえ、「花陽浴」にはひらがなバージョンがあるんですね。

 「花陽浴」は、濃醇な生酒に力を入れ始めた蔵。

 今回は低アルコールの原酒というめずらしいタイプ。 気になります。

 ということで、冷温でいただきます。


 開栓と同時に白い煙が上がる、発泡性のあるお酒。 グラスに注ぐと、うっすらと白くにごっているのがわかる。

 ブドウ様のフレッシュな吟醸香で、スタートから甘酸っぱさ全開。 オリの旨味も重なって、濃醇な飲み口。 さすが雄町、さすが「花陽浴」。

 低アルコールとは思えない凝縮感で、飲みごたえのあるお酒。

 それでいて低アルコールらしい軽さもあり、炭酸の活躍もあって爽快。



 許容量的にたくさんは飲めないけれど、おいしいお酒なら飲みたい。 そんな人にピッタリのお酒。



【埼玉県羽生市 南陽醸造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,200(3,456)円
 アルコール度数:12.5%
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:55%


「花陽浴」「藍の郷」の過去の記事
「花陽浴 生もと純米吟醸原酒」(2008年10月試飲
「花陽浴 吟醸純米酒 樽酒」(2013年04月
「純米 藍の郷」(2007年10月試飲

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醸し人九平次 純米大吟醸 無濾過割水黒2

醸し人九平次、無濾過割水黒 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 千駄木の酒販店「伊勢五本店」との限定コラボレーション商品とのこと。

 量的にだったり、質的にだったり。 今夜はめずらしいお酒に出会えます。

 華やかな岐阜「房島屋」、みずみずしい長野「川中島」、力強い茨城「百歳」に続いて、さわやかな愛知「醸し人九平次」。

 バラエティに富んだ日本酒メニューは、さすが「裏や」です。


 では、冷温でいただきます。

 メロン・梨のような、さわやかな酸味と苦味を想起させる香り。

 水の良さを感じるクリアな口当たりで、やさしい甘味・酸味・苦味が調和したさわやかな味わい。



 弱めのボリュームながら、香味のバランスは秀逸。

 日本酒を飲み慣れていない人にとって、日本酒にハマるきっかけとなるかもしれない逸品です。



【愛知県名古屋市緑区 萬乗醸造】 純米大吟醸(無濾過)
 アルコール度数:14.5%
 原料米:山田錦   精米歩合:50%


「醸し人九平次」の過去の記事
「醸し人九平次 純米吟醸 雄町」(2007年12月
「醸し人九平次 純米吟醸 山田錦」
 (↑2006年07月2005年12月2004年06月
「醸し人九平次 純米吟醸 五百万石」(2006年07月
「醸し人九平次 純米吟醸 ポンヌフ(Pont Neuf)」(2012年10月
「醸し人九平次 吟醸 うすにごり生」(2010年03月

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川中島 純米吟醸 無濾過生 夕涼み おりがらみ4

川中島 純米吟醸 無濾過生 夕涼み 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 お店のオーナー・スタッフたちが、「川中島」の蔵で小仕込をお手伝いさせてもらってつくったお酒。

 酒質もラベルもオーナーが描いたというこだわりぶり。

 水色のビン、「夕涼み」の名前、縁台に浴衣に風鈴・うちわ。 夏ムード全開で、良いデザインですね。

 「川中島」のおりがらみは初めて飲むので、オリジナル企画に感謝です。


 涼むために、冷温でいただきます。

 この蔵・酵母の特徴である、リンゴ様の甘く華やかな香りはおとなしめ。

 軽めの飲み口で、みずみずしい甘味・酸味とオリに含まれたお米らしい旨味・苦味が充実の味わいを織りなす。

 複雑で飲みごたえがあるのに、少なめのアルコールとさわやかな酸味のおかげで飲みやすさも感じる。



 これは実に好み!

 今まで飲んだ「川中島」のなかでもっとも好きな味わい・バランスかもしれません。 良い出会いができました。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米吟醸酒(無濾過、生)
 アルコール度数:14.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.1


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2014年03月2011年06月
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」(2014年03月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年03月01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「けんちの 純米無濾過生原酒 あらばしり」(2014年06月
「けんちの 純米無濾過生原酒 直汲み中取り」(2014年06月
「けんちの 純米無濾過生原酒 せめ」(2014年06月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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房島屋 純米無濾過生酒 仕込15号(裏や限定)2

房島屋 純米無濾過生 裏や限定 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 充実の日本酒メニューの中に、「房島屋 純米無濾過生酒 裏や限定」の文字を発見!

