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2010年12月10日

新しいページ

こんにちは。

洛中庵のホームページが新しく増えました。洛中庵の日記もあります。
是非ご覧下さい。
アドレスは
http://rakuchuan.on.omisenomikata.jp/
です。

以下の記事は12月7日の日記です。
http://rakuchuan.on.omisenomikata.jp/m/diary/15740


杉浦

2010年10月23日

伊雑宮神宮御料神田

6c914493.jpgこんにちは、杉浦です!

いよいよ秋も深まってきました。
いかがお過ごしですか。

今年も新米が街に出回り始め、美味しいお米がいただける季節になりました。

〈よの中は稲かる頃か草の庵〉 芭蕉
〈新米もまだ艸の実の匂いかな〉 蕪村

ちょうど一ヵ月前の9月23日、秋分の日に三重県志摩郡磯部町にある伊雑宮(いざわのみや/いぞうぐう)に行ってきました。
伊雑宮には神宮御料田があり、毎年6月24日には国の重要無形民族文化財である御田植式が行われます。

伊雑宮を訪れたのは今回が二度目。前回は五年前、実家の父達と正月の家族旅行の時に立ち寄り参拝しました。
その際に写真の御料田に向かって建つ鳥居の光景に大変感銘を受けました。
今回、伊雑宮を訪れたのはその時の感動が忘れがたく、「今度は稲穂で被われた御料田が見たい!」という強い衝動に駆られてのこと。

田んぼに向かって建つ鳥居。稲作と共に培われてきた日本文化の源流とも言えそうな光景。やはり今回も深く感動、時間の経つのも忘れ御料田の前にしばし立ち尽くしてしまいました。
収穫前の稲穂は黄金色に輝き大層美しいものでした。

さて、洛中庵のクライアントの皆さんから自作の俳句をいただきました。今回は二句を紹介させていただきます。
〈かろやかに鱧切る音よ路地の夕〉 山本年高さん
〈雨止みて祭囃子の聞こえけり〉 S.Hさん
お二人共に中々の秀作ですね!それぞれの光景が目にうかんできました。


杉浦

※写真は伊雑宮の神宮御料神田。



2010年08月08日

残暑お見舞い申し上げます

こんにちは、杉浦です!
昨日七日は暦の上では秋が始まる「立秋」。
実際には当分の間、相変わらずの猛暑が続くようです。くれぐれもお体ご自愛下さい。



杜荀鶴

夏日題悟空上人院
三伏閉門披一衲
兼無松竹蔭房廊
安禅不必須山水
滅却心頭火亦涼



(読み下し文)
夏日悟空上人の院に題す
三伏 門を閉ざして一衲を披る(きる)
兼ねて松竹の房廊を蔭う無し
安禅は必ずしも山水を須いず(もちいず)
心頭を滅却すれば火も亦た(また)涼し




自称、夏生まれの夏男の私も連日の猛暑には少々うんざり。
晩唐の詩人、杜荀鶴(とじゅんかく)を気取って「心頭を滅却すれば火もまた涼し」と呪文のように唱えてみても凡夫の身では効果があるわけもなく・・

けれども、空調の効いた室内で仕事が出来る身、文句を言っていては戸外で仕事をされている方々に申し訳ないですよね。

夏の初めに書店で良い本を見つけました。
『がん患者は玄米を食べなさい』伊藤悦男 著 現代書林 です。
玄米の抗がん作用の機序が学術的にしかも非常に分かり易く書かれています。

がんをはじめ各種の難病治療の為に食事療法を始めようとする方や実際に食事療法をしている方からの声でよくお聞きするのは、『さまざまな食事療法の内容がそれぞれに異なるのでどれを信じていいものか迷ってしまう。』というものです。
現在、本当にたくさんの食事療法が唱えられ、実践されていますが、私は玄米菜食を中心とした食事が基本だと確信しています(もちろん、その方の体質や体力、消化能力によって食べ方の工夫が必要です)。

食事療法としては玄米に限らず、穀類を全粒の状態で食べるということで良いのかもしれませんが、やはり現実的に一番実践しやすいのは玄米食だと思います。
ご自身が信頼することが出来る食事療法の専門家なり専門書に従ってまずは実践し、美味しく食べる工夫をしながら食事療法を続けていただきたいと思います。
どこかの食品メーカーの宣伝コピーではないですが、「美味しく食べて健康作り」をしていきたいですね!


