(韓国と語る)日韓は競いつつ、アジアのレベル向上を(朝日新聞)
> まさか、こんなことになるなんて……と、多くの人が感じているのではないか。2002年にサッカーのワールドカップ(W杯)を共催し、空前の韓流ブームも起きたのに、いまの日韓は一体どうなってしまったのか…。

 いまだに植民地支配の痛みがうずく韓国。「いつまでたったら…」といらだつ日本。来年の「日韓国交正常化50年」を控えて、その溝が広がっているのだ が、その昔、外相として日韓交渉に大きな役割を果たした大平正芳元首相の言葉を思い出す。「嫌だと言っても、どちらも引っ越しはできないのだから…」

 いま、韓国の人々はこの事態をどう見ているのか。日本に何を求めているのか。日本と関わってきた知識人を中心にインタビューを重ねて対話を試みた。第1 回はサッカーの韓国代表チーム監督の洪明甫(ホンミョンボ)さん。かつてJリーガーとしても活躍した彼の言葉は、両国の政治リーダーにも聞いてもらいた い。(若宮啓文=日本国際交流センター・シニアフェロー)
(引用ここまで)

 「韓国人は日本人を追い詰めすぎた」と発言した朝日新聞の元主筆 、若宮啓文氏が朝日新聞上で「韓国と語る」という連載をはじめたそうです。
 で、その第1回のインタビュー相手がホン・ミョンボ。
 無料登録で見ることのできる記事ですが、大した話はしていないです。

 それよりも面白かったのは引用した冒頭部分。
 「まさか、こんなことになるなんて……」と思っているのは、一般的な日本人よりも長く韓国ウォッチャーとして活動してきた人間のほうですよ。
 韓国ウォッチャーは一気に日本人に追い抜かれたというのが実感で、一般的な日本人はむしろ「韓国人を嫌って当然」と思っている状況です。
 これこそが韓国のことを知った上で嫌いになるという「嫌韓新時代」なのですが。
 若宮氏の立場もどちらかというと韓国ウォッチャーに近いのではないでしょうかね。
 ただ、この人は「一般人が韓国を知った上で嫌っている」という事実を見ていないか、見ていても見ないふりをしているだけで。

 だから、『「いつまでたったら…」といらだつ日本』なんていう、とことんまでぬるい枕の文章が書けるのですよ。
 この文章の中には「日本人は時間が経てば韓国人ともわかり合えると思っている」という前時代の郷愁しか残っていないのです。
 多くの日本人は「いつまで経ったら……」なんてことは思っていませんよ、もはや。
 もう、ポイント・オブ・ノーリーターンを超え、ルビコン川を渡り、パラダイムシフトを起こしてしまったのです。
 そこまで日本人を持っていってしまったのは間違いなく、一般の韓国人の業績といえるでしょうけどね。

 正直、「楽韓」はもうオールドスクールなのですよ……。
 
悪韓論(新潮新書)
室谷 克実
新潮社
2013-10-18