 「今だけ」・「限定」に弱い典型的日本人、よっしん。

 この機会を逃したらもう出会えないかもしれないという思いから、さっそく注文。

 冷温でいただきます。

 生酒らしい、そして「房島屋」らしい、フレッシュでさわやかな香り。

 透明感のある飲み口で、みずみずしい甘味・酸味が魅力的。


 味わいの前半にピークがある酒質で、香味ともにわかりやすい魅力があるお酒。 多くの人が「おいしい」と感じそう。

 ただ、個人的にはもう少し香り・甘味が少なめだと好みなんだけどなあ。 ちょっとおしい、もどかしさを感じてしまいます。

 まあ、これは今まで飲んできた「房島屋」に共通する感想なので、良い悪いではなく、好みの問題ですね。



【岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造】 純米酒(無濾過、生)
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 精米歩合:65%   酸度:2.3


「房島屋」の過去の記事
「房島屋 純米吟醸 生酒 おりがらみ 兎心(ところ)」(2012年08月
「房島屋 麻結佳 純米吟醸 無濾過生原酒 吟吹雪」(2012年10月

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2014年08月22日

天の戸 SILKY(シルキー) 絹にごり 特別純米生 白麹仕込み2

天の戸 SILKY 池袋東武で試飲・購入。

 全量純米蔵になるだけでなく、新商品の開発にも余念がない「天の戸」。

 以前、黒麹をつかったお酒を飲んだけれど、今回は白麹をつかったお酒。 数年前に登場した商品のようです。

 清掃、時期、つくり方。

 焼酎(泡盛含む)用の黒麹・白麹は、清酒用の黄麹とは性質がちがうので、いつも以上に麹室で気をつかったのでは。

 そんなつくりに関する素人的な心配はさておき、飲む際には、発泡性のにごり酒という点でも特徴的です。



 噴きこぼれないようによく冷やし、注意しながら開栓し、冷温でいただきます。

 ビン内で2次発酵して生まれた元気な炭酸がお酒を撹拌して、うっすらにごる。 泡がはじけるたびにお米の香りが広がる。

 甘味・旨味のやさしさもさることながら、シュワシュワの炭酸の刺激とレモン様の強い酸味が爽快。

 典型的な日本酒の主役であるコハク酸よりも、乳酸やクエン酸の存在を強く感じる、おもしろい味わい。



 夏用という蔵の位置づけも納得の、さわやかなお酒です。

 後日、炭酸が抜けた後に飲んだところ、にごり部分の旨味・苦味が少し重たく感じられました。 燗にして楽しめたけれど、あくまで救済措置。

 乾杯用のお酒として開栓し、炭酸が元気なうちに複数人で飲みきるのが良いかなと思います。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 720ml:1,600(1,728)円   300ml:571(617)円
 アルコール度数:15.2   日本酒度:-2
 原料米:星あかり(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2014年08月、2012年12月03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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2014年08月02日

天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 雫酒・生原酒3

天の戸 純米吟醸 亀ノ尾 雫 池袋東武で試飲・購入。

 ころころラベルが変わる「天の戸 亀ノ尾(亀の尾)」が、またやってくれました!

 今度(2012BY)は初期の白いラベルに近いデザインになりました。


 まずは、これまでのラベル変遷を振り返ってみましょう。

天の戸 亀の尾生天の戸 亀の尾天の戸 純米吟醸 亀の尾 雫 左端が2004BYの白いラベル。

 中央が2006BYから2009BYの黒いラベル。

 右端が2011BYの黒いラベル。
 「天の戸」のシンボル、勾玉マークが復活しました。


 今回は約1年半の常温熟成を経た後に、常温でいただきます。

 ナッツ様の生熟成の香りのなかに、リンゴのような吟醸香がかすかに残っている。

 甘味・旨味が一体となったまろやかな飲み口に、焦げたような熟成香・苦味が交錯する。 余韻も深く、お酒だけで堪能できる充実の味わい。


 さわやかな新酒もわかりやすくて良いけれど、酸が弱いぶん個人的には力強さに欠ける印象。

 飲み手を選ぶ酒質だと思うけれど、個人的にはこの熟成状態が好み。



 「天の戸 亀の尾」は生酒しか飲んだことがないけれど、火入れタイプも熟成させて飲んでみたいなあ。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,238(3,497)円   720ml:1,619(1,749)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+3
 原料米:亀の尾(JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会産、減農薬栽培)
 精米歩合:55%   酵母:秋田流花酵母(AK-1)、華こまち酵母
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2012年12月2012年03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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まんさくの花 亀寿 純米大吟醸 無濾過生 亀の尾仕込3

まんさくの花、亀寿純米大吟醸無濾過生2014 池袋西武で見かけて購入。

 10年前に初めて飲んだ「まんさくの花 亀寿」。

 その味は今でもおぼえているけれど、ずいぶん長い間飲んでいなかったなあ。

 ひさしぶりに飲もう! ということで奮発して購入。

 数年前に純米吟醸から純米大吟醸へと名称を変えたものの、造りの規格は以前とほぼ同じようです。


 冷温でいただきます。

 みずみずしい甘味・酸味を想起させる、リンゴ様の華やかな吟醸香が広がる。

 生酒らしいなめらかな口当たりと親和して、甘味がスルリと流れこむ。 そして、上品な旨味・酸味が続き、さわやかな苦味が締める。

 余韻にワラのようなドライな雰囲気をまとうところは、この蔵らしい演出。

 お米を磨いたぶん味が薄くなってしまった大吟醸が多いなか、いろいろな味の要素を残していて、飲みごたえがある。



 見せ場は香りだけではない。 みずみずしく甘酸っぱい、飲んで楽しい純米大吟醸です。

 唯一の難点は、希少なお米をぜいたくに磨いたお酒ゆえ、けっして日常・晩酌用のお酒ではないということでしょうか。

 もっとも、奮発して納得の、すばらしいコストパフォーマンスです。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,880(4,190)円   720ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+3.5
 原料米:亀の尾(秋田県産)   精米歩合:48%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り」(2014年06月
「まんさくの花 純米吟醸生原酒 責め取り」(2014年06月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

