2017年10月23日

えほん図鑑 へんてこ!みずのぜつめつどうぶつ

表紙絶滅動物を体感

男の子が水族館でタイムワープ?して、水の絶滅動物に出会うストーリーです。
そう、今は存在しないのですから、化石などから復元された造形ですから、
ある意味納得のアプローチです。
でも、なかなかにマニアック、イラストですが、その分親しみやすいとも言えます。
メジャーなのは、アンモナイトくらいでしょうか。
でも、意外に大型ということを初めて知りました。
巻貝の貝殻部分の印象しかなかったのですが、こんな軟体部分があったのですね。
子どもの視点から探検、という構成なので、注目ポイントも共感できそうです。
個体名は難しいものが多いので、覚えられないとは思いますが、
こんな生き物たちが生息していたんだ、ということは体感できると思います。
小学校中学年くらいからでしょうか。


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2017年10月22日

にんぎょうの おいしゃさん

表紙持ちつ持たれつ

『DOCTOR SQUASH THE DOLL DOCTOR』が原題。
SQUASHって、かぼちゃのことのようですが、容姿から名づけられたのでしょうか。
ひげせんせい、は意訳でしょうが、しっくりきますね。
人形のお医者さん、ひげせんせいの奮闘を描きます。
診察も処置も人間と変わりありませんが、人形ならではの展開が興味深いですね。
4つの病気に同時感染したピエロにびっくりです。
まさしく、ひげせんせいは総合医の活躍です。
ところが、ひげせんせいが体調を崩して、みんながかわりに看護するのですね。
もちろん、専門医の知識はないので、ハートの力が効果を現します。
何だか看護の基本を教えてもらったかのような読後感でした。
少し長いので、小学生くらいからでしょうか。



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2017年10月21日

のら犬ボン

表紙動物愛護センターの存在

田島征彦さんが、淡路島の野良犬や動物愛護センターのことを取材して描いた作品だそうですね。
野太い絵が重厚です。
としおが拾ってきた子犬は、家族に迎えられ、幸せに飼われていたのですが、
とうさんが東京転勤となり、家族全員で引越しすることに。
ボンと名付けられた犬は、とうさんが預けると嘘をついて捨てられてしまうのですね。
ボンは野良犬と一緒に過ごしますが、交通事故にあい、大けがしたうえ、
動物愛護センターに引き取られます。
ボンの数奇な運命が切ないです。
後半、戻って来た家族との再会も、いろいろと考えさせられます。
野良犬の現状、動物愛護センターの職員の思い、動物を飼うことについて、
深く考えさせてくれます。
小学生くらいからでしょうか。


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2017年10月20日

てをつなぐ

表紙つなぐことの意味

男の子がお母さんと手をつなぐのですが、お母さんは妹と手をつないで、と
つないでいる相手が次々に展開していく趣向です。
身近な人から町の人、もちろん、国を超え、生き物たちにまで広がるスケールはすごいですね。
また再び男の子に戻ってきますが、それからのまとめが素敵です。
そう、意識していないと繋げないことがよくわかります。
何気ない仕草ですが、感じる事で、ほら、幸せ感が創出されますね。
この感覚、やはり大切にしたいです。
幼稚園児くらいから、感じてくれると思います。




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2017年10月19日

100円たんけん

表紙100円の価値を体感

まさに科学絵本だと思いました。
お母さんと一緒に買い物していて、100円で何が買えるか考えるストーリーです。
まさしく経済の基礎、でしょうか。
お母さんが物々交換から貨幣への変遷もさりげなく教えてくれ、
商店街の人々が、それぞれの商売品の100円の価値を教えてくれます。
これはすごいです。
そう、商店街ならではの量り売りがあるからこそ。
また、お店の人と話し合いながら商品を決められる醍醐味です。
もちろん、品物だけではありません。
駐車料金の違いなども盛り込まれ、奥深い探検となっています。
大人も改めて、学ぶことができると思います。


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2017年10月18日

スープに なりました

表紙野菜が変身

木版画による作品ですが、パンやケーキ、コロッケと相性がいいのはすんなり分かったのですが、
今度はスープ!?
しかもみずみずしい野菜が変身するのですから。
でも、杞憂です。
ニンジン、ジャガイモ、トマト、枝豆、とうもろこし、みんなみずみずしいです。
どれも、裏ごしタイプのトロトロスープ。
もちろん、美味しそうです。
一番メジャーなコーンスープは、とっておきの食し方を。
やはり魅力的です。
シンプルなだけに、感覚が研ぎ澄まされます。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。


