昨日「ブラック化する教育 ほとんどブラック企業化、タイトルとしてブラックという色が使われていた。なにがブラック(黒)なのかよく判らないが読むと判るということか。とどのつまりこの国はほとんどブラック化しているということをいいたいのだろうか。」、と昨日書いたが、その殆どが胃が痛むような「ストレス」テキストになっていて、読み返しても胃が痛む。
その癒しとして本のタイトル、アマゾンで150円の司馬遼太郎の「明治という国家」に救いをもとめる。
でも「ストレス」とはなんだろうか。おそらく脳外科医者でも精神化医でも科学者でも、それは判らないし、極端な例なら、その本人が罹るケースだってある。
それにかかると、ほとんど道が塞がれ、臨床的にノイローゼに陥り自殺に追い込まれる。
日本国内のある若い作家が数年前、自殺した事件があった。才能もあり私も好きな作家の一人で、時折、掲載文を読んでいた。
その本人は極度の飲酒性癖があり、また世間を斜に捉えるどころか真後ろから分析批判し悪態をつき、それが読者のあいだで受けていた。とうとう屋根から転げ落ちて死んでしまった。それは事故だろうが、自分で仕組んだ自殺、だと私は推理している。
つい最近では同じ団塊世代の音楽アーティスト「加藤」が同じく極度のアルコール飲酒癖があることが災いしてノイローゼにはまって自殺してい。
その両者とも飲酒が好きで、おそらく自由な時間、誰からもとがめられないという立場のあったことが原因で、大量の飲酒に至ったことは想像に難くない。
その結果、底なし状態に陥り結果的に薬物依存症とおなじ道を辿る、そのことだと思った。私もおなじように理由のない大量飲酒の時期があったので、それはよく理解できる。
誰しも悩みはある。おそらくペットの「猫」だって悩みを持っているにちがいない。フードショップで売っている「餌」を毎日与えていると、しまいには見向きもしない。しかし、それを食わないと生きていけない。そのジレンマは猫でも感じているはずだ。それがストレスなのだろう。
あるとき野ウサギの子を拾ってきて数週間飼ったことがあった。野ウサギとも言えども、親がいなれればアッという間に死んでしまうので、親代わりに三度の飯(スポイトで水)をやってしばらく生きていたが、その内ある晩に死んでしまった。その遺体の、脇腹には肋骨が見えてしまうほど大きな穴が開いていた。獣医いわく、極度のストレスを与えると、こうなるといった。それは、おそろしいほどの大きな陥没肉片だった。
そんな経験もあって「ストレス」=ノイローゼは人間、いや生き物の命を奪うほどの大きな要因であることを知った。それを軽減するために、ある一線を越えて(願望飽和)歩きだしていまう。大げさな状態は欲を満たすために人を殺す。それが組織化すると戦争状態だ。
もし薬物でそれを制御できるなら研究の価値はある。ドラッグとは違う方法、古代にアルコールを発見したように、今度はそれをコントロールするための開発が必要である。
いま世界中ではブラックボックスのボタンに触手している人間がいたるところにいる。とっても危険な状態であることは誰でも知っている。
(冒頭のみ抜粋)