【亀の尾とは】
 戦前は東北を中心に日本を席巻した飯米、亀の尾。

 コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれなど、現代の人気品種はみな亀の尾の子孫です。

 そして、酒造にも適したという亀の尾は、美山錦や五百万石の祖先として、その影響力を残しています。

 しかし、亀の尾自身は長らく水田から姿を消し、山形「鯉川」・新潟「清泉」が昭和末期に復活栽培に成功しました。


 そんな古い品種である亀の尾は、栽培はもちろん、お酒づくりも簡単ではありません。

 「幻の米」と謳われる亀の尾ですが、一歩まちがえれば酸味・苦味ばかり目立つ単調な酒質になる危険があります。

 「亀の尾だからおいしいお酒」になるわけではなく、「亀の尾でもおいしいお酒」にできる蔵が少ない点に、注意が必要でしょう。


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2014年07月30日

十右衛門 純米無濾過生原酒 直汲み

十右衛門 直汲み 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 初めて訪れる日本酒バーで、未知のお酒と出会う。 そのお酒が好みに合った。

 そんなうれしい体験ができたら、忘れられないステキな夜になります。

 東京のお酒「十右衛門 純米無濾過生原酒 直汲み」も、初めて出会うお酒。 さて、どんな味かな?


 さっそく冷温でいただきます。

 しぼりたてのお酒をそのままビン詰したらしく、お酒の中に残った炭酸ガスが苦味を引き立てる。

 フレッシュな香りと刺激的な感触に、若々しい活力を感じる。

 やさしい甘味や落ち着いた旨味は少なめで、遊びや余裕の少ない、硬派で愚直なイメージ。



 「東京のお酒だよ」と種明かしされたら、なるほどと納得してしまいそうなお酒です。



【東京都千代田区 豊島屋本店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,500(1,620)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+3
 原料米:八反錦(広島県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)60%

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射美(いび) 吟撰(夏吟) 無濾過生原酒2

射美 槽場無濾過生原酒 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 飲んだことのある蔵が900近くになり、初耳・初見の蔵が着々と減ってきた昨今。

 そんななか、「射美(いび)」を醸す杉原酒造・・・初耳です。

 知らなかった酒蔵・お酒に出会えるのはうれしいですね。

 杉原酒造は、揖斐川の輪中地帯にある、年間製造量60石(1升ビン6000本分)という小さな酒蔵とのこと。


 希少さや人気より、おいしさ(好みのお酒であること)が大切だと思うので、さっそく飲んでみましょう!

 お店の方いわく、「派手でわかりやすい」。

 なるほどたしかに、アルコールの揮発を感じる、生酒らしいフレッシュな香りはインパクト大。

 まろやかな甘味としっかりとした酸が高レベルで拮抗していて、甘口ともドライともいえない緊張感がある。

 若々しいお酒だからか、技術的に荒けずりなのか、華やかで刺激的。 やや平板・単調に感じてしまう短所を上回る長所がある。



 これは、すごいお酒・酒蔵の予感。

 火入れして落ち着いたお酒や、純米タイプも飲んでみたくなります。



【岐阜県揖斐郡大野町 杉原酒造】 吟醸酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,408(2,601)円   720ml:1,203(1,299)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:-2
 原料米:揖斐の誉(AMS18)   精米歩合:60%
 酸度:2.3

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村祐 茜ラベル 特別純米 無濾過本生2

村祐 赤ラベル 生 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 日本橋で「アートアクアリウム」を満喫した後、ずっと気になっていたバー「醇」に、ようやく立ち寄れました。

 お酒を飲むと食べなくなる派としては、お酒だけを堪能するスタイルのバーは大歓迎。

 まずは、「村祐 茜ラベル 特別純米酒 無濾過本生」。

 淡麗な酒質が多い新潟県にあって、しっかりと甘味を出してくる個性派の「村祐」。


 さっそく冷温でいただきます。

 多くの人を惹きつけるだろう、桃・洋梨のような甘くさわやかな香り。 まろやかな口当たりとやさしい甘味が個性的で魅力的。

 酸味・苦味もさりげなく息づいていて、どことなく甘口の白ワインを連想させる。



 甘口好きのYさんのお気に入りのお酒だけれど、もしかしたらワインに造詣の深いゆっきーも気に入るかもしれないなあ。

 良い意味で、新潟のお酒への先入観を取っ払ってくれるお酒です。



【新潟県新潟市 村祐酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 1800ml:2,400(2,592)円   720ml:1,200(1,296)円
 アルコール度数:15.5   他はすべて非公開


