第7話「ピュアコンポーネント」
脚本:押山清高

パピカ選び放題。

<あらすじ>
 ココナ(高橋未奈美)はいろは先輩(大西沙織)の性格が変わってしまったことに困惑する。ソルト(津田健次郎)はピュアイリュージョンと現実世界の繋がりについて語るが・・・。

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<感想>
憧れだった先輩の様子が急に変わってしまって複雑な気持ちになるココナ。前回は先輩の心のしこりを取り除いてめでたしめでたしみたいな展開だったはずなのに、それがこんな結果を招くとは。
そんなココナが今回冒険する世界は、パピカがいろんな性格で現れる世界です。

ココナはココナが思う先輩が好きだったけど、なら変わってしまった今の先輩は好きになれないのか?
そんな彼女の心境を反映するかのように、いろんなパピカがココナの前に現れます。

妹パピカ、クラスの男子パピカ、お嬢様パピカ、ホラーパピカと、とにかく様々なキャラ付けをされたパピカ。
しかしどのパピカもココナが思うパピカではなく、彼女は本物のパピカを探します。でも、本物のパピカって?

最終的にホテルの一室に招き入れられたココナ。そこで娼婦パピカはココナを誘惑するのですが、彼女は何者でもない、ココナの思うパピカを求めて、その部屋を後にするのでした。

人間は確かに変わっていくものですが、変わってほしくないところもある。そんな人間の微妙なワガママを、今回のココナは経験するのでした。

まあそんなわけで先輩の出番はまだあったわけですが、なんと性格まで変わってしまうとは。
中身がそっくり入れ替わるわけではないですけど、それまで大事にしていたものを捨ててしまうなんて悲しすぎますね。

ピュアイリュージョンの世界は未だに解明されていないようですが、現実世界とつながっているのは確かなようです。それも出入りできるとかそんなレベルではなく。
そしてラストにはパピカが何かを思い出したような描写が・・・。
それにしてもクレジットのM・A・Oラッシュは完全に狙ってましたね。確かにいい演じ分けしてました。

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