2006年06月17日

チベットを越える【其の七】

ガンジスの夕日【鳥葬ツアー】

どうも。トラブル続きのニューパソコン、なんとか動き出しました。チベット旅行記の続きです。いつのまにか【其の七】ですが、全部読んでくれた方はどうもありがとです。読んでない方はめちゃくちゃ暇な時に読んでみてくださいね。今回の鳥葬についての記事は、俺が旅の間で体験した、もっとも衝撃的なことでした。このことを文章で残しておこうと、この【チベットを越える編】を書いてたんですが、実は書くにあたって資料を調べていて、ある「事実」を知りました。それがこれです。

5人チベット自治区が、鳥葬についての写真や記事の報道を禁止していました。違反者には法的な責任を追及するという事です。
1000年に渡り、守られてきた伝統が今荒されているようなんです。今は観光者がその場所に行くことも規制がかかっているという事です。
この事実に基づき、今回「鳥葬」そのものの描写やその現場の写真は載せないことを決めました。考えてみれば、ポアされた後とはいえ、お葬式の最中の写真やその光景を、WEB上で流す事はモラルに反しますよね。遺族の方の気持ちになればたまったもんじゃないです。チベットが大好きだからこそ、書く事をやめます。もしライブなどで俺と話す機会があったら直接聞いて下さい(笑)写真もそっと引き出しの中に閉まって置きます。

今回は鳥葬そのものの記事ではなく、鳥葬を見る直前までに起きた事を書きます。

風の谷の温泉ラサで再び集結した俺ら5人は、西洋人バックパッカーからの情報で、ガンデン寺という場所で、鳥に食べられて人を葬るという「鳥葬」という儀式が見られるという事を知った。ガンデン寺へはラサからランドクルーザーで約2時間(距離にしたら50キロ程度だけど、道が悪いので)、その儀式は朝行われるので、前日の昼に向かい、その日一泊して、次の日その儀式を見て午前中に戻るという。驚いたことに、旅行代理店に行ったら、その全てを受け持つ、運転手つきの鳥葬ツアーなるものが既にあった。

一台のランクルの定員はドライバーを入れて7人。つまり俺ら5人の他に後1人誘えばさらに割り勘でやすくなる。
俺は、同じ共同部屋で滞在していた「Sさん」という女性を誘ってみた。
彼女もゴルムドから過酷な移動をして、ラサに辿り着いた旅行者だった。男でもかなり辛かったのに、女1人で辿り着くとは、かなりのツワモノだ。
「ちょっと怖そうだけど、興味もあるし、行ってみたい」というのが彼女の答えだった。早速俺らはそのツアーを申し込んだ。

チベット実はこのツアーには「鳥葬」の他に、もう一個特典があった。それはガンデン寺に行く途中にある村で「温泉」に入れるというのだ。チベットで温泉!最高じゃん!という事で、俺らは朝早く出発した。
ランクルのドライバーは優しそうで無口な、30代のチベット人だった。
俺らは温泉に寄る事を忘れないでくれ、と、念を押して出発した。

ランクルは道無き道をガンガン進んでいった。進めば進むほど、ほんとに道がなかった。川も走った。ガードレールのない崖道も走った。ヒヤヒヤだった。
暫くするとランクルは故障した(汗)ドライバーがちょっと待ってくれと修理を始めた。俺らは何もない山道で、各自、石を投げたり、壮大な景色を見たり、すれ違うヤクと戯れたり、ぼんやり過した。結局故障が直るまで1時間程かかった。ドライバーは普通の顔で「さぁ行こう」と言った。のんびりのんびりだ。これが旅時間なんだろう。

僧侶途中の道で、僧侶のお爺さんが立っていた。「車に乗せてくれないか?」とドライバーに話しているようだ。ドライバーは俺らに「いいか?」というような顔で振り向いた。勿論OKだ。(写真参照)
僧侶のお爺さんは手を合わせ車に乗り込んだ。どうやら、このお爺さんも温泉のある村まで行くらしい。とても深い目をしたお爺さんだった。黙っているだけなのに、優しさが伝わってきた。

