純米吟醸

2015年08月21日

雨後の月 純米吟醸2

 池袋東口の「和さび」にて飲む。

 広島にこだわった「和さび」。 約10年前に従姉の結婚式の2次会で訪れて以来、ひさしぶりの来訪です。

 当時の店舗から、数年前に現在地へお引っ越し。 現在の店舗という意味では、初めて訪れます。


 お酒メニューは広島づくし。

 最初は呉の「雨後の月 純米吟醸」。 冷温でいただきます。

 桃・マスカットを思わせる果実香。 やさしい甘味・旨味と芯の通った酸味を感じる、芳醇な味わい。

 ボリュームはひかえめながら、しっかり個性があるためか、食事に負けずに渡り合える。


 食中酒として活躍できる純米吟醸。



【広島県呉市 相原酒造】 純米吟醸
 1800ml:2,850(3,078)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:山田錦
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酸度:1.5


「雨後の月」の過去の記事
「雨後の月 特別純米酒」(2007年03月2004年05月2004年03月
「雨後の月 純米吟醸 山田錦」(2004年11月
「雨後の月 特別純米 レトロ」(2010年09月

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2015年08月15日

五橋 純米吟醸

五橋 純米吟醸 いただきもの。 ありがとうございます!

 地元岩国にある五連の錦帯橋から名付けられた「五橋」。

 純米酒のシリーズは、派手さのない、燗でじわじわと魅力を発揮するタイプで好み。

 でも、純米吟醸はというと、経験値が少なくてまだなんともいえない状態。

 ということで、絶好の機会をいただけました。


 冷温でいただきます。

 リンゴ・梨を思わせる、さわやかな苦味を想起させる香りがスッとよぎる。 甘味がひかえめなぶん、軽快でシャープな飲み口になっている。


 甘くないさわやかな吟醸酒を求める人におすすめ。

 ただ、この蔵でないと、このお酒でないと味わえないというような個性には乏しいので、個人的な好みとは異なるかな。



【山口県岩国市 酒井酒造】 純米吟醸
 1800ml:3,200(3,456)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:(麹米)山田錦、(掛米)日本晴〔ともに山口県産〕
 精米歩合:55%
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.4


「五橋」の過去の記事
「五橋 木桶造り 生もと純米酒 イセヒカリ 寒おろし」(2014年04月
「五橋 木桶仕込み 生もと純米」(2012年10月
「五橋 純米酒」(2008年10月試飲会2005年11月試飲会
「五橋 生もと純米酒」(2008年10月試飲会
「五橋 純米吟醸 西都の雫」 (2008年10月試飲会

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2014年12月11日

七賢 純米吟醸 ひやおろし 2012BY2

七賢 純米吟醸 ひやおろし 池袋東武で試飲・購入。

 「七賢」「大中屋」などを醸す山梨銘醸は、山梨でもっとも創業が古く、そしてもっとも生産規模の大きい蔵。

 したがって、山梨県を代表する酒蔵といっても良いでしょう。

 今回のお酒は、そんな「七賢」の秋限定酒。

 2013年秋に購入していた半年熟成の酒を、さらに1年常温熟成させたもの。


 試飲したときに、落ち着いた風味が気に入ったものの、少し物足りない印象。

 「熟成させるとさらに好みになるのでは・・・」という予感にもとづいて熟成させたお酒の味わいはいかに?

 まずは、常温でいただきます。



 水の良さを感じさせるミネラルの香りに、かすかにヨーグルト様の香りがひそむ。 純米吟醸とはいえ、吟醸香・果実香はない。

 常温で放置したわりには、色も香味もほとんど変化していない、淡麗型の酒質。

 やや酸味が勝った味わいで、アルコールの活きた鋭い切れあがりを見せる。

 余韻に熟成したお酒ならではのおだやかさが感じられる。


 ぬる燗にすると、硬質・無機的な雰囲気がうすれてまろやかになり、バランスが取れてくる。



 アルコールらしさを感じる淡麗・ドライなお酒を好む人は冷温で。 やさしい味わいのまろやかなお酒を好む人は燗で。

 熟成による変化は少なかったものの、温度変化による味わいの変化はきちんと存在するお酒でした。



【山梨県北杜市 山梨銘醸】 純米吟醸(生詰)
 720ml:1,143(税込1,234)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+5
 原料米:夢山水(北杜市産)   精米歩合:60%
 酵母:協会901号   酸度:1.2   アミノ酸度:1.1

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2014年11月15日

酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり 氷温貯蔵3

酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり 四国旅行のおみやげとしていただく。

 「鯨海酔侯」と自称した山内容堂(豊信)公、大杯に注がれたお酒を飲み干す「どろめ祭り」。

 そんな、今も昔もお酒に強いイメージが強い高知県。

 ところが、県の中心である高知市内には意外にも「酔鯨」1蔵のみ。

 県内各地に酒蔵が点在するからこそ、日本酒文化の基盤が厚いのでしょうか。

 桂浜を訪れた際、近隣の酔鯨酒造にも寄ろうとしたところ、休業日だったとのこと。 うーん、残念でしたね。



 さて、今回いただいた「酔鯨 純米吟醸 吟麗 秋あがり」は、秋限定のお酒。

 「酔鯨」はいろいろ飲んできたつもりでいたけれど、このお酒は初めて。


 さっそく冷温でいただきます。

 メロン様のさわやかな香りで、甘味・酸味・苦味などのいろいろな味を想起させる。

 密度を感じさせるまろやかな口当たりで、通常商品「酔鯨 純米吟醸 吟麗」よりも格段にまろやかな印象。 へぇ、こんなにちがうんだ。

 甘味少なめで酸味の効いたシャープな酒質ながら、不思議と飲みごたえを感じさせる厚みもある。


 さわやかで、旨味があって、しかも味切れが良い。 力強く洗練された純米吟醸。 さすが「酔鯨」です。



【高知県高知市 酔鯨酒造】 純米吟醸(生詰)
 1800ml:2,670(税込2,884)円   500ml:1,630(1,760)円
 アルコール度数:16.5%   日本酒度:+6.5
 原料米:松山三井(愛媛県産)   精米歩合:50%
 酵母:熊本酵母   酸度:1.60   アミノ酸度:1.05


「酔鯨」の過去の記事
「酔鯨 純米大吟醸 旭友」(2014年10月
「酔鯨 吟寿 純米吟醸」(2006年11月
「酔鯨 吟寿 うすにごり 純米吟醸無濾過生原酒」
 (↑2009年06月2003年11月
「酔鯨 吟寿 純米吟醸 生」(2008年09月
「酔鯨 吟麗 純米吟醸」(2007年10月2004年03月
「酔鯨 吟麗 純米吟醸 未濾過すっぴん」
 (↑2011年02月2006年05月
「酔鯨 吟麗 にごり酒 純米吟醸無濾過生原酒」(2009年08月
「酔鯨 吟麗 純米吟醸 しぼりたて(五百万石)」(2011年01月
「酔鯨 純米吟醸 鯨海酔侯 土佐錦」(2012年05月
「酔鯨 純米吟醸 備前雄町」(2010年08月
「酔鯨 山内家ゆかりの酒 純米酒」(2006年05月
「酔鯨 特別純米酒」(2004年01月2003年10月

 20軒ちかくある高知県の酒蔵のうち、唯一高知市内にある蔵が酔鯨酒造。

 「酔鯨」の銘柄は、第15代高知城主、山内容堂公の自称「鯨海酔侯」にちなんで名づけられた。


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2014年10月29日

天吹 純米吟醸 りんご酵母

 ちょうど2年ぶりの訪れた、銀座の「和酒バー 庫裏」にて飲む。

 豊富なメニューリストの中でひときわ目を引いたのが、「天吹 純米吟醸 りんご酵母」。

 りんごの花から採取・分離された酵母で醸されたお酒。 いわゆる花酵母のひとつですね。

 採取元の花とできあがったお酒に香味の関連性はないけれど、ついリンゴのような香味を想像してしまいます。


 では、冷温でいただきます。

 香りは意外なほど落ち着いている。

 華やかな要素が少なく、旨味のわりに酸味・甘味が少ないからか、もったりと重い印象。

 りんご酵母、純米吟醸という先入観に引きづられてしまったけれど、純米酒といったほうが適格な酒質。


 個人的には刺激不足で、次のひと口に進みづらい。 でも、これはこれで個性的なのは確か。

 もしかしたら、燗で活きてくるのかもしれませんね。



【佐賀県三養基郡みやき町 天吹酒造】 純米吟醸
 1800ml:3,000(税込3,240)円   720ml:1,500(税込1,620)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:秋田酒こまち   精米歩合:55%
 酵母:りんご酵母   酸度:1.7


