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支持率下落が続く安倍政権 今度は対北外交でも国民にウソ
日刊ゲンダイDIGITAL 2018年6月17日 9時26分
 どうりで慌てて拉致被害者家族と面会したワケだ。時事通信が8〜11日に実施した6月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比2.6ポイント減の35.5%となった。2012年の第2次安倍政権発足以降、昨年7月の29.9%に次ぐ低水準で、4カ月連続の減少。不支持率は同0.4ポイント増の43.4%で、不支持率が支持率を上回ったのも4カ月連続だ。 
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 支持しない理由(複数回答)は「首相を信頼できない」が31.1%で最多。1年以上続く「モリカケ問題」を通じて、ウソにウソを重ねて国民をダマし続ける安倍首相の人間性に対し、多くの国民が怒りを抱いている実態が明らかになった。

 そんなレームダックの安倍首相が総裁3選と支持率回復のために利用しようと必死になっているのが「日朝首脳会談」の開催。複数の日本メディアは、14日にモンゴルで開かれた国際会議「ウランバートル対話」で、外務省の志水史雄アジア大洋州局参事官が、北朝鮮のキム・ヨングク軍縮平和研究所所長と意見交換し、拉致問題についての日本政府の立場を伝えた――と報じたがどこまで本当か怪しいものだ。

 というのも、14日にウランバートルの国際会議場の様子を報道したテレビ朝日系「報道ステーション」の映像を見る限り、とてもじゃないが「意見交換」するような雰囲気じゃなかったからだ。映像では、北朝鮮の関係者に対して、中国の関係者が笑顔で話しかけたり、欧州の関係者が名刺交換をお願いしたりする中、日本政府関係者だけが遠くから物欲しそうな顔で眺めているだけ。あまりに情けなくて恥ずかしい姿だった。

 対照的に余裕シャクシャクだったのが、北朝鮮の関係者だ。メディアから「日本の代表団と会談しないのか」と問われても、「会っても話すことがない」「話すことがないのに会ってどうするのか」とケンモホロロ。こんな状況で、どう考えても日本が北朝鮮と「水面下の交渉」など出来るはずがない。要するに安倍政権は対北外交でも国民にウソをつき続けているのだ。ウソつき安倍首相を引きずり降ろさない限り、北朝鮮問題は進展しないのだ。
(記事引用)

※これでは「拉致被害者家族」の面目を汚すことになる。それにしてもどうして正確な情報と、その読みができなかったのか、政府とメディアに唖然とさせられるニュースだ。
所詮、この程度と、みずからに烙印を押した結果だった。












米朝サミットで明らかになったトランプ大統領の「内通」
Japan In-depth / 2018年6月17日 10時48分
岩田太郎(在米ジャーナリスト)
「岩田太郎のアメリカどんつき通信」

【まとめ】

・米朝首脳会談、専門家から厳しい批判。

・露・中・北朝鮮と「内通」しているのではとの疑いあり。

・「米国第一」のスローガンは敵国への利益供与を隠すアリバイ作りか。
【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=40465でお読みください。】

 米国のドナルド・トランプ大統領(72)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(34)が6月12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談を行った。直後の米世論調査では、50%以上の回答者が大統領の仕事を評価する一方、専門家からは厳しい批判が出されている。

そのなかでトランプ大統領のイメージとして米メディアにおいて繰り返し浮かび上がるのが、ロシアや中国や北朝鮮などに表面的には厳しい態度を取りながらも、実は「内通」「裏切り」をしている国の最高指導者としてのイメージだ。

たとえばトランプ大統領が米朝首脳会談で、米軍と対峙する北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)人民武力相に敬礼を行い、その動画が北朝鮮のプロパガンダ番組で同国に都合の良い宣伝に使われたことは、「内通」のイメージを増幅させた。

さらに、「絶叫おばさん」として知られる北朝鮮国営テレビの名物アナウンサー李春姫氏も満面の笑みで金・トランプ会談を絶賛し、トランプ大統領は金王朝に正統性を与える道具として使われている。このように、金正恩を「タフだ」「才能がある」と賛美するトランプ大統領は、独裁者に利益をもたらし、米国の価値観を損ねたとの批判も出ている。

加えて、会談から1週間も経ない6月17日に金委員長に電話をする予定で、日本など同盟国の指導者よりも親密な様子だ。トランプ大統領の一連の対北朝鮮融和策は、トランプ氏が米国と地政学的・イデオロギー的利益の面で相容れない北朝鮮と「内通」していると疑わせる結果を招いている。
米論壇では、リベラル・保守双方の論客が米朝サミットに関して、「一方的な金正恩の勝利に終わった」と受け止めている。北朝鮮主導で朝鮮半島を「完全非核化」させ、在韓米軍を撤退させることに、トランプ大統領がほぼ満額回答の理解を示したからだ。

特に、北朝鮮による非核化がただの「努力目標」であり、検証方法さえ決められなかったことについては、与党共和党と野党民主党の両方の連邦議員から強い非難の声が上がっている。

大統領は会談前に、「はずみによって(on the spur of the moment)、決まることがある」との意味深な言葉を述べていたが、本当にはずみによって重要な約束を行ってしまったように見える。

会談後の一連の批判を受けてトランプ政権は、大統領の任期が終わる2021年1月までに北朝鮮の非核化を達成したいとの「希望」を表明した。だが、あくまでもこの目標は「希望」であり、実質的には北朝鮮が核保有国であることを米国が承認することになるのではないかとの懸念も強い。

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こうしたなか、トランプ大統領は金委員長の歓心を買うため、米韓合同軍事演習の中止を命令した。ジョージタウン大学の朝鮮半島問題専門家である韓国系米国人のビクター・チャ氏は、「こうした方針は、北朝鮮や中国が長らく欲してきたものだ。トランプ大統領は北朝鮮からの当てにならない口約束と引き換えに、米韓合同軍事演習の中止を差し出してしまった」と分析した。

▲写真 米空軍B-1Bランサー爆撃機と米海兵隊F-35BライトニングIIによる米韓合同訓練の様子 2017年8月31日 韓国ピルスンレンジにて 出典:USNI News

このように政策立案者やシンクタンクの専門家などの間でトランプ大統領の「内通」に対する不安が高まる一方、一般米国民の多くはトランプ大統領の北朝鮮との取り決めを評価している。

ロイター/イプソスの世論調査によれば、有権者である1000人以上の回答者の51%が「トランプ大統領が朝鮮半島の緊張緩和のため起こした行動を評価する」と答えた。また、回答者の40%が、「トランプ大統領は金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談で最も評価されるべき役割を果たした」としている。

このエリートと民衆の意識の乖離は、トランプ氏の大統領当選の際にも見られた現象であり、それが今なお続いていることが示された形だ。何より、今年11月の中間選挙と2020年にトランプ氏が再選に挑むとみられる大統領選挙において、この民衆の支持が再び作用する可能性があることを示唆するものであり、興味深い。

翻って、トランプ大統領は「自分の北朝鮮との取引は米議会の承認を必要とする」との認識を示した。よく言えば、法の手続きに従うという意思表示で、悪く言えば、米国に不利益な部分の修正と北朝鮮へのさらなる要求を議会に丸投げして金正恩朝鮮労働党委員長に対する約束の責任逃れができる。

■ 中国とも「内通」か

一方、ブルームバーグ通信は、「米朝首脳会談で『勝ち組』となったのは中国だと広く考えられている」と伝えた。米シンクタンクの外交問題研究所のエリザベス・エコノミー上席研究員がいみじくもまとめたように、「中国は自らの手を煩わせることなく、最も求めていたものを手に入れた」のである。

米韓合同軍事演習が中止され、北朝鮮の非核化の口約束と引き換えに在韓米軍が撤退すれば、習近平中国国家主席が追求して止まない西太平洋地域における中国の排他的かつ絶対的な支配、すなわち「中国夢」実現の決定的な一歩となる。

米『ニューヨーク・タイムズ』紙は、「東アジアにおける中国の究極的な目標は、同地域における支配を拡張し堅固にすることであり、トランプ大統領が推進する在韓米軍の撤退は、中国の長期的な目標に合致する」と分析した。ここでも、二大超大国の一つであり、米国の最大の仮想敵でもある中国を利するトランプ大統領というイメージが表れている。

事実、トランプ大統領は知的財産権の侵害を理由に、中国からの500億ドル(約5兆5000億円)規模の輸入品に25%の高関税を課す新たな制裁措置の発動を発表する一方、習主席に個人的に頼まれて、イランと北朝鮮への通信機器の販売を禁止する米国の制裁に違反したスマホ大手の中興通訊(ZTE)に対する制裁措置を超法規的に緩和するなど、実は中国の全般的な利益を擁護・増進しているフシがある。

2016年に大統領に当選したこと自体が、米国を弱体化させようとするロシアとの内通の結果であったと疑われるトランプ氏は、口先では中国や北朝鮮やロシアなどを攻撃する。だが、やっていることの総和は、米国や同盟国の犠牲の下にこれらの国々の利益を増やすことである。