過去の「村祐」の記事
「村祐 吟醸」(2006年06月
「村祐 吟醸 生酒」(2013年07月
「村祐 茜ラベル 特別純米無濾過生 秋あがり」(2013年10月
「村祐 冴 特別純米 無濾過生」(2005年05月

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2014年07月20日

雁木 夏 辛口純米3

雁木、夏の辛口純米 池袋東武で試飲・購入。

 初めて「雁木」に出会ったのは、2004年秋、ヨラムさんのお店でした。

 たちまちファンとなった衝撃の出会いから、約10年がたつんですね。

 この10年の間、杜氏さんが引退し、小林社長が自らお酒をつくるようになりました。

 荒々しく濃醇でヤンチャな「雁木」が、スマートで洗練された酒質に変化をとげてきました。

 昔の「雁木」のほうが好みだったけれど、最近の「雁木」も好き。


 今回の試飲販売で気に入ったのは、新登場の「雁木 夏 辛口純米」。 「雁木」が初めて送り出す、夏用のお酒です。

 1回火入れをして酒質を安定させ、加水してアルコール度数を落とし、飲みやすくしています。

 しかし、そこは無濾過の濃醇酒を世に問う「雁木」、単に薄く水っぽい夏用酒とは異なります。



 冷温では苦味が活躍してスッキリとした飲み口になるものの、せっかくの旨味がかくれてしまう印象。

 したがって、旨味を味わうために、常温でいただきます。

 「雁木」らしい厚い酸が主体となった味わいで、ドライな雰囲気の中をお米らしい旨味がふくらむ。

 後口には苦味を残しながら鋭く切れ上がるところが、「雁木」シリーズでも特異な性質。

 しっかり味があって、それでいて軽妙さもある。 不思議なバランスで、つい次のひと口、次の一杯へと進みたくなる。


 燗にすると、旨味が引いて、分厚い酸味が強調されるようになる。 これはこれで爽快!

 温度帯によって表情がずいぶんと異なるため、自分の好みを探る楽しみもある。



 暑い夏は、味の薄いお酒を冷やして飲む。 はたしてそれだけが正解なのか。 いろいろなお酒の楽しみかたがありうるのでは。

 そんな、夏用のお酒についての思い込みに対して一石を投じるお酒。



【山口県岩国市 八百新酒造】 純米酒(無濾過)
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+9
 原料米:山田錦(山口県産)   精米歩合:60%
 酸度:1.7


「雁木」「錦乃誉」の過去の記事
「雁木 純米無濾過生原酒」
 (↑2010年09月2008年06月2007年09月2007年01月
   2006年03月2004年11月
「雁木 純米無濾過生原酒 初搾り新酒」(2012年12月
「雁木 純米無濾過生原酒 槽出あらばしり」(2006年03月
「雁木 純米無濾過生原酒 おりがらみ 秋熟」
 (↑2013年12月2012年10月2011年11月
「雁木 純米大吟醸無濾過生原酒 おりがらみ 秋熟」(2013年12月
「雁木 純米吟醸 無濾過 ひやおろし」(2008年09月
「雁木 純米無濾過原酒 ひやおろし」(2009年12月2007年09月
「雁木 純米無濾過 ひとつ火」(2011年04月2005年07月
「雁木 純米無濾過 西都の雫」(2013年06月2012年04月
「雁木 活性にごり 発泡純米生原酒」(2008年06月2006年06月
「雁木 スパークリング 純米吟醸 活性にごり生原酒」
 (↑2011年08月04月2009年01月
「雁木 純米大吟醸 スパークリング 活性にごり生原酒」
 (↑2014年01月
「錦乃誉 特別純米 無濾過生原酒 おりがらみ 秋熟」
 (↑2008年12月、(2007年02月
「錦乃誉 純米大吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ 秋熟」
 (↑2009年06月
「錦乃誉 朝しぼり 特別純米 無濾過生原酒」(2009年03月
「錦乃誉 朝しぼり 純米大吟醸」(2008年04月
「錦乃誉 特別純米 西都の雫」(2008年10月2007年09月

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2014年07月19日

花邑・翠玉 3種飲みくらべ3

両関 花邑・翠玉 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「花邑」の3種類飲みくらべセット。

 店内の壁に、気になるメニューが貼り付けられていました。

 「花邑」・・・はて?

 お店のスタッフいわく、秋田「両関」の新ブランドとのこと。

 おー、「両関」ですか!

 「両関」といえば、大正時代から高品質を評され、高度経済成長期には全国屈指の製造量をほこった、秋田県を代表する酒蔵のひとつ。

 そんな歴史と技術を持つ大規模蔵が、どんな新ブランドを立ち上げたのでしょうか。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう!