「天吹」の過去の記事
「天吹 全麹仕込 純米酒」
 (↑2013年08月、2012年10月[1][2]2012年05月

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2014年10月04日

奥能登の白菊 純米吟醸 無濾過生原酒 そのまんま3

奥能登の白菊 純米吟醸 そのまんま 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 「奥能登の白菊」は、甘口のお酒が中心という個性派。

 その個性は、火入れ・熟成によってさらに際立ったものになります。

 ところが今回は、若い生酒。 またちがった一面が見られそうです。


 では、冷温でいただきます。

 うっすらとオリがからんでいて、グラスがかすかに白くけむる。

 穀物様の香りが主体で、吟醸酒の生酒とは思えないほどの落ち着き。

 甘口という先入観で飲んだところ、意外とドライで、おだやかな旨味が存在感を放っている。

 麹のニュアンスや、オリの旨味、種々の酸味・苦味たちが複雑な味わいを形成している。


 飲みごたえのある、非常に豊かな味わい。 これは好み!




【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,686(1,820)円
 アルコール度数:16.7   日本酒度:-4.5
 原料米:(麹米・添米)山田錦(36%)、(仲米・留米)五百万石(64%)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:協会10号   酸度:1.5


「奥能登の白菊」「寧音(ねね)」の過去の記事
「奥能登の白菊 純米吟醸」(2013年09月
「奥能登の白菊 純米酒 輪島物語」(2007年07月
「寧音 純米無濾過」(2009年03月

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2014年09月17日

はなあび(花陽浴) 純米吟醸無濾過生原酒 粗漉し本生 雄町 3

花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 雄町 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 今夜の締めは、埼玉の「はなあび」。 へえ、「花陽浴」にはひらがなバージョンがあるんですね。

 「花陽浴」は、濃醇な生酒に力を入れ始めた蔵。

 今回は低アルコールの原酒というめずらしいタイプ。 気になります。

 ということで、冷温でいただきます。


 開栓と同時に白い煙が上がる、発泡性のあるお酒。 グラスに注ぐと、うっすらと白くにごっているのがわかる。

 ブドウ様のフレッシュな吟醸香で、スタートから甘酸っぱさ全開。 オリの旨味も重なって、濃醇な飲み口。 さすが雄町、さすが「花陽浴」。

 低アルコールとは思えない凝縮感で、飲みごたえのあるお酒。

 それでいて低アルコールらしい軽さもあり、炭酸の活躍もあって爽快。



 許容量的にたくさんは飲めないけれど、おいしいお酒なら飲みたい。 そんな人にピッタリのお酒。



【埼玉県羽生市 南陽醸造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,200(3,456)円
 アルコール度数:12.5%
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:55%


「花陽浴」「藍の郷」の過去の記事
「花陽浴 生もと純米吟醸原酒」(2008年10月試飲
「花陽浴 吟醸純米酒 樽酒」(2013年04月
「純米 藍の郷」(2007年10月試飲

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三井の寿 In Autunno Porucini 秋純吟 ひやおろし

三井の寿 ポルチーニ 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 かわいいキノコが描かれた「三井の寿 ポルチーニ」。

 イタリア語で秋のポルチーニと書いてあって、イタリアの秋を思わせます。

 が、なぜイタリア、ポルチーニ?

 まあ、キノコが大好きな配管工の双子の兄弟は、イタリアの典型的な男性名ですが。



 酒販店で何度か見たことがあるものの、飲んだことがなかったので、これを機に飲んでみましょう!

 冷温でいただきます。


 ミネラル・ハーブを感じる香りで、スッキリとした印象。 透明感ある飲み口で、さりげない酸味が見え隠れする。

 味のあるタイプを醸す「三井の寿」にしては意外なほどあっさり。 水っぽいお酒に感じられて、物足りないなあ。

 開栓したてということもあって、味が閉じこもっているのかも。 また、温めることで味が開いてくるのかな。



 イタリア料理のバターや香辛料や油に負けない、豪快なお酒を期待したのですが、残念です。



【福岡県三井郡大刀洗町 井上】 純米吟醸酒(生詰)
 1800ml:2,600(2,808)円   720ml:1,300(1,404)円
 アルコール度数:15.5%   日本酒度:+3
 原料米:吟のさと(福岡県産)   精米歩合:60%
 酵母:協会9号系自家培養   酸度:1.5   アミノ酸度:1.3


「三井の寿」「美田」の過去の記事
「三井の寿 豊醸美田 山廃純米 無濾過生原酒」(2008年11月
「三井の寿 豊醸美田 山廃純米 無濾過生詰 ひやおろし」
 (↑2005年10月2003年11月
「三井の寿 豊醸美田 山廃純米 常温3年熟成」(2004年11月
「三井の寿 辛醸美田 山廃純米 大辛口」(2011年02月
「三井の寿 美田 山廃純米 にごり生」
 (↑2011年06月2009年04月2008年03月
「三井の寿 復刻醸造純米 穀良都 山廃」
 (↑2008年09月2007年08月2007年05月
「三井の寿 復刻醸造純米 穀良都 山廃 生」(2009年10月
「三井の寿 手造り純米酒 辛口 初槽荒走り生原酒」(2008年03月
「三井の寿 山廃仕込み純米酒 蔵元直詰封印原酒 1997(H9)BY」
 (↑2011年02月

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川中島 純米吟醸 無濾過生 夕涼み おりがらみ4

川中島 純米吟醸 無濾過生 夕涼み 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 お店のオーナー・スタッフたちが、「川中島」の蔵で小仕込をお手伝いさせてもらってつくったお酒。

 酒質もラベルもオーナーが描いたというこだわりぶり。

 水色のビン、「夕涼み」の名前、縁台に浴衣に風鈴・うちわ。 夏ムード全開で、良いデザインですね。

 「川中島」のおりがらみは初めて飲むので、オリジナル企画に感謝です。


 涼むために、冷温でいただきます。

 この蔵・酵母の特徴である、リンゴ様の甘く華やかな香りはおとなしめ。

 軽めの飲み口で、みずみずしい甘味・酸味とオリに含まれたお米らしい旨味・苦味が充実の味わいを織りなす。

 複雑で飲みごたえがあるのに、少なめのアルコールとさわやかな酸味のおかげで飲みやすさも感じる。



 これは実に好み!

 今まで飲んだ「川中島」のなかでもっとも好きな味わい・バランスかもしれません。 良い出会いができました。



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野】 純米吟醸酒(無濾過、生)
 アルコール度数:14.5%   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.7   アミノ酸度:1.1


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」
 (↑2014年03月2011年06月
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」(2014年03月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年03月01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「けんちの 純米無濾過生原酒 あらばしり」(2014年06月
「けんちの 純米無濾過生原酒 直汲み中取り」(2014年06月
「けんちの 純米無濾過生原酒 せめ」(2014年06月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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2014年08月27日

裏天領 吟醸純米 生貯蔵原酒2

天領 裏天領 吟醸純米生貯原酒 岐阜旅行のおみやげとしていただく。

 ありがとうございます!

 「このお酒ならきっと楽しめるのでは」という自信の言葉とともにいただきました。

 黒い箱・ビンの中央で金色に輝く「天領」の文字。

 シックなデザインでかっこいい!