こうした態度は、トランプ大統領の「米国第一」のスローガンが、実は敵国の中国や北朝鮮やロシアへの利益供与を隠すアリバイ作りではないかとさえ疑わせるものだ。トランプ氏は、実際は米史上初の「内通大統領」なのかも知れない。

トップ画像/首脳会談後合意文書に署名するトランプ大統領、金正恩書記長 2018年6月12日 出典:facebook  White House


やはりハッタリだった 米の対北朝鮮先制攻撃
投稿日:2018/6/16 Japan In-depth
【まとめ】

・会見でトランプ氏、対北軍事攻撃は大惨事招くとの認識示す。

・強硬姿勢は非核化や開発凍結に向けた譲歩引き出す為のブラフ。

・「米朝開戦Xデー」説を唱えた識者は反省を。

 【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=40453でお読みください。】
 

トランプ大統領は12日の歴史的な米朝首脳会談後、珍しく意気揚々として単独での記者会見に臨んだ。このシンガポールでの会見は、大統領就任以来の1年5カ月間で最も長い65分間に及んだ。会場に詰め掛けた記者たちからは様々な質問が相次ぎ、大統領の本音が存分に垣間見れた。

中でも興味深かったのが、女性記者から「大統領、かりに米朝合意が果たされなかった場合、北朝鮮に対する軍事的な結末についてお話しいただけますか」と問われた時のトランプ大統領の答えだ。

昨年春以来、北朝鮮に対する米国の軍事攻撃をしきりに吹聴したり喧伝したりしてきた、日本の「専門家」や「評論家」はぜひ目を背けずに読んでほしい。

高橋浩祐 国際ジャーナリスト
英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』東京特派員。1993年3月慶応大学経済学部卒、2003年12月米国コロンビア大学大学院でジャーナリズム、国際関係公共政策の修士号取得。ハフィントンポスト日本版編集長や日経CNBCコメンテーターを歴任。朝日新聞社、ブルームバーグ・ニューズ、 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、ロイター通信で記者や編集者を務める。

Japan In-depth_[ジャパン・インデプス]

(記事部分引用)







 新刊『朝日ぎらい』のあとがきを公開します
橘玲 2018年06月15日 17:19橘玲 blog
6月13日発売の新刊『朝日ぎらい』の「あとがき」を、出版社の許可を得て掲載します。

お気づきの方も多いと思うが、『朝日ぎらい』のタイトルは井上章一さんのベストセラー『京都ぎらい』から拝借した。この“パロディ”を快諾していただいたばかりか、大いに面白がってくださった井上さんにまずは感謝したい。

本書を最後までお読みいただいた方はおわかりだと思うが、私の政治的立場は「リベラル」だ。「普遍的人権」という近代の虚構を最大限尊重し、いわれなき差別のない自由な社会が理想だと思っている。

「リバタニア」のなかでは日本では数少ない「リバタリアン部族」に属し、日本は重層的な身分制社会だとして、その根幹にある日本的雇用を批判してきた。「差別」に反対するのはリベラルとしては当然で、奴隷制やアパルトヘイトの廃止を求めるのと同じだ。

社会政策はゲーム理論やビッグデータを駆使して「証拠に基づいて」決定し、功利主義的に社会を最適設計すればいいと考えており、シリコンバレーの「サイバーリバタリアン(右派)」に近い。「国家は国民が幸福になるための道具だ」と思っているから、右翼・保守派(ナショナリスト)とはまったく話が合わないだろう。

だがそれ以上に、日本で「リベラル」を自称するひととはそりが合わない。それは彼らの主張が間違っているからであり、そのきれいごとがうさん臭いからでもある。│少なくとも私は、自分のうさん臭さを自覚している。

安倍政権を批判するひとは「アベノミクスの失敗で格差が拡大した」というが、内閣府の国民生活に関する世論調査では「現在の生活に満足」との回答が73.9%(18〜29歳は79.5%)と過去最高になった(2017年)。そのうえ完全失業率は2.5%と過去最低水準で、有効求人倍率は1.58倍と80年代のバブル最盛期を超えた(2018年2月)。さらに2018年春に卒業した大学生の就職率が過去最高の98.0%になり、大卒のほぼ全員が就職できる「全就職」時代になった。

もちろんこれには人口減にともなう人手不足などさまざまな要因があり、アベノミクスの金融緩和の成果だと一概にいうことはできないものの(これは将来の検証に任せるほかないだろう)、国民の7割以上が生活に満足している事実を無視するのは公平とはいえない。――ただし、現在の生活に8割が満足している若者も、その半数以上(53.3%)が「今後の収入や資産の見通しについて」悩みや不安を感じている。

安倍一強の状況がつづくなか、政権批判の論理はおうおうにして「国民(有権者)はだまされている」というものになる。だまされるのはバカだからで、そのことを指摘するのは自分たちエリートの責務だ――。いうまでもなくこの度し難い傲慢さが、リベラルが嫌われる(正当な)理由になっている。

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本文でも述べたが、「リベラル化」する世界では、保守派は「リベラルのくせにリベラルではない」というダブルスタンダードを攻撃するようになる。それに対抗するには、自らが徹底的にリベラルになるほかはない。

「女性が輝く社会」を目指す安倍政権は、「2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度にする」との目標を掲げたが、リベラルな新聞社では女性差別はないのだから、役員や管理職などの男女の比率は半々になっているはずだ。だとすれば、「なぜ3割なのか。目標は5割を目指すべきだ」と社説に書けるだろう。

同じく安倍首相は、「同一労働同一賃金を実現し、非正規という言葉をこの国から一掃する」と施政方針演説で宣言したが、リベラルな新聞社には「正規/非正規」などという身分差別はなく、とうのむかしに同一労働同一賃金を実現しているはずだ。だったらなぜ、「立憲主義を踏みにじる」首相にこんな当たり前のことを先にいわれるのか。――日本で働き方改革がいっこうに進まないのは、「正社員」の既得権を守ることだけを目的としている労働組合が頑強に反対し、「差別」を容認しているからだ。

「親会社/子会社」は日本における身分の典型で、個人が平等な人権をもつ社会では、親会社からの出向というだけで、同じ仕事をしているにもかかわらず子会社のプロパー社員と待遇がちがう、などということが許されるわけがない。リベラルな新聞社はこんな悪弊とは無縁のはずだから、日本社会にはびこるこの差別を徹底的に批判すべきだ。

新卒一括採用は年齢差別そのもので、日本の法律でも違法だが厚労省が適用除外にしている。当然、リベラルな新聞社はひとを年齢で差別などしないのだから、「同期」とか「○期先輩(後輩)」などという軍隊か体育会のような言葉は死語になっているはずだ。
アメリカでは定年は年齢差別として違法で、2010年にイギリスがこれにつづいた。生涯現役社会に向けて、これから世界的に「定年のない働き方」が広がっていくだろう。だとすれば、リベラルな新聞社は率先して定年を廃止し、能力とやる気があれば年齢にかかわらず現役で働けるように模範を示すべきだ。もちろんこれは、「社員全員をずっと雇いつづけろ」ということではなく、能力もやる気もない社員を一定のルールのもとに解雇するのは経営の自由だ。

日本的雇用は(男性)正社員に会社に滅私奉公することを求め、妻は専業主婦として子育てに専念するのを当然としている。だがリベラルな新聞社にこんな前近代的な風習が残っているはずはないから、子どものいる男性社員は(特別な事情がある場合を除き)全員が共働きで、保育園の送り迎えも妻と分担しているはずだ。

こうした男性は最近では「イクメン」と呼ばれていて、たびたび紙面に登場するが、社内にたくさんいるのだから、わざわざ取材する必要などないはずだ。自分たちの職場のイクメンを積極的に紹介し、夫婦が家事も育児も分担するリベラルなライフスタイルを読者に伝えればいい。

政府の進める「働き方改革」を批判するリベラルなメディアは裁量労働制の拡大に反対しているが、そういう自分たちは裁量労働制で働いている。裁量労働制で残業が無制限になり過労死やうつ病が増えるというのなら、まずは自分たちの仕事を時間給に変えるべきだろう。そうでなければ、労働者が働き方を自分で管理でき、生産性も仕事の満足度も高まる理想の裁量労働制とはどのようなものかを積極的に示すべきだ。

国連の「言論と表現の自由」に関する特別報告者デイヴィッド・ケイ氏は、「日本政府がメディアに圧力をかけている」として放送法4条の撤廃に触れたことで「反日」のレッテルを貼られたが、その後の記者会見では日本の報道機関に対し、「先進国では優れた記者が所属媒体を移る、一種の流動性があるが、日本には存在しない。そのため政府からの圧力が記者にも特別な影響を与える」と述べた(「『日本の報道 圧力に弱い』│国連報告者が会見で指摘」朝日新聞2017年10月26日夕刊)。

