スチューデントプア:整形に資格取得、就職対策費は底なし(朝鮮日報)

> 「この紙1枚を埋めるのに5000万ウォン(約513万円)掛かりました」

 今年2月、地方の国立大学を卒業したイさん(25)が自分の履歴書を見せながら話した。イさんは就職のために大学4年間で5000万ウォン近い資金を 「履歴書飾り」に注ぎ込んだ。授業料2000万ウォン(約205万円)、米国交換留学の往復チケット代、寄宿費、生活費で1000万ウォン(約102万 円)、英会話学校の授業料120万ウォン(約12万円)、大企業入社用の適性検査問題集など書籍代で80万ウォン(約8万円)が掛かった。

 3年の冬休みには、1500万ウォン(約154万円)を掛けて顎の手術も行った。イさんは「私の人生の懸かった就職活動シーズンが近づき、『サムスン型の顔』(サムスングループが面接時に好むとされる顔型)についてのうわさ話も聞かれるので、私も何かしなければという思いになった」と話す。(中略)

 イさんは「後で分かったことだったが、母が私のために1000万ウォン以上の借金をした。『早く合格して返してほしい』と言われた」という。しかし、イさんは今年上半期の就職活動に失敗した。
(引用ここまで・太字引用者)
> ソウルの四年制女子大学を卒業したイさん(26)も、アナウンサーになるため6230万ウォン(約640万円)を投資 した。4年間の授業料2800万ウォン(約280万円)に加え、有名なアナウンススクール3校に通い、9カ月で授業料1250万ウォン(約128万円)も 掛かった。ニキビを治療するために皮膚科で1500万ウォン(約154万円)を支払った。面接対策にもやはり金が必要だった。履歴書に貼る ための顔写真の撮影に30万ウォン、美容院とメーキャップに10万ウォン(約1万円)、面接用のジャケットとワンピースの購入に150万ウォン(約15万 円)掛かった。イさんは「アナウンサーや航空機のスチュワーデスの面接には、芸能人が通う有名な美容院とメーキャップは欠かせない。昔は企業が面接代を出 してくれたと言うが、最近ではこうした習慣もなくなり、(面接を)受けるたびに借金だけが増える」と話す。
(引用ここまで・太字引用者)

 朝鮮日報がいくつかのシリーズをやっている「スチューデントプア」で、一連の記事のひとつ。
 最初は「ああ、奨学金返済とかがきついっていうシリーズなのかなー。以前もそういう話があったし」と思っていたのですが、そうではない模様。

 いわゆる「スペック」を積み上げなくてはいけないという話がメインになっていますね。
 留学とかアナウンサー学院の講習とかはともかく、顎の手術だの肌の施術なんて関係ないだろ……とはいえないのでしょうね、韓国の場合。
 ついでに最初の引用している部分の人物はどうも……男性ですよね、これ。
 なおのこと整形は関係ないだろって思うんですが、もうこれは心の病気のレベルですわ。

 こうやってミリの単位でスペックを積み上げていかないとダメなんですねぇ。
 でも、やっていることはほとんど他の人と一緒で差別化できてないんじゃないかなと思われます。
 実際、借金して、留学して、整形して。
 500万円ちょっと使って履歴書を埋めるだけ埋めて。
 で、就職活動には失敗。

 もうひとつのアナウンサー志望の女性のほうはどうなったかは書いていませんが。
 なんつーか、救われない社会ですわ。


韓国のきつい受験戦争→就職戦争→役員席争奪戦争という社会を描いてます。