築21年の韓国憲法裁判所庁舎、2年以内に倒壊の危険性(朝鮮日報)
> 憲法裁判所(ソウル市鍾路区斎洞)の庁舎が、5階に保管している蔵書の重みに耐えきれず、2年以内に倒壊する恐れがあると指摘する声が出ている。

 1988年9月に開設された憲法裁判所は当初、旧憲法委員会が借りて使用していたソウル市中区貞洞のビルの一室を使っていた。当時、韓国社会の一部で「裁判所が存在するのに、あえて憲法裁判所を設ける理由があるのか」という問題提起がなされるなど、憲法裁判所の地位は極めて低かった。だが、次第に業務量が増加する中、同年12月からは同区乙支路5街にあるソウル大学師範学部附属高校の旧校舎を臨時庁舎とし、91年に現在の建物の建設に着手、93年に完成した。

 かつて昌徳女子高校があった場所に209億ウォン(現在のレートで約21億4500万円、以下同じ)の予算を投じて建設された憲法裁判所庁舎は、地下1階・地上5階建ての石造の建物だが、建設当初から最上階である5階の裏側に図書館が設けられた。図書館で保管が可能な蔵書数は最大12万2400冊とされたが、現在図書館に保管されている書籍は約11万2000冊に達し、限界に近付いている。憲法裁判所は蔵書数の目標を30万冊とし、毎年5000冊ほど購入してきたが、このままだと2年以内に保管が可能な蔵書数を上回ることになる。

 問題はほかにもある。憲法裁判所の図書館は積載が可能な荷重を1平方メートル当たり750キロとして設計されたが、民間の建築事務所が作成した構造計算書によると、設計とは異なり、積載可能な荷重が1平方メートル当たり660キロにすぎないことが分かった。保管可能な蔵書数が、設計当初の予想よりも10%も少なくなるというわけだ。 

 憲法裁判所も問題の深刻さを認識している。2010年2月、憲法裁判所は300万ウォン(約31万円)の予算を投じ、民間の建築事務所に構造安全性審査を依頼した。一方、05年には現庁舎の近くに図書館を建設する計画を立てたが、周辺住民の反対に遭い断念した。当時計上した予算400億ウォン(約41億円)を返納した憲法裁判所は、庁舎の移転を検討したが、これもまた思うようにはいかなかった。

 国会法制司法委員会のチョン・ガプユン議員(セヌリ党)は「憲法裁判所の庁舎が倒壊の危険にさらされているというのは常識から考えて納得できないむちゃくちゃな話だ」と語った。これに対し憲法裁判所は「まずは緊急の措置として、一部の蔵書を地下室に移し、今後の図書館の移転や庁舎の増築に向けた予算を申請して、企画財政部(省に相当)との間で審議を行っている」と話した。
(引用ここまで)
 ……本は重いですからね。
 うちも英語圏に行くと客室乗務員の人に呆れられるくらい本を買っていたものですが、あっという間に一人あたりの割り当て量を突破していました。
 まあ、個人が買うような本と憲法裁判所の図書館を一緒にするなという話はありますが。

 この記事で一番の見所はやっぱり「設計した荷重に耐えることができなかった」ですよね。
 設計ミスなのか、いつもの手抜き工事なのかは分かりませんが、やっぱり後者かなぁ。「設計とは異なり」とありますから、実際の建物の構造計算をしたのでしょう。
 設計と実際の構造物の荷重量が異なる理由って、手抜き工事以外に考えられませんわ。
 ま、韓国だと全力で施工したのだけども結果としてこうなったということもあり得るのかもしれませんけどね。 

 それにしても、憲法裁判所までこうか。
 しかも1993年に作られた建造物で。
 やっぱり、セウォル号は韓国のすべての場所にあって、沈没するのを今か今かと待ち受けていると考えたほうがよさそうですね。