蒼空

2014年10月04日

蒼空 特別純米生原酒 短稈渡船2

蒼空 特別純米 短稈渡船 池袋東口の日本酒バー「希紡庵」にて飲む。

 ひさしぶりに出会った「蒼空」。

 先代の急逝、阪神淡路大震災によって一時廃業し、その後復活した伏見の「蒼空」。

 「伏見のお酒=キレイ」というイメージで終わらない、飲みごたえのあるラインナップが魅力です。

 今回は、滋賀県で積極的に使用するようになった短稈渡船を使ったお酒。


 冷温でいただきます。

 蜜入りリンゴ、熟したメロンを思わせる甘い香りがさりげない。

 中硬水のこの蔵らしい、密度を感じるまろやかな口当たり。

 甘味・旨味が中心となって展開するような予感がしながらも、意外にも強めの酸とさわやかな苦味が主体となったシャープな味わい。


 前半は「蒼空」らしく、後半は「蒼空」らしくない。

 好きな酒蔵でも、短稈渡船を使うととたんに味がやせ細る。 そんな経験を何度もしてきたけれど、今回も同様の印象。

 まだお米のあつかいに慣れていないだけなのか、それともお米の特性なのか。



 濃厚でかつ軽妙さも持ち合わせていた山田錦の生熟成をつくらなくなってしまった「蒼空」。

 これからどのような個性を新展開してゆくのか、注目です。



【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 特別純米酒(生、原酒)
 1800ml:3,500(3,780)円   500ml:2,000(2,160)円
 アルコール度数:17.5
 原料米:短稈渡船2号   精米歩合:60%


「蒼空」の過去の記事
「蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦」(2009年11月04月
「蒼空 熟成純米酒 美山錦」(2010年06月
「蒼空 純米酒 美山錦」(2009年03月
「蒼空 純米ひやおろし 美山錦」(2008年10月
「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」
 (↑2007年11月2006年04月

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2010年12月23日

蒼空 熟成純米酒 美山錦 2006BY4

蒼空 美山錦 熟成 京都西陣の「鵜飼商店」にて購入。

 伏見の「蒼空」は、鵜飼商店から定期的に購入するお酒のひとつ。 よっしんが生酒の常温熟成にハマるきっかけとなった蔵だ。

 軽い味わいのお酒を醸している伏見地区ながら、「蒼空」は中硬水を活かしてしっかりと味のあるお酒に仕上げる。

 生タイプも火入れタイプも、熟成でその個性が増幅される。

 今回の「蒼空 熟成 美山錦」は火入れタイプの4年熟成。

 無濾過の「蒼空」は、新酒のときから軽く色(蔵元いわくライムグリーン)がある。 4年の熟成によってさらに色づいた現在は、黄金色。

 松、ドライフルーツのマンゴー、シェリーのような優雅な熟成香。 濃い色の古酒にありがちな、焦げたようなニュアンスはない。

 密度を感じるトロリとした口当たりで、熟成香とやさしい甘味が調和する。  そして、様々な旨味と酸が交錯して、複雑な様相を呈する。

 もちろん、熟成酒の魅力である長〜い余韻も楽しめる。 燗にすると、香りも味も引き締まり、切れが良くなる。

 熱々の状態もシャープで好きだし、冷めかけの酸味も好きだなあ。

 なによりも、濃厚さ・優雅さを残しているところが「蒼空」らしい。

 熟成酒好きにはたまらないお酒でした。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒(無濾過、原酒)
 1800ml:3500(3675)円   500ml:2000(2100)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「蒼空」の過去の記事
「蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦」(2009年11月04月
「蒼空 純米酒 美山錦」(2009年03月
「蒼空 純米ひやおろし 美山錦」(2008年10月
「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」
 (↑2007年11月2006年04月

