2014年12月31日

楯野川 純米大吟醸 初槽 生3

楯野川 純米大吟醸 初槽 生 池袋西武で見かけて購入。 大みそかに祖父母の家に集まって飲む。

 池袋西武の季節のお酒コーナーには、しぼりたてのお酒が20種類ほど集まっていました。

 魅力的なお酒たちの中でもっとも気になったのが、山形の「楯野川 純米大吟醸 初槽」。

 シーズンで最初にしぼられるお酒。 「楯野川」ファンとしては、このチャンスは逃せません。


 冷温でいただきます。

 梨を思わせるフレッシュな吟醸香が特徴的。

 みずみずしい酸味が中心となった、幅・奥行きを感じる味わい。 上品で飲みやすい第一印象ながら、起伏にも富んでいて、飲みごたえがある。


 さわやかさと味わい深さを兼備した、「楯野川」らしいお酒。



【山形県酒田市 楯の川酒造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,100(税込3,348)円   720ml:1,650(税込1,782)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(山形県庄内産)   精米歩合:50%
 酵母:山形KA   酸度:1.5   アミノ酸度:1.0


「楯野川」の過去の記事
「楯野川 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 美山錦」
 (↑2012年01月2011年12月2010年12月
「楯野川 純米大吟醸 中取り 美山錦」(2012年04月
「楯野川 中取り純米 美山錦」
 (↑2008年10月2007年11月2006年08月
「楯野川 激流 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦」(2012年06月
「楯野川 風流 おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒 出羽燦々」
 (↑2012年04月
「楯野川 主流 純米大吟醸」(2013年12月
「楯野川 中取り純米 出羽燦々」(2006年08月
「楯の川(楯野川) 特別純米酒」(2010年08月
「楯野川 清流 吟醸仕込」(2010年01月

 「楯野川」楯の川酒造は、年間製造300石という小規模蔵。
 すべての原料米を手洗いし、麹米の全量を麹蓋で少量ずつ丁寧に管理し、全量無濾過、そして全量ビン火入れ・ビン貯蔵というこだわりを徹底している。
 さらには、2010BYから、全量が純米大吟醸となった。 品質にこだわってきた蔵が、さらなる進化を目指す。


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2014年10月29日

やまとしずく 純米大吟醸 雫取り生原酒

 ちょうど2年ぶりに訪れた、銀座の「和酒バー 庫裏」にて飲む。

 地元農家と契約栽培したお米で醸す「やまとしずく」シリーズの最高峰。

 鑑評会に出品する用のお酒。

 家で日常的に飲むための価格・味わいのお酒ではないので、日本酒バーで少量試す程度が良いですね。


 ということで、冷温でいただきます。

 吟醸香が非常に華やか。 酸味を想起させる果実様の香りではなく、花のような香り。

 味わいはおどろくほど薄く、まるで水のよう。 香りが強く、味がないという点では焼酎のようなバランス。


 意外と、蒸留酒好きに受け入れられる可能性があるのかもしれません。



【秋田県大仙市 刈穂酒造 販売元:秋田清酒】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 720ml:2,800(税込3,024)円
 アルコール度数:17.1%   日本酒度:±0
 原料米:秋田酒こまち   精米歩合:40%
 酵母:協会1801号   酸度:1.4   アミノ酸度:0.9


「刈穂」「やまとしずく」の過去の記事
「刈穂 山廃純米酒 超辛口」(2011年04月2009年02月
「刈穂 山廃純米生原酒 番外品」(2008年03月
「刈穂 山廃自然米酒 陸羽132号」(2005年10月2004年11月
「刈穂 山廃純米生原酒 Y2 60-NO.12」(2004年10月
「刈穂 碇星 山廃純米吟醸」(2004年05月
「刈穂 9種類試飲」(2004年10月
「やまとしずく 山廃純米」(2004年02月

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2014年10月04日

旦(だん) 純米無濾過生原酒2

旦 純米無濾過生原酒 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 10蔵あまりと数が少ないこともあるけれど、東京で山梨のお酒に出会う機会は少ない。

 東京の隣県なのに、西日本のお酒よりも出会わないというのが不思議なほど。

 だからこそ、めずらしく出会えたら、チャンスは逃せない。


 今回の山梨のお酒は「旦」。 ・・・はて?

 初めての蔵かなと思ったら、「笹一」の笹一酒造の新ブランドとのこと。 気になる!


 ということで、冷温でいただきます。

 生酒らしい、刺激的な香りとなめらかな口当たり。 まろやかな甘味・旨味を、豊かな酸がしっかりと支える、力強い酒質。

 個性に欠けるともいえるし、バランスが良いともいえる、スタンダードな濃醇酒。


 「旦」・・・他の商品、そしてこれからの展開に注目したい銘柄です。



【山梨県大月市 笹一酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,370(税込2,559)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2
 原料米:五百万石・美山錦   精米歩合:60%
 酸度:2.1


 2013BYから笹一酒造の杜氏となった伊藤氏は、「能登四天王」農口尚彦杜氏のもと、石川県「常きげん」で修行した能登流杜氏。


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蒼空 特別純米生原酒 短稈渡船2

蒼空 特別純米 短稈渡船 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 ひさしぶりに出会った「蒼空」。

 先代の急逝、阪神淡路大震災によって一時廃業し、その後復活した伏見の「蒼空」。

 「伏見のお酒=キレイ」というイメージで終わらない、飲みごたえのあるラインナップが魅力です。

 今回は、滋賀県で積極的に使用するようになった短稈渡船を使ったお酒。


 冷温でいただきます。

 蜜入りリンゴ、熟したメロンを思わせる甘い香りがさりげない。

 中硬水のこの蔵らしい、密度を感じるまろやかな口当たり。

 甘味・旨味が中心となって展開するような予感がしながらも、意外にも強めの酸とさわやかな苦味が主体となったシャープな味わい。


 前半は「蒼空」らしく、後半は「蒼空」らしくない。

 好きな酒蔵でも、短稈渡船を使うととたんに味がやせ細る。 そんな経験を何度もしてきたけれど、今回も同様の印象。

 まだお米のあつかいに慣れていないだけなのか、それともお米の特性なのか。



 濃厚でかつ軽妙さも持ち合わせていた山田錦の生熟成をつくらなくなってしまった「蒼空」。

 これからどのような個性を新展開してゆくのか、注目です。



【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 特別純米酒(生、原酒)
 1800ml:3,500(3,780)円   500ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:短稈渡船2号   精米歩合:60%


「蒼空」の過去の記事
「蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦」(2009年11月04月
「蒼空 熟成純米酒 美山錦」(2010年06月
「蒼空 純米酒 美山錦」(2009年03月
「蒼空 純米ひやおろし 美山錦」(2008年10月
「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」
 (↑2007年11月2006年04月

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奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま3

奥能登の白菊 純米吟醸 そのまんま 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 「奥能登の白菊」は、甘口のお酒が中心という個性派。

 その個性は、火入れ・熟成によってさらに際立ったものになります。

 ところが今回は、若い生酒。 またちがった一面が見られそうです。


 では、冷温でいただきます。

 うっすらとオリがからんでいて、グラスがかすかに白くけむる。

 穀物様の香りが主体で、吟醸酒の生酒とは思えないほどの落ち着き。

 甘口という先入観で飲んだところ、意外とドライで、おだやかな旨味が存在感を放っている。

 麹のニュアンスや、オリの旨味、種々の酸味・苦味たちが複雑な味わいを形成している。


 飲みごたえのある、非常に豊かな味わい。 これは好み!




