韓国のF-35など米先端兵器購入は戦作権転換再延期の代償?(ハンギョレ)

 韓国が今年に入りF-35など米先端兵器を相次いで購入することを決めたのが、戦時作戦統制権(戦作権)転換再延期に対する米議会の反発を弱めるのにかなりの影響を及ぼしていたのが分かった。

 韓米両国は今月23日にワシントンで恒例の韓米安保協議会(SCM)を開き戦作権転換の再延期時期と条件を最終的に合意する予定だ。 米政府の外交・安保政策に大きな影響力を持つ米議会は、昨年中盤に戦作権転換再延期を韓国政府が提案した時には強い反発を示した。しかし、米議会は現在の オバマ政権の決定を尊重するという態度に変わったと把握される。

 米議会に影響力があるジョン・マケイン上院議員(共和党・軍事委所属)のある補佐官は『ハンギョレ』に、「議会は韓米国防当局の協議結果を待っている」 とし、「議会は今オバマ政権の決定に心を開いている」と話した。 戦作権転換の場合、米議会の承認が必須なわけではないが、毎年議会は国防権限法の制定を通じて国防予算と事業を承認することもあり、議会の反対が強ければ 戦作権転換再延期も難しくなる。

 匿名を求めた別の米議会消息筋は「韓国政府が今年になり米国先端兵器の購入を決めたことで議会でも戦作権転換の再延期に対する反発が和らいだ」と話し た。 具体例として、この消息筋は韓国政府がF-35とグローバルホークの購入決定を挙げた。 これは韓国政府の先端兵器購入が戦作権転換再延期と直接つながる明確な証拠ではないが、米国政府と議会の反発をなだめるのに大きな役割を果たしたことを見 せつけている。米議会は米防衛産業のロビーに弱い構造を抱えており、韓国政府の大規模な兵器購入の決定に影響を受けたものと観測される。

 韓国政府は今年、F-35とグローバルホークの他にもパトリオット(PAC)-3を購入することを最終決定しているが、この事業は数年間決定が延ばされ ていたのに、偶然にも韓国政府の戦作権転換再延期要請以後に結論が出された。 F-3購入には7兆3418億ウォン(1ウォンは約0.1円)、グローバルホークとパトリオット-3にはそれぞれ8850億ウォン、1兆4000億ウォン 以上が必要とされる予定だ。

 韓国政府が米先端兵器購入に積極的に取り組んだのは、戦作権転換再延期要請が米国に安保を依存し韓国が自ら防衛力の改善をしていないという米国内の批判を意識した側面もあるとみられる。
(引用ここまで)

 戦時統制権の韓国政府への引き渡しが最低でも2020年まで延長されたことに伴って、韓国政府にアメリカの最新兵器を買わされることになったのではないかという話。
 そりゃそうなるでしょうねとしか言えないのですよね。

 元々、戦時統制権返還を言い出したのはノ・ムヒョンで、選挙公約だったのですよ。
 歴代韓国大統領の中でも反米気質が異常(ゲーツ元国防長官曰く「ちょっと頭がおかしい」ほど)だったノ・ムヒョンの我が儘からすべてがはじまっているのです。
 アメリカ側も「それほど言うんだったら返還しましょうかね」っていうことで決定したものだったのですよね。

 正直、あの決定というか要求は「おまえはいったいなにを言っているんだ」ってヤツでしたけども。
 戦時統制権を返還するということは、将来的な在韓米軍の撤退  あの頃からアメリカは韓国離脱というシナリオを考慮に入れていた気がしますね。

 で、イ・ミョンバク政権になった時に、戦時統制権返還の時期を延期したい、できたらこの返還の話自体をなくしたいってことを言い出したのです。
 アメリカからしたら「おまえらから言い出した話をなくしてくれってどういうことよ」ってことで、労せずしてカードが入手できたってことなのです。

 韓国軍としては特に空軍装備の端から端までアメリカ製である状況で、アメリカから見放されるのは致命的。
 でも、撤退にすらつながる戦時統制権返還は無理。
 というわけで、アメリカ製兵器をばんばん買わされるという事態になったと。
 ……無理ない話だと思いますが。

 最初から最後まで韓国側はひとりで踊り狂っていただけで、アメリカとしたら「あれ、こんなに簡単にセールスできちゃっていいの?」くらいなもんでしょうね。
 普通はもうちょっと駆け引きがあってもいいもんだと思いますが。
 あまりにも一方的。
 そりゃま、極左のハンギョレも文句のひとつも言いたくなるでしょう。