韓国政府の嘆願掲示板に不正を訴えたらIPアドレスを警察に渡された(ハンギョレ)

> 韓国の国民権益委員会が、2008年から今まで政府が運営している統合嘆願掲示板である「国民申聞鼓」に文を載せた請願人のIPアドレスを無断で収集・保管し、その一部を警察に提供していたことが明らかになった。

 9日、国会政務委員会所属カン・キジョン新政治民主連合議員が国民権益委から受け取った資料によると、権益委は李明博(イ・ミョンバク)政権時期である 2008年11月から国民申聞鼓に文を載せた請願人の約450万人(重複除外)全員のIPアドレスを収集保管し、そのうちの72件を警察の捜査協力要求に より提供していた。

 国民申聞鼓は16の中央行政機関と監査院、法院行政処、239の広域・基礎自治団体の嘆願、国民提案、政策討論窓口を一つに統合した汎政府国民ポータル であり、大統領所属機関である国民権益委が運営責任を受け持っている。 カン議員室は「権益委が発足して9か月後の2008年11月に国民申聞鼓のシステム改編を行い、政府に嘆願を提起した請願人のIP住所を自動収集・保管 (DB化)するようにシステムを設計した」として「これはハッキング試図などに備えるために、請願人の接続IPアドレスを自動保存し、一定期間が過ぎれば 削除する他の行政機関の請願人情報処理方式とは異なる仕様」と明らかにした。 権益委が国民申聞鼓システムの改編に着手した時期は、米国産牛肉輸入反対ろうそくデモで危機を体験した李明博政権が市民社会団体と政府に批判的な人々に対 する監視と情報収集を強化した時点と一致する。(中略)

 権益委が請願人のIPを自動収集した法的根拠も明確でない。 権益委は国民申聞鼓ホームページに掲示された「行政機関情報システム接近権限管理規定」の第21条(利用内訳記録)、第22条(利用記録の保管)をIP収 集の法的背景と主張した。 しかし、カン議員室は「この規定は個人情報を管理する業務担当者の行為を規定したもので、請願人のIPを収集・保管する根拠にはなりえない」と指摘した。
(引用ここまで)

 元ネタはシンシアリーさんのところから。

政府サイト「国民の皆さん、苦情を書いてください」→書いた人のIPアドレス72件を警察に提供

 ここでいう「国民申聞鼓」は目安箱みたいなもので、国民の声を大統領府に伝えるためのサイトなのだそうですよ。
 「不都合や不合理なことがあったら、ぜひ国民申聞鼓に書き込みを!」というようなものであったそうです。
 そもそもの「申聞鼓がなにか」というのは、シンシアリーさんのとこでご覧ください。

 さて、その国民申聞鼓は2008年から稼働し、6年間で450万人が書き込みをしたそうです。
 で、そこから72件のIPアドレスが警察に対して提出されていたとのことですよ。
 ちょうどそれがはじまったのが、牛肉デモがヒダリの連中に乗っ取られて過激化した頃なのだそうです。

 あ、この牛肉デモっていうのは「PD手帳」という番組が「韓国人は狂牛病の牛からvCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)に感染しやすい」「アメリカの牛肉は狂牛病に汚染されている」というデマを広げたことに端を発するデモで。
 韓国人がどれだけデマに踊らされやすいかを実証した事件でした。これも、いつの日かまとめたいところ。

 さて、ありとあらゆるデモはヒダリによって汚染されます。
 これは確実にこうなります。
 で、警察はその情報を入手するのに躍起になるわけですが。そこで目をつけたのが「国民申聞鼓」。
 牛肉デモに関して書き込んだユーザーのIPを抜いたのでしょう。法的根拠とかなしに。

 日本では警察か弁護士が書面で要請しないと提出すらできないのですが。
 ま、韓国ではクレジットカードの個人情報が数億件流出しています。ちなみに韓国の総人口は5000万人弱ですけどもね。
 個人情報にそれほどの重きが置かれていないってことなのでしょう。