韓国ミュージカル、資金難で中止・延期相次ぐ(朝鮮日報)

> 「長年のウミが出た」

 7月29日、ミュージカル『二都物語』の突然の公演取り消しに対する、業界や観客の反応だ。このミュージカルは6月末に国立劇場「ヘオルム劇場」で開 幕、同日午後8時には第44回公演が行われる予定だったが、公演1分前に突然、制作会社「BOM korea」のチェ・ヨンソク代表がステージに上がって頭を下げ、観客に公演中止を告げた。

 公演は30日から再開されたが、インターネット上には「理由も説明せずに公演を取りやめるなんて話にならない」と不満の声が相次いでいる。制作会社側は 31日になっても公演中止の理由を明らかにしていないが、「俳優やスタッフに支払わなければならない給与が1週間ほど遅れ、一部が当日の公演を拒否したた め」と関係者は話している。

 問題は、この出来事が韓国ミュージカル市場の危機を如実に物語っていることだ。公演企画会社関係者A氏は「俳優への出演料支払いが遅れるということは 時々あることだが、これまでは『ひとまず舞台に上がろう』となっていた」と話す。制作費数十億ウォン(10億ウォン=約1億円)をかけ、大規模なミュージ カルを上演する制作会社が、出演料を支払日に払えないほど資金繰りが難しくなっているということだ。代表的なミュージカル制作会社「SEOL & COMPANY」のソル・ドユン代表も先日、「ミュージカル市場は非常事態にある。制作会社各社はそれぞれ『うちの会社はつぶれるかもしれない』と思って いる」と打ち明けたほどだ。

 現に、破たんした制作会社もある。中堅制作会社の「ミュージカル・ヘブン」は予定されていた『スウィーニー・トッド』『あしながおじさん』の公演を中止 した直後の6月、法定管理(会社更生法適用に相当)に入った。『スウィーニー・トッド』では有名俳優B氏が出演を断ったため主な投資家が投資を撤回、同社 は資金難に陥っていたという。ミュージカル『トップ・ハット』『嵐が丘』など、今年延期されたり中止されたりしたミュージカルは10作品を上回る。(中 略)

 現在のミュージカル産業の危機は「ミュージカルが根付く過渡期にあるから」という見方もある。弘益大学公演芸術大学院のユン・ホジン院長は「過度に規模 が膨らんだミュージカル市場は構造改革の過程にあると見るべき。最終的には質の良い作品を上演し、観客のことを1回でも多く考える制作会社が生き残ること になるだろう」と語った。
(引用ここまで)

 かつて、ジャスクラブのブルーノートソウルを2ヶ月半で事業撤退させるという荒技を繰り出したことのある韓国ですが、なんかミュージカル市場は地味に伸長してきたらしいのですよ。
 でも、その中身ってほとんどが外国製の翻案やらライセンスを取得したもの。ま、そのあたりは日本もアレですが。
 でもオリジナルはちょっとひどい状況で、安重根ミュージカルで愛国商法だったり、アイディアをパクったものだったりするのです。

 ついでにいえばこういったものが人口オーナスを抱えた国で、そこまで伸びるわけがないのですよ。
 日本の音楽市場や玩具市場が伸び悩んでいるのと同じことですね。
 突破口として日本にも輸出しようともしていたようですが、そのための小屋は1年で潰れましたし
 ま、無理無理。
 人口動態というものはこういうものにも影響を及ぼすものなのですよ。

トップ・ハット [DVD]
フレッド・アステア
IVC,Ltd.(VC)(D)
2009-05-22