お互いに元気で残暑を乗り切りましょう!


杉浦

暑中

※写真は伊勢神宮内宮、御手洗場より見た初夏の頃の五十鈴川。

2010年04月20日

ガンは生活習慣病、だとしたら…

51479069.jpgこんにちは、杉浦です!

今年の春はほんとに寒暖の差が激しいですね。 いかがお過ごしですか。

新聞によると、この春の大きな寒暖の差の影響で今年の桜(ソメイヨシノ)は全国的に早咲きの傾向の一方、低温の日が多かったため満開までの期間が大阪など6地点で観測史上最長だったことが気象庁の観測で分かったそうです。
そういえば京都市内の桜の花も今年は例年より長く残っています。私の自宅近くや洛中庵のお向かいの六角堂さんの桜も今日(19日)現在まだ完全に葉桜にはなっていません。

< 憂き世には留めおかじと春風の散らすは花を惜しむなりけり >
…とその昔西行法師は詠みましたが、今年の桜の散り方は、う〜ん微妙…。

さて、前回のブログの続きです。 ガンが生活習慣病ということならば、当然、生活習慣を改善する事でガンの発生や再発リスクを下げること
が出来るのは道理です。
それは、胃ガン、大腸ガンや肺ガン乳ガン等、生活習慣との関連がよく指摘される種類のガンは勿論、単純に生活習慣病ということが出来ない種類のガン、例えば遺伝性大腸腺腫症や遺伝性網膜芽細胞腫などおよそ20種位存在する遺伝性腫瘍であっても(ガン全体に遺伝性腫瘍が占める割合は5%以下)、また、ヘリコバクター・ピロリ菌の保菌者、肝炎ウィルスの持続感染者であっても発ガンリスクを下げるという点では同じと考えます。


《生活習慣を改善する事により発ガン予防や再発防止の可能性が高まる!》


生活習慣の改善とは具体的には、禁酒・禁煙や食事内容の改善、適度な運動と休養、入浴習慣、睡眠の質と時間の確保、心の安定などです。ホリスティク医学ではこれに気・霊性(気は東洋医学の根幹をなす概念、霊性は、スピリチュアリティとも言い換えられ、その人の持っている人生観、価値観、生きがい、宗教観などの考え方)の要素も重視します。本当に残念な事に、また、不幸な事には一般的に現代医学におけるガン治療の現場では、これら生活習慣の改善という視点からのアプローチがなおざりにされているのが現状です。けれども幸いなのは、生活習慣の改善はすべて自助努力で実現出来ることばかり、ということです。つまり、ガンは自分自身で発生の予防が出来、再発のリスクも下げる事が出来るということです。



《生活習慣の改善は自助努力で実現達成する!》
《ガンは自分自身で発生も再発のリスクも下げる事が出来る!》


私は、生活習慣の改善の中でも、食事内容の改善が最重要項目ではないかと考えています。私たちの身体(実は心も)が日々の食事により作られているという事実があるからです。



《食事内容の改善は発ガン予防や再発防止の重要項目》

それでは、出来てしまったガンの治療についてはどうでしょうか。
これについても、私は食事の改善=食事療法(栄養・代謝療法)がすべてのガン治療の基礎であると確信しています。
最新の研究で、そもそも私たちの身体では、健康な人でも毎日数千個のガン細胞が発生していることが分かっています。それでもほとんどの人がガンにならないのは免疫系が機能して、これらのガン細胞を抑えてくれているからです。
そしてその免疫系と一番密接な関係があるのが、私たちが毎日身体に取り入れている食物と考えられるということです。状況証拠は沢山あります。食事療法によりガンを治してしまった人や、ガンを持ちながらも何年も元気に生活している人達は国の内外に非常に沢山おられ、種々の機会に報告もされています。(洛中庵のクライアントの中にもおられます!)
また、ガンの食事療法に関する著書、文献は内外に意外に多くあり、真剣に調べればその効果と実績に目をみはるものが多く存在する事が分かります。それでは何故、病
院でのガン治療の現場で素晴らしく効果的な栄養・代謝療法である食事療法がほとんど無視されているのか?
いろんな理由があると思いますが、私は一番大きな理由は、治療にあたる医療者側にも治療を受ける側にもガンは難治性で非常に怖い病気だという思い込みが強いため、「生活習慣の改善くらいで治るわけがない」という思考に支配されているからだと思います。
しかし、現実に自助努力でガンを治したり、ガンを持ちながら何年も元気で生活している方々が多数存在しているのです!ガンの治療にあたる医療者の方にお願いします。自助努力でガンを治した方に遭遇したり、報告を見聞きしたら、ガンの自然寛解の特殊なケースとか、奇跡的治癒、で済ませてしまわないで下さい。なぜ、それが起こったのかを十分に検証して下さい。そして願わくは、検証の結果をより良い治療に生かしていただきたく思います。