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2017年10月17日

コロッケ できました

表紙木版画との相性がいい

パン どうぞ』『ケーキ やけました』に続く、木版画による作品。
コロッケ、フライドポテト、からあげなど、揚げ物のサクサク感は、
木版画と相性がいいようですね。
おいしそうな揚げ物などが登場し、トッピングをつけて食べる趣向です。
シンプルな絵と簡素な文章で、オノマトペが輝き、
かえって素材感が引き立っています。
やはり、メインはコロッケ。
少し高度な食べ方ですが、やはりキャベツと一緒が王道ですね。
デザートも添えられて、まさしく満足です。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。



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2017年10月16日

おさるのこうすけ

表紙お祭りでの弟エピソード

表紙の絵を見て納得しました。
おさる?
いえいえ、浴衣姿の女の子の幼い弟のようですね。
小学生?の女の子の独白で進みます。
弟のこうすけは、「わたし」にとって、おさるのような存在なのです。
そうそう、この頃なら、お姉ちゃんに付いてきてばかりで、うんざりなんですね。
武田美穂さんの絵が、妙にリアリティたっぷりです。
お姉ちゃんの大変さをたっぷり体感できそうです。
で、お祭りの日に付いてきたこうすけおさるのエピソード。
この光景は、うーん、共感できますね。
こうすけおさる、なかなか大物です。
いえいえ、きっと、このお姉ちゃんがいてこその、この性格。
お姉ちゃん、やっぱり、素晴らしいです!
きっといい姉弟になると思います。




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2017年10月15日

あいたくなっちまったよ

表紙父と息子

あらしのよるに』のきむらゆういちさんが紡ぎだす、父と息子の姿です。
仕事帰り?のやまねこが、子ねずみに出会います。
この子ねずみ、とても威勢がいいのです。
自分の父ちゃんが自分を助けてくれる、と熱弁をふるいます。
でも、現れた父ねずみはどうにも貧弱で、
やまねこは思わず、同情してしまうのですね。
それも、自身が父親であり、自分の息子の姿を重ねたから。
このデリケートなシチュエーション、さすが、きむらゆういちさんです。
加えて、独特の画風で、その心情を描いた竹内通雅さんも見事です。
目に映る親子の姿が印象的です。
やまねこの口調も、このシチュエーションにピッタリ。
まるで映画のワンシーンを見ているような読後感でした。
幼稚園児くらいから共感できると思います。


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2017年10月14日

なんにもできないおとうさん

表紙お父さんの存在感

なかなか衝撃的な題名ですが、なんのことはない、いろいろなことができ始める女の子の世界です。
三輪車が得意のみーちゃんが、お父さんと公園に遊びに行きます。
休日のお父さんらしく、寝坊しているところを起こされ、
幼児の遊びができず、「なんにもできない!」と娘に言われる姿がほほえましいです。
でも、ほら、みーちゃんのどや顔を引き出しているではありませんか。
この存在感がいいですねえ。
ラストのエピソードは、この父娘の宝物ではないでしょうか。
幼稚園児の親子に。


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2017年10月13日

へんてこレストラン

表紙あっぱれな「へんてこ」

題名を見て、「へんてこ」と言うからには、と気合を入れて読んでみましたが、
ここまで来るとあっぱれですね。
動物たちや怪獣、おばけたちのレストランを描きます。
お互いにシェフになったり、お客になったり、とにかく、「へんてこ」のオンパレードです。
ある意味突っ込みどころ満載、でしょうか。
食べ物ネタだけに、食欲が無くなるかも!?
ちょっぴりホラーテイストが効いているので、ハロウィンの頃にでも。
幼稚園児くらいからでしょうか。


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2017年10月12日

こうじのくるま

表紙働く車のことがよくわかる

働く車といえば、おたすけこびとシリーズが印象的ですが、
そのコヨセジュンジさんによる、本格的なクオリティの解説本。
それぞれのパーツの解説など、図鑑さながらの内容です。
このあたりは大人も読みごたえがあると思います。
犬のキャラクターたちが添えられているので、親しみがあります。
ちょっとした息抜きクイズのページもあり、
まさしく絵本としても楽しめる、優れものです。
大きさなどは、キリンやゾウ何頭分くらいかの表記もあり、
子どもたちの理解に寄り添ってくれます。
全てひらがな・カタカナ表記というのもうれしいですね。
小学生くらいからでしょうか。