温泉は、谷の間にあった。意外と人が多かった。現地の人々がとても楽しそうな顔でその温泉に浸かっていた。
俺らも入らせてもらう事にした。大きな露天風呂だった。9月のチベットといっても、標高は高い。冷えた体が芯まであったまった。そしてなんと言っても景色が最高だった。今まで入った露天風呂なかで、文句なし断トツトップの絶景だった。

ネパールのフェワ湖俺らは風邪をひかないように、すぐに服を着て、その村を見下ろす、風の谷を見ながら昼食をとり、鳥葬ってどんな感じなんだろうと話をした。

再び、ランクルに乗り走った。暫くして、ドライバーが上の方を指差した。
その先には高い山の壁があった。俺は最初何を指しているのか解らなかったが、よく目を凝らしてみて、びっくりした。
寺だ!
壁に寺がくっついてる!
あれがガンデン寺か!

ついに辿り着いた。崖にくっついた、ガンデン寺だ。

続く。

写真、上から
ガンジスの夕日。チベット超えの5人。風の谷の温泉。鳥葬の行われる近くの丘。乗り込んできた僧侶。ネパール・フェワ湖のボート

rainman_daisuke at 19:47│Comments(9)TrackBack(0)旅で貰ったもの。 

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この記事へのコメント

1. Posted by ゆうこ   2006年06月17日 23:26
「壁に寺がくっついてる」!?
え!??????
なんだなんだ?????????
なんかすごい。想像を超えてます。ますますどきどきしてきました。続き早く早くー(笑)

うん。今度いつかお話する機会があったら、是非鳥葬のこと聞かせてくださいネ。

それから、イツモイツモ見て思うけれど、空が青いなあ・・・。
きれい。とても。すいこまれそう。
2. Posted by yukari   2006年06月17日 23:52
この続きをまってました!
いま、「ダライ・ラマに恋して」っていう本をよんでいて、それにも「鳥葬」のことが書いてあった。
世の中、知らないことだらけだね。

また続き楽しみにしてます。

いま、名古屋の「snset strip」(←これであってる!?)の隣の花屋で働いてるから、次に名古屋にくるときは新しい職場の友達つれていくね☆
楽しみにしてます!
3. Posted by みきてぃ☆   2006年06月18日 01:22
待ってましたぁ-----!!!!\(^O^)/


そぅかぁ〜そんな規則があったのかぁ〜。
世界は広いんだなぁ〜☆

いつも、この旅日記を読むと、
大輔さんが先生だったら、大嫌いだった社会の授業も楽しかっただろうになぁ〜と思う(^_^*)♪

テストも100点♪♪♪
4. Posted by M   2006年06月18日 21:33
5 鳥葬は千年の伝統があるんだ。全く知りませんでした。チベットカモシカを密猟から守る男たちの映画「ココシリ」にほんの少しだけ鳥葬の様子が描かれてました。
5. Posted by rainman_daisuke   2006年06月20日 17:57
ゆうこさん。
そうですねー。日本人の想像を超えた世界が、世界中には沢山ありますねー。
空は確かに綺麗。ビルの間から見える、東京の空も、俺は嫌いじゃないですが。
6. Posted by rainman_daisuke   2006年06月20日 17:59
yukariさん。
おー、サンセットストリップの隣で働いてるのかい?それはそれは。
しかし、夏のツアーには入ってませんねー。遠くまで足を運びましょう。日本国内なら、どこでも近いよー(笑)
7. Posted by rainman_daisuke   2006年06月20日 18:02
みきてぃ。
はは。
俺も社会は苦手だったなぁ。
でも地図帳は好きだった。
地球儀も大好き。
ちなみに英語は中学2年生くらいのレベルで、旅先ではごり押ししてました。
8. Posted by rainman_daisuke   2006年06月20日 18:09
Mさん。
ココシリは一度見たいと思っていた映画です。チベットというか、地球には、まだまだ人間が立ち入れない秘境と呼ばれる場所が沢山あるといいますね。
地球が生まれてから、今までの間、人間に見られることなく、ずっとただただ「存在」している場所を想うと、ちょっと感動しませんか?
9. Posted by yukari   2006年06月22日 23:34
えぇ!!!
名古屋ないの?
ショック。
インド旅行のため有給とりすぎちゃたから、休みはとれないから、予定あったら行くね。
狙いは静岡!

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