特別純米酒

2015年08月25日

梵 純米55 特別限定 純米酒 磨き五割五分2

梵 純米55 地元の居酒屋さんにて飲む。

 このお店には、固定メニュー・期間限定メニューを合わせ、常時20種類近くの日本酒があります。

 そんなお酒たちの中でよく飲むのが、「梵 純米55」。

 常連さんにファンが多いのか、期間限定メニューのはずが半年以上メニューに載り続けています。

 あれ、限定メニューにまだ名前がある、よしまた飲もう。 そんな思考・行動を今日もまたくりかえします。



 まずは冷温でいただきます。

 米粉を思わせるソフトな香り。 まろやかな口当たりが、やさしい甘味・旨味を引き立てる。

 この甘い飲み口は、飲み手の好みによって印象を左右しそう。

 もっとも、ボリュームは淡麗〜中庸で、全体的にはサラリと軽妙な味わいに仕上がっている。

 個人的には、個性・おもしろみがあって、冷温でも好み。



 次にぬる燗でいただきます。

 お米らしい香味がより引き立ち、酸味が強調されて、味わいに幅が出てくる。

 しっかりと酸の存在感を楽しめるので、あたためた方がさらに好み。



 良い意味で刺激の少ない、派手さのないお酒。 そんな酒質を好む人におすすめです。

 温度変化による味わいの変化が大きいので、好みの温度帯を探る楽しさもあります。



【福井県鯖江市 加藤吉平商店】 特別純米酒
 1800ml:2,381(2,571)円   720ml:1,190(1,285)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+4
 原料米:(麹米)山田錦(兵庫県特A地区産)、
      (掛米)五百万石(福井県産)
 精米歩合:55%
 酵母:KZ10号(自社酵母)   酸度:1.7


 「梵」加藤吉平商店は、アルコール添加酒を造らず、純米酒のみを造る完全純米酒蔵。

 蔵の平均精米歩合38%(2014BY)という、全国屈指の高級酒路線を歩む。

 そして、醸したお酒はすべて長期氷温熟成してから出荷するという、品質の管理、旨味の追求にも余念がない。


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2014年10月04日

蒼空 特別純米生原酒 短稈渡船2

蒼空 特別純米 短稈渡船 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 ひさしぶりに出会った「蒼空」。

 先代の急逝、阪神淡路大震災によって一時廃業し、その後復活した伏見の「蒼空」。

 「伏見のお酒=キレイ」というイメージで終わらない、飲みごたえのあるラインナップが魅力です。

 今回は、滋賀県で積極的に使用するようになった短稈渡船を使ったお酒。


 冷温でいただきます。

 蜜入りリンゴ、熟したメロンを思わせる甘い香りがさりげない。

 中硬水のこの蔵らしい、密度を感じるまろやかな口当たり。

 甘味・旨味が中心となって展開するような予感がしながらも、意外にも強めの酸とさわやかな苦味が主体となったシャープな味わい。


 前半は「蒼空」らしく、後半は「蒼空」らしくない。

 好きな酒蔵でも、短稈渡船を使うととたんに味がやせ細る。 そんな経験を何度もしてきたけれど、今回も同様の印象。

 まだお米のあつかいに慣れていないだけなのか、それともお米の特性なのか。



 濃厚でかつ軽妙さも持ち合わせていた山田錦の生熟成をつくらなくなってしまった「蒼空」。

 これからどのような個性を新展開してゆくのか、注目です。



【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 特別純米酒(生、原酒)
 1800ml:3,500(3,780)円   500ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:短稈渡船2号   精米歩合:60%


「蒼空」の過去の記事
「蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦」(2009年11月04月
「蒼空 熟成純米酒 美山錦」(2010年06月
「蒼空 純米酒 美山錦」(2009年03月
「蒼空 純米ひやおろし 美山錦」(2008年10月
「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」
 (↑2007年11月2006年04月

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飛露喜 特別純米 無濾過生詰3

飛露喜 特別純米 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 日本酒を飲み慣れていない人に、ひとまず飲んでもらいたい。

 そんな初心者の心をつかむ魅力をもったお酒のひとつが、この「飛露喜 特別純米」。

 できれば生タイプのインパクトを体験してもらいたかったけれど、今回は火入れタイプ。


 冷温でいただきます。

 リンゴ様のさわやかな香りで、クリアな飲み口はまるで純米吟醸や純米大吟醸のよう。

 やさしい甘味に繊細な酸味が活躍し、キレイに流れてゆく。


 焼酎派いわく「濃いけどさわやか」、甘いお酒を好む方いわく「薄いけど好き」。 なるほど、ボリュームは中庸ということですね。

 濃醇でないからこそ多くの人を魅了する、上質でバランスの良い佳酒。


【福島県河沼郡会津坂下町 廣木酒造本店】
 特別純米酒(無濾過、生詰)
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:16.8%   日本酒度:+3
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)五百万石
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.6


「飛露喜」「泉川」の過去の記事
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」(2010年02月2005年05月
「飛露喜 特別純米 無濾過生詰」(2007年03月
「飛露喜 吟醸 生詰」(2012年07月

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2014年10月02日

るみ子の酒 生もと特別純米酒 無濾過生原酒

るみ子の酒 生もと特別純米 無濾過生原酒 池袋東武で見かけて購入。

 よっしんが試飲せずに購入する動機は、相当気になったからか、または信頼している蔵だから。


 森喜酒造の「妙の華」・「英(はなぶさ)」・「るみ子の酒」は、生酒よりも火入れ酒のほうが好みなことが多い。

 けれど、森喜酒造のファンとしては、飲んだことのないお酒は飲んでみたい。

 ということで、2つの理由の両方を満たしていたために購入。


 まずは冷温でいただきます。

 華やかさのない、若々しい生酒特有の刺激的な香りが中心。 甘味を切ったドライな飲み口で、強烈な酸味が突出した印象。

 非常にバランスが悪く、飲みづらい。 いわゆる「硬い」状態で、熟成してゆくことで劇的な変化が期待できる酒質。


 火入れ・熟成タイプが後々に発売されると良いなあ。



【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.7%   日本酒度:+7
 麹米:山田錦(徳島産)(精米歩合50%・60%)
 酒母米:山田錦(伊賀産)(精米歩合60%)
 掛米:山田錦(徳島産)・ひとごこち(長野産)(ともに精米歩合60%)
 酵母:協会7号   酸度:2.1   アミノ酸度:1.5


「妙の華(英・るみ子の酒)」の過去の記事
「妙の華 純米酒 きもと山田錦90% チャレンジ90 無濾過」
  あらばしり生原酒:第四章(2008年09月)、第三章(2006年05月)
              第二章(2005年05月)
  火入れ・加水タイプ:第一章(2004年07月)

「妙乃華(妙の華) 山廃一段仕込 無濾過生」(2011年01月
「妙の華 山廃純米吟醸 阿波山田錦」
 (↑2011年06月03月2010年09月
「妙の華 特別純米 無濾過生原酒 備前雄町」
  山廃タイプ:2008年11月
  速醸タイプ:2007年04月2006年09月

「英(はなぶさ) 生もと 特別純米酒」
 (↑2011年06月2010年07月
「英(はなぶさ) 山廃純米 無濾過あらばしり生原酒(白ラベル)」
 (↑2008年11月2007年06月
「英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過原酒(赤ラベル)」
 (↑2012年08月2004年01月
「英(はなぶさ) 特別純米酒(赤ラベル)」(2011年08月
「英(はなぶさ) jyungin 純米吟醸」(2013年01月

