パリに進出した韓国ベーカリーブランド「パリバゲット」…韓国式パンも登場
>“バゲットの都市”パリに韓国ベーカリーブランド「パリバゲット(PARIS BAGUETTE)」が進出した。SPCグループは23日、韓国のベーカリーブランドとしては初めてパリバゲットが仏パリに進出したことを発表した。(中略)

パリバゲット・パリ店は最高級アルチザン・ブーランジェリーを標ぼうしてフランスパン、ペーストリー、サンドイッチなど100種余りの製品を出した。会社関係者は「フランスの熟練したパン職人を採用して韓国最高の技術人材を派遣した」と自信をのぞかせた。この他にも生クリームケーキやハムとチーズで作った調理パンのような“韓国式”製品も出して現地のベーカリーとは差別化を図る戦略だ。会社関係者は「入店を待つ列ができるほど現地人からの反応が良い」とし、「一番人気のある製品がバゲットとクロワッサン」と話した。

SPCグループは1988年にフランス風正統ベーカリーを標ぼうしてパリバゲットを立ち上げ、97年韓国ベーカリー市場でシェアトップを誇った。2004年9月中国上海に店舗を出して海外市場にその第一歩を踏み出した後、米国、ベトナム、シンガポールに進出し、現在は海外181店舗を運営している。SPCグループの許英寅(ホ・ヨンイン)会長は「中国、米国、シンガポールなどに続き仏パリに進出し、パリバゲットが名実共に韓国が作ったもう一つのグローバルブランドになることを期待したい」とし、「これまでパリバゲットが仏ベーカリー文化を韓国内に紹介してきたブランドとすれば、未来のパリバゲットはフランスから出発してグローバル市場に羽ばたいていくブランドになるだろう」と話した。
(引用ここまで・太字引用者)

 韓国のベーカリーであるパリバゲット(Paris Baguette)が本場パリに逆進出したということで記事になっています。
 このパリバゲット、韓国で大資本が個人経営のパン屋を圧迫するということで話題になったチェーン店です。
 それを恨んだ競合店の店主が「あそこの店はネズミ入りパンを売ってるぞ!」と虚偽申告をしたという事件で、楽韓Webでは扱ったことがありましたね。
 この事件が「恨(ハン)は『恨み』というよりも『嫉妬』に近いんじゃないかなぁ」と考えはじめたきっかけだったので、よく覚えています。

 実は韓国旅行の際に、ここで2度ほどパンを買っ食べてました。
 1回目は『韓国のヴィーナスフォート』こと、ENTER6と同じビルにあった店。2回目は帰国の際の仁川空港で。

image

 このクロワッサンで1400ウォンだったかな。
 さくりと仕上がっていて充分においしいです。
 が、バターのコクが足りないかなとは思いました。
 でも、うちはPAULとかメゾンカイザーが好きで通いつめている人なのでそう感じるんじゃないかなぁと。

 もし日本に進出したとしても、そういった本格的なベーカリーがすぐ横にあるというわけでもなければ通用するレベルです。
 クロワッサンはバターが多くなればなるほど焦げやすく、かつ漏れやすくなるので難しいのですよね。
 ソウル駅横のロッテマートでも8個で5000ウォンの「クロワッサン」を売っていましたが、これはもうクロワッサンの形をしたなにかでした。
 おそらく韓国ではこちらのほうがポピュラーなんじゃないかなと。

 さて、太字部分。
 ここでは微妙に「調理パンのような韓国式製品」としていますが。
 当然、それはなにかって話になりますよね。

 種明かしをすると、アンパン、ソーセージパン、カレーパン。ピザパン、メロンパンもあったかな。
 まさかこんな風にしてネタになるとは思っていなかったので、店の全景とか商品全体とかを撮っていなかったのですが。
 日本の調理パンや菓子パンのパクりなのですよ。

 あんこがぎっしりと詰まった球状のアンパンで、クロワッサンとあわせて3000ウォン(300円)しなかったのを覚えています。
 「このクオリティでこの値段じゃ韓国の個人店は絶滅するわな」と感じました。

 アンパンあたりは戦前からもあったのでしょうが、このベーカリーのやりかたは日本のそれを学んでそのままなのでしょうね。
 パリバゲットのトレイとトングが用意されてて、好きなものをピックアップしてレジに持っていくというシステムが日本のまんまですから。
 ヨーロッパのベーカリーではショーケースに入っているものを「あれとこれをくれ」って口頭でオーダーするのが普通です。

 こういった文化の枝葉にところどころ、日本の影が見えてしまって「本当にオリジナリティがないなぁ、この国は」と思いました。
 しかし、こんな風にタイムリーにネタになるとは思っていなかったなぁ。