レインボーの絵本大好き!

絵本ナビ http://www.ehonnavi.net/ に投稿した絵本レビュー(投稿ニックネームはレイラ)を再構成して紹介しています。 著者・出版社などの書誌情報は「Amazon.co.jpで購入する」をクリックすると検索できます。 画像のない翻訳本は原書の画像で代用しています。

表紙みんなで、がミソ

「はじめてのことば」シリーズ
おやすみ前の光景ですが、
男の子が、まず相棒のぬいぐるみを寝かしつけるのがいいですね。
そして、自分も。
そう、みんなで、がミソ。
この、一緒という安心感がいいですね。
え?お母さんも?
うんうん、わかります、このシチュエーション。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。

表紙一生懸命さが伝わってくる

「はじめてのことば」シリーズ
食事のシーンですね。
エプロンをつけて、気合を感じます。
相棒のくまのぬいぐるみも一緒というのがいいですね。
懸命にスプーンを使う様子、こぼしてしまっての表情、などなど、
一生懸命さが伝わってくるのがたまりません。
温かく見守るお母さんの様子にも拍手!です。
一つ一つ上手になっていく様子がいとおしいです。
食事の楽しさや嬉しさも伝わってきます。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。

表紙はい どうぞ、ありがとう、も

「はじめてのことば」シリーズ
まあ、表紙からなんと清々しい「はーい!」でしょうか。
ぬいぐるみたちが登場し、名前を呼ばれて返事をする趣向です。
はい どうぞ、ありがとう、のやり取りもありますね。
もちろん、この男の子も。
モデルは中川さんのお孫さんだそう。
それだけにリアリティ抜群です。
まさにコミュニケーションの第一歩の愛おしさです。
ぬいぐるみたちとの交流も豊かです。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。

表紙ちゃんと0も

1から10まで、数を学べる作品です。
ちゃんと0もラインナップされている点がやはりうれしいです。
数学的には大切な概念ですからね。
さらにはちょっとした仕掛け仕立てになっており、
数字の上の部分が絵の一部となっているのです。
たちもとみちこさんのかわいい絵が軽快です。
意外に難しい物の数え方も、ほんのり感じてほしいですね。
全体的に緩やかな物語にもなっており、着地も雄大です。
幼稚園児くらいから楽しみながら学べると思います。

表紙結婚

吹雪の中を生き抜くエゾフクロウの姿を描いてあります。
改めてエゾフクロウの顔を観察すると、なかなか愛嬌がありますね。
エゾフクロウとともに、他の生き物たちの生きる姿も体感できそうです。
そして、吹雪を乗り越えた先が本作の主題でしょうか。
生き物たちの結婚の様子、もちろん、主人公も。
出会いの場面、吹雪ならではの幻影にびっくりですね。
小学生くらいから、生きる姿を感じ取ってほしいです。

表紙助け合う姿

表題が印象的です。
流氷がやってくる1月、お腹をすかせたキタキツネは、シロフクロウの食べ残しで命をつなぐのです。
なるほど、これはこれでなかなかの知恵です。
そして、流氷が離れていく3月、カラスの群れに襲われているシロフクロウを助けるキタキツネ。
こんな助け合いがあるのですね。
厳しい生存競争の中に、こんな神々しい光景があるとは驚きです。
木版画の持つ雰囲気が、いい塩梅にその光景を紡ぎます。
小学生くらいから、感じてほしいですね。

表紙兄弟であっても

北海道の遅い春に繰り広げられる、キタキツネの親子の様子を描いてあります。
ハマナスの花が見守っているような存在感が、何とも言えません。
子どもたちは4匹いるのですが、1匹だけ体が小さいのです。
その小さい子どもは、両親が持ち帰った餌にありつけないのですね。
兄弟であってもシビアな現実がそこにあります。
それでも、夜になって、父親のとった行動が素敵ですね。
自然界の厳しさと優しさと。
木版画の持つ丁寧な描写がうれしいです。
小学生くらいから、感じ取ってほしいです。

表紙春のこぐまたち

題名に躍動感があり、思わず手に取りました。
冬ごもり中の穴の中で生まれたこぐまたちの様子を描いてあります。
主軸は、母ぐまと二匹のこぐまたちのエピソードですが、
まさしく子育て中のあるあるみたいで共感できました。
キツネやウサギなどの様子をまねるこぐまたちが愛らしいです。
まさに、学び。
母ぐまのまなざしも感じられます。
印象的な春の蝶がそっと見守っているようですね。
雪解けの光景も、素敵なエピソードです。
小学生くらいから、版画が描き出す、生き物たちの世界、感じてほしいです。