 まずは写真右、ピンクのラベルに青い文字の「花邑 純米吟醸」からいただきます。

 ミネラルやハーブを感じる繊細な香りが静かに立ちのぼる。

 水の良さを感じさせるクリアな飲み口で、やさしい甘味にかわいらしい酸味が走る。 キレイで淡麗な酒質を好む人にはピッタリかな。

 でも、このお酒にしかないという個性に乏しくて、物足りないなあ。 東北の蔵が雄町を使うとこういう味わいになることが多い気がする。

 裏ラベルで「濃醇甘口」と自称しているけれど、それは自社製品の中ではという意味で受け取ったほうが良さそう。 このお酒を濃醇と呼んだら、ほとんどのお酒が濃醇酒になってしまう。

 濃淡の基準をどこに置くかは、難しい問題だなあ。



 次に写真中央、ピンクのラベルに赤い文字の「花邑 純米酒」。

 梨・ブドウ様のみずみずしい香りで、純米吟醸タイプよりも少し香り高い印象。 こちらも淡麗で、香りや繊細な味わいを楽しむタイプのお酒。

 純米酒だからもっとボリュームを期待していたけれど、ハードルを上げすぎてしまったのかな。



 最後に、同じく「両関」の新ブランドの「翠玉 特別純米酒 無濾過生」。

 ヨーグルト様の香りにお米らしさもひそむ。 麹の風味も感じる、ドライで旨味のある味わい。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、味わいに起伏・奥行きがあって、飲みごたえがある。

 兵庫「琥泉 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」に似た印象で、実に好み。 これだ! 待ち望んでいた感動が、今ここに!



 新たな発見・体験ができた、楽しい飲みくらべでした。



【秋田県湯沢市 両関酒造
「花邑 純米吟醸」 純米吟醸
 好み度:1(★)
 1800ml:2,860(3,089)円
 アルコール度数:15.4   日本酒度:-6
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0

「花邑 純米酒」 純米酒
 好み度:1(★)
 1800ml:2,266(2,447)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:-2.7
 原料米:陸羽田(山形県産)   精米歩合:55%


「翠玉 特別純米酒 無濾過生」 特別純米酒(無濾過、生)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,770(2,992)円   720ml:1,460(1,577)円
 アルコール度数:16.2   日本酒度:-2
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)59%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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2014年07月16日

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker(アイスブレイカー)4

玉川、アイスブレイカー2014 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 夏用のお酒として年々人気が高まっている「玉川 アイスブレイカー」。

 南極に立つコウテイペンギンの親子が描かれたラベル、そして水色のビン。

 涼を呼ぶどころか凍りつきそうなイメージさえする、夏にうれしいお酒ですね。


 商品名の「Ice Breaker」は、文字どおりに受け取れば砕氷船

 ほかにも「緊張をほぐし場を和ませるもの」という意味があるのだとか。 ステキな比喩ですね。


 水っぽい淡麗酒を夏用に販売する蔵が多いなか、このお酒は濃厚・濃醇。 「玉川」らしさはゆるぎません。

 杜氏のハーパーさんが推奨するように、氷を浮かべて飲んで、砕氷船らしさを楽しむのも良いでしょう。



 ただ、今回は店主の陽子さんのおすすめに共感して、ぬる燗でいただきます。

 おだやかで落ち着いた雰囲気にひそむバニラを思わせる甘い香りが、やわらかい酒質を連想させる。

 スルリとなめらかでまろやかな口当たりが、ぬる燗だとさらに引き立てられる。 すぐに現れるのは、甘味・旨味・酸味の高濃度のかたまり。

 しだいに「玉川」らしい木の香りとドライな飲み口が顔を出して、複雑かつおだやかに展開する。

 バニラ・ナッツ様の余韻にも生熟成の魅力が感じられる。 熟成した生酒の燗は、やっぱり好みだなあ。



 ぬる燗でゆっくりと楽しみ、場が和んでゆくのも「Ice Breaker」が目指した姿のひとつかもしれませんね。

 ラベルやビンのイメージから冷温に引きずられ、燗という選択肢は盲点に入ってしまいがち。 いろいろ試してみる精神を忘れずにいたいです。



【京都府京丹後市久美浜町 木下酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,857(3,086)円   500ml:1,048(1,132)円
 アルコール度数:17.3   日本酒度:+2
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)日本晴
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%[ともに自家精米]
 酵母:協会9号   酸度:1.2   アミノ酸度:1.9


「玉川」の過去の記事
「玉川 生もと純米 自然仕込 コウノトリラベル 生」(2011年03月
「玉川 生もと純米 自然仕込 コウノトリラベル」(2010年02月
「玉川 山廃純米 自然仕込 無濾過生原酒」(2011年02月
「玉川 山廃純米 自然仕込 ひやおろし」(2010年11月
「玉川 山廃純米 自然仕込 にごり」(2012年12月2011年10月
「玉川 特別純米 無濾過生原酒」(2010年03月
「玉川 純米吟醸 手つけず原酒」(2012年12月
「玉川 純米吟醸 雄町」(2012年12月
「玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker」(2010年11月
「玉川 玉龍 山廃純米大吟醸 自然仕込 生」(2011年12月

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北島 純米辛口 無濾過生原酒2

北島 純米辛口無濾過生原酒 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 魅力的な日本酒メニューの中に、知らない銘柄を発見。

 「北島」・・・はて?