「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」
  6号酵母瓶火入れ:2011年02月2009年09月2007年04月
              2006年11月
  6号酵母無濾過生:2012年08月2007年09月
  7号酵母瓶火入れ:2011年02月
  7号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2012年09月(すっぴんるみ子)、2005年12月
  9号酵母瓶火入れ:2004年07月
  9号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2013年01月2008年07月(すっぴんるみ子)

「るみ子の酒 特別純米 活性濁り生原酒」
 (↑2011年01月2008年05月爆発注意酒

「妙の華 特別純米酒 十年古酒」(2006年05月2005年06月

「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 6号酵母」
 (↑2008年09月2007年05月
「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 7号酵母」
 (↑2011年05月2010年01月
「伊賀の舞 純米酒」(2009年10月

「どすこい誉 純米吟醸」
 ↑(2012年08月2011年08月2009年02月[熟成]、2008年10月
   2007年04月2005年02月

「妙の華」「英(はなぶさ)」7種類試飲(2005年06月

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2014年08月22日

天の戸 SILKY(シルキー) 絹にごり 特別純米生 白麹仕込み2

天の戸 SILKY 池袋東武で試飲・購入。

 全量純米蔵になるだけでなく、新商品の開発にも余念がない「天の戸」。

 以前、黒麹をつかったお酒を飲んだけれど、今回は白麹をつかったお酒。 数年前に登場した商品のようです。

 清掃、時期、つくり方。

 焼酎(泡盛含む)用の黒麹・白麹は、清酒用の黄麹とは性質がちがうので、いつも以上に麹室で気をつかったのでは。

 そんなつくりに関する素人的な心配はさておき、飲む際には、発泡性のにごり酒という点でも特徴的です。



 噴きこぼれないようによく冷やし、注意しながら開栓し、冷温でいただきます。

 ビン内で2次発酵して生まれた元気な炭酸がお酒を撹拌して、うっすらにごる。 泡がはじけるたびにお米の香りが広がる。

 甘味・旨味のやさしさもさることながら、シュワシュワの炭酸の刺激とレモン様の強い酸味が爽快。

 典型的な日本酒の主役であるコハク酸よりも、乳酸やクエン酸の存在を強く感じる、おもしろい味わい。



 夏用という蔵の位置づけも納得の、さわやかなお酒です。

 後日、炭酸が抜けた後に飲んだところ、にごり部分の旨味・苦味が少し重たく感じられました。 燗にして楽しめたけれど、あくまで救済措置。

 乾杯用のお酒として開栓し、炭酸が元気なうちに複数人で飲みきるのが良いかなと思います。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 720ml:1,600(1,728)円   300ml:571(617)円
 アルコール度数:15.2   日本酒度:-2
 原料米:星あかり(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2014年08月、2012年12月03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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2014年07月30日

村祐 茜ラベル 特別純米 無濾過本生2

村祐 赤ラベル 生 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 日本橋で「アートアクアリウム」を満喫した後、ずっと気になっていたバー「醇」に、ようやく立ち寄れました。

 お酒を飲むと食べなくなる派としては、お酒だけを堪能するスタイルのバーは大歓迎。

 まずは、「村祐 茜ラベル 特別純米酒 無濾過本生」。

 淡麗な酒質が多い新潟県にあって、しっかりと甘味を出してくる個性派の「村祐」。


 さっそく冷温でいただきます。

 多くの人を惹きつけるだろう、桃・洋梨のような甘くさわやかな香り。 まろやかな口当たりとやさしい甘味が個性的で魅力的。

 酸味・苦味もさりげなく息づいていて、どことなく甘口の白ワインを連想させる。



 甘口好きのYさんのお気に入りのお酒だけれど、もしかしたらワインに造詣の深いゆっきーも気に入るかもしれないなあ。

 良い意味で、新潟のお酒への先入観を取っ払ってくれるお酒です。



【新潟県新潟市 村祐酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 1800ml:2,400(2,592)円   720ml:1,200(1,296)円
 アルコール度数:15.5   他はすべて非公開


過去の「村祐」の記事
「村祐 吟醸」(2006年06月
「村祐 吟醸 生酒」(2013年07月
「村祐 茜ラベル 特別純米無濾過生 秋あがり」(2013年10月
「村祐 冴 特別純米 無濾過生」(2005年05月

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2014年07月19日

花邑・翠玉 3種飲みくらべ3

両関 花邑・翠玉 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「花邑」の3種類飲みくらべセット。

 店内の壁に、気になるメニューが貼り付けられていました。

 「花邑」・・・はて?

 お店のスタッフいわく、秋田「両関」の新ブランドとのこと。

 おー、「両関」ですか!

 「両関」といえば、大正時代から高品質を評され、高度経済成長期には全国屈指の製造量をほこった、秋田県を代表する酒蔵のひとつ。

 そんな歴史と技術を持つ大規模蔵が、どんな新ブランドを立ち上げたのでしょうか。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう!

 まずは写真右、ピンクのラベルに青い文字の「花邑 純米吟醸」からいただきます。

 ミネラルやハーブを感じる繊細な香りが静かに立ちのぼる。

 水の良さを感じさせるクリアな飲み口で、やさしい甘味にかわいらしい酸味が走る。 キレイで淡麗な酒質を好む人にはピッタリかな。

 でも、このお酒にしかないという個性に乏しくて、物足りないなあ。 東北の蔵が雄町を使うとこういう味わいになることが多い気がする。

 裏ラベルで「濃醇甘口」と自称しているけれど、それは自社製品の中ではという意味で受け取ったほうが良さそう。 このお酒を濃醇と呼んだら、ほとんどのお酒が濃醇酒になってしまう。

 濃淡の基準をどこに置くかは、難しい問題だなあ。



 次に写真中央、ピンクのラベルに赤い文字の「花邑 純米酒」。

 梨・ブドウ様のみずみずしい香りで、純米吟醸タイプよりも少し香り高い印象。 こちらも淡麗で、香りや繊細な味わいを楽しむタイプのお酒。

 純米酒だからもっとボリュームを期待していたけれど、ハードルを上げすぎてしまったのかな。



 最後に、同じく「両関」の新ブランドの「翠玉 特別純米酒 無濾過生」。

 ヨーグルト様の香りにお米らしさもひそむ。 麹の風味も感じる、ドライで旨味のある味わい。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、味わいに起伏・奥行きがあって、飲みごたえがある。

 兵庫「琥泉 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」に似た印象で、実に好み。 これだ! 待ち望んでいた感動が、今ここに!



 新たな発見・体験ができた、楽しい飲みくらべでした。



【秋田県湯沢市 両関酒造
「花邑 純米吟醸」 純米吟醸
 好み度:1(★)
 1800ml:2,860(3,089)円
 アルコール度数:15.4   日本酒度:-6
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0

「花邑 純米酒」 純米酒
 好み度:1(★)
 1800ml:2,266(2,447)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:-2.7
 原料米:陸羽田(山形県産)   精米歩合:55%


「翠玉 特別純米酒 無濾過生」 特別純米酒(無濾過、生)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,770(2,992)円   720ml:1,460(1,577)円
 アルコール度数:16.2   日本酒度:-2
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)59%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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2014年06月11日

磐城壽(いわきことぶき) 特別純米酒

磐城壽 特別純米酒 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 現在は山形の酒蔵を借りてお酒を醸す、福島の「磐城壽」。 そして今回のお酒の原料米は、あきたこまち。

 東北3県のコラボレーションですね。


 首ラベル(たすき)には、「電子技法栽培あきたこまち」の文字。 電子技法・・・はて?

