【記者手帳】独島施設の建設取り消しと政府の虚言(朝鮮日報)
ソン・ミンスン元外相「独島入島支援施設の建設は日本が望んでいる」(ハンギョレ)

 今回の件が政府の無能と偽りによる新たな“外交惨事”であるのは間違いないが、入島支援施設の建設計画撤回そのものは正しい決定だとする主張もされる。入島支援施設の建設が日本の独島の国際問題化に悪用されるからだ。

 ソン・ミンスン元外交部長官は7日、『CBSラジオ』の「キム・ヒョンジョンのニュースショー」に出演し、「日本はどうしてでも(独島を)国際的な紛争 地域として浮上させようとしているのに、日本が内心願っていることをなぜ我々がしてあげるのか」として、国民情緒として失望するのは理解するが、独島は しっかり守り完全に保全しなければならない」と主張した。入島支援施設を建設しないのが独島の実効的支配により有効だという主張だ。

 独島入島支援施設の建設計画は当初、国内政治の必要から利用されたという主張もある。ある外交専門家は「入島支援施設建設計画は2008年に日本が独島 を自国領土だと公式に主張しだし、沸き立つ国民感情を考慮して出された決定だった」として「当時は“狂牛病(BSE)ろうそくデモ”の真っ最中であり、国 民の関心を逸らすための手段として利用された側面がある」と話した。
(引用ここまで)

 ああ、これはあるかもしれませんね。
 引用しているのはハンギョレのほうですが、イ・ミョンバク政権がBSE問題で苦しんでいる時に目をそらせようとした政策の一環だと。
 で、いまになって実現性が低いというか、やっても意味のない政策であるということで、取りやめにしたと。

 韓国政府も税収が厳しいのはよく知られています。
 たとえ10億円ていどであろうとも節約できる部分であれば節約したいというのが本音なのでしょう。
 手段としては理解できます。

 でも、政治手法としては間違い。
 以前も書いたようにどういう形であろうとも、一度喧伝してしまったものを覆してしまった以上、その政策を取りやめるというのは悪手なのです。
 朝鮮日報の記事に書かれているように、どう見ても中止であるものを「保留」と言っているのもそこに拍車をかけている。
 税収不足なので事業を続けるのが厳しいという話にしておけばまだしも、「やりたいのはやりたい。だからあくまでも保留」という嘘をつくことでさらに攻撃可能なポイントを自ら増やしてしまった。
 悪手すぎますね。

 でもまぁ、その辺の判断ができないところとかがパク・クネの政治手腕のていどをよく示しています。
 テストとしてちょうどよかったんじゃないですかね。
 もちろん、成績は落第です。