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2009年11月03日

蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦 2008BY4

蒼空 美山錦 生 京都西陣の「鵜飼商店」にて購入。

 「蒼空」の藤岡酒造は3代目蔵元の急死により1994BYで生産を終了していたが、2002(H14)BYから現蔵元(4代目)の藤岡正章氏によって復活した。

 旨味をたっぷりとたたえた酒質は、伏見のお酒らしからぬインパクトがある。 それでいて重くなく、強烈な主張はしない。

 不思議なバランスが、かえって個性的で魅力的。


蒼空 純米無濾過生原酒 春に購入した同バージョンを少し残して常温放置(熟成)していたので、飲みくらべてみる。

 よく見てみると、出荷時期のちがいのためか、ラベルに追加印字された字や「生酒」マークなどが若干異なる。

蒼空 色のちがい グラスに注いでみると、色のちがいは一目瞭然。

 写真だとわかりにくくなってしまったけれど、ずいぶんと色の差を感じた。


 さて、まずは常温熟成したほうから飲んでみよう! スモーキーな香りにまろやかな口当たりは、みごとな熟成酒。 フレッシュな香りや若さゆえの苦味は消えている。

 インパクトの強さに濃厚な旨味、余韻の複雑さは、味の薄い印象だった春とくらべて別モノといって良いほど。

 冷蔵保存の新購入バージョンを飲んでみよう。 こちらは、春に感じた若々しい味わいだ。 半年間、低温で鮮度が保たれてきたんですね。

 ということは、このお酒もいずれ良い熟成をとげるのかな。 今すぐに飲んでしまうのはもったいない、これからの成長が期待できるお酒だ。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   500ml:1600(1680)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:60%
 酵母:協会7号


「蒼空」の過去の記事
「蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦 2008BY」(2009年04月
「蒼空 純米酒 美山錦」(2009年03月
「蒼空 純米ひやおろし 美山錦」(2008年10月
「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」
 (↑2007年11月2006年04月

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2009年04月01日

蒼空 純米無濾過生原酒 美山錦 2008BY3

蒼空 純米無濾過生原酒 京都西陣の「鵜飼商店」で購入。

 大好きだった山田錦の熟成生バージョンは完売・終了。

 ということで、今回は美山錦バージョンの新酒。

 まだ若いんだろうなあ。

 おっと、今まで飲んできた山田錦の熟成生バージョンとは、第一印象がずいぶんとちがう。

 デラウェア様の香りで、苦味に思わず「これは若い、まだまだだ」。

 けっして濃厚ではないが、シャープで複雑、そして若いところは「酉与右衛門(よえもん) 特別純米無濾過 自家田美山錦」に似た印象だ。

 香りのイメージのわりには、あくまで「蒼空」らしく酸味は目立たない。

 酸はひかえめで、お米らしい旨味が主体となる中盤は、さすが「蒼空」。

 温めるとまろやかさが増すものの、やはり若さゆえの苦味が目立つ。 飲みごろはまだまだ先かな。 秋まで常温放置してみよう!

 未来に期待しましょう(『夏子の酒』第128話)。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒(無濾過、生、原酒)
 1800ml:3000(3150)円   500ml:1600(1680)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+3
 原料米:美山錦   精米歩合:60%
 酵母:協会7号

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2009年03月23日

蒼空 純米酒 美山錦3

 京都先斗町「水魚之花ぐるなびページ)」にて飲む。

 2004年11月以来、4年半ぶりの来店。 前回は「澤屋まつもと」をぬる燗で堪能したなあ。 よっしん父は2008年12月にも来たらしい。

 刺盛り・わかさぎ唐揚にあわせて、ぬるめの燗でいただきまーす。

 口当たりからフワッとやさしくふくらんでゆく重層的な旨味が「蒼空」の特徴。 単調に進みがちな、伏見の他の蔵とは一線を画す。

 ふっくらとした味わいの中につややかな甘味もある。 酸が目立たないのに味わい深い。 自己主張しすぎないけれど、存在感がある。

 そんな、不思議な「蒼空」らしさが全開。

 ぬる燗でいつまでも飲んでいたくなる、みごとなお燗酒だ。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒
 1800ml:2857(3000)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+4
 原料米:美山錦   精米歩合:60%
 酵母:協会7号

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2008年10月02日

蒼空 純米ひやおろし 美山錦3

蒼空 美山錦 今夜は毛ガニをゆでる。 ということで、常温〜ぬる燗でうまい「蒼空」を開栓しよう!

