米だけ

2013年11月09日

十九 Sur Lie(シュール・リー)3

十九 Sur Lie 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 初期の「長野の酒メッセ in 東京」で注目を集め、その後参加しなくなった「十九」。

 飲むのは6年ぶりかな?

 イチョウの色づく季節を意識した、おしゃれなラベルです。

 ひさしぶりに出会う「十九」は、米・米麹だけでつくられた普通酒。

 実際には純米吟醸に相当する造りなのに、等外米を使用しているため純米吟醸と名乗れない点では、「諏訪泉 冨田 五割磨き」と同じですね。

 お酒につけられた「Sur Lie」というフランス語は、オリを含めたまま貯蔵してアミノ酸を増やす、ワインの貯蔵法とのこと。

 日本酒では「おりがらみ」と呼ばれることが多いですね。


 オリが少し含まれているお酒というより、荒濾ししかしていないうすにごりのお酒といった方が良いほどのにごり具合。

 みずみずしさを想起させる、フレッシュで甘い香り。

 サラリとやさしい口当たりの後に、お酒に残った炭酸たちがさわやかな飲み口を演出する。

 豊かな甘味に、にごり部分の旨味やみずみずしい酸味が幅をつける。 さりげない苦味も、さわやかさに一役買っている。



 初めて出会ったときの個性よりも無難なイメージになっているけれど、十分に魅力的。

 むしろ、バランスの良さから多くの人に愛される酒質かもしれない。



 一人前まであと少し、という意味で名づけられた「十九」。

 すでに、しっかり完成した一人前のお酒です。



【長野県長野市信州新町 尾澤酒造場】 普通酒(米だけ、生)
 1800ml:2900(3045)円
 アルコール度数:16.5
 原料米:美山錦(長野県産、等外米)   精米歩合:50%


「十九」の過去の記事
「十九 純米吟醸」(2007年05月長野の酒メッセで試飲)

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2011年12月12日

諏訪泉 冨田 特別選別米 五割磨き 2007BY4

諏訪泉 冨田 五割 池袋東武で試飲・購入。

 また買ってしまった〜(喜)!

 このお酒は2009年12月に出会って以来、大好きな燗用のお酒のひとつ。

 「諏訪泉 冨田」は、独創的な手法を実践する兵庫県西脇市「冨田農場」の冨田尚嗣氏による山田錦を使用したお酒。

 このお酒の「特別選別米」とは、山田錦の検査基準である胴直径2.0ミリをギリギリ満たさなかった、1.9ミリ以上2.0ミリ未満の山田錦のこと。

 ある程度のサイズがないと、どんなに品質が良いお米でも政府の品位検査を受けられず、規格外米とされてしまう。 そして、上質なお酒でも、純米酒と名乗れず「規格外米をつかった普通酒」というあつかいになってしまう。

 このお酒は、無農薬・無化学肥料栽培の山田錦を50%に精米した熟成酒ながら、規格外米の普通酒ということで、リーズナブルなところがありがたい。


 では、熱めの燗でいただきます!

 穀物らしいおだやかな香りに、静かな熟成香が複雑さを添えている。

 キメ細かいクリーミーな飲み口で、まろやかに流れてゆくものの、味わいはしっかり濃醇。 それでいて後口は軽快で、余韻が深いところに、よく磨いたお酒らしい上品さが感じられる。

 冷めぎわで、繊細かつ複雑な旨味がいちばんよく感じ取れる。

 やっぱりうまいなあ〜。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造】 普通酒(米だけ、無濾過)
 1800ml:3000(3150)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+6
 原料米:山田錦(兵庫県冨田農場産、無農薬栽培米・無検査米)
 精米歩合:50%   酵母:協会9号   酸度:1.5


