9月の韓国造船受注量 日本に抜かれ3位へ転落(聯合ニュース)

>9月の船舶受注量で韓国は円安を追い風に勢いを増す日本の造船業界に押され3位に転落した。

 造船業界と海運・造船市況分析機関の英クラークソンによると、9月の国別受注は韓国が42万1528CGT(標準貨物船換算トン数)で、市場シェア 20.7%を記録した。受注量トップは中国で92万2800CGT(同45.3%)、次いで日本が55万1850CGT(同27.1%)となった。

 韓国が月間ベースで日本に抜かれたのは4月と6月に続き今年に入って3回目。

 円安で価格競争力が高まった日本の造船業界に本格的な復活の兆しが見えたと言える。

 昨年までは日本の受注規模は韓国(299億8400万ドル、3兆2300億円)の6分の1の水準に当たる52億300万ドルだった。高い人件費に円高が加わり韓国や中国との受注競争で劣勢を強いられた。

 だが、このところの円安を背景に韓国や中国との船の価格差をつめてきている。

 業界の専門家は、円安で価格が15%ほど安くなり日本造船業の価格競争力が高まっていると指摘。韓国造船業界は一般商船やLNG(液化天然ガス)船などを主力とする日本と競合するため、円安の影響を受けやすいと説明した。
(引用ここまで)

 ここ数年の日本の造船業界はスタンダードなバルク船に特化して、それをかなり無理の効くスケジュールでさくっと作るという方針だったと聞いています。
 グレートリセッションからこっちの「超」がふたつくらいつく円高の中、便利に使える造船所っていうスタンスでとにかく技術伝承をやっていたのですね。

 で、ようやく息を吹き返しつつあるというところですか。
 120円くらいになるとかなり色々な分野で輸出で儲けられるようになるでしょう。海外工場で作られた製品で売り上げがドル建てでも、企業の決算には日本円が用いられるわけですし。

 21世紀早々に「造船世界一!」ってぶち上げてから、10年ほど。
 その間、付加価値がLNG船以外にないっていうところからノルウェーの豪華客船を作れる企業を買収したのに、その財閥であるSTXが解体されつつあってけっきょく売却。

 で、中国に抜かれて日本に抜き返されて。
 だいぶ短い我が世の春でした。
 というか、単純に為替だけの問題だったっていうのが如実に表れてて面白いですね。