《ガンは食事の改善=食事療法、を始めとする生活習慣の徹底的な改善で自分自身で予防も治療もできる》

《ガンは治りにくい病気という思い込みをすてる》




次に、以前にこのブログで取り上げました、済陽高穂(わたよう たかほ)先生が文藝春秋SPECIAL 2009 季刊冬号(平成21年1月1日発行)に於て『がんの再発を防ぐ食事療法』という大変含蓄のある一文を寄稿されていますので、長文引用になりますが一部をご紹介いたします。


「私は消化器が専門の外科医です。三十年間に四千例以上の手術ををし、そのうち半分の二千例ほどが消化器がんの手術でした。 その後、都立病院で七年間に手術した消化器がんの症例千四百二例について術後成績をまとめてみたのです。
その結果を見て、私は愕然としました。五年生存率で、五十二パーセントの患者さんは生還を果たしましたが、残り四十八パーセント、およそ半分の患者さんが五年以内にがんが再発し、亡くなっていたのです。
手術という身体に大変な負担を強いる治療を受けても、その半分しか助からないという現実。 完全にがんの病巣を取ったと思っても、数年でがんが再発してまた入院してくる。
外科医として私は無力感に打ちのめされました。再発をなくすにはどうしたらいいのか、悩んでいたところ、恩師の中山恒明先生にこう言われたのです。
「済陽くん、医者が病気を治すんだと大それたことを考えてはいけない。 患者さんの免疫の力を高めてあげるのが一番なんだ。おれが手術で治してやるというのはレベル以下の医者だ。患者さんの治癒力を引き出すのが本当の名医だ」
この言葉が、私の原点であり、食べ物によるがん治療の研究を始めたきっかけにもなったのです。
ちょうどその頃、ある肝臓がんの患者さんを手術しました。がんは末期で四ヶ所に転移しており、ほとんど手遅れの状態でした。なんとか長生きしてもらいたいとの一心で肝臓の半分を切除しましたが、根治手術はできず、多くの病変を残したまま手術を終えました。患者さんが告知を望まれたので三ヶ月がリミットですと伝えたのです。 ご家族の強い希望もあって自宅療養することとなりました。
ところが、その患者さんに奇跡のようなことが次々と起こったのです。三ヶ月後に腫瘍マーカーの値が低下しました。さらに一年半後にはマーカーも正常化し、CTで調べたところ取ることができなかった二ヶ所のがんの病変が消えていたのです。
私は驚いて、「何をしていたのですか?」と尋ねました。すると自宅に帰ってから、奥様が毎日、朝は野菜ジュースを作り、昼も夜も五種類以上の野菜、果物を食べさせ、一日一回はキノコ、根コンブ、ハチミツ、納豆を食べさせてくれたというのです。
大好きだったお酒も断ち、毎日、こうした奥様の手料理を食べ続けた結果、取り残したがんが消滅してしまったのです。この患者さんのおかげで、たとえ進行がん、晩期がんであったとしても食事による栄養・代謝療法で、病変の改善、治癒が不可能ではないと私は確信したのです。
その前後に、やはり余命数ヵ月と診断され退院したにもかかわらず、がんの病変が縮小し数年で治ってしまった患者さんを何人か体験しました。その方たちも、玄米菜食、毎朝根コンブなど海藻を食べる、肉食を一切やめたという食事の工夫をされていました。それ以来、私は晩期がんの治癒率を高めるために、海外の文献や日本の食事療法に関する本を読み始めたのです。
2007年暮れに96歳で亡くなられたメイ牛山さんに『長寿の食卓』という本を贈っていただいたり、大阪・八尾市で50年以上「玄米・生菜食療法」で難病患者を治療してこられた甲田光雄先生にお会いしたりして、私は食事療法の可能性について自分なりの感触を得られるようになりました。