「諏訪泉」の過去の記事
「諏訪泉 純米酒」(2008年11月
「諏訪泉 純米吟醸 満天星」(2005年10月
「諏訪泉 特別純米生 蔵出しにごり酒」(2009年08月
「諏訪泉 純米生 蔵出しにごり酒」
 (↑2008年10月2008年08月2007年07月
「諏訪泉 純米吟醸生 袋吊り うすにごり」(2007年11月
「諏訪泉 智頭の純米生原酒 ばんなりました 2010 五百万石 しぼりたて おりがらみ」(2011年01月
「諏訪泉 阿波山田錦 純米生原酒」(2010年08月
「諏訪泉 田中農場 純米酒」(2009年11月2006年11月
「諏訪泉 田中農場 特別選別米 生」(2011年07月
「諏訪泉 冨田 純米酒」(2009年11月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 五割磨き」(2011年02月2009年12月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 五割磨き 生」(2011年07月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 七割磨き 7号酵母」(2006年01月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会六号酵母」(2004年11月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会七号酵母」(2004年11月

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2011年07月22日

冨田 精米五割 生 2010BY/田中農場 精米55% 生 2010BY3

諏訪泉 冨田 五割 生 池袋東武で試飲・購入。

 池袋東武の「諏訪泉」の試飲販売に、初めて生タイプの「冨田」「田中農場」が登場。

 「冨田」の生を飲むのは約7年ぶりになる。

 オー、ワタシ年トッタネ。

 でも、みずみずしく溌剌とした濃醇酒に出会った衝撃は、今でもよくおぼえている。


諏訪泉 田中農場 生 冨田尚嗣氏の冨田農場、田中正保氏の田中農場。

 それぞれの土壌で育った無農薬栽培の山田錦たちの競演を楽しもう!

 ん〜、苦い、渋い、硬い、若い!(ほめ言葉)

 開戦直後は苦味・酸味が強く、非常に飲みにくい。 そして、両者の差がわかりづらい。

 ということで、しばらく常温で放置します。


 では、4か月放置した11月にふたたび挑戦。

 「冨田」のほうは、甘味を排して酸味を強調した、研ぎ澄まされたシャープな味わいが魅力。 「田中農場」は、良い意味で泥臭い旨味が出て、ふくらみのある飲み口になり始めた。

 少しずつ両者の差が開き始めた。

 とはいっても、火入れの4年熟成バージョンの両者のような、確立した個性のぶつかりあいは楽しめない。


 まだ分岐点。 これからどんどん差が広がってゆくだろう。 火入れ・熟成を楽しみにするための、広告のような存在かな。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造
「諏訪泉 冨田 五割磨き 生 2010BY」
 普通酒(米だけ、無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+13.5
 原料米:山田錦(兵庫県西脇市・冨田農場産、無農薬栽培・無検査米)
 精米歩合:50%   酵母:協会9号   酸度:1.9

「諏訪泉 田中農場 生 2010BY」
 普通酒(米だけ、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:18.5   日本酒度:+11.0
 原料米:山田錦(鳥取県八頭町・田中農場産、無農薬栽培・無検査米)
 精米歩合:55%   酵母:協会9号   酸度:2.0


「諏訪泉」の過去の記事
「諏訪泉 純米酒」(2008年11月
「諏訪泉 純米吟醸 満天星」(2005年10月
「諏訪泉 特別純米生 蔵出しにごり酒」(2009年08月
「諏訪泉 純米生 蔵出しにごり酒」
 (↑2008年10月2008年08月2007年07月
「諏訪泉 純米吟醸生 袋吊り うすにごり」(2007年11月
「諏訪泉 智頭の純米生原酒 ばんなりました 2010 五百万石 しぼりたて おりがらみ」(2011年01月
「諏訪泉 阿波山田錦 純米生原酒」(2010年08月
「諏訪泉 田中農場 純米酒」(2009年11月2006年11月
「諏訪泉 冨田 純米酒」(2009年11月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 五割磨き」(2011年02月2009年12月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 七割磨き 7号酵母」(2006年01月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会六号酵母」(2004年11月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会七号酵母」(2004年11月

