【時論】“地面の反乱”シンクホール、乱開発が呼んだ人災(1) (2) - (中央日報)
【社説】地下鉄工事で空洞放置したサムスン物産(朝鮮日報)
ソウル市「シンクホールではなく道路陥没」…なぜ?(中央日報)


 ソウル市松坡区石村洞のアンダーパス(地下立体交差)周辺で相次いで発見された七つの地下空洞について、ソウル市は22日「空洞の発生原因は、周辺で地下鉄7号線の工事を請け負っているサムスン物産によるずさんな安全管理にある」と発表した。サムスン物産は円筒型のドリルを回転させ岩を破壊する工法で地中の掘削工事を行ってきたが、工事に伴う地盤の崩壊を防ぐための安全対策が不十分だったようだ。

 サムスン物産は工事開始前、施工区間の地質が柔らかいという事実を把握し、工事に伴って地中に空洞が発生する可能性について検討を行った上で、現場での対応マニュアルを作成していたという。ところが実際は、試掘調査や地盤の補強など、必要な手続きを十分に踏んでいなかったことが分かった。また、工事の際にトンネル上部から落下した土砂の量が当初の予想に比べて14%も多かったが、その原因についての調査も怠っていたという。

 空洞の存在が明らかになった直後、サムスン物産は採用した工法に問題があったことを全面的に否定した。しかし、現場から出た土砂の量が予想を14%も上回った事実が後から明るみに出たことで、同社は土砂が大量に発生した事実を把握しながらうその説明をしたとの疑惑も指摘されている。サムスン物産のような大企業が、大惨事を招きかねないような手抜き工事を行い、後から「自分たちに責任はない」などと言い逃れをしているわけだが、これは市民の安全を完全に度外視したという点で厳しい批判は免れないだろう。工期の短縮や費用の節約といった理由から、手抜き工事が行われていることを知りながらこれを放置していたのかという点についても、今後引き続き解明していかなければならない。
(引用ここまで)

> ソウル市都市安全室の関係者は「国内で発生する地盤沈下はシンクホール(sinkhole)でなく『道路陥没』と呼ぶべき」と述べた。石灰岩地帯が地下水に溶けて流され、地表面から地下まで巨大な穴(シンクホール)が発生する海外の災難とは性格が違う、という説明だった。 (中略)

ソウル市が対策を発表しながら、このように用語整理に時間を使ったのは、国内の地盤沈下は恐怖の対象でなく統制可能な領域にあることを強調するためだ。実際、地質学者は不可抗力の災害という意味が込められているシンクホールが不必要な不安感を招き、社会的な費用を高めると指摘している。
(引用ここまで)

 「これはシンクホールではありません、道路陥没です」。

 ……ニュースピークですね。
 言い換えたところで、手抜き工事とパリパリ精神によるいつものアレの実態が変わるわけでもないのに。

 最初の中央日報の記事を見ると、ただの技術力不足ですね。
 地下鉄建設の際に予測よりも土砂が出てしまったのだけども、対応することなく放置。
 対応しなかったのか、できなかったのか。
 90年代にも同じ事故を起こしているとありますから、できなかったのかもしれませんね。予算的な問題もあったかもしれませんが。

 ちなみに第2ロッテワールド建設が原因ではないということになったようです。
 こっちはこっちでいろいろと楽しみですけども。

一九八四年 (ハヤカワepi文庫)
ジョージ・オーウェル
早川書房
2012-08-01