 いつもどおり、京都西陣の「鵜飼商店」にて購入。 今回は「蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ」がないらしく、美山錦バージョンの生詰酒をお願いした。

 生熟成ではないので、モワッと濃厚なチョコレート様の香りはない。 米の香りの奥に、キウイフルーツのような、酸味を思わせる香りがひそむ。

 甘味はおさえてあり、旨味・酸味が主役となってふくらみを持たせている。 穀物、といっても米ではなく、トウモロコシのような雰囲気。

 まちがいなくトウモロコシ!

 ぬる燗にすると、枝豆のような苦味を帯びたコクが出てくる。 常温〜ぬる燗でうまいのは、米や熟成状態がちがっても「蒼空」という枠の中で共通している。

 やわらかい含み香や、まろやかな旨味でコーティングされていないため、ドライでボリュームは中庸。 生熟成タイプほどの濃厚さはない。

 ほぐした身をカニ味噌にからめて、そして「蒼空」をひと口。 うま〜い。 至福のひととき。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒(生詰)
 1800ml:2857(3000)円
 アルコール度数:17.0   日本酒度:+4
 原料米:美山錦   精米歩合:60%
 酵母:協会7号   酸度:1.9

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2007年11月15日

蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ4

蒼空 純米無濾過 熟成生 山田錦 7月に京都西陣の「鵜飼商店」で購入したお酒を開栓。

 好きで好きで、何回も鵜飼さんに注文しているお酒だ。

 「蒼空」の藤岡酒造は3代目蔵元の急死により1994BYで生産を終了していたが、2002BYから現蔵元(4代目)の藤岡正章氏によって復活した。

 2年熟成での販売だが、これは2003BY。 すでに3年半の熟成を経ている。 この生酒は常温・開栓後でもへこたれない酒質の強さが魅力。

 焦げたような香り、木の香りがまったりとしていて、まさしく熟成の妙。 旨味たっぷりながら酸はおとなしく、まろやかな余韻を残して軽やかに消えてゆく。 ソフトなお酒だ。

 常温はもちろん、ぬる燗にすると木の香りがよりいっそうドライな感触を引き出す。

 後口の静かなところは京都のお酒らしいが、凝縮された旨味は画期的。 似たタイプのお酒を探すのが難しい。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒(無濾過、生)
 1800ml:3143(3300)円   500ml:1667(1750)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:山田錦   精米歩合:65%

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2006年04月16日

蒼空 純米熟成生 山田錦 おりがらみ4

蒼空 京都西陣の「鵜飼商店」から届く。

 「蒼空」の藤岡酒造は、2002BYに復活した蔵。 このお酒は2003BYだから、復活2年目のつくりだ。

 生のまま2年強の熟成を経ている。

 焦げたような香り、木の香りが生まれ、まったりとした飲み口になっているところが、熟成の妙。

 旨味たっぷりながら、まろやかな余韻を残して軽やかに消えてゆく、ソフト系のお酒。

 後口の静かなところはいかにも京都のお酒らしいが、凝縮された旨味は画期的だ。 似たタイプのお酒を探すのが難しい。


【京都府京都市伏見区 藤岡酒造】 純米酒(無濾過、生)
 1800ml:3143(3300)円   500ml:1667(1750)円
 アルコール度数:16.5   日本酒度:+2
 原料米:山田錦   精米歩合:65%

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