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2011年03月25日

宮の井(奥播磨) 山廃仕込

奥播磨 宮の井 京都二条高倉「ごとし」にて飲む。

 「奥播磨」で知られる下村酒造店の、地元向けの銘柄が「宮の井」。

 このお酒は、加工米を使っているため、米・米麹だけを使用したお酒なのに純米を名乗れない。

 純米酒の規定を満たさない、「諏訪泉 冨田 五割磨き」、「辨天娘 青ラベル」と同じような事情のお酒だ。

 熱めの燗でいただきます。

 濃く色づき、モワッとした熟成香がただよう。 このクセは、きっと飲み手を選ぶなあ。

 開栓してからちゃんと時間を経過させているので、このお酒の本来の魅力が開花している。

 おだやかで複雑な旨味がふくらみ、強烈な酸が味を切る。 余韻は長く、それでいて味切れはするどい。

 「開栓してすぐに飲まないと香りが抜けてバランスが崩れてしまう、スッキリ系のお酒」とは対極にあるお酒だ。


【兵庫県姫路市安富町安志 下村酒造店】 普通酒(山廃、米だけ)
 1800ml:1900(1995)円
 アルコール度数:16.3   日本酒度:+3
 原料米:兵庫夢錦(兵庫県産)・加工米   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.6


「奥播磨」「白影泉」「しもむら」「宮の井」の過去の記事
「奥播磨 誠保 生もと純米 ひやおろし」
 (↑2008年11月2007年11月09月05月
「奥播磨 山廃純米」
 (↑2011年02月2009年03月2006年12月2004年11月
「奥播磨 芳醇超辛 純米吟醸」(2008年05月2004年11月
「奥播磨 夏の芳醇超辛 純米吟醸生」
 (↑2010年06月2008年07月2007年06月
「奥播磨 芳醇超辛 純米吟醸 おりがらみ生」(2008年01月
「奥播磨 超辛純米吟醸 黒ラベル」(2007年02月
「奥播磨 純米酒 山田錦八割磨き」(2009年07月2007年02月
「奥播磨 純米酒」(2004年11月
「奥播磨 純米吟醸生 袋しぼり 仕込み第35号」(2007年02月
「奥播磨 純米生原酒 袋しぼり おりがらみ 仕込み第29号」
 (↑2010年09月2008年01月
「奥播磨 XX酵母純米」(2007年02月
「奥播磨 山廃純米 旬酒 霜月 雄町六割五分磨き 生」
 (↑2009年12月
「白影泉 山廃純米 雄町六割五分磨き」
 (↑2008年02月02月2007年02月
「白影泉 山廃純米 山田錦五割五分磨き」
 (↑2008年03月2007年04月
「しもむら 熟成純米吟醸」(2010年03月2007年02月
「宮の井 山廃仕込 H16BY」(2008年03月2007年10月

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2011年02月11日

諏訪泉 冨田2008(2007BY) 精米五割4

諏訪泉 冨田 五割 池袋東武で試飲・購入。

 「諏訪泉」の年末の試飲販売。 ラインナップは、しぼりたての生酒ではなく、寒い冬に燗で飲むための熟成酒たち。

 「田中農場 純米酒 2007」、「田中農場 特別選別米 55%磨き 2007」、「冨田 純米酒 2006」も良いなあ。

 でも、結局はお気に入りの「冨田 特別選別米 五割磨き 2007」を購入。 昨年の出会いが衝撃的だったけれど、今回もやっぱりすごいお酒だと思った。

 「諏訪泉 冨田」シリーズは、独創的な手法を実践する兵庫県西脇市「冨田農場」の冨田尚嗣氏による山田錦を使用したお酒。

 冨田氏いわく「胸をはって提供できるお米」ということで、あたかも当然のごとく無農薬・無化学肥料栽培。

 今回のお酒の「特別選別米」とは、山田錦の検査基準である胴直径2.0ミリをギリギリ満たさなかった、1.9ミリ以上2.0ミリ未満の山田錦のこと。

 ある程度のサイズがないと、政府の品位検査を受けられず、規格外米とされてしまう。 そのため、高品質なお米を使用したお酒でも、純米酒と名乗れず「規格外米をつかった普通酒」となってしまう。