日本のマスコミの構造的な問題を指摘したこの会見を記事にしたのは朝日新聞だけで、他のメディアは無視を決め込んでいる。リベラルな報道機関とはこうあるべきとの見本だが、さらに一歩進んで、問題の所在がわかっているならそれを改革すべきだ。

欧米のジャーナリストは自分の専門分野を決め、執筆する媒体を変えながらキャリアアップしていくから、専門分野と異なる部署に社内異動するなどということはあり得ない。このような仕組みなら、そのときどきのテーマに合わせてプロのジャーナリストが外部から加わり、さらなるキャリアを求めて別のメディアに移っていく流動性のある職場環境ができるだろう――ケイ氏の暫定報告では、政府・行政との癒着の温床だとして「記者クラブ制度」の廃止も提言されている。

リベラリズムは普遍的な原理なのだから、「リベラル」を自称するのなら当然、こうした職場が実現されているはずだ。ジャーナリストを目指す若者だけでなく、百戦錬磨のプロもこんな職場で働いてみたいと思うだろうから、日本だけでなく世界じゅうから優秀な人材が集まってくる。そうなれば、旧態依然とした日本的雇用にしがみつく「保守」メディアなど競争相手にもならないだろう。

これを皮肉と受け取るかもしれないが、そうではない。「リベラル」を名乗る組織は、リベラルがどのようなものかを身をもって示す責任を負っている。多くのひとがそれを見て、「自分もあんなふうになりたい」と思うことで社会は前に進んでいくのだ。


「朝日」はかつては憧れだったが、いまでは毛嫌いされる対象になってしまった。そこに社会の「右傾化(アイデンティティ化)」という要因はあるものの、「憧れ」を失った理由はそれだけではないだろう。

重層的な差別である日本的雇用を容認しながら、口先だけで「リベラル」を唱えても、誰も信用しなくなるのは当たり前だ。リベラリズムを蝕むのは「右(ネトウヨ)」からの攻撃ではなく、自らのダブルスタンダードだ。

日本のリベラルにいま必要なのは、保守化した「リベラル高齢者」の既得権を破壊する勇気だ。年金も健康保険も終身雇用も年功序列もなにひとつ変えないまま、若者に夢を与える未来を描くことなどできるはずはない。

だが残念なことに、「朝日的」なるものはいまや「リベラル高齢者」「シニア左翼」の牙城になりつつあるようだ。自分たちの主張が若者に届かないのは、安倍政権の「陰謀」ではない。

とはいえ私は、希望を捨てたわけではない。「日本的リベラル」を批判する本書が朝日新聞出版から出ることが、朝日新聞の勇気と良識を示したものと考えたい。

2018年5月 橘 玲

(引用全文ママ)


















サダム・フセインとラムズフェルドの会談記録を公表(エジプト雑誌)
URUK NEWS イラク情勢ニュース2005年5月2日
 2005年5月2日付のエジプトの雑誌『アル・オスブ』は、イラク大統領サダム・フセインと米国防長官ドナルド・ラムズフェルドの会談テキストを掲載した。会談はラムズフェルドが前回バグダッドを訪問したときのもので、彼はその期間に拘留中のイラクの指導者を訪ねた。『アル・オスブ』誌は、情報に通じた政治関係筋が会談の詳細を明かしたと報じた。

 『アル・オスブ』誌は、この会談が開かれた理由はアメリカ占領軍と同盟国および手下(訳註:現在のイラク傀儡かいらい政府)に対するイラク・レジスタンスの攻撃がエスカレートしてきたためだと報じた。その情報提供者は、米軍はここ3ヶ月のあいだに死傷者1600人を出し、彼らが公式に認めているのはその一部だけだとほのめかした。


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 手元にある情報では、米大統領ジョージ・Wブッシュが側近と会議を開き、そこでイラクにおけるレジスタンスの武装攻撃を停止させる方法について協議されたとされている。イラクに軍隊を派遣している同盟国および他の諸国と米国との関係が劣化し続けるのを止め、米軍兵士の生命を救うためである。アメリカ政府の指導部は、サダム・フセイン大統領がテレビに出演し、イラク・レジスタンスに武装闘争の中止を求め、米占領軍によって設定された政治プロセスに参加するために政党結成を呼びかけるなら、それと引き替えに、彼を釈放してイラク国外のどこでも好きな亡命先に連れて行くことを提案するという決定に行きついた。

 ブッシュは即座にイラクに赴(おもむ)くという任務をラムズフェルドに与えた。それはイラク傀儡政府の編成を急がせ、占領されたイラクで米軍の監視下におこなわれた1月30日の選挙で選ばれたイラク人「指導者」と会談するためである。しかしそれと同時に、ラムズフェルドはバグダッド西郊にあるサダム国際空港そばの米軍捕虜収容所でイラク大統領サダム・フセインと会談することになった。

 サダム・フセインとラムズフェルドの会談は、伝えられるところでは、イラクの米占領軍司令官の立ち会いのもと1時間近くおこなわれた。ラムズフェルドはブッシュ大統領に報告を送って、会談を継続することにした。その報告のなかには、イラク大統領との会談記録も含まれており、イラクの将来に米国がどう対処するかという概要を提案するものだった。ラムズフェルドは、レジスタンス勢力およびサダム・フセイン大統領との政治交渉を続けるために、さまざまな方法を追求する必要性を強調したと言われている。

 ラムズフェルドは報告のなかで、イラク情勢がますます危険な状況になりつつあると強調した、と『アル・オスブ』誌は報じた。ラムズフェルドは次のように述べた−−アラブ人のレジスタンスは発展しつつある組織化された軍隊のようであり、よく訓練され、武器その他の後方物資の面でも重要な支援を受けてきた。ラムズフェルドはまた、イラク国内のレジスタンス戦士の数は今では活動的な戦士が40万人に達しており、その周囲では500万以上の民衆がレジスタンスに支援を送っていると述べた。

 ラムズフェルドは次のように述べた−−ファルージャで起こったことは安全面に否定的なインパクトをもたらし、レジスタンスは米国の遂行する「テロとの戦争」の成果をみずからに有利なように利用することに成功した、と。イラクの若者は今では互いに競ってレジスタンスの隊列に加わって戦うことを志願していると彼は指摘した。

 ラムズフェルドはまた次のことを確認した−−あちこちで声明を発表する多くのレジスタンス組織の名前は、イザット・イブラヒム・アッ・ドゥーリ副議長の指導下にあるバース党が組織した戦線にほかならない、と。

 米軍に対する武力攻撃のペースはひじょうに加速されており、今では毎日200件以上の攻撃が発生し、「有志連合軍」と傀儡の「国家警備隊」に何十人もの死傷者を出しているようなので、今後、情勢はさらに困難になるという予測をラムズフェルドは表明した。

 ラムズフェルドは多くのアメリカ人とイラク人の報告書を再検討してみたが、それはイラクにおける安全面の状況悪化を明らかにしており、犠牲者と物的損失の増大ゆえに兵士の士気が低下していることを明らかにしたという。

 米軍の隊列は深刻な物的損失に直面しており、アメリカのパワーを使い果たすかのように、今では毎週平均して少なくとも30台の軍用車両が損害をこうむっている−−ラムズフェルドが述べた。

 ラムズフェルドはさらに、レジスタンスが最近、対空ロケット・ランチャーといったロケット発射装置や大砲を含む部軍の最新兵器の貯蔵庫を捕獲したばかりだと明らかにした。さらに、米軍司令部が、これらの兵器はやがて武力攻撃とレジスタンス作戦の増大となって効果を発揮するのではないか、という懸念を表明したことも明らかにされた。

 『アル・オスブ』誌の記事によると、そうして彼の報告の最後では、双方の提案を議論しやすくするために、一時的な停戦が実現できるようになるまで、ラムズフェルドがサダム・フセインおよびその支持者との対話を継続するように要請したという。

 『アル・オスブ』誌は信頼できるアメリカの情報源からサダム・フセインとラムズフェルドの会談記録を入手した。以下がその会談記録である。

◆ フセイン大統領とラムズフェルド米国防長官との会談記録 ◆

 訪問者がラムズフェルドだったことには驚いたであろうが、大統領サダムにはまったく神経質そうなそぶりはなく、ひじょうに穏やかにみえた。ラムズフェルドが口火を切った。

 ラムズフェルド:  イラク情勢について話しあうために会いに来た。われわれはイラクの内外で君の支持者の一部ともコミュニケーションをもったし、彼らもわれわれに君から話を聞くようにアドバイスした。

 サダム・フセイン:  それで君はなにを望んでいるのかね? 君たちの軍隊は誇り高いイラクの地を占領した。君たちはなんの法的根拠ももたない統治機構をでっちあげた。君たちは独立した自由な主権国の国家主権を攻撃した。そして君たちの血にまみれた文明を証言するものとして歴史に残る犯罪をおかした。そのうえに何をご所望なのかな?

