朴大統領「慰安婦問題、韓日関係の新たな出発の最初のボタン」(中央日報)
慰安婦:安倍首相「政治・外交問題化を避けてほしい」(朝鮮日報)

> 「韓日関係の象徴的な懸案は日本軍慰安婦問題」とし「これが韓日関係の新たな出発の最初のボタンになるだろう」と述べた。「被害者と国民の心を傷つける退行的な言動が繰り返されないのが、両国の信頼が築かれ、関係を発展させていくのに重要だと考えている」と話しながらだ。慰安婦問題が首脳会談の前提条件だという点を明確にしたのだ。 (中略)

額賀会長=近いうちに国際会議が3つ(北京APEC首脳会議、G20首脳会議、ASEANプラス3首脳会議)があるが、首脳が笑顔で気軽に会い、外交チャネルを通じて誠意を持って話し合えば良い結果が出るのではないだろうか。

朴大統領=良い話だが、成功するように進めなければいけない。会っても良い結果がなければ、さらに失望を与え、さらに悪くなることもある。過去にそのような例もあった」

額賀会長=理解する。両国ともに難しい状況であるだけに出口を開くためには両首脳が会って気軽に話し、外交チャネルに方法を見いだすよう指示することはできないだろうか。

朴大統領=良い話だが、万が一、失敗すればどうするのか。
(引用ここまで)
>  日本を訪問中の韓国の鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長は27日、東京の首相官邸で安倍晋三首相と会談し、旧日本軍による慰安婦強制動員問題の迅速な解決を求めた。これに対し安倍首相は「河野談話を見直す意思は全くない」として「(慰安婦問題を)政治・外交問題化することを避けてほしい」と述べた。1993年に当時の河野洋平官房長官が発表した「河野談話」は、旧日本軍による慰安婦強制動員を認めて謝罪したものだ。安倍首相は「河野談話の継承」を明言しながらも「慰安婦問題は韓国側と協議する課題ではない」という従来の立場を繰り返したわけだ。
(引用ここまで)

 パク・クネの発言は、訪韓して日韓議員連盟の額賀議員に対してのもの。
 安倍首相の発言は、来日したチョン・ウィファ国会議長に対してのもの。

 いや、噛みあいませんね。
 別に噛みあわせる必要もないのですが。

 気になったのは「失敗すればどうするのか」「成功させなければならない」という、「日韓首脳会談をするのであれば成功させなければいけない」という考えがパク・クネにあることですね。
 成功にこだわっている。  あ、この「成功」というのは韓国側にとっての一方的な成功であって、日本側にとってはなんら関係のない話です。

 つまり、セウォル号をはじめとして内政問題がぐだぐだなものだから、パク・クネにとっては毛ほども傷のない完璧な対日勝利が必要なのです。
 もし、野党やマスコミにつっこまれる余地があったら、それだけで負け。つまり、失敗。
 それでなくてもレイムダック状態なのに、完璧に支持を失うでしょうね。就任から2年にもなっていないのに。

 でも、安倍首相の態度も変わらない。「慰安婦問題を外交問題化するな。首脳会談をするのであれば前提のないものでなければ」と。
 ま、状況はハンギョレが1ヶ月まえに「朴槿恵と安倍が会ってもなにも解決しないという絶望」って記事を書いた時となんら変わっていないのですよね。

 いくらパク・クネが「日韓関係の新たな出発の最初のボタン」とか言っても、日本側にそのシャツを着るつもりがないのだから意味がありません。
 もしかしたらサシでの会談や訪日はこのまま任期終了までないかもしれませんね。
 少なくとも日本側は「日韓首脳会談がなくてもなにも問題ない」のですから。