 さて、浦和にめずらしく雪が降る、今シーズンもっとも寒い夜に、熱めの燗でいただきます。


 3年熟成したキレイな黄金色のお酒は、収穫時の稲穂のよう。 穀物らしい自然な色で、視覚からも楽しめる。

 ビスケットやウエハースのような香りがふんわりとただよい、口当たりはキメ細かくクリーミー。

 乳酸をしっかりとたたえた酸が中心となって、おだやかに熟成した香味が、階層的・立体的な広がりをみせる。

 味わい深く、それでいて軽やかな冷めぎわが、とくに好み。

 熟成香のあるお酒を苦手としている方も、色・醸造年度におそれつつ飲んで、思わず「・・・これはうまい」とうなる。

 寒さでこわばった体を温めてほぐし、先入観・緊張感もほぐしてくれる、心身に効く良質の食中酒だ。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造】 普通酒(米だけ、無濾過)
 1800ml:3000(3150)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+6
 原料米:山田錦(兵庫県冨田農場産、無農薬栽培米・無検査米)
 精米歩合:50%   酵母:協会9号   酸度:1.5


「諏訪泉」の過去の記事
「諏訪泉 純米酒」(2008年11月
「諏訪泉 純米吟醸 満天星」(2005年10月
「諏訪泉 特別純米生 蔵出しにごり酒」(2009年08月
「諏訪泉 純米生 蔵出しにごり酒」
 (↑2008年10月2008年08月2007年07月
「諏訪泉 純米吟醸生 袋吊り うすにごり」(2007年11月
「諏訪泉 智頭の純米生原酒 ばんなりました 2010 五百万石 しぼりたて おりがらみ」(2011年01月
「諏訪泉 阿波山田錦 純米生原酒」(2010年08月
「諏訪泉 田中農場 純米酒」(2009年11月2006年11月
「諏訪泉 冨田 純米酒」(2009年11月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 五割磨き」(2009年12月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 七割磨き 7号酵母」(2006年01月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会六号酵母」(2004年11月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会七号酵母」(2004年11月

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2009年12月08日

諏訪泉 冨田 特別選別米 五割磨き 20074

諏訪泉 冨田 五割 池袋東武で試飲・購入。

 半年ぶりの「諏訪泉」の試飲販売。 今回はじめて池袋東武に出したという「諏訪泉 冨田 五割磨き」を飲んで感動し、即購入を決意した。

 「諏訪泉 冨田」は、独創的な手法を実践する兵庫県西脇市「冨田農場」の冨田尚嗣氏による山田錦を使用したお酒。

 胸をはって提供できるお米ということで、あたかも当然のごとく無農薬・無化学肥料栽培。

 このお酒の「特別選別米」とは、山田錦の検査基準である胴直径2.0ミリをギリギリ満たさなかった、1.9ミリ以上2.0ミリ未満の山田錦のこと。

 ある程度のサイズがないと、どんなに品質が良いお米でも政府の品位検査を受けられず、規格外米とされてしまう。 そのため、無農薬・無化学肥料栽培のお米だけを使用した上質なお酒でも、純米酒と名乗れず「規格外米をつかった普通酒」というあつかいになってしまう。

 サイズよりも実力が大事なのでは? ついつい元小結、舞の海を想像してしまう。 特定個人だけに特例を認めることは行政として難しいけれど、もう少し融通がきかないものかなあ。