 ラムズフェルド:  (怒りを隠そうとつとめながら) 過去のことには用はない。私が来たのは、明快な特別の提案をしたいからで、君から明快な特別の回答を聞きたいのだよ。

 サダム・フセイン:  (さげすんだように) てっきり謝罪に来て、権力をイラク国民に返すのかと思ったよ。

 ラムズフェルド:  私が謝罪すべきことはない。君は隣国に対して脅威だったんだ。大量破壊兵器を製造しようとしていたし、国民に対して独裁をおこなった。だから30年以上もイラク国民が直面してきた危険を取り除くために、われわれが彼らに支援の手をさしのべたのは当然のことだった。

 サダム・フセイン:  君が歴史を知らないことはよく知ってるし、君のところの大統領が無知そのものだというのも判っている。しかし君はあまりに長いことウソをついてきたので、君はそれを本当だと思いこんでしまったようだ。もし君のいう「隣国」というのがシオニストの政体(訳註:イスラエルのこと。イラクはイスラエルを国として承認してこなかった)を指しているのなら、それはその通りだろう。われわれはイスラエルに圧力をかけ、パレスチナの奪われた土地を解放する準備をしていた。その地はアラブ人のものであり、その住民はアラブ人であり、シオニストはその土地を占領しているだけなのだから、これはイラク人だけでなく、すべてのアラブ人の義務なのだ。彼らは君たちの支援と古い植民地大国の助けを得たおけげで、世界のいたるところからわれわれの土地にやってきたのだ。ところで、君がクウェートのことを言っているのなら、私は君に尋ねてみたいものだ。君たちこそクウェートから撤退したのかね? それともまだかな?

 ラムズフェルド:  それは安全保障上の問題だ。アメリカとクウェートその他の湾岸諸国の間には、安全保障条約がある。われわれは彼らの要請にもとづいて、君の脅威から彼らを守るために来ているのだ。

 サダム・フセイン:  羊の番をオオカミにまかせるのは、おかしくないかな? クウェート国民はアラブ人であり、クウェートはイラクの領土だよ。もっと歴史をよく研究してもらいたいものだ。君には歴史が判らないとは思うがね。

 ラムズフェルド:  この話はもう結構。提案があるのは私なんだ・・・。

 サダム・フセイン:  (相手の話をさえぎって) 君がくだらない提案をする前に私から質問したいのだが、大量破壊兵器とやらは少しでも見つかったかい?

 ラムズフェルド:  (まごついて) 今のところ見つかってないな。しかしわれわれは絶対にいつか見つけるさ。君は核兵器製造の意図を持っていたことを否認するのかね?

 サダム・フセイン:  われわれは1991年以降、いっさい大量破壊兵器を保有してなかった。国際的な査察チームには誠実に報告したし、コフィ・アナン(訳註:国連事務総長)への書簡にも正直にそう述べた。君もその事実を知っているのに、君たちはイラクを占領し合法的な政権を転覆するためにウソの口実を捜していた。

 ラムズフェルド:  イラク国民はわれわれに幸せそうに挨拶し、歓迎している。その理由は、君がイラクを統治していたときに政権がやったことが血まみれだったからさ。

 サダム・フセイン:  ミスター・ラムズフェルドに告げるが・・・ウソをつくのはいいかげんにしたまえ。君こそイラクの地に滝のように血を注いだ片割れじゃないか。君たちは陰謀をたくらみ、イラクの大いなる大地を支配しようと反逆者と一緒にやってきたんだ。

 ラムズフェルド:  君が反逆者と呼ぶ者たちこそ、民主的な手法と公明な選挙でイラク国民から指導者に選ばれたんだが、そのような方法は君が支配していたときにはなかっただろう。

 サダム・フセイン:  君がジャラル・アッ・タリバニを筆頭に(さげすんだ笑い)反逆者の楽隊と一緒にやって来たのは判っている。偉大なイラクがタリバニとジャファリに支配されるとはおかしくないかね? どんな選挙のことを言ってるのやら。君が彼らを招集したことで判るように、国が占領されているもとで自由な選挙が可能だろうか? ラムズフェルド君、占領者は従僕とスパイだけを連れてやって来るものだと私たちは歴史から学んできたよ。それで結局、イラク国民が自由と民主主義を享受していると私に納得させたいのかね? 精神錯乱もいいところだ。

 ラムズフェルド:  (怒りを抑えきれないように) 君は外界から隔絶されて、外の世界で進行していることを知らないんだ。イラク国民は君の圧政から自由になった。もし彼らが君や君の部下を街で見かけたら、君は殺されるぞ!!

 サダム・フセイン:  そうだな、もしイラクでの君の所在を公表することができて、イラク・レジスタンスがその所在を知ったとしたら、きっと君は生きて帰ることはできないだろう。私は君の愚かな大統領に幾つかの伝言を伝えたいのだが、残っている兵士を守るために大統領に伝えなければいけないよ。いたるところで彼らに死が忍びよっており、歴史は彼を許さないだろうとね。

 ラムズフェルド:  私はだね、君の部下が扇動し遂行している「テロ」攻撃について君と交渉しにきたんだ。君の部下は最近アブグレイブ収容所に汚い攻撃を仕掛け、アメリカ兵50人以上が死傷した。さらに彼らはさまざまな理由で拘束していた者たち多数を殺したんだ。君の部下は世界中のテロリストから支援を受け、イラクにおける民主主義の実験を脅かしているんだぞ。

 サダム・フセイン:  いったい何を言いたいのかね?

 ラムズフェルド:  一つの提案をしているんだ。つまりは、君は釈放され、どこでも好きな国で自由な亡命生活を送る場所を選ぶことができる。ただし、テレビに出演してテロへの非難声明を発表し、君の部下たちに武力行動を止めるように命令するというのが条件だ。

 サダム・フセイン:  この提案には君の大統領からの承諾を得ているのかね?

 ラムズフェルド:  その通り。この提案は大統領と副大統領、国防長官、諜報機関責任者が出席した会議で承諾されたのだ。そこで君にこの提案を伝える権限を私が与えられた。

 サダム・フセイン:  つまらん提案だ。

 ラムズフェルド:  (ため息をついて) 君の側近たちには政府に参加させる用意もあるぞ。

 サダム・フセイン: それだけかね?

 ラムズフェルド:  君の好きな国で、家族ともども安全を保障し、財政的な支援も与えられるだろう。

 サダム・フセイン:  こちらの条件を聞きたいかね?

 ラムズフェルド:  ぜひ、そう願いたいもんだ。

 サダム・フセイン:  (尊大な優越感をふりまくように) 第1の要求は、イラクから撤退する最終期限を設けること、君たちの政府は世界にその責任を約束すること、そして撤退を即座に開始すること。

 第2。米軍の収容所に捕らえられている全イラク人およびアラブ人をただちに解放することを求めたい。君たちはイラクの誇り高い人々数万人の自由を奪っている。

 第3。1991年の湾岸戦争から今日まで、君たちがイラクに侵略した結果として、イラク国民に与えてきた物的損失に対してじゅうぶんな補償をすると約束してもらいたい。それらの損失の規模を見積もるために、私は国際機関とアラブからの支援を受け入れる。

 第4。君および君の部下がイラクの国庫と石油収入から略奪した金銭を戻すことを求める。特に犯罪的なブレマーと反逆者、背教者たちだ。

 第5。君たちが盗み出して古代工芸品マフィアに渡した文化遺産を返還すること。それは世界のあらゆる貨幣価値を上まわる財宝であり、イラクの歴史と文明を伝えるものであるからだ。君たちがいかなる文明も歴史も持たず、君の国は誕生してからわずか2〜300年しかたっていないというのは真実であるが、そんなことは君たちが盗みを働き、イラクの文明とイラクの富を憎悪する正当な理由にはならない。

 第6。もし発見したのであれば、君たちは大量破壊兵器を返還しなければならず、また君たちが命を奪った全殉教者の命をわれわれに戻し、高潔なイラク女性の汚された名誉を戻すこと。

 ラムズフェルド:  それは冗談だろ?

 サダム・フセイン:  違う! これは苦(にが)い現実だ・・・君も知っているだろう、ラムズフェルド君。君たちは平和なアラブの国に対して歴史上最大の犯罪をおかしたのだ。われわれは1980年代にも会談したが、その時の君の提案を覚えているかね?

 ラムズフェルド:  過去のことはたくさんだ。われわれがとりくんでいるのは、君への対処であり、過去においてわれわれに敵意を抱いたことのある幾つかの国への対処なんだ。われわれは穏健なイスラム主義者とは対話を続けると決定しており、彼らが投票によって権力の座につくことに異論はない。それ以上に大事なことは、われわれがハマスやイスラム聖戦機構、イラン寄りのヒズボラ、その他の世界中の原理主義組織といった「テロ」組織との対話のチャンネルを開くと決めたことなんだ。武器を捨てることと引き替えに政権に参加する可能性を研究するために、アフガニスタンのタリバンとさえ接触する計画を立てている。

 サダム・フセイン:  それで君たちの間違った政策については再考を始めたのかね?