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2017年10月11日

シャクルトンの大漂流

表紙全員生還の実話

1914年、南極探検を目指すも氷に阻まれて船を失い、2年ほど漂流するも、
全員生還した、シャクルトン隊の実話を描いた作品。
船の整備、隊員たちの選考などから、航海・漂流・脱出までの隊員の様子まで詳しく描かれており、
さながら映画のドキュメンタリーを見ているような情報量です。
何より、究極のサバイバルの中、シャクルトンはリーダーとして、様々な角度から、
隊員たちを統率していきます。
一種のリーダー論にも通じるかもしれません。
絵日記のような軽いタッチの絵ですが、サバイバルの様子がありありと提示されます。
まさに極限の世界での、人間の姿を体感しました。


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2017年10月10日

しゃぼんだま ぷわん

表紙朝顔

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
女の子がシャボン玉で遊んでいる姿を描きます。
シャボン玉って、あの不思議な色合いや、動きが魅力的です。
特に、割れる瞬間!
だからこそ、子どもたちにも大人気なんですね。
小鳥たちや猫、犬も寄り添っていますね。
何気ない光景に、シンプルな展開ですが、ほっこりです。
朝顔の花が印象的でした。



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2017年10月09日

みんな生きている

表紙「漢字」を感じる生活風景

小学校1年生で学習する漢字80字すべて使った文章となっています。
それでいて、子どもたちの生活風景が余すところなく描かれているのが素敵です。
寄り添うのは、きくちちきさんのピュアな絵です。
題名に呼応するかのように、生命力を感じさせてくれます。
注目は、控えめですが、漢字も絵の一つであること。
手書き文字がなんとも味わい深いです。
ほら、小学校生活の楽しさまで伝わってきます。
そのうえで、「生きている」ことを体感させてくれるなんて、素晴らしいです。
小学生におすすめです。


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2017年10月08日

おべんとうばこの なかから

表紙雄大な草原で繰り広げられる、お弁当箱

はらぺこしりとり、と副題にあります。
そう、お弁当箱の中身でしりとりをする趣向です。
といっても、栄養学的にはやや問題があるのが難ですが、
まあ、そもそもナンセンスな展開ですから仕方ないですかね。
ともあれ、お弁当の定番、ウィンナーから始まって、果物やクリ、渋いところでこんにゃくも。
で、ウィンナーの「う」に戻るという、きりなししりとりです。
登場の仕方に擬音たっぷりで、もちろん面白い仕草ですので、
笑いどころでしょうか。
私的には、アマノジャク視点から、キリンやゾウもいる雄大な草原で繰り広げられるということで、
背後にも着目。
なるほど、こんな舞台なら、飛び跳ねたい気分も分かります!?
幼稚園児くらいからでしょうか。


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2017年10月07日

月へ行きたい

表紙月から科学

お月さまを見たら、こんな本で月への行き方を考えるのもよいのではないでしょうか?
男の子と女の子が、月への生き方について考えます。
空想的な物もありますが、小学生が3億人つながってようやく着く、というような感覚が素敵です。
そして、一気に科学の領域へいざないます。
ロケットの仕組み、月への旅程で必要なものなどなど。
そう、まだまだ研究中、という所が魅力的だと思います。
高度な内容もありますが、じっくりと何年もかかって読み解いてくれると思います。



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2017年10月06日

ぽつぽつぽつ だいじょうぶ?

表紙リアルなのに、温かい

リアルなのに愛らしいネズミの姿に惹かれました。
雨が降った時の動物たちの様子を描きます。
傘の代わりになる物を持った姿、もちろんこれはフィクションですが、
このフィット感が心地よいです。
そう、だからこその、愛らしい表情なんですね。
雨というシチュエーションに、ゆったり流れる空間。
小さい子から、感じることができそうです。


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2017年10月05日

きみは ライオン!

