慰安婦問題、米から支援の声(産経新聞)

  マイケル・ヨン氏といえば、全米で知られたフリーのジャーナリストである。2003年からの米軍のイラク介入で前線に長期滞在し、迫真の報道と論評で声価 をあげた。09年ごろからはアフガニスタンでも同様に活動し、米国内での知名度をさらに高めた。名前からアジア系を連想させるが、祖先は欧州系、数世代が 米国市民だという。

 ヨン氏のリポートは米紙ウォールストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズや雑誌多数に掲載され、大手テレビ各局でも放映された。「イラクの真実の時」といった著書なども話題を集めてきた。

  そんな著名な米国のジャーナリストが日本の慰安婦問題の調査に本格的に取り組み始めた。米国、日本、韓国、タイ、シンガポールなどでの取材をすでにすませ た段階で、ヨン氏は「米欧大手メディアの『日本軍が組織的に女性を強制連行して性的奴隷にした』という主張は作り話としか思えない」と明言する。

  ヨン氏はこの趣旨の調査報告をまもなく米国系のメディアで公表するというが、自分自身のホームページでは「慰安婦問題での日本糾弾は特定の政治勢力の日本叩(たた)きだ」とまで断言する。慰安婦問題での世紀の冤罪(えんざい)を晴らそうとする日本の対外発信の試みにとっても、やっと一条の光が米国側から差 してきたようだ。

 そのヨン氏と10月前半、2回にわたって東京で会った。慰安婦問題などの情報や意見の交換ということで、かなりの時間をかけて話し合った。日本では慰安婦問題の研究や調査の関係者多数に会い、日本側の資料にもあたったという。

 米国でも、国立公文書館での資料調査やグレンデール市の慰安婦像設置の経過取材などを済ませたとのことだった。

 「日本軍が組織的に20万の女性を強制連行して性的奴隷にしたというのならば、国家犯罪となるが、そんな事実は出ていない」

 「どの時代でも軍隊に売春はつきものであり、日本の慰安婦も大多数は普通の意味の売春婦だったのだろう」

 「それでもなお、『日本軍の強制連行による性的奴隷』と断じる主張は政治的意図のにじむ捏造(ねつぞう)であり、日本を同盟国の米国や韓国と離反させるための日本叩きだろう」
(引用ここまで)

 慰安婦問題を切り返すきっかけとして、これは一矢報いることができるかもしれませんね。
 ただし、20年かけて着せられた濡れ衣ですから、脱ぐのには20年以上かかります。
 でも、一瞬で逆転ホームランなんてことは夢見ずに。
 戦前から綿々と続く「戦前戦中までの日本は絶対悪」史観とからめてやられてきたのですから、その根は深いでしょう。
 今世紀前半にイーブンにすることが目標くらいに思っておきましょう。

 こうやって味方を少しずつ増やしていくしかありません。
 ヘンリー・S・ストークス氏やシンシアリーさんのように、外国人から声を挙げてもらうことは最重要課題でしょう。
 できたら今回のように第三者に。
 あのアーミテージですら、慰安婦関連では思考停止しているほどなのですから。

 Wikiepediaの英語記事の「Michael Yon」の項目を訳してみようとしたのですが、あまりに軍関連の話が多くて経歴のディテールがさっぱり分かりませんでした。
 「なるほど、分からん」としか(笑)。

 なお、日本で買えるKindle洋書はこれだけの模様→Gates of Fire
 書評を見る分にはだいぶ骨太な感じ。この人が書くのであれば信頼されるかもしれません。

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エントリ中で書いたヘンリー・S・ストークス氏の著作もおすすめ。