【グローバルアイ】「捏偽変創」は完全な排除対象か(中央日報)
>今週NHKで始まった朝の連続ドラマ『マッサン』が大ヒットしている。平均視聴率21.8%。過去10年間で最高記録だ。『マッサン』は日本のウイスキー会社「ニッカウイスキー」を創立した竹鶴政孝(984−1979)の愛称。ニッカとともに2大ウイスキー会社の「サントリーウイスキー」で初代工場長まで務めた「日本ウイスキーの父」だ。

日本人が竹鶴に熱狂する理由は大きく2つあるという。まず日本人特有の勤勉さだ。竹鶴は高校を卒業する前、醸造場に入り、24歳で単身でスコットランドに渡った。夜には化学の勉強、昼には町のウイスキー蒸留場を渉猟した。大型蒸留器の中に「清掃夫」として入り、内部の構造をすべて覚えた。もう一つは「オンリーワン(only one)」へのこだわり。「最高の正統日本産ウイスキーを作る」として、いかなる妥協もしなかった。「飲みやすいウイスキー」を主張するサントリー創業者のそばを離れてニッカを創業したのもそのためだった。スコットランドと気候・風土が最も似ているという理由で、あえて輸送費が数倍かかる北海道余市に工場を建設した。80歳まで一日にウイスキー1本を飲んで眠ったという竹鶴らしい固執だ。

これくらいになると立派な偉人伝だ。しかし、本当にそうだろうか。

62年に日本を訪問したリチャード・バトラー英副首相は「ある青年が万年筆とノートでウイスキー製造技術の秘密をすべて盗み出した」と述べた。竹鶴のことだ。言葉は「オンリーワン」だが、結局は「コピー」だったという冗談性の抗議だ。サントリーをやめた理由も「所信」よりも創業者の長男の2世授業が終わったからだった。また、北海道に創業した会社も、実はウイスキー会社ではなくリンゴジュース会社だった。実際、会社名「ニッカ」も「大日本果汁」の略字。数年後、リンゴジュースの商売がうまくいかなくなると、在庫のリンゴを利用して蒸留酒を作り、“ついで”に少量のウイスキーを作り始めたというのが「隠れた定説」だ。

日本の「成功神話」の多くはこのようにファクション(Faction)だ。ファクト(Fact)にフィクション(Fiction)が適切に加味されている。結果が良いため過程が美化され、このような「創造ストーリー」となる。誇張を少し混ぜて表現すれば「捏偽変創(捏造+偽造+変造=創造)」だ。

ドラマ『マッサン』から中国のモバイル会社シャオミ(小米)が思い浮かぶ。iPhoneのデザイン模倣はもちろん、社長までがスティーブ・ジョブズの服装を真似た。しかし模倣力が競争力となった。シャオミはアップルだけでなくアマゾンなどすでに成功した数多くの事業モデルを組み合わせて完全に自分のものにした。中国式「新捏偽変創」だ。

問題はその成功ストーリーが恐ろしい速度で増えているという点だ。なら、韓国はどれほど多くの「捏偽変創」を持っているだろうか。あまりにも高尚な「創造経済」ばかり叫んでいるのではないだろうか。世の中は速く動いている。中国の国慶節連休を迎え、中国人観光客で賑わう銀座の街で思ったことだ。
(引用ここまで)

 外国の新聞のコラムというものの楽しみかたとして、ひとつ大きなものがあります。それは「他国のものの見方」を知ることができるということ。
 どれほど本人が客観的なつもりでも、どれほど冷静なつもりでもそこには個人の、そしてその個人が生まれ育った土地のものの見方というものが染み出てしまうのですよね。

 たとえば英語圏で北米同士であってもアメリカで育った人間とカナダで育った人間は違いますし、アメリカで育った人間でも州ごとに似通う部分があって面白いのです。
 それと同様に韓国人の書くコラムというものはどうしたって韓国という風土で生まれ育った人間の視点というものが入らざるをえないのですね。

 このコラムで一番の見所は「イギリスの副首相が『日本人がウイスキー製造法を万年筆とノートですべて盗み出した』、結局はコピーだということだ」っていうところ。
 いや、技術の伝承というものが理解できていませんね。それもまったくもって、ミリほども理解できていません。見事なほどに。
 こんな部分からも「技術者」というものが尊重してこなかった李氏朝鮮の風土、それを受け継いでいる韓国というものが理解できます。
 そりゃ、こんな国には長寿企業が生まれるわけがない。

 技術を学ぶことは盗むことなのですよ。
 盗んで学び、そこから自分のテイストを生み出す。最初からオリジナルを作り出せる人間なんてほんの一握りの天才だけで、ほとんどの人間はコピーしてアレンジをするものです。
 伝承とは変えないことでもあり、変えることでもある。
 イギリスの副首相(たぶん、外相の間違い)の言葉は褒め言葉ですらあるのですが、それは韓国人の大半には理解できないことなのでしょうね。
 ニッカのウイスキーは本場のイギリスでも評価されているのですが。

 しかも「韓国は創造経済にこだわっている。その間に日本や中国はコピーした技術ですいすいと前に進んでいる」とかもうね。
 君らこそが「コピーしてらそこまで止まり」の張本人でしょ。
 それで作ってきた経済構造が破綻をきたしているからこその不況でもあるのですよ。
 イノベーションがないから次がない。

 サムスン電子もスマートフォンに過度に依存していることは分かっていても他がないのでそれ以外にやりようがない。
 財政的に見ればまだ健全ですが株価が下落しているということは、株価というものが将来性の評価を大きく含んでいるから。
 かなりの数の投資家がサムスン電子を、韓国経済を見放しているってことだと思いますけどね。

 問題はそれが歴史的に構造づけられているものなので覆すのも難しいってことですわ。

マッサンとリタ ジャパニーズ・ウイスキーの誕生
オリーヴ・チェックランド
NHK出版
2014-09-25