 なにやら、マイナスイオンを帯びさせた水や白炭を用いて栽培する方法のよう。

 何の陰イオンであるのか不明で前科学的な用語であるマイナスイオンという文字を見ると、つい眉唾ものに感じてしまうけれど、栽培の現場では何か有意な差は生じているのでしょうか。 気になります。

 まあ、「竹鶴」の竹鶴敏夫専務に影響を受けているよっしんとしては、安全でおいしければどんなお米でも良いと思います。



 さて、冷温でいただきます。

 清涼感ある含み香とキレイな酸が印象的な、水の良さを感じるクリアな味わい。 やさしくふくらんだ味が潔く切れる、飲みやすいタイプ。

 個人的な好みとは大きく異なるものの、華美な香りや軽薄さが目立つ大吟醸のような、次のひと口に続きづらい抵抗感はない。

 邪魔な要素の少ない、軽快なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



【山形県長井市 鈴木酒造店長井蔵】 (本拠:福島県双葉郡浪江町)
 特別純米酒
 1800ml:2,600(2,808)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+1
 原料米:あきたこまち(秋田県産)   精米歩合:58%
 酵母:小川酵母   酸度:1.5


過去の「磐城壽」の記事
「磐城壽(いわきことぶき) 山廃純米生原酒」(2012年09月
「磐城壽(いわきことぶき) 本醸造 生」(2013年10月

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2014年06月04日

阿櫻 無濾過生原酒 3本 (純米吟醸 雄町 / 純米吟醸 美郷錦 / New 特別純米 秋田酒こまち)3

阿櫻 3本セット 池袋西武で見かけて購入。

 池袋西武の日本酒売場は、壁一面が冷蔵オープンケースになっていて、その一角に全国各地の季節限定のお酒が集められています。

 そこで発見したのが今回の3本。

 池袋西武で横手の「阿櫻」に出会うのは初めて。


 ここで出会うとは!

 しかも3本同時に!

 飲みくらべたい!

 買うしかない!



 と思うと同時に、すかさず3本をかごに入れてレジに並んでいました。



 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

阿櫻 純米吟醸 雄町 まずは、赤い文字の「阿櫻 純米吟醸 雄町」から。

 ささやかながらただよう吟醸香がさわやか。 豊かな甘味・旨味にしっかりとした酸味が加わって、みずみずしい味わい。

 酸味の強さとさりげない苦味が活躍して、飲みごたえがありつつ、切れが良い。

 他の蔵でも似たような味わいに出会えるような酒質ながら、そのぶん非常にバランスが良いとも言える。

 さわやかで濃醇なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



阿櫻 純米吟醸 美郷錦 次に、青い文字の「阿櫻 純米吟醸 美郷錦」。

 メロン様の吟醸香に、清涼感ある苦味を想起する。

 雄町バージョンとくらべると、甘味・酸味ともにひかえめで、おだやかな旨味が楽しめる。

 スルリとなめらかな口当たりながら、落ち着いた味わいから、ふっくらとした雰囲気も感じられる。

 お米のちがいによる味わいのちがいが顕著で、お米の魅力が見事に引き出されていて好印象。



阿櫻 特別純米 秋田酒こまち 3本目は、白いラベルの「阿櫻 New 特別純米 秋田酒こまち」。

 3本の中ではもっとも香りがひかえめながら、それでもリンゴ様のさわやかな香りがある。

 やさしい甘味を基調としたつややかな飲み口。 甘味が重くならない、不思議な軽さがある。

 と思ったら、なんと、原酒なのにアルコール度数が12%台。 そのわりに、味が薄っぺらになっていない。

 調べてみたら、多酸性の酵母を使っているとのこと。 飲みやすく、それでいて味もある。

 今までに経験のないバランス・・・だからお酒の名前に「New」が入っているのか!



 3本とも好みで、おもしろい飲みくらべができました。



【秋田県横手市 阿桜酒造
「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,667(1,800)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:−1
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酵母:静岡系酵母   酸度:2.4   アミノ酸度:1.2

「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 美郷錦」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,200(3,456)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:±0
 原料米:美郷錦(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:秋田酵母No.15   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「阿櫻 New 特別純米 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:12.8%   日本酒度:−5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:KT901   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2


「阿櫻」の過去の記事
「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精」(2013年01月

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2014年04月08日

鶴齢 特別純米 無濾過生原酒 2011(H23)BY3

鶴齢 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 池袋東武で試飲・購入。

 コシヒカリの名産地として知られる、新潟県南魚沼で醸される「鶴齢」。

 淡麗なお酒の多い新潟県にしては、飲みごたえのあるお酒たちがラインナップに並びます。

 寝かせることでしっかり成長・熟成するところも好印象。

 ただ、地元産の五百万石や越淡麗を使った商品よりも、兵庫県産の山田錦を使った商品の方が濃醇なのはご愛嬌。


 蔵内のタンクで1年間熟成したお酒を2013年春に購入し、自宅で1年間さらに常温熟成。

 今回は、2年熟成の状態で開栓。 さっそく常温でいただきます。


 黒胡椒を思わせるスパイシーな雰囲気に、せんべいのようなお米由来の香りも感じられる。 まろやかな口当たりで、チーズケーキやレーズン、麹など複雑な風味が広がる。

 甘味・旨味・苦味・酸味、それぞれの要素がしっかりと感じられ、そして調和している。 余韻には、生熟成らしいナッツ様の香りがある。


 ぬる燗にすると、甘味が一歩引いて、まろやかさでかつ引き締まった味わいになる。

 原酒だからか、まだ淡麗型な証拠か、アルコールが強調される瞬間もある。 もっとまろやかで濃醇だったらなあ。 好みだからこそ、つい欲張ってしまう。


 中庸タイプながら、充実の味わい。 3年、5年と、さらに熟成した状態でも飲んでみたいお酒。



【新潟県南魚沼市 青木酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3200(3456)円   720ml:1600(1728)円
 アルコール度数:17.7   日本酒度:+4.9
 原料米:山田錦   精米歩合:55%
 酵母:協会701号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0


過去の「鶴齢」の記事
「鶴齢 純米吟醸 にごり酒」(2009年09月
「鶴齢 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」(2012年06月
「鶴齢 純米無濾過生原酒」(2006年11月

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2014年03月22日

川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒 / 純米吟醸無濾過生原酒 / 特別純米無濾過生原酒

川中島 幻舞 3本セット 池袋西武で試飲・購入。

 日本酒バーや居酒屋で、雑誌や本で、見かける機会が増えてきた気がする「川中島」。

 ただ、以前から人気で品切れが続出してしまう状況。

 そのため、新規の流通経路は開拓していないとのこと。

 品切れを解消すべく、10月から翌年6月まで、長期間にわたってお酒を仕込むほど。

 1年中仕込みを行う「四季醸造」ではないけれど、冬だけ仕込みを行う「寒仕込み」のレベルを通り越して、「三季節醸造」になっています。

 ところが、それでも製造規模の問題で大量生産はできず、次の仕込期までに品切れになってしまうとのこと。

 1年に2回試飲販売が行われる池袋西武では、定期的に購入できるのでありがたいです。



 今回の試飲販売では3種類の生酒を購入。 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒 青いラベルの「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」は、今回の試飲販売の目玉商品。