 さて、試飲で感動したこのお酒を、ゆっくり楽しもう。

 これほどクリーミーで上質な熟成酒は記憶にない。 「2007」とは2007年初春にしぼったということで、実際は2006BY。 約3年熟成だ。

 ふんわりやわらかい熟成香には、お米のお酒なんだなあと実感するふくよかな雰囲気もある。

 しっとりキメのこまかい口当たりで、非常にクリーミー。 乳酸・甘味・旨味が熟成によってまろやかに統一されている。

 燗にすると、このお酒の魅力がさらに発揮される。 とくに冷めぎわは、味わい深いのに軽やかで、延々と飲んでいたくなるほどの心地よさだ。

 食事にあわせても、お酒単独でも良い。 これはすごい。



 お米を五割まで削るということは、規格米ならば「純米大吟醸」と表示しても良いレベル。

 農薬・化学肥料を使った多収量・低品質なお米を五割にまで磨いて、アルコール添加で水増しして「大吟醸」と名乗っている蔵もある。

 しかしこのお酒は、「雑味とともに旨味も削りとって薄っぺらになった、香りだけで飲みごたえのない、高額の大吟醸」とは対極をゆくお酒。

 邪魔な香りがなく味わい深い、安いお酒。 とってもうれしい存在だ。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造】 普通酒(米だけ、無濾過)
 1800ml:3000(3150)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:±0
 原料米:山田錦(兵庫県冨田農場産、無農薬無化学肥料栽培)
 精米歩合:50%   酵母:協会9号
 酸度:1.8   アミノ酸度:1.7


「諏訪泉」の過去の記事
「諏訪泉 純米酒」(2008年11月
「諏訪泉 純米吟醸 満天星」(2005年10月
「諏訪泉 特別純米生 蔵出しにごり酒」(2009年08月
「諏訪泉 純米生 蔵出しにごり酒」
 (↑2008年10月2008年08月2007年07月
「諏訪泉 純米吟醸生 袋吊り うすにごり」(2007年11月
「諏訪泉 田中農場 純米酒」(2006年11月
「諏訪泉 田中農場 純米酒 2006」(2009年11月
「諏訪泉 冨田 純米酒 2006」(2009年11月
「諏訪泉 冨田 特別選別米 7割磨き 7号酵母」(2006年01月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会六号酵母」(2004年11月
「諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米
  七割搗き 協会七号酵母」(2004年11月

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2009年04月17日

庭のうぐいす からくち 鴬辛(おうから)

庭のうぐいす からくち 浦和駅西口、玉蔵院前のお店で飲む。

 「義侠 五百万石」、「東洋美人 西都の雫」に続いては「庭のうぐいす からくち」。

 等級検査で規格外となった山田錦なので、普通酒の扱い。

 篤農家から全量を買う契約栽培だと、どうしてもサイズが小さい、無農薬なので虫食い率が高いなど、問題のあるお米も含まれてしまう。

 当落線上から惜しくも外れたお米や、虫食いのないお米を選別して使えば、まったく問題なくおいしいお酒がつくれる。

 さて、味はどうかな。

 「庭のうぐいす」らしい、静かな口当たり。 ここから、飲めば飲むほど味が染み出してきて、やさしくも奥行きのある優雅なパフォーマンスを見せてくれるハズ。

 あれ? 味が出てこない。

 立ち上がってくるハズの中盤〜後半で、失速する。

 後口に感じられるアルコールの感触からもわかるけれど、アルコール添加によって旨味が伸ばされて希薄化してしまった。 もったいない。

 今、開栓したばかりだから、これから変化するのかもしれない。 そう願いたい。


【福岡県久留米市北野町 山口酒造場】 普通酒
 1800ml:2000(2100)円   720ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+10
 原料米:山田錦(規格外米)   精米歩合:68%
 酸度:1.2

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2007年05月30日

辨天娘 青ラベル2

辨天娘 規格外米 今夜も「和浦酒場」にて。 6月からは都合があって、水曜日に「和浦」に行けなくなるのでさびしい。

 今日はナカちゃんが休みで、蔵ちゃんがお燗をつけてくれる。 貴重な日かも!?