「がん体質」にならないための八つの項目
なぜ日本人だけがん患者が増え続けるのか。実はアメリカを始めイギリス、フランス、イタリアなどの欧米諸国ではがんによる死亡数が年々減ってきているのです。
アメリカでは1973年から1989年にかけてがん患者が増加していましたが、1992年から死亡率が減少しています。

それはなぜか。1977年に発表されたマクガバン・レポートがきっかけでした。

アメリカでがんや心臓病が増え続ける理由を調査したこのレポートでは、
‘食中心の食生活ががん、心臓病、糖尿病の原因、
¬邵收歇荼詐によるビタミン、ミネラル不足、
I袖い髪浜椶量簑蠅魄絣愕Δ無視してきた、と指摘されたのです。
これを受けてアメリカ政府は1979年に「ヘルシーピープル」という健康のための数値目標を作り、1990年には米国国立がん研究所が「デザイナーフードプロジェクト」を打ち出し、野菜の積極的な摂取を呼びかけました。

アメリカのすごいところは、こういう国家プロジェクトをすぐに実行に移し、しかも成果を挙げることでしょう。
それに対して日本は、本来、肉食は控えめ、米食に魚介類と野菜中心の理想的な食生活だったのが、それを捨てて高脂肪・高たんぱく・高カロリーの欧米的食事に走り、がんを増やしているのです。がんの死亡率(人口10万人あたり)は昭和22年年の約70人から右肩上がりに増え続け、平成18年は四倍近い約260人になりました。
また、医療技術は進んでいるのに、食事や生活の指導をきちんと行っている病院、施設は日本にはまだ少ない。私は、がんの手術を受けた患者を何とか再発させない方法、晩期がんや診断当初から切除不能と見放された患者さんを救う手立てとして、食事療法の模索を始めました。
がんの発生にはさまざまな原因がありますが、1981年の米国N2H(厚生省研究所)リチャード・ドール博士の統計によると、35パーセントが食物関連、31パーセントがタバコ、飲酒が3パーセントで、食べ物の消化吸収、代謝異常が大きな要因だと指摘しています。つまり、生活習慣を改善すれば、がんの七割近くは防げるということです。 〜 < 以下、今回は省略>

済陽高穂先生のこの文からも、ガン治療における生活習慣改善の重要性や食事療法の素晴らしい可能性。そして現在の日本の医療現場の問題点などを理解していただけたことと思います。


今回のブログは大変長くなってしまいましたのでこの辺で…

《あなたが あなたらしく輝く生命を謳歌されますように!》



杉浦

*写真は自宅近くの桜の花、今年は長く咲いててくれました。


2010年04月07日

ガンは生活習慣病

84d88d5c.jpgこんにちは、杉浦です!
いよいよ春本番、いかがお過ごしですか。

今月4日、日曜日の京都は好天に恵まれました。土曜・日曜と、桜の満開の時期とがちょうど重なり市内の桜の名所は沢山の人出で賑わったようです。
私は洛中庵での仕事がしっかりと詰まってしまい、残念ながら今年はゆっくりと花見を楽しむ時間がありませんでした。
それでも毎日通勤の行き帰りには、阪急電車の松尾駅周辺や洛中庵と烏丸通りを隔ててお向かいにある六角堂さん(正式名は、紫雲山 頂法寺)の桜を楽しむことは出来ました。

六角堂の桜は毎年見事な花を咲せてくれますが、私が桜以上に好きなのは山門をくぐってすぐ右手前方にあるしだれ柳。
特に今の季節は若葉が美しく、はっとするような艶やかな印象を受けます。



<春されば しだり柳の とををにも 妹(いも)は心に 乗りにけるかも>
柿本人麻呂 万葉集


さて、再びガンの話です。
何故、鍼灸と指圧マッサージの施術を主な仕事とする補完代替療法家の私がガンにこだわるのか。
理由は簡単明瞭。鍼灸・マッサージ、指圧やその他の補完代替療法はガンの予防、治療に貢献することができると考えるからです(あくまでも補完的にですが)。