 シーズン初期にしぼられて発売されたお酒で、早くも蔵の在庫がなくなってしまい、現品限りとのこと。

 リンゴ・桃のような甘く華やかな香りに、スルリとなめらかな口当たり。

 刺激的な要素は少なく、やさしい甘味を基調としたソフトな香味が楽しめる。



川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒 続いて、赤褐色のラベルの「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」。

 香りは青ラベルの吟醸タイプとほとんど同じ。 ただ、ひと口含んだ瞬間に、吟醸タイプよりも濃厚だと感じられる。

 さわやかな香りと酸味、存在感のある甘味・旨味。

 香味のバランスが良く、「幻舞」シリーズの酒質を知る入口の1本として蔵元がおすすめするのも納得。



川中島 幻舞 特別純米山田錦無濾過生原酒 最後は、濃い黄色のラベルの「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」。

 上記2本とは、原料米も磨き具合も、さらには使用酵母も異なる。

 パイナップル様の、豊かな酸味・甘味・苦味を予感させる刺激的な香り。

 純米吟醸よりもはるかに濃醇・濃厚で、インパクト大! さわやかで、味のあるタイプを好む人におすすめの1本。

 秋田「太平山 生もと純米 無濾過生」にも似た印象。 熟成させて常温〜ぬる燗でおいしくなるところも共通点。



 1種類だけ飲めば、きっと「おいしい」で完結してしまう。 それぞれ飲みくらべてみると、より個性・魅力が見えてくる。

 だから飲みくらべは楽しい。 そしておもしろい!



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」 (青ラベル)
 吟醸(生)
 好み度:2(★★)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.5

「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」 (赤ラベル)
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.1

「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」 (黄ラベル)
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.2


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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2014年03月06日

惣譽(惣誉) 生もと特別純米酒3

惣誉 生もと特別純米 池袋東武で試飲・購入。

 「惣誉」は、いわゆる硬いお酒をつくる蔵。

 つまり、新酒の時期では飲みづらく、熟成を経ることでまろやかな旨味が楽しめるようになるお酒が特徴。

 今回は、2013年1月に購入していたものを約1年間常温で熟成させてから開栓。


 開栓直後は硬く、味が開かずに飲みづらい印象。 2週間くらいしてようやく本領を発揮するようになってきました。


 では、常温でいただきます。

 熟成を経てほんのりと色づいたお酒は、いかにもおいしそう。 バナナ、ヨーグルト様のやさしい香りに、穀物らしいおだやかな熟成香が重なる。

 まろやかな口当たりで、しっかりとした酸味・旨味が見事に調和した、充実した味わい。

 まろやかさから甘味を連想するものの、サッとさばける後切れの良さがあって軽快さも兼備している。


 温めることで酸味が引き立ち、さらに次のひと口を誘う。 やっぱりすごいお酒だなあ。



【栃木県芳賀郡市貝町 惣譽酒造】 特別純米酒(生もと)
 1800ml:2750(2888)円   720ml:1381(1450)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦(兵庫県特A地区産)   精米歩合:60%
 酸度:1.8


「惣譽(惣誉)」の過去の記事
「惣譽(惣誉) 生もと純米大吟醸」(2011年01月
「惣譽(惣誉) 生もと特別純米酒」(2009年09月

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2014年01月10日

若鶴 特別純米 雄山錦2

若鶴 特別純米 雄山錦 池袋のサンシャインシティで行われた「日本酒フェア」で購入。

 2年半にわたって常温熟成させていたものを開栓。

 たきたてご飯のような甘さを想起させるお米の香りに、かすかに穀物・枯葉のようなドライな香りもひそむ。

 しっとりと静かな口当たりで、しだいにまろやかな甘味、せんべいのような香ばしい旨味が顔を出す。

 さりげない酸味・苦味がスッキリ感を演出する。


 アルコールの刺激が目立つことから、もともとは淡麗タイプ。

 それでも、熟成によってまろやかさを増したお酒は、飲みごたえがある。

 ぬる燗で、刺激をおさえて、このお酒の持つやさしく複雑な味わいを引き出したい。



【富山県砺波市 若鶴酒造】 特別純米酒
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2.5
 原料米:雄山錦   精米歩合:55%
 酸度:1.6


「若鶴」「苗加屋(のうかや)」の過去の記事
「若鶴 特別純米 無濾過生原酒」(2009年03月
「苗加屋 純米吟醸 無濾過生原酒」(2009年12月2005年11月
「のうかや 彦八 純米吟醸 無濾過生原酒」(2008年11月07月
「のうかや 彦八 純米吟醸 無濾過生原酒 寒造り初しぼり」
 (↑2009年03月

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2014年01月01日

川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦3

川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦 元旦に、祖父母の家にて飲む。

 2014年は「川中島 幻舞 生 山田錦」からスタート。

 今年もおいしい日本酒たちに出会えますように。

 ニューイヤー駅伝を観戦しつつ、おせち料理とともに堪能します。


 冷温でいただきます。

 甘味を想起させる、麹の香りとリンゴ様の香り。

 トロリと密度を感じる口当たりで、豊かな甘味から入る。 飲んだ10人がみんな甘口と感じるほど、インパクトがある。

 つづいて旨味・酸味が重なってくるものの、やっぱり甘口のイメージ。

 これは協会1801号酵母の特徴かな。



 数値的には決して甘口には見えないものの、実際に飲んでみると甘口の印象を受ける。

 飲んでみないとわからない、数値があてにならない好例。

 最初から予想がついてしまう、結果が見えてしまうのではなく、体験してみるまでわからない、ドキドキ・ワクワクするような1年になりますように。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2477(2600)円   720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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2013年11月16日

半蔵 特別純米 山廃仕込 ひやおろし3

半蔵 山廃純米 ひやおろし原酒 池袋東武で試飲・購入。

 やさしい味わいで万人受けするタイプの山廃が増えてきたものの、「半蔵」はクセの強い、飲み手を選ぶタイプの山廃を世に問う。

 ただ、3年熟成の「半蔵 特別純米 山廃仕込 完熟原酒」とくらべて、色は薄く、クセも少なく軽やか。

 もっとも、クセの強いお酒とくらべたらの話で、この「半蔵 特別純米 山廃仕込 ひやおろし」も十分に個性的。


 常温でいただきます。

 油粘土、チーズ、ビスケット、レーズンのような複雑な香り。 この個性的な香りが、多くの飲み手を敬遠させることになるかもしれない。

 甘味・酸味が調和して、つややかな飲み口。 練れた旨味も参加して、コクのある味わい。 含み香はおとなしく、飲んでいる間はクセのある香りは気にならない。

 余韻は深く、後味の切れは鋭い。 このメリハリの良さがもうひと口を誘う。



 ぬる燗にすると、大きな変化はないものの、まろやかさが増してさらにバランスが良くなる。 これは良いですね〜!