表紙ヨガを体感

たのしいヨガのポーズ、と副題にあります。
ニューヨーク在住の韓国人作家による作品です。
子どもたちが登場し、ヨガのポーズをする趣向です。
注目は、動物になったつもりのポーズということ。
ライオン、蝶、犬、などなど。
産後ケアのヨガで、ねこのポーズは知っていましたが、
なるほど、こんなイメージですると、効果抜群のような気がします。
最後のポーズは山。
このイメージは効きそうです。
幼稚園児くらいから、参加型で楽しめそうです。
もちろん、大人も。


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2017年10月04日

ねこまるせんせいの おつきみ

表紙大きな真っ青な星

なかなか雄大なお月見ストーリーです。
町はずれのこども園「こざかなえん」の見習いの先生が、ねこまる先生。
なんと、本物の猫ですって。
猫の手も借りたい?という理由に納得です。
ともあれ、こざかなえんでお月見団子などの用意をしていると、
ハプニング発生。
ひょんなことから、不思議な町へ!?
うさぎたちが、青い団子を用意しているところにお邪魔して、
不思議な光景を目にします。
大きな真っ青な星がポイント。
なるほど、そういうことでしたか。
この青色が印象に残りますね。
もちろん、無事にこざかなえんに着地。
スケールの大きなお月見に、拍手!



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2017年10月03日

エリック・カールのイソップものがたり

表紙アレンジ編

題名の通り、エリック・カールによるアレンジが施された作品。
見開き1ページで1話完結の構成です。
アレンジとはいえ、メインストーリーは変えていないので、
イソップ入門としては、エリック・カールの絵ということで、親しみやすいのではないでしょうか。
私としては、「アリとキリギリス」の結末に新鮮味を感じました。
改めて読んでみると、イソップものがたりって、奥が深いですね。
幼稚園児くらいからでしょうか。


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2017年10月02日

なく虫ずかん

表紙耳を澄ませて、見て、感じて

科学の絵本でよくリストアップされていて、気になっていました。
題名の通り、虫の鳴き声図鑑です。
最初のページで、鳴き声がいくつか提示され、
次のページで、虫の絵が示され、答え合わせができます。
そう、鳴き声・名前・姿が確認できる優れものです。
注目は、全部の虫ではなのですが、鳴いている姿が描かれていること。
これはうれしいです。
また、巻末には、音を出す仕組みについても詳しい解説があります。
さらには作曲家による採譜?まで。
なるほど、これなら、リズムも含めて分析できそうですね。
虫の鳴き声テープなどから聞き取り、文・音・文字・絵を、
それぞれの専門家が担当しているクオリティにも感嘆です。
小学生くらいからでしょうか。


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2017年10月01日

どろぼうがっこう だいうんどうかい

表紙大人テイスト

どろぼうがっこうって、登場人物がみんな大人なのです。
それだけに、大人テイストを感じました。
でも、学校での運動会ですから、子どもたちがよく知っている運動会、
というところが、共感ポイントでしょうか。
ともあれ、どろぼうがっこうという存在感が、興味ポイントでしょうか。
刑務所を想像させるような人々ですが、なぜか子どもらしさ全開、というか、
憎めないキャラクター、というのが絶妙です。
突っ込みどころもたくさんありますね。
鬼ごっこに似た「どろけい」遊び、今の子たちには難しいでしょうか。
しかも逆バージョンですから、なかなか面白い光景ですね。
あきすおんど、とは面白い発想です。
お昼の休憩には、ハプニング発生。
どろぼうがっこうに、泥棒?
運動会グッズと、運動会スキル発揮ですね。
その後の展開も、どろぼうがっこうならでは。
やや古風ですが、やはり魅力的ですね。



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2017年09月30日

うんち でるかな?

表紙いろいろな動物のうんち

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
いろいろな動物が登場し、うんちをする趣向です。
「うーん」といきんでいる表情が何とも言えません。
仕掛け仕立てで、うんちの形状がわかるのですが、
一種の科学絵本のようですね。
金魚のうんちが一番インパクトあるでしょうか。
もちろん、最後は赤ちゃんがうんちトレーニング。
かわいいうんち、という表現が気に入りました。
補助便座に親しむきっかけにもなりそうですね。


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2017年09月29日

けむしのおなら

表紙おなら音

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
なかなかインパクトのある題名です。
興味をそそられた所で、まずはいろいろな動物のおならが登場します。
赤ちゃんから始まって、だんだん大きくなる登場動物、そして絶妙な音。
その音が大きさも一つの絵として楽しめます。
もう、インスピレーションで読んでみましょう。
もちろん、子どもたちは純粋に楽しんでいましたよ。
スケールが大きくなったところで、けむし。
さあ、最大の謎は、しかし、明かされないまま!?
何だか人生の宿題を与えられた気分です。



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2017年09月28日

とんぼの うんどうかい

表紙運動会を2回体験!?