 このお酒、「天領」の文字が左右反転しています。

 左右反転した文字で”裏バージョン”を表した銘柄が各地にありますが、個人的には幼少期から見慣れた将棋の”左馬”のイメージが強いです。


 文字を反転させるにとどまらず、純米吟醸ではなく吟醸純米と記したり、生貯蔵を生貯と略したりと、好き放題やっている印象です。

 少量限定商品とのことですが、大事なのは希少価値よりも味わい。

 くださった方の「冷やしすぎない方が良いみたいですよ」という助言にしたがって、常温でいただきます。



 リンゴ様の果実香はひかえめで、ハーブ様の香りがスッキリとした苦味を想起させる。

 ほのかな甘味をまといながら、酸味・苦味が引き締まった味わいを形成する。 旨味も繊細かつ複雑に息づいている。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、原酒らしい押しの強さも感じられる。


 繊細でおだやかな魅力が、冷温では封じられてしまい、燗ではぼやけてしまう。 たしかに、常温がベストかもしれません。



 純米酒らしいおだやかさと吟醸酒らしい軽快さを兼ね備えた、バランス型の佳酒。 多くの人に愛されそうです。

 普段お酒を飲まない方がこのお酒を選んだということも驚きです。



【岐阜県下呂市 天領酒造】 純米吟醸(生貯蔵、原酒)
 720ml:1,790(1,933)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:ひだほまれ(岐阜県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.5


「天領」の過去の記事
「天領 純米原酒」(2003年08月

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2014年08月02日

天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 雫酒・生原酒3

天の戸 純米吟醸 亀ノ尾 雫 池袋東武で試飲・購入。

 ころころラベルが変わる「天の戸 亀ノ尾(亀の尾)」が、またやってくれました!

 今度(2012BY)は初期の白いラベルに近いデザインになりました。


 まずは、これまでのラベル変遷を振り返ってみましょう。

天の戸 亀の尾生天の戸 亀の尾天の戸 純米吟醸 亀の尾 雫 左端が2004BYの白いラベル。

 中央が2006BYから2009BYの黒いラベル。

 右端が2011BYの黒いラベル。
 「天の戸」のシンボル、勾玉マークが復活しました。


 今回は約1年半の常温熟成を経た後に、常温でいただきます。

 ナッツ様の生熟成の香りのなかに、リンゴのような吟醸香がかすかに残っている。

 甘味・旨味が一体となったまろやかな飲み口に、焦げたような熟成香・苦味が交錯する。 余韻も深く、お酒だけで堪能できる充実の味わい。


 さわやかな新酒もわかりやすくて良いけれど、酸が弱いぶん個人的には力強さに欠ける印象。

 飲み手を選ぶ酒質だと思うけれど、個人的にはこの熟成状態が好み。



 「天の戸 亀の尾」は生酒しか飲んだことがないけれど、火入れタイプも熟成させて飲んでみたいなあ。



【秋田県横手市平鹿町 浅舞酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3,238(3,497)円   720ml:1,619(1,749)円
 アルコール度数:17.2   日本酒度:+3
 原料米:亀の尾(JA秋田ふるさと・平鹿町酒米研究会産、減農薬栽培)
 精米歩合:55%   酵母:秋田流花酵母(AK-1)、華こまち酵母
 酸度:1.6   アミノ酸度:1.2


「天の戸」の過去の記事
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過」
 (↑2008年02月2007年01月2004年01月
「天の戸 美稲(うましね) 特別純米酒 無濾過生原酒」(2005年04月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過生原酒」
 (↑2009年05月
「天の戸 美稲(うましね) 八〇(はちまる、80) 純米無濾過」
 (↑2011年11月2010年12月2008年11月
「天の戸 醇辛 純米無濾過」(2006年07月
「天の戸 醇辛 純米酒 生」(2004年04月
「天の戸 五風十雨 純米吟醸 熟成生酒」(2006年08月
「天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み 袋つり生原酒(雫)」
 (↑2012年12月2012年03月2008年05月2005年04月
「天の戸 シュワ・トロ 発泡白酒」(2008年08月

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2014年07月30日

招徳 純米吟醸 夏の戯れ2

招徳 夏の戯れ 東京日本橋の「コレド室町」で行われている「アートアクアリウム2014」にて飲む。

 さまざまなデザインの水槽を、光と金魚で彩る「アートアクアリウム」。

 夜にはバーカウンターが設けられ、さまざまなアルコール飲料を片手に会場をめぐることができます。

 日本酒メニューは山口「獺祭」が主力。 話題の銘柄で、日本酒初心者の心をつかむには良いかもしれませんね。

 ただ、濃醇酒ファンにとっては物足りないので、ここは敬遠。


 京都の「招徳 純米吟醸 夏の戯れ」を冷温〜常温で飲みながら、「アートアクアリウム」を満喫します。

 花火に金魚すくい。 「夏の戯れ」という名前にピッタリのイメージの、かわいいデザインのビンですね。


アートアクアリウム2014
 中硬水の伏見のお酒らしい、しっとりとなめらかな飲み口。

 やさしい甘味を基調とした落ち着いた味わいには、「招徳」らしい魅力も感じられる。 オレンジ・きゅうりを思わせる酸味・苦味がさわやか。


 予想よりも軽い印象を受けたので、ビンを見てみると、なんと12%〜13%とアルコール少なめ。

 それでも水っぽく感じさせない、しっかりとした酸とふくらみを感じさせるお酒。



 提供された冷温よりも、しだいに室温に近づいてやさしい甘味が引き立ってきたころが好みでした。



【京都府京都市伏見区 招徳酒造】 純米吟醸
 240ml:444(480)円
 アルコール度数:12.5%   日本酒度:+3
 原料米:五百万石・日本晴   精米歩合:60%
 酸度:1.4   アミノ酸度:1.4


「招徳」の過去の記事
「招徳 西山 純米無濾過生原酒」(2009年03月
「招徳 生もと純米酒」(2008年12月
「招徳 純米吟醸 生一本原酒 竹の皮包み」(2008年03月
「招徳 純米吟醸 無濾過生原酒」(2006年04月
「招徳 純米大吟醸 古酒 H4BY」(2008年09月2004年05月

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2014年07月19日

花邑・翠玉 3種飲みくらべ3

両関 花邑・翠玉 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「花邑」の3種類飲みくらべセット。

 店内の壁に、気になるメニューが貼り付けられていました。

 「花邑」・・・はて?

 お店のスタッフいわく、秋田「両関」の新ブランドとのこと。

 おー、「両関」ですか!

 「両関」といえば、大正時代から高品質を評され、高度経済成長期には全国屈指の製造量をほこった、秋田県を代表する酒蔵のひとつ。

 そんな歴史と技術を持つ大規模蔵が、どんな新ブランドを立ち上げたのでしょうか。


 さっそく、冷温で飲みくらべてみましょう!

 まずは写真右、ピンクのラベルに青い文字の「花邑 純米吟醸」からいただきます。

 ミネラルやハーブを感じる繊細な香りが静かに立ちのぼる。

 水の良さを感じさせるクリアな飲み口で、やさしい甘味にかわいらしい酸味が走る。 キレイで淡麗な酒質を好む人にはピッタリかな。

 でも、このお酒にしかないという個性に乏しくて、物足りないなあ。 東北の蔵が雄町を使うとこういう味わいになることが多い気がする。

 裏ラベルで「濃醇甘口」と自称しているけれど、それは自社製品の中ではという意味で受け取ったほうが良さそう。 このお酒を濃醇と呼んだら、ほとんどのお酒が濃醇酒になってしまう。

 濃淡の基準をどこに置くかは、難しい問題だなあ。



 次に写真中央、ピンクのラベルに赤い文字の「花邑 純米酒」。

 梨・ブドウ様のみずみずしい香りで、純米吟醸タイプよりも少し香り高い印象。 こちらも淡麗で、香りや繊細な味わいを楽しむタイプのお酒。

 純米酒だからもっとボリュームを期待していたけれど、ハードルを上げすぎてしまったのかな。



 最後に、同じく「両関」の新ブランドの「翠玉 特別純米酒 無濾過生」。

 ヨーグルト様の香りにお米らしさもひそむ。 麹の風味も感じる、ドライで旨味のある味わい。

 ボリュームは淡麗〜中庸ながら、味わいに起伏・奥行きがあって、飲みごたえがある。

 兵庫「琥泉 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」に似た印象で、実に好み。 これだ! 待ち望んでいた感動が、今ここに!