 世代的に演歌ではなく競泳を連想してしまうそのお酒は、名米・名水に恵まれる滋賀県で生まれたとのこと。

 ラベルには「近江國 安土」の文字。 地名に歴史のロマンを感じながら、冷温でいただきます。


 甘味の少ない生酒に特有の、フレッシュで刺激的な香り。 華やかな果実香はない点では、落ち着いた印象。

 長野「スクウェア・ワン(桝一) 純米酒 生酒」、茨城「稲里正宗 純米 しぼったまんま」にも似ていて、硬くシャープな酒質を連想させる。


 ガツンと硬さ・重さを感じる、インパクトのある口当たり。

 香味ともにアルコールの存在感が大きいものの、強めの酸が奔放に活躍し、新鮮なお酒らしいやさしい甘味も深みを出している。

 非常に切れが良く、後半はストンと味が消える。 前半から後半にかけてのダイナミックな転換は魅力的な個性。

 ただ、甘味だったり酸味だったり旨味だったり、個人的にはもう少し幅や余韻があったほうが好みかな。



 後日、記事にする段階で気付いたのが、北島酒造は「御代栄(みよさかえ)」を醸す蔵ということ。

 申し訳ないながら今まで飲んだ「御代栄」はそれほど印象深くなかったので、そのぶん新ブランド「北島」に革新性を感じました。



【滋賀県湖南市 北島酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,200(2,376)円   720ml:1,100(1,188)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+10
 原料米:玉栄(滋賀県産安土)   精米歩合:65%
 酵母:協会7号・協会10号   酸度:1.8

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七ロ万(ななろまん)2

花泉 七ロ万 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 もち米を追加投入する四段仕込みにこだわり、厚みのあるお酒を世に問う「花泉」・「ロ万」。

 今回のお酒「七ロ万」は、出荷直前だけ火入れ(加熱殺菌)した生貯蔵タイプ。


 冷温でいただきます。

 香りは静かで、まろやかな口当たりに密度を感じる。

 熟したメロンのような甘味・酸味が中心となった、豊かな味わいが楽しめる。 香味の特徴が、兵庫「龍力 無濾過生原酒」シリーズと似ている。

 ただ、この「七ロ万」のほうが軽快でやさしい。 キレイで上品な印象さえ受ける。



 淡麗なお酒に満足できなくなってきた。 しっかり味がある、それでいて飲みやすいお酒を飲みたい。

 そんな香味のバランスの良いお酒を求める人におすすめしたい佳酒。



【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造
 純米酒(無濾過、生貯蔵)
 1800ml:1,619(1,749)円   720ml:3,000(3,240)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)たかねみのり、
       (四段目)ヒメノモチ(すべて福島県産)
 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01)


「花泉」「ロ万」の過去の記事
「花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め」(2011年02月
「一ロ万(ひとろまん) 初しぼり無濾過生原酒」(2014年06月

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仙禽 クラシック 中取り無濾過原酒 亀ノ尾3

仙禽 クラシック 亀ノ尾 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 甘口派のYさんに、「仙禽」をチョイス。

 Yさんは「この味、前も飲んだ気がする」とひとこと。

 先日「仙禽 亀の尾」を飲んで気に入っていたYさん。 鋭い指摘に感服しました。


 冷温でいただきます。

 芳醇でかつ水のように飲めるというコンセプトのもとに生まれた「仙禽 クラシック」シリーズは、 原酒でありながらアルコール度数が低め。

 さわやかな香りと甘酸っぱい味わいという「仙禽」の個性を保ったまま、飲みやすさも追求したお酒。


 さわやかな果実香と、クッキーのようなおだやかな香りが重なる、繊細で複雑な香り。 スルリと流れるなめらかな口当たりで、みずみずしく甘酸っぱい。

 軽快でいて、甘味・旨味・酸味・苦味の各要素を感じる豊かな味わい。


 スタートからすばらしいお酒に出会えました。



【栃木県さくら市 せんきん】 純米大吟醸(無濾過、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,500(1,620)円
 アルコール度数:14.5%
 原料米:亀の尾(栃木県さくら市産、特等米)
 精米歩合:50%


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 とちぎ酒14」
 (↑2010年03月
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山」
 (↑2011年06月
「仙禽 中取り無濾過生原酒 亀ノ尾」(2014年06月
「仙禽 中取り無濾過生 雄町50 かぶとむし」(2014年06月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり」(2012年01月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 雪だるま にごり生酒」(2012年12月

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2014年06月11日

けんちの 純米無濾過生原酒 あらばしり/直汲み中取り/せめ2

川中島 けんちの 3種 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 お酒メニューに「けんちの」なる、見慣れない長野のお酒を発見。

 しかも同じタンクのお酒の、しぼり段階のちがいによる3種類の飲みくらべ。

 これは気になる!


