November 28, 2005
『カクテルクルーズ』小夜曲
さて、今回の私的メインイベントに当たるであろう『カクテルクルーズ』である。
(12月の帰国のメインに“イベント”をすえた場合、これだけは体験できなかろうと思い・・・・・・つまり、「呑む」ことを削りたくは無かったのだ。
つくづく意地汚い輩である。
)
ユトレヒトの『カナルステーション』に大慌てで駆け込んだとき、乗船案内は未だ始まっていなかった。
窓口で料金を支払うと、乗船券が手渡された。
「間もなく乗船のご案内を致しますので、あちらのベンチでお待ちください。」
との言に従ってベンチ付近に向かい、やれやれとまず一服。
その間にカナルクルーザーが1艘出航した。
カナルクルーザーが出て間もなく乗船案内が始まった。
このクルージングの乗客は、私ともう一組のカップルだけであった。(どうやらこの時間帯は少々余裕があるらしい。)
私は前方右の席に着いた。
テーブルの上にはコースターが鎮座ましましているだけである。
(いや、皿も一枚置いてあったか・・・・・・)
客が乗り込むとすぐに出航である。
船が出ると注文を聞くことも無くすぐにカクテルとおつまみ、それとおしぼりが運ばれてきた。
カクテルは、フルーツのリキュールをベースにしてジンジャーエールをミックスした甘いものである。アルコールをほとんど感じることは無いので、ジュースだと言い張っても充分通用するのではないかと思われる味であった。
そして、ご覧戴いているとおり、本当にカクテルの中から光を放っていた。
これが、ゆったりと動く船の景色と相まって非常に幻想的に見えたものである。
(・・・・・・が、“幻想的”では済まさないのが私の性格である。この後にトンデモナイ検証までするのであるが、それはまた後程。)
おつまみは、チーズ&クラッカーとナッツの盛り合わせである。
私見であるが、このような美味しそうな(実際美味しかった)おつまみが出るのであれば、もう少ししっかりとアルコールを飲みたいと思ったものである。
(これこそ呑んだくれの戯言であろうが。)
まず、船はゆるゆると迎賓館前を通り、『ホテルヨーロッパ』のポンツーンへと入っていく。
ホテル専用のクルーザーですら夜間は運行しないので、この夜景を見ることが出来るのはやはり体験者の特権であろう。
次に、船は運河を通り、ブルーケレン方面へと向かって行く。
このあたりで1杯目の「光のカクテル」を飲み干し、後部座席へ出てみた。
ライトアップされたカナルクルーザーが停泊しているのを見つけて写真を撮ったのだが、船首に付いていたキューピッドらしきものを撮ることが出来なかったのが返す返すも残念である。
船内に戻り、追加で「ムーンシャワー」を注文した。
そこで、出てきたのがコレである。
今や様々なイベントホールと化している(いないか?)『ムーンシャワー』で出てくるものとは違い、ブルーキュラソーが底に沈殿しているのがご覧戴けるであろうか?
「かき混ぜてからお飲みください。」
とのバーテン氏の言に従ってかき混ぜると、その味はまさにかの「ムーンシャワー」。
これも先の「光のカクテル」同様、甘いジュース並みのカクテルであったので、早々に飲み干してしまった。
船はそのままワッセナーに入り、左手に全日空ホテルを見ながらゆるゆると進む。
奥まで行ったところで引き返し、今度はユトレヒト方面に向けて進んでいく。
このあたりで、実は船にはあまり強くない私、少々酔ってきたので後部デッキでぐったりと(ゆったりと、ではない
)休んだ。
上着は着なかったのであるが、受ける風が心地良い。
ユトレヒト付近に着いたところで船内に戻って身づくろいをし、下船した。
本当に寛げる時間を過ごすことが出来た。40分強のクルーズであったとのことだが、何とも短く感じたものである。
ところで、先に書いた“トンデモナイ検証”であるが、これはひょっとしたら他の方も同様になさっていたのではあるまいか?
この写真をご覧戴きたい。
センサーがハッキリ見える。
実は、「光のカクテル」を飲み干すと同時に柔らかな緑色の光がフッと消えたため、グラスを引っくり返してみたところがコレである。
つまり、このセンサーが液体に反応してあの幻想的な光を放っていたのであろう。(無粋なコトを・・・・・・
)
それと、私は幾度も「ゆるゆると」船が進んだと書いたが、実はそれなりの速さで進んでいたのではないかと思われる。
その証拠がこの思いっきりブレた写真である。
夜景モードの撮影がここまでブレるということがその証明であろう。
(無論、そう言い切れる程の腕が無いことは重々承知している。ただ単に写真を失敗しただけかも知れぬ。)
また、後部デッキには、ご覧の通り灰皿が常備されていた。(私の座っていたコーナーにもあり、計2個の灰皿が設置されていた。)
今回私はここでの喫煙をしなかったのであるが、確かにあの狭い船内で喫煙されると、吸わない方には辛かろうと思われる。(決してヘビースモーカーではないものの、愛煙家の私ですらもうもうと煙る室内はちょっと遠慮したい部分があるので。)それを考えると、デッキに灰皿を設置したのは英断であるのではあるまいか。