 新たな発見・体験ができた、楽しい飲みくらべでした。



【秋田県湯沢市 両関酒造
「花邑 純米吟醸」 純米吟醸
 好み度:1(★)
 1800ml:2,860(3,089)円
 アルコール度数:15.4   日本酒度:-6
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.0

「花邑 純米酒」 純米酒
 好み度:1(★)
 1800ml:2,266(2,447)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:-2.7
 原料米:陸羽田(山形県産)   精米歩合:55%


「翠玉 特別純米酒 無濾過生」 特別純米酒(無濾過、生)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,770(2,992)円   720ml:1,460(1,577)円
 アルコール度数:16.2   日本酒度:-2
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)55%、(掛米)59%
 酸度:1.3   アミノ酸度:1.0

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2014年07月16日

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker(アイスブレイカー)4

玉川、アイスブレイカー2014 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 夏用のお酒として年々人気が高まっている「玉川 アイスブレイカー」。

 南極に立つコウテイペンギンの親子が描かれたラベル、そして水色のビン。

 涼を呼ぶどころか凍りつきそうなイメージさえする、夏にうれしいお酒ですね。


 商品名の「Ice Breaker」は、文字どおりに受け取れば砕氷船

 ほかにも「緊張をほぐし場を和ませるもの」という意味があるのだとか。 ステキな比喩ですね。


 水っぽい淡麗酒を夏用に販売する蔵が多いなか、このお酒は濃厚・濃醇。 「玉川」らしさはゆるぎません。

 杜氏のハーパーさんが推奨するように、氷を浮かべて飲んで、砕氷船らしさを楽しむのも良いでしょう。



 ただ、今回は店主の陽子さんのおすすめに共感して、ぬる燗でいただきます。

 おだやかで落ち着いた雰囲気にひそむバニラを思わせる甘い香りが、やわらかい酒質を連想させる。

 スルリとなめらかでまろやかな口当たりが、ぬる燗だとさらに引き立てられる。 すぐに現れるのは、甘味・旨味・酸味の高濃度のかたまり。

 しだいに「玉川」らしい木の香りとドライな飲み口が顔を出して、複雑かつおだやかに展開する。

 バニラ・ナッツ様の余韻にも生熟成の魅力が感じられる。 熟成した生酒の燗は、やっぱり好みだなあ。



 ぬる燗でゆっくりと楽しみ、場が和んでゆくのも「Ice Breaker」が目指した姿のひとつかもしれませんね。

 ラベルやビンのイメージから冷温に引きずられ、燗という選択肢は盲点に入ってしまいがち。 いろいろ試してみる精神を忘れずにいたいです。



【京都府京丹後市久美浜町 木下酒造】 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 1800ml:2,857(3,086)円   500ml:1,048(1,132)円
 アルコール度数:17.3   日本酒度:+2
 原料米:(麹米)五百万石、(掛米)日本晴
 精米歩合:(麹米)60%、(掛米)55%[ともに自家精米]
 酵母:協会9号   酸度:1.2   アミノ酸度:1.9


「玉川」の過去の記事
「玉川 生もと純米 自然仕込 コウノトリラベル 生」(2011年03月
「玉川 生もと純米 自然仕込 コウノトリラベル」(2010年02月
「玉川 山廃純米 自然仕込 無濾過生原酒」(2011年02月
「玉川 山廃純米 自然仕込 ひやおろし」(2010年11月
「玉川 山廃純米 自然仕込 にごり」(2012年12月2011年10月
「玉川 特別純米 無濾過生原酒」(2010年03月
「玉川 純米吟醸 手つけず原酒」(2012年12月
「玉川 純米吟醸 雄町」(2012年12月
「玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 Ice Breaker」(2010年11月
「玉川 玉龍 山廃純米大吟醸 自然仕込 生」(2011年12月

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亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-242

亀泉 純米吟醸CEL24 赤羽駅西口の「日本酒BAR しじゅうごえん」にて飲む。

 「亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24」は、高知県の亀泉酒造を代表するお酒のひとつ。

 非常に高い香りと甘酸っぱい味を生み出す、高知県開発の酵母「CEL-24」を使ったお酒です。

 何度も飲んでいるにもかかわらず、なかなか記事にしていないお酒としても、個人的には有名です。


 しかし、今回は堂々と写真付きで登場!

 甘いお酒は好きだけれど、酸っぱいお酒は苦手というYさんに、この甘酸っぱい「亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24」はどう響くのでしょうか。


 冷温でいただきます。


 パイナップルのような、苦味を想起させるさわやかな香りが鮮烈。 この香りは、きつすぎるといって苦手な人も少なくない気がします。

 甘味も豊かながら、酸味・苦味が強調された爽快な味わい。 水っぽいお酒のスッキリさとは異なる、酸味・苦味が引き立てるスッキリさです。

 アルコール度数が低めの原酒ながら、ロックや水割りにしても特徴的な香味は健在。 まろやかさが酸味を包む燗でも楽しめる、飲み方の幅の広いお酒。


 Yさんは酸味に押され気味のようで、「甘いけど、これは苦手」とのこと。 香味のバランスって難しいなあ。



【高知県土佐市 亀泉酒造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:2,800(3,024)円   720ml:1,400(1,512)円
 アルコール度数:14.2   日本酒度:−13.5
 原料米:八反錦   精米歩合:50%
 酵母:CEL-24   酸度:1.8   アミノ酸度:1.1


過去の「亀泉」の記事
「亀泉 純米吟醸 生原酒 CEL-24」(2012年01月

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2014年06月29日

まんさくの花 純米吟醸生原酒 荒走り/責め取り 12號仕込み2

まんさくの花 純米吟醸生原酒 2本 池袋西武で見かけて購入。

 先日、長野「けんちの 純米無濾過生原酒」3種類で体験した、同じタンクで生まれたお酒のしぼる工程のちがいの飲みくらべ。

 今回は、秋田の「まんさくの花 純米吟醸生原酒」を2種類飲みくらべてみよう!

 購入したのは、最初の部分「荒走り」と、最後の部分「責め取り」の2種類だけ。

 本来は真ん中の部分「中取り」バージョンも存在しているらしいけれど、池袋西武では2種類しか入手できなかったので少し残念。



 900kgの小仕込タンクで生まれ育った長子と末っ子には、どんなちがいがあるのかな。

 さっそく冷温〜常温で飲みくらべてみましょう。

まんさくの花、純米吟醸生原酒荒走り まずは緑色のビンの「荒走り」から。

 ビン底にオリが沈んでいて、グラスに注ぐとうっすらと霞がかかる。 そして、しばらくすると炭酸の気泡がグラスにつき始める。

 リンゴ様のさわやかな香り。 やや甘味が勝ったみずみずしい飲み口で、オリの影響か、味わいに幅を感じる。

 この蔵らしい、やさしく旨味がふくらむスマートな酒質。 水っぽさを感じさせずに、繊細さが表現されている。



まんさくの花、純米吟醸生原酒責め取り 次に、茶色のビンの「責め取り」。

 こちらは澄んでいて、グラスに注ぐと透明なゆえにお酒本来の色が見えてくる。

 香りの印象は「荒走り」と同様。 同一の規格・造り・タンクなので味わいもよく似ている。

 しかし、旨味・酸味・苦味のおかげか甘味はそこまで目立たず、バランスが良くなっている。



 両者のちがいは、甘味が強調される常温になってくると歴然。 「責め取り」のほうが落ち着いていて、クドさがない。 個人的に「責め取り」のほうが好み!