 ラムズフェルド:  当然のなりゆきだ。われわれはあらゆる国に民主主義を広げるために努力している。

 サダム・フセイン:  君が正直者ならば神のご加護を。といっても、君の本当の狙いは判っている。君が本当に誠実であるなら、君と同盟国はイラクからの撤退を即座に開始するはずだ。そしてイスラエルを支援する姿勢を変えなければならない。しかし君の大統領は頑固で、傲慢で、真実を語ってはいない。

 ラムズフェルド:  彼は君みたいな血まみれの独裁者と違って、民主的に大統領に選ばれたのだ。

 サダム・フセイン:  テロは君たちの専売特許で、ウソをつくのが君の手法だ。

 ラムズフェルド: この提案は君にとってまたとない好機だぞ。君が釈放されるうえに、われわれはイラク統治に関するすべてを君に相談するつもりだ。この提案を拒否すると、チャンスは無に帰すことになる。

 サダム・フセイン:  私はご都合主義ではないんでね。全イラクが君たちから絞首刑にされているのに、自分の首だけを助ける道をさぐることはしない。もしロシアの提案を受け入れていたら、息子と孫は死なずにすんだだろう。私は家族と娘と孫の消息を知らない。ほんとうに自分や家族のことより偉大なイラクの未来とイラク市民のことを気にしている。

 君は以前、部下を通じて、もし大量破壊兵器をシリアに密輸したと宣言したら、その代わりに釈放するつもりだと言ってきた。その時にも提案を拒否したが、今度もまた君の提案を拒否する。

 ラムズフェルド:  拒否してもらいたくないんだが。検討してみてくれないか。われわれは今、対処を再検討しているところだ。お互いの流血を止めたいんだよ。弱者の論理ではないが、強者の論理を超えたところでこの提案をしている。

 われわれの誠意の証(あかし)として、タリバニには君への処刑執行を否定する声明を出すよう頼んでおいた。全体としてイラクの政治配置にかかわるすべての地位を見直す用意があり、君と君の部下の問題も協議する用意はあるのだよ。

 サダム・フセイン:  撤退する準備はできているのかね?

 ラムズフェルド:  配置転換を討議することはおそらく可能だ。わが軍は長期駐留にむけて基地を整備してきた。都市や大通りから姿を消すことはできるが、しばらくは基地にとどまるだろう。

 サダム・フセイン:  その時に(今の)手下の隊列に新しい手下を加えたいというわけか。いいかね、ミスター・ラムズフェルド。君が会談している相手はイラク共和国大統領サダム・フセインだということを忘れないでもらいたいね。

 ラムズフェルド:  しかし君は権力を失ったんだ。

 サダム・フセイン:  私は名誉以外には何も持たないが、名誉は売り買いできなのだよ。

 ラムズフェルド:  しかし人生は貴重なものだ。

 サダム・フセイン:  名誉を失った人生に価値はないさ。君たちがイラクの地にやってきて名誉を奪ったが、われわれはサダム・フセインが生きていようと殉教者になろうと、自分たちの名誉を回復するだろう。

 ラムズフェルド:  われわれが会談した君の支持者は、君がすべての最終意思決定者だと話した。彼らは君の出方に期待しているんじゃないのかね?

 サダム・フセイン:  はっきり言っておこう。彼らはサダム・フセインには祖国と名誉を売り渡して逃げ出すことができないと判っている。

 ラムズフェルド:  イラクで流された血に責任があるのは君だと歴史は書き残すだろう。

 サダム・フセイン:  いや、むしろ歴史は君の犯罪を断罪するだろう。君はバグダッドの城壁で自殺することになると前にも警告したはずだ。どうぞ犠牲を払ってくれ。君に望むことは、ロンドンにいってイギリス外務省の記録を読むことだ。そしてイギリスの友人とやらは同じ過ちを繰り返しで君たちの戦列に加わっているが、彼らに反対して戦ったイラク民衆の闘争について学ぶことだね。レジスタンスは君たちが想像しているよりも手強いぞ。これまでのようにはいかないことを約束しておこう。

(記事引用)

ウイキペディア〜資料(
ラムズフェルド米国防長官)
アメリカのアフガニスタン侵攻やイラク戦争において国防長官として指導的役割を果たした。
特にイラク戦争では開戦前に戦時における部隊運用規模をめぐり少数兵力による迅速な敵地制圧を唱え、エリック・シンセキなど反対する将校を解任するなど強硬手段を取った。アメリカ国民はもちろん制服組からの評判も極めて悪く、「歴代最悪の国防長官」と酷評された。それ以外にもイラク開戦に反対するフランスとドイツを『古いヨーロッパ』と非難するなど終始強気の行動を示していた。

日本の小泉純一郎内閣総理大臣と会談(2004年11月14日、総理大臣官邸にて)
しかしイラク侵攻時に大義として掲げていた大量破壊兵器が発見されないことやアブグレイブ刑務所での囚人虐待事件でアメリカの道義的威信を大きく損ねたこと、一向に改善されない現地の治安状況などから退任を求める声が出始めた。特にイラク従軍兵士をはじめとする軍制服組からの突き上げが激しく、退役した元部下の将軍たちからは『独善的で現場からの忠告を度々無視した結果、今のイラクの現状がある』など厳しい指弾が相次いだ。
2006年には「アーミー・タイムズ」など陸海空軍と海兵隊の関係者向けの専門4紙が共同社説でラムズフェルドを非難し、中間選挙への悪影響を危惧した共和党の大物議員たちが大統領に更迭を要求する事態に至った。

2006年11月8日の中間選挙において、イラク政策に対する有権者の不満などから共和党は大敗し、結果を受けたブッシュ大統領の記者会見の席でラムズフェルドの辞任が発表された。
2008年12月、上院軍事委員会は一連の捕虜虐待事件に関し、「一部の兵士が独断で起こした行動とは言えない」と軍による組織的関与の可能性を主張、名指しでラムズフェルドとブッシュ大統領ら当時の政権幹部に責任の一端があるとする報告書を公開した。

対日関係ではコンドリーザ・ライス国務長官とともに在日米軍再編に指導的役割を果たすが、再編、特に普天間基地返還に伴い新たに建設される代替施設の建設予定海域に絶滅危惧種であるジュゴンの生息が確認され、“環境破壊”を行なう“被告”として日米双方の反基地団体や環境団体から告発されたこともあった。

フーヴァー研究所のフェローに指名されたが、同研究所の学者を中心に指名反対運動が起こっている。
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画像 イラン・イラク戦争当時のイラクを訪問し、サッダーム・フセインと会談するラムズフェルド





(資料ウイキペディア)


URUK NEWS  より
◆サダム・フセインとラムズフェルドの会談記録◆
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2005Hussein-Ramsferd.html
original: al-Usbu‘
(Egyptian magazine)
http://www.elosboa.com/elosboa/issues/423/0401.asp
アルバスラ・ネット
2005年5月2日
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/0505/sadam_lqa_020505.htm
英訳:ムハンマド・アブ・ナスル
日本語訳: Shiro Yamamoto
Egyptian Magazine publishes transcript of meeting in prison
between Saddam Hussein and Donald Rumsfeld.
(記事部分引用)

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昨日検証 「質問、ここからの 音楽配信は皆さんに届いていますか???」

ということで、このファイルが再生されるか検証です・

バソコンでは再生されているようですが、「スマホ」ではしていない。
今回MP3にして容量を落としてあるので、これで再生されれば、情報量の問題になります。
その他では、幾何学イラストの図形が、スマホではよく出ているので、これはよかった。なかなか両立するというのは大変なようです。



5151a


2018/06/15 06:28:30
ハヤテのように616.mp3

















テスラとイーロンマスクの行方
ヒロ 記事2018年06月12日 11:53
テスラという自動車メーカーを巡る評価ほど専門家の意見が割れるのも珍しいでしょう。主要アナリストのテスラの評価は23社中SellとUnderperformが5社、Holdが9社、BuyとStrong Buyが9社となっています。まさに投資家泣かせでありますが、メディアのトーンもばらつきがあります。例えば日本経済新聞は基本的にネガティブトーンですが、ブルームバーグはポジティブトーンとなっています。

日経にはテスラはカラ売りの玉がもうないほど売り浴びせがある、と報じています。実は株式投資をやっている人ならご存じだと思いますが、会社に明白で確たる売り材料がないにもかかわらず玉がなくなるのは先々、株価がロケット砲のように上昇する「リスク」が極めて高くなります。理由は過大なる売り玉はコストが上昇する中で売り手はいつかは買戻しをしなくてはならず、思惑通り株価が下がらないと投資家は耐えきれなくなり、大損をするからです。