【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,686(1,820)円
 アルコール度数:16.7   日本酒度:-4.5
 原料米:(麹米・添米)山田錦(36%)、(仲米・留米)五百万石(64%)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:協会10号   酸度:1.5


「奥能登の白菊」「寧音(ねね)」の過去の記事
「奥能登の白菊 純米吟醸」(2013年09月
「奥能登の白菊 純米酒 輪島物語」(2007年07月
「寧音 純米無濾過」(2009年03月

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2014年10月02日

るみ子の酒 生もと特別純米酒 無濾過生原酒

るみ子の酒 生もと特別純米 無濾過生原酒 池袋東武で見かけて購入。

 よっしんが試飲せずに購入する動機は、相当気になったからか、または信頼している蔵だから。


 森喜酒造の「妙の華」・「英(はなぶさ)」・「るみ子の酒」は、生酒よりも火入れ酒のほうが好みなことが多い。

 けれど、森喜酒造のファンとしては、飲んだことのないお酒は飲んでみたい。

 ということで、2つの理由の両方を満たしていたために購入。


 まずは冷温でいただきます。

 華やかさのない、若々しい生酒特有の刺激的な香りが中心。 甘味を切ったドライな飲み口で、強烈な酸味が突出した印象。

 非常にバランスが悪く、飲みづらい。 いわゆる「硬い」状態で、熟成してゆくことで劇的な変化が期待できる酒質。


 火入れ・熟成タイプが後々に発売されると良いなあ。



【三重県伊賀市 森喜酒造】 特別純米酒(生もと、無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.7%   日本酒度:+7
 麹米:山田錦(徳島産)(精米歩合50%・60%)
 酒母米:山田錦(伊賀産)(精米歩合60%)
 掛米:山田錦(徳島産)・ひとごこち(長野産)(ともに精米歩合60%)
 酵母:協会7号   酸度:2.1   アミノ酸度:1.5


「妙の華(英・るみ子の酒)」の過去の記事
「妙の華 純米酒 きもと山田錦90% チャレンジ90 無濾過」
  あらばしり生原酒:第四章(2008年09月)、第三章(2006年05月)
              第二章(2005年05月)
  火入れ・加水タイプ:第一章(2004年07月)

「妙乃華(妙の華) 山廃一段仕込 無濾過生」(2011年01月
「妙の華 山廃純米吟醸 阿波山田錦」
 (↑2011年06月03月2010年09月
「妙の華 特別純米 無濾過生原酒 備前雄町」
  山廃タイプ:2008年11月
  速醸タイプ:2007年04月2006年09月

「英(はなぶさ) 生もと 特別純米酒」
 (↑2011年06月2010年07月
「英(はなぶさ) 山廃純米 無濾過あらばしり生原酒(白ラベル)」
 (↑2008年11月2007年06月
「英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過原酒(赤ラベル)」
 (↑2012年08月2004年01月
「英(はなぶさ) 特別純米酒(赤ラベル)」(2011年08月
「英(はなぶさ) jyungin 純米吟醸」(2013年01月

「るみ子の酒(妙の華) 特別純米酒」
  6号酵母瓶火入れ:2011年02月2009年09月2007年04月
              2006年11月
  6号酵母無濾過生:2012年08月2007年09月
  7号酵母瓶火入れ:2011年02月
  7号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2012年09月(すっぴんるみ子)、2005年12月
  9号酵母瓶火入れ:2004年07月
  9号酵母無濾過生原酒あらばしり:
              2013年01月2008年07月(すっぴんるみ子)

「るみ子の酒 特別純米 活性濁り生原酒」
 (↑2011年01月2008年05月爆発注意酒

「妙の華 特別純米酒 十年古酒」(2006年05月2005年06月

「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 6号酵母」
 (↑2008年09月2007年05月
「伊賀の舞 純米 袋搾り無濾過生原酒 あらばしり 7号酵母」
 (↑2011年05月2010年01月
「伊賀の舞 純米酒」(2009年10月

「どすこい誉 純米吟醸」
 ↑(2012年08月2011年08月2009年02月[熟成]、2008年10月
   2007年04月2005年02月

「妙の華」「英(はなぶさ)」7種類試飲(2005年06月

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2014年09月17日

はなあび(花陽浴) 純米吟醸無濾過生原酒 粗漉し本生 雄町 3

花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 雄町 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 今夜の締めは、埼玉の「はなあび」。 へえ、「花陽浴」にはひらがなバージョンがあるんですね。

 「花陽浴」は、濃醇な生酒に力を入れ始めた蔵。

 今回は低アルコールの原酒というめずらしいタイプ。 気になります。

 ということで、冷温でいただきます。


 開栓と同時に白い煙が上がる、発泡性のあるお酒。 グラスに注ぐと、うっすらと白くにごっているのがわかる。

 ブドウ様のフレッシュな吟醸香で、スタートから甘酸っぱさ全開。 オリの旨味も重なって、濃醇な飲み口。 さすが雄町、さすが「花陽浴」。

 低アルコールとは思えない凝縮感で、飲みごたえのあるお酒。

 それでいて低アルコールらしい軽さもあり、炭酸の活躍もあって爽快。



 許容量的にたくさんは飲めないけれど、おいしいお酒なら飲みたい。 そんな人にピッタリのお酒。



【埼玉県羽生市 南陽醸造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,200(3,456)円
 アルコール度数:12.5%
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:55%


「花陽浴」「藍の郷」の過去の記事
「花陽浴 生もと純米吟醸原酒」(2008年10月試飲
「花陽浴 吟醸純米酒 樽酒」(2013年04月
「純米 藍の郷」(2007年10月試飲

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川中島 純米吟醸 無濾過生 夕涼み おりがらみ4

川中島 純米吟醸 無濾過生 夕涼み 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 お店のオーナー・スタッフたちが、「川中島」の蔵で小仕込をお手伝いさせてもらってつくったお酒。

 酒質もラベルもオーナーが描いたというこだわりぶり。

 水色のビン、「夕涼み」の名前、縁台に浴衣に風鈴・うちわ。 夏ムード全開で、良いデザインですね。

 「川中島」のおりがらみは初めて飲むので、オリジナル企画に感謝です。


 涼むために、冷温でいただきます。

 この蔵・酵母の特徴である、リンゴ様の甘く華やかな香りはおとなしめ。

 軽めの飲み口で、みずみずしい甘味・酸味とオリに含まれたお米らしい旨味・苦味が充実の味わいを織りなす。

 複雑で飲みごたえがあるのに、少なめのアルコールとさわやかな酸味のおかげで飲みやすさも感じる。



 これは実に好み!

