【コラム】無精卵政治、執権3年目の話題は?=韓国(1) (2) - (中央日報)

秋の収穫が終わった野原で、実のない稲を刈り取った農夫の心情はどうだろうか。数日前にある集まりで「無精卵政治」に対する有権者の気持ちがそうだといっ た。無精卵政治、卵をはらむことができない政治だ。執権2年を経過した朴槿恵(パク・クネ)政権がそうだ。首脳会談に年金改革、セウォル号対策、そして低 迷する経済の面倒を見るのに気が気でない大統領は、とても空しいことだろう。どうやっても手でつかめるものがないことを。誰が大統領になっても、国会の強 力な拒否権を打ち破ることは難しい。 (中略)

朴槿恵(パク・クネ)政権の歴史的課題は何か。後日に何と記憶されたいのか。「爪の下のとげ抜き?」あるいは「非正常の正常化?」このように言いたい。 「第3の変革」に向けた始動をしなければならないと。韓国の近代改革は120年前の甲午更張(甲午改革)から始まった。「第1の変革」である東学と甲午改 革は失敗に終わった。「第2変革」は朴正煕(パク・チョンヒ)の産業化だったが類例なき成功を収めた。第2変革の有効性がほとんど消耗したこの時点が、ま さに第3段階へ飛躍する時だ。その上、来年は光復(解放)70周年、韓国戦争(朝鮮戦争)65周年、韓日外交正常化50周年になる年ではないのか。朴槿恵 政権の歴史的な夢と荷物は60甲子(六十干支の最初)2回を超える巨大変動の経路をガラッと変える事だ。どのようにして、何によるのか。青瓦台(チョンワ デ、大統領府)に息をひそめる実力者たちが答えるべき質問だ。

外交と内政、2通りで注文するとこのようだ。過去120年間、外治の目標は私たちを後援する「公平大国」を探すことだった。幸い暗行御史パク・ギュスの言 葉どおり「正義の大国」米国に期待し生存と繁栄が可能だった。今は自立外交に進めとの信号が四方で点滅している。朴槿恵政権は自尊心対決の真っ最中だ。 「信頼プロセス」が「信頼を受けること」でなければ、体面を引っ込めても日本・北朝鮮と「信頼作り」に出なければならない。中国が先に信頼を送ったから良 かったものの、どうするところだったのか。征韓論者の吉田松陰の精神的弟子である安倍首相に何を望むのか。4強と、ならず者の北朝鮮の強硬姿勢を密かに ひっくり返すテコ戦略が妙手だ。信頼を与えてこそテコとなる。 (中略)

企業家・会社員・労働者の誰もが意気揚々と出られる求心点はどこにあるか。2年間の収監生活をした財閥トップも十分に反省したことだ。SKの崔泰源 (チェ・テウォン)・崔再源(チェ・ジェウォン)兄弟をはじめとする法律違反のトップらを今こそ寛容に許したらどうか。「社会的企業」の本を出版して覚悟 を固める崔会長に、通信費の引き下げや経済民主化に率先する機会を与えることが国益にとってさらに得になる。変革に向けた新たな出発線で皆を感心させなが ら伝える統合意志を見せてほしい。紛糾関連、不当解雇労働者も全て生産現場に復帰させて、強い労働組合も危機の克服に乗り出さなければならない。法治的処 罰よりも「生産性同盟」を模索するようにすることが一枚上手の政治だ。執権3年目、「第3の変革」を稼動する統治哲学、国民がうなずくような共鳴の政治を 期待しても良いだろうか。
(引用ここまで)

 無精卵政治とはうまいたとえかも知れませんね。
 そこにあるけど、なにも産まれない政治ということですか。

 とまあ斯様に韓国国内でも「パク・クネはすでにレイムダックとなっている」という話は出ているようで。
 まー、実際には議席数を過半数ではなく6割取らないとまともな国会運営ができない状況に自らしているので、最初からレームダックだったのですが。

 で、その解決方法としてこのコラムで勧めているのが「SK会長をはじめとした財閥会長の釈放」。
 以前からそういう話は出ているのですけどね。
 トップダウンで話をひとつの方向に進めていくという韓国企業のやりかたでは、どうしてもトップが必要だと。

 つまり、財閥の会長になればいくらでもなんでもやりたい放題の韓国の現状というのは変わることがない。
 というか、大統領を持ってしても変えることができないという自白。
 李氏朝鮮600年の呪いは大統領ていどでは変えられないとでもいうべきか。

 どこまで行っても法治は望めないのだな、この国には。

韓国人の研究 角川oneテーマ21
黒田 勝弘
KADOKAWA / 角川学芸出版
2014-11-06