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土曜日担当のぺけぴーです。



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メガルーラストーン。都度好きな行先を指定してルーラできる、というセンセーショナルなアイテムの実装により、アストルティアは揺れた。これまでその利便性から重宝されてきたバシっ娘シスターズのビジネスが廃業となってしまうのではないか、と懸念されたからだ。

フタを開けてみればルーラ可能な行き先は5大陸限定と、微妙に痒いところに手の届かない仕様であったためこれは杞憂に終わったのだが、とは言えメガルーラストーンの今後の拡張性を考えると、いずれにしろ斜陽産業と化したであろうことは論を俟たない。

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「あたしたち、もう終わりよ……」


しかし、そんな彼女たちよりもよっぽどクリティカルな危機に直面しているものがある。そう、大地の箱舟である。

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ご覧いただきたいこの閑散たる有り様を。かつては冒険者たちでごった返していた駅構内に、慈悲なき諸行無常の風が吹き荒ぶ。

技術革新の裏には常に犠牲が付きまとう。パラダイムシフト。時代の変遷とは得てしてそういうもの、仕方ないさ。そう言って割り切るのは簡単だ、当事者でない僕らにとっては。
駅員、機関士、整備士、売り子のおばちゃん。大地の箱舟に関わる沢山の人たちの生活はどうなる。彼らは今どんな心境でそれぞれの職務に取り組んでいるのだろうか。その苦衷、本当の意味で推し量ることは僕には出来ない。

「大人一枚」

気付けば僕は乗車券を買い、駅員に渡していた。当時の郷愁?あるいは同情?分からない。でも何だか、今乗っておかないと後悔するような、そんな気がしたんだ。

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間もなく列車は走り出した。僕とセンチメンタルを乗せて。あの頃からずっと変わっていない筈の汽笛は、どこか寂しさを感じさせる音色だった。



峻厳と聳える雪山を越えてガートラント、そのまま海を渡りウェナ諸島へ。美しい海岸線、潮の香りが鼻孔をくすぐる。
ジュレット、ヴェリナードの街を経て次の大陸、エルトナが見えてくる。鬱蒼と生い茂る森の中をカムシカが駆けていくのが見えた。この地方でしか見かける事のない桜という美しい木々の元、酒を傾ける人々の姿。
そして自然と文明の入り混じるドワチャッカ大陸へ。広大な砂漠は今日も乾いた風が砂を運び、彼方に見えるオアシスの水面は燦燦と輝く太陽を映す。
プクランドでは色とりどりの花々が優しく揺れて、泰然と聳え立つ巨大な風車塔はゆっくりとその羽を回す。

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そこには旅情があった。効率化された日常の中で忘れ去られていった感動が、ルーラでは決して感じる事の出来ない彩りがあった。小さな車窓は千変万化する絵画であり、まるで巨大な美術館を回っているかの───え、ちょっと待って。最後の写真。ほら、隅の方……なんだ?なんか小さく映って……






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ああーーー!裸のおじさんだあーーー!

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あーーーーーっ!!!

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あああああーーーーー!!!



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