 クセのある香りが一歩引いて、常温では抵抗があった人も飲みやすくなると思う。



 今まで試飲してきた「半蔵」の20種類くらいのラインナップのなかでも、もっとも好みのお酒の1つ。



【三重県伊賀市 大田酒造】 特別純米酒(山廃、生詰、原酒)
 1800ml:2666(2800)円   720ml:1410(1480)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+2
 原料米:五百万石   精米歩合:60%
 酸度:2.0


「半蔵」の過去の記事
「半蔵 純米吟醸 神の穂」(2010年01月
「半蔵 木桶仕込み 純米酒 生」(2008年07月
「半蔵 特別純米 山廃仕込 完熟原酒」(2012年03月

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2013年10月15日

村祐 茜ラベル 特別純米無濾過生 秋あがり2

村祐 秋あがり 池袋西口に移転した「希紡庵」にて飲む。

 夏を越した「村祐」の生酒。

 濃厚甘口のお酒を好むYさんを意識したチョイスです。


 冷温でいただきます。

 桃・洋梨のような甘くさわやかな香り。 まろやかな口当たりで、やさしい甘味に満たされる。

 その香味は日本酒らしさにベースを置きながらも、甘口の白ワインを思わせるニュアンスも感じさせる。


 Yさんは、飲みくらべた4種類のうち、「これが一番好き」とのこと。 お気に召したとのことで、何よりです。



【新潟県新潟市 村祐酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 1800ml:2600(2730)円
 アルコール度数:17.5   他はすべて非公開


過去の「村祐」の記事
「村祐 吟醸」(2006年06月
「村祐 吟醸 生酒」(2013年07月
「村祐 冴 特別純米 無濾過生」(2005年05月

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2013年08月27日

義侠 縁(えにし) 特別純米酒3

義侠 縁 品川駅西口、ウィング高輪の長期熟成日本酒BAR「酒茶論」にて飲む。

 ひさしぶりに品川を訪れたとなると、ついつい「酒茶論」に寄りたくなります。

 熟成酒飲みくらべセットの1つ、「義侠 縁」。

 そういえば、もともと2年以上の常温熟成を経てから出荷されるお酒ですからね。


 「義侠 縁」は、何度も飲んできたのにあまり記事にしてないという、いつものパターンのお酒。

 でも、ひさしぶりに飲むなあ。


 常温でじっくりいただきます。

酒茶論 (達磨正宗、長龍、義侠)
 「義侠 縁」は右端。

 ほんのり色づいたお酒からは、お米由来の香りとチーズのようなクリーミーな香りが感じられる。

 カドのとれたスムーズな口当たりと、練れた甘味・旨味がまろやかに調和する。

 それほど濃厚・濃醇というわけでもないけれど、密度を感じる充実した味わい。 突出したところがないというバランスの良さが魅力的。

 余韻もゆったりと長く、飲みごたえのある、満足感の得られるお酒。



【愛知県愛西市(海部郡佐屋町) 山忠本家酒造】 特別純米酒
 1800ml:2585(2714)円   720ml:1267(1330)円
 アルコール度数:15.2   日本酒度:±0
 原料米:山田錦(兵庫県特A地区産)   精米歩合:60%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:1.3


「義侠」の過去の記事
「義侠 游(あそび) 純米吟醸」(2004年06月
「義侠 縁(えにし) 特別純米酒」(2004年02月
「義侠 特別純米原酒」(2011年05月
「義侠 純米生原酒60% 五百万石 滓がらみ」(2009年04月
「義侠 純米生詰原酒 長期熟成酒 若水 1993(H5)BY」
 (↑2012年10月

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2013年07月06日

龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 雄町4

龍力 雄町 池袋西武で試飲・購入。

 祖父母の家にて飲む。


 池袋西武に1年に6回来店する、大人気の蔵「龍力」。

 夏用のお酒ということで、生酒が8種類も登場。 単独の蔵なのに、すでに生酒まつり状態です。

 今回購入したのは、純米無濾過生原酒の雄町バージョン。

 甘さひかえめの、酸の効いたシャープな飲み口がさわやかで、夏向きのイメージ。


 もちろん、単にサッパリしているだけのお酒とはちがうのが「龍力」。

 暑気を払う力強さ、食欲を誘う濃醇さが魅力。

 濃いと感じる場合は、ちょっと氷を浮かべて、または少し水で割って飲むのも良いですね。



【兵庫県姫路市 本田商店】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3300(3465)円   720ml:1700(1785)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:±0
 原料米:雄町(岡山県赤磐郡産、有機栽培)   精米歩合:65%
 酵母:協会9号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.7


「龍力」の過去の記事
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦」
 (↑2012年01月2011年11月2009年05月01月2007年11月
   2006年10月08月2005年10月2004年10月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦 夏にごり」
 (↑2010年07月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦 活性にごり酒」
 (↑2012年03月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田穂」(2008年10月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 神力」
 (↑2012年01月2008年08月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 雄町」
 (↑2012年01月2011年12月2008年05月
「龍力 特別純米しぼりたて 山田錦 活性にごり酒」(2008年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 雄町 活性にごり酒」(2010年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 雄町 無濾過生原酒」
 (↑2011年06月2007年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 神力 無濾過生原酒」(2013年02月
「龍力 生もと仕込み 特別純米 無濾過生 限定直詰」
 (↑2012年06月01月2008年05月
「龍力 生もと仕込み 特別純米」(2011年01月
「龍力 純米しぼりたて」(2007年02月
「龍力 特別本醸造 蔵出し生酒」(2007年12月
「龍力 大吟醸 米のささやき ドラゴン Episode 1(青ラベル)」
 (↑2012年08月
「龍力 純米大吟醸 米のささやき 米優雅」(2004年12月
「龍力 特別純米 熟成雄町 1999年醸造 貯蔵タンク142号」
 (↑2009年10月
「龍力」各種試飲(2004年10月

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2013年05月24日

都美人 山廃特別純米 無濾過生原酒 山田錦 / 都美人 山廃純米 無濾過生原酒 五百万石4

都美人 山廃特別純米 無濾過生原酒 山田錦都美人 山廃純米 無濾過生原酒 五百万石 池袋西武で試飲・購入。

 大好きな、淡路島「都美人」の試飲販売。

 純米酒はすべて山廃という個性的な蔵。

 山廃純米酒をベースにした、にごりタイプの梅酒も果肉たっぷりでおいしいんだよなぁ。


 おや!?

 山廃無濾過生原酒シリーズのラベルが変わった!


都美人 風のまま都美人 雲のごとく 以前のラベルは、商品名の「風のまま」・「雲のごとく」が、蔵の「都美人」の文字よりも大きかった。

 今回は「都美人」が堂々とセンターを飾る。

 蔵元いわく、商品名よりも蔵の名前を知ってもらおうという趣旨での変更。

 以前の流麗な書体も好きだったけれど、今回の芯の通った書体も良いですね。



 冷温でいただきます。

 まずは緑色のビンの山田錦バージョンから。

 五百万石バージョンとの差別化を図るために、山田錦バージョンは精米歩合60%にしたとのこと。

 フレッシュな麹の香りと、若いメロンのような香りがさわやか。 鮮烈で豪快な味わいの中に軽やかな含み香がひそんでいて、上品さを感じる。

 余韻も晴れやかで、ふたたびメロン様の香りが姿を現す。



 次に、茶色のビンの五百万石バージョン。

 こちらは山田錦バージョンより強烈さを増したイメージ。 甘酸っぱくて、インパクト大。

 さわやかさを感じながら、良くも悪くも洗練されていない、野趣あふれる風味も楽しめる。



 それぞれに別々の個性を感じると同時に、共通点も感じる、魅力的なお酒たちでした。



【兵庫県南あわじ市 都美人酒造
「都美人 山廃特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 特別純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 好み度:★★★★
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5.6
 原料米:山田錦(兵庫県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会901号   酸度:2.1

