ラリー船長ブログ『RAINBOW CAFE』

ラリー船長の公式ブログ『RAIBOW CAFE』です。

杜の都のシンガーソウルライター、ラリー船長のブログです。 下記のホームページもよろしくお願いします!! 【ラリー船長HP】 https://rallysencho.jimdofree.com/

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加藤登紀子さんの歌を聴いて、素晴らしいと思った。テレビで「100万本のバラ」を唄っていた。そこにはあきらかにメッセージがあった。平和を祈って歌を届けていた。ずっとそこにいて歌ってください、そう立ち上がって拍手を贈りたくなるような、素晴らしさがあった。

声を音に、そこに、すごくこだわる方も多いが、声が「言葉」として届くかどうか、僕にはそこが大事なんだなあと思っている。聴かなくなったCDはずいぶん処分した。でも捨てられないなあと思うのは「言葉」が心に残った音楽と、青春時代に一瞬で戻れる音楽は、そのまま眠らせておく。

日本の童謡もよく聴く。きっと賛美歌、海外の民謡に影響を受けた曲も多いのではないか、と思うこともあるが、「おぼろ月夜」と「この道はいつか来た道」以上に日本の景色の郷愁を感じる曲はない。

日本に帰れなくなった人が、歌を思い出し口ずさむような場面を映画で何度か観たことがあるが、その時、僕ならどんな曲を思い浮かべるだろう。童謡を聴くと、2番にこんな歌詞が歌われていたのかといまさら驚くことがとてもあったりする。

そろそろ桜の季節となる。2月ではあるが雪の中に梅が色づく景色があった。
仲間達とのリハーサルでは、いろいろなギターを試したがFIRE BIRDが最高だった。
いつかまた、道端に唄を咲かせたい。

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僕のCD「ブルーヴァージンズ」はこのレコーダーで録音した。いまはパソコンに移行して全く使わなくなったが、かつての録音トラックを聴く時にたまに電源を入れて再生している。

ZIPは録音する時に独特の回転するモーターのような音がした。でも当時はカセット→MD→ZIPと記録の媒体がめまぐるしく変わる時代だった。この機種は僕は使いこなせなかったが、当時としては自宅録音するにはこれ以上の機材はないんじゃないかというほど録音した音源を聴いてとても喜んでだことを覚えている。

この機材をゲットする詳しい経緯を知っている人は僕と数名くらいしか知らないだろう。大雪の中を買いに行った、VS-840GX。

これから何十年先に昔のトラックを聴きたくなった時も変わらず動いてくれることを願う。

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コロナの療養中どうしても見たいライブがあった。

療養期間が終了し友部正人さん、山口洋さんの「東北で待ち合わせ」のライブを聴きに行った。お二人はとてもお元気で、聴きたい歌をたくさん聴くことができた。

学生の頃に岩手県の野田村というところにあるユースホステルに仲間たちと宿泊した時、古い廃校を活用したその廊下には、朝ご飯とともに友部正人さんの音楽がラジカセから流れていた。僕が初めて友部正人さんの歌を聴いたのはそれが初めてだった。圧倒的なスケールの歌だなあと野田村の海を見ながら、強い印象が残り、それからアルバムを買ってよく聴いていた。「夜よ、明けるな」を聴いて、時空を旅するような気持ちで野田村の海を思い出し、さざなみが聴こえるような夜だった。

山口洋さんのライブを見たのはまだ20代のころだったが、ヒートウェイブで日清パワーステーションでのパワフルなライブを友人の勧めで見に行ったのが始まりだった。山口洋さんの歌を聴きながら、荒野の中をアメリカンバイクで走るような情景を旅するような気持ちでライブを楽しんだ。

友部正人さんの本を手に取り、まだ読んだことのなかったエッセイをこれから読むのを楽しみにしている。

お二人のこれからの音楽の旅に祝福がありますように。素晴らしいライブをありがとうございました。

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