えっ、本当? と思われる方も多いことでしょう。従来もガンの疼痛緩和や慰安の目的で鍼灸やマッサージは行われてきましたが、予防や治療目的で行うという考えは一般的に認知されていません。

無理もありません。大多数の医師はもちろん鍼灸・マッサージ、指圧の治療家でさえもガンの予防、治療に手技療法は無効、もしくは禁忌だと思っている方が多いのですから。

ガンは現在、生活習慣病の一つとして定義されています。それも、心臓病・脳血管疾患とともに三大生活習慣病として。 平成18年の人口動態統計によるとガンが死因のトップで死因割合は30.4%となっています。

現在、ガンは実に身近な病気であるとともに私たちの生命を脅かす恐ろしい存在となっています。
ここでよく再認識すべきことは ガンは高血圧症や痛風、糖尿病と同じ「生活習慣病」だということです。つまり、生活習慣病であるということは、生活習慣を改善すれば当然予防も出来るし、治療も出来るということです。

さて、翻って現状のガン治療の現場はどうでしょうか。
化学療法(抗がん剤)、放射線療法、手術のいわゆるガンの三大療法が中心なのはご存知の通りです。
では、生活習慣病であるガンに対するアプローチはこの三大療法中心で本当に間違いないのでしょうか?生活習慣病ならばガンをもつ人自身の生活習慣改善の自助努力が一番重要なのではないでしょうか。そして、果たして補完代替療法はガンの予防と治療に役にたつのでしょうか。


次回以降のブログでこれらの事について私の考えを書いていきたいと思います。



杉浦


*写真は六角堂のしだれ柳。


2010年03月07日

いろいろありました

こんにちは、杉浦です!
3月に入ってから、いまひとつ天候が不順ですね。
いかがお過ごしですか。

昨日(3月6日)は啓蟄。大地が暖まり地中にいた虫たちが這い出してくる頃、ということですが、今年は明日からまた冬のような気候に逆戻りするそうです、ご用心下さい。

またまた持病のサボり病がでてこのブログもずいぶんと間があいてしまいました。
ネタは沢山あったのですが…。


昨年中に、洛中庵が入居している六角長谷ビルのトイレの全面改修工事が始まりました。洛中庵のある九階フロアーのトイレは昨年の12月15日に工事完了。すっかりキレイに変身しました。来院時にまだご利用になってない方は是非ご利用下さい(笑)。


さて正月は、恒例となっている父達との家族旅行に行って来ました。
父の希望で今回は奈良が中心、なんでもテーマは『聖徳太子』だとか。仏教史に興味がある父らしいテーマ。「はいはい、お付き合いいたします。」とついて行く。

最初の見学地は何故か石舞台古墳。続いて聖徳太子誕生の地といわれる橘寺。法隆寺、中宮寺、その他の史跡を参拝・見学して廻る。
予想外にこれがけっこう面白い。(やっぱり親子、趣味が似てくるのか・・)
中宮寺の菩薩半跏像、なにやら浅田真央ちゃんに似ていると思うのは私だけ?(笑)

一番印象に残ったのは旅行の初日。石舞台古墳の管理事務所のスタッフの方に、「大和三山が一望できますよ。」と 教えてもらい出かけた、甘樫の丘(かつては「神なび」として神の宿る山として信仰された場所)にある川原展望台からの眺望。
なるほど、畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)・香具山(かぐやま)の三山が間近に見えて、感激。

26ebdcec.jpg
※写真は川原展望台から眺めた畝傍山。




『香具山は畝傍ををしと耳梨と
 相争ひき神代より
 かくにあるらし古(いにしえ)も
 然(しか)にあれこそうつせみも
 妻を争ふらしき』
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ) 万葉集

『君とゆく道の果たての遠白く夕暮れてなほ光あるらし』
これは、今年の「歌会始の儀」、「光」の題での皇后さまの歌。
格調高く、美しい。私の愛唱歌(?)にしよう。 世界の‘クィーン’の中でもこんなに感性豊かで格調高い歌・詩が詠める方はそうそうおられないと思う。なんだか誇らしい。