 大吟醸から純米酒まで、落ち着いた味わいの熟成酒を得意とする蔵ながら、新酒の生酒でも魅力的なお酒を世に問う。 しかも同一タンクによる飲みくらべができる。

 お酒好きには非常にうれしい存在です。



【秋田県横手市増田町 日の丸醸造】 純米吟醸(生、原酒)
 1800ml:3,000(3,240)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:17.5%   日本酒度:+2.5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:自社培養酵母   酸度:0.9


「まんさくの花」「真人」の過去の記事
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過」
 (↑2011年09月2010年12月2009年12月2008年12月
   2007年12月09月2006年12月01月2004年07月
「真人(まなびと) 生もと純米 無濾過生詰」(2004年02月

「まんさくの花 純米吟醸」(2003年12月
「まんさくの花 純米酒 うまからまんさく 無濾過生詰」(2006年10月
「まんさくの花 純米酒」(2003年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生原酒 吟の精 蔵内限定」
 (↑2011年07月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 美山錦 蔵内限定」
 (↑2008年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 秋田酒こまち 蔵内限定」(2011年12月2005年12月
「まんさくの花 杜氏直詰 純米吟醸生詰原酒 山田錦・美山錦 蔵内限定」(2004年12月
「まんさくの花 美郷 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」(2012年07月
「まんさくの花 亀寿 純米吟醸 生」(2004年03月
「まんさくの花 特別純米 無濾過生ささにごり 槽しずく」(2007年01月
「まんさくの花 大吟醸」(2013年06月
「まんさくの花 山廃純米大吟醸」(2004年12月

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2014年06月04日

阿櫻 無濾過生原酒 3本 (純米吟醸 雄町 / 純米吟醸 美郷錦 / New 特別純米 秋田酒こまち)3

阿櫻 3本セット 池袋西武で見かけて購入。

 池袋西武の日本酒売場は、壁一面が冷蔵オープンケースになっていて、その一角に全国各地の季節限定のお酒が集められています。

 そこで発見したのが今回の3本。

 池袋西武で横手の「阿櫻」に出会うのは初めて。


 ここで出会うとは!

 しかも3本同時に!

 飲みくらべたい!

 買うしかない!



 と思うと同時に、すかさず3本をかごに入れてレジに並んでいました。



 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

阿櫻 純米吟醸 雄町 まずは、赤い文字の「阿櫻 純米吟醸 雄町」から。

 ささやかながらただよう吟醸香がさわやか。 豊かな甘味・旨味にしっかりとした酸味が加わって、みずみずしい味わい。

 酸味の強さとさりげない苦味が活躍して、飲みごたえがありつつ、切れが良い。

 他の蔵でも似たような味わいに出会えるような酒質ながら、そのぶん非常にバランスが良いとも言える。

 さわやかで濃醇なタイプを好む人におすすめしたいお酒。



阿櫻 純米吟醸 美郷錦 次に、青い文字の「阿櫻 純米吟醸 美郷錦」。

 メロン様の吟醸香に、清涼感ある苦味を想起する。

 雄町バージョンとくらべると、甘味・酸味ともにひかえめで、おだやかな旨味が楽しめる。

 スルリとなめらかな口当たりながら、落ち着いた味わいから、ふっくらとした雰囲気も感じられる。

 お米のちがいによる味わいのちがいが顕著で、お米の魅力が見事に引き出されていて好印象。



阿櫻 特別純米 秋田酒こまち 3本目は、白いラベルの「阿櫻 New 特別純米 秋田酒こまち」。

 3本の中ではもっとも香りがひかえめながら、それでもリンゴ様のさわやかな香りがある。

 やさしい甘味を基調としたつややかな飲み口。 甘味が重くならない、不思議な軽さがある。

 と思ったら、なんと、原酒なのにアルコール度数が12%台。 そのわりに、味が薄っぺらになっていない。

 調べてみたら、多酸性の酵母を使っているとのこと。 飲みやすく、それでいて味もある。

 今までに経験のないバランス・・・だからお酒の名前に「New」が入っているのか!



 3本とも好みで、おもしろい飲みくらべができました。



【秋田県横手市 阿桜酒造
「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,333(3,600)円   720ml:1,667(1,800)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:−1
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:50%
 酵母:静岡系酵母   酸度:2.4   アミノ酸度:1.2

「阿櫻 純米吟醸 無濾過生原酒 美郷錦」
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3,200(3,456)円   720ml:1,600(1,728)円
 アルコール度数:16.7%   日本酒度:±0
 原料米:美郷錦(秋田県産)   精米歩合:50%
 酵母:秋田酵母No.15   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「阿櫻 New 特別純米 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2,500(2,700)円   720ml:1,250(1,350)円
 アルコール度数:12.8%   日本酒度:−5
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:60%
 酵母:KT901   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2


「阿櫻」の過去の記事
「阿櫻 特別純米 無濾過生原酒 荒走り 吟の精」(2013年01月

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2014年05月24日

寒竹 純米吟醸 無濾過生貯蔵原酒

寒竹 純米吟醸 無濾過生貯蔵原酒 長野旅行のおみやげとしていただく。

 「桝一」と同様、「寒竹」も家でゆっくりのはひさしぶり。 長野の酒メッセで何度も飲んできたけれど。

 こちらも冷温でいただきます。

 リンゴ様のさわやかな香りが立つ。 1回火入れしてあるためか、上立香や麹の風味はおとなしい。

 ところが、含み香は甘く華やかでインパクト大。 香りからなめらかな口当たり、やさしい甘味へスムーズに展開し、芳醇な香味が楽しめる。


 味わいの前半にピークがある酒質。 甘く華やかなタイプを好む人におすすめしたいお酒。

 個人的には、最初のひと口で満足。 後半の物足りなさも手伝って、飲み続けるのはつらいかな。



【長野県佐久市 戸塚酒造店】 純米吟醸(無濾過、生貯蔵、原酒)
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+2
 原料米:美山錦(長野県産)   精米歩合:55%
 酸度:1.5


「寒竹」の過去の記事
「寒竹 特別純米酒」(2007年12月

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2014年03月22日

川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒 / 純米吟醸無濾過生原酒 / 特別純米無濾過生原酒

川中島 幻舞 3本セット 池袋西武で試飲・購入。

 日本酒バーや居酒屋で、雑誌や本で、見かける機会が増えてきた気がする「川中島」。

 ただ、以前から人気で品切れが続出してしまう状況。

 そのため、新規の流通経路は開拓していないとのこと。

 品切れを解消すべく、10月から翌年6月まで、長期間にわたってお酒を仕込むほど。

 1年中仕込みを行う「四季醸造」ではないけれど、冬だけ仕込みを行う「寒仕込み」のレベルを通り越して、「三季節醸造」になっています。

 ところが、それでも製造規模の問題で大量生産はできず、次の仕込期までに品切れになってしまうとのこと。

 1年に2回試飲販売が行われる池袋西武では、定期的に購入できるのでありがたいです。



 今回の試飲販売では3種類の生酒を購入。 さっそく冷温で飲みくらべてみましょう。

川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒 青いラベルの「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」は、今回の試飲販売の目玉商品。

 シーズン初期にしぼられて発売されたお酒で、早くも蔵の在庫がなくなってしまい、現品限りとのこと。

 リンゴ・桃のような甘く華やかな香りに、スルリとなめらかな口当たり。

 刺激的な要素は少なく、やさしい甘味を基調としたソフトな香味が楽しめる。



川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒 続いて、赤褐色のラベルの「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」。

 香りは青ラベルの吟醸タイプとほとんど同じ。 ただ、ひと口含んだ瞬間に、吟醸タイプよりも濃厚だと感じられる。

 さわやかな香りと酸味、存在感のある甘味・旨味。

 香味のバランスが良く、「幻舞」シリーズの酒質を知る入口の1本として蔵元がおすすめするのも納得。



川中島 幻舞 特別純米山田錦無濾過生原酒 最後は、濃い黄色のラベルの「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」。

 上記2本とは、原料米も磨き具合も、さらには使用酵母も異なる。

 パイナップル様の、豊かな酸味・甘味・苦味を予感させる刺激的な香り。

 純米吟醸よりもはるかに濃醇・濃厚で、インパクト大! さわやかで、味のあるタイプを好む人におすすめの1本。

 秋田「太平山 生もと純米 無濾過生」にも似た印象。 熟成させて常温〜ぬる燗でおいしくなるところも共通点。



 1種類だけ飲めば、きっと「おいしい」で完結してしまう。 それぞれ飲みくらべてみると、より個性・魅力が見えてくる。

 だから飲みくらべは楽しい。 そしておもしろい!