 今まで飲んだ「川中島」のなかでもっとも好きな味わい・バランスかもしれません。 良い出会いができました。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米吟醸酒(無濾過、生)
 アルコール度数:14.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.1


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2014年03月2011年06月
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」(2014年03月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年03月01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「けんちの 純米無濾過生原酒 あらばしり」(2014年06月
「けんちの 純米無濾過生原酒 直汲み中取り」(2014年06月
「けんちの 純米無濾過生原酒 せめ」(2014年06月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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房島屋 純米無濾過生酒 仕込15号(裏や限定)2

房島屋 純米無濾過生 裏や限定 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 充実の日本酒メニューの中に、「房島屋 純米無濾過生酒 裏や限定」の文字を発見!

 「今だけ」・「限定」に弱い典型的日本人、よっしん。

 この機会を逃したらもう出会えないかもしれないという思いから、さっそく注文。

 冷温でいただきます。

 生酒らしい、そして「房島屋」らしい、フレッシュでさわやかな香り。

 透明感のある飲み口で、みずみずしい甘味・酸味が魅力的。


 味わいの前半にピークがある酒質で、香味ともにわかりやすい魅力があるお酒。 多くの人が「おいしい」と感じそう。

 ただ、個人的にはもう少し香り・甘味が少なめだと好みなんだけどなあ。 ちょっとおしい、もどかしさを感じてしまいます。

 まあ、これは今まで飲んできた「房島屋」に共通する感想なので、良い悪いではなく、好みの問題ですね。



【岐阜県揖斐郡揖斐川町 所酒造】 純米酒(無濾過、生)
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 精米歩合:65%   酸度:2.3


「房島屋」の過去の記事
「房島屋 純米吟醸 生酒 おりがらみ 兎心(ところ)」(2012年08月
「房島屋 麻結佳 純米吟醸 無濾過生原酒 吟吹雪」(2012年10月

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2014年08月22日

天の戸 SILKY(シルキー) 絹にごり 特別純米生 白麹仕込み2

天の戸 SILKY 池袋東武で試飲・購入。

 全量純米蔵になるだけでなく、新商品の開発にも余念がない「天の戸」。

 以前、黒麹をつかったお酒を飲んだけれど、今回は白麹をつかったお酒。 数年前に登場した商品のようです。

 清掃、時期、つくり方。

 焼酎(泡盛含む)用の黒麹・白麹は、清酒用の黄麹とは性質がちがうので、いつも以上に麹室で気をつかったのでは。

 そんなつくりに関する素人的な心配はさておき、飲む際には、発泡性のにごり酒という点でも特徴的です。



 噴きこぼれないようによく冷やし、注意しながら開栓し、冷温でいただきます。

 ビン内で2次発酵して生まれた元気な炭酸がお酒を撹拌して、うっすらにごる。 泡がはじけるたびにお米の香りが広がる。

 甘味・旨味のやさしさもさることながら、シュワシュワの炭酸の刺激とレモン様の強い酸味が爽快。

 典型的な日本酒の主役であるコハク酸よりも、乳酸やクエン酸の存在を強く感じる、おもしろい味わい。



 夏用という蔵の位置づけも納得の、さわやかなお酒です。

 後日、炭酸が抜けた後に飲んだところ、にごり部分の旨味・苦味が少し重たく感じられました。 燗にして楽しめたけれど、あくまで救済措置。

 乾杯用のお酒として開栓し、炭酸が元気なうちに複数人で飲みきるのが良いかなと思います。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 720ml:1,600(1,728)円   300ml:571(617)円
 アルコール度数:15.2   日本酒度:-2
 原料米:星あかり(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2014年08月、2012年12月03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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2014年08月03日

あさ開 純米生原酒2

あさ開 純米生原酒 池袋東武で試飲・購入。

 岩手「あさ開」は、思い出深い銘柄。

 学生時代、夏休みに大所帯の奈良旅行をすることになり、主だったメンバー3人で打ち合わせ。

 引率の日本酒・日本史の恩師と一緒に飲んだのが、「あさ開 純米酒」でした。

 歯に衣着せない性分の恩師いわく「悪くはないんだけど、なんか物足りないよなあ」。

 恩師もよっしんも濃醇酒好きなので、抱く感想は同じでした。


 その後、池袋東武での試飲販売で「あさ開」のラインナップをいろいろ経験し、水の良さを活かした淡麗型の酒質だと理解するようになりました。


 今回は池袋東武のために用意したという「あさ開 純米無濾過生原酒」を購入。 昨年記事にした純米吟醸バージョンの姉妹品です。

 無色透明なビンなので、うっすら黄金色になったお酒がよく見えて、おいしそう。 さっそく冷温でいただきます。



 フレッシュで刺激的な香り。 純米吟醸タイプと異なり、華やかな果実香はわずか。

 サラサラと粒子を感じるような口当たりで、ヤンチャで刺激的な酸味とふっくらとした旨味が共存する。

 しだいに甘味が現れ、酸味と混和してジューシーな味わいにまとまる。



 ボリュームは中庸ながら、「あさ開」としては特に濃いタイプ。 淡麗型の蔵でも、飲みごたえのある商品が隠れていることがある好例です。



【岩手県盛岡市 あさ開】 純米酒(生、原酒)
 720ml:1,300(1,404)円
 アルコール度数:17.5
 精米歩合:65%


「あさ開」の過去の記事
「あさ開 純米吟醸生原酒」(2013年09月
「あさ開 純米酒」(2009年04月
「あさ開 純米吟醸 夢灯り」(2007年01月

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2014年08月02日

天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 雫酒・生原酒3

天の戸 純米吟醸 亀ノ尾 雫 池袋東武で試飲・購入。

 ころころラベルが変わる「天の戸 亀ノ尾(亀の尾)」が、またやってくれました!

 今度(2012BY)は初期の白いラベルに近いデザインになりました。


 まずは、これまでのラベル変遷を振り返ってみましょう。

天の戸 亀の尾生天の戸 亀の尾天の戸 純米吟醸 亀の尾 雫 左端が2004BYの白いラベル。

 中央が2006BYから2009BYの黒いラベル。

 右端が2011BYの黒いラベル。
 「天の戸」のシンボル、勾玉マークが復活しました。


 今回は約1年半の常温熟成を経た後に、常温でいただきます。

 ナッツ様の生熟成の香りのなかに、リンゴのような吟醸香がかすかに残っている。

 甘味・旨味が一体となったまろやかな飲み口に、焦げたような熟成香・苦味が交錯する。 余韻も深く、お酒だけで堪能できる充実の味わい。


 さわやかな新酒もわかりやすくて良いけれど、酸が弱いぶん個人的には力強さに欠ける印象。

 飲み手を選ぶ酒質だと思うけれど、個人的にはこの熟成状態が好み。



 「天の戸 亀の尾」は生酒しか飲んだことがないけれど、火入れタイプも熟成させて飲んでみたいなあ。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,238(3,497)円   720ml:1,619(1,749)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+3
 原料米:亀の尾(JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会産、減農薬栽培)
 精米歩合:55%   酵母:秋田流花酵母(AK-1)、華こまち酵母
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2012年12月2012年03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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まんさくの花 亀寿 純米大吟醸 無濾過生 亀の尾仕込3