2月9日、愛知の姉から「おじいちゃんが・・」とメールがくる。
えっ!?また心臓の発作でも・・、と緊張(父は昨年の4月に心臓の発作で入院しています)。続きを読むと内容は、父に届いたお年玉つき年賀ハガキの一枚が一等賞に当たったというもの。
シャープのデジタルテレビ「アクオス」を見る満足そうな父の画像付き。
ほっとしたが、これはこれでびっくりする。
「一等賞て本当に当たる事があるんだ!」 それも我が父に・・
やはり一度死にかけた人は何か違うのか!?(笑)

父は4月の心臓発作の時、数時間の間意識がなかった。本人いわく臨死体験をしていたとの事、周囲の驚きと心配をよそに無邪気に幽体離脱を体験したとはしゃぐ父。(私の能天気な性格もこの父譲りか)


2月20日、土曜日の午前に愛知の実家の接骨院で仕事中の義兄が脳梗塞の発作で倒れる。すぐに救急車で専門病院に搬送され、ICUに入り治療を受ける。幸い意識はすぐに回復。病状も安定し2日後には一般病棟に。現在、療養とリハビリテーションに励んでいる。接骨院の業務の他にも種々の仕事や社会奉仕活動をし極めて多忙な日々を送っていた義兄。この際、しっかりと療養し身体を立て直してほしいと思っています。

今年は1月にハイチ大地震、2月にチリ大地震に津波と、世界的な大きな自然災害が続きました。
我が身内にとっても何やら波乱の幕開け。常々、座右の銘にしたいと念じている、『平常心是道』。
日々の生活の中、どこまでこの境地に近づけるかはなはだ怪しいですが、自分なりに今年も一歩ずつ歩んで行きたいと思います。
これからもどうかよろしくお願いいたします。


杉浦




2009年12月13日

済陽式ガンの食事療法

こんにちは、杉浦です!

師走に入ると日毎に気ぜわしさが増してきます。いかがお過ごしですか。
こういう時こそ、ゆったりと散歩を楽しんだり、ぼんやりと空を眺めるようなゆとりの時間をつくることが大切ですよね。(あんたはいつもぼんやりしてる!という周囲の声が聞こえてきそうですが… (笑) )

< 冬雲は薄くもならず 濃くもならず > 虚子


前回のブログの続きになりますが、洛中庵のクライアントや関係者にも、病院でガンの治療を受けながら、済陽高穂(わたようたかほ)先生が提唱する食事療法を実践している方が複数おられます。

現在、皆さんそれぞれに良好な経過をたどっておられます。今回はその内のお一人の例を紹介いたします。

Aさん55歳、ある団体の役員を務め非常に多忙な方です。今年(平成21年)の4月中旬、食後の腹部の不快感と全身の倦怠感を主訴に病院を受診。CT検査や腫瘍マーカー検査等の結果、膵臓の膵頭部にガンが見つかりました。膵頭部のガンにはよくある事なのですが、総胆菅がガンに巻き込まれていることから、リスクの大きい手術は見送られ、化学療法(抗がん剤)と放射線療法との併用で治療を行うことになりました。
5月21日。洛中庵に定期的に身体のメンテナンスにお越しになっているご家族の勧めで、補完代替療法のアドバイスを受けに来院されました。ガンの中でも進行が早く
、極めて難治性の高いタイプなので、すぐに実践できることと、今のところ私の思いあたる中では一番症状の好転が期待出来る療法。と考え『済陽式ガンの食事療法』を強くお奨めしました。

ガンの食事療法というと、何か消極的で効果も他の治療方法に比べると頼りなげに感じる方も多いかと思いますが、実際はガン治療のベースともいうべきもので、すべての生き物が本来持つ、自然治癒力を飛躍的に高める「栄養・代謝療法」です。(本当に信じられない事に、また残念な事に、現在の日本の大学医学部ではこの極めて重要な食事療法の教育が全くなされていません。)

済陽先生も著書のなかで力説されていますが、抗がん剤で骨髄が疲れきるまえに食事療法で免疫力を高めておくのが治療の基本だということです。


さて、Aさんですが、わたしがアドバイスさせていただいたその日から早速、食事療法を開始されました。その後も持ち前の何事にも前向きな性格と旺盛なチャレンジ精神を発揮され、奥様をはじめご家族の皆さんの献身的な協力のもと、徹底した食事療法を継続されました。そして五ヶ月後の10月中旬の結果は、腫瘍マーカー検査の値は基準値まであと少しというところまで下がり、CT検査では腫瘍が3/1以下に縮小していました。
そう、『今あるガンが消えていく食事』の本の帯に記されている通りになったのです。(「膵臓ガンが3/1に縮小した」と記されています)

