資金を供給しても消費が伸びない理由とは(東亞日報)
[社説]極限まできた韓国社会の貧富の差(ハンギョレ)

韓 国銀行や金融監督院、統計庁が、全国2万世帯あまりを対象に調査して、14日発表した「2014家計金融・福祉調査」の結果によると、3月末現在、家計資産は平均3億3364万ウォンと、昨年に比べて2.1%伸びた。資産のうち不動産が占める割合は67.8%だった。(中略)

今回の調査を基に算出したジニ係数は0.302と、昨年の0.307より低く、不平等はやや減っている。
(引用ここまで)
 韓国社会の格差が深刻なレベルに達しているという事実が改めて確認された。14日に韓国銀行と金融監督院、統計庁が明らかにした「2014年の家計金融・福祉調査結果」を見ると、先行き暗い数値であふれている。(中略)

 特にジニ係数は0.348と集計された。これは経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中で6番目に当る数値だ。
(引用ここまで)

 うむ、わからん。
 なんで同じ資料を見ていて、ジニ係数が46ポイントも違うのか。
 ま、それは置いておくとして。
資産は伸びたものの、負債も伸びた。1世帯当たりの平均負債は5994万ウォンと、1年前より2.3%伸びた。負債は、金融負債68.3%(4094万ウォ ン)と賃貸保証金(31.7%)で構成されている。特に、30歳未満の世帯主の負債は1558万ウォンと、1年間で11.2%が伸び、60歳以上の世帯主 の融資も4372万ウォンと、昨年にくらべ4.1%伸びた。まだ、就職できずにいる若者層や老後の所得が十分でない高齢層は、借金で生活しているものと見 られる。

金融負債のある世帯のうち、「元利金の返済に負担を感じている」と答えた世帯は71.8%だった。処分可能所得比元利金返済額の 比率は、前年より2.4%ポイント高い21.5%と集計された年代別には50代、職業別には自営業者が資産も多かったが、融資も一番多いことが分かった。  
(引用ここまで)

 国家負債に比べて、より国民の生活に密着した数値が家計負債です。
 世帯あたりの負債額が5994万ウォン。おおよそ600万円。
 韓国には独自の家賃制度であるチョンセがあるので、それでかなり借金の額が多くなっているのだろうなと予測していたのですが。
 チョンセに費やされている負債額は全体の3割ちょっと。世帯あたりで200万円未満。
 思ったよりも率として低かったですね。

 チョンセは金利負担こそありますが、戻ってくる金額であるのも確か。
 それが思ったよりも小さかったということは、一般的な負債が想定していたよりも大きいということでもあります。
 1世帯あたりに400万円ちょい。
 ちなみに世帯あたりの人口数は約2.5人なので、ひとりあたりにすると一般負債で160万円。チョンセを含めた負債になると240万円。

 これが国の借金でなく、個人負債・家計負債であることはかなり「しんどい数字」ですね。

 おっと、この家計負債には統計上、自営業の「営業上の負債」は組み入れられていません。自営業の負債は統計上、企業負債なのだそうですよ。
 それを考えると高齢者の苦しさといのは相当なものなのでしょう。
 そりゃまあ、世界一の高齢者自殺率を誇るのも無理はないかな。