 なんと、「川中島」「幻舞」の千野麻里子杜氏のご主人、千野健一氏が造ったお酒とのこと。

 なるほど〜! 「けんちの」は、千野健一氏の名前をとって名付けられた銘柄なんですね。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう。

川中島 けんちの あらばしり まずは、最初に流れ出てくる「あらばしり」から。

 「けんちの」の文字が映える、黄色いラベル。

 しっかりオリ引きしてあるからか、ほとんど無色。

 この蔵のお酒らしい、甘く華やかな香り。 豊かな甘味をヤンチャな酸味が支える、みずみずしい飲み口。

 審査というわけではないけれど、M-1グランプリの最初の組のように、この味わいが比較の基準になります。


川中島 けんちの 直汲み中取り 次は、澄んだ中間部分を集めた「中取り」。

 赤紫のラベルに赤い文字は、少し見づらいですね。

 香りも味も濃厚な甘さが強調され、インパクト大。

 良くも悪くも、個性となる雑味が少ないからか、ストレートな味わい。


川中島 けんちの せめ 最後に、強い圧をかけてしぼり出した「せめ」。

 赤い文字が映える、反対色の緑ラベル。

 上記2つと同様、華やかな香りは健在。

 甘味・酸味だけでなく、旨味・苦味なども感じられて複雑な印象。 おだやかな一面もある。



 同じタンクで生まれた同じ規格・造りのお酒なので、3本とも非常に似ている。 1つだけ飲んでどのお酒かを特定することは難しいかもしれない。

 ただ、3つとも飲みくらべれば、どれがどれかを特定することは、そう難しくはない。 Yさんにシャッフルしてもらったところ、3つとも正解!



 個人的な好みとしては、「あらばしり」、「せめ」、「中取り」の順番かな。 一般的にもっとも上質とされる中取りは、少し単調に感じられました。

 同じお酒の、しぼった工程の違いによる味わいの差を実感できて、良い体験になりました。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.5%
 精米歩合:65%

「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」 (赤ラベル)
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.1

「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」 (黄ラベル)
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.2


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2014年03月2011年06月
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」(2014年03月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年03月01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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仙禽 雄町50 かぶとむし 中取り無濾過生3

仙禽 かぶとむし 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 「仙禽 亀ノ尾」と飲みくらべたのは、無色透明ビンに七色のかぶとむしが描かれたお酒。

 実は、こちらも「仙禽」。


 バナナのような、甘くやわらかい香りがふんわりと広がる。

 「仙禽」らしい甘味も存在感を示すものの、鮮烈な酸を主体としたみずみずしい味わい。

 酸味・苦味に加えてミネラルも感じるスッキリとした後口は、塩気を連想するほど。


 強烈な個性を持ちつつ、アルコール度数を下げて飲みやすくしてある。

 見た目も、味わいも、夏向きのお酒。



【栃木県さくら市 せんきん】 純米大吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2,900(3,132)円   720ml:1,450(1,566)円
 アルコール度数:15.5%
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 とちぎ酒14」
 (↑2010年03月
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山」
 (↑2011年06月
「仙禽 中取り無濾過生原酒 亀ノ尾」(2014年06月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり」(2012年01月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 雪だるま にごり生酒」(2012年12月

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仙禽 中取り無濾過生原酒 亀ノ尾(亀の尾)4

仙禽 山廃 亀の尾 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 甘口好きのYさんのスタートは、「仙禽 亀ノ尾」。

 「仙禽」は、その豊かなラインナップに貫かれた、インパクト抜群の甘酸っぱい味わいが魅力。

 ワインに造詣が深いゆっきーをはじめ、「仙禽」がきっかけで日本酒にハマる人もいるほど。

 今回のお酒は、蔵元・杜氏の薄井さん兄弟がもっともこだわるお米で仕込んだ、蔵の看板商品。



 バナナを思わせる甘い香りに続いて、熟したメロンのようなさわやかな甘味・酸味・苦味が広がる。 単に濃厚なだけでない、洗練されたキレイな味わい。

 繊細さと豪快さが共存しているすごいお酒だなあと思って裏ラベルを見てみたら、なんと麹米の精米歩合が35%! 出品酒並みの手間暇・コストをかけたぜいたくな造りですね。


 インパクトもボリューム感も楽しめ、そして上品・軽快に切れる。

 「仙禽」らしい個性に磨きをかけた、すごいお酒。



【栃木県さくら市 せんきん】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,100(3,348)円   720ml:1,550(1,674)円
 アルコール度数:17.5%
 原料米:亀の尾(栃木県さくら市産、特等米)
 精米歩合:(麹米)35%、(掛米)50%


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 とちぎ酒14」
 (↑2010年03月
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山」
 (↑2011年06月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり」(2012年01月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 雪だるま にごり生酒」(2012年12月

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一ロ万(ひとろまん) 初しぼり無濾過生原酒2

花泉 一ロ万 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 これぞ濃醇酒、という「花泉」を醸す花泉酒造。