表紙冬を生き抜く

越冬するエゾシカの親子を描いてあります。
秋、冬に向けて脂肪を蓄え、厳しい冬を、天敵から身を守りながら生き抜くのですね。
厳しい自然環境が体感できると思います。
手島圭三郎さんの版画絵は、自然の厳しさと、生き物たちの生命力を教えてくれると思います。
エゾシカの親子の様子が、共感ポイントでしょうか。
小学生くらいから、冬を生き抜く姿を感じ取ってほしいです。

表紙木炭鉛筆の世界

表題の通り、屋根裏部屋のおばけを描いてありますが、
なるほど、薄暗い世界が画材にぴったりです。
このおばけ、屋根裏部屋で悠々自適な生活をしていたのに、
ある日、空を飛んでいるところを、住人の女の子に目撃され、
屋根裏部屋に来ないよう、怖がらせようとするエピソードです。
女の子の行動が、まるでスポットライトに照らされ、カラーで描かれるのが
ドラマチックです。
そして、独特のアングルも臨場感たっぷりです。
後半、意外な展開も、ポジティブな昇華がうれしいです。
木炭鉛筆だけで、ここまでの立体感や奥行きが出せるのに感嘆です。
加えて、おばけの造形も軽やか。
独特な余韻も素敵です。
小学生くらいから、ちょっぴりドキドキしながら楽しんでほしいです。

表紙さまざまな動き

図鑑からうまれたあかちゃん絵本。
さまざまな動き、がテーマだそうです。
その動きが、ページをめくることで展開し、
なかなかダイナミック。
ラストのケヅメリクガメが面白かったです。
何より、写真という図鑑クオリティがうれしいです。
乳児・小さい子から楽しめそうです。

表紙似ている動きやかたち

図鑑からうまれたあかちゃん絵本。
似ている動きやかたち、がテーマだそうです。
登場するのは、生き物や乗り物。
この乗り物が、わくわくかもしれません。
生き物も豊かなラインナップ。
動きが、オノマトペで愉快です。
写真なので、リアルで、まさに図鑑クオリティ。
乳児・小さい子から楽しめそうです。

表紙リアルなごはん

題名の通り、いろいろなご飯が登場する作品。
炊き込みというよりは、トッピングがメイン。
シンプルですが、それだけにご飯の素朴なおいしさを
体感できそうです。
小さいお子さんから食育になりそうです。
添えられた汁物や小皿メニューにも注目。
粋な器類や布も季節感たっぷりです。
何より、写真以上にリアルな絵に感嘆です。
仕掛けは、手前に引き寄せるイメージ?
やはり、宝石ごはんが美しいでしょうか。
小さいお子さんから、食育にもなりそうです。

表紙昭和感

押し入れというアイテム自体から、昭和感が感じられます。
そんな押し入れに住み着いているという、押し入れじいさんが主人公です。
じいさんといっても、姿はたい焼きのような、深海魚のような。
夜、家人が布団を出した後、その空間で遊ぶというのですね。
そう、押し入れの下には、古風なグッズがひしめいているという訳です。
釣竿を見つけて、古風な品々を釣り上げる趣向です。
そしてついに、大物を!
なるほど、そういうことでしたか。
やはりこいのぼりの季節がいいですね。
幼稚園児くらいからでしょうか。

表紙タングラム

カプセル形のタマゴを10分割して、まったく違ったアイテムを組み合わせる趣向です。
赤色、緑色、それぞれが、違う分割なのに同じピース、
しかも、絶妙に違う造形をするのが面白いです。
似てるね、似てないよ、などのセリフもいい塩梅です。
しかも、だんだんと心通わせ、ついに合作も完成!
この展開もうれしいです。
幼稚園児くらいから、このタングラムの世界、楽しんでほしいです。

表紙遠くと近く

重厚な木の絵の存在感が印象的です。
見返しの作者の前書きが滋味深いです。
遠くと近く。
多くの気づきがあるように思います。
冬のある日、老木のけやきが命尽きて倒れます。
森のどの木々より高い光景を知っていたのに、
今はどの木々より低い光景を目にするのですね。
その穏やかな気づきが、余韻として残ります。
擬人化していないのに、けやきの木の声や表情が立ちのぼります。
小学生くらいから、その思いを感じてほしいです。

