日韓関係、新たな50年を “みそぎ”終えた朴大統領 黒田勝弘(産経新聞)
> 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が8月15日の「光復節記念演説」で日韓関係について初めて未来志向的な話をした。来年が日本との国交正常化50周年になるため、それに向け日本との関係を改善し「新しい50年」をめざそうというわけだ。

 それには「日本の政治指導者の知恵と決断を期待する」といういつもの日本への注文はついていたが、それでもどこかホッとさせられた。大統領就任から1年半、個人的には期待が大きかったこともあって「彼女が反日であるはずはない、ここにきてやっと心がほぐれたか…」との思いだ。(中略)

 今回、韓国側で「日韓国交正常化50周年」の話が公式に出されたのは初めてだ。「日本との協力」という父の決断は、その後の韓国50年の発展の基礎になった。娘・朴槿恵大統領もまた、父のように将来を見つめた決断で、新たな韓国および日韓関係発展の50年を切り開くチャンスである。

 朴槿恵大統領は中国での抗日義士・安重根記念館実現などで愛国者としての“みそぎ”は終わったと思う。父が受けたような「親日外交」という誤解の矢が飛んでくる恐れはもうない。躊躇(ちゅうちょ)せず一歩踏み出してほしい。
(引用ここまで)

 ……黒田さん。
 パク・クネが大統領選挙に出るっていう時から感じてきたのですが、彼女にものすごい思い入れがあるのだろうなぁ。
 共同通信時代の社内留学制度で最初に韓国に渡った時の大統領が朴正煕で、その最晩年を見てきたからというのもあるんでしょうかね。

 韓国では「極右新聞の嫌韓指導者」くらいの扱いなのですが、実際にはあの人くらい韓国に愛着を感じている一はそうはいないっていうレベル。
 それがパク・クネに関しては完全に悪い方向で出ちゃっているように思いますね。
 「こうあってほしい」という思い入れの強さが目を曇らせていますわ。

 投資でやっちゃいけないのが、投資対象への過度の思い入れ。
 「この会社は素晴らしい会社だから株価も上がる」っていうような。 市場はそんな論理では動きはしませんよね。
 黒田さんのパク・クネへの思い入れはこれと同じ種類のものを感じます。

 韓国ウォッチャーの大先輩として尊敬すらしていますが……パク・クネが親日に転じるっていうのは無理筋ですよ。さすがになぁ……。

韓国を食べる (文春文庫)
黒田 勝弘
文藝春秋
2012-09-20