 目の前にあった「辨天娘」が気になったので、さっそく注文。

 どうやら純米酒と名乗れない純米づくりのお酒らしい。 米・米麹だけでつくっても、等外米だと「純米酒」と表示できないんでしたね。

 同じ鳥取県の「諏訪泉」では、兵庫の冨田農場で契約栽培された無農薬山田錦のうち、おしくも規格(短径2mm)から外れたお米をつかった「冨田」シリーズが好評。

 安くて味もしっかり。 こんなにありがたい存在はない。

 さて、「辨天娘」はどうかな?

 香りは落ちついてお米っぽい。 渋味があってジュワーッと平面的に広がるイメージは、柿やビワを思わせる。 しっかりした酸があるのに意外と余韻はあっさりで、広がった味わいは苦味を中心にシャープに収束する。


【鳥取県八頭郡若桜町 太田酒造場】 普通酒(米だけ)
 1800ml:2333(2450)円   720ml:1095(1150)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+6
 原料米:五百万石・等外米   精米歩合:65%
 酵母:協会7号

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2006年01月13日

諏訪泉 冨田 特別選別米 7割磨き 7号酵母3

諏訪泉 冨田 池袋東武で購入。

 今年度の「諏訪泉」は、事故で急逝した岡賢太郎杜氏の遺作となってしまった。

 鳴川喜三杜氏の後を継いだ若き岡杜氏は、世襲でなく禅譲により蔵を継いだ東田氏とともに、「諏訪泉」のさらなる飛躍を目指していただけに、本当に残念でならない。

 じっくり飲んでいきたい。

 このお酒に使われる山田錦は、独創的な手法を実践する兵庫県西脇市「冨田農場」冨田尚嗣氏による栽培。 冨田さんだから「冨田」。

 杜氏さんの名を冠したお酒はよく見かけるが、酒米栽培者の名を冠したお酒はめずらしい。

 純米酒と名乗れないのは、規定のサイズにギリギリもれた、やや小さめの等級外のお米を使っているから。 言うなれば、この「冨田」の山田錦は、元小結舞の海のような存在だ。

 質よりも大きさで割り切ってしまうのはいかがなものか。 舞の海が身長制限の緩和に貢献したように、「冨田」は日本酒のルールを変える存在になれるかもしれない。

 「数値では味はわからない」というが、酸度2.5、アミノ酸度2.5。 どうみても一般的でないことはわかる。

 新酒にしては非常に濃い色づき。 落ちついた雰囲気からも、熟成酒ではないかと思わせるほど。 「貴 濃醇辛口純米酒80」のような、土の香りのする濃醇な風味だが、「貴」とは異なりドライではなくボディもしっかりしている。

 お米の味がぎっしり凝縮されていて、飲みごたえ抜群。 熟成感はまだ浅いが、「竹鶴雄町純米」のような燗向きの高酸酒で、割り水燗で◎。

 冷め際の酸味がたまらない。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造】 純米酒(無濾過、原酒)
 1800ml:2300(2415)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:山田錦(兵庫県冨田農場産、無農薬・無化学肥料栽培)
 精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.5   アミノ酸度:2.5

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2004年12月01日

笑 有機栽培山田錦の酒2

笑 京都西陣の「鵜飼商店」で購入。

 はじめはとてもお酒が固く、酸が荒々しかった。

 3か月常温で寝かせることで、ずいぶんとまろやかな風味が生まれてきた。

 前年バージョンに似て、酸より旨味が大きく広がるタイプ。

 ただ、米の質の悪かったという前年のお酒の方が酸が目立たず、新酒なのに非常にまろやかだった点で好みだった。


【鳥取県気高郡青谷町 西本酒造場】 普通酒(米だけ)
 1800ml:4000(4200)円   720ml:2000(2100)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:50%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.4