ではテスラの株価がすぐに崩落する要素があるのか、と言えばありません。事実、同社の株価は世間が下がったという割にはあまり下がっておらず、ここにきてむしろ持ち直し傾向にあります。理由は株主総会でイーロンマスク氏が引き続きCEOとして同社を率いることが承認され、同社の行方を左右するといわれるモデル3の量産体制が徐々に出来上がりつつあるからです。

マスク氏は週5000台という目標を何度となく引き延ばしてきていましたが現在公表している6月末ごろまでの達成目標については個人的にはやや未達感が出ると思いますが、近いものになるとみています。現時点で週3500台生産しています。そして、新たにラインを1本増やすことを発表したので、一気に増産体制に入るものと思われます。また、懸念されるキャッシュフローについては現時点で手持ち資金で回っており、目先にすぐ増資や追加融資を受ける必要はない、とされています。

では、お前はどうなのか、と言われると私は同社の株は買いません。理由はテスラ3にありません。人々の注目はテスラ3の製造台数の話が主体でありますが、これはいずれ一定数到達するはずでそんなことはどうでもよいのです。私はそれよりもモデルSなどの既存車のオートパイロットプログラム(自動運転)に不安感があるのです。

私は専門家ではありませんが、カメラの認識度が現代のレベルでどこまで上がっているのか、まだ疑問が残るのです。そしてテスラのオートパイロットが時として不安定な反応を示すことは利用者の声からある程度知られた事実であるのです。私は車の自動運転車がここにきて思ったほど市場に出てこないのはこのカメラの解析能力にあるのではないかと疑っているのです。つまり、テスラだけではないのです。

例えば風に飛ばされた黒い大きな袋が路上に舞い降りてきたとします。人間なら袋と認識し、特にハンドルは切らないでそのまま袋を踏んでいくかもしれません。ですが、カメラとAIはそこまで判断できないのではないか、と思われのです。これはほんの一例なのですが、世の中、想定外のケースは相当あり、確率はそれこそ100万分の1かそれ以下かもしれませんが、起こりうることはあり得るのです。

もちろん、人間の判断力の方が事故率からすれば悪いのだと思います。ところが機械に「絶対」を求めるのが人間の性であり、些細なことでも何かあれば会社がその矢面に立たされるのです。テスラ社は過去、すでに何度もオートパイロットで事故を起こしています。が、めげずにその精度を上げようとしている努力は立派だと思います。たぶん、他社が追い付けないほどの情報データを蓄積したことでしょう。ですが、それでも完璧にならないとすれば「私、失敗しません」のドクターXならぬ自分で運転することを選択するのかもしれません。

私の想像はマスク氏はどこかの時点でテスラの経営から降りるとみています。彼は宇宙開発やら大深度の移動手段などSFチックだけど夢がある次の目標を持っています。それがいつになるのか、目先とは言いませんが、さほど遠い未来ではない気がします。そのタイミングは株価が案外判断材料になるのかもしれません。もちろん、非常に高い価値がついた時、という意味です。

では今日はこのぐらいで。

(記事引用)

眠気の正体は脳内タンパク
筑波大チームが発表 共同2018-06-14 02:01
脳内にある80種類のタンパク質の働きが活性化すると眠くなり、眠りにつくと働きが収まるのをマウスの実験で発見したと、筑波大の柳沢正史教授(神経科学)のチームが13日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。「スニップス」と名付けたこの一群のタンパク質は眠気の“正体”とみられ、睡眠そのものに深く関わっているらしい。

 柳沢教授らは、タンパク質が睡眠を促して神経を休息させ、機能の回復につなげているとみている。「睡眠の質の向上や、不眠など睡眠障害の治療法の開発につながる可能性がある」という。
(記事引用)

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ごくプライベートなお話しですが〜

※きのう、健康診断があり、待合時間に「スマホ」不要データを整理するのにもってこいの時間があった。ついでに自分の書いているこのブログが、スマホコンテンツでどのように世界?に配信されているのかを確かめてみた。

スマホは、電話・メール以外ほとんどつかわないので、自分の書いているこの「知らぬは私だけで知っているのは誰?」記事が正常に転換されているか、知る必要がある。

いろいろ操作(インターネットasns接続)してやっとの思いでたどり着く。それでわかったことは、音楽配信が「配信」されていなかったことだった。

 オオなってこったい!!!「知らぬは私だけで知っているのは誰?」状態で唖然とする。
これがもしプロの仕事だったら損害賠償もので、いまごろ高額賠償金請求書がメールで届くことになっている。

それと自分の書いた過去のブログ内容全部が閲覧できるようになっていた。中には登録情報×××伏字を除いて全部掲載されている。もちろん自分の記事だから当たり前だが、そのころ、スマホ機器にまで、その情報が転送されることはまったく予想していなかった。早い話、過去の自分を全部晒し、手の内を明かしていることになる。

最近のデータでも、海外金融業との交信内容が断片的に載っていた。いやいや迂闊だった。下手をすると情報が抜き取られる恐れがある。いまいちどネット交信の内容と、それにかかった金銭勘定の調査をしないと、無駄な支払いをしている恐れがある。

パソコン、モバイルは便利であり記録も確実に残っているが、逆に残っているデータを自分が把握してないということが起こる。まさにこれは「知らぬは私だけで知っているのは誰?」の怪奇な話しだ。

質問、ここからの 音楽配信は皆さんに届いていますか???
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ニュースの同時性
いま「シンガポール」でゃっている
米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による、米朝首脳会談の共同声明は、世界の注目ニュースになっているが国内では、関係者をのぞいて、それほど注目されているニュースでもないような報道数のようだ。これまでの経緯からして、(白紙撤回)期待感がないからだろうと思うが。

さてネットではどんなニュースが載っているかと思えば、もちろんそのトップ会談もあるが、それと併行してあった注目ニュース、その二つのニュースを併記した。

それらニュースを比較するには、まったく性質が違うというのは百も承知で載せている。

というのは再三云っていることだが、有無を言わさず世界で起きている事件事故は、まったく関連性はないが同時進行しているドキュメントである、という視点に立つ。

とくにそんなことを感じさせたのは、「天職なんてないんじゃない?」(ひろゆき氏)のインタビュー記事だった。

これを「いま」載せる必然性がどこなのかを、考えたらまったく訳が見当たらない、そこにこの記事ニュースの特異点があり、こちらの気分を喚起させた。いやまったく見当違い、ということだってある。

その中の一文にこなんのがある。(部分引用)
たとえばビートルズって、リンゴスターの前にドラムだった「ピート・ベスト」っていう人がいるんです。

園田 はい。

ひろゆき
彼が脱退した直後にビートルズはメジャーデビューしてめちゃくちゃ売れましたよね。それを考えると、彼って一見損をしているように見える。
でも、彼は彼で好きなドラムで今も食えているから幸せだって言っているんです。

園田
収入がどうかではなく、自分が好きなことができているから?

ひろゆき
そう、結局、何かと比較をしていると、上には上がいるのでキリがないんですよね。いつまでも劣等感がつきものになりますよね。

園田
うんうん。
(部分引用〆)

この元ビートルズドラマー「ピート・ベスト」を知る音楽関係者は、今ではほとんど皆無と思われるが、それを聞き手はおそらく知らないで、インタビュー会話をしている。(それがどうのこうのという訳ではないが)

しかしインタビュー趣旨「天職なんてないんじゃない?」の解説には、ほぼ完璧な引用比ゆとはおもうが、さて、その高い次元話しを理解できる相手が、そこいらにいるか、という話だ。

それとシンガポールでいま行われている「世紀の会談による首脳声明」はまったく異次元のカテゴリーにあるが、なにか似ているように思ったのは、私個人による極端な思い込みなのだろう。

それと同次元の話し、『万引き家族』是枝裕和監督の「祝意辞退」と「助成金」の関係 - 、ニュースは、周回遅れで回った記事を読んでみて、まさに日本的複雑怪奇なニュース記事に発展したものだと、嘆息した記事だった。

もちろんあらゆる事象というのは立場が異なれば白が黒に、黒がグレーにいかようにも変化してしまうが、なにもそこまで〜、という感覚はある。
あとは雑誌出版社セールスの問題で、それについてはこちらとしては何も云うことはないが。

「天職なんてないんじゃない? やりたい仕事より、苦じゃない仕事を選ぶくらいがちょうど良い」
サイボウズ式2018年06月12日 08:01ひろゆきさん
「幸せって相対的ではなくて絶対的なものだから、お金とか仕事内容じゃ決まらないでしょ」と豪語するのは、元2ちゃんねる管理人のひろゆきさん。

頭ではわかってはいても、天職が見つかれば、お金をたくさん稼げたら、違った生き方をすれば、もっと幸せになれるかもしれない──。そんな漠然とした不安な気持ちはなかなかなくなりません。

今回はひろゆきさんに「そもそも私たちはどうしたら幸せになることができるのか?」を中心に話を伺ってみました。

これからの時代は本業以外でワンチャン狙おう
園田 サイボウズ式でひろゆきさんに取材させていただくの、実は2回目なんですよね。

ひろゆき ああ、あれですね。メール1本返信したら記事になっていてびっくりしましたよ。

2017年8月22日

ブラック企業で働く人が安心して辞められる仕組みを作りたい──元2ちゃんねる管理人のひろゆきさんに、どんな働き方改革をしたいか聞いてみた

園田 いつもはフランスにいらっしゃるんですよね。

ひろゆき そうです。なので、先日発売された『働き方 完全無双』も、いま初めて担当者さんから受け取りました。

園田 そうだったんですか。今回タイミングよく日本でお会いできてよかったです。では、さっそく本の内容についてもお伺いさせてください。

今回は「本業とは別に、個人でワンチャンを狙うことをしておいたほうがいい時代です」と書かれていました。

これは「複業」のことを指しているのかな、と思ったのですが。

ひろゆき 趣味の場合もあるので、一概に複業だとは言えないですが、複業なり趣味なり、本業とは別の手段を持っておいた方がいいんじゃないかな、と。

たとえば20代で1億円くらい稼ごうと思ったら、本業だけがんばっても難しいですよね。

園田 それはつまり、稼ぎたい人に対してのアドバイスでしょうか?