1972年初版の作品ですが、あとがきを読むと、1956年にすでに紙芝居としてできていたとのこと。
確かに赤とんぼが題材というのは、古き良き時代、との感がありますが、
子どもたちの生き生きとした姿は色あせないと感じました。
赤とんぼの運動会を描きます。
先生がいて、子どもたちがいて。
原っぱが運動場ですが、不思議に違和感がありません。
かけっこ、つなひきなど、馴染みのある演目がうれしいです。
案外あっさり運動会は終わりになりますが、なんと、そのあとに事件が起こるのですね。
なんと、ギャングコウモリによる誘拐。
でも大丈夫、さっきまでの運動会スキルを使えば、ほら、ね。
いかにも勧善懲悪で、ややギャングコウモリがかわいそうですが、
子どもが大活躍のストーリーは共感できそうです。
やや長いので、小学生くらいからの方がよいと思います。


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2017年09月27日

どんぐりひろばの 12つき

表紙各月のアイテムを言葉遊び

どんぐりくんのことばえほん、と副題にあります。
題名の通り、見開きでひと月ずつ、カレンダーのような構成です。
各月のアイテムが登場し、それぞれ絵を見ながら、かがみ○○というヒントを基に、
言葉をあてっこする趣向です。
それぞれの月らしいアイテムが、伝統の物もしっかり入っているのがうれしいです。
注目はりんごの木の定点観察であること。
ほら、だんだんと芽吹き、葉が茂り、実がなって、黄葉し、落ちる姿を感じる事が出来ます。
絵がやや小さいのが難ですが、言葉に親しむにはいいと思います。


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2017年09月26日

森のパンダ

表紙野生パンダの生態

野生パンダを地元住民が助ける実話がベースのお話です。
野生パンダの誕生から独り立ちまで、丁寧な鉛筆画がリアルに描きます。
特に子育ての様子は共感できると思います。
優しく、時に厳しく、生きる知恵ですね。
独り立ちしたパンダはある日民家に迷い込みますが、慌てて逃げます。
ところが、森でくつろいでいたところに地震が起こり、
ケガをして動けなくなったところを、偶然、先日の民家のおばあさんに助けられるのですね。
淡々としたストーリーに、素朴で力強い鉛筆画。
それだけに、パンダの豊かな表情がキュートに感じられます。
パンダの豆知識も盛り込まれ、勉強になりました。
幼稚園児くらいからでしょうか。


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2017年09月25日

アリになった数学者 月刊たくさんのふしぎ2017年9月号

表紙数学考

『数学する身体』という一般書が気になっていたのですが、
たぶん理解できないだろうなあ、と思っていたところで、
著者のコラムでこの本(月刊雑誌)を知り、読んでみました。
数学そのものを考えさせてくれます。
なんと、作者自らがアリとなり、アリがとらえる数学を体験するというストーリー。
アリになることで、いま私たちが知っている数学というものが、
人間規格のものであるということがわかります。
序盤から、数学は存在しないものについて考察するという、
まるで哲学論のような展開にびっくりしますが、
やがて、その存在しないものを体感できるエピソードが繰り広げられるのです。
内容的にはかなり深いです。
私も全て読み込んだ自信はありませんが、
少なくとも、数学の持つ不思議な存在感は受け取ったような気がします。
それはやはり、数学の魅力でしょう。
こんな切り口に、拍手!です。


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2017年09月24日

くだものだいすき

表紙全体像と切り口

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
果物を紹介する趣向ですが、注目は全体像と切り口をきちんと紹介しているところです。
比較的小さいころから馴染みのある果物について、しっかりと学べるような気がします。
わらべきみかさんの優しいトーンの絵がうれしいです。
「だいすき」というセリフも、一種の食育にもなりそうです。
シンプルな構成もいいですね。


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