「都美人 山廃純米 無濾過生原酒 五百万石」
 特別純米酒(山廃、無濾過、生、原酒)
 好み度:★★★★
 1800ml:2300(2415)円   720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+3.7
 原料米:五百万石   精米歩合:65%
 酵母:協会901号   酸度:2.4


「都美人」の過去の記事
「都美人 特別純米 山廃仕込 無濾過生原酒 風のまま(山田錦)」
 (↑2012年08月2011年04月2008年04月2007年09月
「都美人 特別純米 山廃仕込 無濾過生原酒 雲のごとく(五百万石)」
 (↑2012年08月2011年04月2010年09月

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2013年04月19日

浦霞 特別純米生酒 しぼりたて2

浦霞 特別純米 生酒 しぼりたて 池袋西武で試飲・購入。

 塩釜の「浦霞」も、地震・津波の被害を受けた蔵。

 設備・お酒の被害は相当だったとのこと。 スタッフたちが無事だったことがせめてもの救いでした。

 売上に応じて復興のための寄付を行ってきた「浦霞」。 被災して支援を受けた側から、支援する側へ。

 塩釜を、宮城を、三陸を代表する蔵として、これからもリードしてほしいです。



 今回購入したのは、「浦霞 特別純米生酒 しぼりたて」。 今まで何度も飲んできている「浦霞」だけれど、生酒の記事は初めて。

 発売時期の1月末を象徴する梅の一枝。 ちょっと季節は過ぎてしまったけれど、新たな春をむかえようとする活力を感じるデザインです。



 冷温でいただきます。

 麹の香りに、枝豆のような香り、油気を帯びたナッツ様の香りがある。 生で熟成した雰囲気を感じさせるところが、「無手無冠」に共通点を感じて好み。

 とろりとした感触の、まろやかな口当たり。 ミルキーな甘味、落ち着いた旨味、さわやかな酸味がやさしく調和している。

 濃醇タイプではないけれど、バランスが取れていて満足感がある。 多くの人たちに愛されてきた蔵らしい、安定感ある味わい。



【宮城県塩釜市 佐浦】 特別純米酒(生)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1420(1491)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+1.5
 原料米:ササニシキ(宮城県産)   精米歩合:60%
 酵母:自社培養酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.6


過去の「浦霞」の記事
「浦霞 木桶仕込み 山廃純米酒 貮百八拾號」
 (↑2011年10月2008年05月
「浦霞 純米酒」(2004年12月
「浦霞 特別純米酒 ひやおろし」(2010年12月2004年09月
「浦霞 生一本 特別純米酒」(2009年09月2004年09月
「浦霞 禅 純米吟醸」(2010年11月
「浦霞 純米吟醸 限定販売品」(2003年12月

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2013年03月12日

小左衛門 特別純米 美山錦 辛口 しぼりたて生 2012(H24)BY3

小左衛門 特別純米 美山錦 辛口しぼりたて生 いただきもの。

 30種類近い「小左衛門」のラインナップでもっとも多く仕込まれる、蔵の看板商品が「小左衛門 特別純米 美山錦」。

 複数のタンクのうち、もっともドライに仕上がったものが、「小左衛門 特別純米 美山錦 辛口」。

 「刈穂 山廃純米 超辛口」のうち、もっともドライに仕上がったものを「刈穂 山廃純米 番外品」として発売するのと似ていますね。

 そんな、2011(H23)BYから登場して2年目をむかえた「小左衛門 特別純米 美山錦 辛口 しぼりたて生」を、さっそく飲んでみよう!


 まずは冷温で。

 しぼりたての生酒らしい、フレッシュで刺激的な、さわやかな香り。

 甘さひかえめの落ち着いた口当たりながら、デラウェア様の含み香が豊か。

 しっかりボリューム感があって芳醇。 切れ上がりの良さ、晴れやかな余韻は、「辛口」のイメージにピッタリ。

 辛口とうたうお酒にありがちな、「単にアルコールの刺激が強いだけで、旨味・面白みのないお酒」とは一線を画す。



 常温では、米粉を思わせる含み香に変化する。 ドライな飲み口からおだやかな旨味がふくらみ、お米らしい味わいになる。

 ただ、余韻に桃のような甘い香りが残って、少し切れが鈍るような印象も受けた。 うーん、酵母のせいかな。

 あまり温度を上げすぎないほうが良いかもしれない。



【岐阜県瑞浪市土岐町 中島醸造】 特別純米酒(生)
 1800ml:2666(2800)円   720ml:1333(1400)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+8
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:55%
 酵母:協会1801号   酸度:1.9


「小左衛門」の過去の記事
「小左衛門 純米無濾過生原酒 六割五分 播州山田錦」
 (↑2012年09月
「小左衛門 純米吟醸 美山錦」(2008年06月
「小左衛門 純米 甘ずっぱいにごり」(2012年08月

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2013年02月24日

龍力 特別純米しぼりたて 神力 無濾過生原酒4

龍力 神力 しぼりたて 池袋西武で試飲・購入。

 「龍力 特別純米無濾過生原酒」は、山田錦と雄町と山田穂と神力、4種類のお米のバージョンが発売されている。

 なかでもお気に入りなのが、山田錦バージョン

 ただ、ここ数年は、山田錦バージョンよりも神力バージョンのほうが好みになってきている。

 よっしんの味覚が変わってきているから? それとも、酒質が変化してきているから?

 神力の詳細については、2008年8月の記事を参照。


 では、冷温でいただきます。

 熟したメロンのような香りと、フレッシュな生酒らしい麹の香りが重なる。 甘味だけでなく、苦味・酸味も連想するスッキリとした印象。

 トロリと濃厚な口当たりで、ボリューム感のある甘味・旨味・酸味が押し寄せる。 中盤からは苦味も加わって、さわやかに切れ上がる。

 余韻も豊かで、飲みごたえ抜群。 濃いお酒を飲んだなあという満足感と、もうひと口ほしくなる爽快感が両立する。


 非常に好みのお酒。



【兵庫県姫路市 本田商店】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+3
 原料米:神力(兵庫県たつの市御津町産)   精米歩合:65%
 酵母:協会9号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.7


「龍力」の過去の記事
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦」
 (↑2012年01月2011年11月2009年05月01月2007年11月
   2006年10月08月2005年10月2004年10月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦 夏にごり」
 (↑2010年07月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦 活性にごり酒」
 (↑2012年03月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田穂」(2008年10月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 神力」
 (↑2012年01月2008年08月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 雄町」
 (↑2012年01月2011年12月2008年05月2007年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 山田錦 活性にごり酒」(2008年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 雄町 活性にごり酒」(2010年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 雄町 無濾過生原酒」(2011年06月
「龍力 生もと仕込み 特別純米 無濾過生 限定直詰」
 (↑2012年06月01月2008年05月
「龍力 生もと仕込み 特別純米」(2011年01月
「龍力 純米しぼりたて」(2007年02月
「龍力 特別本醸造 蔵出し生酒」(2007年12月
「龍力 大吟醸 米のささやき ドラゴン Episode 1(青ラベル)」
 (↑2012年08月
「龍力 純米大吟醸 米のささやき 米優雅」(2004年12月
「龍力 特別純米 熟成雄町 1999年醸造 貯蔵タンク142号」
 (↑2009年10月
「龍力」各種試飲(2004年10月