まんさくの花、亀寿純米大吟醸無濾過生2014 池袋西武で見かけて購入。

 10年前に初めて飲んだ「まんさくの花 亀寿」。

 その味は今でもおぼえているけれど、ずいぶん長い間飲んでいなかったなあ。

 ひさしぶりに飲もう! ということで奮発して購入。

 数年前に純米吟醸から純米大吟醸へと名称を変えたものの、造りの規格は以前とほぼ同じようです。


 冷温でいただきます。

 みずみずしい甘味・酸味を想起させる、リンゴ様の華やかな吟醸香が広がる。

 生酒らしいなめらかな口当たりと親和して、甘味がスルリと流れこむ。 そして、上品な旨味・酸味が続き、さわやかな苦味が締める。

 余韻にワラのようなドライな雰囲気をまとうところは、この蔵らしい演出。

 お米を磨いたぶん味が薄くなってしまった大吟醸が多いなか、いろいろな味の要素を残していて、飲みごたえがある。



 見せ場は香りだけではない。 みずみずしく甘酸っぱい、飲んで楽しい純米大吟醸です。

 唯一の難点は、希少なお米をぜいたくに磨いたお酒ゆえ、けっして日常・晩酌用のお酒ではないということでしょうか。

 もっとも、奮発して納得の、すばらしいコストパフォーマンスです。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,880(4,190)円   720ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+3.5
 原料米:亀の尾(秋田県産)   精米歩合:48%
 酵母:協会9号   酸度:1.4   アミノ酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り」(2014年06月
「まんさくの花 純米吟醸生原酒 責め取り」(2014年06月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

【亀の尾とは】
 戦前は東北を中心に日本を席巻した飯米、亀の尾。

 コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれなど、現代の人気品種はみな亀の尾の子孫です。

 そして、酒造にも適したという亀の尾は、美山錦や五百万石の祖先として、その影響力を残しています。

 しかし、亀の尾自身は長らく水田から姿を消し、山形「鯉川」・新潟「清泉」が昭和末期に復活栽培に成功しました。


 そんな古い品種である亀の尾は、栽培はもちろん、お酒づくりも簡単ではありません。

 「幻の米」と謳われる亀の尾ですが、一歩まちがえれば酸味・苦味ばかり目立つ単調な酒質になる危険があります。

 「亀の尾だからおいしいお酒」になるわけではなく、「亀の尾でもおいしいお酒」にできる蔵が少ない点に、注意が必要でしょう。


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2014年07月30日

日下(ひのした)無双 純米酒 生

金冠黒松 日下無双 純米酒 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 酸が多すぎるゆえに頒布中止となった協会8号酵母を今も使用する、山口の村重酒造。

 「日下無双」は、日下(ひのした)信次杜氏の名を冠したシリーズ。

 赤いビンというのもめずらしい気がします。


 では、冷温でいただきます。

 お米らしい香りにささやかな芳香がひそむ。 飲み口はおとなしく、静かに旨味をたたえているお酒。

 燗ではまたちがった魅力が出てくる気がするけれど、物足りなさが劇的に解消されるとは思えない。



 同蔵の個性の強いラインナップを経験しているだけに、困惑しました。 杜氏が自分の名を冠するほど追求した酒質は、こういう無難なものなのか、と。



【山口県岩国市 村重酒造】 純米酒(生)
 1800ml:2,700(2,916)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:西都の雫(山口県産)   精米歩合:60%
 酸度:2.0


「金冠黒松」の過去の記事
「金冠黒松 純米無濾過原酒 長期熟成 協会八號酵母」
 (↑2011年03月
「金冠黒松 協会八號酵母 80%精米 純米酒」(2012年05月

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十右衛門 純米無濾過生原酒 直汲み

十右衛門 直汲み 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 初めて訪れる日本酒バーで、未知のお酒と出会う。 そのお酒が好みに合った。

 そんなうれしい体験ができたら、忘れられないステキな夜になります。

 東京のお酒「十右衛門 純米無濾過生原酒 直汲み」も、初めて出会うお酒。 さて、どんな味かな?


 さっそく冷温でいただきます。

 しぼりたてのお酒をそのままビン詰したらしく、お酒の中に残った炭酸ガスが苦味を引き立てる。

 フレッシュな香りと刺激的な感触に、若々しい活力を感じる。

 やさしい甘味や落ち着いた旨味は少なめで、遊びや余裕の少ない、硬派で愚直なイメージ。



 「東京のお酒だよ」と種明かしされたら、なるほどと納得してしまいそうなお酒です。



【東京都千代田区 豊島屋本店】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,500(1,620)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+3
 原料米:八反錦(広島県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)60%

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射美(いび) 吟撰(夏吟) 無濾過生原酒2

射美 槽場無濾過生原酒 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 飲んだことのある蔵が900近くになり、初耳・初見の蔵が着々と減ってきた昨今。

 そんななか、「射美(いび)」を醸す杉原酒造・・・初耳です。

 知らなかった酒蔵・お酒に出会えるのはうれしいですね。

 杉原酒造は、揖斐川の輪中地帯にある、年間製造量60石(1升ビン6000本分)という小さな酒蔵とのこと。


 希少さや人気より、おいしさ(好みのお酒であること)が大切だと思うので、さっそく飲んでみましょう!

 お店の方いわく、「派手でわかりやすい」。

 なるほどたしかに、アルコールの揮発を感じる、生酒らしいフレッシュな香りはインパクト大。

 まろやかな甘味としっかりとした酸が高レベルで拮抗していて、甘口ともドライともいえない緊張感がある。

 若々しいお酒だからか、技術的に荒けずりなのか、華やかで刺激的。 やや平板・単調に感じてしまう短所を上回る長所がある。



 これは、すごいお酒・酒蔵の予感。

 火入れして落ち着いたお酒や、純米タイプも飲んでみたくなります。



【岐阜県揖斐郡大野町 杉原酒造】 吟醸酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,408(2,601)円   720ml:1,203(1,299)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:-2
 原料米:揖斐の誉(AMS18)   精米歩合:60%
 酸度:2.3

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村祐 茜ラベル 特別純米 無濾過本生2

村祐 赤ラベル 生 神田駅すぐの「和酒BAR&DINING醇」にて飲む。

 日本橋で「アートアクアリウム」を満喫した後、ずっと気になっていたバー「醇」に、ようやく立ち寄れました。

 お酒を飲むと食べなくなる派としては、お酒だけを堪能するスタイルのバーは大歓迎。

 まずは、「村祐 茜ラベル 特別純米酒 無濾過本生」。

 淡麗な酒質が多い新潟県にあって、しっかりと甘味を出してくる個性派の「村祐」。


 さっそく冷温でいただきます。

 多くの人を惹きつけるだろう、桃・洋梨のような甘くさわやかな香り。 まろやかな口当たりとやさしい甘味が個性的で魅力的。

 酸味・苦味もさりげなく息づいていて、どことなく甘口の白ワインを連想させる。



 甘口好きのYさんのお気に入りのお酒だけれど、もしかしたらワインに造詣の深いゆっきーも気に入るかもしれないなあ。

 良い意味で、新潟のお酒への先入観を取っ払ってくれるお酒です。



【新潟県新潟市 村祐酒造】 特別純米酒(無濾過、生)
 1800ml:2,400(2,592)円   720ml:1,200(1,296)円
 アルコール度数:15.5   他はすべて非公開


過去の「村祐」の記事
「村祐 吟醸」(2006年06月
「村祐 吟醸 生酒」(2013年07月
「村祐 茜ラベル 特別純米無濾過生 秋あがり」(2013年10月
「村祐 冴 特別純米 無濾過生」(2005年05月

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2014年07月19日

花邑・翠玉 3種飲みくらべ3

両関 花邑・翠玉 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「花邑」の3種類飲みくらべセット。

 店内の壁に、気になるメニューが貼り付けられていました。

 「花邑」・・・はて?