表紙鬼の目の涙

公園。
このご時世、その存在すらいとおしく、惹かれました。
子どもたちが無邪気に遊ぶ、何とものどかな光景。
でもでも、表紙の絵の右上に異様なものが描かれていますね。
ここは、おにがはら公園ですって。
鬼?
そう、なんと、鬼のお腹の上の公園。
大きないびきが聞こえる彼方には、鬼の口!?
そう、むにゃむにゃ、と起きたら逃げなくては、という次第。
ちょっと変わった鬼ごっこの様相です。
そして、とうとう、ハプニングが。
鬼の目の涙で、物語は動き出します。
このストレートな表現が感動的です。
その後の展開もほっこり。
変化球な展開ですが、さわやかな読後感です。
幼稚園児くらいから、感じ取ってほしいです。

表紙ヤマアラシの場合

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
さっちゃんが、出会う動物たちなどに挨拶をし、こちょこちょする趣向。
カエルはまだしも、ライオン、ゴリラ、と強面の登場にもひるむことなく、
こちょこちょで親しむというのは、究極のコミュニケーションかもしれませんね。
ヤマアラシはやっぱり無理ですね。
そして、後半からは意外な物たちをこちょこちょ!?
ええ、もちろん、さっちゃんは大満足ですよ。
ラストの展開は、少し難易度が高いでしょうか?
豪快な展開、たっぷり楽しんでほしいです。

表紙うんちを考える

え?
まさか!
今度の題材は、うんち!?
様々なアイテムになりきって、考察するこのシリーズ、
まじめに、うんちを考えていますよ。
もちろん、なりきるのがミソなので、
主人公はいろいろなうんちになってみます。
ジャコウネコのうんちのエピソード、
高級コーヒーは知っていましたが、やはり衝撃的ですよね。
たぬきのうんちのメッセージは初耳です。
意外にたくさんネタがあるものだと感嘆です。
ラストの文章は滋味深いです。
果敢にもまじめに向き合った姿勢に拍手!です。
幼稚園児くらいから、興味本位に食いついて実はしっかり学べる作品だと思います。

表紙会議

不思議な題名に惹かれました。
すきまっこ?
そう、隙間に忘れ去られた物たちの総称のようですね。
このカテゴライズに、なるほど。
この着眼点に拍手!です。
さてさて、物語は、アリに連れ去られたコンペイトウ救出作戦。
みんなで集まっての会議の様子が何ともいい感じです。
アリの巣に潜入するアイデア、黒ゴマっこ三兄弟!?
後半は、ハラハラドキドキです。
アリの巣の全景も、奥深いです。
幼稚園児くらいから、隅々まで(!)楽しんでほしいです。

表紙クリームソーダの海

なるほど、お味噌汁をプール、ねぎを浮き輪に見立てて、
おとうふちゃんの冒険が手紙で描かれます。
なかなか、波乱万丈ですが、実は同じ場所だったというわけですね。
この辺りは、頭を柔らかくしていないと、理解しにくいかもしれません。
ともあれ、おとうふちゃんが戻ってきて一件落着。
お味噌汁が安心する場所というのが、ほっこりです。
幼稚園児くらいから、ワクワクドキドキと食育を兼ねて。

表紙表紙の謎

一階に住むくまくんは、パパママと旅行の準備中。
出発の段になって、くまくんが忘れ物を思い出し、階上の部屋へ行く趣向ですね。
二階のキリリン、三階のカバッチョ、四階のサルタン。
繰り返されるフレーズが心地よいリズムです。
そして、最後の出発の段になって、究極の忘れ物が!
これはすごいです。
さらには、表紙に描かれた建物が気になります。
三階建て?
いいえ、じつは四階建てなのです。
実は、窓のない部屋があるのです。
題名を入れるための苦肉の策でしょうか?
気になります。
各部屋の様子から、サブストーリーも立ち昇ります。
幼稚園児くらいから、隅々まで楽しめそうです。

表紙どろぼう哲学

「しろくま」シリーズの柴田ケイコさん!?
だとすれば、一筋縄ではいきませんね。
そう、表紙から放たれる、不審な泥棒の造形がすごい存在感ですね。
食パンの風貌のパン泥棒を描きます。
ちゃんと掟があり、どろぼう哲学すら感じます。
そのこだわりが、後半、物語を動かします。
そして、見事なフィナーレへの着地はお見事です。
もちろん、おいしそうなパンの数々は見逃せません。
泥棒というタブーに挑みながら、改心に昇華するとは!
スリルと、おいしさと。
幼稚園児くらいから、楽しめそうです。

表紙フルーツランド!