12月中旬現在、Aさんはお仕事をこなしながら(もちろん仕事量はセーブされています)ますます元気に日常生活をおくっておられます。依然として予断は許しませんが、進行した膵臓ガンが半年の間にこのように縮小するのは現代医学では非常に稀な事です。わたしも食事療法の力強い可能性を再認識しました。

済陽先生は著書の中でこのように述べておられます。
「二十一世紀の医療は、医師が「治す」医療から、患者さんが「治る」医療にシフトしていくでしょう。」 全く同感です。 現代西洋医学や東洋医学、その他の補完代替医療の違いを問わずそれらの本来の役割は、人が生来持つ自然治癒力が発動されるきっかけを作ったり、あと押しすることだと考えます。
わたしも常々、クライアントの皆さんがご自身の内なる力(自然治癒力)を目覚めさせ、力強く発揮されるお手伝いができれば、と願っています。また、それが治療家の本来の役目、使命だと思っています。


『あなたがあなたらしく、輝く生命を謳歌されますように!』



《済陽式ガンの食事療法の具体的な内容については、『今あるガンが消えていく食事』・『超実践編 今あるガンが消えていく食事』をご覧下さい。(共にマキノ出版)》




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※写真は今年(平成21年)の10月4日、大阪市内で薬局関係者向けに開催された済陽先生の講演会終了後の記念写真。済陽先生と洛中庵スタッフの播磨久美恵。播磨もすっかり“済陽ファン"になりました。



2009年10月30日

『今あるガンが消えていく食事』

b4168e7a.jpgこんにちは、杉浦です!
いよいよ秋も深まってきました。いかがお過ごしですか。


今時分は爽やかな秋晴れの日も多いのですが、昼間の暖かさと朝晩の冷え込みとの温度差が大きく、意外と体調の維持が難しい季節です。ご用心下さい。

〈 やゝ寒み 襟を正して 坐りけり 〉 子規

ちょうど一年程前、平成20年10月に出版され、今でも版を重ねている、『今あるガンが消えていく食事』(済陽 高穂 (わたようたかほ)著 マキノ出版)という本があります。
著者は東京都立大塚病院副院長や千葉大学医学部臨床教授等を歴任された消化器ガンの専門医です。現在はご自身の経営される診療所で臨床にあたりながら、ガンの食事療法等についての執筆をされたり、全国各地で講演活動を精力的に行っておられます。

ご自身やご家族、身近なお知り合いがガンの治療を受けておられる方。治療後で再発の防止に留意が必要な方には是非、ご一読をお勧めします。

ガンの食事療法については、歴史と実績においてマックス・ゲルソン(1881〜1959)が提唱した「ゲルソン療法」が筆頭にあげられると思います。
著者は「ゲルソン療法」を始め、精神科医の星野仁彦(ほしのよしひこ)氏がご自身の大腸ガンと肝臓の転移ガンを克服した末に確立された「星野式ゲルソン療法」、50年の歴史を有しガンや数々の難病に実績のある「西式甲田療法」などを非常に熱心に研究されています。

そのほか、京都大学の家守幸男(やもりゆきお)名誉教授の「大豆イソフラボン」に関する研究や、「マクロビオティック」、「栗山式食事療法」、松田麻美子(まつだまみこ)氏がアメリカから日本に紹介した「ナチュラルハイジーン」などを参考にしながら、‘本職’の消化器外科医としての知識、経験を加味して著者の提唱する、ガンの食事療法を編み出されました。

そして、その治療法は昨年までの約10年間において、晩期ガンを含む各種の進行ガン110例で有効率66・3%という非常に優秀な結果を出しています。さらにそのうち、乳ガン・前立腺ガン・悪性リンパ腫といった、ガンの中でも食事療法が効果を示しやすいもの(同著より )については70〜75%の有効率という驚くべき成績です。(尚、この統計には根治手術後の再発例も約半数含まれているとの事!)