 お店のスタッフいわく、秋田「両関」の新ブランドとのこと。

 おー、「両関」ですか!

 「両関」といえば、大正時代から高品質を評され、高度経済成長期には全国屈指の製造量をほこった、秋田県を代表する酒蔵のひとつ。

 そんな歴史と技術を持つ大規模蔵が、どんな新ブランドを立ち上げたのでしょうか。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう!

 まずは写真右、ピンクのラベルに青い文字の「花邑 純米吟醸」からいただきます。

 ミネラルやハーブを感じる繊細な香りが静かに立ちのぼる。

 水の良さを感じさせるクリアな飲み口で、やさしい甘味にかわいらしい酸味が走る。 キレイで淡麗な酒質を好む人にはピッタリかな。

 でも、このお酒にしかないという個性に乏しくて、物足りないなあ。 東北の蔵が雄町を使うとこういう味わいになることが多い気がする。

 裏ラベルで「濃醇甘口」と自称しているけれど、それは自社製品の中ではという意味で受け取ったほうが良さそう。 このお酒を濃醇と呼んだら、ほとんどのお酒が濃醇酒になってしまう。

 濃淡の基準をどこに置くかは、難しい問題だなあ。



 次に写真中央、ピンクのラベルに赤い文字の「花邑 純米酒」。

 梨・ブドウ様のみずみずしい香りで、純米吟醸タイプよりも少し香り高い印象。 こちらも淡麗で、香りや繊細な味わいを楽しむタイプのお酒。

 純米酒だからもっとボリュームを期待していたけれど、ハードルを上げすぎてしまったのかな。



 最後に、同じく「両関」の新ブランドの「翠玉 特別純米酒 無濾過生」。

 ヨーグルト様の香りにお米らしさもひそむ。 麹の風味も感じる、ドライで旨味のある味わい。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、味わいに起伏・奥行きがあって、飲みごたえがある。

 兵庫「琥泉 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」に似た印象で、実に好み。 これだ! 待ち望んでいた感動が、今ここに!



 新たな発見・体験ができた、楽しい飲みくらべでした。



【秋田県湯沢市 両関酒造
「花邑 純米吟醸」 純米吟醸
 好み度:1(★)
 1800ml:2,860(3,089)円
 アルコール度数:15.4   日本酒度:-6
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0

「花邑 純米酒」 純米酒
 好み度:1(★)
 1800ml:2,266(2,447)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:-2.7
 原料米:陸羽田(山形県産)   精米歩合:55%


「翠玉 特別純米酒 無濾過生」 特別純米酒(無濾過、生)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,770(2,992)円   720ml:1,460(1,577)円
 アルコール度数:16.2   日本酒度:-2
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)59%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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笑四季 monsoon(モンスーン) 濃厚極甘口 貴醸酒生原酒 2014 玉栄/山田錦3

笑四季 モンスーン2本 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 日本酒メニューが非常に充実しているこのお店。

 どのお酒からスタートしようかなあと迷っていたところ、「笑四季」の貴醸酒2種類を発見!

 貴醸酒は、仕込水の代わりに清酒を使用したお酒で、豊かな甘味が魅力。

 醤油の種類でいう甘露醤油・再仕込醤油と似たスタイルです。


 貴醸酒好きとしては、飲みくらべてみたい!

 ということで、冷温でいただきます。

 ワインのようなボトルとラベル。 日本酒といえばこういう姿・味、という先入観・既成概念を払いたい。 そんな意思を感じます。



 まずは写真左側、青いラベルの玉栄バージョンから。

 豊かな甘味・酸味を想起させる、熟したメロンのような香り。

 濃厚な甘味がふくらみ、キレイな酸が味を引き締める。 さりげない苦味も効果的で、思いのほかシャープな印象。


 次に写真右側、赤いラベルの山田錦バージョン

 こちらも甘味を連想させる香りながら、バナナのようなニュアンスが含まれているところが異なる。

 玉栄バージョンと同様、豊かな甘味・酸味が主体。 ただ、こちらのほうが苦味が少なくまろやかな印象で、ゆったりと伸びやかに展開する。



 スッキリ淡麗だけが日本酒ではない。 けっして中心・主流にあるお酒ではないけれど、日本酒の世界の広さ、奥深さを感じさせてくれるお酒。

 日本酒に先入観のない方は特に、好意的に受け入れられるかもしれません。

 甘口好きのYさんも「甘くておいしい」とお気に入りのようすでした。



【滋賀県甲賀市 笑四季酒造
「笑四季 モンスーン 濃厚極甘口 貴醸酒生原酒 2014 玉栄」
 好み度:3(★★★)
 アルコール度数:17.5
 原料米:玉栄(滋賀県産)   精米歩合:60%
 酵母:笑四季30号

「笑四季 モンスーン 濃厚極甘口 貴醸酒生原酒 2014 山田錦」
 好み度:3(★★★)
 アルコール度数:17.5
 原料米:山田錦(滋賀県産)   精米歩合:60%
 酵母:笑四季19号


過去の「笑四季」の記事
「笑四季 特別醸造酒(貴醸酒) monsoon 滋賀玉栄
 笑四季30号酵母 極甘口 生原酒」(2013年04月

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2014年07月16日

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker(アイスブレイカー)4

玉川、アイスブレイカー2014 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 夏用のお酒として年々人気が高まっている「玉川 アイスブレイカー」。