【長野県長野市川中島町 酒千蔵野
「川中島 幻舞 吟醸しぼりたて生酒」 (青ラベル)
 吟醸(生)
 好み度:2(★★)
 1800ml:2800(2940)円   720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.5

「川中島 幻舞 純米吟醸無濾過生原酒」 (赤ラベル)
 純米吟醸(無濾過、生、原酒)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:49%
 酵母:長野酵母   酸度:1.6   アミノ酸度:1.1

「川中島 幻舞 特別純米無濾過生原酒 山田錦」 (黄ラベル)
 特別純米酒(無濾過、生、原酒)
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2700(2835)円   720ml:1350(1417)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+4
 原料米:山田錦   精米歩合:59%
 酵母:協会1801号   酸度:1.8   アミノ酸度:1.2


「川中島・幻舞」の過去の記事
「川中島 純米大吟醸」(2012年05月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて」(2010年11月
「川中島 幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒」(2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」
 (↑2014年01月2012年09月02月2011年06月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 美山錦」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過生原酒 ひとごこち」(2012年02月
「川中島 幻舞 特別純米 無濾過原酒 ひとごこち」(2009年08月
「川中島 田舎(いなか)あぜみち 純米無濾過原酒」(2011年08月
「川中島 ふわり粋酔 Fuwari-Suisui」(ふわりん Fuwarin)
 (↑2013年09月2008年07月
「長野の酒メッセ in 東京」(2009年05月2008年05月

 「川中島」「幻舞」「桂正宗」の酒千蔵野(旧:千野酒造場)は、1540(天文9)年創業の老舗。 長野県で現存最古の蔵で、全国でも7番目に古い歴史を持つ。
 2000BYからは、東京農業大学で醸造・微生物学を学び、国税局の醸造試験所で研修をうけて蔵に戻った蔵元ご息女の千野麻里子氏が杜氏に就任。
 洗練された酒質・ラベルデザインの「幻舞」シリーズを立ち上げ、低アルコール発泡にごり酒を発売するなど、実力・発想力・行動力を発揮している。


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2014年03月21日

巻機 純米吟醸 無濾過生原酒2

巻機 純米吟醸 生原酒 門前仲町の焼肉店「牛和鹿(本店)」にて飲む。

 都内各地の焼肉店を食べ歩いた肉好きの方がおすすめする、近江牛の名店「牛和鹿」。

 たしかに、今まで食べてきた焼肉の中で一番かもしれないと思うほど、衝撃的なおいしさでした。


 そんなすごいお肉に合わせて飲んだお酒が、新潟「巻機 純米吟醸 無濾過生原酒」。

 「眄藺紂廖◆峇機」、「天地人」、「円水」と、さまざまな銘柄でお酒を発売している蔵とのこと。

 「眄藺紂廚隆嬋床饅佗兵鬚鬟謄ぅ好謄ングしたことがあるだけなので、市販酒を飲むのは初めて。


 では、冷温でいただきます。

 しぼりたてのお酒らしい、フレッシュで刺激的な香り。 原酒らしい、ガツンとパンチの効いた口当たりで、インパクト・重厚感がある。


 味わいの希薄なお酒が多い新潟酒ということで心配したものの、高濃度のアルコールで焼肉の脂をサッと洗い流してくれる活躍を見せてくれました。



【新潟県南魚沼市 眄藺綣鯊ぁ曄―稱洞秕(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1550(1628)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:+5
 原料米:一本〆(新潟県産)   精米歩合:53%
 酸度:1.5   アミノ酸度:1.3

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2014年02月20日

真野鶴 純米吟醸 朱鷺と暮らす2

真野鶴 純米吟醸 朱鷺と暮らす 池袋東武で試飲・購入。

 池袋東武の催事で試飲・購入。

 地下2階のお酒売場で情報を聞いて、8階催事場で開催されていた新潟物産展「第13回 新潟展」へ。

 中越の「越の誉」、下越の「麒麟」・「君の井」、佐渡の「真野鶴」。

 上越はなかったものの、さまざまな地域の蔵4軒が来店。


 新潟のお酒は淡麗で味気ないという先入観が邪魔して、見かけただけでは購入しないよっしん。

 いろいろ試飲できるのはうれしい。


 佐渡島の観光地の1つにもなっている「真野鶴」尾畑酒造。

 佐渡島といえばトキの繁殖。 佐渡島では、トキのエサとなるドジョウ、カエル、タニシなどの動物が生息する生態系の保全に努めている。

 世界農業遺産に登録された「トキと共生する佐渡の里山」では、「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」制度に基づいてお米づくりが行われている。

 そんな佐渡島産の酒米(越淡麗)で仕込んだお酒が、2012年3月に新登場した「真野鶴 純米吟醸 朱鷺と暮らす」。


 まずは冷温でいただきます。

 アルコールが揮発する刺激的な香りの中に、ささやかな米香、リンゴ・ブドウ様の果実香も感じられる。

 淡麗型の酒質ながら、さわやかな香りとさりげない酸味がアクセントとなって、退屈さを感じさせない。



 しばらく(数か月)常温熟成させてから、常温〜ぬる燗でいただきます。

 ミネラルを感じさせる香りとともにミルキーな甘味が感じられて、やさしくまとまった雰囲気を味わえる。


 派手な香りや力強い味はないけれど、熟成状況や温度帯によってさまざまな表情を見せてくれる懐の深いお酒。



【新潟県佐渡市 尾畑酒造】 純米吟醸
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+3
 原料米:越淡麗(佐渡市産、減農薬・減化学肥料栽培)
 精米歩合:55%


「真野鶴」の過去の記事
「真野鶴 大吟醸 真野鶴の舞」(2009年05月
「真野鶴 純米吟醸生原酒 蔵元限定販売品」(2009年05月

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2014年02月05日

寒紅梅 純米吟醸 早咲き生2

寒紅梅 純米吟醸 早咲き生 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」にて購入。

 三重の「寒紅梅」は、お酒好きの方がおすすめする銘柄とのこと。

 新潟「寒中梅」や新潟「雪紅梅」など、新潟の銘柄にかすった名前なので、ついつい新潟のお酒を連想してしまいます。

 はじめて飲む蔵なので、ワクワク・ドキドキです。


 さっそく冷温でいただきます。

 メロン・桃・マスカット・イチゴ。 さまざまな果実を思わせる、甘く華やかな吟醸香。

 含み香も豊かで、みずみずしく甘酸っぱい華やかな味わい。 さりげなく麹の風味も感じられる。


 香りでボリュームを感じさせる、前半にピークがやってくる酒質。

 個人的には飲みごたえが不足して感じられるけれど、高精白の純米吟醸では仕方ないかな。

 常温やぬる燗では味がボケてしまったので、冷温がベスト。


 わかりやすい上品な魅力があって、日本酒初心者におすすめのお酒。



【三重県津市 寒紅梅酒造】 純米吟醸(生)
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+2
 原料米:山田錦   精米歩合:50%

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2014年01月24日

東力士 熟露枯(うろこ) 純米吟醸 生詰原酒 洞窟長期熟成 2005(H17)BY3

東力士 熟露枯 純米吟醸 池袋東武で試飲・購入。

 1970年から熟成酒に力を入れてきた「東力士」島崎酒造。

 第2次大戦末期の1944年に掘られた軍需用の地下トンネルを1999年から再利用し、お酒の貯蔵・熟成を行う。

 夏は15度、冬は5度というゆるやかな温度変化が得られるこの洞窟では、やさしく熟成が進むとのこと。

 洞窟熟成をうたったお酒は2002年から発売開始。 屋号から名付けた「熟露枯(うろこ)」シリーズは2005年に登場。


 今回は約8年の熟成を経た純米吟醸を試飲・購入。


 さっそく冷温でいただきます。

 いかにもおいしそうな、キレイな黄金色。

 植物を思わせるおだやかで複雑な香りに、上品な吟醸香の名残を感じる。 ゆっくり熟成したためか、むせ返るようなクセのある熟成香はない。

 そして、麻婆豆腐のようなスパイシーな香りが続く。 おー、個性的!