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2013年02月21日

若駒 特別純米 無濾過生原酒 しずく搾り 斗瓶採り 五百万石2

若駒 特別純米 無濾過生原酒 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 栃木つながりで、「姿 Black Impact おりがらみ」と飲みくらべ。

 「姿」と同様、こちらの「若駒」も果実香が華やか。 リンゴ・桃のような、酸味・甘味を想起させる香り。

 洗練されたキレイな飲み口という点でも共通している。 特別純米酒というより、純米吟醸といったほうがイメージに近いかも。

 「姿」よりも「若駒」のほうが後口の苦味が効いて、シャープに切れ上がるところに特徴がある。

 やさしい甘味とさわやかな酸味が、まとまって一斉に流れてゆくところが魅力。

 ボリュームは中庸ながら、凝縮した印象を受けるのは、お酒の上質な部分だけを集めた商品だからかな。


 栃木のお酒のレベルの高さを実感した、充実した夜でした。



【栃木県小山市 若駒酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:五百万石   精米歩合:60%
 酵母:T-S

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新政 特別純米 無濾過生原酒 No.6 R-type / 新政 純米吟醸 無濾過生原酒 No.6 S-type3

新政 No.6 R-type新政 No.6 S-type 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 若き蔵元が酒質を進歩させ、画期的な商品展開を図っている「新政」。

 今回の2本も、その一環で誕生したお酒。

 茶色のビンに白の文字が「R-type」、黒いビンにゴールドの文字が「S-type」。

 元祖の協会6号酵母を用いたことを示す、存在感のある「6」の文字に、自信が感じられます。

 そして、ビンに文字が直接刻印された洗練されたデザインから、未知のお酒への期待が高まってゆきます。




 お酒は飲み物だから、中身が大切。 外見は気にしないし、気にするべきではない。 そんな意見もあることでしょう。

 けれど、よっしんは、外見にこだわるべきという持論です。

 おいしい、美しい。 そんな感受性・価値観は、人それぞれ。

 嗜好品、つまり受け取る側の気持ち次第の世界だからこそ、受け取る際の気分を高めるために、雰囲気を演出することは大切。

 料理人が器や盛り付けにこだわり、画家が額縁にこだわるように、酒蔵はビン・ラベルのデザインにこだわるべき。 総合プロデュースですね。

 最高のもてなしをするために。 目でも楽しんでもらうために。




 では、まず白い文字の「R-type」からいただきます。 RegularのRとのこと。

 生酒ながら、麹の甘い香りや刺激的な香りはひかえめ。 イチゴ様の、そしてかすかに桃・バナナを思わせる香りが印象的。

 さわやかな酸味・苦味を活かした、キレイで味のある、新生「新政」らしい酒質。

 香りは少し異なるものの、心地よい酸の存在感は、宮城「伯楽星 特別純米」とも共通している。

 アルコール度数が低い状態で完成しているので、原酒といっても無骨さ・重さがない。 ボリュームは淡麗〜中庸で、洗練された香味が楽しめる。



 次に、金色の文字の「S-type」をいただきます。 SuperiorのSとのこと。

 R-typeと似た香味ながら、繊細で淡い。 キレイな味わいの中に、かわいらしい酸味が見つけられる。

 苦手な香味ではなく、むしろ好みのタイプだけれど、個人的には少し物足りないかな。



 「新政 No.6」は今回の2種類だけでなく、純米大吟醸の「X-type」もあるとのこと。 でも、単に味が薄くなってしまうのであれば遠慮したい。

 これほどさわやかな酸を出せるのであれば、個性をおさえつけるのではなく、存分に発揮してほしい。

 今のR-typeよりもさらに魅力を引き出せれば、きっと白ワインに負けない存在になれるはず。



【秋田県秋田市 新政酒造
「新政 特別純米 No.6 R-type」 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2514(2640)円   720ml:1257(1320)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:吟の精(精米歩合50%)、秋田酒こまち(精米歩合60%)〔ともに秋田県産〕
 酵母:協会6号

「新政 純米吟醸 No.6 S-type」 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3047(3200)円   720ml:1523(1600)円
 アルコール度数:15.5
 原料米:吟の精、秋田酒こまち、美山錦(すべて秋田県産)
 精米歩合:50%   酵母:協会6号


「新政」の過去の記事
「新政 純米吟醸 六號」(2010年11月

 「新政」は協会6号酵母の生誕地。

 1930(昭和5)年に分離され、1935年(昭和10)から全国に頒布された協会6号酵母は、日本醸造協会によって現在頒布され続けている最古の酵母。

 おだやかで深みのある香味により、現代的な酒質の基礎を確立した。 現在も全国各地で、生もと・山廃による酒母づくり、普通酒や純米酒づくりに活用されている。

 2007年から蔵に戻った、1974年生まれの佐藤祐輔社長が、幕末から続く伝統的な酒蔵の改革に励んでいる。


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2013年02月01日

伯楽星 特別純米3

伯楽星 特別純米 新丸ビルの「ソバキチ」にて飲む。

 写真は、かつて自宅で撮影したもの。

 八重洲地下の千疋屋の知人をたずねて、東京駅へ。

 その帰りに、軽い夕飯。


 冷温でいただきます。

 青リンゴ・ブドウ様の、さわやかな香り。

 ほのかな甘味から入り、独特のさわやかな酸味・苦味がスッキリとした飲み口に仕上げる。

 けっして濃醇というわけではないのに、酸のおかげで後を引く味わいになっている。


 秋田「新政」、山形「楯野川」・「山形正宗」、石川「遊穂」、長野「御湖鶴」など、さわやかな酸で人気を博しているお酒たちとの共通点を感じる。 現代的な、最先端の酒質ともいえる。

 やっぱり「伯楽星 特別純米」は良いなあ。



【宮城県大崎市 新澤醸造店】 特別純米酒
 1800ml:2500(2625)円   720ml:1300(1365)円
 アルコール度数:15.8   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:60%
 酸度:1.8


「伯楽星」「愛宕の松」の過去の記事
「伯楽星 純米吟醸 おりがらみ 本生」(2010年01月
「伯楽星 特別純米」(2011年08月06月2009年09月
「あたごのまつ(愛宕の松) 限定純米吟醸 新酒 本生 おりがらみ」
 (↑2010年12月
「愛宕の松 純米吟醸 レトロラベル」(2010年12月

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2013年01月31日

武甲正宗 特別純米 無濾過生原酒 のんべえ2

武甲正宗 特別純米 無濾過生原酒 のんべえ武甲正宗 特別純米 無濾過生原酒 のんべえ 「武甲正宗」が好き、という方からいただく。

 「武甲正宗」は、試飲会で少し試飲しただけで、あんまりよく知らない蔵。

 しかも、試飲したのは普通酒と鑑評会出品酒という、両極端なお酒。

 今回いただいたお酒は、純米の、しぼりたての無濾過生原酒。


 商品名の「のんべえ」とは、お酒が大好きな人を表す名詞「飲兵衛」ではなく、「飲もう」という勧誘の意味を表す方言とのこと。

 マ行の五段活用動詞を撥音便にして、意志の助動詞「べし」の変化形「べえ」をつけたわけですね。 さすが甲州弁・上州弁に近い秩父弁。

 「飲もう」ではなく、「飲んべえ」となることで、急に内陸の山間部の雰囲気が出ますね。


 新聞紙に包まれたお酒で、いかにも手間のかかる限定品。 これは期待が高まります。


 冷温でいただきます。

 麹の香りがフレッシュ。 パイナップル様の酸味・苦味を想起させる、刺激的な香りも感じる。


 ガツンと力強いアタックで、口当たりからインパクト大。 すごいと思って裏ラベルを見てみたら、19%という高アルコール。 パワフルですね。

 硬質な飲み口で、しっかりと甘味・旨味・酸味・苦味が感じられる。

 個性という点では少し物足りないかなあと思いながらも、考え直してみればバランスが良いということでもある。


 少し水で割っても香味が崩れない、濃醇で力強いお酒。



【埼玉県秩父市 武甲酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2857(3000)円   720ml:1238(1300)円
 アルコール度数:19.5   精米歩合:60%

