2005年09月27日

THE JETLAG BAND!!!の唄 ≪3≫

青いバス無料配布ジャケット≪老人の描いた地図≫
旅行記の続きはまだですか?というメールが何通か届き始めたので書きます(汗)
そういえばまだ下関を船で出航して、韓国の釜山にも着いてなかったね。。「続き」なので話がわからない方は先にこちらを読んでから見て下さいな。

●俺を乗せた船が大韓民国(以後、韓国)の釜山に着いたのは、朝方10時頃だった。船を降りると同時に、俺は初めて、韓国の地に足を踏み入れた。まだ荷物が沢山入ったバックパックが体に馴染んでなくて、俺は歩きながら何度も背負いなおした。バックパックが背中に馴染むまではもうしばらくかかりそうだ。

旅に出る前に出した[4つのささやかな目標]の一つ、「飛行機を使わずに西へ進む」、ということになると、朝鮮半島の南に位置する韓国からは、朝鮮民主主義人民共和国(以後、北朝鮮)を通らなければ西へ進めない。しかしご存知の通り38度線より上には(正確に言うと軍事境界線の手前までしか)、第三国の人間が陸路で進むことは、許されていなかった。つまり「この国を出るには、再び船に乗らなければ先へ進めない」という事だ。そこで俺は、韓国北西部の港町、仁川(インチョン)までを、とりあえずの「行き先」にした。「そこから再び中国行きの船に乗ろう。」

とは言っても、別に急ぐ旅でもない。 せっかく新しい旅が始まったんだ。ゆっくり行こうじゃないか。

俺は温泉が有名だと言われるここ釜山の街で、少し滞在する事にした。たまたま通りかかった、日に妬けた肌の老人が一人で経営している古ぼけた旅館にチェックインした。街の探索に出る前にとにかく重い荷物を降ろしたかった。レセプションでその老人が、美味しい飯屋と温泉の場所を、特に尋ねてもいないのだが、手書きで丁寧に紙に描いてくれた。しかし、どの方向からその紙を見ていいのか解らず、隣で見ていた俺は、首をアチコチひねったりしながらなんとか理解しようとしたのだが、結果的には全く解読不可能だった。。しかし老人はニコニコしながら俺を見てうなずいている。俺はつたないハングル語でお礼を述べて、老人からその「地図」を受け取り、街に出た。

ソウルと違って極端に観光客が少ない釜山では、英語の看板が殆んど無いので、最初少し戸惑ったが、とにかく腹が減っていたので、適当な食堂に入ってみた。冷麺を注文したら一緒にハサミも出てきた。「ハサミは何に使うのか??」と悩んでいたら、お店のおばちゃんが、俺の冷麺をザクザクそのハサミで切り始めた。「おぉ。。豪快だねぇおばちゃん。。」うん。いい感じ。。おかげですっかり食べやすい長さになった冷麺を喰らった。
その後、ぶらぶらと歩き、温泉のマークが描いてある建物に入ってみたら、そこは「アカスリエステ」だった。まだ日本から出てきたばかりで特に汚れてもいないのだが、俺は単なる好奇心でアカスリをしてもらうことにした。以外にも驚くほどの垢が出てびっくり。そして体中ぽかぽかになった。わほほ。「うーん、楽しい。。さぁて次はどこへ行こうか」


。。。と、まぁ、釜山ではその後も、フグを食べたり、焼肉を食べたり、ビビンバと食べたり、おまけにアカスリエステにも何度も通い、まったく貧乏旅行者とは呼べない豪遊ぶりを重ねていた。というか俺はもともと貧乏旅行などをするつもりはないのだ。日本人のバックパッカーは「少ない資金で遠くを目指す!」という軽く「M」の入った旅行者が多かったが、俺はそういうタイプじゃなかった。せっかくお金を貯めて、やっと大好きな旅に出れたんだから、好きなだけ遊んでやろう!って感じだった。もちろんファーストクラスで移動できるほどの資金があるわけでもなかったが…。

ある日、宿の庭で日向ぼっこしていると、宿の老人に「君はソウルには行ったのか?」と聞かれた。「これから行くんだ」と答えると、老人が外を指差して「あのバス亭からソウル行きのバスが出てるんだ」と、教えてくれた。この時俺は、「そろそろ移動だな」と思った。一つ目の町からのんびりしすぎるのもよくない。っていうか、とにかくソウルが見たくなった。

老人の話によると、ソウルから北に上ると「板門店」という場所があり、そこから北朝鮮の地が見えるらしい。俺は「北朝鮮との軍事境界線まで行ってみよう」と思った。入れないにしても、せめてこの目で北朝鮮という国を見ておくのもいいかもしれない。俺は早速、翌日出発のソウル行きバスのチケットを老人に予約してもらった。