ひろゆき 稼ぐことに限らないと思いますよ。

本業とは別にウェブ漫画を描いていたら、それなりのお金が入るようになる。本業よりは収入が下がるけど、好きなことをして暮らせるようになれば、そっちの方がいいって人もいるでしょうし。

園田 お金のためだけではなく、自分が好きなことをして仕事をするため、と。

ひろゆき 仕事って、お金をもらうことで誰かがやりたくないことをしているケースが多いわけじゃないですか。やりたくないことを仕事にしてる人もたくさんいるはずで。

そこから抜け出るには、大金をもつか、楽しい仕事を得るかの二択だと思うんです。

で、それは本業だけやっていても手に入らないから、別の手段をもつべきじゃないかな、と。

園田 なるほど。

ひろゆき ただ、今の複業の状況を見ていると、本業の収入だけじゃ生活が精一杯だから、お金を稼ぐためだけみたいな印象があって。それはあんまり幸せではないですよね。

自分のやりたいこととか天職とか、そういうのってないんじゃない?
園田 仕事の悩みでいえば、そもそも「やりたいことが見つからない」って悩んでいる人も多い気がしていて……。

ひろゆき うーん、別に、自分のやりたいこととか天職とか、そういうのってないと思うんですけどね。

「パン屋に向いてるって、DNAで決まってるわけないじゃないですか」

園田 そうですか? やりたいことや自分に向いているものを仕事にする人は少なくないと思います。

となると、どうやって仕事を決めればいいのでしょう。

ひろゆき 自分のやりたいことを探すよりは、自分が苦じゃないくらいのものを基準にすればいいんじゃないですかね。

基本的に、自分の力よりもちょっと難易度が高いものをクリアした方が達成感ありますよね。向いていないものをちょっとずつうまく乗りこなしていくことの方が、何をやっても楽しくないですか?

園田 うーん。そうですね。たしかに「自分が成長しているな」って気持ちになります。

ひろゆき そう。難易度がめちゃくちゃ高い、あるいはそもそも簡単すぎる仕事は、つまり向いてないんですよ。

たとえば、幼稚園児向けの教材って、今の僕たちが解くには超簡単。幼稚園児よりも正解を導き出すには向いているけど、楽しくはないじゃないですか。

園田 出来ることを繰り返すより、出来なかったことが出来るようになる方が嬉しいですね。

ひろゆき でしょう。だから今の仕事内容が難しいんだったら、いろいろと試してみながら、嫌なことも乗り越えていって、「ああ、もう学ぶものはないな」となった段階で辞めればいいですよ。

仕事を向いている・向いてないで判断すること自体がナンセンス?
園田 では、自分で向いている、向いていないを判断すること自体がナンセンスだ、と?

ひろゆき う〜ん。

時が止まったかのような長考

ひろゆき 向いているかどうかって、本人の意思とは違うところにあったりしますからね。

たとえばプログラマーって、すごいやる気があるより、イヤイヤやってる人の方が出来るヤツが多いんですよ。

園田 それは意外です。やる気がある人の方が仕事に熱中して、いい業績を残すイメージですが。

ひろゆき プログラムって「自分の手をいかにかけずに、コンピューターにやらせるか」を考えるもの。基本的に仕事が嫌いな人の方が向いているんですよね。

プログラム大好きな人は、自分でアルゴリズムを考え始めちゃったり、いかに早くするかばかり検討しているうちに、結局は途中であきらめたりしちゃう。

園田 なるほど。

ひろゆき だったら、すでに作られたものをちゃっとコピペして使っちゃうような人の方が、プログラマーとして向いていることが多い。

園田 本人は天職だと思っていないけど、はたから見ていたら向いているというケースですね。

でも、それって個人の満足度とはまた違う話ですよね。

ひろゆき それは長期的な視点で見たら、「あ、向いてたんだな」とわかる話だと思うんです。

だからやっぱり「やっていて苦じゃないこと」くらいの基準で仕事を考えればいいと思いますよ。

高級ブランドをもったら幸せになれると思ってるのはアホ
園田 続いて仕事とは切り離せない「お金」の話も聞かせてください。

ひろゆきさんは在学中に起業して成功していますよね。当時は「稼ぎたい」って意識がなかったと聞きましたが、本当ですか?

ひろゆき そうですね。起業当時は会社を作ってみたかっただけの遊び感覚だったので。今もお金がほしいとは思わないです。

ただ、支払うのはめちゃくちゃイヤ。

イヤなんですね

園田 節約家なんですね。

ひろゆき そう。そういう意味ではお金に執着があるし、実際かなりケチな方ですかね。

園田 それは昔からずっとそうなんですか?

ひろゆき 10代の頃はお金がなかったから買い食いもしてなくて。そのまま41歳になった感じです。

園田 「できない」からスタートしたんですね。そこから「お金がもっとあれば」とか「稼ぎたい」とは?

ひろゆき 手に入らないものをあきらめる経験って誰しもあるじゃないですか。

お腹が空いているからって、いきなり八百屋で売っている野菜をつかんで食べたりしないですよね。フェラーリが道路を走っていても、あれは僕のものじゃないから気にならない。

園田 でも、目の前のフェラーリを見て、欲しくなったりしません?

ひろゆき うーん。ちょっとわかり合えるかわからないですけど。ブランド品に憧れているのを見ると、恥ずかしいお金の使い方をしている田舎者だなって思っちゃうんですよ。

園田 ええー。ちょっと偏見っぽいですけど。

ひろゆき うん、もちろん田舎者に限らないんだけど。とにかく、僕はそういうお金の使い方をしている人たちを、アホなことをしてるなって思っちゃう。

GUCCIと書いてあるカバンを持つことで、幸せになると誤解している頭の悪い人にしか、僕には見えない。

園田 そ…そこまで! ひどくないですか……!

ひろゆき ものすごくお金を払ってるのに、実際はただのカバンだし、意味ないじゃないですか。

そこまで言わなくても……!

そのお金は「無駄づかい」だって意識してる?
園田 うーん。たとえば、そのブランドのコンセプトに共感して身に付ける。これも幸せだと思うんです。

ひろゆき 別に自己満足だったらそれでいいんですよ。好きに無駄づかいすればいいんじゃないですか? 

僕はタバコを吸っていますけど、それは無駄づかいだとわかっていますからね。別にタバコが社会とか文化にとってどんな意味をもって……なんて考えてないですもん。

園田 自分の中で「無駄づかいだ」とわかっていればいいんですね。

ひろゆき そうそう。自覚があれば、お金が必要になったら止めればいいだけ。

ただ、いいことだと思って金を無駄づかいしてる人って、お金が足りないときに何を削ればいいのか、正常な判断ができないでしょ。それはあとあと困っちゃいますよね。


人と比べないで「幸せだな」って感じられるものを今すぐ見つけるべき
園田 無駄づかいが止められない理由のひとつとして、お金を使うことが自分の幸せと直結しているから、という面もある気がします。

ストレス解消にお買い物をしたり、おいしいものを食べたり。

ひろゆき 僕は多少お金をもっていますけど、別にお金を使わなくても楽しく暮らしてますよ。

園田 なんでそんな仙人みたいに暮らせるんですか……。

ひろゆき お金と幸せは関係ないとはいつも言っているし、お金がなかった子どもの頃からそう思っているけど。でもわからない人にはもうわからないでしょうね。

だからもうお金さえあれば幸せだと思い込んでいる人には、何を言っても仕方ないって、最近はちょっとあきらめています。

人ってあきらめると遠くを見ちゃいますよね

園田 そこをどうかあきらめてもらわず、さらにお聞きしたいのですが、お金と幸せって本当に関係ないのでしょうか。

ひろゆき たとえばビートルズって、リンゴスターの前にドラムだったピート・ベストっていう人がいるんです。

園田 はい。

ひろゆき 彼が脱退した直後にビートルズはメジャーデビューしてめちゃくちゃ売れましたよね。それを考えると、彼って一見損をしているように見える。

でも、彼は彼で好きなドラムで今も食えているから幸せだって言っているんです。

園田 収入がどうかではなく、自分が好きなことができているから?