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吉乃川 特別純米 新酒2

吉乃川、しぼりたて 池袋東武で試飲・購入。

 濃醇酒好みのよっしん、淡麗なことが多い新潟のお酒は、なかなか買う機会がありません。

 ただ、飲まず嫌いは良くないと思うので、試飲する機会があれば積極的に挑戦します。


 今回の池袋東武には、お正月に「吉乃川 吟醸」を飲んだばかりの「吉乃川」が来店。

 約100蔵ある新潟県で、第3位の生産量をほこる大手の「吉乃川」。 多くの酒販店や居酒屋で目にするものの、試飲は初めて。

 いろんなお酒を試飲して、気に入って購入したのが、この「吉乃川 特別純米 新酒」。


 まずは冷温でいただきます。

 酸味を想起させる、フレッシュな香り。 火入れしたお酒とは思えない若々しさで、さすが、しぼってまもない時期のお酒です。

 シソや青いバナナを思わせる植物的な香りに、アルコールの刺激が加わる。

 さわやかな酸味・苦味が主体で、はつらつとした飲み口。 舌に残る心地よい刺激が、若さを物語る。


 常温に近づいてくると、しだいにやさしい甘味を感じるようになる。

 濃厚・濃醇なお酒ではなく、あくまで新潟らしい淡麗型のお酒だけれど、鮮烈さという個性・アピールポイントがある。



 火入れして酒質が安定しているから、このフレッシュな味わいをより長い期間楽しむことができる。

 少量限定商品なので、ずっと入手できるわけではないけれど、冷蔵庫で保管していれば、秋まで余裕でこの鮮烈な風味を保てるような気がする。

 しぼりたてのお酒の風味が好きな方におすすめしたいお酒です。



【新潟県長岡市 吉乃川】 特別純米酒
 720ml:1200(1260)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:五百万石(新潟県産)   精米歩合:60%
 酸度:1.4


「吉乃川」の過去の記事
「極上吉乃川 吟醸」(2013年01月

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2013年01月26日

天山 特別純米酒 純天山2

七田 純天山 池袋東武で購入。

 まだまだ寒い日が続くので、燗用のお酒を買おう!

 ということで、火入れのお酒のコーナーを散策。

 うーん、魅力的なお酒ばかりで、悩むなあ。

 そこで、よっしんの好みを把握している顔なじみの東武のスタッフが提案してくださったのが、この「純天山」。

 福岡国税局の鑑評会において、燗で審査される純米酒の部で金賞を受賞したお酒とのこと。 これは気になる!


 まずは、冷温でいただきます。

 ミネラルを感じるおとなしい香りの中に、バナナ様の香りもかすかに感じられる。

 硬水らしさとアルコールをストレートに感じる硬質な口当たり。 同じ蔵でも、「七田」銘柄のお酒とはまたちがう雰囲気ですね。


 燗にすると、隠れていた炭酸が出てくる。

 やや緊張がほぐれてまろやかな飲み口になり、さりげない旨味が出てくる。 大きく印象は変わらないけれど、安心できるスタンダードな燗酒。


 「澤屋まつもと 純米酒」や「京乃伝承 特別純米酒」にも雰囲気が似ているかな。

 

【佐賀県小城郡小城町 天山酒造】 特別純米酒
 1800ml:2390(2510)円   720ml:1170(1229)円
 300ml:545(572)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:西海134号、佐賀の華、レイホウ(すべて佐賀県産)
 精米歩合:60%   酸度:1.8   アミノ酸度:1.7


「七田」「天山」の過去の記事
「七田 純米吟醸無濾過」(2007年05月
「七田 純米無濾過」(2012年09月
「七田 純米無濾過 生原酒」(2011年02月
「七田 純米無濾過 七割五分磨き」(2012年09月2005年10月
「七田 純米無濾過 七割五分磨き 生原酒」(2011年02月

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2013年01月20日

京の春 生もと 特別純米酒4

京の春 生もと純米 京都西陣の「鵜飼商店」にて購入。

 燗用のお酒としておすすめしていただきました。

 舟屋で有名な伊根町にある「京の春」。

 池袋東武で行われる「全量純米蔵を目指す会」の試飲販売に皆勤賞の蔵。

 年度が切り替わるたび、熟成するたびに、酒質の向上におどろかされる。

 いつも飲むお酒は速醸の山田錦だけれど、今回は生もとの祝。 初めてなので、ドキドキ・ワクワクです。


 まずは常温でいただきます。

 お米由来のおだやかな香りに、ヨーグルト様のふんわりと甘い香りが重なる。

 とろみを感じる濃密な印象の口当たりで、やさしい甘味・旨味がゆっくりと展開する。 酸も自己主張せず、おおらかな味わいにまとめる。


 次は燗でいただきます。

 スルリとなめらかな口当たりで、軽やかさが出てきた。 旨味も酸味もボリュームを増して、それでいてやさしさがある。 断然に燗が好み。

 素朴でお米らしい風味は、「英勲 古都千年 純米吟醸」や「月の桂 祝米80%」にも通じる。 京都のお米である祝の特徴なのかもしれない。


 味わいの個性は異なるものの、バランスの良さという点で、「真人 生もと純米無濾過」を連想した。


 すばらしいお酒ですね。 「京の春」、ますます注目の蔵です。



【京都府与謝郡伊根町 向井酒造】 特別純米酒(生もと)
 1800ml:3300(3465)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+2
 原料米:祝(京都府産)   精米歩合:60%
 酸度:1.6


向井酒造の過去の記事
「京の春 特別純米酒 阿波山田錦 ひやおろし」(2011年11月
「伊根満開(赤米酒)」(2008年03月

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2013年01月16日

阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精2

阿櫻 荒走り 池袋東口の「日本酒BAR 希紡庵」にて飲む。

 東京駅をよく利用していたころに、大丸東京で試飲したことのある「阿櫻」。

 久しぶりに出会いました。

 「阿櫻」といえば、古くからの横手市街地にある蔵。

 市町村合併により、旧増田町・十文字町の「まんさくの花」、旧平鹿町の「天の戸」「田从」も横手市になった。

 横手、気がつけば錚々たるメンバーがそろう銘醸地ですね。


 さて、以前試飲した「阿櫻」の印象と同じく、今回のお酒もさわやかな香り。 純米とはいえ、吟醸香がする。

 香りに負けず、フレッシュな酸味・苦味が活躍して、さわやかな味わいをつくる。 無濾過の原酒とは思えないほどキレイで軽やかな酒質。

 コストパフォーマンスにすぐれたお酒だ。 そのかわり、飲みごたえや力強さという点で、個人的には少し物足りないかな。



【秋田県横手市 阿桜酒造】 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2247(2360)円   720ml:1123(1180)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+1
 原料米:吟の精(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会901号   酸度:1.6   アミノ酸度:0.8

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