【F1】盛況?ガラガラ?現地発、韓国GPの実態レポート(Web Sportiva)

 こんな炎上商法にはできればつきあいたくないので、ぎりぎりまで引用を増やして、元記事を見ないでも済むようにしてみました。
 本当だったらこんな輩の記事をピックアップすることすらいやなんだけどなぁ……。

>  主催者が発表した日曜日の観客動員数は7万9057人。これはドイツGPなどヨーロッパでのグランプリとほぼ同水準の数字だ。こうしたイベントの公式発 表では”水増し”が付きものだが、スタンドの埋まり方を見る限り、その数字は水増しされたものではないと感じられた。席が埋まっている観客スタンドの様子 はテレビ中継でもF1マシンの背景にしっかりと映っていたはずだ。(中略)

 過去、韓国GPで「観客が多い方が嬉しい」というドライバー の声があったことも事実だ。だが、それは数年前の話。これまでは、日本GPという世界一ともいえる盛り上がりのグランプリの翌週に開催されていたため、その落差で「寂しい」と感じていたドライバーがいたかもしれない。しかし、開催25回目を迎える日本GPと4回目の韓国を比べること自体にやや無理がある。
(引用ここまで)

 ガラガラのスタンドが映っていましたがね……。
 スタンドによってはそこそこ埋まっていましたが、「ヨーロッパと同水準」には見えませんでした。
 実際問題、4年間で今年がもっとも入場者数が少ないという統計があります。

 また、4年目だろうが25年目だろうが、同じクオリティのあるGPを見せるのが主催者の役目のはずなのですが。
 韓国人はバカだから4年かけてもまだ運営がまともじゃない、観客がまともじゃないと言ってるのと同じことに気がつくべきでしょうね。
 そもそも、鈴鹿との比較で「ドライバーはそう思ったかもしれない」っていう記述自体、なんの根拠もない妄想ですしね。

> そもそも、2000年代以降のF1はチケット売上で収益を上げようという興行ではなくなっている。新興国が「国家プロジェクト」として開催するケースが多く、世界へアピールする「広報宣伝費」という名目で予算を投じている。(中略)

 また、同じく新しいグランプリである韓国GPやインドGPの場合は、対外的なイメージ向上と、サーキット周辺の不動産開発にF1開催を利用しようというのが狙いだ。

 一方、チケット収入に頼る従来のスタイルで開催し続けているヨーロッパのグランプリは、高額なF1開催権料と、開催コストの高騰で採算が取れなくなり、フランスGPなどがカレンダーから脱落していった。
(引用ここまで)

 ……韓国はその不動産開発に失敗しているんですが。
 そもそも自治体を含めたJVが不動産開発を含めた総合事業をやろうとしたものが、初年で破綻して全羅南道が事業を買いとっているんですよね。
 事実関係の認識ができていないというのは悲しいものです。

 フランスGPが脱落したのは開催料よりも、たばこ広告の問題のほうが大きいし、そもそもヨーロッパでの開催費は低く抑えられています。日本も含めて「歴史あるレース」の開催料は低い。これは常識。
 エクレストンが膨大な開催費を課しているのは新興国への売り込みなのにね。

>  サーキット付近に電車の駅はないが、そもそも周辺に駅があるサーキットなど世界中に数えるほどしかない。「聖地」と言われるイギリスGPのシルバースト ンは駅などない小さな村にあり、観客の多くは最寄り駅のノーザンプトンやミルトンキーンズから1時間近くかけてシャトルバスでやって来るのだ。

 韓国GPの場合、KTXの終点である木浦からサーキットまで無料のシャトルバスが運行されている。タクシーを使ってもサーキットまで30分ほどで片道約1500円。これで「アクセスが悪い」と言うのなら、アクセスのいいサーキットなどほとんどなくなってしまう。
(引用ここまで)

 シルバーストーンのように「歴史あるサーキット」のアクセスが悪いのは、いまさらしかたがないとしましょうか。
 まっさらなところから作ったサーキットが、アクセスの悪さを真似る必要はどこにもないんですが。
 そもそも「不動産投資」で町を作る予定だったのに、アクセスが悪くてどうするっていう。

 シンガポールGPは市街地なのでアクセスがいいし、インドのブッダサーキットはインディラガンディー国際空港から直結している高速道路の脇にあって走行距離は60kmほど。
 新興サーキットだからこそ、アクセスのよさを確保すべきだと思うんですがね。

>  次に、宿泊施設についてだが、サーキット周辺のホテルは数軒で、F1ドライバーやチーム首脳陣、VIPゲストなどは全羅南道で唯一の「特1級」というホ テル・ヒュンダイに宿泊している。それ以外のスタッフや関係者は、サーキットから車で30分の木浦の街に投宿するが、木浦で宿泊に利用されているのは主に ラブホテルだ。しかし、これは日本のそれとは似ても似つかないもの。アメリカのモーテルに近く、ホテルの少ない韓国では、こうしたモーテルを宿泊施設とし て利用することが多いので、いかがわしい雰囲気もなく、広さも十分で快適だ。