 南極に立つコウテイペンギンの親子が描かれたラベル、そして水色のビン。

 涼を呼ぶどころか凍りつきそうなイメージさえする、夏にうれしいお酒ですね。


 商品名の「Ice Breaker」は、文字どおりに受け取れば砕氷船

 ほかにも「緊張をほぐし場を和ませるもの」という意味があるのだとか。 ステキな比喩ですね。


 水っぽい淡麗酒を夏用に販売する蔵が多いなか、このお酒は濃厚・濃醇。 「玉川」らしさはゆるぎません。

 杜氏のハーパーさんが推奨するように、氷を浮かべて飲んで、砕氷船らしさを楽しむのも良いでしょう。



 ただ、今回は店主の陽子さんのおすすめに共感して、ぬる燗でいただきます。

 おだやかで落ち着いた雰囲気にひそむバニラを思わせる甘い香りが、やわらかい酒質を連想させる。

 スルリとなめらかでまろやかな口当たりが、ぬる燗だとさらに引き立てられる。 すぐに現れるのは、甘味・旨味・酸味の高濃度のかたまり。

 しだいに「玉川」らしい木の香りとドライな飲み口が顔を出して、複雑かつおだやかに展開する。

 バニラ・ナッツ様の余韻にも生熟成の魅力が感じられる。 熟成した生酒の燗は、やっぱり好みだなあ。



 ぬる燗でゆっくりと楽しみ、場が和んでゆくのも「Ice Breaker」が目指した姿のひとつかもしれませんね。

 ラベルやビンのイメージから冷温に引きずられ、燗という選択肢は盲点に入ってしまいがち。 いろいろ試してみる精神を忘れずにいたいです。



【京都府京丹後市久美浜町 木下酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,857(3,086)円   500ml:1,048(1,132)円
 アルコール度数:17.3   日本酒度:+2
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)日本晴
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%[ともに自家精米]
 酵母:協会9号   酸度:1.2   アミノ酸度:1.9


「玉川」の過去の記事
「玉川 生もと純米 自然仕込 コウノトリラベル 生」(2011年03月
「玉川 生もと純米 自然仕込 コウノトリラベル」(2010年02月
「玉川 山廃純米 自然仕込 無濾過生原酒」(2011年02月
「玉川 山廃純米 自然仕込 ひやおろし」(2010年11月
「玉川 山廃純米 自然仕込 にごり」(2012年12月2011年10月
「玉川 特別純米 無濾過生原酒」(2010年03月
「玉川 純米吟醸 手つけず原酒」(2012年12月
「玉川 純米吟醸 雄町」(2012年12月
「玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker」(2010年11月
「玉川 玉龍 山廃純米大吟醸 自然仕込 生」(2011年12月

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北島 純米辛口 無濾過生原酒2

北島 純米辛口無濾過生原酒 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 魅力的な日本酒メニューの中に、知らない銘柄を発見。

 「北島」・・・はて?

 世代的に演歌ではなく競泳を連想してしまうそのお酒は、名米・名水に恵まれる滋賀県で生まれたとのこと。

 ラベルには「近江國 安土」の文字。 地名に歴史のロマンを感じながら、冷温でいただきます。


 甘味の少ない生酒に特有の、フレッシュで刺激的な香り。 華やかな果実香はない点では、落ち着いた印象。

 長野「スクウェア・ワン(桝一) 純米酒 生酒」、茨城「稲里正宗 純米 しぼったまんま」にも似ていて、硬くシャープな酒質を連想させる。


 ガツンと硬さ・重さを感じる、インパクトのある口当たり。

 香味ともにアルコールの存在感が大きいものの、強めの酸が奔放に活躍し、新鮮なお酒らしいやさしい甘味も深みを出している。

 非常に切れが良く、後半はストンと味が消える。 前半から後半にかけてのダイナミックな転換は魅力的な個性。

 ただ、甘味だったり酸味だったり旨味だったり、個人的にはもう少し幅や余韻があったほうが好みかな。



 後日、記事にする段階で気付いたのが、北島酒造は「御代栄(みよさかえ)」を醸す蔵ということ。

 申し訳ないながら今まで飲んだ「御代栄」はそれほど印象深くなかったので、そのぶん新ブランド「北島」に革新性を感じました。



【滋賀県湖南市 北島酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,200(2,376)円   720ml:1,100(1,188)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+10
 原料米:玉栄(滋賀県産安土)   精米歩合:65%
 酵母:協会7号・協会10号   酸度:1.8

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亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-242

亀泉 純米吟醸CEL24 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 「亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24」は、高知県の亀泉酒造を代表するお酒のひとつ。

 非常に高い香りと甘酸っぱい味を生み出す、高知県開発の酵母「CEL-24」を使ったお酒です。

 何度も飲んでいるにもかかわらず、なかなか記事にしていないお酒としても、個人的には有名です。


 しかし、今回は堂々と写真付きで登場!

 甘いお酒は好きだけれど、酸っぱいお酒は苦手というYさんに、この甘酸っぱい「亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24」はどう響くのでしょうか。


 冷温でいただきます。


 パイナップルのような、苦味を想起させるさわやかな香りが鮮烈。 この香りは、きつすぎるといって苦手な人も少なくない気がします。

 甘味も豊かながら、酸味・苦味が強調された爽快な味わい。 水っぽいお酒のスッキリさとは異なる、酸味・苦味が引き立てるスッキリさです。

 アルコール度数が低めの原酒ながら、ロックや水割りにしても特徴的な香味は健在。 まろやかさが酸味を包む燗でも楽しめる、飲み方の幅の広いお酒。


 Yさんは酸味に押され気味のようで、「甘いけど、これは苦手」とのこと。 香味のバランスって難しいなあ。



【高知県土佐市 亀泉酒造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:2,800(3,024)円   720ml:1,400(1,512)円
 アルコール度数:14.2   日本酒度:−13.5
 原料米:八反錦   精米歩合:50%
 酵母:CEL-24   酸度:1.8   アミノ酸度:1.1


過去の「亀泉」の記事
「亀泉 純米吟醸 生原酒 CEL-24」(2012年01月

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2014年06月29日

まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り/責め取り 12號仕込み2

まんさくの花 純米吟醸生原酒 2本 池袋西武で見かけて購入。

 先日、長野「けんちの 純米無濾過生原酒」3種類で体験した、同じタンクで生まれたお酒のしぼる工程のちがいの飲みくらべ。

 今回は、秋田の「まんさくの花 純米吟醸生原酒」を2種類飲みくらべてみよう!

 購入したのは、最初の部分「荒走り」と、最後の部分「責め取り」の2種類だけ。

 本来は真ん中の部分「中取り」バージョンも存在しているらしいけれど、池袋西武では2種類しか入手できなかったので少し残念。



 900kgの小仕込タンクで生まれ育った長子と末っ子には、どんなちがいがあるのかな。

 さっそく冷温〜常温で飲みくらべてみましょう。

まんさくの花、純米吟醸生原酒荒走り まずは緑色のビンの「荒走り」から。

 ビン底にオリが沈んでいて、グラスに注ぐとうっすらと霞がかかる。 そして、しばらくすると炭酸の気泡がグラスにつき始める。

 リンゴ様のさわやかな香り。 やや甘味が勝ったみずみずしい飲み口で、オリの影響か、味わいに幅を感じる。

 この蔵らしい、やさしく旨味がふくらむスマートな酒質。 水っぽさを感じさせずに、繊細さが表現されている。



まんさくの花、純米吟醸生原酒責め取り 次に、茶色のビンの「責め取り」。

 こちらは澄んでいて、グラスに注ぐと透明なゆえにお酒本来の色が見えてくる。

 香りの印象は「荒走り」と同様。 同一の規格・造り・タンクなので味わいもよく似ている。

 しかし、旨味・酸味・苦味のおかげか甘味はそこまで目立たず、バランスが良くなっている。



 両者のちがいは、甘味が強調される常温になってくると歴然。 「責め取り」のほうが落ち着いていて、クドさがない。 個人的に「責め取り」のほうが好み!



