韓国の少子化対策、予算7倍増でも出生率が低下(朝鮮日報)
> 韓国の少子化対策の予算が、無償保育を中心に組まれ、効率性が大きく低下していると指摘する声が出ている。政府の少子化対策予算は2006年からの8年間で約7倍に増えたが、出産率を向上させる上であまり効果が出ていない。

 国会企画財政委員会の沈在哲(シム・ジェチョル)議員(セヌリ党)が保健福祉部(省に相当)から受け取った資料によると、11の省庁が計上した少子化対策予算は、06年の2兆1445億ウォン(現在のレートで約2160億円、以下同じ)から、今年は約7倍の14兆8927億ウォン(約1兆5000億円)に増加した。

 だが、昨年の新生児の数は43万6500人で、06年(44万8200人)に比べむしろ減少した。合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に生むと想定される子どもの数)も、昨年は1.19で、06年(1.12)とほとんど差がない。昨年の粗出生率(普通出生率)=人口1000人当たりの新生児の数=は8.6人で、統計を取り始めた1970年以降では最も低い。

 これはフランスやスウェーデンなどの先進国が少子化対策予算を増やし、出生率の向上につなげていったのとは正反対だ。フランスの場合、少子化対策予算の比率を段階的に増やしたことで、1994年に1.66だった合計特殊出生率を、2008年には2.0まで引き上げた。

 韓国の少子化対策予算の効率性が低い理由は、何よりも乳幼児の無償保育システムに集中的に予算を投入しているためだと考えられる。今年だけでも、0−2歳児の保育料無償化への支援(5兆935億ウォン=約5130億円)、3−5歳児の無償教育(3兆4169億ウォン=約3440億円)、養育手当の支給(1兆8870億ウォン=約1900億円)などに計10兆3974億ウォン(約1兆480億円)を計上した。これは少子化対策予算全体の70%を占めている。

 韓国開発研究院(KDI)のユン・ヒスク研究員は「0−5歳児に対し1週間当たり68時間の無償保育サービスを提供しているが、親たちの満足度は低下している。保育所同士の競争や、政府がインセンティブなしに、子どもの数に応じて予算を配分する無償保育システムが、少子化問題の解決を図る上でプラスになっていない」と指摘した。
(引用ここまで)

 保育所があったりなんだりじゃないのですよね。
 韓国人が子供を作りたがらない根本的な理由は過当競争社会と、それにかかるコストがべらぼうだからですよ。
 子供を産んで楽しく過ごせるのであれば産むでしょうが、社会がそれを許容していないから減っている。

 しかも、異常なほどのコストをかけて「スペック」を揃えたところで、まともなところに就職できるかどうかは分からない。
 一度落伍したら二度と救いの手は差しのべられずに、パルパル万ウォンまっしぐら。
 親も45歳で実質定年。相続終わったらぽいぽい捨てられる
 ハイリスクでローリターンすぎます。

 必要なのは「産んでも楽に育てられますよ」っていう環境じゃなくて(いや、それも必要だろうけど)、「子供と楽に生きていけますよ」っていう社会基盤作りなのですけどね。