 まろやかな口当たりでありながら、ドライで刺激的な感触もある。 練れた旨味・酸味が調和して充実の味わい。 最後は鋭く切れ上がる。



 ぬる燗にすると、甘栗のような香りが主役になる。 旨味がふくらんでボリュームアップ!

 ただ、鋭い切れは健在ながら、メリハリがなくなって少しぼんやりとした印象になってしまった。



 お酒の個性を楽しむなら冷温〜常温で。 マイルドな味わいを楽しむなら、ぬる燗で。 温度帯によって表情を変える、奥深い熟成酒。



【栃木県那須烏山市 島崎酒造】 純米吟醸(生詰、原酒)
 1800ml:3200(3360)円   720ml:1600(1680)円
 アルコール度数:17.5   日本酒度:±0
 原料米:山田錦   精米歩合:60%
 酵母:明利小川酵母   酸度:1.4

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2014年01月01日

龍力 純米吟醸3

龍力 純米吟醸 池袋西武で試飲・購入。

 「龍力 大吟醸 米のささやき」の華やかな吟醸香と、ドライな中から顔を出す上品な旨味。

 「龍力 特別純米 無濾過生原酒 山田錦」のフルボディの甘味・旨味・酸味。

 「龍力」と聞いて、どちらの魅力を想起するのかは、飲み手の嗜好によって分かれるかもしれない。


 その両者の魅力を「いいとこ取り」した、両者の中間型にあたるお酒が、今回の「龍力 純米吟醸」。

 今までにあったようで無かった「龍力」です。


 元日の夕飯時に、祖父母の家で乾杯。

 冷温でいただきます。

 メロン様の吟醸香が、華やかすぎずに上品に香る。 やさしい甘味から入り、さわやかな酸味、ほどよい旨味が重なる。


 淡麗型かというと、決してそうではない。

 濃醇型かというと、そうでもない。

 「龍力」らしい華やかさと、「龍力」らしい豊かな味わいがあって、しっかり個性がある。


 お酒を飲む習慣や好みもバラバラの、10人の評判も上々。

 日本酒の入門書で見かける「吟醸酒と純米酒の両方の魅力を兼備した純米吟醸」を体現した、中庸・中間型の銘酒。



【兵庫県姫路市 本田商店】 純米吟醸
 1800ml:3000(3150)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:16.5
 原料米:山田錦(兵庫県特A地区産)   精米歩合:60%


「龍力」の過去の記事
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦」
 (↑2012年01月2011年11月2009年05月01月2007年11月
   2006年10月08月2005年10月2004年10月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦 夏にごり」
 (↑2010年07月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田錦 活性にごり酒」
 (↑2012年03月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 山田穂」(2008年10月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 神力」
 (↑2012年01月2008年08月
「龍力 特別純米 無濾過生原酒 氷温貯蔵 雄町」
 (↑2013年07月2012年01月2011年12月2008年05月
「龍力 特別純米しぼりたて 山田錦 活性にごり酒」(2008年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 雄町 活性にごり酒」(2010年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 雄町 無濾過生原酒」
 (↑2011年06月2007年02月
「龍力 特別純米しぼりたて 神力 無濾過生原酒」(2013年02月
「龍力 生もと仕込み 特別純米 無濾過生 限定直詰」
 (↑2012年06月01月2008年05月
「龍力 生もと仕込み 特別純米」(2011年01月
「龍力 純米しぼりたて」(2007年02月
「龍力 特別本醸造 蔵出し生酒」(2007年12月
「龍力 大吟醸 米のささやき ドラゴン Episode 1(青ラベル)」
 (↑2012年08月
「龍力 純米大吟醸 米のささやき 米優雅」(2004年12月
「龍力 特別純米 熟成雄町 1999年醸造 貯蔵タンク142号」
 (↑2009年10月
「龍力」各種試飲(2004年10月

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あたごのまつ 限定純米吟醸 新米新酒 本生 うすにごり2

伯楽星 あたごのまつ 限定純米吟醸 うすにごり 本生 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で見かけて購入。

 「伯楽星」・「愛宕の松(あたごのまつ)」のさわやかな酸味は、多くの人に気に入ってもらえる。

 今回も10人に好評でした。


 冷温でいただきます。

 この蔵らしい、青リンゴ様のさわやかな香味が魅力的。

 通常商品よりほっそりとしたボディで、にごり部分の味が全面に出ているところが、このお酒の特徴。

 うっすらとにごっているだけのようで、にごり部分由来のお米らしい旨味がしっかりと感じられる。


 通常商品と今回のお酒。 似ているけれど、はっきりと異なる。

 どちらが好みかは飲み手しだいですね。



【宮城県大崎市 新澤醸造店】 純米吟醸(生)
 1800ml:2900(3045)円   720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:五百万石(富山県産)   精米歩合:55%
 酵母:宮城酵母   酸度:1.7   アミノ酸度:1.1


「伯楽星」「愛宕の松」の過去の記事
「伯楽星 純米吟醸 おりがらみ 本生」(2010年01月
「伯楽星 特別純米」(2013年02月2011年08月06月2009年09月
「あたごのまつ(愛宕の松) 限定純米吟醸 新酒 本生 おりがらみ」
 (↑2010年12月
「愛宕の松 純米吟醸 レトロラベル」(2010年12月
「愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸」(2013年10月

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2013年12月10日

君の井 山廃仕込 純米吟醸 越後の蔵秘伝3

君の井 山廃仕込純米吟醸 越後の蔵秘伝 池袋東武の催事で試飲・購入。

 地下2階のお酒売場で情報を聞いて、8階催事場で開催されていた新潟物産展「第13回 新潟展」へ。

 中越の「越の誉」、下越の「麒麟」・「君の井」、佐渡の「真野鶴」。

 上越はなかったものの、さまざまな地域の蔵4軒が来店。


 新潟のお酒は淡麗で味気ないという先入観が邪魔して、見かけただけでは購入しないよっしん。

 いろいろ試飲できるのはうれしい。


 今回もっとも気に入ったのが、この「君の井 山廃 純米吟醸」。


 まずは冷温でいただきます。

 ミルク・ヨーグルトの香り。 青いバナナのような吟醸香もある。

 ふんわりとやわらかい香りに連れられて、やさしい甘味・酸味から入る。 旨味・苦味のバランスが、ゆでたカニの身のような風味で独特。

 これはさわやかで、個性的で好み。



 次にぬる燗でいただきます。

 クリーミーな飲み口が魅力的。

 隠れていた酸味が引き立ち、活力を感じる味わいになった。 繊細さが薄れたかわりに、奥行きが増して飲みごたえが出てくる。

 味わいの系統や温度変化による表情の豊かさなど、岡山「燦然 特別純米酒 ひやおろし」に似た雰囲気。

 京都「澤屋まつもと 純米酒」、和歌山「羅生門 七人の侍 純米」にも似ている。



 冷温で飲んだ試飲も好印象だったけれど、燗にするとさらに好み。

 新潟のお酒で好みのものに出会えてうれしい!