 大吟醸から純米酒まで、落ち着いた味わいの熟成酒を得意とする蔵ながら、新酒の生酒でも魅力的なお酒を世に問う。 しかも同一タンクによる飲みくらべができる。

 お酒好きには非常にうれしい存在です。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:自社培養酵母   酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

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2014年06月11日

けんちの 純米無濾過生原酒 あらばしり/直汲み中取り/せめ2

川中島 けんちの 3種 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 お酒メニューに「けんちの」なる、見慣れない長野のお酒を発見。

 しかも同じタンクのお酒の、しぼり段階のちがいによる3種類の飲みくらべ。

 これは気になる!


 なんと、「川中島」「幻舞」の千野麻里子杜氏のご主人、千野健一氏が造ったお酒とのこと。

 なるほど〜! 「けんちの」は、千野健一氏の名前をとって名付けられた銘柄なんですね。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう。

川中島 けんちの あらばしり まずは、最初に流れ出てくる「あらばしり」から。

 「けんちの」の文字が映える、黄色いラベル。

 しっかりオリ引きしてあるからか、ほとんど無色。

 この蔵のお酒らしい、甘く華やかな香り。 豊かな甘味をヤンチャな酸味が支える、みずみずしい飲み口。

 審査というわけではないけれど、M-1グランプリの最初の組のように、この味わいが比較の基準になります。


川中島 けんちの 直汲み中取り 次は、澄んだ中間部分を集めた「中取り」。

 赤紫のラベルに赤い文字は、少し見づらいですね。

 香りも味も濃厚な甘さが強調され、インパクト大。

 良くも悪くも、個性となる雑味が少ないからか、ストレートな味わい。


川中島 けんちの せめ 最後に、強い圧をかけてしぼり出した「せめ」。

 赤い文字が映える、反対色の緑ラベル。

 上記2つと同様、華やかな香りは健在。

 甘味・酸味だけでなく、旨味・苦味なども感じられて複雑な印象。 おだやかな一面もある。



 同じタンクで生まれた同じ規格・造りのお酒なので、3本とも非常に似ている。 1つだけ飲んでどのお酒かを特定することは難しいかもしれない。

 ただ、3つとも飲みくらべれば、どれがどれかを特定することは、そう難しくはない。 Yさんにシャッフルしてもらったところ、3つとも正解!



 個人的な好みとしては、「あらばしり」、「せめ」、「中取り」の順番かな。 一般的にもっとも上質とされる中取りは、少し単調に感じられました。

 同じお酒の、しぼった工程の違いによる味わいの差を実感できて、良い体験になりました。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 アルコール度数:17.5%
 精米歩合:65%

「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」 (赤ラベル)
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.1

「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」 (黄ラベル)
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.2


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2014年03月2011年06月
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」(2014年03月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年03月01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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19歳の酒 純米酒2

大治郎 19歳の酒 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 魅力的な日本酒リストの中に、ひときわ目を引く名前が。

 その名も「19歳の酒」。

 今まで、新潟県立吉川高校(閉校)の醸造科が醸したお酒や、徳島県立三好高校の食品発酵コースが醸したお酒たちに出会ってきた。

 今回もそんな、学業の一環として未成年たちがつくったお酒なのかなと思いきや、少し趣を異にするらしい。


 なんでも、19歳のときに酒米の田植え・稲刈り・お酒造りを経験し、生まれたお酒で20歳の乾杯をするという企画とのこと。

 20歳の最初にどんなお酒とどんな出会い方をするかは、今後のお酒との付き合い方・価値観の形成にもつながる点で、大切ですからね。

 自分たちが1年かけて携わってきて生まれたお酒を、自分たちが飲む最初のお酒にする。 自分たちの苦労・思いの結晶ですから、乱暴な飲み方はできません。

 そんなステキな企画を立案したのが、かつて暮らした茨木市の酒屋さんたちと知って、なおさら興味がわきました。



 では、冷温でいただきます。

 麹の風味が感じられる、フレッシュで刺激的な香り。 ストレートな甘味・酸味が伝わってくる、清々しい味わい。

 アルコール度数の高さも手伝って、ガツンと力強い、飲みごたえのあるお酒に仕上がっている。

 田んぼや蔵・タンクを提供するなど、全面的に協力してくださった「大治郎」とは、また味わいが異なる。 特有のねっとり濃厚な旨味が強調されていない。 そこが不思議で面白い。



 こんな良質のお酒から始まる日本酒ライフは幸せだろうなあ。 うらやましさも感じる1杯でした。



【滋賀県東近江市 畑酒造】 純米酒(生、原酒)
 1800ml:2,600(2,808)円   720ml:1,330(1,436)円
 アルコール度数:18.5%
 原料米:吟吹雪(滋賀県産)   精米歩合:60%


「大治郎」の過去の記事
「大治郎 特別純米 よび酒(みず) 山田錦 生」(2008年03月
「大治郎 純米 よび酒(みず) 生」(2012年12月2010年03月
「大治郎 純米 よび酒(みず)」(2007年02月
「大治郎 純米 よび酒(みず) 本生うすにごり」(2011年02月
「大治郎 純米カップ」(2006年06月
「大治郎 山廃純米 よび酒(みず)」(2011年04月2010年05月
「大治郎 純米吟醸 迷い酒(みず)」(2012年11月2010年09月
「大治郎 純米吟醸 迷い酒(みず) 無濾過生原酒 袋吊り」
 (↑2012年08月

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仙禽 雄町50 かぶとむし 中取り無濾過生3

仙禽 かぶとむし 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 「仙禽 亀ノ尾」と飲みくらべたのは、無色透明ビンに七色のかぶとむしが描かれたお酒。

 実は、こちらも「仙禽」。


 バナナのような、甘くやわらかい香りがふんわりと広がる。

 「仙禽」らしい甘味も存在感を示すものの、鮮烈な酸を主体としたみずみずしい味わい。

 酸味・苦味に加えてミネラルも感じるスッキリとした後口は、塩気を連想するほど。


 強烈な個性を持ちつつ、アルコール度数を下げて飲みやすくしてある。

 見た目も、味わいも、夏向きのお酒。



【栃木県さくら市 せんきん】 純米大吟醸(無濾過、生)
 1800ml:2,900(3,132)円   720ml:1,450(1,566)円
 アルコール度数:15.5%
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 とちぎ酒14」
 (↑2010年03月
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山」
 (↑2011年06月
「仙禽 中取り無濾過生原酒 亀ノ尾」(2014年06月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり」(2012年01月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 雪だるま にごり生酒」(2012年12月

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仙禽 中取り無濾過生原酒 亀ノ尾(亀の尾)4

仙禽 山廃 亀の尾 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 甘口好きのYさんのスタートは、「仙禽 亀ノ尾」。

