2006年01月11日

音楽人として。

田中哲也さんその悲報を知ったのは、大御所バンド「スカーフェイス・プロジェクト」のホームページの掲示板を見た時だ。
大先輩であるミュージシャン、べーシスト・「田中哲也」さんが、亡くなってしまった。
約2年間、直腸癌と戦い続け、1月7日の朝、44歳という若さで、哲也さんは逝ってしまった。
今日の朝、高円寺で告別式があるということだったので、俺もバンドマンの端くれとして、参加させて頂いた。

生前の哲也さんとは数えるほどしか会っていないが、俺の中ではとても印象的な人だった。
生意気なことばかり言って調子付いていた俺を、本気で叱ってくれたこともある。でもその時は、最後は優しく「俺も昔はそうだった。その調子で頑張れ!」と言ってくれた。その時の哲也さんの顔が頭から離れない。

告別式には、全国からたくさんのミュージシャンが集まっていた。哲也さん本人が希望していたということで、告別式は「音楽葬」として進められた。
会場にはスピーカーやアンプが並べられていて、そうそうたるBANDマンの方々が順番に演奏し、歌い、哲也さんを見送った。
最後は、スクリーンに映された哲也さんのライブ映像に合わせて、哲也さんのボーカルで、「YMCA」を皆が演奏した。
人望が厚かった哲也さんらしい、そして音楽人らしい、あったかくて素晴らしいお別れ会だった。
天国から、嬉しそうにその会場の様子を眺めている、哲也さんの顔が思い浮かんだ。
俺は感動していた。
そして、仲間と、音楽の素晴らしさを、改めて心の真ん中に感じた。

「てつやさん、生意気なことばっかり言ってすいません。あなたのことを忘れません。お疲れ様でした。」

4c45cca7.JPG自宅に戻り、リハに行く準備をした。
新宿のスタジオに着くと、いつもとかわらないメンバー達が、笑顔で演奏していた。
哲也さんの顔を、心の奥に閉まって、俺は唄った。
ひとつひとつ、具体的に、自分の言葉で、今の俺に歌える唄を、唄っていこうと思う。
さっき、そう教えてもらったからだ。

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●今日のBGM
「STAND BY ME」
音楽葬で、演奏されていた。こんなに優しくて、悲しいスタンドバイミーを、俺は今日、初めて聴いた。涙が出た。

rainman_daisuke at 20:16│Comments(4)TrackBack(0)daisukeの今日の出来事 

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この記事へのコメント

1. Posted by 四代目   2006年01月11日 21:26

辛かっただろうな。でも俺ら生きてる人間はそれを乗り越えていかないといけないんだろうね。仲間の屍を乗り越えて・・・。
2. Posted by lily♪   2006年01月12日 08:50
出逢いと別れ。
別れと出逢い。
これ繰り返して人は何かを身につけて生きてるんですね。
合掌。
3. Posted by rainman_daisuke   2006年01月12日 13:28
四代目。
家族のみなさんは辛かったと思うね。息子さんもいたからなぁ。乗り越えてほしいですね。
4. Posted by rainman_daisuke   2006年01月12日 13:30
lily♪さん。
そうですねー。
別れる時に本当に悲しいなぁと思うような出会いをしていきたいと思います。
合掌。

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