韓国東西発電の海外企業買収は「不正な投資」(朝鮮日報)
> 李明博(イ・ミョンバク)政権下の2011年、韓国電力公社の子会社である韓国東西発電が、初めて海外の電力関連の国営企業を買収し「MB(李前大統領のイニシャル)資源外交」と呼ばれた「ジャマイカ電力公社(JPS)」への投資事業について、監査院が「不正な投資」との結論を下した。

 監査院は今年2月に国会産業通商資源委員会から要請を受け、東西発電によるJPSへの投資の実態について、4月から5月にかけ監査を実施し、上記のような結果が出た、と26日発表した。

 監査結果によると、東西発電はJPSの持ち分を買収する過程で、海外での事業推進に関する規定を無視し、海外事業審議委員会の議決を得る前から、イ・ギルグ社長(当時)と担当者が日本のA社から持ち分を買収することに合意したという。

 東西発電は2011年、JPSの持ち分の40%をA社から2億8500万ドル(現在のレートで約308億円、以下同じ)で買収したが、上記のような不正な手続きにより、適正な持ち分の価値よりも高値で買収したと推定される、と監査院は判断した。東西発電内部の海外事業審議委員会でも、当時の適正な持ち分の価値は2億1000万ドル(約227億円)程度だという意見が出ていたという。

 一方、持ち分の買収価格を算定する過程でも、経済性の判断基準となる基準収益率を算定しておらず、プロジェクトファイナンス(PF)による融資の可能性や電力販売の成長率、送電・配電に伴う損失率など、仮定される事項の適正性も十分に検証していなかったことが分かった。

 理事会などによる意思決定の過程でも、PFによる融資額を海外事業審議委員会の議決内容よりも500万ドル(約5億4100万円)増額して案件を審議したほか、理事会が決定した民間の専門家による意見集約の条件も十分に守っていなかった。

 財政諮問委員による選定の過程でも、入札公告を出す前に契約に関する情報を特定の業者に提供したり、入札公告の内容と異なる形で業者を評価したりするといった問題も明らかになった。

 このような不正な投資により、JPS は2012年10月以降に配当金を受け取れず経営実績が悪化し、1753万ドル(約19億円)の差損が発生した、と監査院は指摘した。このため、東西発電は結局、JPSの持ち分全体を2017年以降に全て売却する手続きを取る見通しだ。

 これについて監査院は産業通商資源部(省に相当)に対し、東西発電がイ元社長や当時の事業担当者に対し損害賠償の請求を検討するなど、損失を補填(ほてん)する方策を打ち出すよう措置を講じることを求めた。
(引用ここまで)

 個人的に延々と注目しているイ・ミョンバクの資源外交の結果。
 記事中にあるように東西発電という韓国電力の子会社が、2011年にジャマイカの電力公社株を購入したのですが、当時から「……なんで?」って思っていました。
 たまたま電力会社であって、ただの投資対象というだけの話ではあったようですが。

 ちなみに記事中ではA社とありますが、これは日本の丸紅です。
 ジャマイカ電力の株を丸紅が80%保有していたのですが、その半分を東西発電が購入していたのです。
 で、この購入価格が異様に高かったっていうことと、その購入時に毎度おなじみの「不正行為でポッケないない」をやったために韓国国会で追求されているということですね。

 丸紅が現在、ジャマイカ電力の株を保有しているかどうかは不明ですが、うまく売り抜けできました。というのもジャマイカ電力は施設の老朽化でほとんど利益が上げられなくなって、配当もなくなってしまったという話なのですよ。

 イ・ミョンバクはさまざまな資源外交を繰り広げていたのですが、その大半が汚職の温床となっています。
 一番ひどかったのは「カメルーンにある世界最大のダイヤモンド鉱山を確保」→「インサイダー取引の材料」ってヤツでしたね。
 毎度毎度言っていますが韓国には「公」というものが存在しないので、こういった外部に分かりにくい海外への投資は鴨ネギなのです。