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2004年11月29日

諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米 七割搗き 協会六号酵母3

諏訪泉 冨田 6号 京都西陣の「鵜飼商店」で購入。

 同時に購入した「冨田 7号酵母」と酵母ちがいのお酒。 楽しい飲みくらべができた。

 リンゴ様のフレッシュな香りや、ボリューム満点の飲み口は、7号酵母バージョンと同様。

 6号酵母と7号酵母。 大きくちがったのは後口。 6号はソフトに消えてゆくのに対して、7号は力強く風味が返ってくる。

 個人的には7号酵母バージョンが好き。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造】 普通酒(米だけ、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2450円
 アルコール度数:18.2   精米歩合:+2.5
 原料米:山田錦(無農薬栽培、規格外)   精米歩合:70%
 酵母:協会6号   酸度:1.9   アミノ酸度:1.5

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諏訪泉 冨田2004 無濾過生原酒 山田錦特別選別米 七割搗き 協会七号酵母4

諏訪泉 冨田 7号 京都西陣の「鵜飼商店」にて購入。

 冨田農場で育った無農薬栽培の山田錦で醸したお酒。

 規格サイズにギリギリ満たなかったお米を使っているとのことで、純米酒とは名乗れないらしい。

 生らしい、さわやかなリンゴ様の香り。 口当たりの濃密な酒質には、甘味や旨味がつまっていてボリューム満点。 軽い苦味もあり、後味はスッキリと消える切れの良さがある。

 「6号酵母バージョン」と同様の味わいながら、こちらの「7号酵母」のほうが後味に迫力があって、飲みごたえがある。

 ボリューム・迫力満点のフレッシュな生原酒。


【鳥取県八頭郡智頭町 諏訪酒造】 普通酒(米だけ、無濾過、生、原酒)
 1800ml:2450円   アルコール度数:18.0   精米歩合:+3
 原料米:山田錦   精米歩合:70%
 酵母:協会7号   酸度:2.0   アミノ酸度:1.5

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2004年05月01日

笑 有機栽培山田錦の酒4

笑 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 元気ハツラツな「冬樹」「斬九郎 全麹」から、「刈穂 碇星」「招徳 古酒」へと、やさしいお酒に移行してきた。

 次の「笑」も非常に落ちついたお酒だ。

 「美人長」を醸す年間製造量150石の蔵で、「笑」は20代の女性杜氏、西本恵美さんがつくりを手がけるお酒。

 今回のお酒は、契約栽培で造られた山田錦の規格外米(クズ米)を使っている、純米とは名乗れないお酒とのこと。

 その飲み口は、はじめて体験するものだった。 新酒でありながら、とても落ちついてまろやかな口当たり。 風のない湖面のように静か。

 ヨラムさんも初めて口にしたときに「熟成酒ではないか」と思ったそうだ。

 ぶどうのような渋い香りがひそみ、酸もおだやかで上品。 凝縮された旨味があふれ出し、おぼろげだった酒質の輪郭が見え始める。

 余韻もぶどう様の風味が残り、一貫して落ち着いている。

 今までにない味わいにおどろき、感動した。


【鳥取県気高郡青谷町 西本酒造場】 普通酒(米だけ)
 1800ml:4000(4200)円   720ml:2000(2100)円
 原料米:山田錦(無農薬、有機栽培)   精米歩合:50%
 酵母:協会9号

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2004年04月30日

亀萬 玄米酒3

亀萬 玄米酒 京都二条東洞院の「酒BAR よらむ」にて飲む。

 「斬九郎 八十」「冬樹」「花垣 酵素純米」「木戸泉 醍醐」と飲んできた本日の最後は、「亀萬 玄米酒」。

 無農薬で育ったレイホウを精米せず、玄米のまま仕込んだお酒。

 琥珀色をしていて、とろっとした口当たりが印象的。

 少し麦のような甘くて香ばしい香りがある。 独特の甘味があるが、酸がしっかり骨格を支えているので甘ったるくない。 むしろ後口はサラッとしている。

 はじめと後と、感触にちがいのある、面白いお酒だ。


【熊本県葦北郡津奈木町 亀萬酒造
 500ml:1000(1050)円
 アルコール度数:15.0   日本酒度:−20
 原料米:レイホウ   精米歩合:100%(玄米)
 酵母:協会9号   酸度:2.0

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