【新潟県妙高市(旧:新井市) 君の井酒造】 純米吟醸(山廃)
 1800ml:2450(2573)円   720ml:1230(1292)円
 アルコール度数:15.5   日本酒度:+1.5
 原料米:五百万石(新潟県産)   精米歩合:58%
 酸度:1.6

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2013年11月09日

奥能登の白菊 純米吟醸3

奥能登の白菊 純米吟醸 池袋東口の「裏や」にて飲む。

 「達磨正宗」に負けない濃厚甘口のお酒ということで、「奥能登の白菊」。

 淡麗辛口という味気ないお酒の対極にある、飲みごたえのあるお酒たちがそろっているところが、このお店の魅力です。


 こちらも冷温でいただきます。

 熟れたメロン、マンゴーのような吟醸香に、木のような香りと麹の香りが含まれていて複雑。

 しっとりキメ細かい口当たりで、雑味のないキレイな入り。

 静かに甘味・酸味・苦味が立ち上がり、ふんわりとやわらかい余韻にいたるまで、やさしくスムーズに展開してゆく。


 しっかり味のあるタイプのお酒だけれど、強烈な自己主張はなく、香味のいたるところに上品さを感じる。

 上品な甘さを中心に繊細かつ複雑な味わいを見せる、この蔵らしい個性が堪能できる佳酒。



【石川県輪島市 白藤酒造店】 純米吟醸
 1800ml:3333(3500)円   720ml:1686(1770)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−4.5
 原料米:山田錦(36%)、五百万石(64%)   精米歩合:55%
 酵母:協会10号   酸度:1.5


「奥能登の白菊」「寧音(ねね)」の過去の記事
「奥能登の白菊 純米酒 輪島物語」(2007年07月
「寧音 純米無濾過」(2009年03月

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2013年10月15日

山本 純米吟醸 秋田酒こまち / 備前雄町 / 美郷錦 / 山廃セクスィー山本酵母3

白瀑 山本4本飲みくらべ 池袋西口に移転した「希紡庵」にて飲む。

 本日のメニューに、「山本」の4種類飲みくらべセット!

 すべて純米吟醸で、そのうち3種類は酵母まで同じ。

 こういうお米ちがいの飲みくらべ、大好きです!


 さっそく、写真の右側から、冷温でいただきます。


 まずは黒いラベルの「山本 純米吟醸 秋田酒こまち」

 バナナ様の甘い香りが、ふんわりとやさしく広がる。 自然な甘味とキレイな酸味の組み合わせは、「新政 純米吟醸 六號」にも似ている。

 かすかにメロンソーダのような雰囲気もある。 総じてさわやかな香味が魅力的。



 次に赤いラベルの「山本 純米吟醸 備前雄町」

 同じ酵母とはいえ、香りは落ち着いている。 旨味・酸味が豊かで、ボリューム感がある。

 ただ、さわやかな香味なのか、おだやかな香味なのか、どっちつかずの印象も受ける。 味わいの方針に迷いを感じてしまう。



 3つめは緑のラベルの「山本 純米吟醸 美郷錦」

 このお酒もバナナのような香りが印象的。

 サラサラと粒子を感じる口当たりで、さわやかな酸味にかくれてほのかな旨味がふくらむ繊細な味わい。

 冷温から常温に近づくにつれて甘味が顔を出して、表情が変化する。



 最後は黄色いラベルの「山本 純米吟醸 山廃セクスィー山本酵母」

 培養酵母を添加せず、蔵付きの天然酵母で醸したお酒。

 漬物、ドレッシングを思わせる個性的な香り。 乳酸が前面に出た味わいで、かすかに熟成香も感じられる。

 「ロックで飲む山廃」と書いてあるけれども、濃厚・濃醇というわけでもないので、個性が薄まってしまってもったいないかな。

 そして、「お燗はダメよ」と書いてあるけれども、燗で個性を引き出してみるのもおもしろいと思う。



 香味もちがえば、温度変化による味わいの変化もちがう。 すごくおもしろい飲みくらべでした。

 好みの順に、黒(秋田酒こまち)、緑(美郷錦)、赤(雄町)、黄(山廃)でした。



【秋田県山本郡八峰町 山本
「山本 純米吟醸 秋田酒こまち」 純米吟醸
 好み度:3(★★★)
 1800ml:2838(2980)円
 アルコール度数:16.6   日本酒度:+3
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)
 精米歩合:(麹米)50%、(掛米)55%
 酵母:秋田酵母No.12   酸度:1.8   アミノ酸度:1.0

「山本 純米吟醸 備前雄町」 純米吟醸
 好み度:2(★★)
 1800ml:3048(3200)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:雄町(岡山県産)   精米歩合:55%
 酵母:秋田酵母No.12   酸度:1.7   アミノ酸度:1.2

「山本 純米吟醸 美郷錦」 純米吟醸
 好み度:3(★★★)
 1800ml:3048(3200)円   720ml:(1600)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:美郷錦(秋田県大潟村産)
 精米歩合:55%   酸度:1.7

「山本 純米吟醸 山廃セクスィー山本酵母」 純米吟醸(山廃)
 好み度:2(★★)
 1800ml:3048(3200)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:−1
 原料米:秋田酒こまち(秋田県産)   精米歩合:55%
 酵母:セクスィー山本酵母(蔵付天然酵母)   酸度:2.2


「白瀑」「山本」の過去の記事
「山本 純米吟醸 生原酒 荒走り」(2013年01月
「白瀑 ど 純米にごり」(2012年01月
「白瀑 ど ピンク(Pink) 純米活性にごり生酒」(2013年03月

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2013年10月13日

愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸

伯楽星 ひと夏の恋 東京駅地下の「はせがわ酒店 Gransta店」で試飲・購入。

 さいたま市の花火大会にて飲む。

 肌寒い秋の夜に「愛宕の松 ひと夏の恋」。 ピンク色の2つの小さなハートがかわいいラベルです。

 花火大会とともに、少し季節が過ぎた印象のコンビを楽しみます。


 クーラーボックスから取り出して、冷温でいただきます。

 ラムネ・青りんごを思わせるさわやかな香り。

 やさしい甘味の輪郭を酸味・苦味がはっきりさせて、スッキリした味わいに仕上がっている。


 濃醇ではないものの、もうひと口飲みたくなる、後を引く酸味が魅力。

 飲んだ4人みんなに好印象。

 やっぱり「愛宕の松」「伯楽星」はすごいなぁ。



【宮城県大崎市 新澤醸造店】 純米吟醸(生詰)
 1800ml:2720(2856)円   720ml:1700(1785)円
 アルコール度数:15.8   日本酒度:+3
 原料米:ひとめぼれ(宮城県産)   精米歩合:55%
 酵母:宮城酵母   酸度:1.7


「伯楽星」「愛宕の松」の過去の記事
「伯楽星 純米吟醸 おりがらみ 本生」(2010年01月
「伯楽星 特別純米」(2013年02月2011年08月06月2009年09月
「あたごのまつ(愛宕の松) 限定純米吟醸 新酒 本生 おりがらみ」
 (↑2010年12月
「愛宕の松 純米吟醸 レトロラベル」(2010年12月

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2013年09月19日

あさ開 純米吟醸生原酒2

あさ開 純米吟醸 生原酒 池袋東武で試飲・購入。

 試飲販売などで発売される少量限定のお酒とのこと。

 紙で包まれた生原酒で、純米タイプ、純米吟醸タイプ、大吟醸タイプの3種類がありました。

 純米タイプは若々しい生酒にみられる刺激的な香りが印象的。 大吟醸タイプは非常に香り華やか。

 3種類を飲みくらべたところ、純米吟醸タイプが一番バランスが良くて好み。


 家で少し常温熟成させてから開栓。 常温でいただきます。

 リンゴ様の吟醸香と生酒らしい麹の香りがさわやか。 柿のような香りも感じられる。

 香りだけでなく、さわやかな酸味・苦味もまた、リンゴを想像させる。

 余韻には生熟成らしいナッツ様の香りも出てきて好印象。


 力強さや濃厚さという点では少し物足りないけれど、さわやかでバランスのとれたお酒。



【岩手県盛岡市 あさ開】 純米吟醸(生、原酒)
 720ml:1500(1575)円
 アルコール度数:17.5
 精米歩合:55%


「あさ開」の過去の記事
「あさ開 純米酒」(2009年04月
「あさ開 純米吟醸 夢灯り」(2007年01月

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