c2a8ccff.jpg「ハウルの動く城」をDVDで観ました。

ちなみに映画館で一度観てます。


てか今回観て、映画館での迫力が蘇ってきた。


実はジブリ映画を劇場で観たのはこのトキが初めてで、迫力や色彩、CGの凄さ、巧さをとても感じて、今回DVDながらもいろいろと感じながら観ました。

てゆっか前に観たトキよりも今回かなり印象良くって。前回は67点くらいで今回は77点です。前回はかなりハードル上げて観ちゃってたのが一番大きいですかね、映画館だったし。
宣伝も最小限、情報も最小限。今まで、というか、ここ最近の宮崎アニメのスタンスじゃなくて、かなり期待して観たからね。

今回はチカラも抜けて単純に楽しめました。

だけど前回も今回もなんだけど、後半疲れちゃうんですよね、観ていて。めちゃくちゃダルいってわけでもないんですけどね、テンポも言う程悪くないし…。メリハリなのかな?後半ずっと張りつめちゃって疲れて来るというか。長いというか詰め込みすぎなのかな? 


僕は子どもの頃からテレビでジブリの映画観てたトキから感じてたんだけど、集中力が最後まで持たないんですよ。長いのもあるけど、やっぱ詰め込みすぎなのかなーって少し思います、今回の「ハウル」に限らず。アニメだから編集で切って短くって出来ないのかもというのもありますけど。

ちょっと息が抜ける様な、なんでもないシーンをもう少し挟んで欲しいですね、後半に。凝り過ぎて情報量多すぎて集中力の消費が激しいと思う、もしかしてアニメーションだからなのかもですね、情報量がデフォルトされている分。

前編、後編って分けて五分くらいインターバル空けても良いんじゃないかなーって思います、子どもなら尚更、集中力途切れちゃうと思うし。


たぶん、どうでもいいシーンからカット候補になるんでしょう、長いから。だけど長いからこそ息が抜けるそういうシーンやインターバルとかの工夫して欲しいですね。やっぱ二時間は長いからもっと短くするのが一番良いんだろうけど。

てゆっか元からあんまり子ども向けでは無いような気もします、宮崎駿さんのアニメって。まぁ子ども狙ってヘンに合わさない方が良いと思いますし。

この流れで先にマイナス部分を全部言ってしまいましょうかね。ラストの戦争が簡単に終わるのはさすがに説得力ないですよね、ハウルがあんなに自分の身を犠牲にして戦っていたのに。ちょっとカカシのカブが王子様だったというのでは弱いです。きっと王子をカカシにしちゃって、そのスキに誰かが戦争をけしかけたのでしょうけど。まぁおとぎ話と言えばそれまでなんだけど、やっぱ違う説得力あるエピソード欲しいですね。原作のままのエピソードなのかも知れませんが。


…まぁその部分くらいですね、マイナス部分は。

良かったというか好きなトコロ。まず説明しすぎなくて良いですよね、ソフィーが老けたり若返ったりとか、ハウルとカルシファーの契約とか。適度な説明で観てて気持ち良いです。声もいいですね、キムタクはめっちゃ良いよな、番宣でもぜったい声を流さなかったし。ぜんぜんキムタクじゃなくてスゲー良くて。倍賞さん、我衆院さん、美輪さんも良くて。神木くんもエエわー、変身して「待たれよ…」がサイコーやし。てゆっかキムタクのハウル(変身ver.)は極烏のCM思い出しますね、あれはハウルがモチーフでしょうね。

小ネタというかディテールがまた良くて。ハウルの城のドアがめっちゃ良いよな、こういうの大好き。限定どこでもドアというか。


相変わらず食べ物は旨そうやしね、明日の朝飯はベーコンエッグに決定です。

CGの使い方もいかにも、というカンジじゃなくて自然でめっちゃ良いし。草むらのCGがとにかく凄いですよね、カカシのカブが出てくるシーンの。ああいう使い方できるんやね、ハウルの動く城にしても。

映像は相変わらず素晴らしいですね、世界観というか…大好きやわ。

荒れ地の魔法使いの魔法で動く人形みたいなのとかも好きだし、ハウルの城も良いし。


やっぱ今回は小細工無しってカンジが一番良いですよね、シンプルで。声優を誰々がするとかヘンにアピールしなかったり。ストーリー自体もシンプルだし。

僕はここ10年くらいの宮崎アニメは好きじゃないんですよ。ちょっとコビてるというか当てに来てるカンジで。「もののけ姫」とかもオリエンタルなエキゾチック感出して海外向けに受け狙ってみたく見えたし、ストーリー的にも大多数を取りに来てるカンジがちょっとして、世界観とかは好きだったんだけど、それほど周りが言うほどかなぁ?というカンジで。


僕は「ラピュタ」が一番好きですね、「魔女の宅急便」とかも好き。

だけど「もののけ姫」の前くらいまではジブリはロードショーだけじゃ採算合わなかったんですよね、赤字で。だから大多数取りに行くのは悪くないんですけど。だけどさすがにアホほど稼いだからなのか、「ハウル」は昔のシンプルなテイストに戻ってすごく良かったですね。ヘンにメッセージを強調してないし。説明が適度ですね。


だけど評価低かったりしますよね、この映画。評論家も。やっぱベッタベタを求める人がいるんですよね、たくさん説明してる方が良いとか。まぁ宮崎駿さんがここ何作か客を甘やかしたからなので自業自得ですけどね。やっぱ長すぎて集中力が、って問題もあると思いますし。僕は今回で完全に理解できましたね、裏を返すと前回は途中で集中力が途切れて疲れてしまって理解できていないシーンがあったという事なんだけど。てゆっか今回DVDはレビューの為もあるけど二回観たしね。


楽しかったですね、良かった。アニメーションも相変わらずすごいクオリティだし。

前に井筒監督もおっしゃってましたがアニメの作画を中国や韓国に発注はアカンって「千と千尋」のトキくらいに言ってて。日本のアニメの将来の為に海外で作画させるのは、って。確かに人件費安くて今のテレビアニメとかほとんどに近いくらい多いんですよね、人件費安い分同じ額でスピードも早まるし。けどそれを聴いてなのかわからないけど今回はエンドロール見ても日本人の名前しかなく全部日本で仕上げてるんですよね、稼いだ分、日本のアニメ文化に還元されてて良いですね。ジブリにはこのスタンスでずっとやってもらいたいです。だけど宮崎駿監督、高畑監督がいなくなるとまた大多数狙いにせざる得ないのかなって思います。そうならない様に頑張って欲しいですね。