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
リアルな食べ物が魅力的な「めしあがれ」シリーズ、
美しい果物がテーマだとは、嬉しいですね。
元の形と、食べやすい状態と。
すいかの切り方が素敵で、これなら食べやすいですね。
今度やってみようかしら。
一つ一つ丁寧に紹介してあって、ありがたいですが、
やはりフルーツランドで華麗な飾り切り大集合が圧巻。
凄すぎます。
おまけのパンケーキバージョンもため息です。

表紙生きるために

春爛漫の野原で、ちいさなかえるくんが生きるために奮闘する様子を、
丁寧でリアルな絵の甲斐信枝さんが描きます。
小さなかえるくんが狙っているのは、チョウや虫たち。
かえるくんもへびから狙われて。
もちろん、みんな生きるためです。
春の草花が咲き乱れる野原での攻防戦。
その草花たちの存在感も忘れてはいけませんね。
生きるということ、感じてほしいです。
幼稚園児くらいからでしょうか。
「幼児絵本ふしぎなたね」シリーズ

表紙ホログラムストーリー

もう絶版になっているようですが、ホログラムを織り込んだファンタジーストーリーです。
『THE MIRRORSTONE』が原題。
潜水が得意なポールは、ある日異変に気付くのですね。
プールの更衣室の鏡に映ったのは、自分と違う顔!?
さあ、物語が動き出します。
洗面の鏡、店頭のテレビ画面。
ホログラムが映し出す、不思議な立体画が、その世界に誘います。
その世界での、サラマン老人、メアリー。
サラマンに命じられた役目が、ポールをぐいぐい引っ張っていきます。
ホラーのような、冒険譚のような。
ホログラムが物語に織り込まれているのも見事です。
小学生くらいから、映画のような映像世界を体感してほしいです。

表紙大男とねずみの出会い

しかけ絵本の紹介で取り上げられていたので、読んでみました。
出会いの絵本、と副題にあります。
実は、表紙と裏表紙と、それぞれ物語が展開し、真ん中で出会うストーリー。
気弱な大男と、勇敢なねずみ、どちらも、外見と違う性格から、
周りから疎まれ、友だちを求めて放浪するのですね。
出会ってからは?
それは読者にゆだねられます。
小学生くらいから、この余韻を味わってほしいです。

表紙三原色

『COLOR DANCE』が原題。
子どもたちが色の布を持って舞い、混色の原理を教えてくれます。
この発想、素敵です。
注目は、配分によって、さらに細かく色があるということ。
途中加入の男の子の、白、黒の概念も見逃せません。
まるで舞台を見ているような構成も鮮やかです。
幼稚園児くらいから、三原色の理解に。

表紙文章も回る!?

赤いボタンの冒険物語が、コラージュの絵で描いてあります。
ある男のコートの赤いボタンが、ふと思い立って冒険に出かけるのですね。
ボタンは転がるわけですが、文章をページの縁に配置してあり、
その転がりを体感できそうです。
コラージュの雑然とした印象が、冒険っぽくていいですね。
次々といろいろなアイテムを体験するボタン。
回りまわって、ある男のもとへ。
オノマトペも軽快で面白い味わいです。
小学生くらいから楽しめそうです。

表紙小児がん啓発のために

ちっちゃなアレックスと夢のレモネード屋さん』で、小児がん支援活動としてのレモネードスタンドのことを知り、
日本では、『しろさんのレモネードやさん』で榮島四郎さんの活動を知っていたので、
ピン!ときました。
その、四郎さん本人(出版当時小六)の作品です。
「みんなのレモネードの会」の会長として活動しているだけあって、
自身のこと、同じ患者仲間のことを丁寧に描いています。
絵も、とても素朴で、思いが伝わってきます。
当事者ならではの視点に、学ぶところは多いと思います。
小学生くらいから、この現実を知ってほしいです。


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