ひろゆき そう、結局、何かと比較をしていると、上には上がいるのでキリがないんですよね。いつまでも劣等感がつきものになりますよね。

園田 うんうん。

ひろゆき 比較をして幸せを感じるのは「自分よりも下がいる」という考え方で欲を満たしてしまっているからでしょう。

それって、必ず自分より上がいるってこととイコールじゃないですか。

ひろゆき そういう構造の中にいるうちは、幸せを感じることはないんじゃないかなぁ。

だから、人と比較しないで幸せだなって感じられるものを見つけた方が、人生において楽しい時間は長くなりますよね。

でも、人と比較せずに幸せを見つけるのって難しい…「ならSNSを使わなければいいんじゃない?」
園田 でも、今ってTwitterやInstagram、YouTubeとか、インターネット上のSNSやサービスが日常生活と密接になっていますよね。

どうしても閲覧数とかいいねの数で、他人と比較されやすい世の中だなって。

そういった時代で、比較を気にしないで自分の幸せを見つけるって、すごく難しい気がします。

ひろゆき いやもう、SNSを使わなければいいと思うんですけどね。

ひろゆき だってInstagramって、その人のものすごい楽しい瞬間だけを切り取るわけじゃないですか。

その人だって、家にいるほとんどの時間はだらだらと過ごしているかもしれないけど、それはInstagramには存在しないんですよね。ああいうものを見続けていると、劣等感が生まれ続けるだけだと思いますよ。

園田 確かにそうですけど……。

ひろゆき 自分の友達や同僚が海外旅行してる写真とか、SNSで当たり前のように投稿されると、みんなどうしても比べちゃうみたいですよね。

それに比べて、アラブの石油王のInstagramはいいですよ。面白くてよく見るんですけど、完全に次元が違う話だから。

「白いヒョウを買ったよ」みたいな投稿を見て、「ヒョウって買うもんなんだ〜」みたいな。

テンション爆上がり

園田 (めちゃくちゃ楽しそう……)。

ひろゆき 彼らは完全に異世界の面白キャラなので、まったく嫉妬とかしないですよ。SNSってそうやって楽しめばいいんじゃないですか。

映画もゲームも仕事も、没頭できるから楽しいだけ?

園田 ひろゆきさんが嫉妬しないのは、元々の性格ですか?

ひろゆき うーん。やってみたときを想像してみると、そんなに楽しくないだろうなって、薄々わかってしまうのもあるかもしれません。

行った気とか持った気になるのがすごくうまいんですよ、僕。

すでに宇宙に行った気持ちになっているそうです。

ひろゆき だから映画やゲームも、見る前や遊ぶ前に仮説を立てるのが楽しいし、たまに仮説を裏切ってくる脚本があるのがいいんですよね。

園田 なるほど。想像を超えるものがあるからこそ好きでいられるんですね。

ひろゆき うん……。ただ最近は、映画やゲームが楽しいのは、実は違うんじゃないか?という仮説が自分の中で浮上していて。

園田 え、どういうことですか?

ひろゆき 「ゾーン」って知ってます?

園田 集中しているときに、ゾーンに入るって言い方をしますよね。

ひろゆき そうそう。人ってものすごく集中しているときって幸せを感じやすいんです。やることがなくてボーッとしているときはつまらない。

園田 確かに楽しいことがあると時間が過ぎるのは早いです。

ひろゆき ただ、それを楽しいから時間が進むのが早いんじゃなくて、時間の経過が早いから楽しいと感じるのではないか、という研究をしている人たちがいて。

それがゾーンと呼ばれる状態なんですけど。

園田 楽しいと錯覚している、と。

ひろゆき そう。たとえば僕は昔、箸袋にひたすら割り箸を詰めるバイトしていたんですね。

最初はもたついていたんですけど、慣れてくるとだんだん楽しくなってくる。すごく集中してバーっとさばいていると、それなりに時間が経っていて、なんだか達成感があるんです。

園田 確かにそういうことってあります。つい夢中になっちゃう。

ひろゆき じゃあ「割り箸袋に割り箸を詰める」という行為自体が楽しいのか、といったら違う。ゾーンに入っているから楽しいと人間が誤解するだけなんです。

園田 先ほどの、やっていて苦じゃないことを仕事にすればいいというお話につながりますね。

仕事内容ではなく集中できるかどうか、少しのハードルがあるかどうかによりますもんね。

ひろゆき そう。そう考えると、そういう仕事の作業と同じく、映画とかゲームって没頭するメディアなので、集中しているから楽しいと誤解してるんじゃないかな、と。最近はその仮説を確認しつつあります。

ちなみに恋愛映画が嫌いな理由は「どうして他人の性欲を満たすシーンを見なければいけないんだ」と冷めるからだそうです

ひろゆきさん流・オススメの(?)働き方
ひろゆき 最後にちょっといいですか。思い出したんですけど、僕、最近すごく手堅い働き方を発見したんですよ。

園田 え、それはなんですか?

ひろゆき 潜入レポです。昨年は週刊文春の「ユニクロ潜入一年」が話題になりましたけど、あの手法はウケるんですよね。誰もが知っている企業で働きながら、その内実を書き留めておく。

そして仕事を辞めるときに、潜入してましたって言い張って本を出すっていう。普通に働いた後でも、辞めたあとにボーナスがもらえるみたいなもんじゃないですか。

園田 えーっと、……訴えられません?

ひろゆき まあ、そこは弁護士と相談ですかね(笑)。

ひろゆき(西村博之)さん。1976年、神奈川県生まれ。中央大学卒。アメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。いろいろあって、2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。著書に「無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21」「働き方 完全無双」(大和書房)など。

(記事引用)


その他のニュース

『万引き家族』是枝裕和監督の「祝意辞退」と「助成金」の関係 - 真魚 八重子
文春オンライン2018年06月12日
 今年の第71回カンヌ国際映画祭は、ハリウッドのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題で始まった#MeToo運動を引き継ぐものでした。長編コンペティション部門の審査委員長はケイト・ブランシェット。会期中にはレッドカーペットの敷かれた階段に、ブランシェットをはじめとする82人の女性が登場する場面も。82人という数は、1946年にカンヌ国際映画祭が始まってから、現在に至るまでにコンペに選ばれた女性監督の数を表しています。

『万引き家族』は公開前から作品のタイトルをめぐって、ナショナリズム的な意見が目立ちました。万引きという貧困による犯罪を家族ぐるみで行う映画を作り、海外の映画祭や映画館で上映するのは、日本の恥部を世界に晒す行為ではないかという懸念です。

 でも、どんな国でも貧富の差はありますし、貧しい人々を描いた映画は世界中で毎年大量に制作されているものです。はるか昔から海外で高い評価を受けている日本映画も、殺人や団地妻の不倫や当たり屋などを扱いながら、それで経済成長が疑われるようなことはありませんでした。映画とは社会文化の一部の切り取りであると我々も認知しながら海外映画を観ているのだし、そこは危惧を抱く必要はないと思います。

 また『万引き家族』に関しては、内容に対しても誤解が先行している印象を受けます。正直、タイトルに「万引き」を冠しているのは、ちょっと狙いすぎかもしれません。これについては、監督が途中から『声に出して呼んで』というタイトル案を出していたのに対し、プロデューサーがインパクトを優先して『万引き家族』で落ち着いたとのこと。確かに話題性としては完全にプロデューサーの勘が当たっていましたね。
(記事部分引用)




画像 Bloomberg:Saul Loeb / AFP via Getty Images
合意文書を掲げるトランプ大統領フォトグラファー
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米朝首脳会談、共同声明の全文
2018年06月12日 17:32 情報BOX:[シンガポール 12日 ロイター]-
米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による、米朝首脳会談の共同声明。米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は6月12日、シンガポールで史上初となる歴史的な首脳会談を行った。
トランプ大統領と金委員長は、新たな米朝関係の確立と朝鮮半島における恒久的かつ揺るぎない平和体制の構築に関する問題について、包括的かつ真摯な意見交換を徹底的に行った。トランプ大統領は北朝鮮に安全保障を約束し、金委員長は朝鮮半島の完全な非核化への揺るぎない、固い決意を再確認した。
1.米国と北朝鮮は、平和と繁栄を求める両国国民の願いに従って、新たな米朝関係の確立に取り組む。

2.米国と北朝鮮は、朝鮮半島の持続的で安定した平和体制の構築に共に取り組む。

3.2018年4月27日の板門店宣言を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む。

(記事冒頭引用)




















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