 「仙禽」は、その豊かなラインナップに貫かれた、インパクト抜群の甘酸っぱい味わいが魅力。

 ワインに造詣が深いゆっきーをはじめ、「仙禽」がきっかけで日本酒にハマる人もいるほど。

 今回のお酒は、蔵元・杜氏の薄井さん兄弟がもっともこだわるお米で仕込んだ、蔵の看板商品。



 バナナを思わせる甘い香りに続いて、熟したメロンのようなさわやかな甘味・酸味・苦味が広がる。 単に濃厚なだけでない、洗練されたキレイな味わい。

 繊細さと豪快さが共存しているすごいお酒だなあと思って裏ラベルを見てみたら、なんと麹米の精米歩合が35%! 出品酒並みの手間暇・コストをかけたぜいたくな造りですね。


 インパクトもボリューム感も楽しめ、そして上品・軽快に切れる。

 「仙禽」らしい個性に磨きをかけた、すごいお酒。



【栃木県さくら市 せんきん】 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,100(3,348)円   720ml:1,550(1,674)円
 アルコール度数:17.5%
 原料米:亀の尾(栃木県さくら市産、特等米)
 精米歩合:(麹米)35%、(掛米)50%


「仙禽」の過去の記事
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 とちぎ酒14」
 (↑2010年03月
「仙禽 木桶仕込み 山廃純米 袋しぼり無濾過生原酒 愛山」
 (↑2011年06月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 雪雫 搾りたてヌーヴォー」
 (↑2011年03月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり」(2012年01月
「仙禽 純米吟醸 無濾過生原酒」(2007年03月
「仙禽 山廃純米 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 山廃純米吟醸 木桶仕込み原酒」
 (↑2007年05月「日本酒大利き酒会」)
「仙禽 雪だるま にごり生酒」(2012年12月

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一ロ万(ひとろまん) 初しぼり無濾過生原酒2

花泉 一ロ万 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 これぞ濃醇酒、という「花泉」を醸す花泉酒造。

 「花泉」とは別路線を目指した「ロ万」の最高峰となる、しぼりたてのお酒が今回の「一ロ万(ひとろまん)」。

 純米大吟醸にもち米を追加して四段仕込みにしたようなお酒とのこと。

 黒地に白い文字のラベルがカッコいい! 好みのデザインです。


 では、冷温でいただきます。

 フレッシュな吟醸香に、とろりと密度を感じる口当たり。 甘味と酸味のバランスが良く、充実の味わいが楽しめる。

 以前飲んだ「花泉 純米無濾過生原酒」ほどのボリューム感はなく、麹の風味もひかえめ。

 キレイな甘味が魅力の、上品なのに飲みごたえのあるお酒。



【福島県南会津郡南会津町 花泉酒造
 純米大吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:4,429(4,783)円   720ml:2,524(2,726)円
 アルコール度数:18.5
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)たかねみのり、(四段目)ヒメノモチ
 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01)


「花泉」「ロ万」の過去の記事
「花泉 純米無濾過生原酒 上げ桶直詰め」(2011年02月

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残草(ざるそう)蓬莱 純米フィーバー777 槽場直詰 無濾過生原酒3

残草蓬莱 純米フィーバー777 池袋西口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 2013年9月に移転・リニューアルオープンした新店舗は、西池袋公園を見下ろせる広々とした6階の1室。

 前回はテーブル席で、今夜はカウンター。 また景色が変わって新鮮な雰囲気です。

 さあ、今夜もいろんなお酒に出会っていきましょう!


 最初は、「残草蓬莱 純米フィーバー777」。 インパクトのある名前です。

 精米歩合77%、協会7号酵母という7が3つそろった造りなので、777なのだとか。 なるほど、お米をあまり削らない低精白のお酒ですね。


 冷温でいただきます。

 お米をふんだんに削った吟醸酒とは対極にあるお酒ながら、刺激的でさわやかな香りがひそむ。 低温で丁寧に醸されたことが感じ取れる。

 旨味・酸味の詰まった力強い味わいで、かすかに残った炭酸が苦味も想起させてスッキリ感を演出する。

 温度が上がって常温に近づいてくるにつれて、低精白のお酒らしい雑味・旨味がおだやかに現れる。 しっかり個性があって魅力的。


 好みの味わいで、良いスタートが切れました。



【神奈川県愛甲郡愛川町 大矢孝酒造
 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:出羽燦々(山形県産)   精米歩合:77%
 酵母:協会7号   酸度:2.3


「昇龍蓬莱」「残草蓬莱」の過去の記事
「残草(ざるそう)蓬莱 特別純米 槽場直詰生原酒」(2013年01月

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2014年06月04日

阿櫻 無濾過生原酒 3本 (純米吟醸 雄町 / 純米吟醸 美郷錦 / New 特別純米 秋田酒こまち)3

阿櫻 3本セット 池袋西武で見かけて購入。

 池袋西武の日本酒売場は、壁一面が冷蔵オープンケースになっていて、その一角に全国各地の季節限定のお酒が集められています。

 そこで発見したのが今回の3本。

 池袋西武で横手の「阿櫻」に出会うのは初めて。


 ここで出会うとは!

 しかも3本同時に!

 飲みくらべたい!

 買うしかない!



 と思うと同時に、すかさず3本をかごに入れてレジに並んでいました。



 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

阿櫻 純米吟醸 雄町 まずは、赤い文字の「阿櫻 純米吟醸 雄町」から。

 ささやかながらただよう吟醸香がさわやか。 豊かな甘味・旨味にしっかりとした酸味が加わって、みずみずしい味わい。

 酸味の強さとさりげない苦味が活躍して、飲みごたえがありつつ、切れが良い。

 他の蔵でも似たような味わいに出会えるような酒質ながら、そのぶん非常にバランスが良いとも言える。

 さわやかで濃醇なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



阿櫻 純米吟醸 美郷錦 次に、青い文字の「阿櫻 純米吟醸 美郷錦」。

 メロン様の吟醸香に、清涼感ある苦味を想起する。

 雄町バージョンとくらべると、甘味・酸味ともにひかえめで、おだやかな旨味が楽しめる。

 スルリとなめらかな口当たりながら、落ち着いた味わいから、ふっくらとした雰囲気も感じられる。

 お米のちがいによる味わいのちがいが顕著で、お米の魅力が見事に引き出されていて好印象。



阿櫻 特別純米 秋田酒こまち 3本目は、白いラベルの「阿櫻 New 特別純米 秋田酒こまち」。

 3本の中ではもっとも香りがひかえめながら、それでもリンゴ様のさわやかな香りがある。

 やさしい甘味を基調としたつややかな飲み口。 甘味が重くならない、不思議な軽さがある。

 と思ったら、なんと、原酒なのにアルコール度数が12%台。 そのわりに、味が薄っぺらになっていない。

 調べてみたら、多酸性の酵母を使っているとのこと。 飲みやすく、それでいて味もある。

 今までに経験のないバランス・・・だからお酒の名前に「New」が入っているのか!



 3本とも好みで、おもしろい飲みくらべができました。



【秋田県横手市 阿桜酒造
「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,667(1,800)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:−1
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酵母:静岡系酵母   酸度:2.4   アミノ酸度:1.2

「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 美郷錦」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,200(3,456)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:±0
 原料米:美郷錦(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:秋田酵母No.15   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「阿櫻 New 特別純米 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:12.8%   日本酒度:−5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:KT901   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2


「阿櫻」の過去の記事
「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精」(2013年01月

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