わたしがとくに著者に敬意を抱くのは、ガンの手術・抗ガン剤・放射線という現代医学の三大療法と食事療法を絶妙なバランスで実践されていることです。(残念ながら、今のところ現代医学者側にも食事療法家側にも、それぞれの立場に囚われ過ぎ、見解にバランスを欠く人達がまだまだ多いように思います。)

現在、洛中庵のクライアントや関係者の中にもこの療法を実践している方が何人かおられます。次回のブログでは、その報告もさせていただく予定です。



杉浦


2009年09月06日

マルセル・マルソー

こんにちは、杉浦です!
朝晩の涼しさと空の高さに秋の深まりを感じるこの頃、いかがお過ごしですか。


9月5日付の新聞によると6月に50歳の若さで急死したキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンさんの葬儀がロサンゼルス郊外グレンデール市のフォレスト・ローン墓地で営まれたそう。
マイケル・ジャクソンのファンでもないし、その記事自体にはさほど興味はなかったのですが、彼の代表的なダンスのひとつ「ムーンウォーク」からの連想で“パントマイムの神様"、“沈黙の詩人"と呼ばれたマルセル・マルソーを思い起こしました。

マルソーは青年時代に映画『天井桟敷の人々』のパチスト役で世界的に有名になったジャン・ルイ・パローと同じシャルル・デュランの演劇学校で学んでいます。その時、2人で後にマイケル・ジャクソンにより世界中に広まる事になる「ムーンウォーク」を考案したとのこと!
1995年、自身もマイムを行うマイケル・ジャクソンとアメリカのケーブルテレビのネットワーク放送局HBOで公演を行う構想があったそうですが、残念ながらこれは実現には至りませんでした。


1994年(平成6年)の9月15日、マルセル・マルソーの大阪公演に友人のダニエル・Yに誘われ出かけていきました。ダニエルは、私の親しい友人のひとりですが、彼の人脈の多彩さにはたびたび驚かされてきました。なんでもダニエルとマルソーは何年か前に行われたブエノスアイレス公演で知り合いになったとの事。公演終了後、ダニエルがマルソーを紹介すると言って会場裏の楽屋に案内してくれました。

10分足らずの短い間でしたが“神様"にサインを貰ったり、親しく言葉を交わすことが出来大変幸せでした。
私はその日の公演のパンフレットを差し出し、マルソー氏の現在の心境とサインを書いて欲しいとリクエストしました。氏は快くオッケーしてくれ、パンフレット一面にフランス語で

『すべては過ぎ行く』マルセル・マルソー

と 書いてくれました。

ダニエルの通訳で意味を知った私が、仏教の教えに『諸行無常』という言葉があると言うと、マルソーはなんともいえない優しい笑顔を見せてくれました。今にして思うと、その言葉の意味を、氏は深く理解していたように思えてなりません。

これは、私の大切な思い出の一コマです。マルソー氏は二年前に他界されました。

今月(9月)22日はマルソーの命日、改めて氏のご冥福をお祈りします。



杉浦

*写真は右から、友人のダニエル・Y、マルセル・マルソーと私

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2009年08月02日

雨ニモマケズ

0f11b1ef.jpgこんにちは、杉浦です!

今年の梅雨明けは気象庁の観測史上、記録的な遅さになるとか。
本格的な夏空を見る事もなく、とうとう8月ですね。
いかがお過ごしですか。

この夏の日照時間も記録的な短さだそうです。その他にも各地の天候不順を伝えるニュースを沢山見聞きします。
大雨や集中豪雨の被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

今日は、時折激しく雨を降らす雨雲を眺めながら、宮澤賢治の有名な一文を思わず口ずさんでいました。

雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク決シテ怒ラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東二病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ
西二ツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南二死二ソウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイイトイヒ
北二喧嘩ヤ訴訟ガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ
日照リノ時ハ涙ヲ流シ
寒サノ夏ハオロオロ歩キ
ミンナニデクノボ−ト呼バレ
褒メラレモセズ 苦ニモサレズ
サウイフモノニ ワタシハナリタイ


賢治が35歳、病に倒れた時に手帳に書き綴ったというこの一文、
不安や訳の解らない危機感を抱いた時、ことさら心に染み入る気がします。
サウイフモノ二 ワタシハナリタイ・・




杉浦

*写真は梅宮大社の睡蓮。
「大乗精神」を思想的バックボーンとした賢治のイメージかな。