 「花泉」とは別路線を目指した「ロ万」の最高峰となる、しぼりたてのお酒が今回の「一ロ万(ひとろまん)」。

 純米大吟醸にもち米を追加して四段仕込みにしたようなお酒とのこと。

 黒地に白い文字のラベルがカッコいい! 好みのデザインです。


 では、冷温でいただきます。

 フレッシュな吟醸香に、とろりと密度を感じる口当たり。 甘味と酸味のバランスが良く、充実の味わいが楽しめる。

 以前飲んだ「花泉 純米無濾過生原酒」ほどのボリューム感はなく、麹の風味もひかえめ。

 キレイな甘味が魅力の、上品なのに飲みごたえのあるお酒。



【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造
 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:4,429(4,783)円   720ml:2,524(2,726)円
 アルコール度数:18.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)たかねみのり、(四段目)ヒメノモチ
 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01)


「花泉」「ロ万」の過去の記事
「花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め」(2011年02月

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残草(ざるそう)蓬莱 純米フィーバー777 槽場直詰 無濾過生原酒3

残草蓬莱 純米フィーバー777 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 2013年9月に移転・リニューアルオープンした新店舗は、西池袋公園を見下ろせる広々とした6階の1室。

 前回はテーブル席で、今夜はカウンター。 また景色が変わって新鮮な雰囲気です。

 さあ、今夜もいろんなお酒に出会っていきましょう!


 最初は、「残草蓬莱 純米フィーバー777」。 インパクトのある名前です。

 精米歩合77%、協会7号酵母という7が3つそろった造りなので、777なのだとか。 なるほど、お米をあまり削らない低精白のお酒ですね。


 冷温でいただきます。

 お米をふんだんに削った吟醸酒とは対極にあるお酒ながら、刺激的でさわやかな香りがひそむ。 低温で丁寧に醸されたことが感じ取れる。

 旨味・酸味の詰まった力強い味わいで、かすかに残った炭酸が苦味も想起させてスッキリ感を演出する。

 温度が上がって常温に近づいてくるにつれて、低精白のお酒らしい雑味・旨味がおだやかに現れる。 しっかり個性があって魅力的。


 好みの味わいで、良いスタートが切れました。



【神奈川県愛甲郡愛川町 大矢孝酒造
 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:77%
 酵母:協会7号   酸度:2.3


「昇龍蓬莱」「残草蓬莱」の過去の記事
「残草(ざるそう)蓬莱 特別純米 槽場直詰生原酒」(2013年01月

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2014年06月04日

阿櫻 無濾過生原酒 3本 (純米吟醸 雄町 / 純米吟醸 美郷錦 / New 特別純米 秋田酒こまち)3

阿櫻 3本セット 池袋西武で見かけて購入。

 池袋西武の日本酒売場は、壁一面が冷蔵オープンケースになっていて、その一角に全国各地の季節限定のお酒が集められています。

 そこで発見したのが今回の3本。

 池袋西武で横手の「阿櫻」に出会うのは初めて。


 ここで出会うとは!

 しかも3本同時に!

 飲みくらべたい!

 買うしかない!



 と思うと同時に、すかさず3本をかごに入れてレジに並んでいました。



 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

阿櫻 純米吟醸 雄町 まずは、赤い文字の「阿櫻 純米吟醸 雄町」から。

 ささやかながらただよう吟醸香がさわやか。 豊かな甘味・旨味にしっかりとした酸味が加わって、みずみずしい味わい。

 酸味の強さとさりげない苦味が活躍して、飲みごたえがありつつ、切れが良い。

 他の蔵でも似たような味わいに出会えるような酒質ながら、そのぶん非常にバランスが良いとも言える。

 さわやかで濃醇なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



阿櫻 純米吟醸 美郷錦 次に、青い文字の「阿櫻 純米吟醸 美郷錦」。

 メロン様の吟醸香に、清涼感ある苦味を想起する。

 雄町バージョンとくらべると、甘味・酸味ともにひかえめで、おだやかな旨味が楽しめる。

 スルリとなめらかな口当たりながら、落ち着いた味わいから、ふっくらとした雰囲気も感じられる。

 お米のちがいによる味わいのちがいが顕著で、お米の魅力が見事に引き出されていて好印象。



阿櫻 特別純米 秋田酒こまち 3本目は、白いラベルの「阿櫻 New 特別純米 秋田酒こまち」。

 3本の中ではもっとも香りがひかえめながら、それでもリンゴ様のさわやかな香りがある。

 やさしい甘味を基調としたつややかな飲み口。 甘味が重くならない、不思議な軽さがある。

 と思ったら、なんと、原酒なのにアルコール度数が12%台。 そのわりに、味が薄っぺらになっていない。

 調べてみたら、多酸性の酵母を使っているとのこと。 飲みやすく、それでいて味もある。

 今までに経験のないバランス・・・だからお酒の名前に「New」が入っているのか!



 3本とも好みで、おもしろい飲みくらべができました。



【秋田県横手市 阿桜酒造
「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,667(1,800)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:−1
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酵母:静岡系酵母   酸度:2.4   アミノ酸度:1.2

「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 美郷錦」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,200(3,456)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:±0
 原料米:美郷錦(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:秋田酵母No.15   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「阿櫻 New 特別純米 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:12.8%   日本酒度:−5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:KT901   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2


「阿櫻」の過去の記事
「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精」(2013年01月

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