翌朝、宿の老人はバスが出発する時間まで俺に付き添ってくれた。考えてみたら俺が滞在してる間、この旅館には俺しか泊まってなかった。バスが来て、俺は「ありがとう」と言って、老人と握手をした。バスに乗り込み、バスが走り出した後も、老人はボーっとバスを見ていた。大きなカーブに差し掛かり、そのうち老人が見えなくなった。


「あの爺さん、まだ元気かなぁ」

続く。 次はソウルの宿で出会った変な人々の話するね。

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砂浜の落書き最初の写真は、幻のジャケット。rainman 1stワンマンライブ「風通し」にて配られた、『無料配布版の青いバス』。現在入手不可。
下の写真は、インド・ゴアのビーチ。砂浜に落書きする俺と、それを覗く子供達。

rainman_daisuke at 23:12│Comments(12)TrackBack(0)旅で貰ったもの。 

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この記事へのコメント

1. Posted by みー   2005年09月28日 09:44
長い文章なのにアキナイ!てか、なんかニコニコした(^_^)
次のソウル待ってま〜す。
2. Posted by rainman_daisuke   2005年09月28日 14:25
みーさん。
いつもコメントありがと。なんでもいいから思ったことを書いてくれるってのは、書いてる方もほっとするねー。最近アクセスがどんどん増えてきて、皆どう感じながらこれ読んでんだろうなぁと、気になるわけで。。。
ニコニコにしてくれたら本望だよ。ありがとな。
3. Posted by 中山マコト   2005年09月28日 18:37
5 今、大阪は『なんば』に居ます。アジアの人が沢山います。いつ来てもエネルギを感じる街です。
4. Posted by rainman_daisuke   2005年09月28日 19:20
中山さん。
おっ、今は大阪ですかー!俺も大阪大好きです。
大阪はホントエネルギーに満ちてますねー。大阪人は世界中で関西弁ですからねー!インドでもチベットでも関西弁ですから!
5. Posted by lily♪   2005年09月28日 19:27
ケントスのエレベータ前のテーブルにおいてあった無料
CDにあの「青いバス」のイラストがついていたような
記憶があるのですが。。
あれが私とrainmanとの出会いでした〜♪
着々と階段を上ってますね。続きが楽しみです(^.^)
6. Posted by rainman_daisuke   2005年09月28日 19:46
lily♪さん。
おおー、覚えてましたかー。ケントスのお客さんは見かけたことあるかも知れませんねー。あれは実は初ワンマン用に作ったCDだったのです。実際、初ワンマンの時は、配られたCDの中の限定20名に、ツアー中に撮った「プリクラ」をこっそり入れてたんですが(笑)それをまだ持ってる人はいるんでしょうか??かなりレアな話ですが(笑)
7. Posted by kazuking   2005年09月29日 04:21
いつも楽しく読ませて頂います
daisukeとその周りに背景が頭に浮かぶよ

「世界一蹴旅行」
いつかブルーハーツの「ドブネズミの詩」の隣に…

なんて思いつつ俺もニヤリとしています
( ̄〜 ̄)§ニヤリ
8. Posted by rainman_daisuke   2005年09月29日 12:55
kazuking。
お、コメントありやす!
「ドブネズミの詩」!!!いいねぇ!バイブルやねぇ。。
次は何を書こうかなぁ。たくさんありすぎて迷ってるぜー(笑)

さぁて、リハに行って来ます。渋谷のライブも近いしね!
今、新曲あげてますよー。おたのしみにん。
9. Posted by レイマロン   2005年09月29日 21:18
いつも読んでますヨ〜!
大ちゃんの文章はイメージしやすいから
こっちまでワクワク感が伝わって楽しくなります☆
船上ライブも待ち遠しいな〜ッ 
又素敵な空間と時間を提供してくれるんだろうねッ☆
 レイマロン         
10. Posted by rainman_daisuke   2005年09月30日 00:28
レイマロン!
ありがと!コメントとても嬉しいよ!
見てくれてたんだねー。ほんとうれしいなぁ。。
船上ライブ楽しみにしててね!すげーPARTYになるぜぃ。

船上ライブ、ただいま予約受付中!仲間をそろえたら今すぐ予約を!数に限りがあります(汗)
11. Posted by 中山マコト   2005年09月30日 08:44
大阪からは帰ってきました・・・が、そのまま、阪神ファンの友人と朝近くまで飲んでいた中山です。

なかなか、家に帰れません(泣)。

船上ライブ、どうしても!って言うヤツが結構多くて不安です。

一体、その船は「何トン」までOKの船でしょうか?
12. Posted by rainman_daisuke   2005年09月30日 12:58
中山さん。
いやぁ、阪神優勝しましたねー。大阪の一番暑い時を見れたんじゃないでしょうか!

船上ライブなんですが、船自体77トンあるそうですが、何トンまでOKかは聞いておりません(笑)一応、150人でソールドアウトという形にしようかと考えております。
徐々に予約が入ってきていますので、なるべく早めにご予約ください。

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