 実は、これはシンガポールでも同じだ。ナイトレースできら びやかなイメージのシンガポールGPだが、レースウィークのホテルの価格は通常の3倍くらいまで高騰する。この期間中、街中の宿泊施設のうち、1泊1万円 程度で泊まれるのはラブホテルくらいのもので、グレードは韓国のそれより数段落ちる。

 韓国GPの場合、主催者を通してオフィシャルホテ ルを予約すると1泊8500円ほど。自力で探して予約すれば1泊500円ほどで泊まれる宿もある。初年度こそ、”ラブホテル”というフレーズに各国のチー ム関係者は度肝を抜かれたが、実際に泊まってみると特に問題はなく、今では不満の声は聞こえてこないのが実状だ。
(引用ここまで)

 ひとつのホテルを見て「いかがわしくない」とか言っている時点で終わってるなぁ……。
 今宮純さんから「ラブリーGP」っていう称号までもらっているっていうのに。
 他のジャーナリストは「アダルトグッズ販売機発見!」とかもやっていましたね。今年は蜘蛛の親子がお出迎えしてくれるホテルもあったということです。

 まあ、ホテルのグレードを高い低いと感じるのはあくまでも相対的、主観的な話ですからね。
 彼の視点からはグレードの高いラブホテルが揃っているのかもしれません。彼の視点からは。

> サーキットのスタッフが運営に不慣れな面はある。コリア・インターナショナル・サーキットは、普段イベントの開催がほとんどなく、韓国GP開催に合わせて臨時スタッフが集められる。その大半は、英語が話せることを優先して選ばれた人たちだ。

 そのため、サーキット近隣の大学生が多く、マーシャル活動(※)の経験不足やイベント運営・管理に不慣れなのは、開催4年目の現時点ではある程度仕方のないことだ。(中略)

  なお、今回のレースでマシンがクラッシュして炎上したとき、「二酸化炭素消火器」ではなく、メカニカル部品に悪影響を与えうる「粉末式消火器」が使用され たことに対して、ある国のTV解説者がマーシャルの対応に苦言を呈したというが、使用機材はFIA(国際自動車連盟)が承認・管理するものであって、現場 のスタッフを非難するのは筋違いだろう。
(引用ここまで)

 ……。
 マーシャルの役目は英語を話すことよりも、ドライバーの安全を確保することだと思いますけどね。
 粉末消火器云々については、これこそがマーシャルの練度そのものが出てるイシューだと思いますが。

 マーシャルとして「車両火災に際しては炭酸ガス消火器を使う」っていう常識すら通用しない連中が揃っているわけで。
 かなり長くF1を見ていますが、車両火災で粉末消火器が使われているシーンって、ほとんど見たことないです。
 というか記憶にない。
 ピットでガソリンに火がついたとかなら、ピットクルーの安全もあるので炭酸ガスよりも粉末ってところかなぁ……。

 そもそも、最大の問題は別のところにありますしね。
 火災が起きているのにマーシャルが来ない。
 ピレリタイヤがおなじみのバーストをして破片が散らばっているのに、マーシャルがそれを拾いにこない。
 それによってセーフティーカーが異常な長さで投入されて、グランプリの醍醐味をそぎ落としていることですよ。
 運営そのものに問題があることなのを理解しようとしていない。
 というかあえて問題から目をそらしているのかな、故意に。

>  普段F1を報じることのないメディアが、レースの現場取材をしてもいないのに韓国GPの問題点を指摘して報じているが、それは、韓国GPへの批判という よりも、F1というスポーツが馬鹿にされているようなもの。そうした報道は、F1の品位を下げることにつながりかねない。そのことに、ファンは気づくべき ではないだろうか。
(引用ここまで)

 なんなんでしょうね、この人。
 マクラーレンのレースディレクターが「最低のグランプリだ」って言って、マーク・ウェバーは「このグランプリには品位がない」って言及している
 今宮純さんに至っては「このGPに女性が来ることはオススメできない」って語っているのに(笑)。
 あ、うちはF1グランプリそのものじゃなくて、韓国GPとこのライターを明白にバカにしています。

 記事の全体のトーンとして「韓国GPよりも下のグランプリがある!」って一生懸命に擁護しているんですが。
 そりゃまあ、個別のグランプリで単一項目としてなにかが韓国GPより劣っているところはあるでしょうね。
 でも、韓国GPのだめなところはそうじゃないんですよね。

 観客数も、観客の関心も、アクセスも、宿泊施設も、マーシャルの練度も、運営そのものも。
 すべてが揃いも揃って低レベルであるところに問題があるのですよ。
 ついでにいえばサーキットの舗装のレベルも。

 初年度にも同じような「レポート」を上げていたライターがいましたが、同じような輩なのでしょうね。
 他のグランプリをあげつらえば韓国の相対的地位が上がるような書き方をしているところとか、むしろ韓国人的なやりかたといえるでしょう。
 なにか含むところがあるのでしょうね。