July 11, 2007

知らずに来た美味

実は、『按針』に行くのは、これが初めてであった。
それまでも気になるメニューはあったものの、和食としては『河童』や『真藍』、レストランとしては『ロード・レーウ』を主たる食事処としていた私である。また、寿司処としてリニューアルされてからは、同時にリニューアルオープンした『カフェ・デ・ハーフェン』で引っ掛かってしまっていたので、なかなか此処まで足が伸びなかったのである。

この度の帰国で、『グランキャフェ』の旧知のバーテンダーM氏に連れられて初めて足を踏み入れた。
そこで、今まで食さずにきたことを後悔する逸品に出会ったのである。

次は何時食せるのであろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 



それが、この「縞鯵」である。
・・・・・・ご大層な、とは言う無かれ。
これ程までに美味い「縞鯵」の握りには、正直、出会ったことが無かった。

「縞鯵」自体は、初めてではない。が、これは、思ったよりも難しいネタであるのではなかろうかと思う。
何せ、普通の「鯵」は光り物であるが、これは白身の類に属する。光り物であれば酢締めにしたり生姜や浅葱を添えるなどバリエーションが幾らか付け易いが、これは仕事をするにしても昆布締め位にしか出来ぬ。しかも、この魚は本当に“鮮度が命”である。身の色が濁ったりすれば最早台無しである。

それを、ここ『按針』では最高の状態で供していた。捌いてすぐのコリコリした状態ではなく(刺身ならばそれでも良いが、酢飯と一緒に食する寿司では飯と魚が馴染まず美味くは無い)もっちりとした状態にして握っていた。魚と酢飯が口の中で渾然一体となり、旨味が2倍にも、3倍にもなっていたように思う。
これならば、と、「鯛」と「伊佐木」ともう一貫「縞鯵」を、そして締めに「鉄火巻」を頂いた。鯛も伊佐木も縞鯵も真に美味く、そして、鉄火巻は筋のゴリゴリ感など無い美味い赤身を食べさせてくれたものである。

これだけお好みで食べて¥1,450は安い。ここがテーマパークであれば尚のこと、である。否、地元の“テーマパーク”などはこれ程の握りには、正直、お目にかかることが出来るかどうか疑問である。
(周辺のショッピングセンター内であればどうにか質は同等であるにせよ、値段はもっと高くつくであろう)

・・・・・・が。
ひとつだけ心残りがある。
私は「縞鯵」を2貫食したのであるが、後日見直したレシートには1貫分の価格しか記載がされていない・・・・・・様な気がする。
これは、矢張り再度こちらへ伺って支払いをし直さねばならぬであろうな。その次に心置きなく訪れる為にも。



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1. 鮨 按針  [ ハウステンボス飲食店がいーど! ]   July 12, 2007 03:36
今回はハウステンボス、アムステルフェーンにある鮨 按針です。7月22日、鮨 按針としてリニューアルオープンしています。最新更新日7月12日 メニューに一部変更を確認しましたので、改定版をアップします。最新更新日2月26日 アムステルフェーンの中にある居酒屋。...

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